【イスラム哲学】井筒俊彦を読む at PHILO
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350:考える名無しさん
18/03/07 23:50:56.53 0.net
難しい話だが、このことはロシアをやっていく上で時折ヒントになる。

351:考える名無しさん
18/03/09 22:38:41.61 0.net
“おお夜の海よ、お前は何と美しいことか!
 ここは燦々と輝き、かしこは暗く濃藍色、
 月光を身に浴びて、海は生きもののように
 歩み、呼吸し、きらめいている。
 涯て知らぬ自由のひろがりの上に
 閃々と光り、たゆたい、遠雷のごとくどよみ轟く
 縹渺たる月光を全身に浴びた海よ、
 人気ない夜の世界に、お前はなんと素晴らしいことか。
 巨大なるうねりよ、海のうねりよ
 お前はそんなにして誰の祭日を祝つているのか。
 浪は轟き輝きつつ寄せて来る。
 目ざとい星達が空にまたたいている。
 この動揺のさなかに、この煌燿(きらめき)のさなかに、
 夢みるごとく茫然と私は立ちつくす。
 ああ如何に心地よいことであろうか
 この魅惑の中に魂を沈め盡すことができたなら”
― チュチェフ 「無題」 1865年作 (井筒俊彦「ロシア的人間」9章)

352:考える名無しさん
18/03/10 14:16:17.36 0.net
>>351
笑いそうになった

353:考える名無しさん
18/03/10 19:21:00.66 0.net
>>351はシェリング。池沼は笑うしかないだろう

354:考える名無しさん
18/03/10 19:22:23.29 0.net
井筒は、ギリシャ語をやった延長でロシア語をやった

355:考える名無しさん
18/03/10 19:22:57.90 0.net
“ギリシャ正教の修道院における祈りは、ヘシュカズムと呼ばれる行法に則って行われる。
 ヘシュカズムとは、自己の内面への沈潜、静寂(ギリシャ語でヘーシュキア)を求めて精神を集中するために、
 イエスの祈りと呼ばれる短い祈り「主イエス・キリスト、神の子よ、僕を憐み給え。」を繰り返し称える行法である。
 その際、自己の内面への精神集中の一助として、座法や呼吸法をともなった精神身体技法、心身技法を援用する。
 イスラームはスーフィズムのズィクル(神の名の連禱)や仏教は真言密教の三密(身、口、意)瑜伽行とほとんど変わる処はない。”
― 『ギリシャ正教 無限の神』 落合仁司 (2001)

356:考える名無しさん
18/03/10 19:28:34.77 0.net
落合は全く話にならないんで引用しないほうがいいぞ

357:考える名無しさん
18/03/10 19:43:34.49 0.net
ヘシュカズムの説明なんてこれぐらいのものでしょ
話になる話とは?

358:考える名無しさん
18/03/10 19:49:59.43 0.net
 ヘシュカズムとは、自己の内面への沈潜、静寂(ギリシャ語でヘーシュキア)を求めて精神を集中するために、
 イエスの祈りと呼ばれる短い祈り「主イエス・キリスト、神の子よ、僕を憐み給え。」を繰り返し称える行法である。

この前提から間違いだから
ヘシュカズムは何らかの行法じゃない極端にいえば呼吸法とか座法とかの方法はあってもなくてもいいようなもの

359:考える名無しさん
18/03/10 20:33:01.16 0.net
>>358
> ヘシュカズムは何らかの行法じゃない
で、何なの?観想だとでも言いたいの?
>>355には、「一助として…援用する」とあるでしょ。
複数の本、各種宗教事典で調べてもこれぐらいのもの。

360:考える名無しさん
18/03/10 23:58:39.67 0.net
>>355
ズィクルと真言密教は同根だろう。
前者は井筒、後者は小滝がそれぞれ詳しい。
『イスラーム哲学の原像』 井筒俊彦 (1980)
『密教とイスラーム 高野山修行記』 小滝透 (1987)

361:考える名無しさん
18/03/11 00:37:03.87 0.net
>>360
笑いそうになった

362:考える名無しさん
18/03/11 01:55:26.43 0.net
とても簡単な嘘みたいに金の生る木を作れる方法
役に立つかもしれません
グーグル検索『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
64NJK

363:考える名無しさん
18/03/11 08:35:58.15 0.net
>>352>>361
手錠をかけられたまま笑って見せるのが政治犯

364:考える名無しさん
18/03/19 00:13:39.13 0.net
>>351は無題で正解だった

365:考える名無しさん
18/03/19 00:14:46.31 0.net
ギリシャやロシアの正教には絶対的な深さがある

366:考える名無しさん
18/03/19 00:17:08.10 0.net
>>360
神秘主義や神人合一は、世界中に例があるから、
今更どうこう言うものでもないが、
この二つの比較だけはショッキング。

367:考える名無しさん
18/03/19 00:18:50.78 0.net
井筒俊彦 『存在の概念と実在性』 (2017/10/21)(英文著作翻訳コレクション3)
は読んだだろうか?
ここへきて井筒哲学が2割増しになる。
・ハイデガー/サルトルの実存主義とイラン哲学の存在主義の比較
・ファナーとバカー論 再
・イブン・アラビーによる無からの神的顕現 再
・エッセンティアとエクステンティア
・イウティバールとイウティバーリー
ほか

368:考える名無しさん
18/03/23 21:26:39.56 0.net
井筒はゾロアスター教に対して否定的だろうか。

369:考える名無しさん
18/03/24 08:29:41.46 0.net
『宗教哲学入門』 量義治、講談社学術文庫 (2008)
井筒がやっていた様なこと。
仏教、キリスト教、イスラム教から宗教批判まで、
統一された哲学用語で相対化して通観する一冊。

370:考える名無しさん
18/03/25 13:53:06.53 0.net
井筒が表紙に写ってる雑誌あるだろ。
あれ見てオレかと思った。
やっぱな、オレって才能あるかも。

371:考える名無しさん
18/03/25 20:18:36.35 0.net
>>370
URLリンク(img-cdn.jg.jugem.jp)

372:考える名無しさん
18/03/26 06:29:29.57 0.net
>>70
講談社学術文庫の「マホメット」が良い

373:考える名無しさん
18/03/27 11:54:51.16 0.net
ムハンマドは初期のころから命をねらわれたりして
今のオウムみたいな胡散臭い存在だったらしいな。
1000年後いや500年後どうなっているやら。

374:考える名無しさん
18/04/27 19:13:18.05 0.net
井筒俊彦の哲学は原型としてはシャンカラのそれにより近いと思う。
大乗仏教より井筒俊彦は実在論的で主客未分の実在を語ったのはシャンカラだから。

375:オーバーテクナナシー
18/04/28 06:36:03.46 0.net
☆宗教的狂信(イスラム等)思考実験 [転載禁止]©2ch.net
スレリンク(future板)

