アマゾンプライムビデ ..
[2ch|▼Menu]
710:名無シネマさん
20/11/12 12:17:26.48 tJMI1Cw1.net
トレインスポッティング
オアシス:スーパーソニック
T2 trainspotting
キューブリックの時計仕掛けで「揺籠から墓場まで」をオチョくられた英国は、サッチャー改革により経済を立て直し、1990年代には再生と躍進時代を迎える。その徒花がはじめの2作品だろう。
trainspottingはヤク中の隠語で、同名の映画はまさにヤク中を描いた作品だが、それが妙なのである。
主人公たちは20歳そこそこで、ドラッグと犯罪漬けの毎日。注射針の使い回しでAIDS死する奴はいるわ赤ん坊を放置死させるわ刑務所に入れられるわ仲間を裏切るわで、未来など全く見えない暗澹たる生活…なのに明るいのである。
一見悲惨なヤク中生活を駆け抜け、どうってことないさと若さとエスプリで、スピーディーに軽快に笑い飛ばした青春映画w そんなヤク中映画なんて空前絶後だろう。そのリアルを支えたのが、産業構造を変革させて立ち直る経済だったはずだ。
同時期に英国ではブリットポップが流行し、その代表がオアシスだった。
彼らは労働者階級出身で第二のビートルズと呼ばれた。だが、メロディアスでビートの重いポップソングが米国を除いた全世界で売れまくった彼らの、デビューから25万人ライブ開催までを描いたドキュメンタリーを観ると、どうにもいただけないのである。
ビートルズと違うのは、彼らのあまりの中身のなさ。コメントはつまらないし、話題になるのはバカげた兄弟喧嘩や父親との不仲、解散のことばかり。
まことにロックの歴史は繰り返す。一度目はジョン・レノンの悲劇として、二度目はギャラガー兄弟の喜劇として。徒花たる由縁である。ま、ここにファンがいたらすぐに撤回するがw
さて、第1作から20年後のヤク中連中を描いたのがT2。彼らはまだ40代前半なのに、語るのは過去の栄光のことばかりで、することといったらショボい恐喝、窃盗、詐欺の数々と、相変わらずのドラッグ。まるで老人である。
それを笑い飛ばせる若さはすでになく、最後にはかつての仲間全員で殺し合い寸前のバトルをした挙句、詐欺で得たカネを全部若い女に捲き上げられる体たらく。
EU内でドイツ、フランスの脇役に追いやられ、存在感の乏しい老大国を体現するかのような作品に、あーブレグジットやりたくもなるわと納得させられたのだったw


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

1304日前に更新/253 KB
担当:undef