中国によるチベット・ ..
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62:世界@名無史さん
21/04/10 11:25:38.44 0.net
新疆では、綿摘みは地元の人々にとって収入源であり、他の省から新疆に出稼ぎに来る人も少なくない。新疆の地方政府関係者によると、新疆の綿摘み労働者と綿の栽培者は、対等かつ自主的に労働契約を結んでいる。
一般的には、50日に近い綿摘みシーズンに、労働者は一人1万元(約16万8000円)以上の収入を得ることができると言われている。
綿栽培は新疆経済の柱となる産業であり、欧米は制裁を通じて新疆を世界の綿供給網から外し、その経済を弱体化させることで、新疆を混乱させて中国に圧力をかける機会を得ようとしている。しかし、このような制裁は中国にダメージを与えられるのか。
中国は世界最大の綿の消費国、第2位の綿の生産国だ。中国の2020年度の綿生産量は約595万トン、総需要は約780万トンで、年間約185万トン不足している。国内需要を満たすために、中国は年間約200万トンの綿花を輸入する必要がある。
近年、積極的に輸入ルートを拡大し、ブラジルやインドなどの主要綿生産国との協力関係を強化し、国内の綿花の需要安定化を図っている。
このため、中国の世論は、西側諸国による制裁の効果は限定的であると結論づけている。世界の高級綿の生産量は限られているため、新疆綿の不買運動は、世界の産業チェーンの混乱や農産物価格の異常変動を招き、市場の健全的発展だけではなく、欧米企業自身の不利益につながる可能性もある。
特に欧米の多国籍企業にとっては、消費市場としての中国の重要性は計り知れないものがある。欧米の国々や企業が新疆綿を制裁した後は、中国の消費者も関係する欧米企業をボイコットする可能性がある

63:世界@名無史さん
21/04/10 11:27:10.49 0.net
 発端は、ドイツの学者アドリアン・ゼンズ(Adrian Zenz、中国名:鄭国恩)氏が「中国は新疆の少数民族の労働者数十万人を強制労働させ、綿の手摘みをさせている」と主張する報告書を発表したことだ。欧米のメディアが同報告書を引用して大きく報道、
一部の欧米の政治家は「中国を制裁しよう」と主張した。
その後、本部はスイスにあるB C I(Better Cotton Initiative)や多数の国際的な有名企業が、新疆綿の使用を拒否する意向を表明した。この動きに対し、中国は「欧米諸国が中国弾圧のためにうそを捏造(ねつぞう)した」と反撃に出た。
新疆の自然環境はほかの地域と比べて特徴があり、昼と夜の温度差が大きく、日照時間が長く、綿の成長に適している。また、降水が少なく、繊維が降雨の影響を受けること少ないため、生産された綿は白く光沢もある。
山から流れる雪解け水を利用して、綿花畑をかんがいすることができる。また、新疆の綿花畑では害虫駆除の技術が確立されており、害虫が繁殖しにくい生態環境になっている。そのため、新疆綿の品質は非常に高く、洋服などを作るのに非常に適しており、世界的にも高い評価を受けている。

64:世界@名無史さん
21/04/10 17:48:13.55 0.net
百田尚樹さんのツイート
北京オリンピックに対して欧米が不参加の流れが出てきている。
焦った中国は日本がその流れにならないようにするはず。
彼らがまず考えるのは、コメンテーターや政治家を使って北京オリンピックの参加の正当性をアピールさせること。
北京オリンピックを擁護する人を見たら要注意。

65:世界@名無史さん
21/04/11 00:13:23.01 0.net
ランスの非政府組織(NGO)などは9日、中国新疆ウイグル自治区での人権問題を巡り、強制労働や人道に対する罪の隠匿の疑いで、
衣料品店「ユニクロ」のフランス法人を含む衣料・スポーツ靴大手の4社をフランスの当局に告発したと発表した。同国メディアが伝えた。受理されるかどうかは不明。
人権擁護団体など3組織と自治区内のウイグル族収容施設の元収容者が告発した。報道によるとユニクロ以外は、「ZARA」などのブランドを擁する
スペインのインディテックス、米スケッチャーズ、フランスのSMCP。

66:世界@名無史さん
21/04/11 17:56:10.11 0.net
中国・新疆ウイグル自治区の炭鉱で10日、浸水事故が発生し、坑内に21人が閉じ込められていて、救出活動が進められています。
これは11日、中国国営テレビが報じた現場の映像です、救出にあたる作業員の姿のほか、炭鉱の中から水が流れ出ている様子が映っています。
中国メディアによりますと、新疆ウイグル自治区の炭鉱で10日夕方、改修工事を行っていたところ、浸水事故が発生し、
坑内にいた作業員29人が閉じ込められました。うち8人は脱出しましたが、いまも21人が閉じ込められているということです。
坑内は停電し、通信も途絶えていて、救出チームは坑内に空気を送る作業と中の水を抜く作業を並行して行っています。
ただ21人がいる場所が3つに分かれているほか、坑内の地形が複雑なため救出活動は難航しているということです。

67:世界@名無史さん
21/04/12 18:53:28.85 0.net
綿花の国際価格が上昇している。指標となるニューヨーク先物市場の価格は、昨年4月の1ポンド=40セント台から、今年2月には90セント台半ばまで急騰した。
新型コロナウイルス禍で世界的に景気は低迷しているはずなのに、
なぜ? 事情を探ると、欧米諸国の批判を浴びる新疆ウイグル自治区の人権問題も影響しているのだという
ニューヨーク先物の綿花価格は昨年4月、新型コロナの感染拡大による世界的な需要低迷を受け、約11年ぶりに1ポンド=50セント台を割り込んだ。だが、その後は徐々に上昇局面に転じ、今年2月に2年ぶりとなる90セント台まで値を上げた。現在も70〜80セント台で推移しており、完全にコロナ禍前の水準に戻った形となっている。
押し上げの要因は、昨夏に米国で歴史的な規模のハリケーンが連続して上陸し、綿花産地を直撃したほか、各国の金融緩和であふれたマネーが商品市場に流入したことがある。加えて、中国による「爆買い」である。中国税関総署によると、2020年の綿花輸入量は、8月までほぼ毎月前年同月を下回る水準が続いた。
だが、9月に前年同月比152%増に転じると、12月まで同86〜182%増と高水準で推移。今年1〜2月の累計も前年同期比67%増とハイペースの伸びが続いている。主な輸入元は米国やブラジル、インドだ。
しかし、そもそも中国は世界全体の綿花生産量の3割近くを占めており、インドに次ぐ世界2位の綿花生産国のはず。中国自身の綿花生産量が落ち込んだわけでもないのに、輸入量がこれだけ急速に増えたのはなぜなのか。

68:世界@名無史さん
21/04/12 20:02:41.15 0.net
私が中国でのさまざまな報道を元にまとめた新疆での綿花農業の現状は以上の通りであるが、果たしてこれは「強制労働」であろうか。南疆の県政府などが農民たちに出稼ぎに行くことを熱心に奨励している様子は先のビデオからも伝わってくる。
ただ、その目的は農民たちの収入を増やして貧困家庭をなくすことなので、綿摘みに行った人々を低賃金でこき使ったりしたら元も子もない。
県政府が農民たちを綿花畑への出稼ぎに「動員」したのは間違いないが、「強制」したとはいえないと思う。
では欧米ではなぜ「強制労働」と断じられているのだろうか。
まずBBCの記者ジョン・サドワースが書いた「中国の汚れた綿」を見てみる(BBC,2020)。ここには綿花畑での「ウイグル族の強制労働」を裏付ける独自の情報は特に示されておらず、
主に共産主義犠牲者記念基金のエイドリアン・ゼンツが書いたレポート(Zenz, 2020)に依拠している。
ではゼンツがどう書いているかというと、実は上で私が書いたのとほぼ同じ内容である。種を明かせば、ゼンツは現地を調査したわけでも亡命者にインタビューしたわけでもなく、
もっぱら中国の報道記事を元にレポートを書いており、
親切にもそれら元記事へのリンクをレポートに注記している。そこで私はゼンツのレポートからその元記事をたどって読んで、上の内容を書いたのである。
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)

