【LRS】シンジとレイの結婚生活5日目 at EVA
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1:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 00:22:42
○荒らしは無視○sage進行
○作品はちゃんと評価する
○ときどき自分でも書いてみる
このスレは本編ではありそうにないが貞元エヴァありそうな二人の結婚生活を妄想するスレです。
話のメインが2人の結婚生活ならOK!
でも、不倫話とかはなるべく事前に通告してね。
(前スレ)
【LRS】シンジとレイの結婚生活4日目【LASお断り】
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2:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 00:30:33
2ゲト

3:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 00:36:06
乙!

4:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 00:49:53
>>1
乙ー
前スレの 仮 ◆n3ZvPruLEA と>>988-989にも期待

5:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 01:13:06
不本意ながら前スレの>>945に萌えてしまった俺は変態なのかもしれない

6:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 02:44:07
URLリンク(comorebi.my.land.to)

7:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 05:03:52
あれ?ここってもしかして貞元エヴァが基本なの?
アニメ基準で書いたの投下しようと思ったけどやめとくわ

8:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 06:04:32
SSになってしまえばどちら基準だろうが同じようなもんだろ

9:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 08:47:40
>>1
まあ乙と言っておこう

10:前の990
07/03/29 09:04:56
あ、立てたのね。>>1乙。
じゃあきっとまた800レスぐらい行ってから
投下するかもしれないんでそん時はよろしく。

……コテつけようかな、でも考えるのめんどいしな。

11:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 09:28:00
>>1
×貞元エヴァありそうな
○貞本エヴァではありそうな

いつまでも間違ってるのはみっともないので
次スレで直してくださいね

12:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 10:02:16
>>10
前スレのは良い仕事だった。

13:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/29 19:46:21
>>10
いつでも待ってるよ

14:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/30 01:30:56
レイ誕生日おめでとう!

15:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/30 19:41:38
ありきたりなネタだけどこの二人は結婚しても互いの姓で呼び合って
いそう。そんな理由で夫婦別姓を選択してもらいたい。

16:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/30 19:50:57 lGi4Kbus
貞元と書いているのは故意犯じゃないのか。
悪意はあるかどうかはともかく敬意を抱いてないだろ。

17:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/30 20:46:50
>>15
そこが萌えるよなw
結婚してても一生綾波、碇君と呼び合っていて欲しい

18:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/30 22:15:19
「レイなんて、俗な名だ」
思いもかけないことを言われて、蒼い髪の少女はびっくりし、
返答に困った。するとシンジは続けてこう言った。
「でも綾波って姓はいいな。とても詩的だ。
だから僕は綾波のこと、結婚しても姓で呼ぶことにする」

いやあ、貞本版といえどもシンジはこんなこと言いそうにはないかw

19:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/30 23:56:16
>>18
言わねーよw

20:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 00:29:16
ねーよww

21:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 01:17:54
>>18
どこのロイヤルシンジ?

22:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 04:21:48
>>21
他作品を当てはめただけだから似てないのはあたりまえだなw
銀河英雄伝説

23:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 14:05:23 RUe+lXLs
きたこれ

24:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 14:29:20
やっと平和になってきたな
投下町

25:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 17:30:23
妻「イカリクン…お風呂が沸いたわ」
夫「ありがとう綾波…」

さて、問題なのが名字が碇の場合
シンジはレイに対して綾波と呼ぶと周りからみて「えっ?」となる
同様にレイがシンジに碇君と呼ぶと「は?(しかも君ってw)」となる

しかし自分は両方下の名前で呼ぶのは違和感がある…やっぱり愛人止まりが一番なのか

26:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 20:31:17
>>25
綾波が普通に「貴方」と言うのには違和感を感じないと思う。
問題はシンジか。でも「レイ」でいいんじゃないの?

27:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 20:59:43
お互い名字で呼び合ってる夫婦はいっぱいいるよ
シンジとレイはそこが良いんじゃないか
んでたまにお互い名前で呼び合って恥ずかしがってる
萌る

28:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 21:09:03
>>27
いっぱい・・・まぁいいけど。

29:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 21:11:51 RUe+lXLs
>>28 君はまだ彼女もいないからわからんのだよ

30:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 21:12:31
綾波って綺麗な名字だよね
レイがシンジの妻になっても綾波って呼ぶシンジに萌え

31:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 21:21:00
>>29
うむ、確かに愛人は居ない(w

32:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 21:33:07 BcjKe7QW
>>31 ←こいつきもい

33:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 21:42:34
>>30でも実際は綾波という苗字は存在しないorz


34:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/31 21:56:40
シンジが綾波って名字にすればいいのさ

35:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 01:14:01
レイ シンジさん

でいいじゃなぁい

36:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 02:21:39
碇君って呼んでるからシンジさんよりシンジ君の方がしっくり来るような

37:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 03:00:24
馬鹿、シンジさん が萌えるんじゃないか

38:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 03:05:53
サザエさんのオフネさんみたいじゃないか

マスオさん呼ぶときの

39:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 03:22:05
綾波が言うから可愛く聞こえるんじゃないか

40:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 12:53:19
碇ゲンドウ
碇ユイ
碇シンジ
碇レイ

41:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 17:28:04
碇くん が一番かわいいからそれで

42:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 20:35:19
>>18を見てロイヤルシンジと素直ヒートレイの結婚生活が頭に浮かんだ

