【イスラム哲学】井筒俊彦を読む at PHILO
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300:考える名無しさん
17/11/11 09:56:05.46 0.net
対談は読みやすいし、具体的な話題も出てくる

301:考える名無しさん
17/11/12 20:00:25.82 0.net
298 名前:あぼ〜ん[NGName:学術] 投稿日:あぼ〜ん

302:考える名無しさん
17/11/19 23:01:37.22 0.net
井筒豊子の「井筒俊彦の学問遍路ー同行二人半」読みはじめた

303:考える名無しさん
17/11/20 00:41:14.58 0.net
>>302
新しい本だ。(2017/9/15)
今年亡くなったのか。

304:考える名無しさん
17/11/20 00:45:46.65 0.net
井筒豊子 『白磁盒子』 (1993)
短編小説集。
井筒と放浪のタタール人学者ムーサーのやり取りが描かれているもの。

305:考える名無しさん
17/11/20 00:46:30.01 0.net
>>3の英文著作翻訳コレクション
『2 クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論』 (2017年6月)
『3 存在の概念と実在』 (2017年9月)
も出てた。
ハイデガー/サルトルとイスラムの存在論の比較とか。

306:考える名無しさん
17/11/20 20:18:49.07 0.net
井筒俊彦の学問遍路には余り知られてなかった彼のマッギルからイラン時代やそれ以降まで詳しく書かれてる。内気で人間嫌いとも言われる井筒だが内外問わずそうそうたる面子と関わりあいその才能を認められてる

307:考える名無しさん
17/11/23 13:16:51.44 0.net
道元の「現成公案」>>279-280自体も華厳的。
自己(一)を忘れる

一切(多)を知る

一切によって自己を知る
自己否定が自己の外部に突き抜け、自己を規定する超越的視点になる。
これ自体が、既にクラインの管的な循環モデル。
クラインの管
URLリンク(polyhedra.cocolog-nifty.com)
URLリンク(pds.exblog.jp)

308:考える名無しさん
17/11/23 13:17:07.85 0.net
一即多、一即一切の華厳的記号学モデル
A ([a]、b、c、d、e、、、)
B (a、[b]、c、d、e、、、)
C (a、b、[c]、d、e、、、)
[ ]は強調
シニフィアンA/シニフィエaという単純な一対構造ではなく、
シニフィアンがAやBやCである時にもシニフィエは常に(a、b、c、d、e、、、)であるモデル。
Aの時には、相互に浸透し照合されたa、b、c、d、e、、、の中のaが強調される。
参考:井筒俊彦 『コスモスとアンチコスモス』 (1989)

309:考える名無しさん
17/11/23 13:18:13.03 0.net
デリダの「ロゴス中心主義の解体」による存在根拠解体のあと(後、跡)。
井筒俊彦氏「事事無礙・理理無礙ーー存在解体のあと」 要約
URLリンク(www.furugosho.com)
“事物を事物として成立させる相互間の境界線あるいは限界線
 ーー存在の「畛」的枠組みとでもいったらいいかと思いますがーー
 を取りはずして事物を見るということを、古来、東洋の哲人たちは知っていた。
 それが東洋的思惟形態の一つの重要な特徴です。
 「畛」的枠組みをはずして事物を見る。
 ものとものとの存在論的分離を支えてきた境界線が取り去られ、あらゆる事物の間の差別が消えてしまう。
 ということは、要するに、ものが一つもなくなってしまう、というのと同じことです。
 限りなく細分されていた存在の差別相が、一挙にして茫々たる無差別性の空間に転成する。
 この境位が真に覚知された時、禅ではそれを「無一物」とか「無」とか呼ぶ…”

310:考える名無しさん
17/11/23 14:49:47.16 0.net
マルチするなゴミが

311:考える名無しさん
17/11/23 23:05:20.12 0.net
モノたちの宇宙ー思弁的実在論とは何かーの解説に今後ハーマンと井筒俊彦の哲学、あらや識の理論や廣松渉の事的世界観の比較が重要になると書いてる

312:考える名無しさん
17/12/12 14:21:24.29 0.net
意識と本質の内容
@無本質論…禅、老子
A有本質論
1個別的本質論…本居宣長
2普遍的本質論
(1)存在の深層に本質が在る
…宋学
(2)元型的本質が在る
…シャーマニズム、密教、スーフィ、カバラなど
(3)表層意識で理知的な概念として本質を捉える
…孔子の正名論、プラトン、ニヤーヤヴァイシェーシカなど
意識の形態
1表層意識
2イマージュ世界
3言語アラヤ識
4c領域
5存在の0ポイント

313:考える名無しさん
17/12/12 19:48:42.47 0.net
存在の概念と実在性で神は存在であるというモッラーサドラーの解釈が出る
井筒俊彦の神観念でもあるだろう
こういう観念で思い出すのはシャンカラの不二一元論だ

314:考える名無しさん
17/12/14 09:11:22.08 0.net
「意識と本質」も、
後半のユダヤ教の説明は割とどうでも良く、鬱陶しい

315:考える名無しさん
17/12/14 12:18:36.51 0.net
仏教が哲学を語るのは理解できる。西欧でも倫理学とか道徳哲学言われてるから
しかし一神教ごときが哲学って・・・。

316:考える名無しさん
18/01/07 01:43:33.63 0.net
自分は井筒さん読み始めの初心者だが、禅仏教の哲学に向けてが凄過ぎて、夢中になって読みました
御本人のリアリティに裏打ちされたというか…
なかなかあそこまで書ける人はいないなあって
ただ難解なのといちいち自分の先入観が揺さぶられるから読み進むのにえらい時間がかかる(笑)

317:考える名無しさん
18/01/12 22:04:35.30 0.net
>>315
仏教が哲学的発展を遂げたのは実質的には初期段階だけだ、大乗仏教で説かれた膨大な教説は
一見して論理的に見えるのだろうが実態はそうではなく一神教と変わらぬ独断論の集積に過ぎない

318:考える名無しさん
18/01/13 02:44:05.24 0.net
>>317
何子供の戯言じみた事を(笑)
大乗中観や唯識は現代哲学や現代心理学と比肩される事もある代物
華厳の教学は現代数学の列の論理を含む
密教はホロン理論と比較されユングも注目した
禅はヴィトゲンシュタインとハイデガーという20世紀の二大哲学者と比較されそれより進んだものと言われたりする事もある

319:DJ学術 
18/01/13 10:03:01.27 0.net
フランス文学の方が本質的でいいと思う。後は文字列の韻とか、関連させたり、
死や文学の技術の関係を、同族的にしないことだろう。

320:考える名無しさん
18/01/13 15:16:26.70 0.net
科学と仏教を結びつけて考えようとする試みなど、どれも強引なこじつけばかりだろう
特に、大乗経典は釈迦や如来がSFチックな異能力者で超人だからやってることが一神教と大差ない

