ブロードキャスト・ニ ..
[2ch|▼Menu]
2:1
05/06/27 22:40:33 xy4XdnMc
「愛と追憶に〜」を訂正。最後は「の」。スミマセン。

3:1
05/06/28 00:18:19 PIVh+9K8
「ブロードキャスト〜」の中の好きなシーン。

 テレビ局長とプロデューサーのジェーン(ホリー・ハンター)のやりとり。

局長「私の考えが全部間違っていて、君が正しいとでも言うのかい?」

   ジェーン、うなづく。

局長「ずいぶん自身が有るんだな。そんなに頭が良かったら、さぞかし楽しいだろうな」
ジェーン「(涙を浮かべて)いいえ、つらいわ・・・」

4:3
05/06/28 00:23:16 PIVh+9K8
(訂正) 自身>自信 

重ね重ね、スミマセン。 

5:無名画座@リバイバル上映中
05/06/28 11:54:25 PIVh+9K8
1987年 ニューヨーク批評家協会賞 作品賞・受賞
1988?年 ベルリン国際映画祭 女優賞(ホリー・ハンター)

 アカデミー賞でも、作品、主演女優、主演男優、助演男優賞、
 オリジナル脚本賞などに、ノミネートされたが、
「ラスト・エンペラー」という強力なライバルの存在で、ほとんど無冠。
 

6:無名画座@リバイバル上映中
05/06/28 12:27:02 PIVh+9K8
TVドラマ「アリー・マイ・ラブ」も、
この映画の影響下にあると思うのだが。


7:無名画座@リバイバル上映中
05/06/29 11:13:04 3PEwlVji

 ジェームス・L・ブルックス(以下JBL)脚本・監督の80年代の映画は、
好きだったな。
「愛と追憶の日々」も「ブロードキャスト・ニュース」も。
 表向きはホノボノした雰囲気だけど、
実はケッコウ辛口でシニカルなテイストがある。
映画音楽とかビデオのジャケットとかも、「愛と〜」でも「ブロード〜」でも
爽やかな絵だよね。だけど、登場人物はケッコウ毒舌なんだよね。

「愛と追憶の〜」で、
娘が母に「赤ちゃんができたの・・・・喜んでくれなきゃ怒るわよ」
って言うと、シャリー・マクレーン演じる母が、「お婆ちゃんになるのに、
喜んでいられますか!?」ってマジギレするんだよ。あの辺が、JBLっぽい
ところだね。


8:無名画座@リバイバル上映中
05/06/29 11:21:57 3PEwlVji
JBLじゃなくって、JLBだった。訂正!

9:無名画座@リバイバル上映中
05/06/29 15:28:49 g4/ggMfb
84年頃だったと思う。
ニューヨークのオフ・ブロードウエイで
とある芝居を見たのね。
そのとき、舞台の中央で小さいながらも
元気溌剌で熱演している主演女優が印象に残っていたの。
名前も覚えてなかったけど。
数年後「ブロードキャスト・ニュース」見て驚いた。
あのときの女優だった!

10:無名画座@リバイバル上映中
05/06/29 15:58:47 3PEwlVji
>>9
 ホリー・ハンターは、その頃から頭角を表してたんですね。


 >>小さいながらも 元気溌剌で

 彼女のそういうところが「ブロードキャスト・ニュース」でも
クローズアップされてましたね。
 オープニングのウォーキングのシーンとか、
年配の同僚が何の意味も無くホリーの頭を
(まぁー、可愛らしいお嬢さん、みたいな感じで)
撫でて通り過ぎていくシーンとか、
印象に残っています。

11:無名画座@リバイバル上映中
05/06/29 17:17:29 3PEwlVji
 70年代末から1980年代までは、「働く女」「自立する女」みたいなことが
テーマの映画が、多かった。
「ブロードキャスト〜」「プライベート・ベンジャミン」「結婚しない女」
とか。
 そして、この三つとも、なぜか、(ロッキーで有名な)ビル・コンティが音楽担当。
偶然かね。
 アルバート・ブルックスも、はじめの二つに出演してるね。

12:9
05/06/30 10:59:25 YF6gmMt1
この舞台、
(「ブロード・・・」の後に)ホリー・ハンター自身の主演で
映画化されて日本でも封切ったと思ったよ。
「ファイヤークラッカーズ・コンテスト」とか何とか
こんな感じのタイトルだった。
見た人いる?

13:無名画座@リバイバル上映中
05/06/30 12:56:30 EryzWAXu
>>12

題名は聞いたことありますね。>「ファイヤークラッカーズ・コンテスト」

 ハンターが、アメリカの国旗みたいな大きな布を身にまとっているような
ビデオ・ジャケットだったという記憶があります。

14:無名画座@リバイバル上映中
05/06/30 13:19:00 EryzWAXu
「ミス・ファイヤークラッカー」

共演者は、ティム・ロビンス
      メアリー・スティーンバーゲン(バック・トゥ・ザ・フューチャー3など)

 未見ですが、ミス・コンテストがテーマの映画らしいということは、
ビデオの(表と裏の)ジャケットを見た時の印象から、頭に残ってますね。

15:無名画座@リバイバル上映中
05/06/30 22:03:01 l9iHE6/v
私の好きなシーンは仕事から帰った主人公が、まず、ぐぁーっと泣いてスッキリするところ。すんげー気持ち分かる。意味無く涙でるよね。仕事忙しいと‥

16:無名画座@リバイバル上映中
05/06/30 22:47:40 EryzWAXu
>>15

 二、三回、くりかえし、出てきますよね。そのシーン。
 一番最初に見たのは、テレビの吹き替え版だったので、
かなりカットされて、泣くシーンは最初の一回だけ。
だからイマイチ意味が分からなかった。
 オリジナルのノーカット版の方を見て、なるほど、と思いました。


 吹き替え版の方も、台詞の微妙な感じが良く分かって、
けっこう好きなのですが。
 DVDだと、両方楽しめる。私が買ったDVDには、あの時のテレビ版の
吹き替えが、そのまま入っている。ところどころ、英語に戻るんだけど。


17:無名画座@リバイバル上映中
05/06/30 23:23:19 SFB2w78V
日テレだったかのドミノ倒しの番組が引用されてなかったっけ?

