【イスラム哲学】井筒俊彦を読む at PHILO
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100:考える名無しさん
17/08/16 21:34:08.62 0.net
ウィリアムジェームスの心理学読んでるが彼の心理学の手法は内観で自分の心理状態をチェックして心理学に敷衍する手法だったらしい。
井筒俊彦も内観で形而上的体験をしてる
ジェームスの純粋経験と井筒の存在の0ポイント体験はやはり同じだろうな

101:考える名無しさん
17/08/22 02:40:28.87 0.net
>>99
天才すぎて、思考が難解すぎて一般人じゃ容易に理解できない。

102:学術
17/08/22 07:09:33.28 0.net
井筒は大学先輩で中退組だ。もっといいテクストが公開されると思う。

103:学術
17/08/22 07:11:37.66 0.net
中退じゃないのか。

104:考える名無しさん
17/08/22 07:22:17.52 0.net
>>102
> もっといいテクスト
どんな?

105:考える名無しさん
17/08/22 19:46:14.62 0.net
コテまでつけてデタラメ書き込んでんだから救いようないな

106:考える名無しさん
17/08/22 20:42:26.61 0.net
虚言癖?

107:考える名無しさん
17/08/22 21:13:20.75 0.net
学術は天才で好き。虚言癖じゃない。
ホーネットが1番嫌い。虚言癖。あんまりでてこないけれど。

108:考える名無しさん
17/08/22 21:23:19.66 0.net
自然過程説、マジレス、学術は許さない。
清見、しのさんはおっけー。

109:考える名無しさん
17/08/22 21:27:27.55 0.net
>>108
やだなあ。゚(゚´ω`゚)゚。

110:考える名無しさん
17/08/31 15:48:30.72 0.net
存在認識の道の巻末広告に、スフラワルディーの顕照哲学も井筒訳で載ってるけど、結局全く手つかずだったのかな
正直、モッラー・サドラーよりこっちのほうを訳して欲しかった
全訳は無理でも一部だけでも訳してくれたらよかったのに

111:考える名無しさん
17/09/01 21:29:11.58 0.net
>>110
意識の形而上学の最後にこれから刊行予定としてスフラワディー出てたけど亡くなったからなあ

112:考える名無しさん
17/09/04 00:11:39.75 0.net
ジェームズの純粋経験が、どれぐらい仏教の影響を受けているのかが気になる。
ニーチェとも近い世代だから、そういうこともあっただろうとは思うが。
(1842-1910)ウィリアム・ジェームズ
(1844-1900)ニーチェ

113:考える名無しさん
17/09/04 00:12:02.90 0.net
心理学における仏教の影響−過去と展望−
URLリンク(www.psych.or.jp)
たとえば,ウィリアム・ジェームズは,自らの講演中,仏教徒ダルマパーラに短い講話を求め,
この「仏教教理は,25年以内に,誰もが研究することになる心理学となるだろう」と述べている。
実際には,彼の予想通りにはならなかったが,心理学・深層心理学と仏教との関連は,何度となく議論されてきた。

114:考える名無しさん
17/09/04 00:56:55.57 0.net
井筒は今道友信との対談で、
光の仏陀である大日如来と、スフラワルディーの光の形而上学とを重ねたりもしている。

115:考える名無しさん
17/09/04 00:57:31.34 0.net
“十二世紀ペルシャの哲学者スフラワルディーが「東洋哲学」ということを考えた”
“その「東洋」ということはアラビア語で「マシュリック」Mashriqというんですが、
 「マ」とは「場所」ということで、「シュリック」というのは「黎明の光」という、
 暁の光がさしそめるその場所ですね”
“哲学とは精神の「東洋」を探求することでなければならない”
“(略)いわゆるアラブ国家、アラブ文化圏とインド、トルク、ユダヤ、それからペルシャ、そして中国、
 チベット、日本などが全部一つになって、
 それが精神の黎明の場所みたいな感じにぼくの心には映ってくるわけなんです”
― 井筒俊彦「東西の哲学」〔今道友信との対話〕(『井筒俊彦全集 第五巻』)

116:考える名無しさん
17/09/04 00:58:39.20 0.net
『井筒俊彦の東洋哲学とスフラワルディー哲学』
ザキプール バフマン
宗教哲学研究 33(0), 82-89, 2016
URLリンク(www.jstage.jst.go.jp)

117:考える名無しさん
17/09/04 00:59:42.15 0.net
『光の政治哲学―スフラワルディーとモダン』 (2008)
鈴木規夫
スフラワルディーについてまとまって読めるものはこれ

118:考える名無しさん
17/09/04 01:10:27.36 0.net
ドラクエのピークがVでまともにやれるのがWかXくらいまでのように、意識と本質もVがピークでいいのはXくらいまでだな
それ以降は今一ネタばかりだな
後半のカバラネタばかりだなとかもうネタ切れ感だな

119:考える名無しさん
17/09/04 01:30:30.48 0.net
>>118
新しいネタとは例えばどういうものかな?
紹介できる?

120:考える名無しさん
17/09/04 01:39:07.70 0.net
『意識と本質』の全編を通して紹介されているのは、押さえておかれるべき古典中の古典ばかりでしょ。

121:考える名無しさん
17/09/04 02:28:09.04 0.net
専門家数人分の仕事をやった井筒だから、足りないというつもりはないが、
井筒にも、力を入れてやらなかったものというのはある。
・数学的アプローチ
・経済/社会モデル
・アフリカ(的段階)
今は、こういうものの先を見ていかなければいけない。

122:考える名無しさん
17/09/04 02:35:52.04 0.net
>>121
井筒好きだね。井筒より天才なくせに。

123:考える名無しさん
17/09/05 14:16:38.84 0.net
>>112
宗教的経験の諸相に自分は仏教に詳しい訳ではないがと断った上で仏教の業という観念には賛成するという趣旨の事言ってた記憶がある
確認してないので百パーセントの確証はないが

124:考える名無しさん
17/09/05 14:31:50.99 0.net
ジェームスの純粋経験は座禅してた西田きたろうの哲学の中核概念になった。やはり座禅してたらしい夏目漱石も影響受けた。西田の親友が鈴木大拙で鈴木の後釜としてエラノス会議に参加したのが井筒俊彦だ
井筒も参禅者
鈴木通じて西田哲学の影響もかなり受けてただろう
ジェームスの哲学は禅的なものと相性が良いのだろ

125:考える名無しさん
17/09/05 23:38:16.99 0.net
>>123
ありがとう。読んでみる。

126:考える名無しさん
17/09/09 22:37:09.41 0.net
日本版カバラ
平田篤胤「古道大元顕幽分属図」(1820)
URLリンク(c.blog.xuite.net)
セフィロトの樹
URLリンク(blog-imgs-76.fc2.com)