376:し
18/04/29 05:38:58.13 0.net
井筒俊彦『意識と本質』によると
井筒が「本質」を2つに分けた
a、マーフィーヤ(特殊的意味での本質)
b、スーフィーヤ一般的意味での本質)だけど、
aは普遍的「本質」(マーフィーヤ)
bは個体的「本質」(スーフィーヤ)
詩人
リルケ
マラルメ
松尾芭蕉
それぞれでスーフィーヤとマーフィーヤという本質を追求する態度が違うらしいが。
詩について私が言えることはないが、
これについては、もう一度読み直してまとめてみる。『意識と本質3.4.5に論じられているので、
興味あれば読んでみ
今その次の『意識と本質6』のところ
禅やバカヴァット・ギータのところを読んでいるので、ここのところから。
あとでレジュメ書く

377:し
18/04/29 05:40:21.12 0.net
『意識と本質』チャプター6
禅ー
すべての存在者から「本質」を消去
すべての意識対象を無化。全存在世界をカオス化してしまう。
一旦カオス化しきった世界に禅は、また再び秩序を戻す。
まったく新しい形で。さまざまな事物がもう一度戻ってくる(しかしあくまで無「本質」的に
具体的には
道元禅師『坐禅箴』
「水清くして地に徹す、漁行きて魚に似たり。空闊くして天に透る、鳥飛んで鳥のごとし」

本質が措定されていない。が、「本質」がないのに鳥は鳥として文節されている。
「川の中を泳いでいる漁」を見ている私が見ているものを禅は無化する。「川に魚が泳いでいることは現実だとしても、
それを映している私の意識がみているものは全て虚像に過ぎない。
「鳥飛んで鳥のごとし」。これも同じで鳥が飛んでいるということ自体、禅では虚像だという。
本来なら「川の中を泳いでいる漁」は確かに私の目に現実として映っている筈である。
何故なら私の意識は、川を泳ぐ漁を「本質」として、確かに現前していると確信しているから。
私たちの意識は「鳥が飛んでいる」景色を見て、「本質」を掴み取っている。
確かに鳥は飛んでいるのだ。何故ならありありと鳥が空を飛ぶ姿を私の意識は、掴んでいるから。
その現実を「本質」として捉える作用が、私の意識の自然な働きだからである。

禅はこれらの意識の働きを無化するという。
つまり実存体験事実に至るのである。
禅は鳥が空を飛んでいることを「本質」として捉える。そしてそれは虚像であることを意識として捉える。
禅の意識はメタ的に本質を無化しているのである。本当は鳥が実際に空を飛んでいることを知っている。
知っていて無化するのだ。無化して、再び秩序を戻す。そして戻した瞬間に「本質」を無化する
では、どうしてそうする必要があるのだろうか?

378:し
18/04/29 05:41:08.81 0.net
『バカヴァット・ギータ』第18章の一節(サーンキヤ哲学)
「三徳」という考え方があり、
現実在(現質)-
純質(サットヴァ)-全世界を究極的一者として眺める
激質(ラジヤス)-現象的多者の間に動揺ただならぬ意識
闇質(タマス)-愛憎に縛られた沈重な意識
感覚器官も意識も、その対象である外界の事物も、すべてこれら三種の存在エネルギーの
さまざまな混合によって現象し、いわゆる経験界を形成する。

その「三徳」は禅の「無心」「有心」「執心」に当てはまるという。

379:し
18/04/29 05:42:00.56 0.net
禅に当てはめると
a、純質ー「無心」
b、激質ー「有心」
c、闇質ー「執心」
a、全存在界を究極的一者性において眺める。
b、経験的事物を個々別々なものとして差別し、それらを個々別々に認識する。
c、特定の事物に対する欲情的妄執的な態度。ある一つの対象をまるでそれが全てであるかのように
追い求める、根拠のない愛着の心
禅の「心を擬する」ー
意識のエネルギーをある一定の方向に向かって緊張させ、その先端に一つの対象を認知すること
「至道」への最大の障礙
現実を「本質」的に文節し、個々別々のものとしてしか見ることができない。
「有心」の段階においては、必ず分節的意識が作用するやいなや、存在の真相は無限の彼方に姿を消す

380:考える名無しさん
18/04/29 18:35:32.23 0.net
意識と本質の29ページにシャンカラとイブンアラビーの共通性を指摘し東洋哲学の一つの典型としてる。
おそらく井筒俊彦の本音が出てる。
勿論大乗仏教特に禅の本質否定論も出すがどちらかというとシャンカラ寄りではないか?

381:考える名無しさん
18/05/13 16:08:10.92 0.net
ピューリサーチセンターの調査によると
エジプトの88%、パキスタンの62%、ナイジェリアの51%のイスラム教徒が
イスラム教から棄教・改宗する者は殺されるべきだと信じている。
また似たような割合で姦淫には石打、ムハンマドを侮辱する者には厳罰
窃盗犯の腕は切り落とせと考えている。南アジアの84%、東南アジアの77%
北アフリカの74%、サブサハラの64%のイスラム教徒はシャリーアが
国法であるべきだと答えている。西欧にいるムスリムでさえ高い割合で同様の結果が出ている
イスラム教徒はバスだろうがレストランであろうがイスラエルに対する攻撃は
理にかなっていると信じている。「言論の自由」「宗教の自由」「報道の自由」「女性の権利」
「同性愛者の権利」など認めるムスリムは極めて少数派なのはハッキリしている。
ムスリムが啓蒙主義を受け入れた証拠は存在しない。イスラムはキリスト教徒やユダヤ教徒と
争うだけではなくヒンドゥー教徒や仏教徒と衝突している。
改宗の自由すらない。宗教警察なんてものまであるイスラム社会。
世俗法を人間が決めた法、シャリーアは神が決めた法
世俗法に従う義務はないと公言するような連中がいる、こんな邪悪な宗教が他にあるだろうか。

382:123師
18/05/13 18:18:21.84 0.net
377.
本質を消去、か。
無化する、か。
それは、本来無一物、であるからである。
それで、カオス化する、か。否である。それは秩序となる。
カオスではなく、それは秩序である。
それを、秩序として理解できないこと、が限界となる。
だからして、以後は、勝手な解釈となる。

383:し
18/05/13 18:30:01.63 0.net
>>382
勝手な解釈ではなくて、ちゃんと書いてある。
チャプター6読んでから言おうか!

