ポスト現代思想、ポスト・ポスト構造主義4 at PHILO
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366:考える名無しさん
20/01/12 02:18:18.74 0.net
>>364
失礼。分かりづらかったかもしれない。
『デッドライン』の話は、一旦>>353-355まで。
ポスト構造主義を通して荘子を読んでいるのは、このスレの見立て>>356-363。
他スレで井筒の『スーフィズムと老荘思想』が話題になっていて、
その中にイブン・アラビーと荘子が出てくる。
ハイデガーには「無の無化>>363」という言葉があったが、荘子には「無無無>>362」という段階があり、
イブン・アラビーは一神教の中心に根源的無>>265を導入した。
デリダもドゥルーズも、中国には(古代ギリシャ由来という意味での)哲学はないという立場だったし、
井筒に言わせても老荘はシャマニズムとなるわけだけど、
ここでは、例えば、華厳経の四方界を差異の哲学や生成論として、荘子は存在の解体構築論として、
それらを形而上学という言葉を生んだ地域の哲学的営為として読んでいる。

367:考える名無しさん
20/01/12 02:37:21.20 0.net
×四方界
○四法界

368:考える名無しさん
20/01/14 01:57:01.89 0.net
『現代思想2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020』
【インタビュー】
「レンマ学」とは何か―惑星的時代のもう一つの知性 / 中沢新一 
【芸術・情動・文化】
エバとアダムの完全化―性的(不)平等をめぐるスピノザの見解 / H・シャープ/山口 尚訳 
ラリュエル的ホラーの言語 / 仲山ひふみ 
関係と無関係、あるいは美と崇高―ホワイトヘッドとハーマンの形而上学 / 飯盛元章
音楽はどのような情動を喚起するのか? / 源河亨 
【インタビュー】
東西のはざまで―世界の哲学者はいま何を考えているのか / ユク・ホイ 
【言語・身体・意識】
広がる翻訳の思想への試論―翻訳の身体性 / 上原麻有子 
人間の生の《ありえなさ》―シモーヌ・ヴェイユの「不幸」の概念を手掛りにして / 脇坂真弥
共同行為と複数自己意識 / S・レードル/山名 諒訳 
【形而上学のその先へ】
私たちが形而上学を行うとき、私たちは何を行うことができるのか? / A・L・トマソン/松井隆明訳 
ポストトゥルース試論 2020 ver. 1.0―「真実以後」を思考する(ための)哲学 / 大橋完太郎 
【討議】
ポスト資本主義と人新世 / 篠原雅武+斎藤幸平 
【自然・存在・物質】
人新世、気候変動、思想の終わり / 小林卓也
アニミズムを再起動する―インゴルド、ウィラースレフ、宮沢賢治と、人間と非人間の「間」 / 奥野克巳
描線の生態系―漫画『風の谷のナウシカ』における森=腐海の発生 / 山内朋樹

369:考える名無しさん
20/01/14 01:57:20.00 0.net
【新連載●ポスト・ヒューマニティーズへの百年●第一回】
シェリングと現代実在論―メイヤスーの相関主義批判に寄せて / 浅沼光樹
【短期集中連載●『弱くある自由へ』第二版に●補章2】
なぜ書いたか、なぜ新版か / 立岩真也
【連載●デミウルゴス●第九回】
虚諧(一) / 磯崎新
【連載●科学者の散歩道●第六五回】
科学マスコミ情報の日本での変貌―科学のイメージと人材 / 佐藤文隆 
【研究手帖】
「肥満差別」という差別のあり方について / 碇陽子 

370:考える名無しさん
20/01/14 01:57:47.67 0.net
『現代思想2019年12月号 特集=巨大数の世界-アルキメデスからグーゴロジーまで-』

371:考える名無しさん
20/01/14 01:58:27.88 0.net
【東京】「一神教の人には切迫感」 コンピューターが未来を支配するのか ベストセラー「ホモ・デウス」批判的に読み解く[10/11]
スレリンク(femnewsplus板)

372:考える名無しさん
20/01/14 01:59:37.00 0.net
>>368
中沢新一 「「レンマ学」とは何か―惑星的時代のもう一つの知性」(『現代思想2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020』)
中沢がポスト・ヒューマニティ議論に参戦。
メイヤスー、ガブリエル、ハーマン、グロタンディークからホモ・デウス、華厳経、大乗起信論まで。
レンマ学の3つの区分
・現代レンマ学…今現在刷新が必要なもの(AI人工知能の時代、トポスや圏の数学に対応)
・近代レンマ学…京都学派のレンマ学(集合論の危機に対応)
・古レンマ学…レンマ学の起源

