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160:考える名無しさん
20/09/06 02:27:57 0.net
この枠組みの例をまっ先に示したのは、神経科学者のドナルド・マッケイで
ある。彼は1956年、視覚野は基本的に世界のモデルを生成するためのマシンだという説を
提案している。彼の提案によると、一次視覚野は、網膜からどんなデータが入ってくるかを
予測するための内部モデルを構築するのだという。

一次視覚野は視床に予測を送り、視床は目から入ってくるものとすでに予想されているものの
差異を報告する。視床は視覚野にその差異情報─つまり、予測されなかった部分─だけを送る。
この予測されなかった情報が内部モデルを修正するので、将来的にはミスマッチが少なくなる。

このように、脳は自分の間違いに注意を払うことによって、世界のモデルを精緻なものにしていく。
このモデル説は、一次視覚野から視床に戻る線維が逆向きの線維の10倍もあるという解剖学的な事実と
整合することを、マッケイは指摘している─詳細な予想が視覚野から視床に送られ、
正方向に向かう情報は差異を伝える小さな信号だけであれば、当然そうなると考えられる。


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