321:DJ学術 
18/01/13 15:33:39.53 0.net
宗教文学に向いてるな。小乗の体も荒らされたよ。

322:考える名無しさん
18/01/13 15:36:03.47 0.net
>>320
あなたが言ってるイメージにあるのは強引に現代物理学と東洋哲学を結合させた浅はかなニューエイジの類
井筒俊彦のもの読んでから大乗に文句言ってね。

323:考える名無しさん
18/01/13 16:02:12.56 0.net
スマナサーラっていう有名仏教徒が、仏教は心の科学とか言ってるし、
科学者が瞑想を研究したマインドフルネスってのもやたら流行ってるし、
たしかに仏教と科学を結び付けようという流れはあると思う。
現代は、科学的な枠に収まってないと信用されないんだろうな。
実際には科学ってのは限界もあるのに。

324:考える名無しさん
18/01/13 19:01:34.72 0.net
ヨーガ行唯識派なんかはヨーガ行で内観してその心の動きをチェックしつつ仏教心理学を体系化していった。
そういう側面が仏教にはある
勿論井筒俊彦も内観による内的体験がその哲学の基礎になってる

325:考える名無しさん
18/01/16 10:00:01.10 0.net
>>323
マインドフルネスは科学とは特に関係ないだろ
昔からあるヴィパッサナー冥想を上座部の人たちが英語で熱心に布教してるだけで

326:考える名無しさん
18/01/16 11:40:59.33 0.net
>>325
禅やヴィパッサナーのストレス低減効果や集中力改善効果などを科学的に検証したのがマインドフルネス

327:考える名無しさん
18/01/16 21:49:19.89 0.net
エハン塾「井筒俊彦の紹介」
URLリンク(youtu.be)
エハン塾「仏教とキリスト教のマインドフルネス」
URLリンク(www.youtube.com)

328:考える名無しさん
18/01/27 12:12:29.00 0.net
北アフリカ・中東地域生まれつき知能が低い疑い
難民のIQは大卒であってもわずか93しかない
ボイス・オブ・ヨーロッパに掲載された、欧州の移民問題についての赤裸々な議論です
EUと主要メディアは、高齢化する欧州は若い労働力を補うために移民が必要だと言う。
しかし、現実はそれとはかけ離れている。たとえば、ドイツ、スイス、そしてオランダでは、
80〜99パーセントの移民が、移住後1年以上を経てもなお定職に就いていない。
多くの移民は、現代の欧州で労働力として要求される技能を有していない。
心理学教授ハイナー・リンダーマンは、2015年10月に難民(移民)がドイツ人と比較して
平均的に低い知能しか持っていない。彼の研究によると、大卒の難民の数学と抽象的な
タスクにおける平均知能指数は93で、地元の高校生と同レベルしかなかった。
よく指摘される“言語の問題”はこの差異が生じている理由のほんの一部でしかなく、
根本的な問題は基礎技能の欠如だとリンダーマンは続けた。「ムスリム社会やアフリカで
見られる頻繁な血族間結婚(いとこ同士の結婚など)とそれによって引き起こされる障害が
問題を悪化させている」と、彼は付け加えた。すべての人間は能力と可能性において平等
であると左翼は信じているが、世界のIQ地図が示しているように、そんなことはありえない
違った地域から来た人たちは皆違うということを認めることは、事実上、レイシストではない。
「高い認知能力を持った人口が多い国々は、単に裕福なだけではなく、
平均的に言ってより自由で民主的であり、法の支配と平等がより確立されており、
有能な政府に統治されている。そういった社会は殺人発生率も低く、より安全だ。
そのような現代性は「認知の現代性」であり、
高い認知能力抜きでは獲得できたり促進できたりするものではない!」
URLリンク(www.newshonyaku.com)

329:考える名無しさん
18/01/27 20:56:54.40 0.net
体育会系と理科系の違いでしかないだろう。それをレイシズムにするのは間違っていると思う。

330:考える名無しさん
18/01/27 21:01:59.48 0.net
それは、欧米ではだいぶ前から、さんざんやってきた議論。
黒人の知能指数が低いのは、後天的な要因なのか、それとも、先天的な要因なのか。
これについては、盛んに議論されている。
まちがいないのは、「黒人の知能指数が低い」ということ。
こればかりは客観的事実なので、誰も否定できない。
議論されているのは、その「原因」について。

331:考える名無しさん
18/01/27 21:02:48.12 0.net
しかし、アラビア人やペルシャ人は、多くの偉大な知識人を輩出してきた歴史を持っている。

332:考える名無しさん
18/01/27 21:06:52.59 0.net
>>323
>スマナサーラっていう有名仏教徒が、仏教は心の科学とか言ってるし、
科学者が瞑想を研究したマインドフルネスってのもやたら流行ってるし、
たしかに仏教と科学を結び付けようという流れはあると思う。
それは、「科学」と言ってるだけ。
あんまり関係ないよ。

333:考える名無しさん
18/01/27 21:08:24.47 0.net
要するに、思考停止して頭の中をカラッポにすることにより、感覚を研ぎ澄ませる。
自分の身体や精神に、意識を集中する。
それがマインドフルネス瞑想。

334:考える名無しさん
18/01/27 21:12:40.17 0.net
アメリカの黒人で泳げるのは2割程度だと言われる。これは説明なしに理解できる。
イスラムのレベル低下は、毎日アザーンがあって礼拝が義務付けられてるんだからイヂメられっ子と同じだよ。当分ダメだろうね。

335:考える名無しさん
18/02/14 03:46:35.76 0.net
大川周明 『安楽の門』
 私は此の書斎(松沢病院の病室)に古蘭原典と、十種に余る和漢英仏独の訳本を自宅から取寄せ、昭和二十一年十二月一日から之を読み初めた。
 それは私が乱心中の白日夢で屡々マホメットと会見し、そのために古蘭に対する興味が強くよみがへったからである。

336:考える名無しさん
18/02/14 12:32:54.54 0.net
極東軍事裁判にかけられたとき大川はキチガイのふりをして死刑を免れた
イスラムに傾倒したのはその贖罪の念が拭い去れなかった所為だろう

337:考える名無しさん
18/03/02 23:34:50.59 0.net
>>328
普通の生活を送れる人間と難民とでは、そもそも学習環境に違いがあるだろ

338:考える名無しさん
18/03/02 23:39:30.54 0.net
ハッラージュ 「アナ・ル・ハック (Ana al-Haqq)」 (われは真理(=神=真実在)なり)
> Haqq is the Arabic word for truth.
> In Islamic contexts, it is also interpreted as right and reality.
> Al-Haqq, 'the truth, is one of the names of God in the Qur'an.
> It is often used to refer to God as the Ultimate Reality in Sufism.
そう言って処刑されるわけだが

