グクサナポエム at MOG2
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350:「バースデープレゼント」テテグク
16/08/31 15:02:14.94 .net
続きます。
NGワードに引っかかって、途中細切れになってしまいました。
あと5が2つありますが、5と6の間違いです。すみません。
グクのセンイルを記念して。

351:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/31 18:01:26.18 .net
>>329
次からエロい展開ですかね
楽しみにしてます

352:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/31 18:15:08.40 .net
>>329
こういう感じの二人すごくいい!
自分が思ってるテテのイメージとすごくあってて幸せでした!
グクに対してヒョンな感じ出してくるテテが大好きなので嬉しかったです

353:「バースデープレゼント」テテグク
16/08/31 19:30:29.29 .net
続きです
ほのぼのから、いきなり「どエロ」に


354:なってしまいました 苦手な方は超スルーでお願いします



355:「バースデープレゼント」テテグク9
16/08/31 19:31:16.24 .net
小さな音を立てて、二つの影がついばみあっていた。
チュッ チュッ と小鳥がさえずるような音を立てて、テヒョンとジョングクはお互い夢中で口づけを交わしていた。
ふと目が合い見つめ合うと、我を忘れた姿が恥ずかしくてお互いうつむくが、次の瞬間には再び唇を合わせている。
互いの背中に腕を回し、相手を抱きしめ確かめあう。
だんだん二人の息が上がってくる。
口づけは激しさを増し、テヒョンはジョングクの唇を吸い、ジョングクはテヒョンの舌を求めた。
テヒョンがジョングクの首筋に舌を這わせる。ジョングクの口から思わず切ない声が漏れた。
二人はハッとする。
暗いとは言え、公園という公共の場所だ。
マスクを深くかけて二人は夜の街へ向かった。
小さなホテルの部屋をとり、二人はまた抱き合った。
部屋に入り、マスクをとると、二人は待ちきれないといった風でキスを交わす。
ベッドに腰掛け、キスをし、舌を絡ませながら、二人とも服を脱いだ。
ベッドの上に膝立ちして向かい合うと、お互いに触れながら口づけを交わす。
テヒョンがジョングクのものに触れると彼は、あ、と言って目を細めた。
ジョングクがテヒョンのものをつかむと、テヒョンは目を閉じて切なそうにため息をついた。
キスを交わしながら密やかに相談する。
「なあ、どうしようか、俺たち」
ジョングクは四つん這いになってヒョンのものを口にし、丁寧に作業し出した。
テヒョンはマンネの頭に片手を置き、眉に皺を寄せ、熱くため息をつく。それでも辛抱できなくなり、そっとマンネに囁く。

356:「バースデープレゼント」テテグク10
16/08/31 19:34:06.41 .net
「おい、俺、でそう」
マンネは顔をあげる。
「いいよ、出して」
テヒョンはマンネの髪をギュッとつかんで何度か腰をひくつかせ、マンネの口中に吐き出した。
マンネが丁寧に舐めとると、申し訳なさそうに指でマンネの口を拭い、キスをした。
「今度はおまえの番だな」
ジョングクを仰向けに寝かすとテヒョンは下に降りていく。
恥ずかしがって追い払おうとするジョングクの手をよけて口に含むと、マンネは甘い声を出した。
テヒョンは舌を使いながら、ジョングクを観察する。
マンネはテヒョンの舌が敏感なところに触れるたび、甘い声を出して、身を震わせる。
テヒョンの口中でそれは滑らかに張り切って、今にも弾けそうだ。
「出していいぞ」
テヒョンの申し出に首を振るジョングクだが、下半身は言うことを聞かず、テヒョンがもう一度舌を這わせると、甘い一声と共にたくさん出してしまった。それはテヒョンの口元にもおびただしくかかり、ジョングクは恥ずかしがった。
互いに一度ずつ出したところで、並んで寝転んで見つめ合っていたが、やはりまだ物足りないと見えて、再びキスが始まる。
テヒョンが体を起こすと続けてジョングクも起き上がり、再びヒョンを口に入れる。
ジョングクがテヒョンを散々口で転がして、好みの形に整えている間、テヒョンは目を閉じて意識を集中させているようだ。が、今度は途中でマンネを制し、自分がマンネの腰に頭を埋める。
早くもマンネはいきり立って若さを感じさせる。テヒョンが二、三度舌を使えば充分だった。
二人並んで寝転がり向かい合う。
キスをして、お互いにお互いを喜ばせる。
互いの体から出た汗と、粘液が混じり合って、淫猥な、それでいてどこか泥遊びのような音を立てている。
テヒョンがため息をつき、ジョングクが呻いた。ジョングクが喘ぎ、テヒョンが声を漏らした。
ただお互いにお互いを喜ばせようと、高めようと、抱きしめあい、腰のあたりをまさぐりあう。
テヒョンは早くも達しそうになりながらグクを見る。と、マンネと目が合った。喘いでいる。
「ヒョン…」

