西洋哲学史 ..
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219:考える名無しさん
19/02/07 07:59:37.46 0.net
アナクシマンドロスは、
万物の始原は、
ト・アペイロン(to apeiron、無限定のもの)であると考えました。
彼は、
万物の始原となるものは、
すべての存在がそこから生み出される
根源的な存在でなければならないが、
例えば、
水のような具体的な存在が、
万物の始原であるとすると、
水は、それとは正反対の性質をもった
火という存在を自分から生み出すことはできないので、
水は、火を含むすべての存在がそこから生み出されるような
根源的な存在ではありえない、という
矛盾が生じてしまう、
というように、
特定の性質をもった具体物は、
その具体物と正反対の性質をもった事物を、
自分自身からは生み出すことができないので、
万物の始原は、
特定の性質をもった具体的事物ではあり得ないと考えました。

220:考える名無しさん
19/02/07 08:00:46.37 0.net
したがって、
すべての存在がそこから生み出される
根源的存在としての万物の始原とは、
量において無限なもの、かつ、
質においても無規定であるもの、
すなわち、
ト・アペイロン(無限定のもの)
でなければならないと考えたのです。
そして、アナクシマンドロスは、
すべての存在は、
ト・アペイロンから分かれ出でるように生成して、
再び、ト・アペイロンへと還っていくと考え、
ト・アペイロンから生成した
具体的事物によって成立している、現実の世界は、
火と水、熱と冷、乾と湿
というような、
相反するもの(ta enantia、タ・エナンティア)
の対立と、
その勢力の拮抗によって形成されていると考えました。
そして、
昼と夜、夏と冬、雨季と乾季
といった時節が、
時の定めに従って、交代していくように、
相反するものの一方の勢力が強くなり、
その勢いが頂点を極めると、
今度は、その反動で、
それとは反対の勢力が強くなる時期が訪れるという
相反するもの(タ・エナンティア)の動的な均衡
によって、世界は成り立っていると考えたのです。

221:考える名無しさん
19/02/07 08:02:38.22 0.net
「相反するものの対立と、その動的な均衡」といったら、哲学マニアなら、ヘーゲルの弁証法を連想するところ
「ヘーゲルの弁証法の元ネタは、ヘラクレイトス」というのは、よく言われるところだが、ヘラクレイトスも、アナクシマンドロスからの影響を受けていたのだろう

222:考える名無しさん
19/02/07 13:31:25.69 0.net
ソクラテス前の哲学者(ソクラテスぜんのてつがくしゃ)は、ソクラテス前の初期ギリシア(紀元前6世紀から紀元前4世紀)の哲学者のことである。
しかしソクラテス前には「哲学」という概念はなく、彼らを哲学者と表記するには異議が多いため、しばしば独語を用いてフォアゾクラティカー (Vorsokratiker) ともいう。

223:考える名無しさん
19/02/07 13:32:05.79 0.net
代表的人物 編集
タレス
アナクシマンドロス
アナクシメネス
ピタゴラス
ヘラクレイトス
パルメニデス、クセノパネス、そしてその他エレア派の哲学者たち
レウキッポスとデモクリトス(原子論者)
プロタゴラスとソフィスト
デモクリトスとソフィストはソクラテスと同時代人であるが、慣例としてソクラテス以前の哲学者に含める。

224:考える名無しさん
19/02/07 14:06:01.85 0.net
エレアのゼノン(紀元前490年頃 - 紀元前430年頃)は、古代ギリシアの自然哲学者で、南イタリアの小都市エレアの人。ゼノンのパラドックスを唱えたことで有名。

225:考える名無しさん
19/02/07 18:15:16.89 0.net
ゼノンのパラドックス その1 飛ぶ矢
矢が飛んでいるとしよう。
この矢は,いつの時点でもその瞬間は止まっている。
いつの時点でもその瞬間は止まっているならば, いつも止まっているわけで, したがって,矢は止まっていて動かない。

226:考える名無しさん
19/02/07 18:16:44.46 0.net
ゼノンのパラドックス その2 アキレスと亀
アキレスと亀の競争を考える。
アキレスのスタート点より,亀のスタート点 は前方とする。
「よーい.ドン」で両者が同時にスタートしたとしよう。
このとき, アキレスが亀に追い抜こうとするならば, アキレスは, いま亀がいるところまで行かなければならない。
そうしたとしてもそのときは, 亀がもっと先に行ってるはずである。
アキレスは, 更にいま亀がいるところまで行かなければならない。これを限りなく続けても, 決してアキレスは亀に追いつくことができない。

227:考える名無しさん
19/02/07 22:16:45.99 0.net
このようにして、イオニア学派とイタリア学派という、2つの霊統が続いてきた。
もっとも、イタリアのほうは、イオニアからイタリアの植民市に移住したピタゴラスに始まる学派で、要するに哲学の本場はイオニアだった。
しかし、ここに、古代ギリシャ哲学の大本命が登場する。
花の都、アテナイだ。

228:考える名無しさん
19/02/07 22:24:50.50 0.net
アナクサゴラスの移住から、アテナイの哲学が始まった

229:考える名無しさん
19/02/07 22:49:10.49 0.net
コマネチ

230:215
19/02/08 00:42:54.98 0.net
>>216
詩・物語・小説を読む時にどういう時代だったかな?どういう常識世界だっけ?というのは重要なので、ローマから書き始めたが、すぐさまギリシャで哲学っぽくなり、地理的バランスをとるためにインド・中国を加えたらこうなってしまった。
まぁせっかく書いたのでどこか貼るのに良いスレないかなと思ってここに。

231:考える名無しさん
19/02/08 06:58:54.19 0.net
>>230
古代の比重が極端に高いな?