339:考える名無しさん
18/03/02 23:40:31.22 0.net
アウグスティヌスと「VERITAS(真理)」の文字
URLリンク(dowym.com)
> 真理はどのように認識されるのであろうか。
> アウグスティヌスは真理(veritas)を真なるもの(verum)との関係において認識しようとする(I, 15, 27)。
> この二つは別のものとして,真理は真なるものの存在の根拠であり,
> 真なるものは真理によって存在させられる(I, 15, 27)。
> 言い換えれば,真理は神的存在で,真なるものはその被造物だということである。

340:考える名無しさん
18/03/02 23:41:26.86 0.net
アウグスティヌスはアルジェリア。
アウグスティヌスが一時期信奉していたマニ教は、ゾロアスター教、キリスト教、仏教などの流れを汲む。

341:考える名無しさん
18/03/03 01:32:15.65 0.net
井筒が指摘した、イスラムの神が仏教の真如に近いものである、
というテーゼは、別に難しい話ではなく、
>>338の様なwikiの辞書的説明にも用いられるもの。
これによって、キリスト教、イスラム、仏教のそれぞれ、
真理=真実在=真如が比較される。
その実体は、神であったり、現象であったり、あるいは偶然性であったりもする。

342:考える名無しさん
18/03/03 07:41:36.91 0.net
また真如厨か

343:考える名無しさん
18/03/05 22:40:51.20 0.net
イブン・アラビーのアッラーと無
> 宗教と信仰の言葉では「神」と呼ぶべきものを、イブン・アラビーは哲学用語の次元で「存在」(wujūd)と呼ぶ。
> これは現実にこの世に存在している「存在者」や「現実存在」(mawjūd)とは全く異なる原理存在であるとする。
> そしてその存在の究極位をプロティノスの「一者」と同じように「存在の彼方」に置くと同時に、
> それが全存在世界の太源であると考えた[5]。
> イブン・アラビーの「存在」は、無名無相、つまり一切の「…である」という述語を受け付けない。
> 「神である」とも言えない。なぜなら神以前の神は、普通の意味の神ではないからである[6]。
> 「存在」(wujūd)には、「自己顕現」(tajallī)に向かう志向性が本源的に備わっており、
> 「隠れた神」は「顕れた神」にならずにはいられない。
> 無名無相の「存在」が「アッラー」という名を持つに至るこの段階は、
> ヴェーダーンタ哲学における意味分節する以前の全体存在である「上梵」から
> 言葉によって言い表すことができる経験的世界である「名色」へと移り変わる段階にあたる、と井筒俊彦は解説する[6]。

344:考える名無しさん
18/03/05 22:41:51.53 0.net
>>343
「東洋的無」と呼ばれるもの
・神(アッラー)そのものが自己顕現する無
・ユダヤ神秘主義カバラにおける神の内なる無
・プロティノスの一者
・ヴェーダーンタ哲学における無相のブラフマン
・老荘の道
・禅の無
・大乗仏教の真空妙有
・易学の無極即太極
意識・存在・実在のゼロポイントである純粋な無、
絶対無から絶対有への展開。

345:考える名無しさん
18/03/05 22:43:30.31 0.net
井筒のいう「ゼロポイント」という言葉は何に由来するものだったか

346:考える名無しさん
18/03/05 23:59:24.41 0.net
>>328
「北アフリカ・中東地域生まれ」の人達が始めた宗教を
世界の半分以上の人達が信奉しているわけだろ
・キリスト教 22億5400万人(33.4%)
・イスラム教 15億0000万人(22.2%)
・ヒンズー教 9億1360万人(13.5%)
・仏 教 3億8400万人(5.7%)
・無宗教:7億6900万人(11.4%)
・無神論:1億4830万人(2.2%)
・心霊主義:1366万人(0.2%)
・バハーイ教:786万人(0.1%)
・中国伝統的宗教:3億8720万人(5.7%)
・儒 教:641万人(0.1%)
・道 教:337万人(0.1%)
・神 道:278万人(0.0%)
・その他:134万人(0.0%)
合計:67億4960万人 (百科事典「ブリタニカ」年鑑2009年版)

347:考える名無しさん
18/03/06 05:11:56.79 0.net
うむ。

348:考える名無しさん
18/03/07 23:49:19.19 0.net
ロシア哲学・思想史関連
『ゲンロン6・7 ロシア現代思想I・II』 東浩紀 (2017)
『20世紀ロシア思想史 : 宗教・革命・言語』 桑野隆 (2017)
『ロシアあるいは対立の亡霊 : 「第二世界」のポストモダン』 乗松亨平 (2015)
『ロシア精神史への旅 : 野口和重ロシア史論集』 野口和重 (2009)
『ロシアの源流 : 中心なき森と草原から第三のローマへ』 三浦清美 (2003)
『ロシアとヨーロッパ−ロシアにおける精神潮流の研究 1・2・3』 T.G.マサリク (2002-2005)
『ロシア学を学ぶ人のために』 藤本和貴夫 (1996)
『ロシア精神史 哲学と社会思想の流れ』 セルゲイ・レヴィーツキイ (1994)
『ロシア思想史』 森宏一 (1990)
『ロシア思想史 : メシアニズムの系譜』 高野雅之 (1989)
『ロシア精神の源 : よみがえる「聖なるロシア」』高橋保行 (1989)
『ロシア・ソヴィエト哲学史』 ルネ・ザパタ (1997)
『ロシア的人間』 井筒俊彦

349:考える名無しさん
18/03/07 23:50:06.33 0.net
混沌(カオス)といえば、ロシアもやらないといけない。
井筒は、ロシアには「原初(エレメンタール)な根源」があるという。(「ロシア的人間」)
それから、「存在の窮極の太古の源に彼等は直接つながっている」とも。(「露西亜文学」)

350:考える名無しさん
18/03/07 23:50:56.53 0.net
難しい話だが、このことはロシアをやっていく上で時折ヒントになる。

351:考える名無しさん
18/03/09 22:38:41.61 0.net
“おお夜の海よ、お前は何と美しいことか!
 ここは燦々と輝き、かしこは暗く濃藍色、
 月光を身に浴びて、海は生きもののように
 歩み、呼吸し、きらめいている。
 涯て知らぬ自由のひろがりの上に
 閃々と光り、たゆたい、遠雷のごとくどよみ轟く
 縹渺たる月光を全身に浴びた海よ、
 人気ない夜の世界に、お前はなんと素晴らしいことか。
 巨大なるうねりよ、海のうねりよ
 お前はそんなにして誰の祭日を祝つているのか。
 浪は轟き輝きつつ寄せて来る。
 目ざとい星達が空にまたたいている。
 この動揺のさなかに、この煌燿(きらめき)のさなかに、
 夢みるごとく茫然と私は立ちつくす。
 ああ如何に心地よいことであろうか
 この魅惑の中に魂を沈め盡すことができたなら”
― チュチェフ 「無題」 1865年作 (井筒俊彦「ロシア的人間」9章)