素直ヒートレイ「結婚して碇レイになったってのに何でシンジは俺の事を綾波って呼び続けるんだ?」
ロイヤルシンジ「知りたいかね?」
素直ヒートレイ「おう!教えてくれ!!!」
ロイヤルシンジ「巧みに作られた綾織物のような君の美しさは僕の心に優雅な波音を立てる。綾波とは正に君の為に存在する優美な名だ」
素直ヒートレイ「嬉しいこと言ってくれるじゃねーか!!!」
ロイヤルシンジ「だから僕は君と結婚しても君の事を綾波と呼び続けたい。如何かな?」
素直ヒートレイ「わかった!シンジがそう呼びてーってのなら、それでいいぜ!!!」
ロイヤルシンジ「では早速、綾波と呼ばせて頂く。綾波」
素直ヒートレイ「何だ!?」
ロイヤルシンジ「愛しているよ、綾波」
素直ヒートレイ「俺も愛してるぜ、シンジ!!!」

43:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 20:42:28
>>42
何か「アッー!」な展開だなw

44:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/01 20:54:56
ワラタ
素直ヒートレイは何故か可愛い

45:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/02 00:16:13
>>42
わろすwwwwww

46:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/02 07:17:19
シンジとレイの呼び合い方って
きまぐれオレンジロードの恭介(字忘れた)と鮎川のようで
好きなんだ。

47:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/02 20:06:39
>>46
懐かしいなぁ
随分前に再放送でやってたの見てた

48:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/03 22:31:59
前スレの荒らしが嘘のように消えたな・・・良いことだ
投下人待だか

49:呼び方。
07/04/03 22:52:23
「結婚したら、僕のことどう呼んでくれる?」
結婚式を数週間後に控えたある晩、僕は綾波に聞いてみた。
僕らは、結婚後は「碇」を名乗ることにしていた。
今は夫婦別姓が主流だけど、綾波がどうしても「碇」姓になると言って聞かなかった。
僕の想像では、綾波は「絆」が欲しかったんだと思う。同じ姓という絆。家族の存
在しない綾波にとって、それはきっととても大きなものだ。僕も半分以上似たよう
な状況のため、そのことについてはすんなりと受け入れられた。
でも、理性ではわかっていても感情で納得できないことがあった。
それは、「綾波」という僕の大好きな名前が消えてしまうこと。綺麗で柔らかい
「綾波」の響きが、僕は好きだったから。それでも綾波の気持ちは曲げられないし、
何より自分の感情で綾波に我慢させるなんて、当の僕自身が許さない。
そういうわけで姓を統一することにしたのはいいものの、今まで結婚後相手をどう
呼ぶか決めていなかったのだ。
それにしても、数週間前になってから気付くあたりが僕たちらしいというかなんと
いうか。
綾波も気付いていなかったようで、しばしきょとんとした表情をしていたものの今
は視線を逸らして考えている。思考に時間がかかっているあたり、まだ完全に目覚
めてはいないようだけど。

50:呼び方。
07/04/03 22:53:50
「……碇くんは、どう呼んでくれるの?」
先に僕に話を振ってきた。その質問も当然といえば当然なのに、不意を突かれたよ
うに感じてしまうのはなぜだろう。
悩む余地なんかないはずの答え。なのに、心臓が大きく鳴り始める。きっと綾波に
も聞こえているはずだ。顔が熱い。火を噴きそうなぐらい。今まで一度だって「綾波」
以外では呼んでこなかったのを、今変えようとしているんだから。
深呼吸して、その言葉を告げる。
「僕は、綾波のこと、……『レイ』って呼ぶことにする」
綾波はいったん目を丸くしたあと、薄暗くてよくわからないものの、頬を赤く染めて
「……うん」
と、小さくうなずいた。恥ずかしがる姿がとてもかわいい。抱きしめたくなったけど、
体に力が入らないので頭をなでて続きを問いかける。
「綾波は?」
そう言うと、困ったように視線を逸らしてしまった。
「……わからない。どう、呼べばいいの?」
そう言われても、こっちが困ってしまう。そんなこと、今まで考えたこともなかった。
綾波に、どう呼んでほしいかなんて。
「綾波の呼びたいように呼んでくれればいいんだけど……呼び捨てとか、そういうので
いいんじゃないかな」
まあ綾波が呼び捨てにするなんて想像できないけど、考えるきっかけになればいい
んじゃないかと思う。

51:呼び方。
07/04/03 22:55:21
「……シン、ジ?」
「……どうだろう」
いきなり呼び捨てにするのはやっぱりどうも違う気がする。綾波もそう思ったようで、
違う呼び方を考えていた。
「……シンジ、君」
「なんとなく、よそよそしくなったような気が」
気持ちを率直に声に出してみる。夫婦になったのに君付けというのも、なんだか変だ。
「……そうね」
そういうと少々迷ってから、次の言葉を口にした。
「……あなた」
「……うん」
けっこういい。夫婦としてきっとかなりポピュラーな呼び方だ。
「……でも、違う」
けれど、綾波はあまりお気に召さなかったようだ。
「わたしは、名前で呼びたい。碇くんの名前で」
……またどうして綾波はこう不意打ち気味に僕の頭を揺さぶるようなことを言うん
だろうか。とっさに反応できなかったじゃないか。
綾波はというと、自分の言葉が僕に与えた影響を知るはずもなく次の呼び方を考え
始めている。
まあ、いいか。実際、どんな呼ばれ方をするのか僕は楽しくなっていた。綾波が頑
張って考えてくれている、それだけでとても嬉しい。

52:呼び方。
07/04/03 22:56:42
そしてためらいがちに口が開かれて僕のことを、
「……シンジさん」
「――!」
一気に心臓が跳ね上がった。いきなりささやかれて、驚くなというほうが無理だ。
綾波の微妙に恥じらいを含んだ声でそう呼ばれるのは、あまりにも衝撃が強かった。
「シンジ、さん」
僕の反応を見て、今度は少し確信的に呼んでくる。精一杯の力でかろうじて名前を
呼び返す僕。
「あ、綾波」
「……そうじゃ、ない」
少しすねた様子。かわいいけれど、答えないわけには行かない状況だ。
「……レイ」
「なに、シンジさん」
嬉しそうに名前を呼び返してくる。
僕はというと、なんだかこそばゆい。まだ嬉しさより恥ずかしさのほうが勝っている
ようだ。それにやっぱり、僕は「綾波」と呼びたかった。
「結婚するまでは、今までどおりで呼ばせてよ。ね、綾波?」
だからこれは、ささやかな僕の抵抗。あと少しで呼べなくなる綾波の名を、胸に抱き
寄せた彼女に向かって呼ぶ。
「ええ、碇くん。わたしも」
僕の腕の中で、綾波も幸せそうにつぶやいていた。

