西洋哲学史 at PHILO
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50:現代のヘラクレイトスより
17/11/28 00:14:14.56 0.net
日本の、一人前の大人になった者たちはみんな、首をくくって死んだ方がよい。
そして、国を子供たちの手にゆだねればよい。
鳩山由紀夫のような、もっとも有能な男を追放したのだから。

51:考える名無しさん
17/11/28 00:30:12.07 0.net
【タックスヘイブン】「パラダイス文書」に鳩山由紀夫元首相ら元国会議員3人 香港拠点企業の役員に - 産経ニュース URLリンク(www.sankei.com)

52:考える名無しさん
17/11/28 01:21:08.03 0.net
>>49
ヘラクレイトスこそNo.1でありオンリーワンだ

53:考える名無しさん
17/11/28 20:12:15.37 0.net
ヘラクレイトスはイオニアのギリシャ諸都市の一つエペソスの人で、紀元前500年頃に活躍したし思想家である。
「万物の根源は火である」というのが彼の思想の核心であり、また「万物は絶え間なく流転する」とも説いた。
ヘラクレイトスの言葉は非常に難解で晦渋なものとして知られているが、その人柄も学説を裏返したように気難しかった。
彼のあだなは「暗い人」あるいは「謎をかける人」といったのである。
もともとエペソスの王家の末裔だったとも言われる。気位の高さはそんな生まれから来ているのかもしれない。
ピタゴラスやクセノパネスを痛烈にこき下ろし、あのホメロスでさえ尊敬しようとはしなかった。

54:考える名無しさん
17/11/28 20:13:40.81 0.net
ヘラクレイトスの気難しさを物語るエピソードが残されている。
エペソスの市民が彼に法律の制定を依頼したとき、次のように言って断ったというのだ。
「あほうども、おまえたちと一緒に市政をみるより、子どもたちと遊んだほうがよっぽどましじゃ。」
また、エペソスがヘラクレイトスの友人ヘルモドロスを追放した時、彼は次のようにいったと伝えられている。
「エペソスの人間なんて、もう成年に達しているものは、みんな首をくくって死んだほうがよい。
そして後の国家はヒゲのない若者たちの手に残したほうがよい。
ヘルモドロスのような、自分たちのうちでいちばん有用な人物を、
われわれのうちにはいちばん有用な人など一人もいらない、そんな者がいるなら、
よそへ行って、よその人間と暮らしたらよいといって、追い出すようなことをしたのだから。」
ヘラクレイトスにはこのように変わったところがあったが、ついには人間嫌いが嵩じて、人里離れた山の中で暮らすようになった。
そして草の葉や木の実を食べて暮らしているうちに、水腫にかかって死んだと伝えられている。
これは、火を尊び水を卑しんだ哲学者にとっては、皮肉な最後といえるものであった。

55:考える名無しさん
17/11/29 21:05:11.59 0.net
ヘラクレイトスは、「世界の根源(アルケー)は、【火】である」と言いました。
また、「万物は流転する(パンタ・レイpanta rhei)」という言葉も有名です。
この世は「結合」と「分離」を繰り返し、常に変化している。
この変化を司(つかさど)っているのが、【ロゴス(logos)】と呼ばれる「法則」である。
こんなことを言いました。

56:考える名無しさん
17/11/29 21:06:06.38 0.net
「あなたは、同じ川に2度入ることはできない」。
2度目に入る川は、1度目の川と同じように流れていますが、
水は先ほどの水ではありません。
先ほどより上流を流れていた水です。
しかも、あなた自身も少し変化しているはず。
こんなことを、ヘラクレイトスは言います。

57:コ−ヒ−
17/11/29 21:06:25.85 0.net
俺は気難しくないよ。

58:考える名無しさん
17/11/29 21:06:47.52 0.net
日本の場合は「諸行無常」と、物が移り変わるのは少し暗めの感覚があるのですが、
ヘラクレイトスは、「変化することは良いこと」で、自然なことだと言うのです。
逆に「変化しないのは悪いこと」。
停滞を意味するからです。
そして、「変化しないものなどない。すべてのものは変化する」と主張したのです。

59:コ−ヒ−
17/11/29 21:38:40.48 0.net
無かったけど自分の不審が挑発になって堪らなかっただけで嫌悪じゃない。

60:コ−ヒ−
17/11/29 21:39:22.04 0.net
往来で店等で挑発を続けられない。ともかく顰めない。
5ちゃんはやめる。

61:コ−ヒ−
17/11/29 21:47:29.20 0.net
顰めないと言って顰めてしまうのはしんどい。
ともかく不審でも顰めない。

62:コ−ヒ−
17/11/29 21:47:57.36 0.net
顰めはクズ。
荒らしてすまん5ちゃんは止める。

63:考える名無しさん
17/12/01 17:31:20.61 0.net
なんだ、顰めって?

64:考える名無しさん
17/12/01 21:18:09.06 0.net
ネトウヨvs在日でえたいのしれないのがでてくんだろ

65:考える名無しさん
17/12/02 08:33:53.46 0.net
「箴言」という簡潔でありながら、謎めいたところもある
表現形式からも分かるように、
ヘラクレイトスは、
論証や説明の長大な積み重ねによって、
緻密な論理的整合性をもった
哲学体系を築き上げていくタイプの哲学者ではありませんでした。
多数の短い謎めいた箴言(アフォリズム)によって、
躍動的な生きた真理を表現しようという点において、
ヘラクレイトスは、
古代のニーチェのような存在だったと言えるかもしれません。

66:考える名無しさん
17/12/02 08:36:53.32 0.net
ヘラクレイトスは、
「同じ川に二度入ることはできない」
(ヘラクレイトス・断片91)
と語ったとされています。
この箴言は、のちに、プラトンによって、
「万物は流転する」(panta rhei、パンタ・レイ)
という表現として定式化され、
絶え間ない生成と変化こそが、世界の本質であり真理であるとする
ヘラクレイトス哲学の中心思想の一つともされています。
しかし、その一方で、
ヘラクレイトスは、
万物は一つであり、
一なるロゴス(logos、論理、理法、比率)によって万物は成り立っている、
とも語っています。
そして、
その不変なる一なるロゴスによって、
世界には秩序と調和がもたらされているのですが、
その調和のあり方は、
ピタゴラスが考えたような
数式で表せる整然とした静的な調和であるとは考えませんでした。
ヘラクレイトスは、
弓という武器全体の調和が、
弓の胴体部分と、その両端に張り渡された弦との間に働く
反発力によって成り立っているように、
対立するものがせめぎ合い、
正反対の方向へと働く2つの力が拮抗する
逆向きに働き合う調和
こそが、世界の秩序と調和の真の姿であると考えたのです。

67:考える名無しさん
17/12/02 08:38:14.51 0.net
ヘラクレイトスは、
現実の世界においては、「万物は流転」しているが、
その絶え間ない生成と変化の全体は、
不変なる一なるロゴスによって司られていて、
その一なるロゴスによって、
対立するもの同士がせめぎ合う
動的な調和がもたらされていると考えた。
「古代のニーチェ」と言われるスタイルの哲学者だが、思想内容はヘーゲルを二千数百年ほど先取りしていた。

68:考える名無しさん
17/12/02 09:25:28.48 0.net
>>67
正しくその通りだ
私は彼の哲学から一愛四知という真理に到達した
一なるロゴスの究極は愛であり火空気水土に例えられる四則の循環が支える

69:DJ gensei学術 暗公 fineshi pas contenau
17/12/02 10:01:55.96 0.net
ヘラクレスの栄光U やった?