352:考える名無しさん
18/03/10 14:16:17.36 0.net
>>351
笑いそうになった

353:考える名無しさん
18/03/10 19:21:00.66 0.net
>>351はシェリング。池沼は笑うしかないだろう

354:考える名無しさん
18/03/10 19:22:23.29 0.net
井筒は、ギリシャ語をやった延長でロシア語をやった

355:考える名無しさん
18/03/10 19:22:57.90 0.net
“ギリシャ正教の修道院における祈りは、ヘシュカズムと呼ばれる行法に則って行われる。
 ヘシュカズムとは、自己の内面への沈潜、静寂(ギリシャ語でヘーシュキア)を求めて精神を集中するために、
 イエスの祈りと呼ばれる短い祈り「主イエス・キリスト、神の子よ、僕を憐み給え。」を繰り返し称える行法である。
 その際、自己の内面への精神集中の一助として、座法や呼吸法をともなった精神身体技法、心身技法を援用する。
 イスラームはスーフィズムのズィクル(神の名の連禱)や仏教は真言密教の三密(身、口、意)瑜伽行とほとんど変わる処はない。”
― 『ギリシャ正教 無限の神』 落合仁司 (2001)

356:考える名無しさん
18/03/10 19:28:34.77 0.net
落合は全く話にならないんで引用しないほうがいいぞ

357:考える名無しさん
18/03/10 19:43:34.49 0.net
ヘシュカズムの説明なんてこれぐらいのものでしょ
話になる話とは?

358:考える名無しさん
18/03/10 19:49:59.43 0.net
 ヘシュカズムとは、自己の内面への沈潜、静寂(ギリシャ語でヘーシュキア)を求めて精神を集中するために、
 イエスの祈りと呼ばれる短い祈り「主イエス・キリスト、神の子よ、僕を憐み給え。」を繰り返し称える行法である。

この前提から間違いだから
ヘシュカズムは何らかの行法じゃない極端にいえば呼吸法とか座法とかの方法はあってもなくてもいいようなもの

359:考える名無しさん
18/03/10 20:33:01.16 0.net
>>358
> ヘシュカズムは何らかの行法じゃない
で、何なの?観想だとでも言いたいの?
>>355には、「一助として…援用する」とあるでしょ。
複数の本、各種宗教事典で調べてもこれぐらいのもの。

360:考える名無しさん
18/03/10 23:58:39.67 0.net
>>355
ズィクルと真言密教は同根だろう。
前者は井筒、後者は小滝がそれぞれ詳しい。
『イスラーム哲学の原像』 井筒俊彦 (1980)
『密教とイスラーム 高野山修行記』 小滝透 (1987)

361:考える名無しさん
18/03/11 00:37:03.87 0.net
>>360
笑いそうになった

362:考える名無しさん
18/03/11 01:55:26.43 0.net
とても簡単な嘘みたいに金の生る木を作れる方法
役に立つかもしれません
グーグル検索『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
64NJK

363:考える名無しさん
18/03/11 08:35:58.15 0.net
>>352>>361
手錠をかけられたまま笑って見せるのが政治犯

364:考える名無しさん
18/03/19 00:13:39.13 0.net
>>351は無題で正解だった

365:考える名無しさん
18/03/19 00:14:46.31 0.net
ギリシャやロシアの正教には絶対的な深さがある

366:考える名無しさん
18/03/19 00:17:08.10 0.net
>>360
神秘主義や神人合一は、世界中に例があるから、
今更どうこう言うものでもないが、
この二つの比較だけはショッキング。

367:考える名無しさん
18/03/19 00:18:50.78 0.net
井筒俊彦 『存在の概念と実在性』 (2017/10/21)(英文著作翻訳コレクション3)
は読んだだろうか?
ここへきて井筒哲学が2割増しになる。
・ハイデガー/サルトルの実存主義とイラン哲学の存在主義の比較
・ファナーとバカー論 再
・イブン・アラビーによる無からの神的顕現 再
・エッセンティアとエクステンティア
・イウティバールとイウティバーリー
ほか

368:考える名無しさん
18/03/23 21:26:39.56 0.net
井筒はゾロアスター教に対して否定的だろうか。

369:考える名無しさん
18/03/24 08:29:41.46 0.net
『宗教哲学入門』 量義治、講談社学術文庫 (2008)
井筒がやっていた様なこと。
仏教、キリスト教、イスラム教から宗教批判まで、
統一された哲学用語で相対化して通観する一冊。

370:考える名無しさん
18/03/25 13:53:06.53 0.net
井筒が表紙に写ってる雑誌あるだろ。
あれ見てオレかと思った。
やっぱな、オレって才能あるかも。

371:考える名無しさん
18/03/25 20:18:36.35 0.net
>>370
URLリンク(img-cdn.jg.jugem.jp)

372:考える名無しさん
18/03/26 06:29:29.57 0.net
>>70
講談社学術文庫の「マホメット」が良い

373:考える名無しさん
18/03/27 11:54:51.16 0.net
ムハンマドは初期のころから命をねらわれたりして
今のオウムみたいな胡散臭い存在だったらしいな。
1000年後いや500年後どうなっているやら。

374:考える名無しさん
18/04/27 19:13:18.05 0.net
井筒俊彦の哲学は原型としてはシャンカラのそれにより近いと思う。
大乗仏教より井筒俊彦は実在論的で主客未分の実在を語ったのはシャンカラだから。

375:オーバーテクナナシー
18/04/28 06:36:03.46 0.net
☆宗教的狂信(イスラム等)思考実験 [転載禁止]©2ch.net
スレリンク(future板)

376:し
18/04/29 05:38:58.13 0.net
井筒俊彦『意識と本質』によると
井筒が「本質」を2つに分けた
a、マーフィーヤ(特殊的意味での本質)
b、スーフィーヤ一般的意味での本質)だけど、
aは普遍的「本質」(マーフィーヤ)
bは個体的「本質」(スーフィーヤ)
詩人
リルケ
マラルメ
松尾芭蕉
それぞれでスーフィーヤとマーフィーヤという本質を追求する態度が違うらしいが。
詩について私が言えることはないが、
これについては、もう一度読み直してまとめてみる。『意識と本質3.4.5に論じられているので、
興味あれば読んでみ
今その次の『意識と本質6』のところ
禅やバカヴァット・ギータのところを読んでいるので、ここのところから。
あとでレジュメ書く

377:し
18/04/29 05:40:21.12 0.net
『意識と本質』チャプター6
禅ー
すべての存在者から「本質」を消去
すべての意識対象を無化。全存在世界をカオス化してしまう。
一旦カオス化しきった世界に禅は、また再び秩序を戻す。
まったく新しい形で。さまざまな事物がもう一度戻ってくる(しかしあくまで無「本質」的に
具体的には
道元禅師『坐禅箴』
「水清くして地に徹す、漁行きて魚に似たり。空闊くして天に透る、鳥飛んで鳥のごとし」