69:世界@名無史さん
21/04/12 21:02:04.30 0.net
 在日のウイグル族やチベット族、モンゴル族、香港の人々らでつくる「インド太平洋人権問題連絡協議会」は12日、国会内で記者会見を開き、中国の諸民族が直面する深刻な人権侵害行為を非難する国会決議の早期採択や、日本政府に具体的な支援策を求める声明を発表した。
中国当局によるウイグルの人権弾圧をめぐる対中制裁に先進7カ国(G7)では日本だけが加わっていない中、一致結束して諸民族の苦難を訴える狙いがある。
 声明では「日本が人権を重んじる民主主義国家であることを示すためにも、今国会中に一日も早く国会決議を全会一致で成立することを強く求める」と強調した。協議会はチベット亡命政権の代表機関、ダライ・ラマ法王日本代表部や
日本ウイグル協会など13団体で構成。中国当局による諸民族への迫害行為が深刻化する中、国会議員との連携を目指し、3月30日に発足した。
 在日チベット人コミュニティーの小原カルデン代表は記者会見で「どうしてチベット人がダライ・ラマ法王の写真を持ち歩くだけで逮捕されないといけないのか。人権侵害をわがこととして反対の声を挙げてほしい」と呼びかけた。
日本ウイグル協会の于田(うだ)ケリム会長は「国会決議を出した後は『ジェノサイド』(民族大量虐殺)認定を行ってほしい」と訴えた。
 香港民主活動家のウィリアム・リー氏は「国会決議が人権侵害を止めるのにすべきことだ」と述べ、制裁法の整備などを求めた。
世界モンゴル人連盟理事長の楊海英氏は「草原を破壊され、エリートを殺され、子供たちは洗脳教育を受けさせられている。一日も早く弾圧をやめさせるよう非難決議を採択してほしい」とメッセージを寄せた。
 民族団体の代表者らは、16日予定の日米首脳会談後に与野党幹部に声明文を渡し、国会決議の早期採択への理解を求める予定だ。

70:世界@名無史さん
21/04/12 22:39:01.26 0.net
中国は日本の同化政策を見習え

71:世界@名無史さん
21/04/14 11:12:04.48 0.net
米テネシー州メンフィスで小学校の教師として働いていたギュルルイ・アスカルが新疆にいる親族の身柄拘束を知ったのは16年11月のことだ。
ウイグル自治区の区都ウルムチに暮らす甥のエクラム・ヤルムヘメドから借りていた約1万ドルを返済するために彼に送金したら、
その直後に彼は連行され、数カ月後には彼の兄弟も身柄を拘束された。
アスカルは甥2人の失踪をアメリカで公にしようと思った。同じ頃、義理の兄弟も身柄を拘束されていた。だが現地で暮らす母親とネット経由で話すと、余計なことはするな、黙っていろと言われた。
「私たちウイグル人は、いわば無力感を教え込まれている」とアスカルは言う。何十年も平和的な抗議活動を続けてきたけれど、何度も暴力的につぶされてきた。だからウイグル人の親は今、もう何もするなと子に教えるようになっている。
だからアスカルも黙ることにしたが、それが身体的なストレスとなった。眠れなくなり、ストレス性胃炎に悩まされた。18年4月には母とも連絡が取れなくなった。パソコンからスカイプで呼び出しても応答がない。
高名な言語学者の兄も19年1月に身柄を拘束された。やがて親しい親戚がメッセージアプリのウィーチャットで伝えてきた。「親族の男はみんな連れて行かれた」
だがアスカルは絶望の底にいたとき、09年7月のウルムチ騒乱に際して立ち上がった女性たちの例を思い出したという。「あの救い難い状況の中でも、あの人たちは立派に立ち向かい、教えてくれた。弾圧あるところに抵抗ありなのだと」
そこで彼女は、もう黙っていられないと夫に告げた。「もう目を覚まさないといけない。協力してくれるジャーナリストを探そう」

72:世界@名無史さん
21/04/14 11:14:38.62 0.net
中国政府は14年4月の鉄道駅爆発事件を受けて一段と弾圧を強め、17年には習近平(シー・チンピン)国家主席が新疆を囲む「鉄の長城」の建設を命じた。その命令を実行したのが、16年8月に自治区の共産党トップになった
陳チェン・チュエングオ全国だ。収容所の建設を含め、弾圧の具体策を構じた張本人とされる。
ホジャは18年1月、収容所生活を生き延びたオムルベク・エリの証言とされるインタビューを初めて公表した。それまで疑念にすぎなかった中国政府のウイグル政策の実態が明らかになり、大きな転機となった。しかし、代償は大きかった。
インタビューが放送された日から、ホジャはウイグルにいる家族全員と連絡が取れなくなった。数日後、1本の電話がかかってきた。実家同士が近所で、今はアメリカに住むウイグル人学生(安全上の理由から匿名)からだった。「あなたのせいで、ご両親と親戚
20人以上が逮捕された。ご存じですか?」
自分の仕事と、家族の命や安全のどちらを選ぶか。そういう精神的な重圧を感じたとホジャは言う。後に彼女は、RFAの同僚にも家族を連行された人がいて、それでも事態の悪化を恐れて黙っていた人がいることを知った。
しかし彼女には沈黙という選択肢はなかった。「全てを失えば恐怖はなくなる」とホジャ。「だから思った。いいわ、私は自分の話を語るだけだと」
ホジャは、家族の救済のために奔走し始めた。18年7月には米議会で証言した。すると、同じような状況に置かれているウイグル人も次々と告発を始めた。それからしばらくして、ホジャの元には親戚の解放の知らせが届き始めた。今では母親とも話をすることを許されているが、
母親はホジャから電話があるたびに地元の警察当局に報告しなければならないという。昨年5月、ホジャは国際女性メディア財団から「勇気ある報道賞」を受賞している。
ホジャに協力を求めたアスカルも報われた。消息不明になった家族についての話を複数の海外メディアが報じると、親族の1人がウィーチャットで連絡を取ってきた。
「入院している子たちのことで、よい知らせはある?」とアスカルは尋ねた。「入院している子たち」は、収容所に入れられた人を指す合言葉だ。アスカルはこのとき、甥の1人が解放されたことを知った。兄も数カ月後に解放されたが、甥のエクラムと義兄は今も収容されたままだ。