232:考える名無しさん
19/02/08 07:09:19.27 0.net
プロタゴラス(古代ギリシア語: Πρωταγόρας、Protagoras、紀元前490年ころ - 紀元前420年ころ)は、古代ギリシアの哲学者、ソフィストの一人である。
70歳まで生きたとされ、後半40年間は、みずから「徳の教師」を名乗り、ギリシャ各地を遍歴した。アテナイにはしばしば滞在した。

233:考える名無しさん
19/02/08 07:10:23.05 0.net
「人間は万物の尺度である」という言葉で知られ、認識の相対性を主張する相対主義を唱えた人物の一人で、絶対的な知識、道徳、価値の存在を否定した。
人間それぞれが尺度であるから、相反する言論が成り立つとする。
物事が真実「何であるか」ということよりも、「何かのように思われる」ということが重視され、
そのため、他人を説得し状況を自己に有利なように展開する方法が正当化されることで、
弱論強弁の説得技術としての弁論術の始祖とされる。

234:学術
19/02/08 08:21:58.41 0.net
競馬で馬が馬をさせるかという問題にも帰結する。

235:考える名無しさん
19/02/08 09:56:48.21 0.net
           ,. - ── - 、
             /    ,       `ヽ.
            /〃//,. ,ィl/|l ト、 !、 、  ヽ
          ー'´| | l |1 | !l. l| ! | l.|ヽ ! !、 ',   おじちゃんたち
             YレV!ヒエ「! |l.「_ト!Ll」| l l  l   どうしてはたらかないの?
           ! lハイJ |  ´|_jヽ. リ,! ! l. l |
             |l |l.} ー ,   L _,ハl.lトl l. | l まいにち いるね
             |l ilト、   n  ''  ,1l|ィ| |l l |
           _ 二,ニ^tュ--ェ_t1」l.|l !リ|_lノ
       r7´   f r┐| 〔/ミヽ>,-、 ̄´
       Y       ー个‐'t  ハ-、_'ゝ、
        ヽ ._・ rく ̄ヽト-'丿  ヽ l
        / (・__,)ゝi┬'´ハ`     '`|
          |ヽ, イ   ノ┴くヽヽ、    /
        `´ ゝ┬ヘ`ヽ   |  `ー‐1
           ゝノ-‐^ー'一''丶  ヽ ヽ
           ト、_       `ーァ'¨不ヽ
            | | 「 ̄「 ̄l ̄ト、,イトヒi′
             l l. l   l  !  !└' l |
             └ L 」_,|__l_l.__L.l′
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              l   l   !   !
                l   l.   l   l
            ト--┤   !--‐1
              f‐t央j.   ト央ァヘ
              |  甘l、  / 甘  |
             l  ,.-‐ヽ レ'⌒ヽ/
            `く.__ ノ ゝ--‐′

236:考える名無しさん
19/02/08 10:19:12.81 0.net
人間は万物の尺度
何が正しいかは、人それぞれの住む世界によって異なっている

237:考える名無しさん
19/02/08 10:31:43.60 0.net
人は皆、それぞれの仮想世界の住人
数学者にとって、世界は数学でできているが、言語学者にとっては、世界は言語でできている

238:考える名無しさん
19/02/08 12:08:33.24 0.net
アナクシメネスにとっては、世界は空気でできていた

239:考える名無しさん
19/02/08 13:06:58.39 0.net
>>231
英国作品を読んだ後、古代ローマに移ってきた。
まず最初に、ラテンはウェルギリウス、ギリシャはホメーロスか。ふむふむ。
ところで、どういう時代だっけ?時間軸に沿って整理しよう思ったら、古代ギリシャが濃すぎた。
ギリシャを薄くするためにインド・中国も追加したら、古代でお腹いっぱいになった。

240:考える名無しさん
19/02/08 19:37:21.00 0.net
サッフォーは女性で、プラトンは男性だけど、両方とも同性愛者で有名

241:考える名無しさん
19/02/08 19:41:06.01 0.net
ソクラテスは、ソフィストとの論争を通じて、新たな哲学を確立した

242:考える名無しさん
19/02/08 19:41:44.78 0.net
今日のソクラテスがあるのは、プロタゴラスのおかげ
今日のといっても、だいぶ昔の人だが

243:考える名無しさん
19/02/08 19:42:48.51 0.net
スレが立って1年以上が過ぎた
ようやく、哲学史の華・ソクラテスに入れる

244:考える名無しさん
19/02/08 19:43:29.05 0.net
ここまでは序章にすぎない

245:考える名無しさん
19/02/08 19:49:10.66 0.net
ソクラテスのいない西洋哲学など、孔子のいない儒教みたいなものだ

246:考える名無しさん
19/02/08 22:29:03.34 0.net
サティサタン

247:考える名無しさん
19/02/09 01:26:46.27 0.net
                             ______
                           x≦:‐:v==v:‐:≧:x、
                            ,ィ:※:※:i{{夾}}i:※:※:.ヽ、
                        厶:ィ^¨¨´ `¨¨´ `¨¨^ヾ: :}}ヽ
                          /^¨´           `¨^;ハ
                        ___ '      '     イ       ';ハ
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                 〃 ̄{    { {_厶ィ゙  `ァー- 」 _/  ハ 》
                 {{ /∧ {  _V{_ヽ {\ハ/ノj/}_/  仏イ{
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          ゝ‐-ミ : : : :ヽ: `'< ///⌒ヽ`ヽ≧. ニ ≦ 八   |   {     \
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          ⌒フ : : : : _: ニ=-‐/ _ ,.-‐、ソ       /     \ ',_ =-‐: : : : : : : : : <
          _彡 '"´  _,....: ´       :..              ヽ}: : : : : : : : : : : : : : く⌒ヽ
       ー-=ニ _   ,fツ::::::        :...           {     ;=‐-  : :_: : : : : :z‐-ミ
            /   ;::::::::.. '         }/        、   ∧    \ `ヽ「 ̄`ヽ
           /   .イ゙゙              ,.:           、 ;  }\     \八    ヽ
        , '    / {           .'        ...:::::::. V'! j   \     ヽ`丶.  |
      .    /   ハ           イ         ::::::fツ:: } |       \  ハ   \|

248:考える名無しさん
19/02/09 06:49:31.89 0.net
関連
母が逝ったら僕も逝く(50歳・毒)
スレリンク(single板)

249:学術
19/02/09 08:23:49.65 0.net
ソクラテスが女性だとするとそれを男多しの紅一点で浮かせたり、連続で男が
挑まないような気配り編纂が大事です。

250:考える名無しさん
19/02/09 08:46:49.80 0.net
ソクラテス(紀元前469年頃 - 紀元前399年4月27日)は、古代ギリシアの哲学者である。長母音を発音するならソークラテース。妻は、悪妻として知られる、クサンティッペ。

251:考える名無しさん
19/02/09 19:18:31.65 0.net
プロタゴラスは、何もかも相対化してしまった
もはや、絶対不変の真理など、存在しなかった
あるのは、一人一人の個人的な価値観だけだった

252:考える名無しさん
19/02/09 19:19:03.95 0.net
そこに登場したのが、ソクラテスだった

253:考える名無しさん
19/02/09 19:21:03.92 0.net
「アベは優れた政治家だ」という人もいれば、「アベはバカだ」という人もいる
このように、人によって考え方は大きく異なる
いったい、何が真理なのか?