本質が措定されていない。が、「本質」がないのに鳥は鳥として文節されている。
「川の中を泳いでいる漁」を見ている私が見ているものを禅は無化する。「川に魚が泳いでいることは現実だとしても、
それを映している私の意識がみているものは全て虚像に過ぎない。
「鳥飛んで鳥のごとし」。これも同じで鳥が飛んでいるということ自体、禅では虚像だという。
本来なら「川の中を泳いでいる漁」は確かに私の目に現実として映っている筈である。
何故なら私の意識は、川を泳ぐ漁を「本質」として、確かに現前していると確信しているから。
私たちの意識は「鳥が飛んでいる」景色を見て、「本質」を掴み取っている。
確かに鳥は飛んでいるのだ。何故ならありありと鳥が空を飛ぶ姿を私の意識は、掴んでいるから。
その現実を「本質」として捉える作用が、私の意識の自然な働きだからである。

禅はこれらの意識の働きを無化するという。
つまり実存体験事実に至るのである。
禅は鳥が空を飛んでいることを「本質」として捉える。そしてそれは虚像であることを意識として捉える。
禅の意識はメタ的に本質を無化しているのである。本当は鳥が実際に空を飛んでいることを知っている。
知っていて無化するのだ。無化して、再び秩序を戻す。そして戻した瞬間に「本質」を無化する
では、どうしてそうする必要があるのだろうか?

378:し
18/04/29 05:41:08.81 0.net
『バカヴァット・ギータ』第18章の一節(サーンキヤ哲学)
「三徳」という考え方があり、
現実在(現質)-
純質(サットヴァ)-全世界を究極的一者として眺める
激質(ラジヤス)-現象的多者の間に動揺ただならぬ意識
闇質(タマス)-愛憎に縛られた沈重な意識
感覚器官も意識も、その対象である外界の事物も、すべてこれら三種の存在エネルギーの
さまざまな混合によって現象し、いわゆる経験界を形成する。

その「三徳」は禅の「無心」「有心」「執心」に当てはまるという。

379:し
18/04/29 05:42:00.56 0.net
禅に当てはめると
a、純質ー「無心」
b、激質ー「有心」
c、闇質ー「執心」
a、全存在界を究極的一者性において眺める。
b、経験的事物を個々別々なものとして差別し、それらを個々別々に認識する。
c、特定の事物に対する欲情的妄執的な態度。ある一つの対象をまるでそれが全てであるかのように
追い求める、根拠のない愛着の心
禅の「心を擬する」ー
意識のエネルギーをある一定の方向に向かって緊張させ、その先端に一つの対象を認知すること
「至道」への最大の障礙
現実を「本質」的に文節し、個々別々のものとしてしか見ることができない。
「有心」の段階においては、必ず分節的意識が作用するやいなや、存在の真相は無限の彼方に姿を消す

380:考える名無しさん
18/04/29 18:35:32.23 0.net
意識と本質の29ページにシャンカラとイブンアラビーの共通性を指摘し東洋哲学の一つの典型としてる。
おそらく井筒俊彦の本音が出てる。
勿論大乗仏教特に禅の本質否定論も出すがどちらかというとシャンカラ寄りではないか?

381:考える名無しさん
18/05/13 16:08:10.92 0.net
ピューリサーチセンターの調査によると
エジプトの88%、パキスタンの62%、ナイジェリアの51%のイスラム教徒が
イスラム教から棄教・改宗する者は殺されるべきだと信じている。
また似たような割合で姦淫には石打、ムハンマドを侮辱する者には厳罰
窃盗犯の腕は切り落とせと考えている。南アジアの84%、東南アジアの77%
北アフリカの74%、サブサハラの64%のイスラム教徒はシャリーアが
国法であるべきだと答えている。西欧にいるムスリムでさえ高い割合で同様の結果が出ている
イスラム教徒はバスだろうがレストランであろうがイスラエルに対する攻撃は
理にかなっていると信じている。「言論の自由」「宗教の自由」「報道の自由」「女性の権利」
「同性愛者の権利」など認めるムスリムは極めて少数派なのはハッキリしている。
ムスリムが啓蒙主義を受け入れた証拠は存在しない。イスラムはキリスト教徒やユダヤ教徒と
争うだけではなくヒンドゥー教徒や仏教徒と衝突している。
改宗の自由すらない。宗教警察なんてものまであるイスラム社会。
世俗法を人間が決めた法、シャリーアは神が決めた法
世俗法に従う義務はないと公言するような連中がいる、こんな邪悪な宗教が他にあるだろうか。

382:123師
18/05/13 18:18:21.84 0.net
377.
本質を消去、か。
無化する、か。
それは、本来無一物、であるからである。
それで、カオス化する、か。否である。それは秩序となる。
カオスではなく、それは秩序である。
それを、秩序として理解できないこと、が限界となる。
だからして、以後は、勝手な解釈となる。

383:し
18/05/13 18:30:01.63 0.net
>>382
勝手な解釈ではなくて、ちゃんと書いてある。
チャプター6読んでから言おうか!

384:123師
18/05/13 18:56:04.17 0.net
383.
勝手な解釈を信じるバカである。

385:し
18/05/13 18:58:48.94 0.net
読んでおれが作ったレジュメだけど

386:考える名無しさん
18/05/20 16:04:41.63 0.net
反ユダヤ主義とイスラムフォビアの間には同等のものではない
前者は人々の邪悪な悪魔化だったが後者は正当な批判を黙らせるために使われた
合理的で根拠のある証拠があるため、批判は正当です
恐怖症は偏見ではなく精神障害である。不合理な恐怖、
それは共感を感じる被害者を衰弱させる。精神障害には合理的な根拠はない。
イスラム世界が批判を病理に変えるということをイスラム世界が発明したのはこのためだ
それだけに留まるわけではなく時に人種差別と主張し誤魔化そうとするのです。

387:考える名無しさん
18/05/29 00:26:51.79 0.net
イスラム教徒だけは入れてはならない。
ロシアは欧米から「国家が社会を支配する国」と思われている
常に改革も上から行われる。イヴァン雷帝、ピョートル大帝、スターリンなど
それに対し欧米は「社会が国家を支配する国」で本質的に合わない
封建制の有無が違いを生んだとされている。
なお白人は日本が中国や韓国とうまくやれるとは思っていない。
それは日本が分権的で中国・韓国が専制的な社会で本質的に異なるから
梅棹教授の生態史観によればロシア・イスラム・インド・中国は政治的に専制国家文化
また一神教は本質において自己の絶対性を主張している原理的に他者を尊重するはずがない
唯一正しいと主張しているのだから相手に対して「あなたも正しい」などと言うはずがない
多神教のように多様な人格を持つ神々を認める宗教とは共通性など存在しないのだ
そして他者の権利を尊重する啓蒙主義・リベラル社会の今日、一神教に正当性など存在しない
イスラム世界は政治文化が専制的で宗教は一神教で最悪の組み合わせ
日本の分権的・多神教文化の真逆である

388:考える名無しさん
18/05/29 01:30:57.45 0.net
>>387
井筒の本は読んでるの?

