ポスト現代思想、ポスト・ポスト構造主義4 at PHILO
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250:考える名無しさん
20/01/08 15:14:02 0.net
>>249
知ってるよ。
実存主義を始めた一人キルケゴールなんかは「大きな物語」であるヘーゲルの弁証法が個人や主体、実存の問題を無視したことからその哲学を生んだと理解してる。

251:考える名無しさん
20/01/08 15:23:06 0.net
にしても京セラの稲盛和夫は井筒俊彦の信奉者だったが何でかな?
デリダやイランなどのイスラム圏で井筒俊彦の評価が高いのは理解できるけどね。

252:考える名無しさん
20/01/08 15:26:13.16 0.net
>>238宗教にしろ思想にしろイデオロギー絡みのものは必ず対立を引き起こす。
自由主義と共産主義の人類滅亡の危険まで孕んだ対立が争いの最たるものだった。

253:考える名無しさん
20/01/08 15:50:06.16 0.net
人畜無害

254:考える名無しさん
20/01/08 16:00:15 0.net
宗教の危険性は、一人一人の人間が自分の頭で真実を見極めようとせず、
神が言ったとされる正解をみんなが信じて譲らない点にある。

これは、マルクス主義者と全く同じである。

255:考える名無しさん
20/01/08 16:28:38 0.net
>>254
原始仏教は自分で納得できないものは釈迦の言ったことでもそのまま受容するなと教える。

原始仏典では仏教とは川を渡るいかだであり川を渡った後にはそれを捨てなければならないとする。

マルクス主義者の場合、マルクスの言ったことを教条的に無理に現実に当て嵌めようとするところがある。
マルクス主義者間でも教条主義批判は起きるが相手を修正主義とか教条主義とか不毛に言い合いしたり教条主義批判する教条主義が蔓延るような印象がある。

256:考える名無しさん
20/01/08 17:02:35.89 0.net
>>252
>宗教にしろ思想にしろイデオロギー絡みのもの
言葉の大混乱w

257:考える名無しさん
20/01/08 18:19:42.36 0.net
>>256人類史において一番争乱を引き起こし人類を滅亡の危機にまで陥れたのは自由主義と共産主義の争いだろう。
宗教の比じゃないトラブルをマルクス主義は引き起こした。

258:考える名無しさん
20/01/08 20:02:05.99 0.net
>>257
また日本会議かよw
ほんとに愚かだな。

259:考える名無しさん
20/01/08 20:11:43.80 0.net
>>258
日本会議?
そいつらがどんな主張してるのか知らん!
オレは単なる自由民主主義者だ。

260:考える名無しさん
20/01/08 20:14:12.64 0.net
>>259
自由民主党のネトサポか。
日本会議と同じだなw

261:考える名無しさん
20/01/08 20:17:44.24 0.net
>>257
は正しい。
なぜ日本会議が出てくるかわからん。
そういうコテハンなのかと思った。

262:考える名無しさん
20/01/08 20:22:57.36 0.net
>>261
正しくないよw
マルクスを批判できない日本会議の捏造。

263:考える名無しさん
20/01/09 00:37:02 0.net
思想が好きなら思想という概念「メタ思想」
は絶対擁護の立場だよね?このスレの人も
数多の大思想家もそれは同じ。
「宗教」「哲学」「社会学」その他諸々の世界でも同様でしょう。

264:考える名無しさん
20/01/09 00:43:38 0.net
>>251
ある世代以上の経営者とか資本側の人たちは
嗜みとして・アクセサリーとして「好きな思想家」とか、そういったものを「装備」していた。著名な科学者が宗教や芸術を語り、「バランスのとれた人間」をアピールするのと同じではないかと。そんな気がする。

265:考える名無しさん
20/01/09 02:05:38 0.net
イブン・アラビー(1165-1240)はムウタズィラ派やアシュアリー派といった思弁神学を批判し、神の名で呼ばれる以前の絶対無分節的無と、そこからの神の自己顕現(タッジャーリ)を策定した。

「思弁は諸存在物と結びついている」ため、その関係を断ち切り、思弁の垢から心を浄めるべく、タッジャーリを観照する場として「心」の機能を重視した。

参考:
相樂悠太 「理性と「理性の限界の向こう」:『マッカ開扉』にみるイブン・アラビーによる他説との知的対話」 『宗教研究 第93巻 396』 日本宗教学会(2019.12)

266:考える名無しさん
20/01/09 02:06:45 0.net
カントの理性批判とメイヤスーの切断論を合わせたようなことをやっている

267:考える名無しさん
20/01/09 09:40:19.43 0.net
>>263
そういうおバカな言葉遣いが哲学を空中分解させたんだよw

268:考える名無しさん
20/01/09 10:16:39.83 0.net
>>267
言葉遣いより社会主義の失敗と崩壊だろ。
マルクス主義が大陸哲学に深く入り込んでたからねー。

269:考える名無しさん
20/01/09 10:49:22 0.net
マルクスは哲学。
ウェーバー(ドイツ歴史学派)は社会学。
新制度派は経営学。
近代経済学になだれこんだ(ケンブリッジ学派、ローザンヌ学派、オーストリア学派などの)古典派経済学除いて他分野で大きな位置を占めるようになった。

270:考える名無しさん
20/01/09 11:12:42 0.net
この掲示板にやたらに表示される広告を見ているだけでも、
いかに人々を家畜として誘導して管理しようとしているのかが
はっきりと見て取れる

271:考える名無しさん
20/01/09 11:45:26.83 0.net
>>269
社会学だの近代経済学だのが社会や経済にどんな影響を与えるんだろうか?
社会学も近代経済学も、支配のための学だったり、金儲けのための学だったりするだけに見えるんだが?