53:前野990
07/04/03 23:02:39
数日前に話題になってた呼び方の話。
遅筆なクセに時事ネタでやろうと思ったからなんか粗が目立つかもだ!
つーか山もオチも意味もねえな。これが原義のやおいか。
……そんなもん投下すんなとか言われそうだけど。いや、マジでごめん。
あと厳密に言えば結婚生活じゃないのは見逃してくれるかな?かな?

54:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/04 00:58:45
前野さんGJ
結婚前後を考えるスレ(?)だから結婚生活じゃなくても問題ない、と思う

55:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/04 03:28:03
>>49>>50>>51>>52
うおおおおおおおおwwwwwww
超乙!!超GJ!!待たされた感があった分良作来て嬉しいな

やっぱ綾波のシンジさんは萌えるw990氏乙!

56:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/05 01:04:59
>>49−52
GJです!
ほのぼのLRSいいよおおおお

57:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/05 02:15:20
>>49->>52
すげえGJ!!
シンジさんって呼び方がしっくり来るのに
そういう作品もFFも滅多になくてがっくりきてたんだよ

58:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/05 02:44:23
>>49-52
初々しくて (・∀・)イイ!
久々の投下に癒されたよ。サンクルケーサンクス

59:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/05 02:47:32
>>53
全然おk
これからもかなり期待してるんでどんどん投下してくれw
俺も文才上手くなりたいよ

60:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/05 06:35:58
シンジさん萌

61:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/05 21:30:57
結婚するのに初々しさを感じてGJ!!
『末永くお幸せに』と心から祝福したい。

62:前野990
07/04/05 22:34:54
こんなに褒められたことめったにないので
ちょっぴりビビッてる小市民な俺、参上!

それにしても「シンジさん」派の人が意外と多くて嬉しい。
いや苗字で呼び合うのも嫌いってワケじゃないんだけどね。
でも夫婦別姓が一般化(と勝手に設定)している時代なのに
あえて一緒の姓にして名前で呼び合うのがいいんだ!と力説。

……苗字で呼び合う派の人には申し訳ない気がするけど
結婚するまでは互いの姓で呼び合ってるって事で許して。

あとどうでもいい話だけど背景描写ほとんど省いてるのは
これがベッドの中での会話だからだったりするかもしれない。
ただ単に同じベッドで寝てたってだけじゃ満足できない人は
妄想力で補正するといいことあるような気がするっさ!事後とか夜明け間近とか!

じゃあまた、いいネタが浮かんだときに。

63:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/07 20:02:30
今は泳がせておいてやる、愚かなるキモヲタどもよ

64:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/07 22:07:04
また湧いたよ猿が

65:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/07 22:08:29
>>62
期待して待ってる

66:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/07 23:51:33
ハーレムものは嫌いだけど嫉妬ものは好きだ

67:66
07/04/07 23:53:28
誤爆スマソ

68:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/08 08:22:20
「ところで碇君」
綾波は少し冷ややかな顔して言った。
「今後、私は碇君に『綾波』と呼ばれても返事しないことにしたから」
「えっ」
「だって。いつまで待っても、あなた呼び方変えようとしないんだもの」
言いたいことは言ったという風に、綾波はシンジに背中を向けて
どんどん歩いていってしまった。
「綾波〜」
追いかけても、宣言通り振り返りはしない。
「無視されたくなかったなら、ちゃんと呼んで」
わかってるでしょ、って目を見ないですまして歩いていく。
シンジは、ぽりぽりとこみかみをかいた。何だか、無性に照れくさい。
「・・・イ」
「聞こえなーい」
こうなったら、絶対言わせるつもりらしい。
シンジは観念して辺りを見渡した。幸いペンペンしか見てなかった。
「レイ!」
廃墟の中で、シンジの声は妙にはっきり通った。
すると天使のようにきれいなレイは、よく響く声で「はい」と振り返って、
満足げに笑ったのだった。

69:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/08 11:35:08
>>68
いいな、GJ

70:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/08 17:52:00
>>68
シンジのヘタレ具合とかレイの強情さとかが神がかってるな。
というかなぜにペンペンいるんだw

でも地の文の文体が一人称的なのに「シンジ」なのはなぜ?
いっそのこと「僕」にしてもいいと思う。

71:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/08 20:42:10
>>70
元ネタは「マリア様がみてる」でそれにあわせた。
基本は一人称視点だが、三人称視点に切り替わることもある。
「シンジの声は妙にはっきり通った」も主観ではなく
客観を示しているのかと。

ペンペンはまあ、なんらかの理由でシンジ達が預かっているってことで。
単発ネタなんでミサトが死んでいるかどうかは考えてない。

72:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/08 23:48:42
そういやどっかで見たやりとりだと思ったら、祐巳と祥子さまかw
なんも不自然じゃないのでまったく気付かなかった
GJ!

73:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/09 10:18:57
知らんかった、無知でごめん。
つーかこの出来で元ネタありとか信じられんよw

74:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/10 19:00:33
綾波が「シンジに名前で呼んで欲しい」とクラスメイトにぼやいたら、トウジが
「結婚したら同一姓になるから必然的に名前で呼ばれる」
と助言し、綾波が真に受けてクラス内で求婚するギャグSS思い出したw

75:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/10 23:28:30 bk1DiOaA
飛べ!!!!!