384:123師
18/05/13 18:56:04.17 0.net
383.
勝手な解釈を信じるバカである。

385:し
18/05/13 18:58:48.94 0.net
読んでおれが作ったレジュメだけど

386:考える名無しさん
18/05/20 16:04:41.63 0.net
反ユダヤ主義とイスラムフォビアの間には同等のものではない
前者は人々の邪悪な悪魔化だったが後者は正当な批判を黙らせるために使われた
合理的で根拠のある証拠があるため、批判は正当です
恐怖症は偏見ではなく精神障害である。不合理な恐怖、
それは共感を感じる被害者を衰弱させる。精神障害には合理的な根拠はない。
イスラム世界が批判を病理に変えるということをイスラム世界が発明したのはこのためだ
それだけに留まるわけではなく時に人種差別と主張し誤魔化そうとするのです。

387:考える名無しさん
18/05/29 00:26:51.79 0.net
イスラム教徒だけは入れてはならない。
ロシアは欧米から「国家が社会を支配する国」と思われている
常に改革も上から行われる。イヴァン雷帝、ピョートル大帝、スターリンなど
それに対し欧米は「社会が国家を支配する国」で本質的に合わない
封建制の有無が違いを生んだとされている。
なお白人は日本が中国や韓国とうまくやれるとは思っていない。
それは日本が分権的で中国・韓国が専制的な社会で本質的に異なるから
梅棹教授の生態史観によればロシア・イスラム・インド・中国は政治的に専制国家文化
また一神教は本質において自己の絶対性を主張している原理的に他者を尊重するはずがない
唯一正しいと主張しているのだから相手に対して「あなたも正しい」などと言うはずがない
多神教のように多様な人格を持つ神々を認める宗教とは共通性など存在しないのだ
そして他者の権利を尊重する啓蒙主義・リベラル社会の今日、一神教に正当性など存在しない
イスラム世界は政治文化が専制的で宗教は一神教で最悪の組み合わせ
日本の分権的・多神教文化の真逆である

388:考える名無しさん
18/05/29 01:30:57.45 0.net
>>387
井筒の本は読んでるの?

389:DJgensei artchive gemmar
18/05/29 13:33:04.36 0.net
兵隊引いたアホ。

390:DJgensei artchive gemmar
18/05/29 13:33:23.35 0.net
戦死に届かないアホ。

391:DJgensei artchive gemmar
18/05/29 13:33:48.26 0.net
中二隊ぐらいのあほ。

392:DJgensei artchive gemmar
18/05/29 13:34:12.91 0.net
殆んど間違っているあほ。

393:考える名無しさん
18/05/29 23:33:12.87 0.net
>>389-392
未だに井筒も読まず、
こんな政治工作(>>386-387)をやっているのか?

394:考える名無しさん
18/06/04 14:56:35.96 0.net
>>376
スーフィーヤって何だよw
そんなもんはないw

395:考える名無しさん
18/06/04 20:29:13.45 0.net
フウィーヤ

396:考える名無しさん
18/06/04 20:46:29.09 0.net
>>394
揚げ足とってんなよ。
内容について批判しろよw

397:考える名無しさん
18/06/04 20:59:20.92 0.net
スーフィーヤwww

398:し
18/06/04 21:03:08.47 0.net
>>397
ああ、それな。正確な言語ではないが、そんなちっさいことに笑ってるジュン吉の方がな。

399:考える名無しさん
18/06/04 21:18:14.45 0.net
間違ってたくせに逆ギレかよw

400:し
18/06/04 21:23:09.50 0.net
おまえは本質的な発音わかって言ってるのか?
説明よろ

401:考える名無しさん
18/06/06 23:28:16.44 0.net
聖クルアーン - Islamic Books Japan
URLリンク(islaam.ninja-x.jp)
アラビア語・日本語・英語 対訳
日本語:日本ムスリム協会 日亜対訳注解聖クルアーン

402:考える名無しさん
18/06/06 23:28:58.30 0.net
コーラン各種
(1)『コーラン(全3冊)』 井筒俊彦、岩波文庫 (1957)
(2)『聖クルアーン ― 日亜対訳・注解 』 三田了一、日本ムスリム協会 (1982)
(3)『コーラン(全2巻)』 藤本勝次、池田修、伴康哉、中公クラシックス (2002)
(4)『日亜対訳 クルアーン ―「付」訳解と正統十読誦注解』 中田考、作品社 (2014)

予備知識がなくても一気に読めてしまうのは井筒訳。
原語の持つ生き生きとした感じが日本語でも再現されている。
注釈が詳しく、落ち着いて読みたい向きには日亜対訳のムスリム協会版。
その他も読みやすい。

403:考える名無しさん
18/06/06 23:29:17.32 0.net
コーランの構成(井筒訳)
・上 10章(1〜10章)後期
・中 23章(11〜33章)中期
・下 81章(34〜114章)中期、初期、最初期
コーラン各章の配列は成立年代をほぼ逆さまにした形で収録されている。
初めの方は一章ずつが長く、だんだん各章が短くなっていく。
ムハンマドが受けた最初の啓示の瞬間に向けて、本を読み進めていくことになる。

404:考える名無しさん
18/06/06 23:31:41.84 0.net
110章は最後期だが

405:考える名無しさん
18/06/06 23:51:55.63 0.net
一部例外もあるけれど、おおまかな構成という話

406:考える名無しさん
18/06/07 20:52:50.96 0.net
610年頃、メッカ郊外のヒラー山の洞窟で瞑想していたムハンマドは突如金縛りに襲われた。
そのとき天から大天使ジブリールが現れ、「誦め(よめ)」と言った。
ムハンマドが「何を誦めと言うのですか」と尋ねたところ、ジブリールはフッと消えていった。
この時よりクルアーンの啓示が始まる。
それから二十三年の間、ジブリールはムハンマドの元を度々訪れては
クルアーンの各章を啓示していった(クルアーン96章など)。

407:考える名無しさん
18/06/08 21:40:12.25 0.net
コーラン理解のための副読本
・『イスラーム文化 ―その根柢にあるもの』 井筒俊彦 (1991)
 イスラム導入。スンニ派は「外面的」、シーア派は「内面的」
・『「コーラン」を読む』 井筒俊彦 (2013)
 コーランのテクスト論、エクリチュール論。コーランの言葉は根源語
・『アラブ的思考様式』 牧野信也 (1979)
 コーランとアラビア語の仕組み、言語文化論

408:DJgensei artchive gemmar
18/06/08 23:01:32.88 0.net
啓示というか戦術指南でしょうね。そういう言葉で戦っていた静かな闘志でしょう。

409:考える名無しさん
18/06/09 01:19:26.17 0.net
>>343
イブン・アラビーによる「アッラーの神的な自己顕現(タッジャーリ)」
「私は隠れた宝物であった。突然私のなかにそういう自分を知られたいという欲求が起こった。知られんがために私は世界を創造した。」
URLリンク(www.sufismus-online.de)
"Kuntu kanzan makhfiyyan fa ahbabtuhu an u`rafa fa khalaqtuhu ‘l-khalq"
I was a hidden treasure, I wanted to be known, so I created Creation.
A Hidden Treasure - wiki
URLリンク(en.wikipedia.org)