389:DJgensei artchive gemmar
18/05/29 13:33:04.36 0.net
兵隊引いたアホ。

390:DJgensei artchive gemmar
18/05/29 13:33:23.35 0.net
戦死に届かないアホ。

391:DJgensei artchive gemmar
18/05/29 13:33:48.26 0.net
中二隊ぐらいのあほ。

392:DJgensei artchive gemmar
18/05/29 13:34:12.91 0.net
殆んど間違っているあほ。

393:考える名無しさん
18/05/29 23:33:12.87 0.net
>>389-392
未だに井筒も読まず、
こんな政治工作(>>386-387)をやっているのか?

394:考える名無しさん
18/06/04 14:56:35.96 0.net
>>376
スーフィーヤって何だよw
そんなもんはないw

395:考える名無しさん
18/06/04 20:29:13.45 0.net
フウィーヤ

396:考える名無しさん
18/06/04 20:46:29.09 0.net
>>394
揚げ足とってんなよ。
内容について批判しろよw

397:考える名無しさん
18/06/04 20:59:20.92 0.net
スーフィーヤwww

398:し
18/06/04 21:03:08.47 0.net
>>397
ああ、それな。正確な言語ではないが、そんなちっさいことに笑ってるジュン吉の方がな。

399:考える名無しさん
18/06/04 21:18:14.45 0.net
間違ってたくせに逆ギレかよw

400:し
18/06/04 21:23:09.50 0.net
おまえは本質的な発音わかって言ってるのか?
説明よろ

401:考える名無しさん
18/06/06 23:28:16.44 0.net
聖クルアーン - Islamic Books Japan
URLリンク(islaam.ninja-x.jp)
アラビア語・日本語・英語 対訳
日本語:日本ムスリム協会 日亜対訳注解聖クルアーン

402:考える名無しさん
18/06/06 23:28:58.30 0.net
コーラン各種
(1)『コーラン(全3冊)』 井筒俊彦、岩波文庫 (1957)
(2)『聖クルアーン ― 日亜対訳・注解 』 三田了一、日本ムスリム協会 (1982)
(3)『コーラン(全2巻)』 藤本勝次、池田修、伴康哉、中公クラシックス (2002)
(4)『日亜対訳 クルアーン ―「付」訳解と正統十読誦注解』 中田考、作品社 (2014)

予備知識がなくても一気に読めてしまうのは井筒訳。
原語の持つ生き生きとした感じが日本語でも再現されている。
注釈が詳しく、落ち着いて読みたい向きには日亜対訳のムスリム協会版。
その他も読みやすい。

403:考える名無しさん
18/06/06 23:29:17.32 0.net
コーランの構成(井筒訳)
・上 10章(1〜10章)後期
・中 23章(11〜33章)中期
・下 81章(34〜114章)中期、初期、最初期
コーラン各章の配列は成立年代をほぼ逆さまにした形で収録されている。
初めの方は一章ずつが長く、だんだん各章が短くなっていく。
ムハンマドが受けた最初の啓示の瞬間に向けて、本を読み進めていくことになる。

404:考える名無しさん
18/06/06 23:31:41.84 0.net
110章は最後期だが

405:考える名無しさん
18/06/06 23:51:55.63 0.net
一部例外もあるけれど、おおまかな構成という話

406:考える名無しさん
18/06/07 20:52:50.96 0.net
610年頃、メッカ郊外のヒラー山の洞窟で瞑想していたムハンマドは突如金縛りに襲われた。
そのとき天から大天使ジブリールが現れ、「誦め(よめ)」と言った。
ムハンマドが「何を誦めと言うのですか」と尋ねたところ、ジブリールはフッと消えていった。
この時よりクルアーンの啓示が始まる。
それから二十三年の間、ジブリールはムハンマドの元を度々訪れては
クルアーンの各章を啓示していった(クルアーン96章など)。

407:考える名無しさん
18/06/08 21:40:12.25 0.net
コーラン理解のための副読本
・『イスラーム文化 ―その根柢にあるもの』 井筒俊彦 (1991)
 イスラム導入。スンニ派は「外面的」、シーア派は「内面的」
・『「コーラン」を読む』 井筒俊彦 (2013)
 コーランのテクスト論、エクリチュール論。コーランの言葉は根源語
・『アラブ的思考様式』 牧野信也 (1979)
 コーランとアラビア語の仕組み、言語文化論

408:DJgensei artchive gemmar
18/06/08 23:01:32.88 0.net
啓示というか戦術指南でしょうね。そういう言葉で戦っていた静かな闘志でしょう。

409:考える名無しさん
18/06/09 01:19:26.17 0.net
>>343
イブン・アラビーによる「アッラーの神的な自己顕現(タッジャーリ)」
「私は隠れた宝物であった。突然私のなかにそういう自分を知られたいという欲求が起こった。知られんがために私は世界を創造した。」
URLリンク(www.sufismus-online.de)
"Kuntu kanzan makhfiyyan fa ahbabtuhu an u`rafa fa khalaqtuhu ‘l-khalq"
I was a hidden treasure, I wanted to be known, so I created Creation.
A Hidden Treasure - wiki
URLリンク(en.wikipedia.org)

410:考える名無しさん
18/06/09 12:48:05.47 0.net
『「東洋」哲学の根本問題 あるいは井筒俊彦』 斎藤慶典 (2018/2/11)
序 章 井筒「東洋」哲学
  「東洋」哲学/井筒「東洋」哲学は何を目指しているのか
第1章 表層/深層
 a)表層から深層へ
  コトバ/深層における分節化/分節化されたものから分節以前のものへ/事事無礙
 b)深層から表層へ
  理理無礙/分節(1)―「無」―分節(2)/挙体性起/存在の階層性/基付け関係/有力・無力
 c)大地と理性―ロシア的人間
  ロシアの一九世紀/原始的自然/『コサック』/ドストエフスキー
第2章 空/無
 a)「空」の徹底
  理理無礙/神の彼方/〈無分節な「ある」〉への反転/「存在」の破れ
 b)空と無
  『大乗起信論』におけるアラヤ識/ユダヤ教カッバーラー/バスターミーの「欺瞞」論/思考の無能力
 c)砂漠と死―ジャック・デリダ
  ユダヤとギリシアの狭間で/砂漠における彷徨/墓場、あるいは死
第3章 〈いま・ここで=現に〉
 a)「本質(マーヒーヤ)と「存在(フウィーヤ)」
  「存在は本質の偶有である」/有「本質」か、無「本質」か/フウィーヤ・マーヒーヤ・タビーア/有「本質」論の三つの型/
  イスラーム「原子論」/無「本質」的存在分節/元型とイマージュ/意識と存在の構造モデル/「概念実在論」
 b)〈いま・ここで=現に〉
  「存在」の「独一性」/創造不断/吾有時/「純粋な可能性」としての「無」/証言
 c)「入てん垂手」
  聖諦と俗諦/俗、あるいは町という共同体/「無」の共同体