254:考える名無しさん
19/02/09 19:25:50.37 0.net
ソクラテスの無知の知って、それを知ってる私が最もお利口さんだと
ドヤりたかった訳じゃない

255:考える名無しさん
19/02/09 19:25:55.22 0.net
ギリシャは、島が多い複雑な地形
島の数だけ、真理があった
そこに登場したのがソクラテスだった

256:考える名無しさん
19/02/09 19:27:21.43 0.net
>>254
ソクラテスは、「私が最もお利口さんだ」と言ったわけではない
「皆さんは、私よりもさらにバカなのだ」と言っただけだ

257:考える名無しさん
19/02/09 19:40:59.26 0.net
いや、偉いとかバカとかそういうことじゃなくて無知の知ってのは単なる問答法の導入だよ

258:考える名無しさん
19/02/09 19:50:42.21 0.net
どこぞのロースクールはソクラテスメソッドを導入して
うまく行ったかと思いきや、司法試験の結果がダメで
見直したとか見直さなかったとか。

259:考える名無しさん
19/02/09 20:12:15.08 0.net
問答法が即、司法試験に役立つと言うもんじゃないと思うが
対話の中から知識を吸収して止揚してもみる、言ってみれば学問の興味や関心について
学ぶための基礎のようなものだろう

260:考える名無しさん
19/02/09 20:16:02.57 0.net
問答法は学問の導入にはいいかもね。
議論することで新たな視点が得られることもあるから。

261:考える名無しさん
19/02/09 23:38:38.71 0.net
現代の右翼と左翼の論争は、まったくカミ合わなくなっている
お互いにテーゼとアンチテーゼをぶつけ合うだけで平行線
これは日本だけでなく、世界的な傾向

262:考える名無しさん
19/02/10 10:32:12.17 0.net
長母音に長音符を使わない風潮はなんとかならんかな。
明治〜昭和の頃なら資料が無くて、分からないから付けなかったんだろうけど。
タレースかターレスかで全然違う。

263:考える名無しさん
19/02/10 18:54:13.73 0.net
いちいち「ソークラテース」と書くのは面倒

264:考える名無しさん
19/02/10 18:56:37.33 0.net
弟子のカイレフォンがアポロン神託所にて、巫女に「ソクラテス以上の賢者はあるか」と尋ねたところ、
「ソクラテス以上の賢者は一人もない」と答えたため、自分が賢明ではないと自覚していたソクラテスは驚き、それが何を意味するのか自問。
その神託の反証を試みようと考え、世間で評判の賢者たちに会って、彼らが自分より賢明であることを明らかにしようとした。

265:考える名無しさん
19/02/10 19:06:25.27 0.net
デルフォイの神託により、最高の賢者というお墨付きを得たソクラテスは、すっかり自信をつけてソフィストたちとの論争に乗り出した

266:考える名無しさん
19/02/10 19:08:18.69 0.net
しかしわたしは、自分一人になったとき、こう考えた。この人間より、わたしは知恵がある。
なぜなら、この男もわたしも、おそらく善美のことがらは、何も知らないらしいけれでも、この男は、知らないのに、何か知っているように思っているが、わたしは、知らないから、そのとおりに、また知らないと思っている。
だから、つまりこのちょっとしたことで、わたしの方が知恵のあることになるらしい。
つまりわたしは、知らないことは、知らないと思う。ただそれだけのことで、まさっているらしいのです。
<プラトン/田中美知太郎訳『ソクラテスの弁明ほか』1968 新潮文庫 p.21-22>

267:考える名無しさん
19/02/10 19:09:58.32 0.net
ここで大切なのは、ソクラテスが「知らないと思っている」という慎重な言い方をしていて、日本で流布する「無知の知」(無知を知っている)といった表現は用いていない点である。
ソクラテスはそんな特別な知者として、人類の「教師」などと崇められる人物ではなく―彼は自分が「教師」であることをくりかえし否定している
―あくまで人間が知恵という点でどのように謙虚であるあるべきか、を代表して示している。
そこで初めて、哲学が始まるからである。
<プラトン/納富信留訳『ソクラテスの弁明』2012 光文社古典文庫 解説 p.129-130>

268:考える名無しさん
19/02/10 19:12:11.90 0.net
・・・ということだ。
ソクラテスといえば、「無知の知」だけど、ソクラテス自身は、「私は自分が無知であることを知っている」というような言い方はしていない。
「知らないことは、知らない」と言ってただけ。

269:考える名無しさん
19/02/10 19:17:56.12 0.net
つまり、ソクラテスが言ってたのは、「知らないことは、正直に知らないと言おう」という程度の話であって、
「私は、自分が無知であると知っている」というような、大仰な話ではなかった
そもそも、無知であることを「知っている」という時点で、無知ではないのだから、この言葉は論理的に矛盾している

270:考える名無しさん
19/02/10 19:21:31.43 0.net
ソクラテスは、ソフィストたちを、「詭弁を弄する論争家」として激しく批判した。
しかし、周囲から見れば、ソクラテスも、詭弁を弄してソフィストと論争しているように見えた

271:学術
19/02/10 19:33:29.39 0.net
知らないと知っていることは謙虚だよなあ。

272:考える名無しさん
19/02/10 22:14:22.74 0.net
>>269
もともと無知の知は、対話篇を読めば分かるように問答法やる場合に
前提とすべき心的態度であって
哲学を通して辿り着いた心の境地でもなければ知ってる知らないを
ドヤる目的の為のものでもない

273:考える名無しさん
19/02/11 11:36:48.19 0.net
哲学用語が、世間の一般人に広まると、たいてい意味が微妙に変わる

274:考える名無しさん
19/02/11 11:44:00.68 0.net
父は彫刻家ないし石工のソプロニスコス、母は助産婦のパイナレテとされる。アテナイに生まれ、生涯のほとんどをアテナイに暮らした。
彼はペロポネソス戦争において、アテナイの植民地における反乱鎮圧としてのポテイダイア攻囲戦、ボイオティア連邦との大会戦デリオンの戦いで重装歩兵として従軍した
(アルキビアデスは騎兵として参加、当時の回想が『饗宴』に書かれている)。
青年期には自然科学に興味を持ったとの説もあるが、晩年は倫理や徳を追求する哲学者としての生活に専念した。

275:考える名無しさん
19/02/11 11:45:30.37 0.net
ソクラテスは、もともと戦場で暴れるのが取り柄の、荒くれ男だった
学者のようなインテリタイプではなかった

276:考える名無しさん
19/02/11 12:25:57.47 0.net
「無知の知」が重要なのは,メタレベルの知を主題化したことにあるんだろう.
ソクラテスによって狭い意味での哲学が始まったというのはその点にある.