272:考える名無しさん
20/01/09 13:24:42.24 0.net
>>271
共産国でマルクス主義は支配階級の支配のための道具として露骨に使われた事は無視するの?
だからマルクス主義者はご都合主義なんだよ。

273:考える名無しさん
20/01/09 13:54:28.40 0.net
「市場システムが十分に機能していれば人々は言いくるめられたり、自分たちの役割を果たすことを人為的に誘導されたり、強制されたりする必要はない。」
青木昌彦(元ブントのイデオローグ)推薦「組織の経済学」
私有財産制に基づく資本主義市場経済はちゃんと運営されればそれに勝るものはないのだ。

274:考える名無しさん
20/01/09 13:55:12.59 0.net
>>272
ひとつ教えてあげるけど、「マルクス主義は支配階級の支配のための道具として露骨に使われ」てはいないんだよ。
マルクス主義というのは、経済体制によらず、支配者にとってはかなり都合が悪いからw
共産党宣言ぐらいは読んでから、マルクス主義について語ろうね。

275:考える名無しさん
20/01/09 14:17:24 0.net
>>274
資本論も賃労働と資本も共産党宣言も読んだけどそんなに支配者にとってかなり都合悪いという印象は受けなかった記憶があるがな。
君の脳内イリュージョンではそうなのかもね。

276:考える名無しさん
20/01/09 14:32:38 0.net
>>275
もう一度読んでみな。

脳内イリュージョンより、君の記憶の方が心配だw

277:考える名無しさん
20/01/09 15:46:09.43 0.net
>>276
めんどくさい。平たくどこらへんが支配者の都合に悪いのか文言と解釈を示せよ。
単なるハッタリじゃないのならね。

278:考える名無しさん
20/01/09 16:10:10.36 0.net
>>277
共産党宣言程度の小論を読み返すのが面倒では、思想を語るのは無理だよ。

279:考える名無しさん
20/01/09 16:39:48 0.net
>>278
いつもそうやって誤魔化すよな。

280:考える名無しさん
20/01/09 16:48:48 0.net
>>279
自分が読まない(調べない)怠け者に限って、誤魔化しだとか論点逸らしだとか言って、相手のせいにするw

君が良い大学に行けなかったのも良い職に就けなかったのも、君自身の怠け癖のせいなんだろうな。

281:考える名無しさん
20/01/09 17:29:36.24 0.net
>>280
田舎なんで地方国立大でその地方では一応一流とされてるところに入ったけどね。
君は自分で説明するのに怠惰だよね。
何でマルクスなんて下らないと思ってるのに時間取って読まなきゃいけない義理がある?

282:考える名無しさん
20/01/09 17:38:11.15 0.net
そういう義理とかが金銭的損得を超えて発生するのが
2chも醍醐味だったような気がする。

283:考える名無しさん
20/01/09 17:49:31.70 0.net
2chも醍醐味→2chの醍醐味

284:考える名無しさん
20/01/09 18:00:52.64 0.net
社会や組織の構造が権力関係や階級的利害から成り立つみたいな所が端的に言うマルクスの主張で何だか胡散臭く思った記憶が残ってる。
間違った解釈かも知れないけど。
特に読み返そうとも思わない。

285:考える名無しさん
20/01/09 18:30:07.74 0.net
権力関係や利害関係に疎い人はあんまりそういうのを意識しないのは確かだろうね。

286:考える名無しさん
20/01/09 19:01:44.62 0.net
特に疎いわけでもないが…

287:考える名無しさん
20/01/09 19:23:38 0.net
現在の複雑な社会を、階級ごとに整理してみろ。出来るなら。

288:考える名無しさん
20/01/09 20:52:45 0.net
>>281
勉強を怠けたせいなのか都会のレベルが怖かったのか、地方大学だと偏るよね。
どうしても、右翼っぽくしないと地場に溶け込めない。

マルクスを下らないと思うのはもちろん君の自由だが、ろくに読みもせず、読んだ内容すら忘れているのに平気でマルクスの批判をする。
東京の一流大学ではありえない反応だね。

289:考える名無しさん
20/01/09 20:53:57 0.net
>>284
間違ってるかもしれないと思いつつ、確かめもせずに平気で批判する。

怠け者の言い訳だよ。

290:考える名無しさん
20/01/09 20:55:34 0.net
>>287
階級というのは、生産手段を持つ者と持たないものを、経済学上の理念として分類したもの。

具体的な個人の立場がどうであるかとは関係がない。

291:考える名無しさん
20/01/09 21:22:32.22 0.net
>>288
バカに何言われてもなぁ‼

292:考える名無しさん
20/01/09 21:29:59.01 0.net
>>288
うーん、兄は早稲田の政経で従兄は東大の理1と東工大がいるけどそんなにオレと意見変わらないと思うよ。
兄の場合大学でロックアウトがあって試験受けられなくて左翼が大嫌いになった。
従兄の場合政治経済こうきゅう会?みたいな左翼サークルに引っ張られて嫌な思いしたと言ってた。

293:考える名無しさん
20/01/09 21:34:05.09 0.net
>>292
ひとつだけ教えてあげるけど、理系には現状肯定のバカが多いんだよ?
早稲田の政経にいて、サークルに引っ張られるのなんのと自分が形成できてない人間では、思想の形成はそりゃ無理だろうw

294:考える名無しさん
20/01/09 21:38:27.99 0.net
>>293
スレ読む限り君の思想形成は大したものではないように見えるがな。

295:考える名無しさん
20/01/09 21:39:15.43 0.net
>>294
どのスレのこと?