127:考える名無しさん
17/09/09 22:40:08.93 0.net
>>121
神道もやらなかったな

128:考える名無しさん
17/09/09 23:29:04.89 0.net
イスラム移民は絶対入れてはならない。同族結婚を繰り返し遺伝子異常がある。
2005年に行われたBBC2の調査では、イギリスで生まれた子供たちの
3.4%がパキスタン系移民の子供たちですが、イギリスで劣性遺伝病を
持って生まれてきた子供たちの30%がパキスタン系であることが分かりました。
1300年もの間、同族結婚を繰り返せば、絶対に遺伝子異常が多発するのは当たり前です。
その結果、まともな判断ができないほど脳が劣化するそうです。
1. 同族交配により生まれてくる子供の異常:
死産の割合が2倍に増える。
分娩時の新生児の死亡割合が50%増える。
嚢胞性線維症や脊髄性筋萎縮症などの常染色体劣性遺伝のリスクが18倍も高くなる。
先天性異常による死亡率が10倍に増える。
2. 心身障害と病気:
両親の血縁関係が近いほど、知恵遅れ、身体障害、統合失調症や精神異常者の割合が増す。
同族交配によって生まれた子供は社会生活能力の発達がかなり遅れる。
例として、固視、社会的微笑、音による発作、口頭表現、
手を握る動作などが同族交配の子供ではかなりの遅れがある。
研究結果により両親がいとこ同士の子供は、IQが10から16ポイント下がることが分かった。
さらにIQが70以下の子供が生まれる確率も高まる。
いとこ同士の両親からは、知恵おくれの子どもが生まれる確率が通常の4倍となる。

129:考える名無しさん
17/09/09 23:29:19.14 0.net
(デンマークの心理学者のニコライ・セネルス氏の研究結果)
・ソマリア人の3人に1人が精神障害者
・デンマーク最大の精神病棟に入院している精神疾患の犯罪者の40%以上がイスラム系移民
・コペンハーゲンに住む身体障害者の3分の1がイスラム系移民
・デンマークのイスラム系移民がデンマーク陸軍の入隊試験を受けた結果、
 デンマーク人に比べ、不合格者の割合が3倍以上となった。
・デンマークの学校ではイスラム系移民の子供たちは過剰反応をするため特別支援教育が
 必要とされるケースが非常に多い。
 デンマークの学校の予算の3分の1が特別支援教育に使われている。
・デンマークのアラブ系の両親から生まれた子供の64%が、デンマークの教育制度で
 10年間の教育を受けた後も職学能力がない。デンマークの高校の中退率は、
 イスラム系移民の生徒がデンマーク人の生徒の2倍。
 イスラム系の人々はIQが平均的に低いために、彼らは知識を得たり学んだり抽象的思考ができない。
・中東アフリカのイスラム圏では1年にたった330冊の本しかアラビア語に翻訳されていない。
 ギリシャの1年間の本の翻訳率のたった20%。
 中東アフリカのイスラム圏では過去1200年でたった10万冊の本しかアラビア語に翻訳されていない。
 スペインでは1年間で10万冊の本がスペイン語に翻訳がされている。
・トルコでは10人に1人が生まれてから一度も本を読んだことがない。
・世界のイスラム教徒のうち、たった9人しかノーベル賞を受賞していない。そのうちの5人はノーベル平和賞。
・科学的な研究に関しては、世界平均のたった10%しか実施されていない。

130:考える名無しさん
17/09/10 09:02:50.53 0.net
>>126
URLリンク(imgur.com)
URLリンク(imgur.com)
平田の元ネタはこの当たりだろうな

131:考える名無しさん
17/09/10 17:46:23.17 0.net
>>127
神典である日本書記はコスモスとアンチコスモスで取り扱ってる

132:考える名無しさん
17/09/10 17:49:21.41 0.net
>>129
無関係なヘイトはうざい!

133:考える名無しさん
17/09/10 17:50:43.40 0.net
>>99
結論が無分節だから面白くないという人はいる

134:考える名無しさん
17/09/10 18:08:18.12 0.net
>>131
天地開闢における混沌(カオス)からの秩序(コスモス)成立か。
井筒的なテーマだ。

135:考える名無しさん
17/09/10 18:09:30.56 0.net
>>128
劣性という言葉の意味間違えてる(笑)

136:考える名無しさん
17/09/10 18:13:38.57 0.net
>>134
井筒的読みだと神道の聖典でありながらただの神話扱いだった古事記や日本書記も生きてくる

137:考える名無しさん
17/09/10 18:35:04.57 0.net
割と不思議なのはイスラーム哲学にも中国思想にも興味ありありだったのに中国イスラーム思想には全く触れてない点

138:考える名無しさん
17/09/10 18:43:19.70 0.net
>>137
情報が少なかったからだろ。チベット仏教に近い思想を抱いてると指摘されるがチベット仏教への言及は意識と本質に孫引きでわずかにあるだけ
浄土宗の山崎弁栄思想とも近いと若松英輔とかは言ってるが多分山崎弁栄も知らなかったろうし

139:考える名無しさん
17/09/12 15:18:07.72 0.net
意識と本質、コーランを読む、意識の形而上学を井筒三部作として後代に伝えよう

140:考える名無しさん
17/09/12 19:22:27.49 0.net
意識の形而上学だけ読んでないけど面白いの?
仏教にまるで興味わかないから大乗起信論を読むっても食指が伸びない
意識と本質も禅語ってるところは全く面白くなかったわ

141:考える名無しさん
17/09/12 21:35:52.64 0.net
>>140
意識と本質が面白く感じたら面白く読めると思う

142:考える名無しさん
17/09/12 22:04:05.46 0.net
>>141
ふむ、じゃあ買ってみるか
別に高くもないしね

143:考える名無しさん
17/09/13 07:36:08.77 0.net
>>134
井筒は、混沌(カオス)と秩序(コスモス)の関係をどのようなものだと考えていたのですか?
具体的にどのようにその関係を記述していますか?

144:考える名無しさん
17/09/13 11:47:24.55 0.net
クルアーン第9章5節
神聖月があけたら、多神教徒は見つけ次第、殺してしまうが良い。
引っ捕らえ、追い込み、至る所に伏兵をおいて待ち伏せせよ。
クルアーン第2章第193節
「宗教が全くアッラーの宗教ただ1つになる時まで、異教徒どもを相手に戦いぬけ」
クルアーン第47章4節
あなたがたが不信心な者と(戦場で)見える時は、(かれらの)首を打ち切れ。
かれらの多くを殺すまで(戦い)、(捕虜には)縄をしっかりかけなさい。
その後は戦いが終るまで情けを施して放すか、または身代金を取るなりせよ。
これが哲学なのか?単純に殺人教唆にしか見えないのだが?

