千葉雅也42 ..
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8:考える名無しさん
20/01/12 14:31:14 0.net
千葉さんって哲学研究者なわけだが、例えばウィトゲンシュタインの
『論理哲学論考』について、「哲学の暗殺者」みたいなドゥルーズの
口真似ではない、何か有意味なことが言えるのだろうか?
というのは最近、野矢茂樹さんの『ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む』(ちくま学芸文庫)
を読んで、その徹底した解明への意志に感動したからなんだけど。
この本はいわゆる入門書の水準をはるかに超える、野矢さんの実存を賭けた思考の軌跡/結晶というべきもので、
こんなことが可能だったのは、中野幹隆という優れた編集者の媒介も大きいのだと思う。
別にヴィトゲンシュタインである必要はなくて、例えばドゥルーズ=ガタリの『千のプラトー』を読むと、
いわゆる「右派が持ち出す学的な論拠」を徹底的に潰しまくっていることに爽快な感動をおぼえたりするわけだが、
「ドゥルーズが専門で一片のアイロニーも持ち合わせない常に真剣で真面目」という千葉さんの自己申告を信じるなら、
いずれ「千葉さんの実存を賭けた思考の軌跡/結晶というべき哲学研究書」が書かれることを期待してもよいのだろうか?
一読者として、千葉さんにそうしたポテンシャルがあることと、優れた編集者=産婆役との出会いがあることの両方を願う。
『別の仕方で』『アメリカ紀行』『デッドライン』という並びをみると、諦めそうになるんだけどね。


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