296:考える名無しさん
20/01/09 21:41:06.81 0.net
>>294
具体的なレス番を提示してみて。

297:考える名無しさん
20/01/09 21:45:28.31 0.net
早稲田の攻究会ってそんなに左翼かなあ
まあ、リベラル〜保守のお勉強会という印象だったが。

298:考える名無しさん
20/01/09 21:45:31.70 0.net
こうきゅう会が左翼サークルなら雄弁会や民青は何なんだ
過激派か

299:考える名無しさん
20/01/09 22:10:58.61 0.net
理系の中でも、理論物理に関しては保守、現状維持の人もいるだろうが、
自分の狭い経験の中ではいわゆる「物理屋さん」という人々には左翼や右翼といった
政治的旗印を出す人が居る印象がある。

300:考える名無しさん
20/01/09 22:57:54 0.net
ヘーゲルは体系的に世界の仕組みを捉える弁証法を唱えた。
ヘーゲルの考えでは個々人の主体や実存を無視してしまう。
その問題点に気が付いたキルケゴールが実存主義を生んだ。

しかし実存主義が主体を強調し過ぎたので主体より関係性重視の構造主義、ポスト構造主義が生まれる。

これらの発展で関係主義の中に実在が埋もれてしまった。
そこでポストポスト構造主義は実在を重んじる。

301:考える名無しさん
20/01/10 11:20:43 0.net
>>300
要するに、哲学というのはギリシアの昔から同じテーマでぐるぐる回っていると。
支配者の都合で適当な哲学を推奨すればいいわけだ。
ここでもまた、彼の言葉が蘇る。

「哲学者たちは世界を様々に解釈してきた。大切なのはその世界を変えることなのだ。」

302:考える名無しさん
20/01/10 11:56:58 0.net
>>301
支配者?ププ😁💨💨

303:考える名無しさん
20/01/10 12:00:13 0.net
>>302
支配者が気に入らなければ、支配階級でもいいよ?w

304:考える名無しさん
20/01/10 12:16:50.70 0.net
>>303
世界を変えるのは良いが共産主義者みたいに悪く世界を変えるのは勘弁だよ。
ろくな結果を残さずに失敗したんだから!
「私はマルクスとともに地獄に堕ちるだろう。」
             フィデル・カストロ

305:考える名無しさん
20/01/10 12:22:16.07 0.net
>>304
少なくとも、先進国でいくらかでも福祉が進んでいくのはソ連があったからだよ。
つまり、マルクスとレーニンのおかげ。

306:考える名無しさん
20/01/10 13:19:02 0.net
>>305風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話しても仕方ない。

307:考える名無しさん
20/01/10 13:26:56 0.net
>>306
現代思想の主流は関係の分析だろ?w

マルクスがいたからレーニンはロシア革命を成し遂げた。
ソ連があったから、資本主義国でも革命を恐れて労働者の権利を認め、国民福祉も向上させた。
これは誰にも否定できないただの事実。

ソ連が崩壊したから、日本では労働者の権利を制限し、福祉を縮小するようになった。
他の先進国で福祉を縮小したのはイギリスぐらいかもしれないなね。

このくらいの関連が見えない、見たくないなら、思想も哲学も語る資格はないんじゃないかな?

308:考える名無しさん
20/01/10 13:32:21 0.net
「ソ連が崩壊した」 から 「日本では労働者の権利を制限し、福祉を縮小するようになった」

この から は因果関係を指すものと思うが、何%くらいの因果関係を指すのか。
多分5%くらいだろう。
労働者の権利制約は、社会環境全て(具体的な事実はお前には教えてやらん)が
影響しているだろう。

幼稚過ぎてヘドが出る

309:考える名無しさん
20/01/10 13:47:24 0.net
>>308
自民党政権による組合解体のための国鉄民営化は1987年。
ソ連のゴルバチョフ政権による共産党弱体政策が1988年だから、同時進行的だな。
共産党弱体化はチェルノブイリ事故が大きな影響を与えてもいる。

何%の影響とか、幼稚以前に中学生レベルの発想だが、中曽根政権が労働組合解体の強権を発動できたのは、ソ連(共産党)の弱体化なくしてはできなかった。
日本人は、たしかに自分というものを持たない海外からの風に靡きやすい民族だ。
ちなみに、海外からの風に靡きやすいというのは、国家主義に走りやすいということと同義だ。

君には思想も哲学も理解できないだろうから、書いても無駄だろうが、君の思考は日本会議と同じだということだけは指摘しておく。

310:学術
20/01/10 13:50:33 0.net
256 名前:学術 2020/01/10(金) 08:18:36.15 ID:OcykPDYJ
早く日本も参戦しろよ。湾岸のようなことがあっちゃいけない。
257 名前:学術 2020/01/10(金) 08:22:03.42 ID:OcykPDYJ
自衛隊の安全の心配してるのが内閣だ弱腰。相手はどうなってもいいのか戦わなくて。
総辞職しろ。
258 名前:学術 2020/01/10(金) 08:22:48.10 ID:OcykPDYJ
日本人の安否だけ気遣うメディアジャーナリズムも弱腰だ。
259 名前:学術 2020/01/10(金) 08:23:50.79 ID:OcykPDYJ
自国ひきこもり過保護ではだめだ。相手を心配しろ。自衛官もほとんど役に立たない
から早く編成を

哲学が本当の意味で役に立つ時代になることを祈ろう。

311:考える名無しさん
20/01/10 14:02:52 0.net
>>307
イギリスが福祉縮小したのはソ連崩壊の前だよ。どうでもいいがオレは構造主義やポスト構造主義者じゃないよ。

君が思うほどマルクスやソ連が福祉向上に役立ったとも思ってないよ。

312:学術
20/01/10 14:05:06 0.net
福祉もゆっくりしすぎて行軍よりスキが多いぞ。

313:考える名無しさん
20/01/10 14:05:13 0.net
>>309
日本会議、日本会議と喚くけど君の思う日本会議とやらの思想って何?

314:考える名無しさん
20/01/10 14:08:56 0.net
>>311
ソ連弱体化と並行はしてるけどね。

315:考える名無しさん
20/01/10 14:09:20 0.net
>>313
反共の一点w

316:考える名無しさん
20/01/10 14:10:07 0.net
>>309
ソ連の影響とか以前にサッチャーやレーガンによる民営化による労働組合弱体化政策と新自由主義の推進があり中曽根はそれらを真似ただけでは

317:考える名無しさん
20/01/10 14:11:28 0.net
>>314
大した因果関係はないだろ。

318:考える名無しさん
20/01/10 14:14:45 0.net
>>315
反共なら右はナチから左は社会民主主義やアナキズムまで大抵反共だろ。
ドイツは共産党を禁止してて国家自体が反共だよ。

319:考える名無しさん
20/01/10 14:41:07 0.net
労働組合や福祉弱体化と新自由主義を推進したサッチャーが首相になるのはソ連のブレジネフ時代の1979年。