357:「バースデープレゼント」テテグク11
16/08/31 19:34:45.57 .net
その途端、テヒョンは背筋に電流が走り、どうにも我慢ができなくなった。
涙があふれそうになり、無我夢中で目の前のマンネに口づけると、仰向けにして上に乗り、マンネを手で刺激しながら動物のように自分をマンネの腹に擦り付ける。
「あ…ヒョン、ヒョン…」
ジョングクが達したのと同時にテヒョンも放ち、それはだいぶ


358:んでマンネの顔を汚した。 テヒョンはごめんといって、マンネの顔を拭った。 おさまらない。 テヒョンの胸はおさまらなかった。 目を閉じて息を弾ませているジョングクの顔を名残惜しそうに舐める。 耳を舐め、首を舐め、ジョングクの背中側に回る。 ジョングクの汗を舐めていると、あっという間にテヒョンは復活した。 薄目を開けている可愛いマンネにキスして囁く。 「おい、グガ。もっとしたい」 マンネはにっこり笑う。 「僕も」



359:「バースデープレゼント」テテグク12
16/08/31 19:36:11.73 .net
その笑顔にテヒョンはまた燃えるような気持ちになる。
仰向けのジョングクにキスをすると、彼の両脚を膝を持って抱え、マンネの中に入っていく。
マンネが声をあげ、テヒョンの首にしがみつく。
「ああっあっあっ」
「ジョングギ……」
テヒョンは堪えながら、少しずつ動く。テヒョンが動くたびにジョングクはテヒョンにしがみついた。
甘い声で喘ぐ。
「ああ…ああ…」
テヒョンは荒い息をしながらマンネを気づかう。
「大丈夫?」
ジョングクは頷くが次の瞬間にはもう声をあげる。
「ああっ、ああ…ん、ん、ヒョン」
ジョングクの方からテヒョンに熱いキスをした。息が荒い。
「ああ、ヒョン、….ヒョン、すきだよ」
その声を聞くとテヒョンの下半身にも甘い痛みが走る。
走り出しそうな自分を抑えて、テヒョンはジョングクにキスをする。
「ダメだからな。俺、今度はゆっくりおまえをつながってたいから……いい?」
「う、ん、わかったっ、あっ、ヒョン……ヒョン……」
「だからジョング、ダメだって、そんな声出したら我慢できないって」
「わかってるん…だけど、……あっ、ヒョン」
「ジョングギ」

360:「バースデープレゼント」テテグク13
16/08/31 19:37:31.60 .net
目を閉じてテヒョンは心を落ち着ける。が、少し動くと、すぐに下からジョングクの声が聞こえてきた。
「あっ……ヒョン、ぼく、もう……」
テヒョンは焦る。
「ちょ、ちょっと待てジョング」
ジョングクはテヒョンの首に手をかけるとグイッと引き寄せた。
「もう、ぼく、無理、我慢できないよ…」
テヒョンも堪え切れず、急いで走り出した。ジョングクがテヒョンの下で喘ぐ。
「ああっ、ヒョン、Vヒョン、ああっ、いいよ、いい、いいっ、Vヒョン!愛してるよ」
「グガ、俺も……俺も愛してる……!」