70:考える名無しさん
17/12/04 22:33:11.86 0.net
ヘラクレイトスとヘラクレスは、名前が似てるだけで無関係

71:考える名無しさん
17/12/05 19:59:14.34 0.net
ビックリマンチョコにいたな

72:考える名無しさん
17/12/05 20:37:03.00 0.net
ヘラクレスのほうが遥かに有名

73:考える名無しさん
17/12/05 21:11:58.82 0.net
>>72
だが有名無実
何しろ神話界の存在なので

74:考える名無しさん
17/12/05 21:17:32.44 0.net
ヘラクレイトスは、哲学ヲタの間ではビッグネームなのだが、世間の一般人はまず知らない。
思想内容はともかく、名前だけでも知ってたら感心してしまうレベルの認知度。
もっとも、「万物は流転する」とか、「万物の根源は火である」という話なら、
「なんか聞いたことあるな、それ。高校の倫理の教科書に出てたような」
となることもある。

75:考える名無しさん
17/12/05 21:26:52.77 0.net
哲学史における重要性の高さも、世間における認知度の低さも、ヘラクレイトスといい勝負。
古来より、「古代ギリシャ哲学の双璧」、「ソクラテス以前の哲学史の華」、「2人で1人」と称される人物の片割れ。
それが、パルメニデスだ。

76:考える名無しさん
17/12/05 21:27:56.09 0.net
しかし、「古代ギリシャ哲学の双璧」といっても、地理的には遠く離れている。
ヘラクレイトスは、いまでいうトルコの人。
そして、パルメニデスは、いまでいうイタリアの人だ。

77:考える名無しさん
17/12/05 21:36:26.47 0.net
パルメニデスは、南イタリアの都市・エレアの哲学者。
エレアはのちに寂れたが、パルメニデスのおかげで今も有名だ。
生没年不詳だが、「ソクラテスが面会したときは老人だった」というエピソードもある。

78:考える名無しさん
17/12/05 21:54:46.61 0.net
ずんどこベロンチョ

79:考える名無しさん
17/12/06 01:17:14.05 0.net
荒木優太がYoutubeに動画あげてて声と喋り方がキモすぎる

80:考える名無しさん
17/12/08 12:51:49.90 0.net
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81:考える名無しさん
18/01/27 20:51:19.03 0.net
パルメニデス( Parmenide-s 紀元前500年か紀元前475年−没年不明)はギリシアの哲学者で、エレア派の祖。
「ある」と「ない」の概念を考究し、西洋哲学において最初に一元論を主張した。
形而上学の創始者といわれ、また感覚よりも理性による判断に重きを置いたため、合理主義の祖であるともいわれる。
アナクサゴラスの弟子クセノパネスに学んだとも、ピュタゴラス学派のアメイニアス(Ameinias)に師事したとも伝えられる。

82:考える名無しさん
18/01/27 20:51:41.94 0.net
「あるものはある」「ないものはない」という自明な前提から、存在を論理的に限界まで考究したパルメニデスの哲学は、それまでの哲学の常識を覆す途方もない試みであり、生成消滅、運動変化、多数性といった自然現象の根本原理を否定するものだった。

83:考える名無しさん
18/01/27 20:52:38.24 0.net
イオニア学派の哲学者たちは万物の根源が何であるかを探究し、それぞれが「水である」「火である」「数である」というような答えを導き出した。
その彼らに対し、そもそも「ある」、そして「ない」とは何かという問題を提起したのがパルメニデスであった。
たとえば「水である」という場合の「水」のような主語となるものを想定せず、パルメニデスは「ある」、そして「ない」それら自体を思惟の対象とし、探究の道として二つだけを示す。

84:考える名無しさん
18/01/27 20:54:00.62 0.net
パルメニデスの断片より・・・
あるものは不生にして不滅であること。
なぜならば、それは(ひとつの)総体としてあり、不動で終わりなきものであるから。
それはあったことなく、あるだろうこともない。
それは全体としてあるもの、一つのもの、連続するものとして今あるのだから。
それのいかなる生まれを汝は求めるのか。またどこからそれは成長したのか。
あらぬものからと言うことも、考えることも、私は汝に許さぬであろう。
あらぬということは言うことも考えることもできないからだ。
いったい、いかなる必要がそれを、始原のあらぬものから―以前よりもむしろより後に無から出て生じるように促したのか。
かくしてそれは全くあるか、全くあらぬかのどちらかでなければならぬ。
それにまたあるものの他に、なお何かが無から生じて来るなどとは確証の力がけっしてこれを許さぬであろう。
あるものが後になって滅ぶなどということがどうして可能であろうか。また生じるということがどうして可能であろうか。
かくて「生成」は消し去られ、「消滅」はその声が聞けないことになった。
さらにまた、あるものは分割されない。すべてが一様であるから。
すべてはあるもので充ちているのだ。それゆえすべては連続的である。あるものが、あるものに密着しているのだから。
それは大いなる縛めの制限のなかで動くことなく、始めも終わりももたない。

85:考える名無しさん
18/02/01 22:34:09.83 0.net
マルクスの弁証法的唯物論は、ヘ−ゲル哲学の絶対精神(コギト)を、客観的な物質に置き換えたものだが、
やはり、この理論的展開を可能にしたのは、弁証法的思考形式であろう。マルクスの弁証法的唯物論が“観念論”と言われるのも
ヘ−ゲルの弁証法的思考形式を基底としているからである。

86:考える名無しさん
18/02/02 01:55:21.00 0.net
「アンチノミーは解消されない。ヘーゲル哲学が全体として根本的にダメなところはここだ。
アンチノミーをなす二つの項は互いに、あるいは、他のアンチノミックな二項との間でバランスを
とる」
(プルードン『革命と教会における正義』☆未邦訳、斉藤悦則氏のHPより)
URLリンク(www.kagomma.net)
矛盾と生きる―プルードンの社会主義(91.10)
URLリンク(www.kagomma.net)
☆De la justice dans la Revolution et dans l’Eglise Tome I 1858
この言葉はベンヤミン『パサージュ論』(岩波現代文庫第4巻391頁)にも孫引きされている。

87:考える名無しさん
18/02/03 16:17:46.50 0.net
ヘ−ゲル哲学が論理として根本的に不完全なのは、ヘ−ゲル弁証法の根幹をなす
“アウフヘ−ベン”の不完全なところにある。

88:考える名無しさん
18/02/05 16:20:58.00 0.net
>>81
ギリシア哲学から始まり現代に至る西洋哲学での「ある」と「ない」の差異化思考は、
パルメニデス(紀元前500年頃)から始まっているのかな?