この年にソ連はアフガニスタン侵攻をする。
このアフガン紛争がソ連崩壊の大きな要因となる。
アフガニスタンでアメリカの支援を受けソ連に対抗してムジャヒディンしてたのがビン・ラディン。
ここでビン・ラディンは力をつける。
アフガニスタン紛争は冷戦終了からアメリカ同時多発テロ、イスラム国にまで繋がる現代の出発点だ。

320:考える名無しさん
20/01/10 15:01:31 0.net
「地獄の熱さなど実現する事のない理想に身を捧げた苦痛に比べれば何でもない。」
             フィデル・カストロ
共産主義を実践しようとしたカストロの絶望の言葉である。

321:考える名無しさん
20/01/10 15:39:26.67 0.net
 
 
 
 
 
 
>>267-299、>>301-320
他スレでやってこい
 
 
 
 
 
 

322:考える名無しさん
20/01/10 15:55:28 0.net
マルクスにしろ、宗教哲学にしろ、基本的な哲学の古典も読めないような人たちの話は役に立たないし、相手をしている暇もない。

323:考える名無しさん
20/01/10 15:56:21 0.net
>>1にあるだろ。
・課題にあげられた文献や言説の精読が中心
・上記に関連のない議論は禁止

これは意地悪でいっているのではない。
このスレほど、哲学書の引用をしているスレはないし、
本を読む気があれば、誰でもこのスレの議論をトレースできる>>2-8。

324:考える名無しさん
20/01/10 16:20:54.47 0.net
構造主義以降の哲学的態度とは、西洋も未開社会も、文系も理系も分けるものではないし>>216
好き嫌いなどの情動に左右されて本が読めない人は「テクストを読む」ということの意味を知らない。

325:考える名無しさん
20/01/10 16:21:52.49 0.net
テクスト論 (仏)la th(e)orie du texte
文章を作者の意図に支配されたものと見るのではなく、あくまでも文章それ自体として読むべきだとする思想のことをいう。
文章はいったん書かれれば、作者自身との連関を断たれた自律的なもの(テクスト)となり、多様な読まれ方を許すようになる。
これは悪いことではなく積極的な意味をもつのであり、文章を読む際に、常にそれを支配しているであろう「作者の意図」を想定し、それを言い当てようとするほうが不自然であるとする。
およそこうした考え方を、フランスの批評家ロラン・バルトは「作者の死」と呼んだ(『作者の死』〈1968年〉)。
ポストモダンの哲学者デリダもほぼ同時期に、自分自身のなかに立ち現れる純粋な「いいたいこと」がまずあって、それが文章として表現される、という考え方を否定している。
「いいたいこと」は純粋にそれだけとしてあるのではなく、言葉と不可分に結びついて成り立つと考えるからである。
こうしたテクスト論は、フランスのポストモダン思想全体の流れから見ると、文章というものに絶対の真理(著者が真にいいたかったこと)を求める姿勢への批判であり、「形而上学批判」の1つと見ることができる。

326:考える名無しさん
20/01/10 19:32:16 0.net
>>322
役に立つ哲学なんてあるのか?w

327:考える名無しさん
20/01/10 19:33:50 0.net
>>323
>哲学書の引用をしている

なんという無駄なことをw

328:考える名無しさん
20/01/10 20:57:25 0.net
>>326-327
チンパンジー共による「車輪の再発明」という言葉を知らない?

329:考える名無しさん
20/01/10 23:54:04 0.net
>>300
ソシュールの哲学は実体や実在を扱わなかったし、
ポスト構造主義の性格もあるが、ニューアカ〜東の世代も実在を問題にしてこなかった。

だから、日本人が実在を議論した例となると、西田らの京都学派や明治期の哲学を参照する必要がある。

330:考える名無しさん
20/01/10 23:54:35 0.net
『日本哲学史』 藤田正勝、昭和堂 (2018)

この150年、日本にも「哲学」はあった。しかし、それらは個々にしか語られてこなかった。その全体像がいま浮かび上がる。


序 章 日本の「哲学」と「哲学史」
 1 「哲学」をどう捉えるか
 2 哲学史とは何か

■第一部 受容期―明治の哲学

第一章 明治前期の哲学
 1 「哲学」受容前史
 2 西周による哲学の受容
 3 福沢諭吉と近代日本の学問
 4 中江兆民―「理学」としての哲学

第二章 大学という制度(アカデミズム)のなかの哲学
 1 東京大学におけるフェノロサの哲学講義
 2 現象即実在論―井上哲次郎・井上円了
 3 哲学史の著述を通しての哲学受容―三宅雪嶺・清沢満之
 4 批判的・合理的な知の形成―大西祝と狩野亨吉
 5 フェノロサと岡倉天心の美学・美術史についての理解
 6 ブッセ・ケーベルの日本における哲学研究への寄与

第三章 明治中期・後期における国家社会への関心と個人の自覚
 1 近代化の歩みへの反省
 2 個人の自覚
 3 社会の矛盾や平和へのまなざし

331:考える名無しさん
20/01/10 23:54:53 0.net
■第二部 形成期―大正・昭和前期の哲学

第一章 大正・昭和前期の思想状況
 1 大正という時代
 2 昭和前期の思想状況

第二章 西田哲学と田辺哲学
 1 西田幾多郎の前期の思索
 2 田辺元の思想形成と西田哲学批判
 3 後期西田哲学
 4 田辺元の「種の論理」

第三章 西田・田辺と同時代の哲学のさまざまな展開
 1 高橋里美
 2 九鬼周造
 3 和辻哲郎
 4 美学研究の発展
 5 宗教の哲学

第四章 西田・田辺の弟子たち
 1 禅の伝統―久松真一・西谷啓治
 2 現象学・歴史哲学・社会存在論―山内得立・高坂正顕・務台理作
 3 構想力の論理―三木清
 4 マルクス主義への接近―戸坂潤・梯明秀
 5 多様な分野への展開―木村素衛・高山岩男・土田杏村・下村寅太郎