373:考える名無しさん
20/01/14 02:03:00.63 0.net
最近の中沢は数学の話が多い。
特に『レンマ学』(2019)は、新しい思想潮流として
メイヤスーの思弁的実在論が出てきたことに対する、中沢からのアンサーになっていて、
西洋的な数学論に対し、日本的、仏教的な数学論のあり方が示されている。

374:考える名無しさん
20/01/14 09:03:42 0.net
√(32+10√7)+√(32-10√7)=10

これって、5+√7=(32-10√7)、5-√7=(32-10√7)ってことで、
5+√7と5-√7からの方向からだと簡単にそうなることが
分かるんだけど、√(32+10√7)と√(32-10√7)の方から
だとどうやって計算したらいいの?

375:考える名無しさん
20/01/14 09:05:27 0.net
意見ではなく、単純に手法についての質問です

376:考える名無しさん
20/01/14 09:09:05.85 0.net
誤:5+√7=(32-10√7)、5-√7=(32-10√7)
正:5+√7=√(32+10√7)、5-√7=√(32-10√7)

377:考える名無しさん
20/01/16 02:18:44 0.net
>>372
中沢「人類学者としての僕は「人類のいない世界」について語られた
レヴィ=ストロースの爽やかなペシミズムに深い共感を抱いているものですから、
ポスト・ヒューマニティをめぐる議論にも肯定的に参加していくことができます。」

378:考える名無しさん
20/01/25 02:51:57 0.net
第41回野間文芸新人賞受賞、第162回芥川賞候補
千葉雅也 『デッドライン』 新潮社 (2019/11/27)

もったいない。バカじゃないのか。抱かれればいいのに。いい男に。

珊瑚礁のまわりで群れをなす魚のように、導きあう男たちが夜の底をクルーズする―。
ゲイであること、思考すること、生きること。
修士論文のデッドラインが迫るなか、動物になることと女性になることの線上で悩み、哲学と格闘しつつ日々を送る「僕」。
気鋭の哲学者による魂を揺さぶるデビュー小説。

379:考える名無しさん
20/01/25 02:52:20 0.net
『デッドライン』は誰にも読める青春小説だが、
「アウト・イン・ザ・ワイルズ」や『動きすぎてはいけない』などで語られてきた
様々な概念が出てきて、千葉の哲学全体へのインデックスにもなっている。
スピノザの汎神論、ドゥルーズの自然哲学からの生成変化、別の仕方で、偶然性、存在論、
マジョリティ/マイノリティ、セクシャリティの問題、ポスト構造主義とポスト・ポスト構造主義。

380:考える名無しさん
20/01/25 02:52:50 0.net
ドゥルーズの生成変化と荘子の物化

381:考える名無しさん
20/01/25 02:53:34 0.net
“荘子が恵子とともに濠水の橋のたもとを散歩していた。
 荘子がいうには、「ハヤがのびのびと泳ぎまわっている、あれこそ魚の楽しみだね」。

 恵子が答えた。「君は魚でもないのに、どうして魚の楽しみが分かるんだい」。
 荘子「君はぼくじゃないのに、どうしてぼくに魚の楽しみが分からないと分かるんだい」。(秋水第十七 7)”

― 『荘子 外篇』 福永光司、興膳宏、筑摩書房 (2013)

382:考える名無しさん
20/01/25 18:46:37.96 0.net
しょうことけいこかぁ。

383:考える名無しさん
20/01/25 18:55:39.75 0.net
「ハヤがのびのびと泳ぎまわっている、あれこそ魚の楽しみよね」。
「荘子は魚でもないのに、どうして魚の楽しみが分かるのよ」。
「恵子はあたしじゃないのに、どうしてあたしに魚の楽しみが分からないと分かるの?」。
「だって荘子は食い意地がはってるじゃない。よだれがたれているわよ」
「恵子だってそうじゃない」
二人「おいしそー」

384:考える名無しさん
20/01/25 19:20:41.23 0.net
ふざけているようだが、ふざけているわけではない(なくもない)。
これがポスト・ポスト構造主義である。
ポスト・ヒューマニティではなく、
ポスト・ポスト・ポスト実存としての食欲魔神の復権である。

385:考える名無しさん
20/01/25 20:42:13 0.net
>>384
ふざけているとは思わないが、まじめな分だけ酷くつまらない。

ポストをいくつ並べても、くだらなさが増殖するだけだね。

386:考える名無しさん
20/01/27 01:13:46 0.net
ここで必要としている老荘は、「存在-神-論(Onto-Theo-Logie)」の身近な例>>359-361としてね。


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