76:工藤はちぞう ◆EVA01/6L0s
07/04/10 23:58:27
>>68
GJ

77:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/11 14:43:31
実際レイは名前に呼ばれたいと思ってるのかな。
突然名前で呼んだ時とかの反応を想像すると萌える

78:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/13 14:20:45 CnhbuoZq
プレゼント

79:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/16 01:11:37
まだかな

80:おぼえてる
07/04/17 00:40:56
「あのさ、明日は何の日か覚えてる?」
「夏至」
 いや暦じゃなくて。
「もうちょっとプライベートなさ」
「零号機の水中稼働シミュレーション4日目」
 ネルフはプライベートじゃないって。
「もっと個人的なイベントだってば」
「生理はまだ」
 プライベートすぎるだろ。
「……もういいよ」
 勇気を出して聞いたのに。
 そんな気はしてたけど、やっぱり彼女は覚えてない。
 1年前の明日、僕らは結婚した。
 きっかけは、無理矢理飲まされた綾波の二日酔いを
飲ませた張本人のミサトさんがつわりと勘違いしたのを聞いて悪ノリしたリツコさんの冗談を
真に受けた頭の悪い父さんにいきなり独房にたたき込まれた挙げ句
三日目の朝に目を泣き腫らした彼女に迎えに来られて「妊娠のことは忘れて」なんて言われて。
 言われたりしたら。
 その場で抱きしめてプロポーズしたっておかしくないよね?
 興奮しちゃって、「忘れて」のあとに「嘘だから」って続くのが耳に入らなくっても、おかしくないよね?

81:おぼえてる
07/04/17 00:43:23
 ってなんだか言い訳がましいけど、僕はこの勘違いななりゆきに本当に心から満足してるんだ。
 でも彼女は?
 もっと違ったかたちだってあり得たんじゃないのか。もっと違った相手だって。
 だからその勘違い記念日を忘れてるんじゃないのか。
 でなきゃ、スケジュールを3ヶ月先まで時刻単位で暗記してるほど厳密な彼女が、忘れるはずがない。
 忘れたいんじゃないのか?
 後悔してるんじゃないのか?
「航海?」
「え゛」
 気がつくと目の前に彼女の顔があった。
「なっ、なんでもない…………けど」
 君は今、幸せ?
 そんな問いを、投げかけてみたくなったのは今が初めてじゃない。
 僕が自分の若さと弱さを思い知るたびに、何度も思って、飲み込んできた。
 でも、今日こそは。今日だけは。
 僕は思い切って彼女の方を向いた。彼女の横顔に向かって切り出した。
「あのさっ!」

82:おぼえてる
07/04/17 00:45:16
「結婚記念日、あなた何食べたい?」
「いやそんなことより!たべたい?」
 今、なんて?
 彼女はきょとんとして、繰り返した。
「今日の夜。何食べたい? わたし作る」
 今日?
「あなた?」
 彼女は不思議そうに僕を見つめた。僕はきっと間抜けな顔をしてる。間抜けな返事をする。
「…………ラーメン」
「だめ」
 彼女は途端に眉を寄せて僕を睨んだ。
「私がまだそれしか作れないと思ってるの。一年前とは違うもの」
 今日のために練習したんだもの、と彼女はぼそぼそ小声で言う。僕はまだ間抜けな顔をしてる。
「そう……なんだ?」
「ほかにも作れるから、言って」
「じゃあ、酢豚」
「………………すぶた?」
 彼女は目を丸くしてゆっくりと首をかしげた。僕は、驚いていた。バカみたいに。
 こんなに近くにいたのか。
 二人で買ったセミダブルベッドの上、二人で買った夏がけ布団の下、二人で買った電気スタンドに照らされて、そうしてやっと気がついた。枕元の、二人で買った目覚まし時計。
「……そっか」 
 時計の針は0時7分。
 もう日付変わってたんだ。やっぱり彼女は厳密すぎる。記念日は明日じゃなくて、今日。
「あなた? その、すぶたって……どう作、きゃっ?」
 一年前の今日、僕はレイと結婚したんだ。

83:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/17 00:46:48
レイあなた派の自分が書き逃げします。あしからずです。

84:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/17 09:09:30
GJ
テンポが好き

85:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/17 21:33:53
GJ!
テンポのいい文書ける人は羨ましいぜ。

あなたもいいよねーとか思わされるぐらいレイがかわいい。
シンジの行動も納得。

86:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/17 21:48:46
綾波との結婚生活、いいですね!
普段が平淡な分、どんな小さな出来事にでも
幸せが見つけられそう

87:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/22 01:10:54
保守

88:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/22 02:45:30
浮上しまーす

89:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/22 09:40:30
沈降しまーす。
>>80
いい感じですね。何か“RとSのまったりカンバセーション”思い出した。

90:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/25 22:07:59
>>83
久々の投下に癒された


91:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/27 02:15:58
前スレ途中から見てないんだけど過去ログかまとめはないですか?

92:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/27 07:03:02
LRSの夫婦はいつまでも新婚って感じで可愛いな

93:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/28 17:59:45
でも子供の教育とかで喧嘩するのも見てみたい
で、どちらも後悔しまくってお互い平謝り

94:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/29 03:51:59
>>93平謝りなのかよw

95:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/03 23:13:50 NAULaeK4
職人降臨期待あげ

96:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/04 07:33:46
ファイヤァァァァァ!

97:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/04 07:56:46
どぅらぁぁぁぁ

98:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/04 12:43:28
せいやぁぁぁぁあああ

99:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/05 23:30:40
久しぶりだなあ、萌ヲタども!

覚えているか?