361:「バースデープレゼント」テテグク14
16/08/31 19:38:10.88 .net
快感がテヒョンの目の前で白くスパークした。
テヒョンがマンネの腹の上に大量に出したものは、マンネが自ら出したものと混ざり合い流れていく。
息を切らした二人はその様子を見て、おかしそうに笑った。

362:「バースデープレゼント」テテグク15
16/08/31 19:39:39.57 .net
息を弾ませたまま、テヒョンはマンネに口づける。

363:「バースデープレゼント」テテグク15
16/08/31 19:40:14.50 .net
「今度、プレゼント買いに行こうな」

364:「バースデープレゼント」テテグク15
16/08/31 19:40:45.85 .net
マンネは笑った。
「プレゼント?今もらってるけど?」
ー終わりー

365:「バースデープレゼント」テテグク
16/08/31 19:42:27.40 .net
終わりです。
すみません、NGワードにまたまた引っかかり最後細切れ…悲しい
え〜マンネのセンイル前夜祭万歳!

366:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/31 22:12:30.08 .net
>>342
最高!
スパーク笑いました!
グクが受け身になってて萌えの連続です🐨❤

367:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/01 01:21:17.15 .net
ほのぼのバースデーの方でちょっと泣ける〜ってなってたら続きあったんですね!
エロも良いです…Vヒョンを好みの形に整えちゃうグクちゃん…
本当に毎回ありがとうございます!神様なの?

368:「バースデープレゼント」テテグク
16/09/01 18:01:07.74 .net
>>343
すいません、興奮してうっかり(笑)
>>344
前半のホンワカを後半で台無しにする企画です。嘘です。
いつもありがとうございます。

369:「カメラ」ユンミン
16/09/03 00:56:30.90 .net
ユンミンです。エロ描写あり。

370:「カメラ」ユンミン1
16/09/03 00:57:31.23 .net
カシャカシャカシャ
ユンギは新しいカメラで試し撮りをしていた。
被写体を探して宿舎をうろつく。
メンバーは映画を見に出かけてしまったようだ。静まり返っている。
ホソクのフィギュアを撮ってみようと思い立ち、彼とテヒョン、ジミン3人の部屋のドアを開けた。
驚いたことにジミンがベッドに腰掛けて何か作業をしている。
「いたのか」
ユンギの声にジミンは顔をあげた。
鉛筆でスケッチブックに絵を描いていたらしい。
「サマーパッケ


371:ージの絵日記、愚痴ばかり書いたら書き直しになったんですよ」 のぞき込むとジミンは笑って手で隠す。 「下書きは大体できたんで、あとは絵の具を塗っておしまいかな」 ベッドの上には絵の具と絵筆も置いてある。 「ジミナ、ちょっとモデルになってくれ」 ユンギはジミンにカメラを向ける。 ジミンはチラッとカメラを見たが、再びスケッチブックに鉛筆を走らせる。



372:「カメラ」ユンミン2
16/09/03 00:58:03.65 .net
ユンギはそんなジミンを何枚か撮っていたが、突然首元に息を吹きかけた。
ジミンが驚いて首に手をやり、ニヤニヤする。
「何するんだよ〜」
カシャ
ジミンをカメラが捕らえる。
ユンギがニヤッと笑う。
ジミンはユンギをたしなめた。
「もう、変なことしないでよ〜」
ジミンは再びスケッチブックに向かったが、今度は耳元に息をかけられて
「ひゃん」
と声を出した。すかさずカメラのシャッター音がする。
ジミンは耳を押さえて抗議する。
「ヒョン、向こう行ってよ」
ユンギはお構いなしにベッドに寝そべり、ジミンに向かって立て続けにシャッターを押した。
手を伸ばしてジミンのシャツを引っ張る。
「脱いで脱いで」
ジミンは飛びのくと怒ってみせた。
「シュガヒョン、邪魔するとマネヒョンに言いつけるよ」
「別にかまわんよ」
ジミンの脅しがユンギにきくわけもない。
ベッドに座りたかったが、ユンギがジッと見ている。
ジミンは仕方なく、上だけですよ、と言ってシャツを脱いだ。
鍛えられたジミンの体は白く光っている。腕の筋肉の盛り上がりや、腹筋の美しい丘陵がジミンの体に色気を添えている。
ユンギはシャッターを押す。
「いいね、ジミナ」
場所を変えてまた撮る
「かっこいい」
また場所を変えて撮る。
「セクシー!」
ユンギに褒められてジミンは喜ぶというより居心地悪そうだ。
「もう服着ていい?」
ジミンの言葉にユンギは首を振る。
「まだだめだよ」