89:考える名無しさん
18/02/05 19:33:36.97 0.net
>>88
それが哲学史の定説。
ハイデッガーも、「存在の究極の問い」の源泉を、パルメニデスに帰している。

90:考える名無しさん
18/02/05 23:08:44.07 0.net
柄谷は哲学の起源で否定しているが
パルメニデスとヘラクレイトスを対比させる哲学史の把握は
ある程度有効だと思う

91:考える名無しさん
18/02/06 00:11:42.91 0.net
ヘラクレイトス=弁証法
パルメニデス=存在論
大天才二人が示した原理と行間=哲学

92:考える名無しさん
18/02/06 01:24:50.91 0.net
>>90
そりゃ通説に批評的に介入するのが柄谷みたいな批評家の芸なんだから、逆に言えばパルメニデスとヘラクレイトスを対比させるのが有効なのは当たり前

93:考える名無しさん
18/02/06 01:36:54.60 0.net
和訳書で言えばソクラテス以前断片集を読破してる人は優れた人という印象
俺は勝手に古代六法全書と呼んでいる
言っといて全然読めてなくて僭越だが

94:考える名無しさん
18/02/06 09:34:51.60 0.net
古けりゃ良いってもんでもないけど、東洋的なものを含んでいないという点でギリシャ哲学には高い価値がある
近代の実存哲学者であるハイデガーやショーペンハウエルなんかは東洋哲学の影響を受けすぎてる
西洋独自の視点から同様の地点に到達したというなら理解できるが
日本で西洋哲学を東洋的な視点で読み解こうとした和辻や西田がやってたことと本質的に変わらない

95:考える名無しさん
18/02/06 09:50:43.17 0.net
柄谷はヘラクレイトスもパルメニデスも共にイオニア的な思想を受けついでいるとして
その類似性を強調した。ギリシア本島の硬直的な思考とは違うのだと。
ただやはりヘラクレイトスからニーチェへ
パルメニデスからスピノザへと
系譜学的に見た方が分かりやすい

簡単に言えばパルメニデスとヘラクレイトスの違いはアインシュタインとボーアの違いだ

哲学の起源もいいが柄谷はat+15の国分対談がオススメ
僕は 、そこがギリシア政治および哲学におけるイオニアの位置づけと似ていると思ったん
ですね 。バビロン捕囚についても 、イオニアについても 、誰も避けているわけではない 。
たとえば 、どんな本にもアテネ以前に 「イオニアには高度な経済発展 、技術的発展 、政治
的発展があり 、 … … 」と書いてある 。しかし 、それだけです 。それで 、いつのまにか
イオニアがプツリと消えて 、 「アテネに民主主義が成立した 」という話になってしまう 。
こちらとしては 「イオニアはどうなったんだよ ! ? 」と言いたくなりますよね (笑 ) 。
つまり 、少しも隠されているわけではないのに 、むしろそのために一番隠されているのが
イオニアとバビロンなんです 。いつも論じているくせに 、実質的には何も論じていない 。
國分 ─ ─まるでポ ーの推理小説 「盗まれた手紙 」みたいですね (笑 ) 。隠されずに
そこに置いてあったがゆえに 、誰も見つけられなかった 、と 。
柄谷 ─ ─その通り 。このような問題に関して 、これまで探偵がいなかったのです (笑 ) 。

96:考える名無しさん
18/02/06 09:51:29.61 0.net
 ちなみに、ギリシアのアルファベットが作られ普及したのは、イオニアです。エジプトでは、文字修得が難しくて、それが
できた書記が権力をもったのですが、イオニアでは、ほとんどの人が読み書きできた。さらに、彼らは鋳貨を作り、食料など
の価格を市場に任せた。したがって、官僚にもとづく国家体制を必要としなかった。ギリシア文化は全体にホメロスの叙事詩
を共有するものですが、それが書かれたのもイオニアでした。これは、題材がミケーネの時代からとられているのに、イオニア
社会を反映したものです。つまり、イソノミア的なのです。
 イオニアで植民者が最初に作ったポリスはミレトスですが、それが一杯になると、植民してつぎつぎと別のポリスを作って
いった。その一つであるエフェソスから出た思想家がヘラクレイトスです。さらに、イオニアのポリスが一杯になると、南
イタリアに植民した。それとともに、イオニアの文化もイタリアに広がった。パルメニデスのようなエレア学派がその代表
です。ヘラクレイトスもパルメニデスも、イオニア的な思想を受けついでいます。彼らはそれぞれ異なったポリスに所属し
たが、同時に、いわば「コスモポリス」に生きていたのです。
 一方、ギリシア本島ではどうか。イオニアと違って、本島のポリスは、牧畜や農業が中心で、貨幣経済が浸透するにつれ
て、階級格差と対立が生じた。それに対して、二つの対策がありえた。その一つの極は、スパルタの「共産主義」です。彼
らは貨幣経済を停止し、軍国主義的な体制を築いた。ここでは、平等は確保されたが、個人の自由はありません。他方で、
その対極が、アテネのデモクラシーです。つまり、アテネでは、貨幣経済を維持しつつ、同時に階級格差を防ごうとした。
それがデモクラシーなのです。
柄谷行人思想的地震より

97:考える名無しさん
18/02/06 14:37:27.26 0.net
「history western philosophy」でgoogle検索したら、
この分野で世界で通用しているのは、Russell とIshikawaらしい。
しかし、Ishikawaのは文系には難しすぎるような気がするが、
世界にはこれが読める哲学愛好家がいるのだろうか?

98:考える名無しさん
18/02/06 17:45:52.27 0.net
>>94
同意
そもそも東洋哲学は西洋哲学のパクリ創作の疑いまである
無論亜流や派生とも取れるし独自のどちからかと言うと宗教的ないし倫理学的なものもある訳だが
古代ギリシャ哲学の影響を受けてない思想は無いのでは?とも考えられる

99:考える名無しさん
18/02/06 18:30:35.06 0.net
東洋的な精神文化の起源はインド哲学ウェーダに求められるのだからそういった批判は当たらないんじゃないか?
さらに遡るならゾロアスター的な世界観からになる訳だが、これが洋の東西を問わずあらゆるものの起源だと
なるなら全てがパクリだ

100:考える名無しさん
18/02/06 20:45:20.17 0.net
孔子孟子荀子韓非子は古代ギリシャ系
老子荘子は古代インド系
孫子墨子はミクスチャー系
諸葛孔明と司馬仲達は大人物系
インド哲学はアートマンブラフマン
インド宗教はカーストとシッダルダ
孔子はアリストテレス的
墨子はソクラテス的