410:考える名無しさん
18/06/09 12:48:05.47 0.net
『「東洋」哲学の根本問題 あるいは井筒俊彦』 斎藤慶典 (2018/2/11)
序 章 井筒「東洋」哲学
  「東洋」哲学/井筒「東洋」哲学は何を目指しているのか
第1章 表層/深層
 a)表層から深層へ
  コトバ/深層における分節化/分節化されたものから分節以前のものへ/事事無礙
 b)深層から表層へ
  理理無礙/分節(1)―「無」―分節(2)/挙体性起/存在の階層性/基付け関係/有力・無力
 c)大地と理性―ロシア的人間
  ロシアの一九世紀/原始的自然/『コサック』/ドストエフスキー
第2章 空/無
 a)「空」の徹底
  理理無礙/神の彼方/〈無分節な「ある」〉への反転/「存在」の破れ
 b)空と無
  『大乗起信論』におけるアラヤ識/ユダヤ教カッバーラー/バスターミーの「欺瞞」論/思考の無能力
 c)砂漠と死―ジャック・デリダ
  ユダヤとギリシアの狭間で/砂漠における彷徨/墓場、あるいは死
第3章 〈いま・ここで=現に〉
 a)「本質(マーヒーヤ)と「存在(フウィーヤ)」
  「存在は本質の偶有である」/有「本質」か、無「本質」か/フウィーヤ・マーヒーヤ・タビーア/有「本質」論の三つの型/
  イスラーム「原子論」/無「本質」的存在分節/元型とイマージュ/意識と存在の構造モデル/「概念実在論」
 b)〈いま・ここで=現に〉
  「存在」の「独一性」/創造不断/吾有時/「純粋な可能性」としての「無」/証言
 c)「入てん垂手」
  聖諦と俗諦/俗、あるいは町という共同体/「無」の共同体

411:考える名無しさん
18/06/09 12:48:32.24 0.net
>>410
井筒哲学の要約と、著作へのインデックスになっている

412:考える名無しさん
18/06/09 19:19:25.69 0.net
イスラーム神学における信の構造を読んでるがイスラム過激派にも影響与えたイブンタイミーヤが出てくる。

413:考える名無しさん
18/06/09 23:05:56.34 0.net
>タイミーヤ
サラフィー主義の祖ね(サラフは「敬虔なる先人たち」を意味)
13世紀モンゴル軍侵攻の結果

414:考える名無しさん
18/06/09 23:08:29.27 0.net
ハンバリーの系統は正統と認めるべきではなかったな

415:考える名無しさん
18/06/10 13:07:52.44 0.net
イブンタイミーヤはイマーン(信)をイスラムより高次の概念としてるんだな。初めて知った。

416:考える名無しさん
18/06/10 13:23:36.32 0.net
イマーン(信)をイスラムより高次の概念

どういう意味?

417:考える名無しさん
18/06/12 00:16:09.01 0.net
>>413の様な背景があるから、原理主義だテロだというのも他人事ではないね。

418:考える名無しさん
18/06/12 00:17:06.10 0.net
イスラムのイスラムらしさは、本来、アラブ的でセム的なもの。

419:考える名無しさん
18/06/12 01:03:53.12 0.net
ユダヤ教もセム的ですが

420:考える名無しさん
18/06/12 01:14:27.13 0.net
で?

421:考える名無しさん
18/06/12 21:09:06.73 0.net
スンニ派とシーア派で、人口比はおよそ9:1。
(1)スンニ派を代表するアラブ人は、アラビア語を話すセム語系。
(2)シーア派を代表するイラン人は、ペルシャ語を話すインド=ヨーロッパ語系。
その他の要素として、
(3)シリアのアラウィー派やサウジのワッハーブ派、トルコ民族やトルコ語といった固有の性質がある。

422:考える名無しさん
18/06/12 21:11:13.78 0.net
井筒と司馬による「二十世紀末の闇と光」という対談は、
イスラムとモンゴルの話。
・『井筒俊彦全集 第10巻 意識の形而上学』
・『井筒俊彦著作集 別巻 対談鼎談集・著作目録』
・『司馬遼太郎 歴史歓談』などに収録

423:考える名無しさん
18/06/12 21:12:18.85 0.net
1258年にモンゴル軍がバグダードに侵攻して、東西の文明が衝突した。
トマス・アクィナスやエックハルト、ゾーハルのモーシェ・デ・レオンの時代。
チベット仏教を信奉していたフレグ(チンギス・ハンの孫)家はイスラムに改宗し、後に国教にもする。

424:考える名無しさん
18/06/12 21:13:45.85 0.net
その過程で、仏教とイスラムは相互に影響し合ったという。
大乗仏教は、真如というメタフィジカルな実在原理を中心に据えるものだったが、
大日如来という宇宙の絶対者を持つようになる。
イスラムは、元は生きた神の宗教であったものが、
この時期より、アッラーが真如のような理念「真理(ハック)」として、
あるいは華厳的な光のイマージュとして捉えられるようにもなった。

425:考える名無しさん
18/06/12 21:27:18.85 0.net
シャイフ・ルトゥフッラー・モスク(イラン、エスファハーン)
URLリンク(upload.wikimedia.org)
岩のドーム(イスラエル、エルサレム)
URLリンク(st3.depositphotos.com)
シャーヒ・ズィンダ廟群(ウズベキスタン、サマルカンド)
URLリンク(c12.incisozluk.com.tr)
オルジェイトゥ廟(イラン、ソルターニーイェ)
URLリンク(upload.wikimedia.org)
イルハン朝第8代君主。青色タイルで覆われた世界最古のモスク

陶器にコバルトで青を染め付ける技術は、中東で開発された。
モンゴルの支配時代以降、青色タイルで覆われた建造物が、中央アジアやイラン、トルコで盛んに建設された。
(参考『イスラーム不思議曼荼羅』後藤明、野町和嘉)

426:考える名無しさん
18/06/12 21:58:03.78 0.net
井筒俊彦は
ジャック・デリダから
「マエストロ(巨匠)」って呼ばれていたんだよな
 
日本ではなく
欧米で生まれていれば
「間違いなく世界思想史に残る存在になったはず」ともデリダは言っていた
 

427:考える名無しさん
18/06/12 22:00:29.55 0.net
>>421
スンニーとシーアで人口比っていうならスンニーの代表はアラブ人じゃなくてインドネシア人でしょ

428:考える名無しさん
18/06/12 23:23:34.26 0.net
モンゴル人は仏教をやってもイスラムをやっても超一流

429:考える名無しさん
18/06/12 23:31:04.72 0.net
スンニー人口の半分を占めるのはインドネシアとインド系(パキスタン、インド、バングラディッシュ)

430:考える名無しさん
18/06/13 06:58:19.14 0.net
>>428
相撲やってイカサマやってもな(笑)

431:考える名無しさん
18/06/13 10:55:29.38 0.net
相撲のいかさまは日本人も一流だが

432:考える名無しさん
18/06/13 19:50:15.80 0.net
神事としての格闘技といえば、天使とヤコブの格闘(創世記 32:25-29)