373:「カメラ」ユンミン3
16/09/03 00:58:36.73 .net
ベッドに仰向けに寝そべらせ、ユンギはジミンの体をまたいで写真を撮る。
カシャカシャ
ジミンは文句がありそうだったが、黙ってモデルを務めていた。
が。
「ひゃん」
ジミナがまた悲鳴をあげた。
ユンギの手には絵筆が握られ、ジミンの脇腹をくすぐっていた。
「なんだよ。くすぐったいよ」
ユンギは真剣な顔で絵筆を持っている。
「ジミナの困った顔撮りたい」
ジミンは勘弁してという顔で叫んだ。
「シュガヒョン、変態だよ」
ジミンは胸の前で腕を組んで、脅しには屈しないぞというポーズをとる。
が、脅しには屈しないものの、柔らかい絵筆の毛先には屈してしまう。
「ひゃん。あっ。く、くすぐったい」
ユンギはシャッターを押すことも忘れてジミンをいじめていた。
絵筆はジミンの脇腹から唇、へそ、そして乳首を責める。
ジミンは思わず色っぽい声を出した。
「あっ、いやっ、そんなとこ、あんっ、はうっ、ああんっ、もう、やめてよシュガヒョン」
絵筆は乳首を集中に攻め始める。
ジミンの体が思わずはねた。
「ああ、あ、ちょっと、もう…あ、はあっ、んん〜」
指を咥えて耐えるジミンは体を起こして、体を飛び回る絵筆を見る。
白い体は汗ばんできている。
と、ユンギは絵筆を置き、身を乗り出してきた。
「おまえ見てたら欲情してきた」

374:「カメラ」ユンミン
16/09/03 00:59:11.20 .net
今日はここまで。続きます。月曜日あたりに

375:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/03 18:57:06.70 .net
ユンミンキター!!!
シュガがSっぽいのがいい
続きお待ちしてます

376:「カメラ」ユンミン4
16/09/05 23:45:32.84 .net
「え?」
ジミンは驚いて声をあげたが、かすれた声しか出ない。
色白で愛くるしいジミンが口をポカンと開けている様子は、追い詰められた小動物を思わせる。
ユンギは置いてあったカメラを再び構える。
「ノってきた」
カシャカシャカシャ
シャッター音が響く間、ジミンはじっとユンギを見つめていた。
ユンギがカメラから顔をあげるとすかさずお願いする。
「ねえ、もう服着ていいよね?」
「まだだ」
妥協を許さないカメラマンはなかなかイエスと言わない。
次から次へと要求を出す。
「ジミン、汗かいて」
「待ってよ、ヒョン。汗かけって言われてかけるもんじゃないよ」
走ってこようか、と真面目に立ち上がろうとするジミンの手をつかみ、ユンギはベッドに押し倒す。
押し倒したまま、ジミンの上にまたがってじっとジミンを見つめている。
当惑したジミンが目をそらすと
「目合わせて」
仕方なくヒョンの目を見つめる。
ユンギの目は微動だにしない。
見つめられているうちに、ジミンは自分の呼吸が早くなってきているのに気がついた。
なんとなく頬も赤くなった気がする。
困って目をそらすと又ユンギの声がする。
「目そらすな」