18:無名画座@リバイバル上映中
05/07/01 00:37:43 M4dwr5qY
>>17
 ああ、そうそう。
 アレは可笑しいですよね。何か他に政治的な大問題があったのに、
ニュース番組がトップで報じたのがこれでした、って。
 日本人としては、どんな顔をしてアレを観ればいいのやら。

19:無名画座@リバイバル上映中
05/07/01 15:09:21 oQpf+gbA
主人公たち、みんなひとりもんなのに、
それぞれいい住居環境で羨ましかった。
さすがアメリカだなって思ったよ。
もちろん、テレビ関係者だからサラリーはいいんだろうけどね。

20:無名画座@リバイバル上映中
05/07/01 17:12:10 M4dwr5qY
>>19
 オープニングで三人の子供時代が、出てくるんだけど、
アルバート・ブルックスが演じるアーロンの高校卒業時代に、
彼が卒業式の挨拶で生意気なこと言って、
皆から殴られるシーンがありましたよね。

「僕は、年収何十万ドルを稼ぐ。君達はせいぜい何万ドルだ!ハッハッハ!」
ってアーロンが言うと、
皆が「その金額を稼げるんなら、悪くないよなぁ」と答えて去っていく。
あの辺が面白かった。


21:無名画座@リバイバル上映中
05/07/01 19:29:39 cqq3tyTC
笑える場面もたくさんあったけど、
うそ泣きを話のポイントに使ったのが何よりうまいと思う。
やらせが話題になるたびにこの映画を思い出す。

22:無名画座@リバイバル上映中
05/07/01 19:56:12 M4dwr5qY
>>21
 後半の方で、ホリー・ハンターがウィリアム・ハートに、
「皆が悲しんでいるのに、貴方は平気なの?」みたいなことを言うと
「悲しくもないのに、泣けって言うのかい?」って言うんですよね。
 ああいうところは、ゾッとするんだけど、作品全体は爽やかなトーンで、
みたいなところが好きですね。


23:無名画座@リバイバル上映中
05/07/02 01:07:21 TpQOBcJn
>>6
"The Mary Tyler Moore Show"→「ブロードキャスト・ニュース」
→キャンディス・バーゲン主演の「マーフィ・ブラウン」という
ジャーナリストものの流れがあって、「アリー」は別の流れだと思う。
職場コメディという点では同じだけどね。

24:無名画座@リバイバル上映中
05/07/02 02:00:44 5IKtpsLN
>>23
>"The Mary Tyler Moore Show"→「ブロードキャスト・ニュース」

「メアリー・タイラー・ムーア・ショー」って言うのは聞いたことありますね。
たしか「ブロード〜」のジェームス・L・ブルックスが作ったテレビドラマ
ですよね。
 あれはジャーナリスト物だったのですか。良い情報アリガトです。

25:無名画座@リバイバル上映中
05/07/02 18:32:05 6QPyvt6y
アルバート・ブルックスが、ウィリアム・ハートのような人間が物事の基準を
少しずつ下げていって、長い目で見ると世の中に悪い影響を与える、
みたいに言う台詞が印象に残ってる。

26:無名画座@リバイバル上映中
05/07/02 19:27:06 5IKtpsLN
>>25
 あのシーンは、この映画のひとつの山場ですね。カッコいい台詞が
たくさん出てくる。
 言いたいことを全部ブチまけた後、毒舌の彼が急に紳士的になるところがイイ。

27:無名画座@リバイバル上映中
05/07/03 14:07:03 2EdWff/O
セリフは全体にわたっていいですね。

この映画の不思議:ソール・バスがタイトル・デザインを担当してるのに、
ごく普通のタイトルだということ(笑)。

28:無名画座@リバイバル上映中
05/07/03 16:49:10 HclXuzVp
>>27 >ソール・バス

 オープニングで、タイトルが出るまでのところで、
凝ってる箇所があるとすれば、
ホリー・ハンターの少女時代の姿が、大人になった姿にオーバーラップする
ところくらいですか。
あれは、ソール・バスの提案なのか、もともと脚本がああいう風になってたの
かは、知りたいところですね。

29:無名画座@リバイバル上映中
05/07/04 02:16:15 zh1zDtEh
オープニングで出てくる子役が3人とも大人の俳優にそっくり。
最後に出てくるアルバート・ブルックスの子どもも髪型だけでなく
顔つきもブルックスに似てる。
こういう点をおろそかにしないのがハリウッド映画らしいね。
去年「ミスティック・リバー」を見たときも感じたことだけど。


30:無名画座@リバイバル上映中
05/07/04 02:25:02 L8I6KSV2
やっぱり元気なホリーハンターが好きだ!


31:無名画座@リバイバル上映中
05/07/04 02:40:21 sugUr1bR
>>29
 「ミスティック・リバー」もそうでしたね。ショーン・ペンじゃない人の
役名が「ショーン」だったのには混乱したけどw
日本でも、岩城コウイチの若い頃を、反町隆史が演じるとか、
できそうですね。

>>30
 そうですね。
「ピアノ・レッスン」とかだと、すごく大人っぽい役なんでどうかな?と
思ったところもあります。あれも良かったけど。

32:無名画座@リバイバル上映中
05/07/04 22:25:56 F96x96Un
ホリー・ハンターがロイス・チャイルズをアラスカに飛ばすところが面白い。
ワシントンから離れたところに取材に行かせてウィリアム・ハートに会えなくする
ためなんだろうけど、よりによってアラスカで連続殺人って、あれは一種のジョーク?
あんな人口の少ないところで。

33:無名画座@リバイバル上映中
05/07/04 22:29:41 sugUr1bR
>>32
 ありましたね。
 テレビで見たときはそこはカットされてて、ビデオで見たときに笑った。

34:無名画座@リバイバル上映中
05/07/04 23:22:00 F96x96Un
あのくだりカットですか。
それじゃ、あとでアラスカからのレポートがテレビに映るところもカットでしょうね。

話が飛びますが、アルバート・ブルックスが歌うフランス語の歌詞が出てるところを
見つけました。

URLリンク(www.franciscabrel.com)

35:無名画座@リバイバル上映中
05/07/04 23:32:53 sugUr1bR
>>34
 そう。W・ハートが,アラスカのロイスをチラッと見て通り過ぎていくw

 あれは、フランス語の歌だったんですか。
 あのシーンで、アルバートが、テレビを見て
「僕の言葉があそこから出てくる」って言うのが面白かった。

36:無名画座@リバイバル上映中
05/07/04 23:49:17 GqHK0fau
DVDやっと出たと思ったら、LB収録で _| ̄|○

早く16:9SQ収録で出してくれや<FOX


37:無名画座@リバイバル上映中
05/07/05 00:08:36 uGegPJb3
>>36
 DVDは、テレビ放映時の吹き替えが入ってるところいいかな。
 アルバート・ブルックスの言う台詞がカッコいいので、その部分だけは
吹き替えがあると、微妙なところが分かっていいんですよ。あの声優さんも
巧いと思う。

38:無名画座@リバイバル上映中
05/07/05 04:13:55 MZ/u8aqK
吹き替えなんてどうでもいい。
SQ収録しろ。


39:無名画座@リバイバル上映中
05/07/05 16:12:20 ijvoYUWM
ウィリアム・ハートのペニスのシルエット。
あれって本物?
だとしたらうれしいプレゼント。