145:考える名無しさん
17/09/13 12:08:54.17 0.net
>>144
井筒俊彦のコーランを読むから読んで言え。些末なネガティブキャンペーンじゃなく背景と読み方から入る。

146:考える名無しさん
17/09/13 14:20:01.48 0.net
神道的に詩歌は神への捧げ物とされその為に神道家でもあった本居宣長は神道も詩歌も研究して復古神道の基礎を作った
井筒はイスラム以前のジャヒーリヤ時代の詩人はジン(妖霊)に憑かれた人と見られたと述べる
ジンは日本的な感覚なら八百万神になるだろう
詩は神話の原型とも言われる
井筒は人間の無意識にはミュトポイオスと言う神話形成機能があると仮定してる

147:考える名無しさん
17/09/13 14:38:59.90 0.net
>>144
>第9章5節
>神聖月があけたら、多神教徒は見つけ次第、殺してしまうが良い。
>引っ捕らえ、追い込み、至る所に伏兵をおいて待ち伏せせよ。
ここでいう多神教徒とはムハンマドと敵対するマッカ軍や同盟軍であること。
それがわかるのは前節に
「多神教徒とて、汝らと協定を結んで後は少しも義務を怠らず、また汝らに敵意をもつ人間はただの一人も援助したこともないような人たちは別とする。」
とあることから、ここで殺せという多神教徒というのは、ある特定の敵対勢力に限定されての意味だと分かる。
まず前提として、マッカとムハンマドは戦争状態にあるわけで、神聖月の間は休戦状態にあるだけ。
だから休戦が明けたら再び戦闘に入れと発破懸けてるだけで殺人教唆とかの話じゃなくて当然のことを言ってるだけ
>第2章第193節
>「宗教が全くアッラーの宗教ただ1つになる時まで、異教徒どもを相手に戦いぬけ」
同じ節「しかしもし向うがやめたなら、(汝らも)害意を棄てねばならなぬぞ」
君、もしかして文盲?すぐ続きの文章も読めないの?
>第47章4節
どうみても戦時の規定じゃん
戦争終われば許すか身代金で済ませってことだけど、それもわかない?

148:考える名無しさん
17/09/13 15:56:08.82 0.net
>>147
しつこいな。出ていけよ。イスラムネガティブキャンペーンはよそでやってくれ

149:考える名無しさん
17/09/13 16:08:13.93 0.net
>>147
ごめん間違えた。変なのが迷い込んでたから

150:考える名無しさん
17/09/13 16:15:25.25 0.net
>>143
井筒は無である混沌たるカオスからコスモスが生まれ更にコスモスを無に帰そうとするアンチコスモスとしてのカオスを措定した
聖書の創世記にしろ日本書記にしろ原初の混沌からそれが凝り固まり秩序が形成される
しかしそれは仮初めのものであるとする老荘や大乗仏教の空思想はアンチコスモス思想だと言う

151:考える名無しさん
17/09/13 23:32:44.95 0.net
>>144
読んだことないだろ?

152:考える名無しさん
17/09/18 12:27:09.51 0.net
老子道徳経読んでるが英文に翻訳したの日本語に更に翻訳とかかなり意訳になってる

153:学術
17/09/18 13:26:16.36 0.net
当時の風景が想像できますか。テロのニュースを見ていると。
しかし爆弾ていうのも短絡的に人を殺しすぎる。

154:考える名無しさん
17/09/18 17:34:18.09 0.net
テロとされる爆弾の被害より、ハリケーンの方がはるかに被害が大きい。
防止できたはずの犯罪行為なのに対策が不十分だったということなら
騒ぎになるが、どこかのミサイル騒動のようにどっちみち自分が
どうしようとなるようにしかならないと人々が感じれば、みんな他人事
で無関心になる。周囲でミサイルが落ちてくるかもしれないなどと
いって心配している人は見たことも聞いたこともない。

155:考える名無しさん
17/09/18 17:48:41.71 0.net
老子は訳者によって銘々勝手だから、何冊か比較して読むのが吉。
存在論向きのもあれば、処世術向きのもある。

156:考える名無しさん
17/09/18 17:53:44.84 0.net
自演するな

157:考える名無しさん
17/09/18 18:06:15.86 0.net
井筒哲学の理解に老子は不可欠

158:考える名無しさん
17/09/18 20:38:36.56 0.net
イスラム社会といえば、反フェミニズム、反LGBTQとして
批判されていますが、その辺りのイスラム社会の改革は望めないのでしょうか?

159:考える名無しさん
17/09/18 21:00:38.57 0.net
イランやパキスタンなど、シーア派は女性の教育や社会進出に力を入れていることで有名。
ホメイニ師と「おしん」の例など。

160:考える名無しさん
17/09/18 21:21:15.67 0.net
桜井啓子、片倉もとこ、重信メイ、、

161:考える名無しさん
17/09/18 21:26:17.92 0.net
井筒俊彦英文著作翻訳コレクションの老子道徳経はこんな感じの訳
道可非常道 道(という言葉)によって示されるうような道は永遠の「道」ではない
名可名非常名 名(という言葉)によって示されうるような名は永遠の名ではない

162:考える名無しさん
17/09/18 21:30:06.43 0.net
>>158
ゲイは表向き禁止だが女性との接触が制限されるイスラム社会では昔からかなり公然と横行してる
アラビアのロレンスの映画とかにも描写がある

163:考える名無しさん
17/09/18 22:05:30.35 0.net
>>161
普通やん

164:考える名無しさん
17/09/19 01:00:37.61 0.net
>>161
その第一章に出てくる「玄」という語のニュアンスだろうね。

165:考える名無しさん
17/09/19 01:06:40.05 0.net
>>159
一番大切なのはムスリムの女性達自身がどうありたいか
フェミニズム的「解放」を望んでいるか否か

166:考える名無しさん
17/09/19 12:16:37.60 0.net
>>164
玄は神秘と訳してる
同謂之玄 (原初の状態において)等しいものである時それは「神秘」と呼ばれる
玄之又玄 衆妙之門 まさにそれはさまざまな「神秘」の中の「神秘」である。そしてそれこそが無数の驚異の出で来る門なのだ
ここらかなり意訳だ 

167:考える名無しさん
17/09/19 22:56:28.66 0.net
>>165
そういうことは、自分でも読んで探したのかな?

