資本論を語れ
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2:考える名無しさん
25/10/21 13:47:50.24 0.net
カール・マルクスの主著『資本論』は、ソ連崩壊などを経てかつてほど絶対的な地位はなくなったものの、現代の資本主義社会を分析し理解するための古典として、現在でも一定の価値を持って参考にされています。
現代における『資本論』の関連性
『資本論』は、19世紀後半の自由競争資本主義を分析したものですが、その中で解明された資本制商品経済の一般的特徴や矛盾は、21世紀の現代資本主義を解明する上でも有効性を持っているとされます。
* 資本主義の構造分析:
* 利潤率の傾向的低下の法則や剰余価値などの概念は、現代資本主義が抱える格差の拡大や経済の不安定性(恐慌)といった課題を考える際の理論的枠組みを提供しています。
* 特に、金融資本主義の進展に伴う擬制資本に関する考察は、現代社会を分析する上で重要視されています。
* 学問的な重要性:
* 経済学の歴史や、資本主義の批判的側面を学ぶ上で避けて通れない文献です。大学の授業で取り上げられることも多く、現代経済学の基盤を理解するためにも参考にされています。
* 新たな解釈:
* 『資本論』を現代の社会状況に適合させようとする現代化の試みや、「人新世の資本論」といった形で環境問題などの新しい課題と結びつけて解釈する動きも見られます。
現代では、『資本論』を絶対的な教義としてではなく、資本主義の抱える本質的な矛盾を分析するための基準や視点として活用しようというアプローチが主流です。
【的場昭弘】『資本論』から読み解く現代社会 資本主義は限界なのか? マルクスの理論をもとに
この動画は、現代の諸問題を『資本論』に即して考えるという内容で、『資本論』が現在もどのように参照されているかを示す一例です。
3:考える名無しさん
25/10/23 10:00:10.61 0.net
ミハウ・カレツキの『資本主義経済の動態理論』を読め
そこに『資本論』の全てが書いてあるよ
4:考える名無しさん
25/10/24 00:11:37.89 0.net
ツガン・バラノフスキーとローザ・ルクセンブルク
5:考える名無しさん
25/10/24 19:30:17.03 0.net
ローザ・ルクセンブルクの再生産表式の読解は間違っているらしい。
慶應経済で使われていたマルクス経済学のテキストにそう書かれていた。
6:考える名無しさん
25/10/24 19:39:00.96 0.net
あと、そのテキストによれば、
ヒルファーディングも価値形態論の理解が完全に間違っていたらしい。
両者ともに非業の死を遂げているのは偶然の一致だと思うが、
テクストの読み方がおかしい人というのは何とも言えない存在だなあと感じる。
独自説と勝手な読解は紙一重ということだろうか。
7:考える名無しさん
25/10/25 03:56:21.61 0.net
>>5
でもカレツキはマルクスの再生産表式から有効需要を導き出したんだぜ
8:考える名無しさん
25/10/30 19:44:39.33 0.net
カレツキが凄いのは
マルクスとケインズを両方理解してたってところ
カレツキは「労働者は稼いだものを消費し、資本家は消費したものを稼ぐ」って言葉残してるんだけど
これ階級論とマクロ経済の統合なんだよな
・投資→利潤が生まれる
・利潤→投資の原資になる
っていう循環を分析してた
あと分配理論も面白くて独占度(マークアップ率)が高いほど資本家の取り分が増えるって主張
所得分配が直結してるわけ
これが1960年代以降のネオマルクシアンに超影響与えた
ジョーン・ロビンソン、ポール・スウィージー、ヨーゼフ・シュタインドルとかみんなカレツキの理論ベースに発展させてる
スウィージーなんか『独占資本』で独占資本主義だと慢性的に需要不足になるって論じてて
これ今の長期停滞論の先駆けみたいなもん
ネオマルクシアンの基本的な主張は
(1)階級対立と所得分配をマクロ経済に組み込む
(2)独占資本主義には停滞傾向がある
(3)権力関係(階級闘争とか独占力)が経済を動かす
誰か詳しい人いたら補足頼む
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