40:無名画座@リバイバル上映中
05/07/05 18:27:32 av/EGGgw
うれしいプレゼントといえば
ジャック・ニコルソンのカメオ出演だな。

41:無名画座@リバイバル上映中
05/07/05 23:05:42 i9EOzV1C
>>39
本物かどうか知らないけど、
この頃のウィリアム・ハートってよく裸になってたな。
「アルタード・ステーツ」
「白いドレスの女」
「蜘蛛女のキス」等
むだ毛の少ないきれいな裸だったね。

42:無名画座@リバイバル上映中
05/07/06 00:05:48 y3txFBN9
 >>39>>40から導き出される結論は、
ウィリアム・ハートのP=ジャック・ニコルソン ってこと? w

>>41
 三つとも見た。「アルタード〜」が一番好きかな。
「スモーク」以降、あまり見かけないような気がするのが残念。

43:無名画座@リバイバル上映中
05/07/07 00:10:29 cjGr5EvA
ウィリアム・ハートは
きわめて普通のアメリカ人って感じが
魅力的だね。

44:無名画座@リバイバル上映中
05/07/07 01:16:02 Wy9pDjh0
>>43
昔「別冊宝島」の本で「異人たちのハリウッド」というのがあって、
民族とアメリカ映画の関係を考察する本だったのですが、
「ウィリアム・ハートは、WASPの戯画を自覚的に演じている」と
書いてあったような記憶があります。

45:無名画座@リバイバル上映中
05/07/07 23:48:13 IDqUoFM2
>>ウィリアム・ハートは、WASPの戯画を自覚的に演じている

頭が悪いせいか、意味がさっぱり分からん。

46:無名画座@リバイバル上映中
05/07/08 00:37:11 ro4mF8yi
 WASPとは、ホワイト、アングロ・サクソン、プロテスタントの頭文字
を取ったもので、人種、民族、宗教的に見て
もっとも「普通のアメリカ人(>>43)」と言われます。
 前向きでポジティブ・シンキングで健康志向なところが、
マイノリティから「能天気である」と嘲笑的に見られるところがある。

「ブロード〜」のW・ハートが、子供時代に、悪い成績の通知表を見せ
られても「やるぞ!やるぞ!(I will!)」と自分に気合を入れたりする。
ああいうのがWASPのイメージで、ハートはそういう役をよくやる、
というような意味だと思います。

47:無名画座@リバイバル上映中
05/07/08 17:52:03 bc2qDuys
頭の悪い私でもたいへん分かりやすい説明でした。
ありがとうございます。
ウィリアム・ハートは
アメリカではドル箱スターというわけじゃないけど、
驚くほど佳作に恵まれたスターですよね。
オスカー候補も何度もなってますし。
ホント、好きだな〜。

48:無名画座@リバイバル上映中
05/07/09 00:11:15 6xkWLXfj
「アルタード・ステーツ」のハートは、真理を追究するためには
何かを犠牲にしてもかまわない、って感じの科学者を演じてて、
これも凄かった。

49:無名画座@リバイバル上映中
05/07/09 00:15:43 Ij5dA457
「偶然の旅行者」では優柔不断なところが
実にチャーミングでグッドだったな。

50:無名画座@リバイバル上映中
05/07/09 03:22:35 ZZZOkojw
ウィリアム・ハートもホリー・ハンターもブロードウェイの舞台出身なのに、
それを感じさせない演技をしてると思う。
アメリカの俳優は器用な人が多いね。

51:無名画座@リバイバル上映中
05/07/09 04:09:48 6xkWLXfj
>>49
「偶然の旅行者」は、何とも言えない奇妙な雰囲気が、全編に漂って
いました。最後の方で何か凄いことが起こるのかな、と思った。

>>50
 舞台の人は、鍛えられてるから、応用が利くのかな。

52:無名画座@リバイバル上映中
05/07/09 05:41:44 uMwsJHTu
>>51
ハートは特別な気がする。
世代は近いけどケビンクラインとか、ちゃんと暑苦しいし(好きだけど)。
あの素中の素≠ンたいな演技は、他にはもう
柳楽くんくらいしかできないような・・・



悪寒。

53:無名画座@リバイバル上映中
05/07/09 10:42:21 6xkWLXfj
>>52
確かに、作った芝居って感じはしないですね。>W・ハート

54:無名画座@リバイバル上映中
05/07/09 23:37:28 y7Fps3Ij
ウィリアム・ハートのスレになってきた予感。
それでもいいけど・・・お気に入りだから。
でも、でも、アルバート・ブルックスについても語ってほしい。

55:無名画座@リバイバル上映中
05/07/10 00:05:13 S99VjxZ9
アルバート・ブルックスの本名は、相対性理論で超有名な物理学者と
同じ、と何かの映画雑誌で読んだことがある。

56:無名画座@リバイバル上映中
05/07/10 00:36:10 ru/Iuw8M
ラストのシーンはロバート・レッドフォードの
「追憶」と一部だぶったなあ・・

57:無名画座@リバイバル上映中
05/07/10 01:31:56 S99VjxZ9
「追憶」と「ブロード〜」は似てますよね。>>56

(共通点)
インテリで勇ましい女と、ハンサム男の恋。
ロイス・チャイルズが、ハンサム男を奪う役。

 唯一違うのは、アーロン(アルバート・ブルックス)
みたいな皮肉屋の存在で、「追憶」みたいな話を皮肉屋の目から
書き直したら、「ブロード〜」になった、という面もあると思います。
もちろん、「ブロード〜」の魅力はそういうパロディ的なところに
あるわけじゃないんだけど。

58:無名画座@リバイバル上映中
05/07/10 07:25:03 S99VjxZ9
「追憶」と言えば、「愛と追憶の日々」の続編があったな。「夕べの星」
J・L・ブルックスが監督じゃないけど。

59:無名画座@リバイバル上映中
05/07/11 00:50:40 wMa3ODhH
「追憶」は結婚して子どもも出来たのに別れた2人が再会するからラストが盛り上がるけど、
「ブロードキャスト・ニュース」でホリー・ハンターは結局2人のどちらとも寝てない
わけだから、再会しても淡々としていて、これで終わりなのって拍子抜けした人もいると思う。

60:無名画座@リバイバル上映中
05/07/11 01:28:02 8aPAD2jg
>>59
 だから、生徒会を描いた、学園物のラブコメディみたいなノリもありますね。
 女生徒会長と運動部のヒーローと秀才の副会長の三角関係、みたいな。
 実際、アメリカのTVニュースの業界(というか知的な業界で)
働いている人たちって、ああいうノリなのかな、と思ったりして。
 ジョーン・キューザックが演じている大女の同僚も、なんか子供っぽいし。