73:世界@名無史さん
21/04/14 11:44:47.45 0.net
抑圧に対して立ち上がり、反撃する力が、ウイグル人女性にあったのはなぜか。
弁護士のアサトによれば、いくつかの要因が考えられる。まずは、イスラム教徒が多数を占める他の社会に比べて、都会的なウイグル人の宗教意識は低い。
だから、男女の関係はかなり対等だという。
「ウイグル人女性の立場は歴史的に男性と平等だった」とアサトは言う。「女性は家庭でも仕事場でも指導的な役割を果たしてきた。家庭では常に女性に発言権があり、母親はそれを次の世代に確実に伝えてきた」
また、多くの男性が刑務所や工場、その他の施設で拘束されているなか、ウイグルの女性たちは表に出て、家族のために戦わざるを得なくなった。
「愛は、世界で最も強力な権威主義国家への抵抗に必要な勇気を与える」とアサトは言う。
女性が戦いに費やしたエネルギーは、家族や見知らぬ人からの励ましの形で戻ってくる。女性たちの抗議に触発された教師アスカルは、母親の死を知った19年の暗い日々に、自分の双子の娘に慰められた。
眠れない夜が続くなかで書いた詩は、ウイグル人コミュニティーで共感を呼んだ。好意的な反応で、アスカルは自己実現の感覚を得ることができた。
この記事で取材した多くの女性にとって、新疆ウイグル弾圧の最も不安な側面は、政府が同化を加速させようとしていることだ。その観点からすると、ウイグルの言葉、文化、伝統を伝えることはそれだけで、政府への抵抗となる。

74:世界@名無史さん
21/04/14 11:46:11.48 0.net
収容所には厳しい日課がある。起床後はすぐ居室の検査がある。その間、同室の20人ほどの女性たちは敬礼
をして「習シー近・チンピン平万歳!」を唱えなければならない
職員2人に激しく殴られ、そのうちの1人に「おまえの神様が本当に偉大なら、助けてもらえよ」と言われたという。

75:世界@名無史さん
21/04/14 13:11:34.52 0.net
カゴメが中国の新疆ウイグル自治区で生産されたトマト加工品を製品に使うのを2021年中にやめることが13日、分かった。同自治区では少数民族ウイグル族らの人権侵害をめぐり
国際社会で批判が高まっている。同社はコストや品質に加え「人権問題が判断材料のひとつになった」と説明する。今後、ほかの日本企業の判断に影響を与える可能性もある。
太陽光エネルギーの普及を目指す世界の企業に、これまで見逃されていた課題が立ちはだかっている。業界のサプライチェーン(供給網)が中国の新疆ウイグル自治区に大きく依存しているからだ。米国などは同地域について、
イスラム系ウイグル族を含む少数民族に対するジェノサイド(大量虐殺)の舞台になっていると指摘している。
太陽光パネルの大半にはポリシリコンが欠かせないが、それは世界の供給量の約半分が中国北西部の同地域で生産されている。そこは、中国が100万人以上のウイグル人を収容していると人権団体や米当局がみている地域だ。
再生可能エネルギー業界では、新疆で生産されるポリシリコンやその他の重要材料を巡り、強制労働との関連性を危惧する声がある。新疆へのアクセスは制限されているため、サプライヤーが人権を侵害していないかどうかを確認するのは困難だ。
新疆地域との取引を巡っては、縮小を求める世界的な圧力が高まっている。米国と欧州連合(EU)はいずれも、ポリシリコンを含む同地域からの製品について、
輸入禁止措置の拡大につながる法案を検討している。米国は1月、新疆産の綿花とトマトの輸入を禁止した。

76:世界@名無史さん
21/04/15 01:01:26.36 0.net
毎朝午前6時に起床し、7時〜11時まで教室で男女の収容者約60人に中国語を教えた。「生徒」の収容者は番号で呼ばれ、手錠や足かせをつけて授業を受けた。サイラグリさんは
「苦しい表情を浮かべて弱った収容者と直面し、ショックを受けた」と振り返る。
午前11時からは約1時間、中国共産党への忠誠を教える授業を行うことを命じられた。「習近平国家主席万歳」などの中国語のスローガンが書かれた紙を頭に乗せ、「生徒」とともに叫び続ける内容だった。
 警察官2人が授業を常に監視し、「生徒」がどれだけ大きな声で数多く叫んだかを評価。授業中の従順さに応じて点数をつけ、
「生徒」を管理の厳しさが異なる3つのグループに振り分けていたという。
収容者がイスラム教の信仰を捨てたかどうかが試される出来事もあった。
18年1月のことだ。20代の女性収容者が100人以上の収容者の前で「金曜日の礼拝日を祝うメッセージを収容される前に
携帯電話で友人に送った」と告白させられた。直後、複数の警察官はその女性に性的暴行を加えた。
その様子を見て怒りの表情を浮かべたり、直視しなかったりした収容者らは信仰を捨てていないと判断され、警察官に暴力を振るわれたという。
その場にいたサイラグリさんは目を伏せずに見るしかなかった。
女性収容者への性的暴行は横行していたともいい、サイラグリさんは「中国当局は(収容所の)警察官に性的暴行を自由に加えられる権利を与えていた」との見方を示した。

77:世界@名無史さん
21/04/15 01:02:27.20 0.net
収容所には警察官らが収容者を拷問する「黒い部屋」と呼ばれる約20平方メートルの部屋があった。監視カメラはなく、薄暗い室内に拷問器具が並べられていた。
信仰があつく、警察官らに従わない収容者らは黒い部屋に連れて行かれ、爪を全部はぎとられるなどされていた。全身血だらけで出てきた収容者もいたという。
サイラグリさんも一度、他の収容者との接触などを禁じる誓約書に違反したとを疑われ、黒い部屋で棒で殴られるなどして、気を失ったことがある。
18年3月に釈放され、自治区に隣接するカザフスタンに逃れた後、国連の助けを得て、夫と子供とともに19年6月にスウェーデンに渡った。

78:世界@名無史さん
21/04/16 09:15:03.74 0.net
原産国は「フランス」。しかし、使われているのは新疆ウイグル自治区から輸入された濃縮トマトだった。マレ氏が輸入ルートを辿り、中国の畑に潜入すると、そこには悲惨な光景が広がっていたという。
「年端もいかない子供たちが過酷な環境で働かされていたんです。大企業のトマト缶に中国の濃縮トマトが使われていることは珍しくありません。原材料の産地が変わっても、その記載を義務づける法律がないんです」
“産地のロンダリング”は、世界のトマト缶輸出量の77%(’15年時点)を占める大国・イタリアでも起きている。
「イタリア国内では中国産のトマトを使った製品を売ることはできません。
しかし、加工して輸出するぶんには大丈夫。中国産の濃縮トマトを薄め、『イタリア産』として国外に売っているんです」
さらに、食品業界で犯罪を犯すマフィアも増えているのだとか。
「彼らは“アグロマフィア”と呼ばれ、不法労働者を雇ったり、産地を偽装して格安の製品を売りさばいています。スーパーに並んでいるトマト缶がマフィアの活動資金になっているんです」

79:世界@名無史さん
21/04/17 15:44:01.82 0.net
速報:最新の2020年新疆統計年鑑に人口データが全く載っていない。地域の出生率、民族別人口内訳、総人口内訳、産児制限に関するデータが全く載っていない。