433:考える名無しさん
18/06/13 19:51:10.33 0.net
>>424
“五大にみな響きあり。(地・水・火・風・空の五大からなる森羅万象が声として響き)
 十界に言語を具す。(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・緑覚・菩薩・仏の十界すべてが言語を具え)
 六塵ことごとく文字なり。(色・声・香・味・触・法の六塵といった知覚世界の諸差異が文字を生じ)
 法身はこれ実相なり。”(宇宙の本源たる大日如来は、この世界のあるがままの姿に他ならない)
― 空海 「声字実相義」

434:考える名無しさん
18/06/13 19:51:45.31 0.net
宇宙の姿は、大日如来の言語活動そのものであると

435:考える名無しさん
18/06/13 19:52:25.38 0.net
空海は言語哲学的な仏教の代表

436:考える名無しさん
18/06/13 19:52:59.86 0.net
『空海 (KAWADE 道の手帖)』 河出書房新社 (2006)
世界的な思想家として空海を捉え直す。
インタビュー・中沢新一、前田英樹、竹内信夫、落合仁司、井筒俊彦、中村元、司馬遼太郎×福永光司、五来重、松岡正剛、幸田露伴など。

437:考える名無しさん
18/06/13 20:50:20.30 0.net
“文は全体であり,世界であり,ブラフマン(宇宙の根本原理)である”
― バルトリハリ(5世紀インドの文法学者)

438:考える名無しさん
18/06/14 21:20:50.12 0.net
・旧約聖書、新約聖書
・コーラン、ハディース
・タルムード
・アヴェスター
・仏典(原始仏典、大乗仏典)
・リグ・ヴェーダ、ウパニシャッド、バガヴァッド・ギーター、ヨーガ・スートラ
・孔子、老子、荘子、易経、淮南子
・日本の古典
ぐらいは目を通しておくのがいい。

439:考える名無しさん
18/06/15 13:37:28.04 0.net
すげぇ
タルムードってすげー分量あるのに目を通しているのか……
日本語訳も一部しかないし、英訳でもあれだけのものを目を通すのは無理だわ

440:考える名無しさん
18/06/15 13:50:07.95 0.net
>>438で日本語訳だけど目を通したっていえるのは
旧約聖書
新約聖書
コーラン
ハディース(ムスリム)
アヴェスター(ガーサーと、ウィーデーウダート、ヤスナの抄訳)
仏典(ダンマパダ、スッタニパータ、パリニッバーナ経、法華経、大日経住心本、理趣経)
リグヴェーダ(抄訳)、チャードーギヤ・ウパニシャッド、アールニヤカ・ウパニシャッド、カタ・ウパニシャッド、バカヴァットギーター
論語、老子、荘子、易経(概略)
くらいだわ
タルムードまではとても無理
アヴェスターやリグ・ヴェーダとか少なくても英訳に頼らないといけない相当分量あるものはとても目を通す気力がわかないから、438はすごいわ…

441:考える名無しさん
18/06/17 20:22:31.94 0.net
興味が持てて、手に取れる範囲から、サクサク読んでいけばいい。

442:考える名無しさん
18/06/17 20:24:23.79 0.net
井筒のカバラとセフィロト(参考:『意識と本質』 10章)
(1)「ケテル Kether」
意味は「王冠」。存在流出の究極的始源。
『旧約』(出エジプト記 3:14)の神言「在りて在るもの」に当たる純粋「有」の絶対的「一」。
仏教でいう「空」すなわち「真空妙有」の「妙有」的側面に当たり、一切の「多」を無文節的に内蔵する。
(2)「ホクマー Hokmah」
「叡智」。仏教の「般若」に相当するが、カッバーラーではこれを神の意識とする。
神が自らを観想するところに現成する知で、絶対無文節的覚知。
イマージュとしては、際涯ない空間の拡がりの中に、独り燦然と輝く巨大な太陽。
この太陽から不断に発生する光線の一つ一つが、もっと下の存在段階で結晶して経験的事物の「元型」となる。
(3)「ビーナー Binah」
「分別知」。神が自らをそこに映して、自らの内面をあるがままに眺める鏡に例えられる。
神は自らの一者性の内に潜む多者を見る。
あたかもプリズムを通った光のように、「神の顔」は無数に分かれ、ここに最初の存在文節が起こる。
密教でいう「種子(ビージャ)」。
(4)「ヘセド Hesed」
「慈悲」。神の創造性の肯定的側面を表し、全てのものに存在を与える。



(10)「マルクート Malkut」
「王国」。先行するすべての「セフィーロート」のエネルギーが一つになってここに流れ込んでくる。
神的実在の世界は「元型」構造的にここで終端に達し、その下には被造界が展開する。
セフィロトの樹:URLリンク(blog-imgs-76.fc2.com)

443:考える名無しさん
18/06/17 23:44:43.73 0.net
コピペばかりしてメモ帳代わりにしてるハゲは一体何がしたいんだ

444:考える名無しさん
18/06/18 11:39:14.65 0.net
>>443
自己愛性パーソナリティ障害だと思うわ
「俺はこんなすげーこと書いたんだぞ」と、どうしても読ませたくて複数スレにコピペ荒らし

445:考える名無しさん
18/06/18 23:24:03.81 0.net
井筒俊彦の『意味の深みへ』がかなり面白い

446:考える名無しさん
18/06/21 01:48:40.60 0.net
>>445
デリダのエクリチュール論や、ソシュール記号学の先という話ね。

447:考える名無しさん
18/06/21 01:50:27.10 0.net
>>424
こういうことは、まだこれから、検証していかなければならない。
確かに、モンゴル人は、早い時期から、正教やネストリウス派などのキリスト教とも接していたし、
チベット仏教は、顕教と密教があって、高度に形而上学化されてもいるから、あながちでもない。
聖書が書かれたアラム文字はヘブライ文字とアラビア文字の原型となり、
東伝して、イラン系ソグド文字、ウイグル文字、モンゴル文字などになった。

448:考える名無しさん
18/06/21 01:53:05.98 0.net
>>425
“おもしろいのは、モンゴル人が天の神を拝むとき《青き天》と呼んでいることである。”
― 『シャマニズム:アルタイ系諸民族の世界像 1』 ウノ・ハルヴァ、田中克彦 (2013) 5章 p149

天の神=テングリのこと。この本の中では、極東からスカンジナビアまで、
ツングース、モンゴル、タタール、テュルク、インド、イラン、シリアから、
ロシア、フィンランド、アイスランドまでの神話が一並びに比較されている。