「追憶」は、やっぱり大人っぽい。

61:無名画座@リバイバル上映中
05/07/11 17:57:05 BZ4gxq1Y
>>57
>>59-60
ブロードキャストニュースがもしも、追憶のようなベタベタなメロドラマなら
こんなに胸に残る映画になってないな。
ジェームズLブルックスの映画は「愛と追憶の日々」にしても女性の真の自立がさらりと描かれていたりするけど、
真の魅力は完璧な脚本とセリフの素晴らしさだったりする。
悪いけど「追憶」はどこまでも陳腐なのでは。
いいのはラストシーンと主題歌だけなんじゃないのw?
ブロードキャストニュースは、堪らなく惹かれていながら、
不正をした尊敬できないアホ男と最後まで寝ないからこそ、数年後笑って会える。
ハート扮する男は、知性はないが処世術に足けてニュースの内容も理解できないアンカーマンとして成功し、出世していく皮肉が面白い。
一方A・ブルックスは知性と理想を持ちながら、花の無さから地方局で地味なキャリアを辿る。
思想の違いから結ばれない彼等に報道マンとして理想の高さ、そして何とも言えない切なさを感じるラストだった。
ブロードキャストニュースはラブストーリーではなくテレビ界を辛口に描いた男女の恋と友情を描いてるのが魅力。
追憶はメロドラマで、嫌いじゃないけど比べる必要は全くないと思うんだが。

62:無名画座@リバイバル上映中
05/07/11 21:37:18 n2kKQx1L
必要はないが、比べるといろいろ分かって面白そうな気はする。

ここ読むまで「追憶」と比べることは考えてもみなかったけど、
ウィリアム・ワイラー監督の「我等の生涯の最良の年」と比べたら
面白いんじゃないかと思ってた。
理由は、シド・フィールドだったかの脚本の書き方の本で、
ブルックス監督が「我等」を再見して面白かったと語っていたから。
帰還兵の話題が最初に出てくるのは「我等」を意識したんじゃないかな?
手元に「我等」のビデオがないんで、細かい比較は出来ないんだけど。

63:無名画座@リバイバル上映中
05/07/12 00:21:40 KYZGeOH9
「ブロードキャスト〜」は前から大好きで、「追憶」は最近見ました。
「追憶」のレッドフォードは勉強しなくても良い成績をとる学生、
「ブロード〜」のW・ハートは勉強しても悪い成績をとる子供w、と正反対の
過去を持つ男なのですが、どうもこの二人がダブって見えた。

 レッドフォード監督作品の「クイズショウ」は、「ブロード〜」の
ヤラセ批判にも通ずるところがあった。
だから、レッドフォード自身は大衆迎合的な人ではないと思いますが、
スター俳優としてのレッドフォードは、ある政治評論家いわく
「気色悪い(大衆迎合的)リベラルの象徴」だそうです。
アメリカ本国でもそのように見られているのかもしれない。
「ブロード〜」が製作された当時は共和党が政権をとったりして、
大衆迎合的なリベラル思想に対する反省や批判の気運が高まった時期らしい。
W・ハートが「ブロード〜」で演じた役は、大衆迎合的な人物でした。
 だから、J・L・ブルックス監督は、
(イイ男に対する妬みからかもしれないけどw) ハート演じるトムの
キャラクター作りの際に、レッドフォード(の世間でのイメージ)を
参考にしたのではないか、と思ったんですよ。
 ロイス・チャイルズが「追憶」と似たような役でキャスティングされた
理由も、その辺にあるのかな、と思ったりして。
 以上は、全部、私の勝手な妄想ですが。  長文、スミマセン。

64:無名画座@リバイバル上映中
05/07/12 06:08:25 Q8CIImdR
おお、この映画のスレあったのか。
大好きだよこれ。
ホリー・ハンター最高。

65:無名画座@リバイバル上映中
05/07/12 21:26:09 cAOSbPqK
モニター越しにジャック・ニコルソンの表情の変化を見て、
自分たちの仕事が評価されたかどうか気にしていたのが印象的。
視聴率の数字よりアンカーの評価を期待してるってことかな?

66:無名画座@リバイバル上映中
05/07/12 23:34:15 nXSbBKcZ
>>61
「追憶」との比較は無理のような気がする。
まったく思いもしなかったよ。

>悪いけど「追憶」はどこまでも陳腐なのでは。

「追憶」は「追憶」で立派な恋愛映画だと思うよ。
陳腐なのは分かるけどね。
その陳腐の良さが分かる自分は幸せもんさ。

67:無名画座@リバイバル上映中
05/07/13 02:08:44 At3wlIOh
>>66
「陳腐」が気に触ったかな。
しかし追憶はスレタイにもあるくらいだからファンの方も承知なのかと思いました。
ジェームズ・L・Bは映画も脚本も老いたる今も今だ健在の目新しさと楽しさがある。
恋愛ものでも辛口なところが楽しいしどこか切ない。

陳腐は陳腐で大道の良さがあると思うし、追憶嫌いじゃないですよ。
主題歌も素晴らしいし泣きましたし。
ただ比べる理由が、おそらくは「愛し合いながら思想の違いで別れた男女と再会」といった感じなのでしょうが、
ふたつの映画、持ち味は全く違うのでレスしたまでです。

68:無名画座@リバイバル上映中
05/07/13 02:43:29 rkKF3r3n
>>65
W・ハートの嘘泣きのときも、ニコルソンが怪訝な顔をしてるところが映る。
アルバート・ブルックスもあの時点で気づいてたらしく、ハッとしたような
顔をする。ホリー・ハンターも感動しながらも(ハートに感想を訊かれて)
違和感を表明する。
 ああいうのは、プロだな、って感じでカッコいいですね。

69:無名画座@リバイバル上映中
05/07/13 16:00:26 nxD5PnKt
>>67
いえいえ、
「追憶」熱烈ファンなので
書かずにはいられなかっただけです。
これがファン気質ってもんで
気に障ったらお許しをw。

70:無名画座@リバイバル上映中
05/07/14 00:18:23 1WM/58A7
>>58
「夕べの星」はブルックス監督じゃないけど、それなりに良かった。
オープニングで昔の写真が出るところで、感涙。
兄貴と弟が成長して、ああなった、っていうのは納得。
兄貴はラッセル・クロウだったな、確か。

 そして、シャーリー・マクレーンとニコルソンの再会!最高。

71:無名画座@リバイバル上映中
05/07/15 22:25:10 p5R9Sq+q
テレビ写りが大事ってあるでしょ。
大衆は知性や教養ばかりでテレビを見ている訳でもないし・・
ブルックスはたしかに頭はきれるけど、人を突き放した毒舌家だし、
私はハートに一票だな。