80:世界@名無史さん
21/04/18 13:26:11.11 0.net
オーストラリアに住むウイグル族のマムトジャン・アブドレイムさんは3月下旬、中国国営の中国国際テレビ(CGTN)に映った長女(10)
の姿にくぎ付けとなった。中国新疆しんきょうウイグル自治区カシュガルにいる家族とは5年以上も会っていない。
しかし、すぐに怒りがこみ上げてきた。長女は、祖父母と幸せに暮らしているとして「カシュガルにいたい」と硬い表情で語った。アブドレイムさんが
一方的に家族と連絡を絶ったとされ、高齢の父が「帰ってこい」と呼び掛ける場面もあった。
アブドレイムさんは「連絡してもつながらない。CGTNがウソを強いたのは明らかだ」と憤る。
 この報道は米CNNテレビなどの取材に応えたことに対する当局の圧力とみる。実はこの10日ほど前、CNNもアブドレイムさん
の許可を得て実家を取材していた。この時、長女は「ママもパパもいない。会いたい」と涙を流した。
 アブドレイムさんによると、マレーシアで暮らしていた2015年12月、妻はパスポート更新のため子ども2人と一時帰国した。だが当局は必要書類を没収して
再出国させなかった。妻は抑圧が強まった17年に拘束され、19年にいったん釈放されたが、すぐに再拘束された。自身も帰国すれば拘束されると恐れる。
「『以疆制華』(新疆をもって中華を制す)のたくらみを許さない」
 中国メディアや当局者は最近、こんな表現を盛んに使う。ウイグル問題に関する欧米の批判は、中国を抑え込むための口実にすぎない、との認識だ

81:世界@名無史さん
21/04/19 11:16:34.31 0.net
政府が今国会に提出した入管法改正案に反対するため、埼玉県川口市で暮らすクルド人ら約80人が18日、同市内で記者会見した。
現状は難民申請中であれば送還は停止されるが、改正案では3回目以上の申請者を強制送還の対象にしている。
この日は、すでに3回以上難民申請し、送還される可能性が非常に高い人も多く参加し「帰ったら弾圧される恐れがある。私たちを助けてほしい」と切実な思いを訴えた。
この日の会見は、日本クルド文化協会や、難民申請者の支援を長年続けている大橋毅弁護士が開いた。クルド人は独自の言語と文化を持ち、
「国を持たない最大の民族」と呼ばれる。トルコやイラク、シリアなどに、国境をまたいで約3000万人が暮らしているとされるが、
各国では少数派で、差別や弾圧の対象になってきた。川口市には日本有数のクルド人コミュニティーがあり、大半がトルコ系だ。
在留資格を持たず、難民申請している人が多いが、日本政府はこれまで一度も難民として認定したことはない。
「トルコにいたときの記憶は一切ありません。見た目以外は一般的な日本人と変わりませんが、大きく違うのは私が難民申請中だということです」。
2歳のときに来日したという高校生の男性はこう切り出した。
「家族が送還されたら、父と母は空港でトルコ警察に捕まり、自分と弟たちはトルコ語の読み書きができないのに子供たちだけで生活することを余儀なくされます。
このまま日本で生活し大学を卒業し、社会の役に立ちたいと思っています」と送還への恐怖を語った。

82:世界@名無史さん
21/04/19 11:17:55.83 0.net
この日の参加者の多くは在留資格を持たず、入管施設での収容を一時的に解かれる「仮放免」の立場に置かれている。
就労できず、健康保険にも入れない。県内からも出られず、極めて厳しい状況での生活を強いられている。
今年3月に自動車整備の専門学校を卒業した23歳の男性は「面倒を見てくれた家族やおじさん、支援してくれた人に恩返ししたいのにそれができません。
その上に新しい法案ができて、どうしたらいいのか正直分かりません」と苦しい心情を吐露した。難民申請は既に複数回しているといい、
「迫害や差別を受け、他の国に逃げてきました。その状態で強制送還されたらどう思いますか。
逆の立場で考えたら、どういう気持ちになるか分かりますか」と問いかけた。
 日本の2019年の難民認定率は0.4%で、先進諸国の中で際立って低い。ネット上などでは「難民として保護されたいなら他国に行け」といった声も上がっている。
大橋弁護士はこうした声に対し「『日本は難民条約に入っているが保護しないから、そちらに押しつけます』などという言葉を、
(難民を受け入れている)ヨーロッパの人に言えるのかということです」と批判する。
「他の国が保護するような人だと分かっているのに、なぜ日本は保護しないのか。恥ずかしいことです」

83:世界@名無史さん
21/04/19 23:36:10.93 0.net
三浦小太郎
もう十年以上前のことになるが、私はトルコで亡命ウイグル人の活動家に出会ったことがある。その時彼は、日本国は秘密裏に、ウイグルをはじめ様々なアジア諸民族を支援するための資金や部隊を保持しているのではないか、
と真顔で私に問いかけてきたのだった。本書第三章で次のような文章を読んだ時に、私の脳裏にまざまざと浮かんできたのがこの記憶だった。
「ウイグル人の間で一九三〇年ごろから今までずっと『あの時、日本が来てくれていれば、東トルキスタンは独立していた』との言い伝えがある。内容としては『あの当時、日本は共産党が悪ということを、人類の敵であることをいち早く知っていたために、ソ連共産党と中国共産党から
ウイグルを守って独立させたかったらしいが、アメリカが二回にわたって日本の広島と長崎に核爆弾を落としたために、この計画は成し遂げられなかった』と言うもので、ほとんどのウイグル人がこの話をなぜか知っている」
ウイグル人の多くが持つ親日感情の根本が、この「伝説」に由来しているのだが、著者はここ日本で『帝国陸軍知られざる地政学戦略─見果てぬ「防共回廊」』という一冊の書物と、同書の著者・関岡英之氏と出会うことによって、この「伝説」が歴史的事実であることを知ることになった。
そしてこの『防共回廊』は、著者のウイグル語訳を通じて、世界のウイグル人に向けて紹介されることになった。同書のうちウイグルについての章がウイグル語に翻訳され、
インターネットでの公開、そしてイスタンブールでの出版が実現したのだ。しかし、その二〇二〇年に予定されていた、同地での交流会を控えた二〇一九年五月、関岡氏は五十七歳の生涯を閉じた。
「先生はアジアの誇りであった美しい大和の国日本を、魂に桜を咲かせることができる武士の生き様を、私たちウイグル人に見せてくれた。関岡英之先生は私たちが憧れ、愛した美しい日本そのものだった。」
関岡氏の志は、彼が愛しその独立と幸福を祈り続けたウイグルの人々に届き、おそらく更なる花を咲かせ続けるだろう。

84:世界@名無史さん
21/04/20 16:41:58.24 0.net
『太陽光パネル原材料約50%は中国新疆ウイグル自治区の強制労働で生産されてる』】
マスコミや反原発派が必死で隠蔽していた驚愕の事実が拡散中

85:世界@名無史さん
21/04/21 10:41:34.29 0.net
もしこの主張に従って、日本や欧米のアパレルメーカーが新疆綿の使用を取りやめた場合、どういうことが起きるだろうか。
まず、新疆の綿花に対する需要が激減して綿花畑は困るであろう。新疆の綿花畑は欧米や日本からの受注を取り戻すために、綿摘み作業を機械化したり、
2015年までのように中国内地からの出稼ぎ労働者を雇うようになるだろう。ウイグル族を雇っていなければ、「強制労働」とのそしりを免れることができるからである。
その結果、綿花畑で綿摘みの出稼ぎをしていたウイグル族の人々は職を失い、その多くは貧困に逆戻りする。これでウイグル族の人権状況が改善したことになるのだろうか。
私には逆効果だとしか思えない。
新疆の民族別人口比率は1985年から2013年まできわめて安定していた。ウイグル族は常に自治区の総人口の46〜47%、漢族は常に38〜40%であった。これはかなり不思議なことだ。
この間、内地の甘粛省や河南省などから相当数の移民が新疆に流入したので漢族は社会増が多かったはずである。一方、ウイグル族は漢族よりも出生制限が緩かったので自然増が多かったはずである。
かたや社会増、かたや自然増が優勢なのに、結果的には両者が奇妙なほどバランスしている。この背景で強引な人口の調整が行われた可能性が疑われる。