そう、俺だよ。

100:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/05 23:32:40 Puz6ICJY
>>99貴様はアク金になったはずだが

101:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 00:41:19 OfVP6i2S
いいよいいよ〜

102:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 01:07:05
「ねぇ、あなた…」

「んんっ…どうしたの?こんな遅くに…」

「あの…その…」
「レイ?…泣いてるの?」
「…怖い夢を見たの…」
「あなたがいなくなってしまう夢…」

「レイ。僕はいなくならないよ」

「あなた…お願いがあるの」
「なに?」

「私を抱きしめて…」
「いいよ。おいで…レイ」

「…暖かい。あなたの鼓動を感じる…」

「当たり前だろ。おやすみ、レイ」

「おやすみなさい…」

そんな初夏の夜

「…ドキドキして寝れないわ…」

103:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 02:32:03
>>102
超乙

104:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 07:34:56
「あなた…痛いわ…」
「あっ、ごめんね。つい夢中なっちゃった」

「もう少し優しく揉んで」
「こう?」

「あぁ…気持ちいい…」
「レイ。ここは?」

「はぁん…駄目よ…そこは」

「…凄く巧いわ」



「肩揉みが」

そんな日頃の家事疲れを癒されてるレイさん

「…あなた。胸は、こってないわよ…」

105:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 07:59:58
海に沈めてやるぅぅぅううう!

106:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 08:01:07
しねぇぇぇえええ!

107:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 08:03:37
正義は我にあり!

108:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 08:15:48
あれ?
ここって多少のエロネタも書いてもいいの?
ネタのみかと…

どちらにしろ良スレですね

109:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 08:42:28
「レイ入るよ〜」
「ち、ちょっとあなた駄目よ!恥ずかしいわ」

「久しぶりだね、一緒にお風呂入るの」

「電気消して…」
「危ないよ。ほら、身体洗ってあげる」


「レイおっぱい大きくなった?」
「何を言うのよ。…H!」

「ねぇ…レイ、しようか?」
「ここは身体を洗う場所よ。Hをする場所じゃないわ」

「じゃあベッドは寝る場所だから今度からHは出来ないね」

「…意地悪…」

そんなお風呂でHする二人
「…のぼせちゃった…」
「自業自得よ…あなたが…三回もするから…」

110:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/06 15:46:37 OfVP6i2S
いいよいいよ〜

111:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/07 02:46:53
>>104
>>109

萌   え   た

112:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 01:02:45

いつのまにか投下がw
しかもちょっとエロティック・・・

>>104
>>109

gj
>>102の綾波初々しくてかわええな

113:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 09:59:07
あれ…ここって人少ない?まぁ、ネタは定期的に書きますね

114:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 10:07:48
「レイってさぁ、ゲームとかするの?」
「ん〜。昔少しだけなら」
「へぇ!意外だね」
「そうかしら?」

「なにやってたの?」
「えっと…ドラゴンクエストとか」

「主人公の名前僕にしてやってたとか?アハハッ、冗談だよ!」

「………」

「…あれ?まさか…レイ?」
「………馬鹿…」

そんなドラクエXが大好きなレイ


115:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 15:54:48
イグニッションファイヤー

116:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 15:56:40
怒りだ!

117:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 16:07:44
フューリー

118:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 16:10:09
踏み潰してやる!

119:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 16:12:23
終わらせる!

120:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 16:14:20
今度こそ

121:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 16:16:24
すべて。

122:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 17:28:11
せいゃあああ

123:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 18:24:44
>>114
そんなレイはある日一本のゲームソフトを手にする

『バハムートラグーン』

124:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 20:13:14
「寝とり…寝とられは…」
「あまり好きじゃないわ…」

125:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/08 21:07:50
>>113
コメの多さはあんま気にしない方がいいぞ
人それぞれだし見てくれてる奴がいるだけでありがたいと思え
>>114


126:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/09 00:13:41
ある小説で、航空管制官が「抑揚のないプロの声」と表現されていたのを見て、まず思いついたのが綾波だった。

 つ「ぼくは航空管制官2」

127:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/09 22:23:28 OmAVvxut
萌え萌え夫婦だぜ

128:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/10 17:00:08
>>114
もちろん、おくさんはいつもフローラだよな。
実際フローラの方が優遇されてる品。

129:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/10 20:41:58
嫁を使うお前に驚いた

130:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/10 23:17:20
俺は普通にフローラ選んだけど何かおかしかった?

131:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/11 07:42:50
俺は普通にサザンカ選んだけどな

132:132
07/05/11 12:48:13 1FLzr7E8
台所からのリズミカルな音で目が覚める。
これが私の目覚まし時計。今日も目は覚めたけどまだ頭は覚めていない。
心地よいまどろみの中、彼・・・シンジさんが私を起こしに来るのを待つ。
食器を並べる音が聞こえる、そろそろだわ・・・
「レイ〜、起きてよ。ごはんできたよ〜。」
シンジさんが寝室をのぞきながら呼びかける。でも私はまだ眠っているふり。
「ごはん冷めちゃうよー。ねえ、レイ、起きなよー。」
ベッドに近づいてきた。いけない、顔がほころんでしまうわ。
ここは我慢。少し困らせてみたいの。ふふっ。
「もうー、仕方ないなー・・・」
困っているシンジさんの声・・・もう少し聞きたいわ。
そう思っていた矢先、唇に何かが触れる。
「えっ?」驚いて目を開け、上体を起こした。
「あはっ、やっと起きたね。」
「・・・・・・・・・」思考が追いつかない。キス?・・・
「・・・どうしたの?具合でも悪いの?」
シンジさんが私の顔を覗き込む。
仕返しよ。両手をシンジさんの首にまわし、引き寄せて、、キス。
ふふっ、驚いてるわ。勢いで軽く歯があたったけど気にしない。
首から手を離す、唇も離れた。
「・・・あぁ、びっくりしたー」
少しだけ顔を赤らめたシンジさん。可愛いわ。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
そしてどちらからでもなく、もう一度、キス。
今日も良い一日になりそうだわ。



乱文失礼。

133:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/11 18:27:02
乙。
だが、微妙に似た展開をどっかで見た気がする・・・

134:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/11 23:03:04
>>133
もう12年前のアニメですから
なにはともあれ132乙

135:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/13 22:15:29
投下待ちage

136:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/16 17:23:37
新婚旅行中とかは結婚生活に入らないのだろうか?

137:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/16 17:41:10 8Irvd9jI
まとめサイトは・・・・・・・・ないか・・・・・

138:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/16 17:44:53
>>136
もう一方のスレは
「結婚直前、結婚後を果てしなく想像するスレ」ってなってる。
こっちもいいんじゃないかな。

139:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/16 21:41:37
「レイの淹れた紅茶が飲みたいな」
「・・・少し待って」
シンジはレイよりもずっと家事ができる
でも紅茶を淹れるのだけはレイのほうが上手くなっていた

「レイの紅茶はホント絶品だなー」
「・・・ごめんなさい・・・」
「え?どしたの?褒めたんだよ?」
「・・・私、これぐらいしか出来ないから」
「いいんだよ、レイはレイの出来ることをやれば」
「私に、出来ること・・・・・・」


次の日の晩、帰って来たシンジを迎えたのは
メイド服姿のレイだった

「お帰りなさい・・・」
「!!!・・・どうしたの?レイ」
「・・・もしかして巫女のほうが良かった?」

熱い夜が始まった

140:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/16 22:02:36
>>139
不覚にも笑った俺がいるw

141:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/17 00:10:47
ナ ヰ ス ! !

142:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/18 12:24:52
LRSはシンジ×レイ
LASはシンジ×綾波
こんな漏れが来ましたよっと

143:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/19 00:04:24
>>142
よう兄弟

144:142
07/05/19 00:34:17
>>143のブラザーの為に駄作をひとつ


来た事のない場所、見たことのない風景。
駅のホームから見える風景に僕は胸が高まるのを感じた。
ここが初めて来た場所だからということもあるが
何よりも彼女との新婚旅行だからというのが理由の大半だった。
ホームを通り抜けた風が彼女のきれいな青髪をわずかに揺らす。
緋色の瞳には何が映っているのだろう。
僕はいつの間にか見知らぬ風景ではなく彼女を眺めていた。
「碇くん?」
僕の視線に気づいたのか、彼女は不思議そうな顔をして僕を呼んだ。
「あ、ゴメン・・・行こうか?」
何故だかわからないが、なんとなく気恥ずかしい感じがする。
照れた顔を隠すようにホームの階段へと歩き出した。いささか早足で。
「待って」
その言葉にわずかに遅れて僕の手に何かが触れた。
彼女のしなやかな右手の指が僕の左手をつかんでいた。
僕はどうしたらいいのかわからない、立ち止まり意味も無く右上を見る。
「・・・嫌?」
ほんの少しだけ彼女の手が緩む。
その手が離れないように僕は力強く、そして優しく彼女の手を握った。
彼女の頬がわずかに紅潮しているのがわかる。
でも僕の顔はもっと赤くなっているはずだ。
きっと彼女のその瞳よりも、ずっと赤く。


需要があれば明日にでも続き書きます。


145:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/19 01:08:08
供給してくれ

146:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/19 01:42:54
wktk

147:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/19 21:26:28
悶えるぐらいかわいいw
こういう初々しいのがいいんだなやっぱり!

148:142
07/05/20 08:36:36


予約していたホテルに着く。空に浮かんだ雲をきれいな橙色に
染め上げた球体が既にその半分を西の山に隠していた。
いつも物静かで感情を表に出さない彼女なのだが、
今日は特別はしゃいでいたように思える。
旅行という雰囲気がそうさせたのか他に理由があるのかは解らない。
いずれにしろ僕の記憶に残ったのは彼女の笑顔ばかり。
でもそれだけで僕は満足だった。
チェックインを済ませ部屋に荷物を置いた後、
僕らはホテル最上階のレストランで食事をすることにした。
彼女は肉料理が苦手なので魚料理のコースを頼む。
疲れていたせいもあろう、食事を終えるころには僕も彼女も
既に酔いがまわっていた。相変わらず会話は少なかった。
「ここのホテル屋上が公園みたいになってるんだって」
ついさっき仕入れた情報を彼女に伝える。
「行ってみたいわ」僕らは店を出てそのまま屋上へと階段を上った。
公園というほどの造りではなかったが夜の空気を楽しむには十二分だ。
今度は僕のほうから彼女の手を握る。
夜空には満月。雲ひとつない。


149:142
07/05/20 09:39:01
彼女には満月がよく似合う。
月明かりに照らされた彼女を見つめる。
彼女は上目遣いで軽く微笑んだあと、僕のほうを向き瞳を閉じた。
「綾波・・・」
「駄目」
突然彼女の目が開く。
「名前で・・・呼んで・・・」
桜色に染まった頬、わずかに潤んだ瞳。
「・・・レイ」
その瞬間彼女の唇が僕の口をふさいでいた。
アルコールの所為だろうか。いずれにしろこんな彼女は初めてだった。
唇が離れる。一瞬の間の後、僕は彼女を引き寄せ、抱きしめ、そして口付けた。
今の僕はあの月からも嫉妬されていることだろう。
長いキスの後、僕たちは再度歩き出した。勿論手をつないで。
(・・・レイ、か・・・・・・僕はなんて呼ばれるんだろう・・・)
「あの、さ・・・僕のことも名前で呼んでみてよ」
彼女は驚いたように目を見開き、頬は桜色から紅色に一瞬で変化した。
「何を言うのよ・・・」
僕の手を振りほどき駆け出していく彼女。
十数歩も行ったところで立ち止まりこちらを振り返る。
「・・・シンジさん」
やわらかく微笑んだ彼女をやわらかな月明かりが照らしている。
やはり彼女には満月が良く似合う。

150:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/20 14:13:24
いや「あなた」だろう!?
「あなた」の方がいいじゃん!
ね?
ね!?

151:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/20 14:50:04
>>150
そこに必死になるのは分かる。が、今は茶でも飲んでもちついてろ

152:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/20 21:16:21
>>150
シンジさん派な俺がいる

153:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/20 22:33:23
>>150
そこにLRSならなんでもいい俺が通る

154:142
07/05/20 22:44:50
>>150
適当に脳内変換して呼んでくれw
シンジでもあなたでも藻前の名前でもw

続けるか?


155:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/20 22:53:10
もう言葉が見つからないぐらい可愛いんだがww
シンジさん派でよかった!

もちろん続きをwktkしてるぜ!

156:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/21 06:59:30
職人待ちage

157:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/21 17:36:04
だから夫婦別姓で「碇君」「綾波」が最高だと何度イッたら(ry

158:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/21 19:54:37
>>157
おまいさんのほとばしる熱いパトスが最高だ。

159:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/21 20:27:13
LRSはいいねぇ…
エヴァの産んだ文化の極(ry

160:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/21 21:50:48
続き期待

161:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/22 01:02:45
少し風が出てきたからか、彼女が寒そうな仕草をする。
その夜風の所為だけではないがすっかり酔いも醒めていた。
「ラウンジでもう少し飲もうか」
まだ時間も早かったし、何よりもこのまま部屋へ行くことに若干の抵抗を感じた。
彼女は僕の提案を快諾し、二人でラウンジへ向かった。
中ごろのテーブル席に数人の男女、他には初老の男性がカウンタに一人いるだけだった。
明るすぎず暗すぎず、会話を邪魔しない程度の音楽。
今流れているのはパッヘルベルのカノン。僕の好きな曲だ。
カウンタ席の一番奥に彼女を座らせその隣に僕が座る。
彼女が頼んだカシスソーダは彼女の瞳と同じ色。
僕はマティーニ。兎に角酔いたい。そんな気分だ。
お互い数杯ずつ飲んだ頃、時計の針は23時を少し回っていた。
彼女は左手で頬杖をつき右手でグラスを回している。
その仕草がなんだか色っぽくて僕は見とれてしまう。
「・・・そろそろ、部屋に、行きましょ・・・」
そのままの姿勢、そのままの仕草で彼女がつぶやいた。
「え、あ、うん・・・そうだ、ね・・・」
僕はぎこちなく立ち上がる。酔いの所為じゃない。
ラウンジを出て部屋へと向かった。
部屋に着くまでの間、僕たちは一言も喋らなかった。
というよりも、少なくとも僕は彼女への言葉が見つからなかったから。
カードキーで鍵を開け部屋へ入る。
彼女は寝室のベッドに腰掛け、そのまま横向きに倒れこんだ。
「・・・酔っちゃった・・・」
透き通るようなきれいな声。いつもと同じ声。
潤んだ彼女の瞳はまっすぐに僕を捉えていた。


待て次回w


162:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/22 01:07:54
wktkktkr

163:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/22 01:13:45
無駄に曲やお酒の名前ださない方が良いと思うよ

164:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/22 01:38:37
>>161

待つ次回w
大人なレイシンですね
そろそろか?

165:142=161
07/05/22 12:27:21
>>163
読み直してみたがどうやらそのようだ。
忠告感謝。
だがカノンだけは譲れねぇw
エヴァ好きならわかってくれ。

しかし改めて読んでみたが非道いな orz
コテも付け忘れてるし、酔ってるのは漏れだった。。。
もう酒呑んだらSS書きません。
カナブンよりもごめんなさい。


166:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/23 02:36:11
そのカノンが問題なんだが。

167:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/23 09:13:20
しかしそこは譲れないって書いてあるじゃん
今度からはお酒の名前出さないって事でいいんじゃないのか、そこまで食い下がらなくともさ

まぁ曲の名前も出さない方がいいってのは同意だが、作者の自由の範囲で勝手にすればいいとも思う。

168:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/23 10:01:51
>>165
デス&リバースで使われてた曲だったっけ?

>>166
ジャスラックに引っ掛かるとかか?

169:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/23 12:06:19
ジャスラックの許可いるのかww

出1031-2541

170:142
07/05/23 20:44:35
>>166>>167
まぁ、あれだ。固有名詞は出来るだけ使わないほうが良いようだな。

>>168
そう。それ。でも漏れDEATH(TRUE)2しか見てねぇ。
リバースとそう変わらないとは思うが。



171:142
07/05/23 20:48:04
僕は金縛りにでもあったようにその場に立ち尽くしていた。
どれほどの時間が流れただろう。
いや、そう感じただけで恐らくはわずかな時間だったに違いない。
一歩彼女へ近付く。
その刹那、彼女はびくりと身を震わせ上体を起こす。
「・・・シャワー、浴びてくるわ」
目を合わせないようにして僕の横を通り抜けていった。
今まで彼女のいた場所に座り、同じ体勢になる。
彼女のぬくもり、そして彼女の香り。
僕の脈拍は一段と速くなっていた。
バスローブを纏った彼女がバスルームから出てくる。
髪は濡れていない。僕は慌てて起き上がり立ち上がった。
「ぼっ僕も、シャワー・・・浴びてくる・・・」
さっきとは逆に彼女の横をすり抜ける。目を合わせないようにして。
シャワーを終え、寝室へ行く。彼女はベッドの中だ。
眠っているのだろうか。僕は小さな声で問いかけた。
「寝ちゃった?」
「・・・起きてるわ」
心臓の鼓動が一気に増す。
僕はためらいながらもベッドへ潜り込んだ。
彼女は向こうを向いたまま身動ぎひとつしない。
背中を合わせるように反対向きになる。
彼女に聞こえてしまうんじゃないかというほど心音は大きかった。
「っ!レイっ!」
僕は彼女の右肩を引き寄せ仰向けにする。
先程と同じように彼女の瞳はまっすぐに僕を捉えている。
「・・・お願い」
視線がずれる。
「やさしくして・・・」