72:無名画座@リバイバル上映中
05/07/16 03:28:19 S37gFz2h
 アルバート・ブルックスはレポーター兼ライター(ニュースの原稿書き)
という肩書きだったけど、いっそのことライターに専念する。
それで、キャスターがハート、プロデューサーがハンター、ライターが
アルバートという黄金のトリオで協働する、というのがベストのパターンです
よね。
 実際、DVDジャケットの写真を見ると、そういう話(職場の友情物語)
の映画のように見える。ところがフタを開けてみるとちょっと違う。
 この辺が面白い。
「愛と追憶の日々」も、ジャケットだけ見るとストレートな母娘愛の話の
ような先入観をもつけど、実際に観てみると、愛情表現の仕方は「ケンカ腰」
です。
「ガープの世界」や「ホテル・ニューハンプシャー」のジャケットも、内容とは違って
「ほのぼの系」「爽やか系」です。
1980年代は、毒気を前面に押し出した売り方をしなかった。

 最近の「アメリカン・ビューティー」みたいな映画は、初めから、これは
シニカルですよ、ブラック・ユーモアですよ、というのを売りにしている。
その辺が時代の変化という感じがします。

73:無名画座@リバイバル上映中
05/07/17 03:41:15 Pe9yysTf
私は>>70です。
長男がラッセル・クロウというのは全くの記憶違いのようでした。
スミマセン。
一体、どこで、そう勘違いしてしまったのか。

74:無名画座@リバイバル上映中
05/07/17 20:57:52 UD/Kwbc5
わたしはホリーハンターのクレバーで厳しいけど可愛いプロデューサーっぷりを堪能した。
あんな女の人大好きだ。

75:無名画座@リバイバル上映中
05/07/18 00:21:44 UV24dg/7
>>74
もともとプロデューサーの役は、「愛と追憶の〜」のデブラ・ウィンガーが
やる予定で、ハンターは代役。デブラ版も見てみたい気がするけど、厳しい
感じはともかく、可愛い感じはハンターの方が向いてますね。子供みたいな
風貌の彼女が、敏腕プロデューサーというところが、イイ。

あと、オーディションには、シガニー・ウィーバーやジェシカ・ラングが
参加したという噂。彼女達だったら、だいぶ違う映画になってたかな。

76:無名画座@リバイバル上映中
05/07/18 05:01:12 BD9MAt+U
>>75
そうでしたねー。
代役だったんでしたね。ハンター。
デブラは好きな女優だけどワシントン局のニュース番組を仕切る
女性プロデューサーの痛快なまでの敏腕さぶりやジャーナリズムへの真摯な理想、知性まで表現しきれたかな。
良くも悪くも、感情表現の深い人だから。
返ってハンターのこどもっぽい仕草や風貌がイヤミにならなくて、
優秀すぎる上司ぶりさえ、爽やかで良かったです。
理屈ではなく、冒頭の少女時代の彼女が同じ歩き方で毅然と歩いて行く後ろ姿・・・
バックで流れるテーマ曲・・・あれだけでなぜか傑作の予感でした。
これは、わたしにはホリーハンターという女優のデビューの為になるような映画ですね。

77:無名画座@リバイバル上映中
05/07/18 07:01:17 UV24dg/7
>>76
 初めて見た時に、やっぱり冒頭のシーンから魅了されましたね。
その時、ウィリアム・ハートは「アルタード・ステーツ」や「白いドレスの女」
などで知っていました。いい俳優だと思っていた。
アルバート・ブルックスも「プライベート・ベンジャミン」で顔だけは
見た事があった。
ハンターは初めて見ました。(当時、代表作はコーエン兄弟の「赤ちゃん泥棒」
くらいだったのではないかな)だけど、一体この素敵な女優は誰なんだ?
と一目見て思いましたね。
 テレビ雑誌の映画欄に「(他に有名な女優の候補がいるのに、当時あまり
知られてなかったハンターを大抜擢した)J・L・ブルックス監督は、ハンターや
D・ウィンガーのように、小柄でキビキビした女性が好きなのだろう。彼の
一貫した女優の好みがよく表れている」という評が載っていたのを思い出し
ます。

78:無名画座@リバイバル上映中
05/07/18 17:03:28 BD9MAt+U
>>77
アルバートブルックスもうまくて魅力的な俳優ですね。
その後、あまり彼の作品にお目にかかれないのはわたしがメジャー思考すぎるせいなのか、
地味な良作などにはきっと出演されてらっしゃるんでしょうね。
ハンターは「赤ちゃん泥棒」も堪らなく好きで当時、ほぼ同時期に観た記憶があります。
彼女は演技派だけれどコメディエンヌとしてもずば抜けて可愛らしい人ですね。
返って後年オスカーを受賞した「ピアノレッスン」は作品や演技は素晴らしかったけれど、
あの活発で可愛いハンターも女性の情念を演じるようになったんだなぁ・・・と複雑な思いでしたw。
ハートはどんな役を演じても自然な二枚目俳優ですね。
他には偶然の旅行者、そして素晴らしかったのは蜘蛛女のKissですね。
そしてこの映画、何より音楽が好きです。

79:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 00:15:47 FbQhEBmo
>>78
アルバート・ブルックスは、自分で脚本や監督もやる多才な人のようですね。
「ハリウッド・ミューズ」や「あなたの死後にご用心」で、大物女優と
共演したりしています。
アルバートが出演していて、ジェームス・L・ブルックスが監督した映画は、
他に(日本ではたしか未公開でしたが)「ハリウッド・トラブル」というのが
あって、DVDも出ています。
ちょっと大きなレンタル店には置いてある確率が高いと思います。
ちょっとした珍作で、バランスが悪いけど、味のある作品です。

ハートの「蜘蛛女の〜」での演技も素晴らしいですね。
ああいう役もできるんだ、と思いました。
この映画の原作(M・プイグ・著)も読みましたが、非常に変わった形式で書
かれた文芸作品でした。

80:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 01:30:49 ULeH6J9v
>>79
そうでしたか。Aブルックスは多彩な才能の持ち主だったんですね。安心しました。
久しぶりに彼の仕事観てみたいので探してみようかな。
ハンターをハートの元に行かせまいと引き止めるシーンや、
ひとりで飲んだくれながらフレンチフォークを唄いまくるシーン、
おかしいけどわびしくてうまいひとだなぁと思いました。
後、最後のチャンスでニュースを読む時、汗が滝のように流れ、同僚に唇の汗を「舐めた…。」といわれるシーン。
何てうまいんだろうと思いました。
さすがテレビ出身のジェームズ・L・ブルックスですね。
今の映画も楽しいけれど、この時代はドラマや脚本が本当に充実してました。
今だとアレキサンダーペインなどはセンスがいいですね。

81:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 02:06:34 FbQhEBmo
A・ペインは「サイドウェイ」は未見ですが、
「ハイスクール白書」「アバウト・シュミット」は見ました。
前者の方が(悪意が強く出すぎのような気もするけど)J・L・ブルックス監督
に近い感性という感じがしますね。>>80

82:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 02:26:16 ULeH6J9v
>>81
意識せずにペインの名前を出しましたが、
登場人物の繊細で、ときに滑稽なまでの心のキビの表現がうまいところは共通しているかもしれないですね。
ただ、何かで読んだのですが、ペインのうまさは現代人の中流階級の希望をなくしたダメ男の
わびしさやおかしさをほろりと見せる演出と脚本のうまいですよね。
だから80年代の元気や上昇志向とはむしろ無縁かもしれません。
活力溢れるジェームズLブルックスの作品は別格で好きですが、若手?なのかな…今は好きな作家ですね。
サイドアウェイも良かったですよ。

83:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 03:08:29 FbQhEBmo
>>82   >80年代の元気や上昇志向

そうそう。上昇志向。
J・L・ブルックスにはわりとそういう特徴が見られますね。
最近は、プロデューサー業のほうが中心になっているみたいですが
彼が製作した「サンキュー、ボーイズ」も、ダメな亭主に足を引っ張られ
ながらも、あきらめずに文学の道を志す女性が出てくる話。
彼が発掘したウェス・アンダーソン監督の「天才マックスの世界」の主人公
も自分の興味のあることは何でも追求しようとする頑張り屋の少年。
なんとなく、「ブロードキャスト〜」のハンターに通じるものがありますね。

 最近の若手にもブルックスみたいな毒を持った感性の人たちがケッコウ
いるけど、ダウナー系というか、前向きな感じは少ないかもしれない。
これは良し悪しじゃなくて、時代の問題かもしれないけど。

84:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 17:42:52 nBUeIqPk
みなさん、記憶力バツグンなんですね。
ジャック・ニコルソンが出ていたなんてすっかり忘れていた!
DVD買ったので、今度じっくり見てみます。

余談ですけど、
新作「ヴォイス」のウィリアム・ハート、ヒゲもじゃですっかり・・・。
でも、優しげな瞳は変わってませんねw。

85:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 20:00:46 ULeH6J9v
>>83
そうですね。最近は夢落ちとか時系軸をいじくるだとか、王道から逸れた作風の映画が多いですよね。
それはそれで好きだけれど、直球で脚本のうまさも見せて欲しい気はしますね。
そう言えば意外なところで、青春映画や音楽もので佳作の多いキャメロン・クロウの「ザ・エージェント」
(トム・クルーズ主演)も、ジェームズ・L・ブルックスの脚本でしたね。
爽やかに見えて、やはり彼特有の辛口の逆サクセス&ラブストーリー?wでしたよね。
愛と追憶の日々も大好きですが本当にうまい人。
昔で言ったらビリーワイルダー辺りと似た感性の人なんでしょうかね。

86:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 20:35:25 FbQhEBmo
>>84

「スモーク」以降、あまり映画で彼を見かけないような気がして残念です。
上の方のレスにW・ハートは舞台出身と書いてあったから、格別に映画に
こだわっている感じでもないのかもしれませんが。
何かのインタビューで彼が「ハリウッドはドロドロした世界だなんて皆言うけ
ど、入ってみたらそれ程でもなかった」と言っていた。その言い方の中に
彼の映画に対するクールなスタンスというか距離のとり方を感じました。

 ルックスが良いからスター俳優のようにも見えるけど、ほんとうは
ベン・キングスレーのような実力派俳優なのかもしれない。キングスレー
がルックス悪いって言ってるわけじゃないけどw

87:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 20:54:20 FbQhEBmo
>>85
そうそう。
夢オチや時間軸交錯も初めは面白いと思っていました。流行りはじめの頃は
そういうやり方に必然性を感じたけど、何か変わった手法自体が目的みたいに
なってきて、イヤになってまいりましたね。アメリカ人も流行り廃りを気に
して動く場合があるんだなぁ、と。

「ザ・エージェント」は未見ですが、アメリカの星飛雄馬って感じのT・クル
ーズが出てるから、さぞかし前向きな作品でしょうね。でも、彼はそういう自
分を客観的に見ることができるみたいだから、今でも第一線で、活躍できるの
だと思います。

88:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 21:59:05 ULeH6J9v
>>87
星 飛馬とは。まさにその通りですねw。
でも大人の鑑賞にも足るいい作品でしたよ。
機会があればご覧になってみてはどうでしょう。
J・L・ブルックスの引き出しの多さに感動しました。
ところで「恋愛小説家」はどうでしたか?
個人的には、当初J・L・ブルックス作品と気付かず観て、
数多のつまらない映画よりは内容の濃い映画だと思いましたが
英語力がないせいか、笑い所で笑えないのと、後からJ・L・ブルックス作品と知り、
ブロードキャスト・ニュースほどではないなと思った記憶があります。
しかしブロードキャスト・ニュースのキャストは好きな俳優ばかりでつくづく何度観ても飽きないです。

89:無名画座@リバイバル上映中
05/07/19 22:18:32 FbQhEBmo
>>88   >恋愛小説家

ブルックス監督でニコルソン主演、アカデミー賞でも何部門か賞を取ったので
ものすごく期待して見たのですが、
私も、「恋愛小説家」は、あまり面白いと思えませんでしたね。
ニコルソンの毒舌ぶりが空回りしているように思えた。ワザワザ映画館まで
観に行ったけどやや落胆して帰ってきたおぼえがあります。

90:無名画座@リバイバル上映中
05/07/20 01:53:48 VfGzJu8A
好きなシーン・・山ほどあるんですが、
勝手に挙げさせてもらうと

*少女時代のハンターが父親に「とり付かれる」とは「医学用語で他のことに手がつけられなくなることだから、
以後言葉に注意して!」といきなり秀才ぶりを発揮するシーン。
*パーティーでウィリアム・ハートがケーキを口からこぼす、のんびり屋さんのシーン。
*集団解雇が決まり、ブルックスが地方に転勤になる別れのシーン。
カフェでハンターが「いつかわたしを許してくれる?」とブルックスに聴き「そうしたい」と答えるシーン。
*数年後、再会シーンでブルックスの子どもがハートの言葉を「イヤな奴」とニコニコ言われてブルックスも平気で微笑むシーン。
*そして、カメラがパーンして画面が小さくなるラストシーン。
血気盛んな若い時期をすごしたそれぞれが愛し合い、尊敬し合いながら、別々の相手と違う人生を歩いていく現在と将来を暗示した名ラストシーン。