86:世界@名無史さん
21/04/21 10:48:56.45 0.net
制裁や圧力に対して中国は内政干渉だと反発するばかりで人権状況が改善する道筋が見えない。
中国が統治する新疆の人権状況を改善するには、中国政府にその気になってもらう以外にない
人権が完全に守られている国などどこにも存在しない。しかし、今日のグローバル化した世界では、人権弾圧を逃れて他国に来る人がいたり、
サプライチェーンが国を跨いでつながっているので、他国の人権状況にも関心を持たざるをえず、自国の人権問題のことだけ考えていればいいというわけにはいかない。
各国ともそれぞれの人権問題があり、共に人権状況の改善を目指しているということを前提として、政府間でそれぞれの人権状況を報告するとともに、相
手国の人権状況に対する懸念を表明しあうことで双方の人権状況の改善を目指す「人権対話」を提案したい。相互主義の原則で対話を行えば、
内政干渉を拒否する主権国家の壁を超えて相手国の人権状況の改善に影響を及ぼすことができるかもしれない。
ちなみに、今日の国際社会で内政に干渉することが当たり前になっている分野がある。それは国際貿易の世界である。19世紀後半には関税自主権の回復が日本にとっての悲願であったが、今日では世界のほとんどの国
が世界貿易機関(WTO)に加入して関税自主権を自主的に返上し、貿易交渉を通じて他国の内政に盛んに干渉している。
関税と貿易に関する一般協定(GATT)からWTOに進化してからは、内政干渉する分野が狭い意味での貿易政策だけではなく、外資政策、政府調達、
知的財産権制度、技術標準にまで及んでいる。たとえば「知的財産権の貿易関連の側面に関する協定」(TRIPS協定)では、
知的財産権制度が整備されていなければ貿易に支障が出るということで、各国の知的財産権制度を国際的に調和させることを目指している。

87:世界@名無史さん
21/04/21 10:49:47.68 0.net
こうした貿易交渉の分野をさらに人権の分野にまで広げることは理論的には十分にありうると思う。すなわち、中国でウイグル族が工場で強制労働させられている疑惑が持ち上がることは
、明らかに貿易の支障になる。もし中国政府が少数民族に対する人権侵害を容認するのであれば、
グローバル企業は少数民族を雇用する企業との取引をあきらめざるを得なくなる。つまり、グローバル企業は「貿易に関連する人権問題」(TRHRI=Trade-related human rights issues)に直面している。
そこでTRIPS協定のように、円滑な貿易を促進するために人権保護に関する政策を国際間で調和させるという発想があってもよい。
欧米・日本と中国が依然として貿易と直接投資を通じてつながっているからこそ、中国の人権問題を我々の問題としてとらえ、それに対する働きかけも可能になるのである。もし経済関係を断ち切ってしまったら、
相手国政府の内政に何の手出しもできなくなり、相手国の人権状況の改善のために打てる手もなくなる。

88:世界@名無史さん
21/04/22 15:09:47.01 0.net
2004年、2007年と、新疆、チベットも建設現場や工場の労働現場を取材する機会があったが、まずしい農民に現金収入をもたらして豊かにしてやった、
という当局主張と、漢族がおれたちの土地にきて搾取している、という労働者側の本音の違いは外国人記者しか知ることができなかった。
今の監視社会下では、外国人記者ですら、そうした本音にたどり着くことは難しかろう。
この問題は、日本の技能研修制度を奴隷労働と見るか否かにも通じるものがある。ともにその賃金が妥当か、
労働環境改善要求の手段が(スト権など)あるか、あと当事者たちが搾取と感じるかいなか、が重要
かつて労働教養所で過酷な強制労働に従事していた友人、知人の話や、2010年ごろまで20年間、賃金アップもなかった、
中国工場労働環境を取材してきた経験を総合すれば
新疆の国有農場への労働派遣が、労働者側の希望にそった脱貧困対策というのを直に信じるわけには、いかない。しかも、
労働教養所が廃止された2013年以降、急に拡大しはじめた新疆の再教育施設、職業訓練施設にどんな意味があるのかを考えないわけにもいかない。
全人代の李克強の政府活動報告を丁寧に読むと、習近平の脱貧困政策について不満が滲んでいるのに気が付くだろう。
世銀の絶対的貧困ラインよりもさらに低い基準の中国の絶対的貧困をなくすために、
農場や工場に強制動員して最低賃金で労働従事させるやり方が、持続的な貧困問題解決といえるか、と。

89:世界@名無史さん
21/04/24 00:28:03.36 0.net
まずはウイグルの中で、中共支持派と不支持派に分かれる
統一されてないとダメって意見はとりあえず無視
不支持派だけの領土を占領し、独立宣言する
これでええやん

90:世界@名無史さん
21/04/24 14:09:24.97 0.net
イスラーム主義かウイグル民族主義かでも分裂してるから無理
そこに中共がウイグル中共派のクサビを打ち込むことで独立運動をバラバラに解体するシナリオはとまらない

91:世界@名無史さん
21/04/24 14:44:06.90 0.net
>>90
今は宗教とか民族なんかの問題より中共から人権侵害を受けてるっつーのが真っ先に解決したい問題でしょ?

92:世界@名無史さん
21/04/24 15:16:21.72 0.net
人権侵害で国ができたのはイスラエルだけじゃね
他の力のない民族は無理
クルドをみよ西サハラをみよミャンマーをみよ

93:世界@名無史さん
21/04/24 15:23:05.69 0.net
諦めきれるんなら長いものに巻かれていった方が得策に思うわ
むしろ中共との衝突を避けるべし

94:世界@名無史さん
21/04/24 16:51:16.35 0.net
巻かれちゃうと民族が溶かされて底なし沼のような中華にとりこまれてしまうからな
新疆西藏蒙古はむずかしいところ
レアメタル産地+核実験の墓場だから

95:世界@名無史さん
21/04/24 17:12:48.98 0.net
俺は損切りするなら早め って思うから犠牲が伴っても団結して独立した方が良いと思ってるがなー
とりあえず暫定独立国にしておいて、10年毎とか期間を区切って次の10年は再度みんなでどうするかを決める みたいな融通が効く法律にしておけば柔軟性も持てる

96:世界@名無史さん
21/04/24 23:31:43.84 0.net
自民党有志による「南モンゴルを支援する議員連盟」の設立総会を21日、取材した。この「南モンゴル議連」ができたことで、既存の「ウイグル議連」「チベット議連」とあわせ、
中国政府から激しく弾圧されている3民族を支援する議連が永田町にそろったことになる。北京政府にとっては好ましからざる動きに違いない。
南モンゴル議連の代表は高市早苗前総務相が務める。「議連」というと、親睦や利権つながりを趣旨としたものが多いなかで、中国という大国に物申す、まさに「闘う」議連のトップを、
女性が単独で務めることは例がない。その高市代表は、冒頭のあいさつでこう言い切った。
「南モンゴルの問題に対して、日本国政府や日本の国会が行動を起こそうとすると、中国共産党政府は『内政干渉だ』と言ってくるであろうと思いますが、私は、既にこれは内政干渉ではなく、国際問題だと考えております」
私も長く、チベット、ウイグルといった中国の民族問題に関わってきたが、日本の政治家が、かくも堂々と、そしてよどみなく、民族問題に関する「正論」を公言するのを見たのは初めてだ。日本国民として、また同性としても心強い限りである。
ところで、読者の皆さまの中にも「はて、南モンゴルとはどこ?」と思う方もおられるかもしれない。南モンゴルとは、多数の力士の出身地であるモンゴル国とは別で、その南にあるこの地域を現在は、
中国共産党政府が「内モンゴル自治区」と呼んで支配している。
しかし、新疆ウイグル自治区やチベット自治区と同様、「中国政府が『自治区』と名付けたところに自治はなし」の定石どおり、今やモンゴル人には自らの母語を学校で教える自由すらない。