101:考える名無しさん
18/02/07 07:11:26.77 0.net
デュルケームの思想について教えてください

102:考える名無しさん
18/02/10 15:40:51.51 0.net
>>96
左翼が古代ギリシャの歴史を見ると、そんな風になるのか

103:考える名無しさん
18/02/10 16:46:45.62 0.net
無知の無知=右翼
無知の知=左翼
知の無知=リベラル
知の知=哲人

104:考える名無しさん
18/02/10 19:10:25.47 0.net
「哲学 5ch」で検索したら、このスレが2位で表示された
ちなみに1位は、「哲学 5ch掲示板」

105:考える名無しさん
18/03/11 03:30:53.67 0.net
とても簡単な嘘みたいに金の生る木を作れる方法
役に立つかもしれません
グーグル検索『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
03H37

106:考える名無しさん
18/03/11 12:51:34.52 0.net
03H37

107:考える名無しさん
18/07/15 23:15:29.60 0.net
野田又夫

108:考える名無しさん
18/07/16 02:04:26.99 0.net
New Associationist Movement(NAM)の原理  第二版
柄谷行人
2001/07/01
URLリンク(nam21.sak) ura.ne.jp/nams/index.html
われわれはアテネの民主主義から学ぶべきことが一つある。アテネの民主主義は、僭主制を
打倒するところから生まれたと同時に、僭主制を二度ともたらさないような周到な工夫によって
成立している。アテネの民主主義を特徴づけるのは議会での全員参加などではなく、行政権力
の制限である。それは官吏をくじ引きで選ぶこと、さらに、同様にくじ引きで選ばれた陪審員に
よる弾劾裁判所によって徹底的にそれを監視したことである。実際、こうした改革を成し遂げた
ペリクレス自身が裁判にかけられて失脚している。要するに、アテネの民主主義において、
権力の固定化を阻止するためにとられたシステムの核心は、選挙ではなくくじ引きにある。
くじ引きは、権力が集中する場に偶然性を導入することであり、そのことによってその固定化を
阻止するものだ。それこそが真に三権分立を保証するものである。かくして、もし匿名投票に
よる普通選挙、つまり議会制民主主義がブルジョワ的な独裁の形式であるとするならば、
くじ引き制こそプロレタリアート独裁の形式だというべきなのである。アソシエーションは中心
をもつが、その中心はくじ引きによって偶然化されている。かくして、中心は在ると同時に無い
といってよい。

109:考える名無しさん
18/08/13 20:58:10.68 0.net
緒論は別として概論なら今道友信の文庫がおススメ。
入院中に読んだ。

110:考える名無しさん
18/10/28 08:29:30.64 0.net
今道友信先生も、今ではこの世にいない

111:考える名無しさん
18/12/03 22:34:27.93 0.net
NHK教育を見て56492倍賢くスピノザ
スレリンク(liveetv板)

112:考える名無しさん
18/12/13 19:55:25.77 0.net
>>1
哲学史は哲学の歴史ではない。
哲学の一覧だ。

113:考える名無しさん
18/12/15 06:12:48.32 0.net
哲学史スレなのに、なぜか、ヘラクレイトスとパルメニデスで終わっているw
日本史の話が、邪馬台国で終わるようなもんだな

114:考える名無しさん
19/01/28 19:29:31.16 0.net
万物の根源は何か?
タレスによれぱ水
アナクシマンドロスによれば空気
ヘラクレイトスによれぱ火
・・・これらを総合して、エンペドクレスは「水、空気、火、土」の四元素説を唱えた

115:考える名無しさん
19/01/28 19:30:40.27 0.net
それはいいのだが、なぜ、他の3つにはそれぞれ固定ファン(タレス、アナクシマンドロス、ヘラクレイトス)がいるのに、「万物の根源は土」と主張する人がいないのか?

116:考える名無しさん
19/01/28 19:32:10.58 0.net
「万物の根源は土」としたギリシャ哲学者を考えてみたが、やはり思い浮かばない

強いていえば、エンペドクレスくらいだ

117:考える名無しさん
19/01/28 19:39:38.43 0.net
ギリシャは地質的にゴツゴツしてそうだよね。
農業をやりにくそうな感じがするわ。

118:学術
19/01/28 19:48:26.16 0.net
パルメイラスとヘラクレスの栄光U

119:考える名無しさん
19/01/28 19:50:03.55 0.net
人間の体は土でできていると考えられていたんじゃないかな。
土と聞くとなにか奇妙な感じがするけど、土が現代の用語では、
有機化合物に相当すると考えれば、理解に苦しむような突飛な
考えではない。人も他の動物も命を失うと体は土に還るわけだし。

120:考える名無しさん
19/01/28 19:54:02.23 0.net
現代だって、土/有機化合物に「いき(生気/息)」が吹き込まれて無生物から
生物が誕生したって考え方から、生命観はあまり変わっていないような
気がする。

121:考える名無しさん
19/01/28 19:57:57.39 0.net
>>118
コリンチャンスとソクラテスの栄光
の間違いでは?

122:考える名無しさん
19/01/28 20:04:49.06 0.net
生物の個体は、自らの身体の「いき(生気/息)ほい(勢い)」が衰える前に、
自らの身体を犠牲にしてでも子孫を残そうとする。すると、生物が
保とうとしているのは個々の身体ではなく、「いき(生気/息)ほい(勢い)」
であることにならないか?

123:考える名無しさん
19/01/28 20:06:15.09 0.net
あ、間違えた
「いき(生気/息)ほい(勢い)」×
「いき(生気/息)ほひ(勢ひ)」○
これだから日本語の正書法はたちが悪い。

124:考える名無しさん
19/01/28 20:07:17.22 0.net
まあ、日本語で考えることを阻害するためにわざと規則を決めたのだろうけど。

125:考える名無しさん
19/01/28 22:24:05.55 0.net
生物から無生物に向かう境界は不明瞭で、生物が無生物になることは
いつでも観察されているが、無生物が生物に変わる現象が観察された
ことはいまだかつてない。

126:考える名無しさん
19/01/29 01:03:37.15 0.net
生物の個体は、環境の変化によって容易に死滅するが、生物全体、つまり、
生命が絶滅し得るかどうかはまったく不明である。また、一般に生物は、
生命が存在し得る環境が生じることによって無生物から生成したと信じ
られているが、実際に無生物から生命が生じたことを示す証拠はどこにもない。
すると、生命は、決して死に絶えることなく、無生物と同様に恒常的に存在し、
その形態を変えつづけているだけである可能性を考えることの方が、むしろ
自然ではないのか。