411:考える名無しさん
18/06/09 12:48:32.24 0.net
>>410
井筒哲学の要約と、著作へのインデックスになっている

412:考える名無しさん
18/06/09 19:19:25.69 0.net
イスラーム神学における信の構造を読んでるがイスラム過激派にも影響与えたイブンタイミーヤが出てくる。

413:考える名無しさん
18/06/09 23:05:56.34 0.net
>タイミーヤ
サラフィー主義の祖ね(サラフは「敬虔なる先人たち」を意味)
13世紀モンゴル軍侵攻の結果

414:考える名無しさん
18/06/09 23:08:29.27 0.net
ハンバリーの系統は正統と認めるべきではなかったな

415:考える名無しさん
18/06/10 13:07:52.44 0.net
イブンタイミーヤはイマーン(信)をイスラムより高次の概念としてるんだな。初めて知った。

416:考える名無しさん
18/06/10 13:23:36.32 0.net
イマーン(信)をイスラムより高次の概念

どういう意味?

417:考える名無しさん
18/06/12 00:16:09.01 0.net
>>413の様な背景があるから、原理主義だテロだというのも他人事ではないね。

418:考える名無しさん
18/06/12 00:17:06.10 0.net
イスラムのイスラムらしさは、本来、アラブ的でセム的なもの。

419:考える名無しさん
18/06/12 01:03:53.12 0.net
ユダヤ教もセム的ですが

420:考える名無しさん
18/06/12 01:14:27.13 0.net
で?

421:考える名無しさん
18/06/12 21:09:06.73 0.net
スンニ派とシーア派で、人口比はおよそ9:1。
(1)スンニ派を代表するアラブ人は、アラビア語を話すセム語系。
(2)シーア派を代表するイラン人は、ペルシャ語を話すインド=ヨーロッパ語系。
その他の要素として、
(3)シリアのアラウィー派やサウジのワッハーブ派、トルコ民族やトルコ語といった固有の性質がある。

422:考える名無しさん
18/06/12 21:11:13.78 0.net
井筒と司馬による「二十世紀末の闇と光」という対談は、
イスラムとモンゴルの話。
・『井筒俊彦全集 第10巻 意識の形而上学』
・『井筒俊彦著作集 別巻 対談鼎談集・著作目録』
・『司馬遼太郎 歴史歓談』などに収録

423:考える名無しさん
18/06/12 21:12:18.85 0.net
1258年にモンゴル軍がバグダードに侵攻して、東西の文明が衝突した。
トマス・アクィナスやエックハルト、ゾーハルのモーシェ・デ・レオンの時代。
チベット仏教を信奉していたフレグ(チンギス・ハンの孫)家はイスラムに改宗し、後に国教にもする。

424:考える名無しさん
18/06/12 21:13:45.85 0.net
その過程で、仏教とイスラムは相互に影響し合ったという。
大乗仏教は、真如というメタフィジカルな実在原理を中心に据えるものだったが、
大日如来という宇宙の絶対者を持つようになる。
イスラムは、元は生きた神の宗教であったものが、
この時期より、アッラーが真如のような理念「真理(ハック)」として、
あるいは華厳的な光のイマージュとして捉えられるようにもなった。

425:考える名無しさん
18/06/12 21:27:18.85 0.net
シャイフ・ルトゥフッラー・モスク(イラン、エスファハーン)
URLリンク(upload.wikimedia.org)
岩のドーム(イスラエル、エルサレム)
URLリンク(st3.depositphotos.com)
シャーヒ・ズィンダ廟群(ウズベキスタン、サマルカンド)
URLリンク(c12.incisozluk.com.tr)
オルジェイトゥ廟(イラン、ソルターニーイェ)
URLリンク(upload.wikimedia.org)
イルハン朝第8代君主。青色タイルで覆われた世界最古のモスク

陶器にコバルトで青を染め付ける技術は、中東で開発された。
モンゴルの支配時代以降、青色タイルで覆われた建造物が、中央アジアやイラン、トルコで盛んに建設された。
(参考『イスラーム不思議曼荼羅』後藤明、野町和嘉)

426:考える名無しさん
18/06/12 21:58:03.78 0.net
井筒俊彦は
ジャック・デリダから
「マエストロ(巨匠)」って呼ばれていたんだよな
 
日本ではなく
欧米で生まれていれば
「間違いなく世界思想史に残る存在になったはず」ともデリダは言っていた
 

427:考える名無しさん
18/06/12 22:00:29.55 0.net
>>421
スンニーとシーアで人口比っていうならスンニーの代表はアラブ人じゃなくてインドネシア人でしょ

428:考える名無しさん
18/06/12 23:23:34.26 0.net
モンゴル人は仏教をやってもイスラムをやっても超一流

429:考える名無しさん
18/06/12 23:31:04.72 0.net
スンニー人口の半分を占めるのはインドネシアとインド系(パキスタン、インド、バングラディッシュ)

430:考える名無しさん
18/06/13 06:58:19.14 0.net
>>428
相撲やってイカサマやってもな(笑)

431:考える名無しさん
18/06/13 10:55:29.38 0.net
相撲のいかさまは日本人も一流だが

432:考える名無しさん
18/06/13 19:50:15.80 0.net
神事としての格闘技といえば、天使とヤコブの格闘(創世記 32:25-29)

433:考える名無しさん
18/06/13 19:51:10.33 0.net
>>424
“五大にみな響きあり。(地・水・火・風・空の五大からなる森羅万象が声として響き)
 十界に言語を具す。(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・緑覚・菩薩・仏の十界すべてが言語を具え)
 六塵ことごとく文字なり。(色・声・香・味・触・法の六塵といった知覚世界の諸差異が文字を生じ)
 法身はこれ実相なり。”(宇宙の本源たる大日如来は、この世界のあるがままの姿に他ならない)
― 空海 「声字実相義」

434:考える名無しさん
18/06/13 19:51:45.31 0.net
宇宙の姿は、大日如来の言語活動そのものであると

435:考える名無しさん
18/06/13 19:52:25.38 0.net
空海は言語哲学的な仏教の代表

436:考える名無しさん
18/06/13 19:52:59.86 0.net
『空海 (KAWADE 道の手帖)』 河出書房新社 (2006)
世界的な思想家として空海を捉え直す。
インタビュー・中沢新一、前田英樹、竹内信夫、落合仁司、井筒俊彦、中村元、司馬遼太郎×福永光司、五来重、松岡正剛、幸田露伴など。

437:考える名無しさん
18/06/13 20:50:20.30 0.net
“文は全体であり,世界であり,ブラフマン(宇宙の根本原理)である”
― バルトリハリ(5世紀インドの文法学者)