168:考える名無しさん
17/09/19 22:57:54.58 0.net
>>166
それは字面。
ニュアンスといったのはその注に書かれているようなこと。

169:学術
17/09/19 23:01:59.03 0.net
ニュ 速。

170:考える名無しさん
17/09/20 20:26:16.52 0.net
>>168
注を要約すると玄は赤黒さで神秘なる深遠さで多様な現象の奥にありしかもそれを越えて存在する絶対的真実について言われたものとある

171:考える名無しさん
17/09/21 00:31:18.28 0.net
玄は幽玄の玄でもある。
更にその玄から「妙」(隠された本質)を見出すためには〜と続く。

172:考える名無しさん
17/09/21 00:32:00.93 0.net
道というのは「形而上学的に窮極的な存在(=万物の根源)」であるし、
その表れが現象学的に捉えられているということ。
こういうのが東洋の存在論の典型だろう。

173:考える名無しさん
17/09/21 00:35:38.42 0.net
“真昼時―地上の万物がそれぞれの輪郭線を露出しつつ
 キラビヤカに浮かびあがる光の世界―に、
 どこからともなく夕闇の翳りしのび寄ってくる。
 事物は相互の明確な差別を失い、浮動的・流動的となって、
 各自本来の固定性を喪失し、互いに滲透し合って次第に原初の混沌に戻ろうとする。
 有分節的世界が己れの無分節的次元に回帰しようとする両者の中間に拡がる薄暮の空間、
 存在の深層領域が、人々の好奇心をさそう。
 地上の一切が真の闇の中に没して完全に無化されてしまう直前のひと時の暗さには、
 何か言いしれぬ魅惑がある。”
― 井筒俊彦 「監修者のことば」 (エラノス叢書 『一なるものと多なるもの〈1〉』(1991))

174:考える名無しさん
17/09/21 00:36:43.80 0.net
黄昏(たそがれ)の語源
URLリンク(blog.livedoor.jp)
誰(た)そ彼と われをな問ひそ 九月(ながつき)の
露に濡れつつ 君待つわれそ
  〜作者未詳 『万葉集』 巻10-2240
誰だあれはと 私のことを聞かないでください
九月の露に濡れながら 愛しい人を待っている私を
 この「誰そ彼」は「黄昏(たそがれ)」の語源です。
 日暮れ時は薄暗く、昔は精霊の跳梁する禍々しい時とされました。
 人の見分けがつかないので、「誰そ」と問うて正体を明らかにしたそうです。
 (略)ちなみに「たそかれ」とは逆に夜明け前の薄暗闇を指すの言葉は「かはたれ」です。

175:考える名無しさん
17/09/21 00:37:05.28 0.net
美文だねぇ

176:考える名無しさん
17/09/24 12:16:19.41 0.net
クルアーンにおける神と人間読み始めた。これから井筒俊彦の英文著作も翻訳される
10月に存在の概念と実在性が出るが今流行の新実在論なり思弁的実在論と比較出来るものがあるだろうか?
思弁的実在論の誰かがイスラム哲学をインスパイアしてると聞いたことあるが

177:考える名無しさん
17/09/24 17:18:15.26 0.net
大半は指示出来ないな。基本的に達の悪い宗教であることは
間違い無いけど。オスマントルコ壊滅してから今反撃にでてるとかんがえたら
好きにしろって話かな。女性はどうなんだろね
そう言う場所でそだったら自由の意味すら理解してないと思うよ

178:考える名無しさん
17/09/27 21:05:11.45 0.net
井筒俊彦の説ではイスラム以前のアラビア人は感覚的、現世現実主義、実務主義的で快楽主義者だったとしてるがどうかな?
そしてイスラムの出た背景としてハニーフというユダヤキリスト教の影響を受けつつそれに属さない一神教概念の持ち主たちを挙げるが

179:考える名無しさん
17/09/27 21:20:31.67 0.net
ユダヤ教キリスト教に属さないハニーフというのは架空でしょ
実際はどちらか、主にキリスト教に属していた
二つよりも古い伝統がアラビアにはあるというクルアーンの建て前の為の架空の存在がハニーフ

180:考える名無しさん
17/09/28 09:42:00.22 0.net
>>179
クルアーンにおける神と人間ではウマイヤというユダヤキリスト教にもムハンマドにも従わなかった詩人をハニーフの一例として挙げてる
多分ハニーフとは何となく神仏は信じてるけどどこかの宗派に属する意識は持たない日本人みたいなものじゃないだろうか?
イスラム以前のアラビアは世俗的で宗教は形骸化してたようだから

181:考える名無しさん
17/09/28 09:49:15.23 0.net
「前イスラム期のアラブ人のほとんどは現世が終わったらその後には何もあり得ないと考えてた」
クルアーンにおける神と人間より

182:考える名無しさん
17/09/30 13:50:57.48 0.net
井筒俊彦の前イスラム史観は大昔はジン(妖霊)の声を代弁する巫者である詩人が部族長だった。
しかしムハンマド時代には詩人の地位は下がり賎業と見なされる事もあった
その頃のアラブ人は現世現実主義だった。
そしてユダヤキリスト教の影響を受けつつそれに属さないハニーフという一神論者が存在した
詩人とハニーフがイスラム誕生の背景となる
恐らく信仰が形骸化してたから偶像破壊にも抵抗は無かった

183:考える名無しさん
17/09/30 14:21:47.45 0.net
アラビア半島に影響力あったエチオピアはキリスト教国であり、南アラビアのヒムヤル王国はユダヤ教国
北西にはキリスト教のローマ帝国があり、中近東のキリスト教会からは宣教師が継続的に送られてきていた
マッカに近いヤスリブ後のマディーナはユダヤ人の町
メッカにもキリスト教徒はいたし、ムハンマドが啓示を受けた後最初に相談したワラカはキリスト教徒だった
ジャーヒリーヤの正体はすでに一神教が半島を覆い尽くそうとしていた段階

184:考える名無しさん
17/09/30 15:35:40.02 0.net
イスラムが特にネストリウス派のキリスト教に影響された事は結構知られてるがキリスト教にならずにイスラムというオルタナティブを取った背景にはハニーフの存在があるのではないだろうか?