127:考える名無しさん
19/01/29 06:55:58.07 0.net
万物は土から生ず
農耕民族なら真っ先にそれが来そうなものだが

128:考える名無しさん
19/01/29 07:08:02.25 0.net
海洋国家なので、まず「水」が来た

129:考える名無しさん
19/01/29 07:09:34.99 0.net
火はなにもかも燃やし尽くす

130:考える名無しさん
19/01/29 13:09:52.51 0.net
もやしは水分が多いからゴマダレがよく合う

131:考える名無しさん
19/01/29 18:51:35.03 0.net
日本の社会では、「空気」ですべてが決まる

132:考える名無しさん
19/01/29 18:52:53.61 0.net
ギリシャの海があんなに青くて澄んでいるのは、生物がいないから

133:考える名無しさん
19/01/29 19:03:15.27 0.net
それなのに、「水」から万物が生じるという

134:考える名無しさん
19/01/30 07:59:37.65 0.net
火から万物が生じるというのは無理があるな
万物を焼き尽くすというのなら分かるが

135:考える名無しさん
19/01/30 08:00:42.62 0.net
エンペドクレスは、「地水火風」の四元素にまとめた
四元素が有名になったのはアリストテレスのおかげだが、言い出したのはエンペドクレス

136:考える名無しさん
19/01/30 08:01:53.76 0.net
知られざる偉人 エンペドクレス
強風がアクラガスの町をおそった時、エンペドクレスは人々にロバの皮でたくさんの革袋を作らせた。
それを周囲の山の尾根にはり巡らせ風を鎮めた。それから人々は彼のことを「風を封じる人」と呼んだ。
エンペドクレスは自由精神を重んじ、権力に屈しなかったという。執政官の一人から食事に招かれた時、賓客たちのなかに評議会の監督官がいた。
その男は座長に指名されると、他の賓客たちに酒を飲み干すか、頭にそそぎかけることを強要した。その振る舞いを見たエンペドクレスは、翌日その男を法廷に告発し有罪とさせた。
ある時セリヌスという町の住人が、付近を流れる汚染された川から広がった疫病に悩まされていた。
それを聞いたエンペドクレスは、私財をなげうって土木工事を行い、別の川の流れを汚染された川に引き込み、中和させて疫病を鎮めたという。
金冠を頭に戴き、紫色の衣に金のベルトを巻いて、デルポイの花冠を携えて諸都市を巡り歩いたという。
「ひとりの知者も見いだせない」と語る人に対してこう答えた。「もっともだ、知者を見いだすには、まずその人自身が知者でなければならないからね」

137:考える名無しさん
19/01/30 08:02:23.14 0.net
エンペドクレスの死については、エトナ山の火口に飛び込んで死んだ、馬車から落ちた際に骨折しそれがもとで死んだ、などの説が残されているが真偽ははっきりしない。
フリードリヒ・ヘルダーリンは神と一体となるためエトナ山に飛び込み自死を遂げたという説を主題に未完の戯曲『エンペドクレス』を創作した。
ホラティウスもその『詩論』でこの説について言及し(第465行)「詩人たちに自決の権利を許せよ」(sit ius liceatque perire poetis) と謳っている。

138:考える名無しさん
19/01/30 11:34:16.23 0.net
エンペドクレスは、パルメニデスの弟子
今でいう南イタリアの人

139:考える名無しさん
19/01/30 12:25:46.27 0.net
ヘラクレイトスやパルメニデスといったビッグネームに比べたらマイナーだが、隠れた偉人

140:考える名無しさん
19/01/30 12:39:08.60 0.net
問題は名前だなw

141:考える名無しさん
19/01/30 18:13:32.81 0.net
確かに言いにくい

142:考える名無しさん
19/01/30 18:14:37.60 0.net
「アナクサゴラス」みたいな、インパクトのある名前だったらよかったのに

143:考える名無しさん
19/01/30 18:19:59.05 0.net
フィルターで弾かれる名前

144:考える名無しさん
19/01/30 18:25:02.30 0.net
パ行の発音は暴力的だよな。

145:考える名無しさん
19/01/31 08:34:06.70 0.net
穴臭ゴラスのスペルマ理論だからな
インパクトは半端ない

146:考える名無しさん
19/01/31 12:32:16.10 0.net
アナクサゴラスといえば、ヌース理論とスペルマタ理論

147:考える名無しさん
19/01/31 12:32:56.98 0.net
ヌース(ヌウス、希: νους, nous)は、知性、理性、精神、魂等々を意味するギリシャ語。
アナクサゴラスは世界はヌースが支配しており、人間はヌースを把握することができると考えた。
また、プロティノスは万物は一者から流出したヌースの働きによるとした。ストア派においてはロゴスとほぼ同義で用いられる。
イマヌエル・カントの哲学においては、この語から派生した「ヌーメノン」(noumenon, 考えられたもの)という語が、「物自体」と同義で用いられる。

148:考える名無しさん
19/02/02 21:59:15.41 0.net
哲学者というのは一般に、世間の一般人が信じるような(もちろん日本ではなく中東や欧州の話)、人格を持った神を信仰していない
アナクサゴラスの「ヌース」に代表されるような、人格を持たない知性、抽象的な知的存在としての神を信仰する
アナクサゴラスは、後世の哲学者たちに大きな影響を及ぼした

149:考える名無しさん
19/02/02 22:05:04.30 0.net
小アジア・イオニアのクラゾメナイ出身。紀元前480年、アテナイに移り住む。
彼は、物体は限りなく分割されうるとし、この無限に小さく、無限に多く、最も微小な構成要素を、「スペルマタ」(spermata、種子の意味)と呼んだ。
さらに、宇宙(世界)やあらゆる物質は、多種多様な無数のスペルマタの混合によって生じるとし、宇宙の生成において、
はじめはただごちゃまぜに混合していたスペルマタが、「ヌース」(nous、理性の意味、ヌゥスとも)の働きによって次第に分別整理され、
現在の秩序ある世界ができあがった、というのが彼の根本思想である。
太陽は「灼熱した石」であると説き、太陽神アポローンに対する不敬罪に問われた。
このときは、友人であったペリクレスが弁護に立ったため軽微な刑で済んだが、
結局アテーナイを去ってラムプサコスに移り、そこで死去することとなった。

150:考える名無しさん
19/02/02 22:08:09.40 0.net
アナクサゴラスは、哲学の歴史におけるアナクサゴラスの位置付けは、「ヌースとスペルマタの提唱者」のみにとどまらない。
タレス以来、哲学の本場だったイオニア(いまのトルコ西部)から、アテナイへと哲学を導入した人。
その意味では、ソクラテス・プラトン・アリストテレスの土台を築いた先駆者だ。

151:考える名無しさん
19/02/03 04:33:29.34 0.net
はらたいら

152:考える名無しさん
19/02/03 05:32:21.74 0.net
何章何節?