277:考える名無しさん
19/02/11 13:48:53.32 0.net
ソフィストらの相対主義に対してソクラテスはそうした個別的な感受性とは別次元に
普遍的なものがあるということから哲学が始まったんじゃないか

278:考える名無しさん
19/02/11 21:48:58.36 0.net
>>274
アルキビアデスw
悪いやつだけどこいつにはほんと親近感湧くわぁ

279:考える名無しさん
19/02/11 22:05:42.46 0.net
たまやーーーーー

280:考える名無しさん
19/02/11 22:18:23.06 0.net
かぎやーーーー

281:考える名無しさん
19/02/11 22:19:34.41 0.net
近・現代ギリシャが著名な哲学者/哲学研究者を輩出することがなかったのはなぜ?
現代ギリシャ語を母語とすることは、古典ギリシャ語を読むのにも圧倒的に有利な
はずだけど。

282:考える名無しさん
19/02/11 22:38:42.55 0.net
>>281
そもそも、ギリシャは15世紀から1829年までオスマン帝国の領土であり、国家としては存在しなかった
オスマン帝国はイスラム文明圏であり、イスラム圏の哲学はなぜか中世の後期から活力を失った

283:考える名無しさん
19/02/11 22:56:00.43 0.net
ギリシャは、歴史から消えていた時期が長すぎた

284:考える名無しさん
19/02/11 23:12:30.50 0.net
オスマン帝国の前はビザンチン帝国だったが、ここはユスティニアヌス大帝がギリシャ哲学を弾圧したため、哲学の中心がイスラム圏に移ってしまった
その後はコンスタンティノープルを中心に哲学研究が行われ、それなりの存在感はあったのだが

285:考える名無しさん
19/02/12 13:42:18.72 0.net
西欧で一番長く読み継がれている古典は実はアエネーイス
これマメな

286:考える名無しさん
19/02/12 16:34:33.90 0.net
「神曲」の中で、あの世(地獄、煉獄、天国)を巡るダンテを道案内するのは、古代ローマの詩人であるウェルギリウスです。
彼は、「辺獄」と呼ばれる地獄(といっても、罰も呵責も無く無為な時間を過ごすだけですが)にいましたが、ベアトリーチェに頼まれてダンテを案内しました。
でも、考えてみればダンテが尊敬しているのはウェルギリウスのはずです。
なぜ、ダンテはその人物さえも地獄に落としてしまったのでしょう。
答えは、ずばり以下のものです。
「キリスト教が出来る前に生まれたから」
「そんな理不尽な話があるか。お釈迦様でも地獄に送れるぞ」と言われそうですが、本当のことです。
ダンテの地獄では、キリスト教の洗礼を受けていない人物はノートレランスで地獄行きなのです。
「尊敬している人物だから」という例外は、全く通用しません。

287:考える名無しさん
19/02/12 16:47:06.05 0.net
デモクリトス
ソクラテスよりも後に生まれた人物だが慣例でソクラテス以前の哲学者に含まれる

288:考える名無しさん
19/02/12 16:48:12.57 0.net
トラキア地方のアブデラ(Abdera)の人。レウキッポスを師として原子論を確立した。
アナクサゴラスの弟子でもあり、ペルシアの僧侶やエジプトの神官に学び、エチオピアやインドにも旅行したと伝えられる。
財産を使いはたして故郷の兄弟に扶養されたが、その著作の公開朗読により100タレントの贈与を受け、国費で葬られたという。
哲学のほか数学・天文学・音楽・詩学・倫理学・生物学などに通じ、その博識のために〈知恵 Sophia〉と呼ばれた。
またおそらくはその快活な気性のために、〈笑う人 Gelasinos〉とも称された。

289:考える名無しさん
19/02/12 16:52:10.53 0.net
ソクラテスまで来たら、次はプラトンやアリストテレスに行くところけど、必ずしも順番通りにやらなくてもいいだろう
個人的にはデモクリトスのほうが凄い哲学者に思える

290:考える名無しさん
19/02/12 16:55:50.05 0.net
〈原子〉は不生・不滅・無性質・分割不可能な無数の物質単位であって、たえず運動し、その存在と運動の場所として〈空虚〉が前提とされる。
無限の〈空虚〉の中では上も下もない。形・大きさ・配列・姿勢の違うこれら無数の原子の結合や分離の仕方によって、すべての感覚でとらえられる性質や生滅の現象が生じる。
また魂と火(熱)とを同一視し、原子は無数あるが、あらゆるものに浸透して他を動かす「球形のものが火であり、魂である」とした。
デモクリトスは世界の起源については語らなかったが、「いかなることも偶然によって起こりえない」と述べた。

291:考える名無しさん
19/02/12 16:58:41.82 0.net
物質の根元についての学説は、アリストテレスが完成させた四大元素が優勢であり、原子論は長らく顧みられる事は無かった。
後にジョン・ドルトンやアントワーヌ・ラヴォアジエによって原子論が優勢となり四大元素説は放棄された。
もっともドルトンやラヴォアジエ以降の原子論は、デモクリトスの説と全く同一という訳ではない。
「原子」と「空虚」が存在するという意味において、デモクリトスの原子論は現代の原子論とも共通するとされる。

292:考える名無しさん
19/02/12 17:02:32.47 0.net
現代人から見ると、かなりオカルトっぽくて怪しい、アリストテレスの四元素説
なぜか、これがスタンダードになり、遥かに科学的で合理的なデモクリトスの原子論が埋もれた