185:運知空海
17/09/30 15:39:06.06 0.net
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186:考える名無しさん
17/09/30 15:53:36.55 0.net
アラビア語で平和はサラームでヘブライ語ではシャローム
アラビア語で神はアラーでヘブライ語ではエル(エロヒーム)
両方とも語源は同じらしい
ユダヤ人とアラビア人は本来兄弟民族なので一神教概念も古くからある程度共有されてたかも

187:考える名無しさん
17/10/04 00:12:30.37 0.net
>>172
日常生活の中のふとした拍子に、存在の根源性を目の当りにしてしまうという話が、
サルトルの『嘔吐』だった。
『意識と本質』の冒頭でも触れられている。

188:考える名無しさん
17/10/04 00:13:16.48 0.net
“「ここから先、おまえは一人で進んでいかなくてはならない」と顔のない男は私に告げた。
 「方向も道筋もわからなくても?」
 「そういうものは必要とはされない」と男は乳白色の虚無の中から低い声で言った。
 「もう川の水は飲んだのだろう。おまえが行動すれば、それに合わせて関連性が生まれていく。
 ここはそういう場所なのだ」
 それだけを言うと、顔のない男はつばの広い黒い帽子をかぶりなおし、私に背中を向けて舟に戻っていった。”
 
― 村上春樹 『騎士団長殺し』第2部 遷ろうメタファー編 (2017)

189:考える名無しさん
17/10/05 01:32:17.69 0.net
デリダは、
ヨーロッパ史上死刑を言い渡された四人の重要人物として、
ソクラテス、キリスト、ジャンヌ・ダルクと共に、ハッラージュ(Al-Hallaj)を挙げている。
ハッラージュはジュナイドの弟子。
『中国が読んだ現代思想 サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』王前(2011)

190:考える名無しさん
17/10/05 15:14:27.73 0.net
中田考訳のクルアーン読んだが読みにくかった
けど井筒俊彦訳よりまし
あのじい様口調がちょっと…
中公版コーランが一番読みやすい

191:考える名無しさん
17/10/05 15:18:13.65 0.net
>>189
デリダは人間の意識の中に神が在るという考えだったと思う
だから井筒俊彦を絶賛したし神人合一のハッラージュを評価したのではないか?

192:考える名無しさん
17/10/05 20:39:05.54 0.net
>>190
ムスリム協会版は?

193:考える名無しさん
17/10/05 20:42:26.70 0.net
存在を抹消して痕跡を浮かび上がらせるというデリダのビジョンは、
ジュナイドの「ファナー(消滅)/バカー(持続)」と比較される。
ヘルマン・ランドルトとの対談「スーフィズムとミスティシズム 」で読める。

194:考える名無しさん
17/10/05 20:44:44.25 0.net
ここに出てくるイスラムや仏教の神秘体験では、ファナー/バカーという
意識(=世界)の否定/肯定、あるいは破壊/形成が体験される。
その時、破壊だけで終わるものは偽物なんだと言っている。
世界の解体後に、改めて新しい世界現出が伴うようでなければならないと。

195:考える名無しさん
17/10/05 22:31:38.43 0.net
>>192
読んでない

196:考える名無しさん
17/10/05 22:37:25.14 0.net
>>194
仏教は筏の例えで渡り切った筏は棄てなければならないと仏教自体の中にその解体装置を内蔵さす
大乗仏教の各宗派は解体後の新たな世界観になる
勿論意識と本質に見られるような空を体験した後の本質無き分節もあるが

197:考える名無しさん
17/10/06 01:06:48.93 0.net
「ジュナイドの「原初の契約」におけるファナーとバカー」
澤井 真(オリエントVol.53 (2010) No.2 p.115-132 )
URLリンク(ci.nii.ac.jp)
> 消滅を意味する「ファナー」の語と存続を意味する「バカー」の語は、
> クルアーンの中で対比的な関係として登場する。
> これらの語は,「地上のあらゆるものは消滅する(fānin),しかし,
> 変わらない(yabqā )のは汝の主の顔,偉大で尊厳の所有者である」(Q55:26-27)
> という節に由来する

198:考える名無しさん
17/10/06 01:07:43.43 0.net
仏教では、世界は意識の対象として、意識の内にあるわけだから、
外的世界の消滅とは、自己解体の先にある。

199:考える名無しさん
17/10/06 14:40:08.14 0.net
弥陀の身心は法界に遍く
衆生仏をねんずれば仏も還た念じたまう
一心専念すれば能所(主客)亡じ
果満覚王独り了了たり
浄土宗の高僧山崎弁栄が念仏の覚りを詠んだ歌
念仏専心すれば主客が無くなり仏のみが独り聳え立つという事
スーフィや井筒俊彦と共通した体験だろう

200:考える名無しさん
17/10/07 20:08:57.62 0.net
思弁的実在論のグレアム ハーマンが中世イスラム哲学の機会原因論に触発されたとwikipediaにあったけどハーマンは実在をどう捉えたのだろう?イスラム神秘主義では究極的に実在は神のみとするが
井筒俊彦に創造不断という作品もあったと思うが

201:考える名無しさん
17/10/07 22:03:13.52 0.net
イブン・ルシュドは創造はすべての瞬間ごとに行われとしたな
本気でそう信じてそう言ったか分からんが

202:考える名無しさん
17/10/07 22:22:33.14 0.net
>>201
神の絶対性を突き詰めると実在全てに神が介入する事になるから必然的にそうなる
逆が神が実在界に関わったのは創造の時だけで後は時計のように機械的に実在界は動いてるとする理神論。ニュートンなんかが信奉してた
神抜きで刹那刹那に世界は創造されるとしたのが
唯識の刹那滅。
刹那滅は仏教の無常思想から来てる
後唯識のヨーガ行体験もあると思う

203:考える名無しさん
17/10/07 23:01:44.29 0.net
ハーマンはまだ詳しくないけど、
機会原因論は、物体や精神ではない
神にのみ作用因(事物を生成させる要因)を認めるということ。
創造不断に近いのは、偶然性の哲学かな。

204:考える名無しさん
17/10/07 23:03:34.72 0.net
86 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2016/02/11(木) 20:14:15.44 0
“この世界は、まったくの偶然で、
   別様の世界に変化しうる。”(『偶然性の後で』帯)
 
実際に読んで思い出したのは、
9〜10世紀イスラムのアシュアリー神学。
そこでは、あらゆる時間性や因果性が断ち切られている。
毎瞬間、毎瞬間、世界は新しく創造され、
その行方は「インシャー・アッラー(全ては神の思し召し)」であると。
もちろん、メイヤスーは丁寧に断っているが。。。
「けれども私たちは、安定した世界に生きていることを天の恵みとしていちいちの瞬間に祝福することはしない。」

ポスト現代思想、ポスト・ポスト構造主義 [無断転載禁止]©2ch.net
スレリンク(philo板:86番)
×(『偶然性の後で』帯)
○(『有限性の後で』帯)

205:考える名無しさん
17/10/07 23:07:29.56 0.net
アシュアリー(873‐935)はスンニ派を代表する学派の祖で、カラーム(思弁神学)を確立した。