153:考える名無しさん
19/02/03 09:28:41.28 0.net
はらたいらってはたらいたらのアナグラムだったんだな

154:考える名無しさん
19/02/03 11:00:52.02 0.net
アナクサゴラスは、「太陽は、遠くにあるから小さく見えるだけで、じつはペロポネソス半島より大きい」と主張して、大問題になった

155:考える名無しさん
19/02/04 08:42:18.27 0.net
世間の一般人は、ヤハウェ=アラー=エンリル神を信仰する
哲学者は、一なるもの、もしくは、ヌースを信仰する
そこが、哲学者と世間の一般人の違い

156:考える名無しさん
19/02/04 08:42:49.94 0.net
デカルトやスピノザの神も、聖書の神ではなかった

157:考える名無しさん
19/02/04 08:44:20.36 0.net
アナクサゴラスは、哲学者が信仰する神のかたちを創ったといえる

158:考える名無しさん
19/02/04 11:40:44.24 0.net
アナルくさっゴラス

159:考える名無しさん
19/02/04 12:55:23.08 0.net
脱臭剤が必要だな

160:考える名無しさん
19/02/04 12:57:05.63 0.net
ヌースはミトレス派のアナクサゴラスの提唱した世界原理であるが、
ロゴスもまた、ヘラクレイトスが提唱した世界原理であるが、
これらの言葉は哲学的に複雑に混交していった。
このヘレニズム文化の影響下にあって、
真理知ヌースとは般若(プラジュニャー)と訳され、
ロゴスとは法(ダルマ)と訳されて
宇宙樹の枝葉となって古代インド文化を形成していったかもしれない。
真理とは現象的変化を伴わない不変不滅なもの(空)であるからだ。
ロゴスはキリスト教的には言霊(神の言葉)とされるが、
最終的には真理知ノウアスフィアに帰結し、
それこそが量子論的に宇宙原理となる情報原理となる。

161:考える名無しさん
19/02/04 14:11:15.15 0.net
量子論なんて関係ない
大昔にそんなこと理解できる訳ないだろ

162:考える名無しさん
19/02/05 07:31:19.32 0.net
デモクリトスの原子論も、原子と呼ぶには大きすぎる
量子の小ささは、古代人の想像力を超えていた

163:考える名無しさん
19/02/05 07:32:59.47 0.net
ヌースで検索すると、変なスピ系団体や、怪しい美容器具ばかりがヒットする
どうやら、哲学用語としてのヌースは死んだようだ

164:考える名無しさん
19/02/05 07:37:57.05 0.net
ディオゲネス・ラエルティオスはギリシア哲学の起源を、アナクシマンドロスから始まるイオニア学派(厳密にはミレトス学派)と、ピタゴラスから始まるイタリア学派(ピタゴラス教団のこと)に大別し、
ソクラテス(ソクラテス学派)やプラトン(古アカデメイア学派)は前者の系譜で、パルメニデス、ゼノン(ともにエレア派)、エピクロス(エピクロス学派)らは後者の系譜であると主張している。

165:考える名無しさん
19/02/05 07:40:45.60 0.net
世間の一般人は通常、「古代ギリシャ哲学」というと、現代のギリシャ共和国を思い浮かべ、「なんで、あんなところで哲学が流行ったのだろう?」と不思議がるのだが、実際にはそうではない。
ヘラクレイトスは今でいうトルコ西部、パルメニデスは今でいうイタリア南部の人だ。
前者をイオニア学派、後者をイタリア学派と呼び、ギリシャ本土より、むしろこの2つが主流なのである。

166:考える名無しさん
19/02/05 07:44:40.48 0.net
ギリシャ哲学と聞いて多くの人が思い浮かべる、「万物の根源は水である」、「いや、火である」、「空気である」・・・といった自然哲学は、イオニア学派だ。
それこそがイオニア学派の最大の特徴であり、代表的な哲学者には、タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス、ヘラクレイトス、アナクサゴラス、アポロニアのディオゲネス、アルケラオス、ヒッポンなどがいる。

167:考える名無しさん
19/02/05 07:47:45.74 0.net
一方、イタリア学派といえば、代表格はピタゴラス。
というより、イタリア学派というのは、ピタゴラス教団のことだと言ってもよい。
この系統に属するのは、パルメニデス、エンペドクレス、ゼノンがいる。

168:考える名無しさん
19/02/05 07:50:24.36 0.net
ピタゴラス自身は、イオニア地方のサモス島出身だ。
ピタゴラスが南イタリアの植民市に移住したおかげで、イタリア学派が始まった。
ちなみに、ギリシャ本土のアテナイで哲学が盛んになったのも、イオニア出身のアナクサゴラスがアテナイに移住したおかげ。
イオニアで続いていた哲学の伝統は、こうして地中海の北岸に広がったのだ。

169:考える名無しさん
19/02/05 08:04:17.20 0.net
パルメニデスもエンペドクレスも、すごく有名な哲学者だけど、ピタゴラス教団の人たちだ。

170:考える名無しさん
19/02/05 08:08:55.35 0.net
自然哲学のイオニア学派に比べて、イタリアのピタゴラス教団は、かなりオカルトっぽいのが特徴
結構、神秘主義がかっていた

171:考える名無しさん
19/02/05 12:41:18.20 0.net
伝記によると、彼は若くして知識を求めて島を旅だち、古代オリエント世界の各地を旅した。
エジプトでは幾何学と宗教の密儀を学び、フェニキアで算術と比率、カルディア人から天文学を学んだという。
ポルピュリオスなどの伝記によれば、ゾロアスター教の司祭のもとで学んだといわれる[5]。さらにはイギリスやインドにまで旅したという伝説もある。
彼は20年にわたった放浪の末に、当時存在した数学知識のすべてを身につけて、故郷のサモス島に戻ってきた。
しかしサモスは僭主ポリュクラテスの抑圧支配下にあり、学問研究に向かなかったため、イタリア半島の植民市に移住し、その弁舌で多くの人々を魅了した。

172:考える名無しさん
19/02/05 12:42:13.71 0.net
ピタゴラスといえば、数学だ
ピタゴラスの定理は、誰でも知っている

173:考える名無しさん
19/02/05 12:43:26.46 0.net
ピタゴラスは紀元前6世紀に、あらゆる事象には数が内在していること、そして宇宙のすべては人間の主観ではなく数の法則に従うのであり、数字と計算によって解明できるという思想を確立した。
彼は和音の構成から惑星の軌道まで、多くの現象に数の裏付けがあることに気がついた。そしてついには、宇宙の全ては数から成り立つと宣言した。

174:考える名無しさん
19/02/05 12:44:31.15 0.net
まだ量子論も相対性理論もなかった時代に、「宇宙は数学でできている」という事実を見抜くとは、ピタゴラスはたいした人物だ

175:考える名無しさん
19/02/05 12:45:27.42 0.net
彼がこの思想にもとづいて創始したピタゴラス教団は、数の性質を研究することにより、宇宙の真理を追究しようとした。
教団に入門するには数学の試験があったが、この試験は相当難しく、数学に適性のある者だけが選抜されて教団に集まった。
そしてピタゴラス教団は、古代世界で最も著名な数学の研究機関となった。
この学派は10を完全な数と考え、10個の点を三角形の形に配置したテトラクテュスを紋章とした。