449:考える名無しさん
18/06/27 17:24:41.51 0.net
>>400
アラビア語の「本質」
jawhar……原義は宝石。中世ペルシャ語からの借用語。転じて、本質、精髄を意味する。哲学用語として、ギリシャ語ウースィアー(実体)の訳語に採用される。
maahiyyat……上記、アリストテレスの実体の第二定義「何かであること」が訳されてアラビア語maa hiya(それは何)に女性名詞化iyyatが付いた形。
        スフラワルディーの照明哲学で、一番最初に創造されたものである「本質」とはこのmaahiyyatのこと。
huwiyyat……huwa(それ、これ)にiyyatが付いた形。「これであること」「これ性」の意味。イブン・シーナーを通してドゥンス・スコトゥスがhaecceitasと翻訳。西洋哲学に導入される。
        一般的意味では「自己証明、アイデンティティ」の意味。例 ghayb huwiyyatは哲学・神学的には「(アッラーの深奥である)不可視の本質」だが、一般的には「身元不明」を意味する。
dhaat……dhu(〜所有する)の女性名詞。「(それが)もっているもの(つまり本質)」を意味する。
haqiiqat……一般的には「真理」の意味。また「真相」。後者の意味で「本質」。実際に存在しているもの(実在)というニュアンスが強い。

450:考える名無しさん
18/07/03 20:04:02.61 0.net
斎藤慶典の「東洋」哲学の根本問題読んでるが175ページに無本質論-典型的には老荘思想と大乗仏教(密教と禅)とあるが井筒俊彦は密教は有本質論に分類してなかったか?

451:考える名無しさん
18/07/06 14:51:40.81 0.net
本当に
>無本質論-典型的には老荘思想と大乗仏教(密教と禅)
と書いてあるなら間違いだな
禅の無本質論に対して、有本質論第二型の「元型」的「本質」論にあるものとして密教を取り扱っている。(意識と本質])

452:考える名無しさん
18/07/07 14:56:29.36 0.net
>>451
やっぱりそうか!
意識と本質読み返したがやはり間違いだった。
ありがとう

453:考える名無しさん
18/07/07 20:11:46.87 0.net
「東洋哲学の根本問題ーあるいは井筒俊彦」の帯に(哲学者井筒俊彦がインド、中国、日本に加えイスラーム、ユダヤ、東南アジアを含む全東洋思想を総覧し…)とあるが東南アジアなんか全然出なかった。井筒俊彦自体が東南アジアは扱ってなかったし。
ピーみたいな古代からの精霊信仰か上座部仏教が東南アジアの思想だろうが…

454:考える名無しさん
18/07/07 20:27:38.55 0.net
東南アジアはイスラーム圏だぞ

455:考える名無しさん
18/07/07 20:37:47.71 0.net
うるさい

456:考える名無しさん
18/07/07 21:46:56.49 0.net
>>454
それならマレーシアやインドネシア独自のイスラムの思想形態が出ても良いのだが出てくるのは中東の思想家だけだ。

457:考える名無しさん
18/07/08 09:04:40.40 0.net
過大評価代表みたいな人だから
特に語学強い学者はそう
ゾンダンとか

458:考える名無しさん
18/07/08 21:25:26.49 0.net
関口存男ね

459:考える名無しさん
18/07/08 21:33:57.66 0.net
語学の天才井筒俊彦の勉強法と教え方は常軌を逸していた
URLリンク(kotoyumin.com)
井筒俊彦の語学勉強法の由来は?司馬遼太郎に本の丸暗記法を語る
URLリンク(kotoyumin.com)

460:考える名無しさん
18/07/08 21:36:00.89 0.net
聖典を丸ごと暗記するのは、脳の古い使い方だと言っていたが、
暗記とか暗算は、特殊な回路が出来てくるのでは

461:考える名無しさん
18/07/12 02:06:08.89 0.net
ジャン=リュック・ゴダール会見全文載録
「E・サイードに導かれて」
(at第71回カンヌ国際映画祭)
URLリンク(dokushojin.com)
今回新設された「スペシャル・パルムドール」には、
ジャン=リュック・ゴダール監督『イメージの本』(原題:Le Livre D'image)が選ばれた。
― 最近のアラブ世界の何が、着想を与えたのでしょうか。

462:考える名無しさん
18/07/12 02:06:45.01 0.net
サイード『オリエンタリズム』はルイ・マシニョンについても書かれていた。

463:考える名無しさん
18/07/12 02:08:01.49 0.net
ハッラージュを論じる時のマッスィニョン。
あれはもう我々が常識的に考える「学問」などというものではない。
全人間的「変融」体験の極において「アナ・ル・ハック」(我こそは神)と、
己れの死を賭して叫んだ、あるいは叫ばざるをえなかった西暦十世紀のスーフィーと、
二十世紀の真只中でそれを"じか"に受けとめる、マッスィニョンという
魁奇な一精神との実存的邂逅の生きた記録、でそれはある。
それが尽きせぬ興味を惹き起し、たんなる学問を遥かに越えた不思議な世界に我々を誘う。
(R・A・ニコルソン 『イスラーム神秘主義におけるペルソナの理念』 への序詞) 「井筒俊彦入門」より

464:考える名無しさん
18/07/12 02:09:12.97 0.net
現代の「イラン的イスラム」哲学における
コルバンと井筒の役割に関する導入的比較研究:
ハイデガーからマシニョンまで (2016-02-19)
URLリンク(toyo.repo.nii.ac.jp)
エフサン・シャリーアティー
翻訳:景山 洋平

465:考える名無しさん
18/07/12 07:21:31.44 0.net
アナルファック

466:学術
18/07/12 12:43:37.32 0.net
博士中退はスレ中止。

467:学術
18/07/12 12:44:13.53 0.net
博士中退はスレ中止。

468:考える名無しさん
18/07/13 08:20:31.98 0.net
大川周明が東京裁判で東條英機の後頭部を叩いて入院させられた松沢病院も研究に参加している。
大川周明が松沢病院の書斎で預言者ムハンマドと対話したことはよく知られている。

統合失調症、初期に手厚いケアで症状安定 研究で判明:朝日新聞デジタル
URLリンク(www.asahi.com)
2018年7月13日05時31分
 統合失調症などの精神疾患にかかった初期の段階で、治療に加えて手厚い生活支援をすることで、
 症状が落ち着いたまま過ごせる確率を大幅に高められることが、東京都医学総合研究所などの研究でわかった。
 英国などで取り組みが進む手法で、日本でも今後、広がる可能性がある。
 この手法は「初期包括支援サービス」と呼ばれ、治療にあたる医師とは別に、
 看護師や精神保健福祉士といったスタッフが「ケースマネジャー」となって患者や家族のケアを担当。
 家庭を訪問して患者の困っていることを聞いたり、学校や職場を一緒に訪問して復学や復職を支援したりする。
 研究には都立松沢病院や東京大病院などが参加。
 統合失調症や双極性障害を発症した77人(15〜35歳)のうち40人にこの手法を、
 37人には外来受診を中心とした通常の治療を受けてもらい、1年半後の様子を比べた。
 すると、目立った症状がなく落ち着いた状態が半年以上続く「寛解」
 と判断できた患者は支援サービスを受けた側で23人、通常の治療を受けた側では10人。
 初期の病状なども踏まえて解析すると、症状が落ち着く割合はサービスを受けた側が6・3倍高かった。
 薬を使う量が少なくてすむ傾向もあったという。
 こうしたサービスによる効果は、海外の研究でも報告されている。同研究所の西田淳志・プロジェクトリーダーは
 「患者にとって信頼できるスタッフと、発病後の早期から社会復帰に向けてともに歩めたことが回復への希望を生み、
 症状の安定につながったのではないか」と話す。
 結果は、精神医学研究の専門誌に掲載された。