97:世界@名無史さん
21/04/24 23:32:46.59 0.net
南モンゴル問題のポイントは大きく3つある。
第1は、本コラムでもお伝えした、南モンゴルの学校でモンゴル語での使用が事実上禁じられた件だ。
第2は、フランス・ナントの歴史博物館での一件に象徴される「歴史簒奪」の問題。同博物館でのモンゴルの歴史展示について、中国政府が「チンギス・ハーン」や「モンゴル帝国」という用語を使うなという噴飯ものの要求をしたため、企画展そのものが中止されたのだ。
第3は、在日モンゴル人への中国当局の脅迫である。これはウイグル人にとっても切実な問題だ。
高市氏は言う。
「多くの南モンゴルの研究者、留学生が日本国内で安心して生活ができるように。また、モンゴル人にとっても日本人にとっても大切な文化や歴史、倫理的価値を守るために。そして、国内外の多くの方々が安心して
南モンゴルを訪問できる環境をつくるために、闘って参りましょう。主権国家として当然の責務です」
議連設立には、高市氏のほか、事務局長を務める上野宏史衆院議員や、山田宏参院議員が尽力した。さらに、永田町の外から、心ある議員たちを動かしたのが、南モンゴル・オルドス出身の文化人類学者、楊海英氏(静岡大学教授)だ。

98:世界@名無史さん
21/04/24 23:33:49.33 0.net
楊氏は昨年来、永田町に足を運び、議員勉強会の講師となって議員への啓発、陳情に努めてきた。政界以上に「親中派」の多い学術界に生きる人としては、どれほど勇気の要る行動であったことか。
楊氏はこの議連設立を「世界史的意義のある出来事だ」と評価する。「戦後は中国に対する贖罪(しょくざい)意識一色で、『満蒙(満州と蒙古)』を忘れたかに見えた日本人が、実は忘れていなかった。
これはモンゴル人にとっての希望であると同時に、日本にとっての覚醒ともなる出来事です」と楊氏。
21世紀のアジアにおける「自由」と「民主」「人権」をリードする大国として、日本が立ち上がる、そのきっかけとなった日−。令和3(2021)年4月21日が、
後世の歴史教科書にそう記されることを祈る。
その一歩として、現在、複数の議連で文案が検討されている「対中非難決議」の国会提出が待たれる。くれぐれも、「骨抜き非難決議」とならないよう、それも合わせて祈っている。

99:世界@名無史さん
21/04/26 15:03:11.61 0.net
2021年4月23日、環球時報は、「口では新疆産綿の不買を口にしているが、米国の体は実に正直だった」とする記事を掲載した。
記事は、米国のトランプ前政権が頻繁に「新疆カード」を切って中国をけん制し、ウイグル族に対する強制労働を口実として新疆ウイグル自治区産の綿花、トマト製品の輸入を禁止する措置を講じていたと伝えた。
その上で、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの22日付報道を引用。中国税関総署のデータでは、今年1〜3月における同自治区の対米輸出額が前年同期比113%増の6440万米ドル(約69億5000万円)に達したことが明らかになったとし、
新型コロナ感染拡大前の2019年の同時期と比べても46.5%増加していたことが明らかになったと紹介した。
また、今年1〜3月に同自治区から米国に輸出された製品リストでは、綿花製品の総額は数十万ドルにとどまっており、抗がん剤に広く用いられる化合物、アミノ酸など、化学工業製品などが多くの割合を占めていたと説明している。
一方で、同時期における同自治区の総輸出額は前年同期比では33.75%増加したものの、2019年の同時期に比べて6.1%減少したと指摘。輸出総額が減少する中で対米輸出が増えたことに、業界のアナリストたちが困惑しているとした。
そして、民間シンクタンクであるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)のアナリスト、ニック・マーロ氏が「この現象は、新疆問題が緊迫化するなかで、
新疆からの輸出品にさらなる規制をかけ、サプライチェーンでの『脱新疆化』を進めることは、多くの米国の顧客にとって極めて大きな苦痛になることを表すものだ」との見方を示したことを伝えている

100:世界@名無史さん
21/04/27 14:53:32.06 0.net
イギリス議会下院が ウイグル に対する ジェノサイド だと全会一致で可決」と報道されるが、その実態は
「650名議員のうち、たった7名だけが投票に参加してその全員が賛成した」というものだった! その人数でも議会での議決となる規則なのだろうが・・・

101:世界@名無史さん
21/04/30 16:16:32.69 0.net
かつてモンゴルが二度にわたってオスマン・バートル(1889〜1951)の暗殺を企てたというのだ。
オスマン・バートル(オスマン・イスラム・オグリ)は新疆北部のアルタイのカザフ人で、当初は中国支配に抵抗し、一時は東トルキスタン共和国とも共同歩調をとった。しかし、その後は国民党に歩み寄ったため、人民解放軍に追われる身となった。そして、結局は捕えられ、刑場の露と消えたのであった。
上記記事には、セリハン・ビュルギトバイというモンゴルのカザフ人が登場する。1943年、16歳で国家安全部の一員となったセリハンは、カザフ語以外にウイグル語、モンゴル語も堪能だったため、モンゴルと新疆の国境地帯に送られ、情報活動に従事した。
この年の終わり、中国軍に追われたオスマンがモンゴルに越境してくると、翌年2月、首相チョイバルサンは彼と会見した。その後、アルタイに戻ったオスマンは、モンゴルの軍事援助を受けて武装闘争を継続した。そうした中で、
サラジャンという偽名を使って活動していたセリハンは、オスマンが秘かに国民党と提携しようとしているという情報をつかみ報告した。
その結果、国家安全部はセリハンを含む暗殺グループを組織した。セリハンは兄を捜していると偽ってオスマンに接近したが、身辺警護が厳重で手を下すことができなかった。この後、国家安全部は再度オスマン暗殺を企てた。
終身刑に服していたサガダイという囚人を、暗殺に成功すれば釈放すると約束して新疆に送ったのだ。
彼はセリハンの手引きで暗殺を企てるが、これも失敗に終わってしまった。1949年、人民解放軍がウルムチに進駐すると、セリハンはモンゴルに引き上げたという。
オスマンはウイグル語の歴史小説にも登場する。長篇では、ゾルドゥン・サービルの『故郷』、アブドゥラフマン・カハルの『イリ川の波 』、トゥルディ・サムサクの『あの世から来た者たち』が記憶にある。
これらすべてで、オスマンは無知蒙昧な匪賊として描かれており、それは現在の中国政府の公式見解でもある