293:考える名無しさん
19/02/12 18:28:27.11 0.net
紀元前420年頃、デモクリトス(Democritus)は、原子が「破壊も分割も出来ない物質最小の粒子」という考えを示しました。
それから2200年後に、ドルトン(John Dalton)は、それまでに知られていた事実と、いくつかの実験結果から、
異なる形をした全ての物質を原子の存在によって説明しようとし、結果デモクリトスの原子説に具体的な意味をもたせ、
古代ギリシャ時代以来の最も大きな化学への貢献となりました。
これがドルトンの原子説と呼ばれるものです。
しかし、それから100年もしないうちに、原子はさらにいくつかの小さな粒子からなるという説が受け入れられる事になります。
 

294:考える名無しさん
19/02/12 18:32:49.82 0.net
ドルトンの原子論から、すでに200年がすぎた
ハイゼンベルクやシュレーディンガーたちによる量子論の発見からは、100年ほどがすぎている

295:考える名無しさん
19/02/12 23:10:47.16 0.net
19世紀初頭のドルトン登場まで、原子論といえばデモクリトスだった

296:考える名無しさん
19/02/12 23:12:56.97 0.net
デカルトやジョン・ロックの時代には、「粒子仮説」が流行していた。
ロックは、そこから大きな影響を受けていた。
それは、デモクリトスの原子論の復刻だった。
17世紀になっても、まだデモクリトスはそれくらい斬新だった。

297:考える名無しさん
19/02/12 23:43:46.23 0.net
ソクラテス以前のスレと同時に書き込んでるの?

298:考える名無しさん
19/02/13 07:26:50.20 0.net
>>297
このスレではソクラテス以前の話が終わりなので、別スレを立てた

299:考える名無しさん
19/02/13 07:39:36.52 0.net
プラトンの思想は西洋哲学の主要な源流であり、哲学者ホワイトヘッドは「西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である」という趣旨のことを述べた。
『ソクラテスの弁明』や『国家』等の著作で知られる。現存する著作の大半は対話篇という形式を取っており、一部の例外を除けば、プラトンの師であるソクラテスを主要な語り手とする。
青年期はアテナイを代表するレスラーとしても活躍し、イストミア大祭に出場した他、プラトンという名前そのものがレスリングの師から付けられた仇名であると言われている。

300:考える名無しさん
19/02/13 12:29:02.14 0.net
プラトンの「洞窟の比喩」とは、こんな感じです。
多くの囚人たちが、壁に縛り付けられています。
そしてその壁の上に松明があって、監視者が松明の前にモノを色々かざしている。
その光によって、モノの影絵が囚人の見ている方向に投影される。
囚人たちは動けないから、影絵しか見えません。
つまり囚人にとって、影絵が世界の全てなのです。
しかしほんとうの世界の姿=真理は、洞窟の外にある。
つまり太陽です。
囚人は、影絵しかない洞窟という先入観から抜け出して、
本当の外の世界、すなわち太陽を仰がなければならない。
この比喩を通してプラトンが伝えたかったのは、イデア界の存在です。
最初にイデア界(真理の太陽)の世界があって、
それがさまざまに具現しているのが現実界(影絵)なのだと言っているのです。

301:考える名無しさん
19/02/13 12:33:37.95 0.net
プラトンは、この世を「影絵」と言った。
現代なら、「映画」ということになるだろう。
最近の物理学者の理論では、「この宇宙は、投影されたホログラムの立体映像」と言われている。
デモクリトスの原子論と並んで、古代ギリシャ哲学が、現代科学と奇妙に符合してきた一例だ。

302:考える名無しさん
19/02/13 23:55:52.58 0.net
プラトンの言ってることを、現代風に言えば、「この世は仮想現実である」ということになる
ホワイトヘッドによれば、「哲学は、プラトンに対する膨大な注釈である」
つまり、哲学とは、「この世は仮想現実である」というのを、すべてのタタキ台にして行われてきた議論なのだ

303:考える名無しさん
19/02/14 00:03:43.44 0.net
それを認識論っていうんだよ
覚えておいて
小学生が読むソフィーの世界の内容だ

304:考える名無しさん
19/02/14 05:56:55.87 0.net
?認識論
○観念論

305:考える名無しさん
19/02/14 22:35:45.75 0.net
プラトンの言ってたことを端的に要約すれば、
「この世は仮想現実だ。どこかに本当の世界がある」
ということになる

306:考える名無しさん
19/02/14 22:36:58.08 0.net
これをどう解釈するかが、西洋哲学の原動力になってきたと言っていい
後に、ニーチェはこれを「ニヒリズム」であるとして強く批判した

307:考える名無しさん
19/02/15 19:26:31.60 0.net
なんでもニヒリズムだからなアイツ
宗教も、道徳も、法律も、親切も、全部ニヒリズムで
功名心と自己中だけが人間的

308:考える名無しさん
19/02/15 22:11:05.08 0.net
プラトンに言わせれば、この世は映画だ
どこかで映写機が回っている

309:考える名無しさん
19/02/16 15:18:31.25 0.net
こんな仮想現実とのお付き合いはホドホドにしておき、人間は真実在を探求するべきだ

310:考える名無しさん
19/02/16 15:58:25.46 0.net
どういうことだいノリスケくーん?

311:考える名無しさん
19/02/16 16:28:02.29 0.net
>>308
それ単なる比喩だよね
面白い発想止まりじゃね

312:考える名無しさん
19/02/16 18:55:35.82 0.net
プラトンはイデアについて三角形を用いた解説を試みてるが
三角形ってのは人間がそう定義してはじめて三角形として認識されるのであって
人間の魂と同様に三角形のイデアが元々存在しているってのは変だよな
まず、三角形を人が定義し様々な実在物にその近似を発見してるだけで
三角形のイデアが元々存在する訳ではないだろう

313:考える名無しさん
19/02/16 19:00:50.77 0.net
まあプラトンは当時としては賢かっただけだからね
全てにおいて無理がある

314:考える名無しさん
19/02/16 21:10:45.23 0.net
三角形の定義に使われる諸概念のイデアが存在するのでは?