176:考える名無しさん
19/02/05 12:47:01.64 0.net
ピタゴラスの哲学は、ゾロアスター教や道教と同じく二元論が基礎となっており、現象世界を考察する十項目の対立項を提示した。彼の数学や輪廻転生についての思想はプラトンにも大きな影響を与えた。
アリストテレスは『形而上学』のなかで、この対立項を再現している。彼はオルペウス教の影響を受けてその思想の中で輪廻を説いていたとされている。

177:考える名無しさん
19/02/05 12:49:03.84 0.net
初期古代ギリシャ哲学では、『万物の根源』がテーマとなりました
タレス:水
アナクシマンドロス:無限
アナクシメネス:空気
ヘラクレイトス:火
エンペドクレス:地・水・火・風
アナクサゴラス:精神
デモクリトス:アトム(原子)
ピタゴラス:数

178:考える名無しさん
19/02/05 13:23:26.99 0.net
アナル臭い系の名前が多いな

179:考える名無しさん
19/02/05 13:45:00.29 0.net
宇宙が数学からできてるじゃなくて数学で解釈できるってだけだろ
数学に起源があるならそれを用いて宇宙を構成させた存在者がいなきゃおかしい

180:学術
19/02/05 14:41:38.05 0.net
逃げ打っテロ。

181:考える名無しさん
19/02/05 16:17:25.50 0.net
>>179
だから、数学を用いて宇宙を構成した存在者がいるってことだろ

182:考える名無しさん
19/02/05 16:20:42.84 0.net
>>181
数学で数式を構成してる存在はいても、文字や数で宇宙が作られてるわけじゃないからなぁ

183:考える名無しさん
19/02/05 16:44:47.31 0.net
生きているということは、なんとか辻褄を合せようとすることだ
数学もそのような辻褄合わせの活動の一部に過ぎない

184:考える名無しさん
19/02/05 16:53:30.99 0.net
>>183
生きている感覚の世界を現実の物質世界で肯定しようというんだから辻褄合うわけがない
数は生きていないから合わせられるだけのこと

185:考える名無しさん
19/02/05 17:19:08.96 0.net
生きていないというのは現実の感覚でしょ

186:考える名無しさん
19/02/05 17:49:54.80 0.net
>>182
数学なしで、こんな宇宙をどうやって創るんだよ
いくらなんでも、それは無理だろ

187:考える名無しさん
19/02/05 18:31:20.87 0.net
ピタゴラスは180センチを超える長身と、活力に満ちた完璧な肉体を持ち、威厳に溢れる人物だった。
そして常に穏やかで落ち着いた気質を保ち、喜怒哀楽の感情を露骨に表すことはなかった。
その言葉は簡潔にして含蓄があり、まるで神託のようであったという。
宝石細工師であった両親が、生まれたその子についての神託を受けたところ、
「美と知恵にかけて万人に抜きんでた存在となり、人類に多大な貢献をするだろう」と予言されたという。
さらにピタゴラスは、若い頃から各地を旅し、ゾロアスター教に触れ、エジプトで密儀参入して宇宙の真理を体得したとされている。

188:考える名無しさん
19/02/05 18:31:51.62 0.net
ピタゴラスには“魔術師”としてのエピソードも残されている。
彼は動物とも自由に話ができたというし、ある年のオリンピック競技の最中に空を飛ぶ鷲を口笛ひとつで舞い下りさせたといわれている。
またアプリアという地方では、暴れ熊をおとなしくさせ、その場から退散させたという逸話も残っている。
また透視術や瞬間移動の秘術にも通じており、遠く離れた2つの地点に同時に姿を現わすような離れ業も簡単にやってのけたとも伝えられている。

189:考える名無しさん
19/02/06 07:31:49.49 0.net
これが事実なら、ピタゴラスはイエスてん

190:考える名無しさん
19/02/06 07:32:25.74 0.net
イエスじゃなかった、ゼウスくらいすごいかもな

191:考える名無しさん
19/02/06 07:33:15.83 0.net
古代イタリア哲学といえば、ピタゴラス教団

192:考える名無しさん
19/02/06 07:34:29.94 0.net
ピタゴラス自身はイタリア人ではないが、東方の秘儀をイタリアの地に移植した

193:考える名無しさん
19/02/06 08:41:39.20 0.net
イタリアには、神秘思想の霊統が植え付けられた
後に、ルネサンス期のフィチーノやピコ・デッラ・ミランドーラにおいて、この霊統は復活する

194:考える名無しさん
19/02/06 08:43:28.24 0.net
アナクシマンドロス
ミレトスに住んでいたようで、タレス、アナクシメネスと共にミレトス学派(イオニア学派)の代表とされる。
自然哲学について考察し、タレスとともに最初の哲学者とされることが多い。
万物の根源(アルケー)が“無限なるもの”(アペイロン)であることを論じた。
彼が残した断片によれば「事物の起源は、限りのないものである。
事物がそこから生まれたものへと、その死も必然的に帰っていく。
なぜなら、事物はその不正の償いとして、時の秩序にしたがって、互いに正しい返報をするからである」と記されている。
つまり、有限なもの(ペレス)はこれより生じ、寒熱をもち、罪によって滅び無限なものに再び帰するとする。

195:考える名無しさん
19/02/06 08:44:21.77 0.net
穴串マンドロスは、「無限」という数学的な概念によって、万物の根源を解明しようとした

196:考える名無しさん
19/02/06 08:45:24.30 0.net
お気に入り知恵コレ
アナクシマンドロス・アナクシメネス・アナクサゴラスはどうして名前が似ているのですか?
--
この3人はイオニア学派の中心人物あるいはその系統を汲む人という共通点がありますが、名前も似ているのはなぜでしょうか?
ギリシャ語には「アナクサ(シ)-」という、なんらかの意味を持つ接頭語があるのでしょうか?

197:考える名無しさん
19/02/06 08:45:53.77 0.net
ギリシア語の anaks は「主人、師匠」の意味ですので、
・Anaks(i)-menes(menos「精神」)=天才
・Anaks-agoras(agoreio「広場で演説する」)=演説の達人
Anaks(i)-mandros の後ろは何でしょうね。「城壁都市 mandra」とも、「兄弟 andros」に m- が付いたとも言われているようですが、よく分かりません。

198:考える名無しさん
19/02/06 08:47:22.66 0.net
アナクシもしくはアナクサは、ドイツ語でいう「マイスター」に相当する
「マイスターエックハルト」みたいなものか
あるいは、「孔子、孟子、老子、荘子」における「子みたいなものかもしれない」

199:考える名無しさん
19/02/06 08:48:27.80 0.net
それにしても、穴が臭くて、マンからドロするというのは、語感がよろしくない

200:考える名無しさん
19/02/06 08:48:56.23 0.net
へぇ
このスレすごい
哲学板は滅茶苦茶なスレばかりなのに...