91:無名画座@リバイバル上映中
05/07/20 02:51:25 64fNulPf
>>90
>カフェでハンターが「いつかわたしを許してくれる?」とブルックスに
聴き「そうしたい」と答えるシーン。

 その直前に、「何年後かに君に会ったら、僕は自分の子供に『オールドミス
をからかっちゃイカン』と注意するだろう」って、ああいう台詞のセンスが
巧いですよね。
 別れ際にヤラセ疑惑の件を話すべきかどうか、ブルックスが戸惑うところも
彼が根っこのところでは紳士なのだと感じさせて良かった。

 ラストにニューヨーク支局のアンカーマンになったハートが、ブルックスに
「オレゴンが退屈だったら、電話してくれ」と言ったら、
ブルックスが強がって「何のために?」と言う。ああ、変わってないな、彼は、
という感じで、安心しました。

92:無名画座@リバイバル上映中
05/07/21 01:05:23 RJjpdez/
>>91
正直何回くらい観てらっしゃいますか?
わたしは多分w30回は観てると思います。
ホリーハンターの仕草や姿を観ているだけで自分まで元気になれるし、
ジャーナリズムの観点からだけでなく、人としての生き方や、誠実さ、自由などを実感してしまいます。
そして何度観てもほんのり淋しくなるラストシーンのこれまた音楽が元気をくれる。
周りは知らないか、さほどピンと来ない人が多いのですが、
実は好きな映画の5本に入っていたりしますw。

93:無名画座@リバイバル上映中
05/07/21 04:22:07 qHOznTLS
>>92
私も、30回くらいは見てるんじゃないかな。
テレビでカット版を見たのが最初で、後にビデオテープで繰り返し見ました。
A・ブルックスがH・ハンターに「トム(W・ハート)は悪魔だ。〜君が今まで
戦ってきたのはまさにあの手の人間だったはずだ」と忠告するシーンの英語の
台詞を知りたくてDVDを購入してからは、一回しか見てませんが。
その時も英語字幕がちゃんと出るかどうか確認するために、ちょっとだけ見る
つもりだったのが、結局最後まで見てしまいました。

アカデミー賞では「ラスト・エンペラー」の影に隠れてしまって、
賞を取れなかった。それが、いまひとつ、この作品の知名度が低い原因だと
思います。
 私にとっても「ブロード〜」はベスト5のうちの一本ですね。


94:無名画座@リバイバル上映中
05/07/22 15:53:40 s5nXTwCd
>>84
「ヴォイス」じゃなくて
「ヴィレッジ」だった。
Vの発音に気を取られて間違えちゃいました。
あ〜、恥ずかし。

95:無名画座@リバイバル上映中
05/07/23 12:46:39 JrNdrbpl
生涯のベストとかいうほどじゃないけど、まあ好きです。
アカデミー賞を1つか2つは獲ってほしかったな。
同じ年の候補では「戦場の小さな天使たち」がいちばん好きだったけど、
どちらも無冠でした。
「ブロードキャスト・ニュース」というと思い出すのは、
ジョーン・キューザックがビデオテープを持って走るシーン。
編集が見事だし、全編でいちばん派手な見せ場じゃないでしょうか。


96:無名画座@リバイバル上映中
05/07/23 14:53:35 BFNIGIks
>>95
キューザックが解雇されたときに、ハンターと抱き合うシーンが良かった。

ジョーン・キューザックは「ワーキング・ガール」でも似たような役をやって
たような記憶がありますね

97:無名画座@リバイバル上映中
05/07/23 15:18:21 xkjeA6TV
急遽ハートがアンカーとしてデビューする事になった時、
ハートは原稿を自分で書けないから、
H・ハンターのアドリブをイヤフォンでそのままハートが話したシーンも素晴らしかった。
ハートの起用に最後まで反対しながらも、いざとなったら、プロのテレビマンとして危機を乗り切るハンターの有能さとハートの天性の度胸に興奮しました。
成功に湧くスタジオとブースに突然、ニュース音楽の売込みふたり組が現れて歌い出すのも笑った。

98:無名画座@リバイバル上映中
05/07/23 15:43:57 BFNIGIks
>>97
>成功に湧くスタジオとブースに突然、ニュース音楽の売込みふたり組が現れ
て歌い出すのも笑った。

エンドロールであの歌がまた出てきますよね。
あと、ホリー・ハンターがタクシーの運転手に細かく行き先を指示するシーン
でもあの歌と同じメロディの曲が使用される。

99:無名画座@リバイバル上映中
05/07/24 04:43:58 zKZehkbh
初めの方の不評だった講演会の後ハートとホリーが出逢うシーン。
彼が演説を褒め、勘違いしたホリーがハートを口説こうと自室に誘ったシーンで・・・。
ハートは始めから実は仕事に悩んでいて
「自分の読んでいるニュース原稿の内容が理解できない。」などと言う呆れた相談をする。
そのハートに対してホリーは態度を変え、手厳しいアドバイスをするが
ハートは「きみの言葉は傷つく。正しいけどとても傷つく。」と部屋を後にしますね。
あの辺もふたりの優位性が現れていて面白かったです。
仕事のできる女が学歴やスキルに自信のない二枚目男を口説こうとして、失敗。
学歴なし、新聞記者もムリ、そんな甘えた痛い相談を受け、
はっきりとアドバイスをするハンターは間違っていないのに、
恋愛の能力のあるハートはホリーの下心も承知の上なので「傷つく」と言って帰ってしまう。
それで落ち込んで泣いてしまうホリーの正直さとアンバランスな可愛らしさ。
どのシーンを切り取っても面白い。

100:無名画座@リバイバル上映中
05/07/24 05:05:37 YZKrQAiA
100ゲット?

>>99
 そうですね。
 あのシーンで、
「これじゃダメよ、ボク学歴なし、文章も書けない、認めるから許してぇー」
ってハンターが馬鹿にするような口調で言うんだけど、あの口調が凄く良かっ
た。子供の言い方なんですよね。

101:無名画座@リバイバル上映中
05/07/24 17:35:12 zKZehkbh
それでもそのスタイルを変えないで出世コースに乗れてしまうハートw。
その辺の皮肉と、あくまで真摯にジャーナリズムの正義を貫くブルックスやハンターの潔さ、
そしてそんなハートを責めもせず、笑い合うラストの彼等の関係が優しくて好きだな。
それぞれがそれぞれの道を行くみたいな。

102:無名画座@リバイバル上映中
05/07/25 11:59:48 wrqkx3Ww
>>101
>それでもそのスタイルを変えないで出世コースに乗れてしまうハートw。

ああいうキャラクターって映画史上初めて、ってほどでもないけど、珍しい
ですよね。しかも、必ずしも否定的に描いてるわけではないところが面白い。

103:無名画座@リバイバル上映中
05/07/25 16:22:20 fbMLeyi0
このスレって、めざましく延びていて、
なおかつ内容が充実しているので、
スレッド・オブ・ジ・イヤーを進呈したい。