第五章 京都学派
 1 京都学派とは
 2 近代の超克

332:考える名無しさん
20/01/10 23:55:15 0.net
■第三部 展開期―終戦後の哲学

第一章 敗戦からの出発
 1 「近代」と「主体性」の問題
 2 平和の実現に向けて
 3 戦後の相対化

第二章 戦後の京都学派
 1 田辺哲学の展開
 2 無(空)の哲学の展開
 3 京都学派の多様な展開

第三章 戦後の日本の哲学の多様な展開
 1 存在と知識
 2 自己と他者
 3 言 葉
 4 身体へのまなざし
 5 比較という視座

後  語

333:考える名無しさん
20/01/10 23:56:47 0.net
この本でいうところの「現象即実在論>>330」は、その元を辿ると、中世の秘密仏教にまで遡る。

ポスト・ポスト構造主義では、
デリダやハイデガーらの現象学を超克すべく、メイヤスーが思弁的実在論を強調したが、
日本の哲学の伝統は、正に、その「現象」と「実在」の間を自由に行き来するもので、
その「現象」と「実在」を統一する認識を「金剛」と呼んでいた。

334:考える名無しさん
20/01/11 00:09:17 0.net
自分の頭で考えないマルクス主義者は、哲学をやっているとは認めない

335:考える名無しさん
20/01/11 00:29:21 0.net
「現象即実在論」の井上円了 → 東洋大学設立 → 清水高志『実在への殺到』

336:考える名無しさん
20/01/11 01:30:28.69 0.net
グノーシス
「身体性」を捨てて → 「観念」を追及する
ヨーガ
「観念」を捨てて → 「身体性」を追及する

337:考える名無しさん
20/01/11 07:49:15.04 0.net
グノーシスが似てるのはサーンキヤ哲学だな

338:学術
20/01/11 08:13:54.88 0.net
上智大学の哲学科や神学科は機能してると思うが。

339:考える名無しさん
20/01/11 11:13:18 0.net
>>334
そもそもマルクス主義者というのは、哲学を否定してるんだよ?w

340:考える名無しさん
20/01/11 11:21:13.51 0.net
どうでもいいからどっかいけ

341:考える名無しさん
20/01/11 11:27:15 0.net
現存する最古の大学の一つであるパリ大学の起源は、ノートルダム教会付属の神学校。
ローマ教皇も数多く輩出していて、神学は学問の中心だった。
これからの時代に、神学が科学を上回るとは思わないが、体系的に古典を読むにはそれぐらいの認識はあってもいい。

342:考える名無しさん
20/01/11 11:28:31.96 0.net
批評という言葉の由来も、聖書などのTextkritik(テクストクリティーク=正文批判=いろいろ異なった写本の読みを比較検討して、原文の文章を確定する作業のこと)。(参考:田川健三『書物としての新約聖書』より)
カントが今日的な批評家の走り、といわれることがあるが、それは文化コメンテーターというぐらいの意味。

343:考える名無しさん
20/01/11 11:34:46.85 0.net
>>342
そもそも、その原文自体がそれほど厳密に考えて書かれているわけじゃないから、精読なんてやっても無駄だよね。

344:考える名無しさん
20/01/11 12:04:18 0.net
マルクス主義者が精読とかいっているのを見るといつも緊張するよ。吹き出してしまわないかと思って

345:学術
20/01/11 12:16:33 0.net
ソルヴォンヌ 34 ぐらいが管轄だよ。第一は昔だぞ。

346:学術
20/01/11 12:17:21 0.net
第九 は経済 そっちにも日本経済だから参加。

347:学術
20/01/11 12:28:35 0.net
憲法九条にもまつわるいい話だ。

348:学術
20/01/11 12:31:02.02 0.net
炎の腐海 第九 ベートーベン。URLリンク(www.youtube.com)
フランス物はパスカルパンセがいいぜ。

349:学術
20/01/11 12:31:58.20 0.net
宗教書だよ。公開されない。

350:考える名無しさん
20/01/11 13:12:34.91 0.net
>>344
それはそうだろうね。
君は内容を忘れちゃってるぐらいマルクスを精読したんだもんねw

351:考える名無しさん
20/01/11 14:50:11.34 0.net
「私有財産と結びついた市場制度は依然として、私益追及によって広範な経済進歩と厚生改善
を実現する強力な原動力になる…
こうした洞察が妥当であることは、東欧と西欧の戦後の経験の比較、
アジア太平洋圏の新興工業諸国の経験、そして中国の改革などの近年の歴史が証明している。

青木昌彦(元ブントのイデオローグ)推薦「組織の経済学」
私有財産に基づく私益による市場主義が社会的厚生を達成する最大の手段である。

352:考える名無しさん
20/01/11 15:39:46.10 0.net
>>351
スレチ。他スレでやってこい

353:考える名無しさん
20/01/11 15:41:24 0.net
新刊レビュー
『デッドライン』千葉雅也著 生への切実な希求が根底に
URLリンク(www.sanyonews.jp)
 
 哲学は生きるためにある。生への切実な希求がない思考が、強度を持つはずはない。

 気鋭の哲学者で、『勉強の哲学』などがベストセラーになっている千葉雅也が初めて書いた小説『デッドライン』は、まさに切実な思考のための虚構である。数々の純粋かつ哲学的な問いを内包し、読者をそれらの問いに巻き込んでゆく。

 物語は「僕」が暗闇の中、パンツ1枚の男たちの中で「回遊する魚」のようにうごめく場面から始まる。好みの男性と出会うための「ハッテン場」のシーンだ。主人公はゲイの現実を生きている。

 2001年春、東京の大学院の修士課程に進んだ「僕」は、まだ研究テーマが決まっていない。高校時代からつるんでいる男性の友人Kとは、今でもしょっちゅうドライブする仲だ。
大学院で文学を専攻する友人の知子とは研究の悩みなどを共有している。ゼミ学生たちとの交流、実家とのやりとり、そして「ハッテン場」での行きずりの性愛…。