315:考える名無しさん
19/02/16 21:20:50.93 0.net
でさ、そのイデアって言葉が指しているものってなんなん
存在ってどういう状態を存在って言葉で表現しているん

316:考える名無しさん
19/02/16 21:30:19.49 0.net
イデアは普遍を体現する個物じゃなくて普遍そのものが存在するという話だろう。
存在概念は個物の存在と類比的に考えればいい。

317:考える名無しさん
19/02/16 21:35:09.62 0.net
>>314
そういうことなら例えに三角形を用いるのは不適切じゃないか
モノを認識するとき仮想界にそれを構成する幾何学的概念のようなものだけが
存在するということなら馬なら馬のイデアがあると言うことは
言えないだろう
なにか分からないけどある人々はそれを馬と名付けることにした
しかし、似たような生き物全てを馬とカテゴライズするのにイデアが必要だと
いうのには無理がある

318:考える名無しさん
19/02/16 21:42:41.82 0.net
> モノを認識するとき仮想界にそれを構成する幾何学的概念のようなものだけが
> 存在するということなら馬なら馬のイデアがあると言うことは
> 言えないだろう
馬を認識する時に仮想界に馬を構成する概念があって
それが馬のイデアと考えればよいのでは。
> しかし、似たような生き物全てを馬とカテゴライズするのにイデアが必要だと
> いうのには無理がある
馬と牛は四本足でいろいろ似ているけど同じ動物ではない。
類似性だけでカテゴライズするのには無理があるのでは。

319:考える名無しさん
19/02/16 21:52:23.13 0.net
>>318
四足だけでなくて、顔貌や蹄の形状など類似を積み重ねるだけでも
十分馬をカテゴライズできてると思うけどな
しかも、似たようなものを馬の仲間と認めているのは馬という分類を
人が作り出した結果だから、ある民族にとって四足のものは全て馬と表現しても
構わないわけだ。逆に、同じ馬の種類でも場合によっては
さらに複雑な分類だって有り得る訳で。

320:学術
19/02/17 07:31:26.75 0.net
何かを分析したり思考したりすることは大事だろうか。世界はありのままで生成していて、
さらの感情で関わることに哲学は邪魔になる。頭の洞察とて
フィクショナルで邪魔になりはしないか。

321:考える名無しさん
19/02/17 08:24:28.79 0.net
んじゃ辞めろよ

322:考える名無しさん
19/02/17 20:59:34.00 0.net
>>285
ラテン語の授業の教材だっけ

323:考える名無しさん
19/02/18 03:22:17.41 0.net
サティの来世は牛丼

324:考える名無しさん
19/02/18 16:30:31.37 0.net
>>312
この世の物質世界の三角形は、必ずどこかが歪んでいる
完全な三角形とは、人間の意識の中にある観念
デカルト以降の近代哲学では、「イデア」といえば、「観念」を意味するようになった

325:考える名無しさん
19/02/18 16:46:34.06 0.net
>>319
それはプラトンのイデアではない
生物の分類は、アリストテレスの専門分野
この場合、「馬」とか「牛」というのは、人がつけた「名前」であり、アリストテレスに由来する唯名論
プラトン主義とは、むしろ対立する流派

326:考える名無しさん
19/02/18 22:10:39.98 0.net
>>324
仮想界にあるのは、現象から経験を差し引いたものだから時間と空間だけが残る
それを三角形のイデアが最初からあるなどと説明するからおかしくなる
>>325
アリストテレスはプラトンの解釈に違和感を感じたからイデアが存在しなくても
概念は持てると考えたんだろう
仮想界にそのものが存在しないとあるものと別のものとの区別もつかない訳はないと

327:考える名無しさん
19/02/18 22:14:55.14 0.net
>>324
必ずどこかが歪んでいるという証拠はないよ

328:考える名無しさん
19/02/18 22:49:45.63 0.net
>>326
>仮想界にあるのは、現象から経験を差し引いたものだから時間と空間だけが残る
カント的にはそうなるな
でも、カントより昔のデカルトは、「不完全な私に、完全なる神という観念が、生まれつき備わっている。これこそ、神が存在する証拠なのである」と主張した
それに対して、「いや、生まれつき備わっている観念など無い。人間は白紙の状態で生まれてくるのである」と、ジョン・ロックは反論した
現代人にとっては、観念とは、人間の脳内現象にすぎないかもしれないが、昔はそうではなかった

329:考える名無しさん
19/02/19 20:03:16.62 0.net
三角形のイデア
鉛筆で三角形を書いたとします。
しかし、それは本当に三角形なのでしょうか。
よくよく角を拡大して見ると、本当に角になってはいません。
線も曲がっているかもしれません。
これでは、本当の三角形は存在しないといえるのではないでしょうか。
実際にも、本当に原子レベルでみれば、この物質世界には本当の三角形は存在しないといえます。
私たちは本当の三角形はどういうものか知っている
しかしプラトンは、実際に世界には本当の三角形は存在しないかもしれないけれど「本当の三角形」「完璧な三角形」は存在しないと言い切ってしまっていいのか?と考えました。
つまり、
わたしたちは「本当の三角形」を見たことはないけれど「本当の三角形」はどういうものかを知っているではないか
ということです。
「本当の三角形」を知っているからこそ、よくよく見たら鉛筆で書いた三角形は「本当の三角形」ではないということがいえるのです。

330:考える名無しさん
19/02/19 20:06:39.99 0.net
このように、プラトンのイデアは、「生得観念」と切っても切れない
なぜ、人間には生得観念があるのか?
それは、実在するから
それがプラトンの理屈

331:考える名無しさん
19/02/19 20:09:51.45 0.net
これを「神の存在証明」に応用したのがデカルトだ
なぜ、神は存在すると言えるのか?
それは、この私に、「神」という観念が生まれつき備わっているから
もしも、神が存在しないのなら、そんな観念が私に備わっているわけがないという

332:考える名無しさん
19/02/19 20:15:23.12 0.net
「完全な三角形」と同じく、「完全な神」も、この世には存在しない
ということは、それは、この世での経験から得たものではない
つまり、生得観念なのだ・・・というのが、プラトンとデカルトの理屈

333:考える名無しさん
19/02/19 20:22:31.90 0.net
完全な三角形云々を語る前に、まず完全な三角形とはこういうものだという定義が
先に来ないと成り立たないだろう
それは幾何学に留まらず、現実には存在しないが完全な馬とはこういうものだと
仮定してそれに近いものを馬と呼ぶ
となると結局、唯名論になる。