みなさん、細かい分析で感心するよ。
私もこの映画大好きなのだけど、
だいぶ昔のことなのでかなり忘れかけている。
封切り当時、その年のベストワンと決めたのに。
焦って、DVDでまた鑑賞したいと思う。

104:無名画座@リバイバル上映中
05/07/25 16:54:38 wrqkx3Ww
>スレッド・オブ・ジ・イヤー(>>103

 良かったですね。 >>1さんも光栄に思うでしょう。
 やっぱり、作品が良いのに、マスメディアとかでは取り上げられることが
少なかったからでしょう。
 あと作品自体が素敵な細部に満ちているから、つい語りたくなっちゃう
んですよね。

105:無名画座@リバイバル上映中
05/07/25 23:04:15 wnW7VH5A
このスレを覗いてくれる方がこんなにいるだけで嬉しいです。
こんなに魅力に溢れた映画なのに、そのくらい私の周りでは残念ながら、話題に挙がらない。
そういう意味でも同年のシェール(月の輝く夜に)より、
二度とないような最高の役柄に出逢えて、大熱演をしたH・ハンターにオスカーをあげたかった。
オスカー無冠というのも知名度の低い要因かもしれないですね。
主演女優がハンターじゃなければ、私にとってブロードキャストニュースはこんなに胸に残る映画にはならなかったかも。

106:無名画座@リバイバル上映中
05/07/26 05:47:29 UdMfyYVZ
ハンターがパーティに出かけるときコンドームを用意していって、
結局コンドームが必要な状況にはならないあたり、彼女ならではですね。
デブラ・ウィンガーが演じていたら、ベッドシーンにならないと
観客が納得しなかったんじゃないでしょうか。

107:無名画座@リバイバル上映中
05/07/26 13:48:57 PzzDhdiu
>>106
そんなシチュエーションもあったんだ!
ホント、忘れてるなぁ、いけない、いけない。
今度、本気になってじっくり再鑑賞しなくちゃ。
んでもってから、このスレに参加しちゃう。
話についてけないから・・・。トホホ、情けない。

108:無名画座@リバイバル上映中
05/07/26 16:32:40 1Sici0Hq
>>105
 この映画は、オスカーは逃がしたものの、ニューヨーク批評家協会賞を受賞
したりして、玄人受けはかなり良いみたいですね。
 映画監督のヴィム・ベンダースや、演技派俳優のエドワード・ノートンは、
この映画を高く評価しています。ノートンの初監督作「僕たちのアナ・バナナ」
は、未見ですが、三角関係をテーマにしたもので、「ブロード〜」を意識した
部分もあるのかもしれませんね。

>>106-107
 私も、初め見たとき、そのことに気づかなかった。

109:無名画座@リバイバル上映中
05/07/27 01:03:01 tThLScBh
>>108
玄人受けがいいというのは何となく解るような気がしますね。
ハンターやブルックス演じるニュース業界は明らかにリベラルな人種が多いですし。
かと言ってそうでないブルックスいわく《物事の基準を下げて行く男》
であるハートが成功していく事を殊更悪≠セと描かない所がこの映画では不思議な魅力的になっています。


コンドーム云々は覚えていませんが、パーティーの後、
ブルックスを慰める為に自宅によったハンターが、結局電話でハートに
今日はキャンセルしよう≠ニ言われ、それまで帰そうとしなかったブルックスが
それを聴いて満足そうに満面の笑みを浮かべて「今日は寄ってくれてありがとう」
といい、ハンターがショックで息も絶え絶えになる・・・というようなシーンがあって
友情を大切にしすぎると恋はうまく行かないものなのかなぁと
彼女の優しい性格が可哀相に思えた記憶があります。

110:無名画座@リバイバル上映中
05/07/27 03:34:57 BZ1oHpTU
>>109   >彼女の優しい性格が可哀相に思えた

ハンターが一人で泣いているシーンが何回か挿入されるのが、その辺の
ところを表す効果として、うまく効いてますね。

111:無名画座@リバイバル上映中
05/07/27 05:07:17 ScFfjR5W
ヴェンダースが評価してるって意外です。作風がぜんぜん違いますよね。
ホリー・ハンターが演じたジェーンが優しいというのも意外。
目からうろこです。
ひとりで泣いているのはストレス解消法だとしか思ってませんでした。
冷たいってほどではないけど、かなりドライな性格を演じてるなと感じてました。

112:無名画座@リバイバル上映中
05/07/27 05:48:49 BZ1oHpTU
>>111
脚本の良さを堪能できる映画(映画一般板)
スレリンク(movie板)

このスレの中の、レス番号114〜117あたりに、「ブロード〜」を
ベンダースが高く評価した、という話題が出てきます。


113:無名画座@リバイバル上映中
05/07/27 06:37:32 BZ1oHpTU
URLリンク(www.museum.tv)
 この映画の脚本と監督を務めたジェームス・L・ブルックス自身が、
TVニュース関係の仕事をしていたことがあるらしいですね。

 あと、知人から聞いた話ですが、ハンター演じたジェーンには実在の
モデルがいるらしい。
その知人は、彼女のことを取材したテレビ番組を見たことがあるそうです。
彼女は、映画の中のジェーンにやっぱりソックリで、ミネラルウォーターだか栄養ドリンク
だかを常に携帯して、バリバリ働いていたらしい。

114:無名画座@リバイバル上映中
05/07/27 06:39:18 tThLScBh
>>112
誘導ありがとうございます。多分このスレの住人の方の書き込みでしょうねw。
ヴェンダースが評価しているのは嬉しいけど、話自体は盛り上がってなかったですね。
もっと一般の人にも良さに気付いて欲しい。
>>111
優しいというより友情、仲間意識の強い人柄でしたよ。
まぁドライと言えばドライだけれど、それを言うなら
ジャーナリズムのモラルを侵して、やらせの涙を演出して、反省もしないハートは数段ドライでしょう。
何回ご覧になりました?
何度か観なれば、彼女が友情を軽んじる事ができない女性だったからハートと結ばれなかった(フィジカル面で)とお解りになるような気がします。
無論、仕事に対する姿勢が根本から違うからこそ、あのふたりは結ばれなかった訳ですが。
ハート扮するトム・グルニックはハンサムで人当たりもよく人の心を掴むのがうまい、
なかなか魅力的な男ですが、あれを女性に置き換えて考えてみると、
これが結構古くから居るイヤなタイプの女だったりして面白い。
好きな俳優ウィリアム・ハートが演じてくれて本当によかった。


次ページ
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

3516日前に更新/149 KB
担当:undef