206:考える名無しさん
17/10/07 23:09:12.98 0.net
刹那滅は因果が連鎖する。
アシュアリー神学は因果は切断される非線形な原子論。
そういう違いがある。

207:考える名無しさん
17/10/07 23:10:46.95 0.net
井筒は、この創造不断をデリダのエクリチュール論に結び付ける。
"書く"たびにそこに世界が創出される、というように。

208:考える名無しさん
17/10/07 23:18:01.89 0.net
>>203
ハーマンは汎心論者らしいが

209:考える名無しさん
17/10/07 23:30:30.53 0.net
なるほど。

210:考える名無しさん
17/10/07 23:45:09.20 0.net
思弁的実在論はポストポスト構造主義と言われるからポスト構造主義からは多大な影響受けてる
その中のハーマンはイスラム中世哲学の機会原因論に影響受けてる
この両方から影響を受けた井筒俊彦は思弁的実在論なりハーマンをどう評価したのだろう 

211:考える名無しさん
17/10/08 06:42:56.24 0.net
井筒俊彦は存在認識の道の注で神こそ実在性そのものであるとする
神とは実在であり究極的に宇宙に神以外存在しないという主張に見える
ただし事の深層的次元に置いてだが

212:考える名無しさん
17/10/08 11:35:22.22 0.net
井筒俊彦が大川周明の大川塾の講師で司馬遼太郎との対談でもイスラムに積極的に関心を持った面白い人と言ったのは有名
しかしそれだけじゃなく井筒と大川は東西思想の比較と統合とか根底にある一如の思想に共通点があるように思える

213:考える名無しさん
17/10/08 12:55:21.89 0.net
>>204
これは読んだけどそんなところには気付かなかった

214:考える名無しさん
17/10/08 23:55:07.99 0.net
一如(wiki)
一如(いちにょ)とは、絶対的に同一である真実の姿、という意味の仏教用語である。
「一」は絶対唯一、「如」は真如(tathā)・如同の意で、一異の差別なく平等であることをいう。
世間における一切の事物・現象には実相(真実の姿)があり、普遍的に不二同一であることをいう。
平たく読めば「一つの如し」となる。一でありつつそれは異なるが、異なりつつもそれはそれは一であるという、真如を弁証法的に表現した語である。
もとは老荘思想の概念であり、万物を生成し存在している真実の相、またその差別相を超越した存在義を意味する。
のちに、本来の仏教用語から派生し、剣禅一如などとも転用されるようになった。

215:考える名無しさん
17/10/08 23:55:43.67 0.net
マールブランシュの機会原因論
Cause occasionnelle chez Malebranche
URLリンク(www.furugosho.com)

216:考える名無しさん
17/10/08 23:57:15.53 0.net
>>200>>210
ガザーリーか。
Occasionalism is the idea that God is the cause of all things.
Harman’s motif example of object-object relations is fire and cotton which comes from the the Islamic philosopher Al-Ghazali,
who repeats from the Qu’ran: “Fire does not burn cotton ? only God burns cotton”.
URLリンク(avoidingthevoid.wordpress.com)
ハーマンはハイデガーから中世スコラ学に遡って、そこでイスラムに接しているという点で、
普通に哲学史の通りなんだと思う。

217:考える名無しさん
17/10/08 23:58:07.32 0.net
>>208
この辺は、清水高志『実在への殺到』(2017)の「機会原因論的アニミズム」が詳しい。
ハーマンは、
・「ハイデガーの存在論」と
・「ジェイムズの経験論」を
・「パースの記号論」的に足してる

218:考える名無しさん
17/10/09 04:56:53.11 0.net
>>217
ありがとう。読んでみる

219:学術
17/10/09 07:09:03.13 0.net
平等を思い浮かべると逆搾取されるから平等は成立しえない。

220:考える名無しさん
17/10/09 10:35:47.45 0.net
井筒俊彦のイスラム思想史のガザ―リーの部分に偶因論(機会原因論)の解説があった。
原因と結果に必然的な結びつきはなく
例えばアリストテレス派では燃焼の原因は火であり
火は自然的必然性を持って機械的に作用するが
ガザ―リーは燃焼の真の作用因は火ではなく神だとした
彼にとり因果律は決して自然法則ではなかった
ガザ―リーの結論はアシュアリー派の因果律否定と一致する
この点においてガザ―リーは後のヒュームの哲学的先輩である
確かメイヤスーもカント批判してヒュームに回帰してなかったかな?

221:学術
17/10/09 14:18:50.57 0.net
原因と結果に結びつきがないわけないじゃない。
神に偏って酷使するのもなあ。
火は機械ではない。

222:考える名無しさん
17/10/09 15:11:43.37 0.net
ヒュームも因果律否定

223:学術
17/10/09 15:17:05.49 0.net
因果律というものは、ある事件があってあることがその結果となっているという
レベルじゃない。

224:考える名無しさん
17/10/09 15:42:51.93 0.net
ガザーリーのいう因果はなくすべては神の慣習だと言い換えても、結局世界のあり方は変わらないのだから同じことだよな
神の慣習=因果として働いてるんだから

225:学術
17/10/09 15:46:17.46 0.net
神が少数派だったらどうするね。

226:考える名無しさん
17/10/09 15:56:28.92 0.net
はたしてどうかな?

227:考える名無しさん
17/10/09 16:07:58.60 0.net
ヒュームのように経験主義を徹底さすと人間が経験する事の出来ない因果律による普遍的法則などは人間の妄想でしかない事になる
因果律を否定する徹底的経験主義は科学的法則も否定する

228:考える名無しさん
17/10/09 16:10:31.90 0.net
>>224
一億回同じ因果律があったとしても一億一回目に違いが出たらもう世界は変わり科学的法則も成り立たないことになる

229:考える名無しさん
17/10/09 18:26:14.82 0.net
量子運動のような、だいたい合ってる程度のもんでも確率的に予測可能な事態であれば科学として成立する
全ての可能性について調べる手段がない以上は、絶対的な確証などあるわきゃない

230:考える名無しさん
17/10/09 19:46:02.31 0.net
>>229
科学も厳密には蓋然的な統計問題になる。確度を上げていく事は出来るが
それ以上は今のところ哲学の問題だと思う

231:考える名無しさん
17/10/12 15:02:23.62 0.net
実在への殺到読み始めた。
自分は井筒俊彦の存在の0ポイントとジェイムの純粋経験が同じ認識領域を指すと思った
この作者はジェイムスの純粋経験とメイヤスーの(事実性)が同じ領域を指すと指摘している

232:考える名無しさん
17/10/12 19:20:47.91 0.net
井筒さんは「禅の心」を卓越した分析哲学者によって分析された「心」と結びつけていた
井筒俊彦の思い出
サイイド ホセイン ナスル
井筒俊彦全集第11巻月報第11号

233:考える名無しさん
17/10/12 20:21:29.09 0.net
分析ってなんですか?