 大学院のゼミの場面も何度か出てくる。指導教官は中国哲学が専門の徳永先生。この先生がなんとも魅力的である。

 例えば『荘子』に出てくる故事を示し、フランス現代思想につなげていく。話題は「言語の不純さ」についてだ。「デリダは言語の不純さを徹底的に考えた人です。
(略)逆に、古代中国にはそもそもデリダ的な問いがあったのだ、ということなのです」。読みながら、哲学の面白いゼミに紛れ込んでいるような気分になっていく。

354:考える名無しさん
20/01/11 15:41:47 0.net
>>353
 この徳永先生の指導により、「僕」はジル・ドゥルーズを修士論文のテーマに決める。ドゥルーズの思想の中には、マジョリティとマイノリティの対立の問題が含まれている。

 ドゥルーズは「人間=男性」に対するマイノリティとしての「動物と女性」を提示する。そして動物になることと女性になること、つまり動物と女性への「生成変化」を「言祝いでいる」。この「生成変化」とは何か。

 同性愛者である「僕」はマイノリティの側にいる。このテーマは「僕」の生き方の悩みに直結しているのだ。しかし修士論文提出のデッドラインが迫ってもなかなか考えがまとまらない。「僕」の焦りは徐々に高まってゆく―。

 終盤、「僕」の視点が女性の知子に乗り移ったかのような場面がある。「女性に生成変化する」というドゥルーズ的実験だろうか。

 「いかに生きるべきか」という哲学の根本と普遍的な若者の悩みが核にある。フランス現代思想という学問を武器にマイノリティを生き延びようとする学徒の青春小説である。

355:考える名無しさん
20/01/11 15:43:19 0.net
『デッドライン』の中では、デリダやドゥルーズと並んで荘子も出てくる。

356:考える名無しさん
20/01/11 15:43:53 0.net
「老子」各種翻訳

・『老子』 小川環樹、高木智見、中公クラシックス (2005) 原文、書き下し、訳文
・『老子』 福永光司、ちくま学芸文庫 (2013) 原文、書き下し、訳文
・『老子』 蜂屋邦夫、岩波文庫 (2008) 原文、書き下し、訳文
・『老子道徳経(英文著作翻訳コレクション1)』 井筒俊彦、慶應義塾大学出版会 (2017) 原文、書き下し、訳文
・『老子 無知無欲のすすめ』 金谷治、講談社学術文庫 (1997) 原文、書き下し、訳文
・『エッセンシャルタオ 老子』 加島祥造、ちくま文庫 (2005)) 原文、訳文
・『老子<全> 自在に生きる81章』 王明、地湧社 (2005) 原文、訳文

357:考える名無しさん
20/01/11 15:44:04 0.net
「荘子」各種翻訳

・『荘子 内篇』 福永光司、興膳宏、ちくま学芸文庫 (2013) 原文、書き下し、訳文
・『荘子 外篇』 福永光司、興膳宏、ちくま学芸文庫 (2013) 原文、書き下し、訳文
・『荘子 雑篇』 福永光司、興膳宏、ちくま学芸文庫 (2013) 原文、書き下し、訳文

・『荘子 内篇 [中国古典選]』 吉川幸次郎、福永光司、朝日新聞社 (1978) 原文、書き下し、訳文
・『荘子 外篇 [中国古典選] 上中下』 吉川幸次郎、福永光司、朝日新聞社 (1978) 原文、書き下し、訳文
・『荘子 雑篇 [中国古典選] 上下』 吉川幸次郎、福永光司、朝日新聞社 (1978) 原文、書き下し、訳文

・『荘子 第1冊 内篇』 金谷治、岩波文庫 (1979) 原文、書き下し、訳文
・『荘子 第2冊 外篇』 金谷治、岩波文庫 (1979) 原文、書き下し、訳文
・『荘子 第3冊 外篇・雑篇』 金谷治、岩波文庫 (1982) 原文、書き下し、訳文
・『荘子 第4冊 雑篇』 金谷治、岩波文庫 (1983) 原文、書き下し、訳文

・『荘子 全訳注 上下』 池田知久、講談社学術文庫 (2014) 原文、書き下し、訳文

・『荘子 中国の古典 上下』 藤堂明保、池田知久、学研 (1983) 原文、書き下し、訳文

・『荘子 全釈漢文大系 上下』 赤塚忠、集英社 (1980) 原文、書き下し、訳文

・『荘子 1・2』 森三樹三郎、中公クラシックス (2001) 書き下し、訳文

・『荘子(中国の古典)』 野村茂夫、講談社 (1987) 抄訳、原文、書き下し、訳文、全体の1/3

・『荘子[中国の思想]』 岸陽子、徳間文庫 (2008) 抄訳、原文、書き下し、訳文

・『荘子 新訳』 岬龍一郎、PHP研究所 (2013) 抄訳、書き下し、訳文

・『荘子 ヒア・ナウ』 加島祥造、パルコエンタテインメント事業局 (2006) 抄訳、訳文

358:考える名無しさん
20/01/11 15:44:43 0.net
>>356-357
老荘というように、古くてシンボリックなのは老子だが、
荘子の哲学はポスト構造主義に近い。

359:考える名無しさん
20/01/11 15:45:43 0.net
ハイデガーやデリダの存在解体/再構築にあたる作業を、
荘子は分節化/無分節化(限定/無限定)という形でやっている。


“物を物としてあらしめる道は、物に対して限定を設けないが、物相互の間には限定があり、それを物の区別という。無限定な世界から有限の世界があらわれ、有限の世界がまた無限定の世界へと移ってゆく。”
“物物者。與物無際。而者有際者。所謂物際者也。不際之際。際之不際者也。(知北遊篇第二十二 6)”

― 『荘子 外篇』 福永光司、興膳宏、筑摩書房 (2013)

360:考える名無しさん
20/01/11 15:46:38 0.net
次の「畛」は、田のあぜ。そこから転じて、区切り・境界をいう。
ラカンはこれと同じ役割を「クッションの綴じ目 (ポワン・ド・キャピトン)」に例えた。(ラカン『無意識の形成物[上]』)


“そもそも道にはもともと境界などなく、ことばにはもともと固定した意味などない。そこから〔道がことばによって表象されるようになると〕区別が現れるようになった。”
“夫道未始有封。言未始有常。爲是而有畛也。(斉物論篇第二 5)”