102:世界@名無史さん
21/04/30 22:04:37.36 0.net
駐日中国大使館アカウントを、懸命に擁護する日本版ボランティアさんが続々と押し寄せているが、まずNEDはCIAとは別の民間組織。
そのNEDが世界ウイグル会議やチベット亡命政府を支援していることは公表されていて、私も何度も言及している。しかし中共やキミらが言うような「テロ」とは全く無関係

103:世界@名無史さん
21/05/01 13:40:27.70 0.net
アメリカはイラク戦争へと突入する大義名分を得、中国はウイグル人弾圧のお墨付きをアメリカから得たことになる。
中国としては、中国政府にとって危険だと思われるウイグル人を「テロ民族」として殺害する正当性を得て、
弾圧はますますエスカレートしていくのである。
今ではまるで、習近平政権になってから急にウイグル人への弾圧が強化されるようになったかのごとく認識され報道されているが、とんでもない話だ。
中国は建国以来、途絶えることなくウイグル人への武力弾圧を続けてきた。
拙著『習近平 父を破滅させたケ小平への復讐』に詳述したが、建国当初、王震(1908年‐1993年)がウイグル人を武力により大量虐殺したことで有名で、それに反対したのは習近平の父・習仲勲(1913年- 2002年)だった。
少数民族地域に囲まれた陝西省生まれの習仲勲は、少数民族を愛し、死ぬまで少数民族との融和策を信念として主張し続けた。
その父の理念に背いて習近平が少数民族弾圧をしているのは、中国共産党という一党支配体制を維持するには少数民族弾圧が不可欠であることを示している。
そのことを認識しなければならない。これは「中国共産党建党100年秘史」を深く正確に考察して、初めて出てくる回答である。
その考察を深めなければ、現在の「強制収容所」などによるウイグル人への弾圧が習近平政権の特異な状況のように誤解して、習近平が下野して他のトップに入れ替わればウイグル人への弾圧がなくなるのではないかという誤解を招く危険性がある。
中国は建国当初から一貫して少数民族、特にウイグル人への弾圧を行っており、今日に至るも、それを緩めたことはない。

104:世界@名無史さん
21/05/01 13:41:58.45 0.net
ウイグル人たちは中国がウイグル(東トルキスタン共和国)に「侵略」して、軍事力により「自治区」に組み込んだのであって、ウイグル人問題は「中国の内政問題」ではなく、「中国による侵略問題」だと主張している。
◆アメリカが「東トルキスタン・イスラム運動」組織をテロリストから削除
 2020年11月6日、トランプ政権は中国がウイグル人への弾圧を正当化してきた「東トルキスタン・イスラム運動」組織の存在を否定すると発表した。「そのような組織が存続している確証が
10年以上前から得られていないからだ」というのがその理由。
これに関して長年取材に応じてくれている日本ウイグル連盟会長のトゥール・ムハメットさん(日本在住)は「そもそも東トルキスタン・イスラム運動などという組織は存在していません。
中国がウイグル人弾圧を正当化するために創り出した架空の組織に過ぎません。それを2002年にアメリカが利用しただけなのです」と断言する。

105:世界@名無史さん
21/05/01 19:11:26.98 0.net
パヨク発狂

106:世界@名無史さん
21/05/01 19:25:09.27 0.net
中国のウイグル虐殺でイスラム国やイスラム戦士が臆病者であることが証明された。
彼らは中国が怖いのだ

107:世界@名無史さん
21/05/01 22:20:03.39 0.net
やはり中国の本質は資本主義ではなく
ウイグル弾圧のような部分にあるのだろう
アメリカの介入がいかにあろうとも
西側の文化は上澄みだけで、下の大部分の文化は
鎖国国家北朝鮮と一緒なんだな

108:世界@名無史さん
21/05/01 22:38:04.37 0.net
本質は独裁国家だからね

109:世界@名無史さん
21/05/02 03:01:43.82 0.net
米軍アフガン撤退でイスラム武装勢力が「ウイグル援軍連合

110:世界@名無史さん
21/05/02 14:17:52.69 0.net
世界のグローバル企業が声を上げるなか、日本企業の反応は鈍い。なぜ、欧米企業に比べて日本企業の歯切れが悪いのか。
『経済界』編集局長の関慎夫氏によれば、ユニクロを展開するファースリテイリングは全売り上げの2割超、日立製作所やソニーなどの
電機メーカーも売り上げの約1割は中国が占め、“市場としての中国”を無下にできない事情があるという。
 日本企業にとって中国市場の“存在感”はどれほどのものなのか─。中国事業を積極的に進める上場企業の株価指数「日経中国関連株50」を構成する50社について調査した。最新の有価証券報告書をもとに売り上げに占める
中国市場の割合が算出できた33社をランキング形式にまとめたのが別掲の表だ。
 ランキング上位には電気機器、化学関連のメーカーが目立つ。
「いま中国で市場が大きいのは、自動車とIT関係の部品。例えば村田製作所は自動車やスマートフォン向けの電子部品が主力製品ですが、自動車やスマホの製造国としては中国が圧倒的に強い。
必然的に、中国市場の売り上げが多くなり、50%以上を占めています。
 電子部品を扱う企業だけではなく、ファナックのように製造用のロボットを扱っている企業も中国における需要が圧倒的に高い。ロボットメーカーの業績は、
中国の経済成長に大きく左右される。日本ペイントHDは自動車の外板の塗装をやっているし、東レもユニクロの工場向けに事業を展開しています」(前出・関氏)
経済ジャーナリストの磯山友幸氏はこう指摘する。
「小売業や最終製品のメーカーばかりが話題になりがちですが、ランキング上位はBtoB企業が多い。あまり表に出てきませんが、改めて中国市場の存在の大きさを突きつけられます」
「ウイグル問題以外にも、チャイナリスクはある。台湾問題で米中間の亀裂が深まり、そこで日本政府が米国寄りの姿勢を強めれば、日本製品の不買どころか
日本人駐在員の拘束まであり得るでしょう。企業は地政学的に日本の置かれた立場を考えながらビジネスをしなければならず、その舵取りは非常に難しい」

111:世界@名無史さん
21/05/02 21:14:26.20 0.net
隣国タジキスタンと軍同士の衝突が起きた中央アジアのキルギスで1日、政府に対し、タジク人と戦うための武器を住民に配給するよう求めるデモが起きた。
大統領府は声明を出し「重大な結果を招く」と述べ、要求には応じられないと説得した。
キルギス安全保障会議は1日、停戦合意にもかかわらず、タジク軍が国境沿いに部隊を増強し「家屋を銃撃した」と非難した。
 緊迫する情勢を受け、キルギスのジャパロフ大統領とタジクのラフモン大統領は1日、前日に続き電話会談した。両大統領には、
ウズベキスタンのミルジヨエフ、カザフスタンのトカエフ両大統領も接触を試み、ロシアのラブロフ外相も仲介に乗り出した。