469:学術
18/07/13 09:03:44.87 0.net
統合 より 東郷 東条 の方が神がかっている。

470:考える名無しさん
18/07/13 20:10:04.36 0.net
神がかり的学歴コンプが甘えるな

471:考える名無しさん
18/07/13 20:15:47.13 0.net
どっかのスレで昔
井筒の業績を説明してくれと投げたが
スゲ〜と言ってた相手は結局説明できなかった
ネットで探してもやっぱり説明しているやつはいないので
白川静並みに胡散臭い

472:考える名無しさん
18/07/13 21:58:29.86 0.net
>>471
漢字辞典でも読んでろ

473:考える名無しさん
18/07/13 22:04:07.84 0.net
>>472
やっぱ君も説明できないだろ
名誉と天才エピしかないからね

474:考える名無しさん
18/07/13 22:22:39.44 0.net
>>471>>473
自分で本も読めない池沼の戯言など知ったことではない

475:考える名無しさん
18/07/13 22:25:04.89 0.net
初のアラビア語からのクルアーン翻訳
はい論破

476:考える名無しさん
18/07/13 22:25:49.93 0.net
あら逃げた
ちなみに本を読んでも
堅固な学問的評価は素人には判断できない
白川もそうだろ?
正しさや新しさなんてそうそう評価できないから

477:考える名無しさん
18/07/13 22:31:27.35 0.net
>>475
それはいいけど
初訳出ってそんな学問的に権威あること?

478:考える名無しさん
18/07/13 22:38:00.07 0.net
宇宙的学問コンプ

479:考える名無しさん
18/07/14 14:01:54.04 0.net
>>477
それを含めて当時日本にとって未開分野であったイスラーム哲学思想を日本に齎したってことかな

480:考える名無しさん
18/07/14 14:08:54.79 0.net
じゃあそれまであまり知られていなかった
イスラム思想を日本に紹介して論じたことが業績ね
了解
これは文献の数や内容である程度は判定できる
ことだな

481:考える名無しさん
18/07/15 07:40:12.49 0.net
十字架のヨハネ(無の博士)
“無、無、無、無、無、無、山中においても無”
 (nada, nada, nada, nada, nada, nada, y aún en el monte nada)
― 『十字架のヨハネ研究』 鶴岡賀雄 (2000) 1部序論 p20

カルメル山図(完徳の山 Monte de perfección)
URLリンク(www.mercaba.org)
URLリンク(upload.wikimedia.org)
URLリンク(i.pinimg.com)
URLリンク(cdn-images-1.medium.com)
図には、「カルメル山」の頂上を指して三つの登攀(はん)路が示されている。
・右の道は「地上の不完全さによる霊的道」
・左の道は「天上の不完全さによる霊的道」
・真ん中の道には「nada, nada, nada, nada, nada, nada, y aún en el monte nada」
登攀の先に、神との一致を目指す。

482:考える名無しさん
18/07/15 07:41:22.59 0.net
『テオーシス 東方・西方教会における人間神化思想の伝統』 田島照久、阿部善彦 編 (2018/2/8)
東方キリスト教における神化思想
第1章  プラトン主義と神化思想の萌芽─東方教父思想における「神に似ること」概念の変容
第2章  ニュッサのグレゴリウスにおける神化思想─人間本性の開化・成就と神化への道
第3章  証聖者マクシモスにおける神化思想─神化の道行の動的かつ全一的かたち
第4章  デュオニュシオスの神化思想─ヒエラルキアと不知の暗黒
第5章  ディオニュシオス『神秘神学』におけるヒュムネイン(讃えること)─「彼方」の招きと拒絶
第6章  パラマスにおける神化思想─東方的伝統と独創
女性神秘思想における神化思想
第7章  ハーデウィヒの神化思想
第8章  マルグリット・ポレートの神化思想─源流と波紋、火と水の比喩を中心に
ドイツ・ドミニコ会学派における神化思想
第9章  フライベルクのディートリヒの神化思想─「神の像」としての人間知性の観点から
第10章  モースブルクのベルトルトにおける神化思想─神的人間論の観点から
エックハルトにおける神化思想
第11章  エックハルトの「魂における神の子の誕生」教説と「神性への突破」教説
第12章  エックハルトにおける人間神化と関係的存在論
第13章  エックハルトの神化思想と異端断罪
エックハルト以降の神化思想
第14章  タウラーの神化思想─エックハルト断罪以後という観点から
第15章  ゾイゼの神化思想─西方キリスト教におけるキリスト中心的霊性
第16章  リュースブルクの神化思想
近世・近代の神化思想
第17章  クザーヌスの神化思想─神と被造物を隔てる二分法的限界と人間の完全性
第18章  イグナチオ・デ・ロヨラの神化思想─自己無化の下降的動性による一致と涙
第19章  スペイン神秘主義における神化思想─十字架のヨハネとアビラのテレサ

483:考える名無しさん
18/07/15 18:25:51.30 0.net
今日も今日とてコピペ馬鹿

484:考える名無しさん
18/07/16 23:48:43.77 0.net
存在認識の道pp.264-265
解説Wより
「確かにアヴィセンナは、存在は本質の偶有であると明言した。
・・・・・・白さは花という実体がなくては現成し得ないけれども、花は白さがそれに偶有しなくても現成する。存在もまた本質に対して、白さ花に対するのと同じような意味での偶有だというのである。」
「もし存在がこのようなものとすると、どんなことになるか。今言ったように、白さは花を必要とするが、花は白さを必要としない。
ということはつまり、白さが偶有しなくとも、白さが偶有してくる前に、花はすでに自分で存在しているということである。
白さと花のこの関係を存在と本質の関係に移してみると、本質は存在が偶有する以前にすでに何らかの意味で、あるいは何らかの形で存在していなければならない、という奇妙なことになってしまう。」
「存在を本質の偶有と見るアヴィセンナの立場が、こんなに簡単にアポリアに追い込まれてしまうのは、もともとこの立場が正しく理解されていないからである。
アヴィセンナ哲学の伝統を始めて真にそのあるべき姿において確立したと称される・・・・・・トゥースィーは、この点を継のように明快に説明している」
『この誤解は、元来本質なるものが、まだ存在しないうちから外界に何らかの形で存立していて、そこへ存在がやって来て宿るのだという考えに基づいている。
だが、この考え自体が間違っているのだ。なぜなら本質が(何らかの形で)存立していると考えるのは、すなわち本質が存在しているということに他ならないから
・・・・・・本質にとっては、それがあるということが、すなわちそれの存在なのである』