234:考える名無しさん
17/10/12 21:10:13.32 0.net
>>233
一文があったので。恐らく心の哲学の類指してると思う。詳しくは掲載されてない

235:学術
17/10/12 22:08:21.65 0.net
あくまでしょ 神魔でしょ 堕天使でしょ。天使とランクが上がる。

236:考える名無しさん
17/10/12 23:04:38.23 0.net
>>231
> メイヤスーが《事実性》という名のもとに浮き彫りにするのは、
> 諸現象を整合し、総合するとされた主体の成立に先立つ「状態」であり、
> 主体も対象もそこではいまだ、整合や連接によって肥大していない、ある種の経験である。
p98のここかな?
真如に近いね。

237:考える名無しさん
17/10/12 23:05:34.22 0.net
【真如】しんにょ(tathatā)
・広説佛教語大辞典の解説
(1)かくあること。ありのままのすがた。あるがままなること。
(2)法がかくのごとく成立していること。法性と同義。
(3)「…真如」は、…なる法として成立していること。
(4)普遍的真理。心のあるがままの真実。あらゆる存在の真のすがた。万有の根源。
・デジタル大辞泉の解説
《〈梵〉tathatāの訳》仏語。ありのままの姿。万物の本体としての、永久不変の真理。宇宙万有にあまねく存在する根元的な実体。法性(ほっしょう)。実相。
・大辞林 第三版の解説
[仏] あるがままにあること。存在の本質、存在の究極的な姿としての真理そのものをいう。大乗仏教では、法性・実相などとほぼ同義に用いる。実性。
・ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
仏教用語。あるがままにある状態のこと。
この世のすべてのもの (諸法) の根底にある唯一無二の絶対の実在界のあり方は「その如くである状態」すなわち真如としか表現のしようがない。
諸法の人法二空の本性を真如ということもあり,また,衆生の心の本来の清らかな状態である自性清浄心を真如と呼ぶこともある。

238:考える名無しさん
17/10/12 23:09:55.60 0.net
西田、井筒、真如、ハイデガー、仏教
“西田が「真実在」を「純粋経験」に求めたのは、主客未分・主客合一の〈境涯〉を披歴するためではなく、
 そうした直接的経験の中に見て取られる「統一的或者」であり、
 つまり意識の統一的秩序をそこに読み取ったこと、このことである”
“大乗仏教で説かれる「本体的一元論」は、例えばイスラーム学の碵学井筒俊彦氏が最晩年に『起信論』を取り上げて、
 東洋的思惟の特徴として揚げる発出論的な形而上学とも異なっていることである”
“「真如」であれ、「仏性」であれ「法界」であれ、それらは「本体」であっても、
 決して形而上学的な実体的根拠を意味しない。
 むしろあらゆる実体性を打ち砕く「ハタラキ」なのであり、
 すべての存在者が実体性の軛(くびき)から自由になって、
 言い換えればいわゆる「根拠」から解き放たれて、いわば「無根拠」「没根拠」のままに、
 おのずから立ち現われてくる「場所」”
“ハイデガーの所謂「存在(有)」が、あらゆる存在者(有るもの)の根拠として「神」でないように、
 「本体」とは「実体」ではなく、場所的性格をもつもの”
“釈尊が掴んだリアリティはおそらくそうした場所的な性格をもつ般若智なのであって、
 いわゆる「縁起」という、まことしやかな「理屈」、論理の知的理解ではなかったはずである”
― 井上克人 『〈時〉と〈鏡〉 超越的覆蔵性の哲学―道元・西田・大拙・ハイデガーの思索をめぐって』 (2015)

239:考える名無しさん
17/10/12 23:11:42.64 0.net
『明治期アカデミー哲学の系譜とハイデガーにおける形而上学の問題
 ―如来蔵思想とユダヤ・ヘブライ的思惟との収斂点―』
井上 克人
URLリンク(heideggerforum.main.jp)

240:考える名無しさん
17/10/13 02:12:44.18 0.net
>>238
ジェームスと井筒俊彦はある程度分かるが西田は読まず嫌いもあってよくわからない。
井筒の存在の0ポイントは真空妙有と彼が言ってるように実体の破壊の場とあらゆる実体の根拠の場が一体になった領域だと思うが

241:考える名無しさん
17/10/13 22:18:40.35 0.net
真空妙有
“禅の説く「無」は、 意識的事実としてもまた存在的事実としても、絶対無分節と呼ばれるにふさわしい。
 だが、この絶対無分節者は無ではあっても、静的な無ではない。
 それは本然の内的傾向に従って不断に自己分節していく力動的、創造的な「無」である。
 真空は妙有に転成する、というより、転成せざるをえない。
 絶対無分節は自己分節するからこそ絶対無分節なのである。
 分節に向かってダイナミックに動いていかない無分節はただの無であり、一つの死物にすぎない。
 「死水、竜を蔵せず」(首山省念)。それは禅の問題にする「無」ではない。
 禅の考えている「無」は宇宙に漲(みなぎ)る 生命の原点であり、世界現出の太源である。
 この了解に基いて坐禅修行道としての禅は、「空」に到って「空」に堕するなとか、
 「空」に眠り込むなとかいって修行者を戒める。
 「一念未生以前、切に忌む者裏(その境地、すなわち空)に守住することを」(恕中無慍)”
― 井筒俊彦 『意識と本質』Z 

242:考える名無しさん
17/10/13 22:19:29.15 0.net
井筒は、東洋哲学の共時的構造化といっている。
一神教文明から、神のない仏教や老荘までをも統一した理論で説明しようとする。
一神教では窮極的絶対者である神があり、仏教や老荘では絶対無分節者といった形而上学的中心を立てる。

243:考える名無しさん
17/10/13 22:22:04.98 0.net
原始仏教は、空というぐらいだから非中心的だし、もっと素朴。

244:考える名無しさん
17/10/13 22:22:51.05 0.net
井上は、真如を悟る唯一の契機は、心の止滅であり、
「世界は空」に反して事物を実体視しようとする自意識の解体にあるという、
仏教の根本原理を織り込もうとしている。

245:考える名無しさん
17/10/13 22:24:32.46 0.net
妙なる(言いようもなくすぐれた)有(存在)も、縁起も慈悲も真如も、
空を覚知した後に結果としてついてくるものであって、
最初からそれを目的化するものではない。

246:考える名無しさん
17/10/13 22:27:23.30 0.net
トレンドからみると、
(1)井筒や西田は、形而上学的な大乗仏教の解説に優れていたが、
  原始仏教(ブッダの仏教)についてはあまり触れていない。