201:考える名無しさん
19/02/06 10:55:45.39 0.net
他のスレが酷すぎるんだな

202:考える名無しさん
19/02/06 11:02:52.20 0.net
ここも、最近は臭い穴の話が多い

203:考える名無しさん
19/02/06 11:40:31.45 0.net
アナクシは師匠、メネスは精神を意味するギリシャ語
アナクシメネスは、ドイツ語でいえば「マイスターガイスト」、英語でいえば「マスターオブスピリット」ってとこか
中国語だったら、「精子」かな、やっぱり

204:考える名無しさん
19/02/06 12:02:44.51 0.net
アナクシメネス(Anaximenes of Miletus、ギリシア語: Άναξιμένης、紀元前585年 - 紀元前525年)は、古代ギリシアの自然哲学者。
アナクシマンドロスの弟子で、アナクシマンドロス、タレスとともにイオニア学派の代表。ミレトス三哲人のひとりとされる。
万物の根源(アルケー)は空気(気息、pneuma)であるとした。
死人は呼吸をしないことから、息は生命そのものであると古代ギリシアでは考えられていた。
そこでアナクシメネスは、ちょうど息が生命を作るように、空気が世界を作るものと考えた。

205:考える名無しさん
19/02/06 12:03:23.86 0.net
空気は薄くなるにつれて熱くなり、最も薄くなると火となる。
逆に濃くなるにつれて冷たくなって水になり、更に濃くなると土や石になる、とした。
また、大地は大きな石の円盤で、木の葉が風に舞うように空気に乗って安定しているものとし、
太陽や月など宇宙のその他のものは、この大地円盤の土が希薄化することによって生じているものだ、とした。

206:考える名無しさん
19/02/06 12:04:59.36 0.net
なぜ、「空気」が万物の根源なのか。
「死人は息をしないから」という理由は面白い。
プネウマというのは、ギリシャ哲学では有名な用語の1つ。
「空気」だけど、「息」と訳されることも多い。

207:考える名無しさん
19/02/06 12:06:37.16 0.net
英語でいう「エアー」とはちょっと違う
「日本の社会では、なにごとも空気で決まる」
というようなときの「空気」は、エアーではなく、ニューマ

208:学術
19/02/06 12:38:17.38 0.net
エア ヨルダン ダーバン

209:学術
19/02/06 12:39:11.22 0.net
エアー バワイブス 嫁檄

210:考える名無しさん
19/02/06 17:18:13.07 0.net
>>208
エアージョーダン?

211:考える名無しさん
19/02/06 18:13:36.81 0.net
アナクシメネスの哲学の概要
その師であるアナクシマンドロスが、
現実の世界を超えた宇宙の原初の姿であり、その根本原理である、
万物の真の始原を求めるためには、
それは、
量において無限で、
質においても無規定な、
無限定のもの(ト・アペイロン)
に求められなければならない、
と考えたのに対して、
アナクシメネスは、
現実の世界の内に始原(アルケー、元となるもの)を求めるならば、
やはり、それは、何らかの規定されたもの(horismene、ホーリスメネー)でなければならないと考えました。
なぜならば、そもそも、現実に何の規定も受けていない、何ものでもないものは、
現実の世界の内では、もはや、存在ですらない、と考えたからです。
そして、アナクシメネスは、現実の世界の内に存在する具体的事物の中で、最も、始原として適しているものは何か?と考え、
それは、規定されたもの(ホーリスメネー)の中では、最も可変性が高く、量としても無限と思えるほどに膨大である、
空気(aer、アーエール)
だと考えました。
つまり、アナクシメネスは、万物の始原は、空気(アーエール)である、と考えたということです。

212:考える名無しさん
19/02/06 18:14:25.72 0.net
これを見る限りでは、やはり、アナクシメネスのいう「万物の根源、空気」というのは、英語でいう「エアー」だということになる

213:考える名無しさん
19/02/06 18:18:31.90 0.net
そして、彼は、空気は、温めると膨張して希薄化し、
反対に、冷やすと収縮して濃密化するという
空気の濃密化と希薄化の原理によって、世界全体の構造を説明しようと試み、
さらに、空気が温められて、もっと希薄化していくと、それが、火へと変化し、
反対に、空気が濃密化していくと、それが、水へと変化し、
さらに濃密化して圧縮されていくと、水から土へと変化していくと考えました。
つまり、アナクシメネスは、空気の濃密化と希薄化という、量的な変化が、
空気から火、あるいは、空気から水、そして土へ、という物質の
質的な変化をも、もたらしていると考え、
空気(アーエール)を中心として、
土と水と空気と火という物質の四つの様態が、
相互に循環するように変化していくことで、
世界が成り立っていると考えたのです。

214:考える名無しさん
19/02/06 22:36:22.29 0.net
アナクシメネスの場合、「空気」が万物の根源だといっても、その空気が薄くなったり濃くなったりすることによって、
火になったり、水になったり、土になったりするわけだから、その意味ではエンペドクレスに先んじて
「地水火風」の4元素説に到達していたとも言える。
でも、アナクシメネスにとって、空気はやはり特別だった。
それは、人間は、息(プネウマ)をしなければ死んでしまうからである。

215:考える名無しさん
19/02/07 01:02:44.45 0.net
語学板の者だけど自分用に年表作っているのでどうぞ。
URLリンク(2dat.net)

216:考える名無しさん
19/02/07 07:52:47.35 0.net
>>215
世界思想史年表?

217:考える名無しさん
19/02/07 07:54:34.71 0.net
アナクシメネスは、そうした空気の循環を
生命の原理としても捉え、
万物の始原である空気(アーエール)は、すなわち、
人間、そして生命の
息(pneuma、プネウマ)
でもある、と考えました。
アナクシメネスは、
生物の生命活動が、呼気と吸気という
息の循環によって営まれているように、
宇宙全体も一つの生命体であり、それは、
気息(プネウマ)の循環によって成り立っていると考える
生命論的宇宙観を展開していったのです。

218:考える名無しさん
19/02/07 07:58:44.93 0.net
ソクラテスの弟子はプラトンで、プラトンの弟子はアリストテレス
この師弟関係は有名だが、「最初の哲学者」と呼ばれるミレトス3人衆にも、師弟関係がある
タレスの弟子はアナクシマンドロス、アナクシマンドロスの弟子はアナクシメネスだ

219:考える名無しさん
19/02/07 07:59:37.46 0.net
アナクシマンドロスは、
万物の始原は、
ト・アペイロン(to apeiron、無限定のもの)であると考えました。
彼は、
万物の始原となるものは、
すべての存在がそこから生み出される
根源的な存在でなければならないが、
例えば、
水のような具体的な存在が、
万物の始原であるとすると、
水は、それとは正反対の性質をもった
火という存在を自分から生み出すことはできないので、
水は、火を含むすべての存在がそこから生み出されるような
根源的な存在ではありえない、という
矛盾が生じてしまう、
というように、
特定の性質をもった具体物は、
その具体物と正反対の性質をもった事物を、
自分自身からは生み出すことができないので、
万物の始原は、
特定の性質をもった具体的事物ではあり得ないと考えました。


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