485:考える名無しさん
18/07/17 15:59:51.58 0.net
井筒俊彦の業績は日本で未知だったイスラム哲学の翻訳と紹介。
東洋哲学の共時的構造化という名の元儒教、道教、大乗仏教、ヒンドゥー教、イスラム、ユダヤ教神秘主義に至るまでを統一的なパースペクティブで視た事。
ギリシャ哲学への独自の視点や独特のロシア文学論まである。

486:考える名無しさん
18/07/17 20:44:45.47 0.net
語学まかせの大風呂敷の訓詁学ね

487:考える名無しさん
18/07/17 20:57:21.50 0.net
英語も喋れないザコにそれを言う資格はない

488:考える名無しさん
18/07/17 21:00:00.60 0.net
そういう意味では翻訳の業績は
翻訳者として立派な業績だしきちんと分かる
語学エピはゴミ箱へ

489:考える名無しさん
18/07/17 21:00:37.49 0.net
>>486
井筒以上の哲学者ってどんな人がいる?

490:考える名無しさん
18/07/17 21:02:07.23 0.net
>>489
その哲学の中身はどこがすごいん?
説明してみな
できるならな

491:考える名無しさん
18/07/17 21:04:05.24 0.net
>>486
答えられないの?

492:考える名無しさん
18/07/17 21:10:34.23 0.net
まぁ、気に食わない研究者は俺にもいるからな。子供が拗ねてダダをこねてるようなもんだ(笑)

493:考える名無しさん
18/07/17 21:11:32.91 0.net
>>489
さあ興味ないので

494:考える名無しさん
18/07/17 21:17:32.72 0.net
ネット上で一人もいないんだよね
井筒の業績の具体的な解説って
で世界的とか言ってるw
例えば大拙はzenという言葉が
英語語彙のなかに残ったから分かりやすい
仏教の西欧への紹介者としては飛び抜けている
これはOEDの見出し語zenを見れば極めて明瞭

495:考える名無しさん
18/07/17 21:19:33.72 0.net
おまえみたいな何者でもないクソザコが何を言ってもノーダメだよ

496:考える名無しさん
18/07/17 21:25:23.14 0.net
>>494
その程度で喜んでいる奴に井筒は難しい

497:考える名無しさん
18/07/17 21:28:31.04 0.net
以前に褒めているやつが業績について
触れている論文持ってきてくれたけど
それにも書いてなかったな
訓詁ならどの解釈が重要で今日の学問の
礎になったのか書いていない
観念的な大風呂敷感がウケているんだろう

498:考える名無しさん
18/07/17 21:29:06.84 0.net
>>496
難しいと偉いの?
ゲラゲラw

499:考える名無しさん
18/07/18 00:25:57.50 0.net
>>468
最初の「」の次にこれ追加
「このような解釈がアヴィセンナ思想の根本的誤解であることが今日では、少なくともイスラーム学会では、明白になっているが、昔はイスラーム内部でもこれが有力な解釈だった」
井筒もアッ・トゥースィーもこのようなイブン・スィーナー説の解釈は誤解だと述べているが、直接イブン・スィーナーの言うところを当たれば誤解でもなんでもないと思われる
それは正当な解釈であって、むしろアッ・トゥースィーの言うところはイブン・スィーナーの言うところと正確に合致していない。
井筒はイブン・スィーナーの本質と存在に関しての説を取り上げて、その問題を「奇妙なことになってしまう」「アポリア」と呼んでいるが、それに対する回答にアッ・トゥースィーの説を持ち出したことは正当だとは言えない。
イブン・スィーナーの説ならば、イブン・スィーナーにこそ答えを求めるべきであって、アッ・トゥースィーを出すべきではなかった。
p268にもイブン・スィーナーの可能的存在についても井筒は語っているが、それはあくまでもイブン・スィーナー後のイブン・スィーナー解釈であり、それをイブン・スィーナーの真意とするのは正しいとは思えない。
あくまでもそれは後代の解釈であるだけなのだから
イブン・スィーナーの存在と本質の説は、自身のそれより大きな体系の一部であり、それから切り離して考えれば、もはや別物と言えよう。
アンリ・コルバンは「イスラーム哲学史」でスフラワルディーこそがイブン・スィーナーの後継者のようなことを語っているが、そちらの方が正しいように思える。

500:考える名無しさん
18/07/18 00:28:47.06 0.net
>>484
レス間違い

501:考える名無しさん
18/07/18 14:35:24.90 0.net
>>490
入り口として井筒俊彦の意識モデルとかどうだ?
表層意識の下に深層イマージュ意識がありそれを生み出す元型的な言語アラヤ識と言うべきものがある。更にその底に存在のゼロポイントという純粋経験的な「無」意識がある。
このモデルにほとんどの東洋哲学は放り込める。
井筒俊彦は「あくまで仮のモデル」と断ってるが。

502:考える名無しさん
18/07/18 15:25:29.41 0.net
なるほど東洋のさまざまな思想を
統一感のあるモデルに仕立てると
しかしそのこしらえた多層構造に
思想の言葉を当てはめて整理しても
説得力ある繋がりが見えてこないと意味がない
つまりそのモデルによってはじめて
明らかになった成果を具体的に教えて欲しいのだ

503:考える名無しさん
18/07/18 18:23:13.15 0.net
>>502
本質という視点から禅や道家の究極的本質は無いとする無本質論と究極的本質リアリティを想定するシャンカラ哲学を据えるが二つの鋭い対立を説きつつ無分節という点で共通すると説く。
またイブンアラビーの存在一性論もシャンカラと同じタイプに分類する。
両者とも究極的一者を想定してる。両者とも存在のゼロポイントを語っていると示唆してる。
少し省いて普遍的本質実在論が3タイプ。
第一のタイプが宋学。
中庸の已発(既に分節された意識)と未発(意識と存在の未展開状態。存在のゼロポイント)について語る。未発の性質は無極而太極(無の究極即有の究極)とする。
第二のタイプが元型を普遍的本質と認めるタイプ。
神秘主義、密教、シャーマニズム、ユダヤカバラ主義など。
詳述は避けるが元型から昇るイマージュ的無意識を手がかりにそれを利用し存在=意識のゼロポイント体験たる神人合一を目指す潮流。
第三のタイプは普遍的本質を概念として表層意識で理解するタイプ。
プラトンのイデア論や孔子の正名論(名と実を一致させようという論)
ニヤーヤヴァイシェーシカの存在範疇論など。
こういう分類をしてる。
こうした壮大な試みの根底には存在主義とも言うべきただ「在る」という事の深みを示唆してくれていると自分は思う。


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