334:考える名無しさん
19/02/19 21:58:59.16 0.net
イデア→現在はアイデアに

335:考える名無しさん
19/02/20 20:53:27.09 0.net
>>334
上に書いたような理屈で、イデアとは結局のところ、われわれが持つ「観念」
だけど、「完全なる三角形」という、現実にあり得ない観念がなぜ人間に備わっているかというと、それはこの世での経験から得たものではない
どこか、この世でないところに実在しているからだということになる

336:学術
19/02/20 20:57:10.50 0.net
アイデアショップ

337:考える名無しさん
19/02/20 21:01:28.22 0.net
「完全なる神」という観念が私に備わっているのは、それが実在するからである
それは、この世の物質界の存在ではないのだから、この世に生まれてから経験によって得たものではない
かといって、私が作り出したものでもない。
なぜなら、私は有限であり、神は無限であるから。
無限集合から一部を切り取ってくれば、それは有限集合。
だが、有限集合をいくら継ぎ足しても、決して無限にはならない。
つまり、有限な私から、無限な神が生まれてくることはない

338:考える名無しさん
19/02/20 21:07:58.56 0.net
数的な無限概念も神がいないと理解できないのかね

339:考える名無しさん
19/02/20 21:18:24.03 0.net
>>337
神即自然

340:考える名無しさん
19/02/23 13:33:37.27 0.net
これに対して、「人間は、白紙の状態で生まれてくる。すべては、経験によって得たものだ」
と、生得観念をバッサリ否定したのが、ジョン・ロック
デカルトは理論、ロックは実験を重視する立場
その後も、英米では実験を重視する科学哲学の流れが続いた

341:考える名無しさん
19/02/23 13:35:07.49 0.net
生得観念を認めるかどうか
これは大きな争点だった

342:セルム
19/02/23 16:22:28.84 0.net
世界各地では進化論支持が殆どです。
哲学なんて辞めろ

343:考える名無しさん
19/02/25 22:39:35.83 0.net
>>338
数学の場合、無限を表す記号を定義する

344:考える名無しさん
19/03/17 17:39:37.67 0.net
完全で無限な神
もしも、人間が単なるタンパク質のカタマリから進化してきた生物機械なら、そんな観念を持っているはずがない

345:考える名無しさん
19/03/17 17:40:52.27 0.net
もしも、神が存在しないのなら、この私に神という観念はあっただろうか?
あり得ないと言わざるを得ない

346:考える名無しさん
19/03/17 17:42:00.49 0.net
プラトンによれば、この世は洞窟の壁に映し出された「影絵」にすぎない

347:考える名無しさん
19/03/17 18:56:51.37 0.net
>>345
自然を神の精神として概念化した人間が存在するから
この私に神という観念があるわけだよ

348:考える名無しさん
19/03/18 21:59:05.40 0.net
アインシュタインは次のような疑問を持っていた。
「経験とは独立した思考の産物である数学が、物理的実在である対象とこれほどうまく合致しうるのはなぜなのか?」 
数学は人間が発明した道具ではなく、何かの抽象的世界に実在していて、人間はその真理を単に発見していると考えるのが、ペンローズやゲーテルを始めとする「プラトン主義」である。
宇宙が数学で非常に上手に記述出来る理由は、私たちが巨大な数学的構造(プラトン的世界)の中に暮らしているからだ。
すべてのパターンや規則、私たちの数式が非常に物事を近似できるのは、数学こそがリアリティだから。
本質的にこの宇宙に非数学的なものが存在するなら、私たちの物理学は破綻する(だが実際には破綻していない)。

349:考える名無しさん
19/03/18 22:04:24.83 0.net
ホワイトヘッドいわく、「西洋哲学は、プラトンに対する膨大な註釈である」
そのプラトン哲学の真髄は、「この世界は仮想現実である」という一言に収斂する
つまり、これこそが西洋哲学史を貫く最大のテーマなのだ

350:考える名無しさん
19/03/18 22:07:15.46 0.net
プラトンのアカデミーの入り口には、「幾何学を知らざる者は、この門をくぐるなかれ」と書かれていた。
「この世界は仮想現実である」というプラトン主義。
そのプラトン主義は、「数学」と切っても切れない関係にある。
それはつまり、この世界は、数学によって構築された仮想現実だということ。

351:考える名無しさん
19/03/18 22:23:40.87 0.net
>>348
というか思考は経験だから、アインシュタインも
たかがしれてるのだよ

352:考える名無しさん
19/03/19 02:26:57.02 0.net
>>350
イデア界の数学的規則によって映じられているのが、われわれが経験する対象である。
これはプラトン自身が言う三大価値真善美に対応している。
真善美が世界に映じられるのをどう説明するか。
数学的公式が知識(真)であるとともに、そこに美しいさを感じることができるのは、
納得できるところもある。
しかし、善、すなわち道徳的行為が知識に求められようか。
哲学は、歴史を考察するとき、それが真と美だけでは時間的連関を成立させ得ず、善をもってして
構築されるのを確認する。

353:考える名無しさん
19/03/19 06:43:32.26 0.net
プラトンは数学者、アリストテレスは生物学者が本業

354:考える名無しさん
19/03/19 08:38:12.25 0.net
>>352
プラトンのいう真善美は天上にある理想世界(イデア世界)にあり、数学概念にみる公理数式の知的経験はまさに美しさであり、永遠を象徴する数の調和を善とし、数学概念によって記述される法則は真である。
これ、言うなれば天数教、数学信望者を増やすための数学者プラトンによる数学布教活動でしかないんだけど、哲学と勘違いしたまま生きていくカルト信者が耐えないな。

355:考える名無しさん
19/03/23 17:41:13.51 0.net
なるほど、「数学者プラトン」理解し申した。
ここは哲学史スレみたいだから一応展開させておくと、プラトンの善について、
それが人間の行為の段階で如何にして経験され得るのかを主題化したのがヘレニズム時代なんだと個人的には思う。