438:考える名無しさん
18/06/14 21:20:50.12 0.net
・旧約聖書、新約聖書
・コーラン、ハディース
・タルムード
・アヴェスター
・仏典(原始仏典、大乗仏典)
・リグ・ヴェーダ、ウパニシャッド、バガヴァッド・ギーター、ヨーガ・スートラ
・孔子、老子、荘子、易経、淮南子
・日本の古典
ぐらいは目を通しておくのがいい。

439:考える名無しさん
18/06/15 13:37:28.04 0.net
すげぇ
タルムードってすげー分量あるのに目を通しているのか……
日本語訳も一部しかないし、英訳でもあれだけのものを目を通すのは無理だわ

440:考える名無しさん
18/06/15 13:50:07.95 0.net
>>438で日本語訳だけど目を通したっていえるのは
旧約聖書
新約聖書
コーラン
ハディース(ムスリム)
アヴェスター(ガーサーと、ウィーデーウダート、ヤスナの抄訳)
仏典(ダンマパダ、スッタニパータ、パリニッバーナ経、法華経、大日経住心本、理趣経)
リグヴェーダ(抄訳)、チャードーギヤ・ウパニシャッド、アールニヤカ・ウパニシャッド、カタ・ウパニシャッド、バカヴァットギーター
論語、老子、荘子、易経(概略)
くらいだわ
タルムードまではとても無理
アヴェスターやリグ・ヴェーダとか少なくても英訳に頼らないといけない相当分量あるものはとても目を通す気力がわかないから、438はすごいわ…

441:考える名無しさん
18/06/17 20:22:31.94 0.net
興味が持てて、手に取れる範囲から、サクサク読んでいけばいい。

442:考える名無しさん
18/06/17 20:24:23.79 0.net
井筒のカバラとセフィロト(参考:『意識と本質』 10章)
(1)「ケテル Kether」
意味は「王冠」。存在流出の究極的始源。
『旧約』(出エジプト記 3:14)の神言「在りて在るもの」に当たる純粋「有」の絶対的「一」。
仏教でいう「空」すなわち「真空妙有」の「妙有」的側面に当たり、一切の「多」を無文節的に内蔵する。
(2)「ホクマー Hokmah」
「叡智」。仏教の「般若」に相当するが、カッバーラーではこれを神の意識とする。
神が自らを観想するところに現成する知で、絶対無文節的覚知。
イマージュとしては、際涯ない空間の拡がりの中に、独り燦然と輝く巨大な太陽。
この太陽から不断に発生する光線の一つ一つが、もっと下の存在段階で結晶して経験的事物の「元型」となる。
(3)「ビーナー Binah」
「分別知」。神が自らをそこに映して、自らの内面をあるがままに眺める鏡に例えられる。
神は自らの一者性の内に潜む多者を見る。
あたかもプリズムを通った光のように、「神の顔」は無数に分かれ、ここに最初の存在文節が起こる。
密教でいう「種子(ビージャ)」。
(4)「ヘセド Hesed」
「慈悲」。神の創造性の肯定的側面を表し、全てのものに存在を与える。



(10)「マルクート Malkut」
「王国」。先行するすべての「セフィーロート」のエネルギーが一つになってここに流れ込んでくる。
神的実在の世界は「元型」構造的にここで終端に達し、その下には被造界が展開する。
セフィロトの樹:URLリンク(blog-imgs-76.fc2.com)

443:考える名無しさん
18/06/17 23:44:43.73 0.net
コピペばかりしてメモ帳代わりにしてるハゲは一体何がしたいんだ

444:考える名無しさん
18/06/18 11:39:14.65 0.net
>>443
自己愛性パーソナリティ障害だと思うわ
「俺はこんなすげーこと書いたんだぞ」と、どうしても読ませたくて複数スレにコピペ荒らし

445:考える名無しさん
18/06/18 23:24:03.81 0.net
井筒俊彦の『意味の深みへ』がかなり面白い

446:考える名無しさん
18/06/21 01:48:40.60 0.net
>>445
デリダのエクリチュール論や、ソシュール記号学の先という話ね。

447:考える名無しさん
18/06/21 01:50:27.10 0.net
>>424
こういうことは、まだこれから、検証していかなければならない。
確かに、モンゴル人は、早い時期から、正教やネストリウス派などのキリスト教とも接していたし、
チベット仏教は、顕教と密教があって、高度に形而上学化されてもいるから、あながちでもない。
聖書が書かれたアラム文字はヘブライ文字とアラビア文字の原型となり、
東伝して、イラン系ソグド文字、ウイグル文字、モンゴル文字などになった。

448:考える名無しさん
18/06/21 01:53:05.98 0.net
>>425
“おもしろいのは、モンゴル人が天の神を拝むとき《青き天》と呼んでいることである。”
― 『シャマニズム:アルタイ系諸民族の世界像 1』 ウノ・ハルヴァ、田中克彦 (2013) 5章 p149

天の神=テングリのこと。この本の中では、極東からスカンジナビアまで、
ツングース、モンゴル、タタール、テュルク、インド、イラン、シリアから、
ロシア、フィンランド、アイスランドまでの神話が一並びに比較されている。

449:考える名無しさん
18/06/27 17:24:41.51 0.net
>>400
アラビア語の「本質」
jawhar……原義は宝石。中世ペルシャ語からの借用語。転じて、本質、精髄を意味する。哲学用語として、ギリシャ語ウースィアー(実体)の訳語に採用される。
maahiyyat……上記、アリストテレスの実体の第二定義「何かであること」が訳されてアラビア語maa hiya(それは何)に女性名詞化iyyatが付いた形。
        スフラワルディーの照明哲学で、一番最初に創造されたものである「本質」とはこのmaahiyyatのこと。
huwiyyat……huwa(それ、これ)にiyyatが付いた形。「これであること」「これ性」の意味。イブン・シーナーを通してドゥンス・スコトゥスがhaecceitasと翻訳。西洋哲学に導入される。
        一般的意味では「自己証明、アイデンティティ」の意味。例 ghayb huwiyyatは哲学・神学的には「(アッラーの深奥である)不可視の本質」だが、一般的には「身元不明」を意味する。
dhaat……dhu(〜所有する)の女性名詞。「(それが)もっているもの(つまり本質)」を意味する。
haqiiqat……一般的には「真理」の意味。また「真相」。後者の意味で「本質」。実際に存在しているもの(実在)というニュアンスが強い。

450:考える名無しさん
18/07/03 20:04:02.61 0.net
斎藤慶典の「東洋」哲学の根本問題読んでるが175ページに無本質論-典型的には老荘思想と大乗仏教(密教と禅)とあるが井筒俊彦は密教は有本質論に分類してなかったか?

451:考える名無しさん
18/07/06 14:51:40.81 0.net
本当に
>無本質論-典型的には老荘思想と大乗仏教(密教と禅)
と書いてあるなら間違いだな
禅の無本質論に対して、有本質論第二型の「元型」的「本質」論にあるものとして密教を取り扱っている。(意識と本質])


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