172:142
07/05/23 22:12:39
優しく彼女に口付け、そして大人のキス。
唇を首筋から鎖骨に滑らせる。
彼女の息遣いと甘い声が部屋に響く。
バスローブの腰紐をそっと引いた。
桜色に染まった肌があらわになる。
僕の視線はその肌に釘付けになった。
「・・・恥ずかしい・・・・・・」
「綺麗だよ、レイ」
バスローブの袖から彼女の両の腕を通す。
彼女を生まれたままの姿にし、僕も同じ姿になる。
僕の指と唇は彼女の至る所を愛した。
彼女から出る可愛らしい声。もう十分だろう。
「・・・いい?」
息を切らした彼女、小さく「うん」と横に向けた顔を縦に振った。
自分自身を彼女にあてがう。
そしてゆっくりと彼女の中へ進んだ。
痛みに耐えるかのように彼女は目を閉じ、掌はシーツを掴む。
瞳には涙があふれている。
「だっ大丈夫?痛い?」
「痛いけど・・・それよりも、嬉しくて・・・」
彼女の両腕が僕の背中を捉える。
「お願い、続けて」耳もとで彼女はそう言った。
その言葉に従うように僕は彼女の中を動き始める。
いつしか僕は彼女の中で果てていた。

173:142
07/05/23 22:37:56
目を覚ます。外は既に明るくなっていた。
彼女はもう起きていたようだ。
「あ、おはよう・・・」
「・・・おはよう」
それだけ言うと彼女は真っ赤になりうつむいた。
そんな顔をされると僕まで恥ずかしくなる。
彼女の隣に腰掛けるが次の台詞が出てこない。
「・・・・・・あ、綾波」
「・・・違う」上目使いで僕をにらむ。
「あー、んー・・・レイ」
「はい」満足そうに微笑みながら、返事。
「レイ、愛してる」
驚いた様子の彼女はさらに赤くなる。
「何を言うのよ・・・」
照れた表情がゆっくりと笑顔に変わった。
彼女からの言葉を待ったが彼女は何も言わずに立ち上がる。
そして部屋の南側、ベランダのあるほうへ歩き出した。
ガラス戸が開くとさわやかな風が部屋へと舞い込む。
手を後ろに組んだ彼女がベランダからちらりとこちらを見る。
逆光ではっきりと顔が見えない。
彼女が何かを呟いた。
「え、なに?」
「ふふっ」僕に背を向けベランダに寄りかかる。
「なんでもないわ」
もう一度聞き直そうと思ったけれど思いとどまる。
多分彼女はこう言ったに違いないから。

「愛してる」と。

朝の風が彼女の髪をわずかに揺らした。
彼女は何を眺め、何を考えているのだろう。
僕は彼女の後ろ姿をただ眺めていた。

174:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/24 00:37:05
乙!!
エンディング?
それともあともう一展開?

175:142@仕事中
07/05/24 08:34:45
>>174
いちおこれで終わりです。

レスくれたヤシ
wktkしてくれたヤシ
そして読んでくれたヤシ等ありがとう

SS書いたのはこれが初めてなんで見苦しい点がたくさんあったと思う
気が向いたらまた書くかも

176:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/24 21:50:55
GJ!!
新婚旅行なのに20歳以上なのに初体験ぽいのがなんともかわいいな二人とも!

このスレはいつでもマターリだしいつかまた来てくれよ

177:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/24 22:25:50
落ち着いてLRS〜のスレは荒れてるからねぇ...
スレタイ通りまずは落ち着いてほしいものだwww

178:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/24 22:30:31
荒れてるどころか投下が止まりましたがな(´・ω・`)

179:178
07/05/24 22:41:39
と思ったら投下されてました(´・ω・`)

180:142
07/05/25 12:37:00
>>176
マターリとしたのをひとつ


今日、レイと父さんが話しているのを見たんだ。
いけないとは思いつつも会話を聞いていたら・・・

「レイ、お前はもう私の娘だ。だから、その、なんだ・・・父さんと呼んでも良いんだぞ・・・」
「はい、お父様」
「・・・もう一度だ、レイ」
「・・・お父様」
「もういち(ry


なにやってんだよ、父さん・・・




181:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/25 20:00:38
sage

182:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/26 11:22:43
今日、レイがラジオに出ることになったんだ。
ハガキを出したら当たったらしい・・・

「はいっ!今日のゲストは第三東京市からお越しの碇レイさんでーす」
「いえーい!碇レイでぇーっす!よろしくぅ!!!」
 ・
 ・
 ・
「ラジオ、聞いたよ」
「そう・・・」
「ぼ、僕の前ではあんな風にしないの?」
「・・・キャラ、作ってるから・・・」


母さん、僕はまだレイのこと良く知らないみたいです・・・

183:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/26 19:44:40
綾波w

184:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/26 19:49:45
>>175
おつ!
初めて書いたとは思えないくらいの甘いLRSごっつぁんです

また投下よろしく
今度は倦怠期ものの甘LRSを是非

185:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/26 19:50:24
>>182
これはいいリナレイですね。マンネリ解消として夫婦間で制服着て
「パンツ覗き魔」という同級生プレイはいかがでしょう?

186:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/26 19:51:45
>>185
言葉足らずでした。夫婦生活のマンネリ解消のことです。

187:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/27 00:28:52
>>185
イイネそれ!でもはっきりとしたネタが思いつかん・・・


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