― 『荘子 内篇』 福永光司、興膳宏、筑摩書房 (2013)

361:考える名無しさん
20/01/11 15:47:08 0.net
>>359
その際に、デリダやレヴィナスに特徴的な「痕跡」がないのは、文明論的な違い(どういう違いか?)。


“〔万物を生成する道は〕現われ来たってもその跡を見せず、過ぎ去ってのちはゆくえも知らない。”
“其來無迹。其往無崖。(知北遊篇第二十二 5)”

― 『荘子 外篇』 福永光司、興膳宏、筑摩書房 (2013)

362:考える名無しさん
20/01/11 15:48:15 0.net
「無無無」が定立される箇所。


“有有也者。有無也者。有未始有無也者。有未始有夫未始有無也者。(斉物論篇第二 4)”
“有ということがあるし、無ということがある。またもともと「無ということ」はないということがある。またもともと「無ということはないということ」はないということがある。”

― 『荘子 内篇』 福永光司、興膳宏、筑摩書房 (2013)


荘子は有ることと無いことの根源的前提を考えようとした。

解説は以下を参照。
『荘子 内篇(中国古典選 12)』 福永光司、朝日新聞社 (1978)

363:考える名無しさん
20/01/11 15:49:52 0.net
>>362
ハイデガーの存在論は、メイヤスーやガブリエルによって「無限後退」と批判されたが、それは悪いことばかりではない。
無限後退する際から立ち現れてくるものを言語化して整理していくのが、科学や哲学の役割。


“量子力学が見いだした非可換空間の考えからは、アラン・コンヌ(一九四七-)による非可換幾何学が生まれている。
 この新しい幾何学は人類の空間概念を本質的に変化させようとさえしている。
 どのような数学モデルにも、標準的(standard)な部分の外に
 超準的(non-standard)な領域が存在していることが、数学基礎論によって示されている。
 この超準的な領域の存在を認めると、長いこと実在ではないと考えられてきた無限小や無限大のような概念が実在するようになる。
 レンマ的知性は、ロゴス的知性の真に外部にある実在に触れている。”

― 中沢新一 『レンマ学』 講談社 (2019)

364:考える名無しさん
20/01/11 21:30:36 0.net
>>355
荘子は古の幻視者としてね。

デリダやドゥルーズと並列するのは間違いだよ。

まぁ、荘子が構造主義を経ないで、ただただ抽象的な思考で「ゲームの空白の升目」に気が付いていた偉人なのは認める。

365:考える名無しさん
20/01/11 22:31:20 0.net
今、言えるか、いや勢いで言おう・・・

蔡志忠
『マンガ 老荘の思想』
『マンガ 孔子の思想』
『マンガ 孫子・韓非子の思想』
『マンガ 禅の思想』
『マンガ 菜根譚・世説新語の思想』
『マンガ 孟子・大学・中庸の思想』
『マンガ 李白・杜甫の思想』
『マンガ 史記・列子の思想』
『マンガ 老荘3000年の知恵』

366:考える名無しさん
20/01/12 02:18:18.74 0.net
>>364
失礼。分かりづらかったかもしれない。
『デッドライン』の話は、一旦>>353-355まで。
ポスト構造主義を通して荘子を読んでいるのは、このスレの見立て>>356-363。
他スレで井筒の『スーフィズムと老荘思想』が話題になっていて、
その中にイブン・アラビーと荘子が出てくる。
ハイデガーには「無の無化>>363」という言葉があったが、荘子には「無無無>>362」という段階があり、
イブン・アラビーは一神教の中心に根源的無>>265を導入した。
デリダもドゥルーズも、中国には(古代ギリシャ由来という意味での)哲学はないという立場だったし、
井筒に言わせても老荘はシャマニズムとなるわけだけど、
ここでは、例えば、華厳経の四方界を差異の哲学や生成論として、荘子は存在の解体構築論として、
それらを形而上学という言葉を生んだ地域の哲学的営為として読んでいる。

367:考える名無しさん
20/01/12 02:37:21.20 0.net
×四方界
○四法界

368:考える名無しさん
20/01/14 01:57:01.89 0.net
『現代思想2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020』
【インタビュー】
「レンマ学」とは何か―惑星的時代のもう一つの知性 / 中沢新一 
【芸術・情動・文化】
エバとアダムの完全化―性的(不)平等をめぐるスピノザの見解 / H・シャープ/山口 尚訳 
ラリュエル的ホラーの言語 / 仲山ひふみ 
関係と無関係、あるいは美と崇高―ホワイトヘッドとハーマンの形而上学 / 飯盛元章
音楽はどのような情動を喚起するのか? / 源河亨 
【インタビュー】
東西のはざまで―世界の哲学者はいま何を考えているのか / ユク・ホイ 
【言語・身体・意識】
広がる翻訳の思想への試論―翻訳の身体性 / 上原麻有子 
人間の生の《ありえなさ》―シモーヌ・ヴェイユの「不幸」の概念を手掛りにして / 脇坂真弥
共同行為と複数自己意識 / S・レードル/山名 諒訳 
【形而上学のその先へ】
私たちが形而上学を行うとき、私たちは何を行うことができるのか? / A・L・トマソン/松井隆明訳 
ポストトゥルース試論 2020 ver. 1.0―「真実以後」を思考する(ための)哲学 / 大橋完太郎 
【討議】
ポスト資本主義と人新世 / 篠原雅武+斎藤幸平 
【自然・存在・物質】
人新世、気候変動、思想の終わり / 小林卓也
アニミズムを再起動する―インゴルド、ウィラースレフ、宮沢賢治と、人間と非人間の「間」 / 奥野克巳
描線の生態系―漫画『風の谷のナウシカ』における森=腐海の発生 / 山内朋樹