356:考える名無しさん
19/03/24 08:39:32.08 0.net
プラトンは神秘主義で、アリストテレスは現実主義だけど、これは彼らの専門分野と深い関係がある
現代でも、物理学をやってる人には、東洋哲学やニューエイジ思想に傾倒する人がよくいる
これに対して、生物学者にそういう人は滅多にいない
生物学をやっていると、生物が「機械」に見えてくるからだろう
近代のフランスでも、無神論や唯物論を広めたのは、医学や生物学の関係者が多かった
それに対して敢然と反論した神秘主義者のデカルトは、数学者・物理学者だった

357:考える名無しさん
19/03/24 09:28:59.48 0.net
日本のAV(アダルトビデオ)について
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300万人:一日のネットでの無料視聴
130円:だいたいの利用金額、TSUTAYAレンタル料から割引いて算出
1423億5000万円も、年間に無料で利用されている
これはAV女優に対する甚大極まりない人権侵害だ
以下簡単に理由
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表向きやうわべではあまり出ないが優越感劣等感等その感情は非常におどろおどろしい。
現状社会の性の捌け口という不快極まりない暗い側面を引き受けている。
それなのにやるだけやったあと軽く見られることが多い
・美人が多い、本命の相手はそれなりに頑張る人物もしくは釣り合うハンサムな男か。
現状、AV女優らの女優後の結婚は、本当に当人らによって満足できるものになっているのか。
動画は乱暴に無料で利用され続けていて、日本社会で地獄を形成している可能性は非常に高い。
正当な報酬を全く受けていない。
必ず正当な報酬を得るべきだ。大きな報酬を得ないと、釣り合う配偶者に避けられたり、社会に利用されきった裏切られた感慨が
強い事を引きずり続けたまま社会の陰で死んでいっているんじゃないのか
警察でネット対策室を30人位雇えば、一年くらいでだいたいネットの無料動画を整理出来るはずだが、
なぜ警察が着手しないか全く理解不能なのが現状なんだが
もう10年以上ネット動画の放置はずっと惨憺たる状況だと思うのだが、なぜだか分からない
必ず全て課金すべきだ。
また、社会の陰で大きすぎる不幸が起き続けていることを社会は早く気付くべきだ。

358:考える名無しさん
19/03/24 19:22:29.70 0.net
URLリンク(erogamescape.dyndns.org)
障害者キチガイネトウヨ変態犯罪者なぶり殺しにしろ

359:考える名無しさん
19/03/24 19:24:01.25 0.net
URLリンク(www.cfo.jp)
キチガイニホンザルゴキブリは強姦しかできない異常近親相姦ヒトモドキ種

360:考える名無しさん
19/03/24 19:24:56.95 0.net
URLリンク(www.youtube.com)
ゴキブリヒトモドキ自民猿杉田ゴミ脈の奇形ババア顔破裂

361:考える名無しさん
19/03/24 19:26:00.87 0.net
URLリンク(www.youtube.com)
ヒトモドキニホンザルゴキブリ窃盗国技台湾黄糞自殺しろ

362:考える名無しさん
19/03/24 19:26:49.33 0.net
URLリンク(ciatr.jp)
ヒトモドキニホンザル糞食い映画見る価値なし

363:考える名無しさん
19/03/24 19:30:44.85 0.net
www.reddit .co 、m/r CombatFootage/comments/b3eocc/
ヒトモドキニホンザルのゴキブリフェイク連呼は劣等の証ーーー
5VmCvChcGzU
ヒトモドキニホンザルゴキブリ抹殺

364:考える名無しさん
19/03/26 21:25:39.31 0.net
>>358
ネット上とはいえ、暴言もホドホドにしとけよ
お前は結構ヤバいぞ?

365:考える名無しさん
19/03/29 03:45:57.76 0.net
世界的に定評のある単著の西洋哲学通史ってどんなものがありますかね?
・ヘーゲル
・シュヴェーグラー
・ヴィンデルバント
・ラッセル
・ヒルシュベルガー
・コプルストン(未邦訳)
自分の思い浮かぶものはこれくらいですけど、他にありますか?

366:考える名無しさん
19/03/30 11:23:25.47 0.net
この本の評判が良いみたい
「若い読者のための哲学史」ということなので、若くないから読んでないが
URLリンク(www.subarusya.jp)

367:考える名無しさん
19/03/30 14:22:31.84 0.net
>>366
これは近年出た小著だけど、なんとハイデガーが出てこないらしいね
さすがイギリス人というか

368:考える名無しさん
19/03/30 18:38:34.18 0.net
>>365
古典的名著のひとつとして
・エミール・ブレイエ『哲学の歴史』
ただ、これは邦訳は途中までしか出てないはず

369:考える名無しさん
19/06/28 00:23:26.99 0.net
>>349
>「西洋哲学は、プラトンに対する膨大な註釈である」
「西洋哲学は、後出しによる膨大なマウント合戦である」

370:考える名無しさん
19/08/25 21:19:40.71 0.net
専門分野が数学・物理学のプラトンとは異なり、アリストテレスの本業は生物学
アリストテレスの最大の功績は、「生物の分類」を始めたこと
これが科学の基礎になった

371:考える名無しさん
19/08/28 07:12:44.58 0.net
バラバラな個別存在を、「犬」とか「哺乳類」といった概念の下にまとめる
これは抽象化・普遍化への第一歩

372:考える名無しさん
19/08/29 06:47:58.91 0.net
アリストテレスは後世、「唯名論の祖」とされた
アリストテレス自身は、別に唯名論を唱えてたわけじゃないのだが

373:考える名無しさん
19/08/30 07:16:17.03 0.net
後世の人々は、プラトンというより、新プラトン主義の影響を強く受けていた
人々は、新プラトン主義を見て、「プラトンの思想とはこういうものだ」と思い込んでいた

374:考える名無しさん
19/09/01 17:51:45.45 0.net
7 :学術 :2019/08/31(土) 09:31:47.29 ID:GT+Ywx8o
機会やチャンスまで平等ではない方が管理のし甲斐がある。平等に仕切り治すなよ。
閥値は開く方がいい。
8 :学術 :2019/08/31(土) 09:32:12.34 ID:GT+Ywx8o
機会やチャンスまで平等ではない方が管理のし甲斐がある。平等に仕切りなおすなよ。
閥値は開く方がいい。
9 :学術 :2019/08/31(土) 09:32:39.69 ID:GT+Ywx8o
偶然の人生になぜ平等があるのか。


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