(2)最近目立つのは、大乗仏教から原始仏教への原点回帰。

(3)井上>>238は、大乗仏教に軸足を置きながら、そこに原始仏教の原理を読み込もうとしている。

247:考える名無しさん
17/10/14 00:35:49.98 0.net
西田はこちらでやろうと思ってる。
【西田】京都学派・近代日本哲学総合スレ【西周】 [無断転載禁止]©2ch.net
スレリンク(philo板:334-番)
336 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2017/10/06(金) 23:55:26.34 0
しかし、西田哲学を安易に禅哲学だと理解しているようでは
読んでいる内には入らない。
337 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2017/10/06(金) 23:57:04.39 0
“併し君だからよいが普通無識の徒が私を禅などと云ふ場合 私は極力反対いたします
 そんな人は禅も知らず 私の哲学も分からず
 XとYとが同じいと云って居るにすぎぬ”
― 西田幾多郎 「昭和18年 2月19日 西谷啓治宛」 『西田幾多郎全集23』 (2002-2009)

248:考える名無しさん
17/10/14 02:20:58.47 0.net
イスラムとヒンズーを統合したシク教のムールマントラに
Ikk oan karr sat nam(神は一つ。その名を真理と言う)がある
Ikkは一者で永遠性の純然たる経験そのものとする
OanはAUMがなまったものでAは認識作用の範疇
Uは絶対的な範疇が崩壊していく意識下の状態
Mは完全な無の意識の状態を指す
SatはSAD(真理を意味するサンスクリット。妙法蓮華経の妙の事)がなまったもの
これをnam即ち名とする

249:考える名無しさん
17/10/14 21:13:10.62 0.net
デモクリトス、エピクロス、ヘラクレイトス、アシュアリー、デリダなどの
原子論を心理学的にうまく説明したものが思い浮かばないが、
唯識と比べるのが妥当か。
デリダの「散種」などは阿頼耶識に近いところのものだろう。

250:考える名無しさん
17/10/14 21:13:53.11 0.net
>>204のアシュアリーの説明も「創造不断」で読める。
イブヌ・ル・アラビーの例も出てくる。

251:考える名無しさん
17/10/14 21:14:57.22 0.net
“「世界は、ひと息ごとに変動する」(イブヌ・ル・アラビー)”
― 井筒俊彦 「創造不断―東洋的時間意識の元型 U」『コスモスとアンチコスモス』 (1989)

252:学術
17/10/14 21:20:19.58 0.net
ジョン・アヌルース 対 震える焔。

253:考える名無しさん
17/10/15 13:58:42.60 0.net
>>231
メイヤスーは、「必然的」に見える世界の在り方の奥に「偶然性」を見出だす。
仏教は、事物の「自性」(本質)の奥に「無自性」(本質のなさ)を見出だす。
やっていることは近い。
その際、
メイヤスーは、あらかじめ、心(言語や感覚)は取り外す。
仏教の場合、心はあるが、その内容物をゼロ(無・空)にする。
オブラート一枚分の差があるが、どちらもそうした先に「ありのままの世界」を見る。

254:考える名無しさん
17/10/15 13:59:15.70 0.net
九鬼周造 『偶然性の問題』 (1935)
“偶然は無に近い存在である”
 
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
“ヘラクレイトスの偶然論とパルメニデスの必然論の対立以来
 くりかえし問い続けられてきた「偶然と必然」の問題”(表紙解説)

255:考える名無しさん
17/10/15 13:59:37.44 0.net
“九鬼周蔵の『偶然性の問題』は、その思弁的な極まりにおいて、カンタン・メイヤスーの『有限性の後で』に類似する。
 すなわちそれは、「原始偶然」とも「絶対的形而上的必然」とも捉えられる、「形而上的絶対者」に関する議論である。”
― 千葉雅也「此性をもつ無 メイヤスーから九鬼周造へ」(『現代思想』2017年1月臨時増刊号 特集=九鬼周造)

256:考える名無しさん
17/10/15 14:00:03.73 0.net
「原始偶然 Urzufall」はシェリングの術語

257:考える名無しさん
17/10/15 14:01:50.39 0.net
井筒の前の世代にあたる宗教哲学や比較思想も併せてやっておくといい。
・柳宗悦 『柳宗悦宗教選集』
・九鬼周造 『偶然性の問題』
・清沢満之 『清沢満之全集』
・波多野精一 『宗教哲学序論・宗教哲学』
・田辺元 『仏教と西欧哲学』

258:考える名無しさん
17/10/20 22:31:00.75 0.net
西田と大拙は同い年で、石川県専門学校の同窓生。
柳宗悦は学習院高等科で西田や大拙に学んだ。

259:考える名無しさん
17/10/20 22:42:58.96 0.net
・西周(1829-1897)
・福沢諭吉(1835-1901)
・中江兆民(1847-1901)
・井上哲次郎(1856-1944)
・井上円了(1858-1919)
・内村鑑三(1861-1930)
・岡倉天心(1862-1913)
・清沢満之(1863-1903)
・南方熊楠(1867-1941)
・鈴木大拙(1870-1966)
・柳田國男(1875-1962)
・折口信夫(1887-1953)
・柳宗悦(1889-1961)
・宮沢賢治(1896-1933)
・井筒俊彦(1914-1993)
京都学派
・西田幾多郎(1870-1945)
・波多野精一(1877-1950)
・田辺元(1885-1962)
・九鬼周造(1888-1941)
・和辻哲郎(1889-1960)
・久松真一(1889-1980)
・三木清(1897-1945)(京都学派左派)
・戸坂 潤(1900-1945)(京都学派左派)
・高坂正顕(1900-1969)(京都学派四天王、近代の超克)
・西谷啓治(1900-1990)(京都学派四天王、近代の超克)
・下村寅太郎(1902-1995)
・高山岩男(1905-1993)(京都学派四天王、近代の超克)
・鈴木成高(1907-1988)(京都学派四天王、近代の超克)
・梅原猛(1925-)
・上田閑照(1926-)

260:考える名無しさん
17/10/20 23:04:00.78 0.net
柳宗悦
学習院中等科時代、内村鑑三の影響でプロテスタンティズムに親しむ

高等科時代、「聖フランチェスコ伝」がきっかけでキリスト教神秘主義に関心を持つ

エックハルトに傾倒

エックハルトの「無」や「空」から老子や禅に関心を持つ
回教詩人ハラージや、「否定道(否定神学)」などにも言及。
宗悦は「即如」という造語をつくった。
これは「二元を超えた世界を示唆する言葉」だという。


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