369:考える名無しさん
20/01/14 01:57:20.00 0.net
【新連載●ポスト・ヒューマニティーズへの百年●第一回】
シェリングと現代実在論―メイヤスーの相関主義批判に寄せて / 浅沼光樹
【短期集中連載●『弱くある自由へ』第二版に●補章2】
なぜ書いたか、なぜ新版か / 立岩真也
【連載●デミウルゴス●第九回】
虚諧(一) / 磯崎新
【連載●科学者の散歩道●第六五回】
科学マスコミ情報の日本での変貌―科学のイメージと人材 / 佐藤文隆 
【研究手帖】
「肥満差別」という差別のあり方について / 碇陽子 

370:考える名無しさん
20/01/14 01:57:47.67 0.net
『現代思想2019年12月号 特集=巨大数の世界-アルキメデスからグーゴロジーまで-』

371:考える名無しさん
20/01/14 01:58:27.88 0.net
【東京】「一神教の人には切迫感」 コンピューターが未来を支配するのか ベストセラー「ホモ・デウス」批判的に読み解く[10/11]
スレリンク(femnewsplus板)

372:考える名無しさん
20/01/14 01:59:37.00 0.net
>>368
中沢新一 「「レンマ学」とは何か―惑星的時代のもう一つの知性」(『現代思想2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020』)
中沢がポスト・ヒューマニティ議論に参戦。
メイヤスー、ガブリエル、ハーマン、グロタンディークからホモ・デウス、華厳経、大乗起信論まで。
レンマ学の3つの区分
・現代レンマ学…今現在刷新が必要なもの(AI人工知能の時代、トポスや圏の数学に対応)
・近代レンマ学…京都学派のレンマ学(集合論の危機に対応)
・古レンマ学…レンマ学の起源

373:考える名無しさん
20/01/14 02:03:00.63 0.net
最近の中沢は数学の話が多い。
特に『レンマ学』(2019)は、新しい思想潮流として
メイヤスーの思弁的実在論が出てきたことに対する、中沢からのアンサーになっていて、
西洋的な数学論に対し、日本的、仏教的な数学論のあり方が示されている。

374:考える名無しさん
20/01/14 09:03:42 0.net
√(32+10√7)+√(32-10√7)=10

これって、5+√7=(32-10√7)、5-√7=(32-10√7)ってことで、
5+√7と5-√7からの方向からだと簡単にそうなることが
分かるんだけど、√(32+10√7)と√(32-10√7)の方から
だとどうやって計算したらいいの?

375:考える名無しさん
20/01/14 09:05:27 0.net
意見ではなく、単純に手法についての質問です

376:考える名無しさん
20/01/14 09:09:05.85 0.net
誤:5+√7=(32-10√7)、5-√7=(32-10√7)
正:5+√7=√(32+10√7)、5-√7=√(32-10√7)

377:考える名無しさん
20/01/16 02:18:44 0.net
>>372
中沢「人類学者としての僕は「人類のいない世界」について語られた
レヴィ=ストロースの爽やかなペシミズムに深い共感を抱いているものですから、
ポスト・ヒューマニティをめぐる議論にも肯定的に参加していくことができます。」

378:考える名無しさん
20/01/25 02:51:57 0.net
第41回野間文芸新人賞受賞、第162回芥川賞候補
千葉雅也 『デッドライン』 新潮社 (2019/11/27)

もったいない。バカじゃないのか。抱かれればいいのに。いい男に。

珊瑚礁のまわりで群れをなす魚のように、導きあう男たちが夜の底をクルーズする―。
ゲイであること、思考すること、生きること。
修士論文のデッドラインが迫るなか、動物になることと女性になることの線上で悩み、哲学と格闘しつつ日々を送る「僕」。
気鋭の哲学者による魂を揺さぶるデビュー小説。

379:考える名無しさん
20/01/25 02:52:20 0.net
『デッドライン』は誰にも読める青春小説だが、
「アウト・イン・ザ・ワイルズ」や『動きすぎてはいけない』などで語られてきた
様々な概念が出てきて、千葉の哲学全体へのインデックスにもなっている。
スピノザの汎神論、ドゥルーズの自然哲学からの生成変化、別の仕方で、偶然性、存在論、
マジョリティ/マイノリティ、セクシャリティの問題、ポスト構造主義とポスト・ポスト構造主義。

380:考える名無しさん
20/01/25 02:52:50 0.net
ドゥルーズの生成変化と荘子の物化

381:考える名無しさん
20/01/25 02:53:34 0.net
“荘子が恵子とともに濠水の橋のたもとを散歩していた。
 荘子がいうには、「ハヤがのびのびと泳ぎまわっている、あれこそ魚の楽しみだね」。

 恵子が答えた。「君は魚でもないのに、どうして魚の楽しみが分かるんだい」。
 荘子「君はぼくじゃないのに、どうしてぼくに魚の楽しみが分からないと分かるんだい」。(秋水第十七 7)”

― 『荘子 外篇』 福永光司、興膳宏、筑摩書房 (2013)

382:考える名無しさん
20/01/25 18:46:37.96 0.net
しょうことけいこかぁ。

383:考える名無しさん
20/01/25 18:55:39.75 0.net
「ハヤがのびのびと泳ぎまわっている、あれこそ魚の楽しみよね」。
「荘子は魚でもないのに、どうして魚の楽しみが分かるのよ」。
「恵子はあたしじゃないのに、どうしてあたしに魚の楽しみが分からないと分かるの?」。
「だって荘子は食い意地がはってるじゃない。よだれがたれているわよ」
「恵子だってそうじゃない」
二人「おいしそー」

384:考える名無しさん
20/01/25 19:20:41.23 0.net
ふざけているようだが、ふざけているわけではない(なくもない)。
これがポスト・ポスト構造主義である。
ポスト・ヒューマニティではなく、
ポスト・ポスト・ポスト実存としての食欲魔神の復権である。

385:考える名無しさん
20/01/25 20:42:13 0.net
>>384
ふざけているとは思わないが、まじめな分だけ酷くつまらない。

ポストをいくつ並べても、くだらなさが増殖するだけだね。

386:考える名無しさん
20/01/27 01:13:46 0.net
ここで必要としている老荘は、「存在-神-論(Onto-Theo-Logie)」の身近な例>>359-361としてね。


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