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632:考える名無しさん
17/06/25 19:48:51.63 0.net
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
脱構築 だつこうちく déconstruction(仏)
J.デリダの用語。デリダ自身の定義によると,「哲学者の通った道をそのままたどり,そのやり口を理解し,その詭計 (きけい) を借り,その持ち札で勝負し,思うがままに策略を繰り広げさせておいて,実はテクストを横領してしまう」戦略。
ヨーロッパの形而 (けいじ) 上学の基礎概念を作り上げた諸構造,すなわち「ロゴス中心的,音声中心的,男根中心的」哲学の言説,「現前の形而上学」を解体し再構築する意味をもっている。
プラトン以来の「存在とは『恒常的現前』である」とする形而上学では,時間の一様態としての「現在」を出発点として考えることにより,
「過去」も「未来」もその一変様として理解されてしまい,最終的には G.ヘーゲルにおけるように,すべての差異性は解消され,時間性は失われ,絶対知が表れてしまう。
世界は永遠不変の真理=ロゴスによって成立することになる。しかしこうした存在了解は,一つの解釈にすぎず,世界はすでに解釈されたテキストとして現前するにすぎない。
脱構築とは,まさにこのテキストの連鎖を自由に横断し,そのずれの中に世界の生成の瞬間を見いだそうとする,無限に反復される試みである。
知恵蔵の解説
脱構築
...同じ著者のテキストのなかに、なんらかの絶対な真理を打ち立てようとする傾向と、反対に絶対な真理を解体しようとする傾向との、2つを同時に読み取っていくことをいう。脱構築的読解とも呼ばれる。
デリダは、プラトンやフッサールなどの哲学者のテキストを詳細に読解しつつ、彼らが真理を打ち立てようと意図しながら、しかしその不可能性を自ら暴露してしまっていることを示していった(『声と現象』〈1967年〉など)。
そこには「絶対の真理とされるものは、真理ならざるものを排除することによって成り立つが、完全な排除は不可能である。
なぜなら、真理は真理ならざるものと深くかかわりあい、それによって汚染されているからだ」という考えがあった。
デリダのように、唯一絶対の真理とされるものを批判し解体しようとする思想は、...マルクス主義の運動のなかで、絶対の真理や正義の名のもとで政治党派が互いに殺し合い反対者を大量に粛正したという事情があった。...


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