112:世界@名無史さん
21/05/03 10:20:44.13 0.net
 ―中国の新疆ウイグル自治区に突如、国際社会の目が向くようになりました。背後にどのような狙いがあると分析していますか。
中国政府によるウイグルに対する人権弾圧が酷いのは確か。自由と民主主義の国・米国からすれば、それを批判するのはもっともです。しかし同時にその背景には、経済力でアジア、
そして世界の覇権を握ろうする中国に対する危機感があるのではないでしょうか。21世紀に入ってから始めた「アフガニスタン侵略」「
イラク侵略」の泥沼化によって、世界の「覇権国家」「超大国」である米国はその地位が相対的に低下しました。
また、中国と世界の覇権争いをしていたトランプ前大統領の「アメリカ・ファースト」によって、結果的に超大国としての影響力は下がりました。バイデン政権は米国の超大国としての地位を回復するために、
それゆえにプロパガンダ(政治宣伝)的要素が強いわけですが、中国政府がその侵害にまったく意を介さない人権という視座から、ウイグル問題を取り上げているのだと思います。
 ―これまでのウイグルを何回くらい取材したのですか。
私は2009年から年に一度はウイグルを訪問しています。撮影目的では15回ほど行きましたが、訪れるたびに撮影は難しくなっていますね。中国が習近平政権になってからは特に。
ポートレイト(人物写真)撮影も断られることが多くなりました。ウイグルの写真が海外でどのように使われるか気になるのでしょうね。それに地方部に行くと、しばしば「あなたは記者なのか?」と
現地のウイグル人に訊かれるようになりました。これは彼らがウイグルが政治的にどのような場所なのか、自分たちが政治的にどのような環境に置かれているのかを理解していることを意味しています。

113:世界@名無史さん
21/05/03 10:24:06.05 0.net
また、現地のウイグル人には何度も警察に通報されました。怪しい日本人がいるという理由だったり、家で一緒にごはんを食べるから警察に許可
をもらうためという親切心からのであったりですが、どちらにしろ通報されたが最後。警察署で取り調べを受けて、その町から追い出されてしまいます。
振り返ると、2009年7月5日に起きた「ウルムチ事件」(ウイグル騒乱)直後に訪れたときが一番撮影しやすかったですね。
あれは区都ウルムチでウイグル人と武装警察、漢人が衝突して数多くの犠牲者が出た事件です。直近で行けたのは
ウルムチ事件10周年に合わせて訪れた2019年7月です。このときは22日間、自治区内を撮影して回りました。それ以後はコロナ禍で行けません。
―しかしなぜ、新疆ウイグル自治区に留学したのですか。
シルクロード(ユーラシア大陸を横断する交易路)の民であるウイグルの文化、伝統に惹かれたんですよね。
初めてウイグルを旅行したのは、2009年7月の「ウルムチ事件」の後で、私の通っていた日本の大学が夏休みのときでした。まだ事件のほとぼりが冷めない時期で、ウイグル人が行き交う街のなかを、漢人の警察官が物々しく警備をしていて、ここが中国であるのはなんか変だなと思いつつ驚きました。
しかしそんな状況下でも、ウイグルの方々は客人である私を丁重にもてなしてくれたんです。道端でウイグルのおじさんに声をかけられ、日本から来たんですよというと、「おぉ、マジか! じゃあウチに来い」と自宅に招かれ、チャイやナン、果物、お菓子でもてなしてくれました。彼との会話は、「家族はいるのか」「結婚はしているのか」
「日本ではなにをしているのか」など他愛のないものでした。今のように情報通信が発達していない時代、シルクロードでは、客人をもてなすことによって政治や経済、そして戦争の話を聞いていたそうです。言葉が通じないときもあったでしょう。そういうときはきっと家族や仕事などの他愛のない身の上話でもしたのでしょうね。
このシルクロードの文化がウイグルには残っていて、それにまた触れたくなって新疆ウイグル自治区に留学することを決めたんです。2012年3月から1年ほど新疆大学の国際文化交流学院という留学生向けの語学クラスで勉強していました。

114:世界@名無史さん
21/05/03 10:26:53.60 0.net
―その1年間はどのような留学生活でしたか。
留学生の9割以上が、カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンなどかつてのシルクロードの国々から来た人たちでした。彼らもウイグルと同じように客人を大切にもてなしてくれます。国家や民族が異なり、国家間ではいろんな軋轢があるかもしれませんが、彼らが同じ文化を共有しているのだと知ることができたのはとても有意義な経験でした。
 学生生活に関していまのウイグルの問題につながることといえば、宗教に関することでしょうか。オリエンテーション(説明会)が学期のはじめに設けられ、留学生のほとんどがムスリム(イスラム教徒)だということもあり、校内では宗教活動は厳禁だと説明されました。大学院に通っていたウイグル人の女性が、
家族が亡くなり喪に服するため学校に黒い帽子を被っていったところ、大学当局から厳しい注意を受けたとも同級生から聞きました。
 また、アフガニスタンの友人は「ウルムチでビジネスをしているアフガニスタン人の事務所には突然警察の取り調べが入ることがあるんだよ」と不平を述べていました。中国当局が極度に「異物」を恐れている印象を受けました。
 ―そもそも新疆ウイグルってなんでしょうか。
「新疆」とは「ニュー・フロンティア」「新しい領土」という意味です。中国にとって「新しい領土」ということ。18世紀中葉に清朝の版図に入り、1884年に「新疆省」と命名されました。
一方、ウイグルとはトルコと同じテュルク系言語を話すイスラームを信仰する民族のことです。中華人民共和国では、全人口の94%を占める漢人以外の民族的マイノリティーに属する人たちを「少数民族」と呼称します。
55ある少数民族のなかでウイグル人は、チベット人、モンゴル人、チワン人、回人と同じく「自治区」をもつ民族です。日本でウイグル人とトルコ人が自分たちの民族言語を話して交流しているのを見ると、
ウイグル人もトルコ人も同じ「出」なんだなと感じます。新疆人は民族を問わず北京、上海などの新疆以東のことを「内地」と呼びます。沖縄の人が県外の人を内地人(ナイチャー)と呼ぶのに似ています。

115:世界@名無史さん
21/05/03 10:28:19.92 0.net
―自治区といっても中国の植民地だったということなんでしょうね。
区都であるウルムチの人民公園に「人民解放軍新疆進軍記念」の碑があります。この地が昔、中国領ではなかったことを指し示す場所です。このことについて
日本に留学経験のあるウイグル人に話したら、「いいところに気づいたね」と言われました。
新疆に来る中央アジアの留学生は自分たちの民族言語を話せばウイグル人に通じるように(ペルシャ系言語を話すタジキスタン人を除く)、
中国とはいまだに距離感があります。そもそもウイグル第二の都市であるカシュガルは、
シルクロードの要衝として栄えた土地なんです。それを考えると、ウイグルが中国であることの違和感を特に覚えます。カシュガルは北京よりトルコのほうが距離的に近いですから
―最近のウイグルはどのような印象でしたか。
2018年1月に訪れたときは、警察、国旗、検問所、監視カメラの数が前年に比べ劇的に増加していました。まるでジョージ・オーウェルの『1984』の世界です。
翌19年は、国際的批判を浴びたためか、目に見える形での圧力は緩和されていました。ただし、当局によるえげつない監視という圧力があります。警察やスパイです。真夜中に警察官が
私のホテルの部屋に訪問してきたり、見知らぬ男がホテルのロビーで待ち受けていて、外出すると私を尾行してきたりしました。滞在中は絶えず警察やスパイが付け回してくるので、被写体を探すことより、
そちらに気を配らなければいけません。尾行してくる民族は漢人やウイグル人を問いません。警察署に連れて行かれ何時間も取り調べを受けるのはしょっちゅうありました(冒頭の写真)。撮影した写真も削除されました。ただ地元警察官も、
外国人に対するスパイがいるということを知らない可能性があります。あるウイグルの女性警察官に「尾行されているんだよ」と告げたら、「私たちは警察よ、あり得ない」と憤っていましたから。=つづく


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