377:「カメラ」ユンミン5
16/09/05 23:46:03.32 .net
ただ押し倒されて、ただ見つめられているだけなのに、ジミンの体が熱くなってくる。
ジミンは落ち着かない気もちになる。
「ユンギヒョン」
ユンギは黙って見つめている。
ジミンはたまらなくなって、もう一度言った。
「ユンギヒョン、もういいでしょ。もう僕…」
たまらないよと言いかけたとき、ユンギが唐突にジミンの上から退いた。
「出たな、汗」
気づくと額から汗が流れ落ち、上半身もじっとり汗ばんでいた。
体を起こそうとすると、ユンギが制する。
「いい、そのまま」
カシャカシャカシャ
「仰向けに、手を投げ出して。そう」
「いいぞ」
夢中でシャッターを切っていたユンギは、ふとジミンがベッドの上で動かないのに気づいた。
「ジミン?」
近づくと、ユンギに言われたように裸の腕を片腕は投げ出し、片腕は胸の上に置いている。
ユンギの気配に物憂げな視線だけがユンギを見た。
あまりにもジミンがおとなしいので、機嫌を害したかなとユンギは詫びた。
「すまん、俺すぐ夢中になっちまって」
ジミンは答えない。
ユンギはベッドの上のジミンに顔を寄せた。
「ジミン?平気か?」
チラッとジミンがユンギに視線を向ける。
「平気じゃない」

378:「カメラ」ユンミン6
16/09/05 23:46:29.88 .net
色白のジミンの頬がポオッと赤くなっている。
肉づきのよい唇が赤く湿っていた。
ユンギが何と答えようか考えていると、ジミンはユンギの首に両腕を回した。
「何とかしてよ、ヒョン」
ユンギは躊躇う。
「何とかっておまえ…」
ジミンがそっと腕に力を入れたので、少しだけユンギの顔がジミンに近づいた。
「ジミン」
「ヒョン」
黒い艶やかな瞳がユンギを誘う。
「ユンギヒョンのせいだよ」
「悪かったよ、オレ、」
「してよ」
ユンギは戸惑って視線をそらす。その途端、
「ヒョン、目そらさないで」
「……おう」
仕方なくユンギはジミンと目を合わせた。
ジミンの潤んだ瞳を見ていると引きずりこまれそうだ。
ユンギはそっと唾を飲み込む。
体が熱くなってくる。
そのときジミンがもう一度、かすかな声で囁いた。
「来て、ヒョン」
「……いや」
ジミンから目を離すことができないままユンギは答える。
「何言ってんだよ?」
ジミンがユンギの首に回した腕に更に力が入った。
ユンギの顔はさっきよりジミンに接近する。
「ジミン」
「どうにかなりそうなんだけど」
ジミンはもっと腕に力を入れた。
「ユンギヒョンのせいだから」

379:「カメラ」ユンミン6
16/09/05 23:46:57.75 .net
色白のジミンの頬がポオッと赤くなっている。
肉づきのよい唇が赤く湿っていた。
ユンギが何と答えようか考えていると、ジミンはユンギの首に両腕を回した。
「何とかしてよ、ヒョン」
ユンギは躊躇う。
「何とかっておまえ…」
ジミンがそっと腕に力を入れたので、少しだけユンギの顔がジミンに近づいた。
「ジミン」
「ヒョン」
黒い艶やかな瞳がユンギを誘う。
「ユンギヒョンのせいだよ」
「悪かったよ、オレ、」
「してよ」
ユンギは戸惑って視線をそらす。その途端、
「ヒョン、目そらさないで」
「……おう」
仕方なくユンギはジミンと目を合わせた。
ジミンの潤んだ瞳を見ていると引きずりこまれそうだ。
ユンギはそっと唾を飲み込む。
体が熱くなってくる。
そのときジミンがもう一度、かすかな声で囁いた。
「来て、ヒョン」
「……いや」
ジミンから目を離すことができないままユンギは答える。
「何言ってんだよ?」
ジミンがユンギの首に回した腕に更に力が入った。
ユンギの顔はさっきよりジミンに接近する。
「ジミン」
「どうにかなりそうなんだけど」
ジミンはもっと腕に力を入れた。
「ユンギヒョンのせいだから」

380:「カメラ」ユンミン7
16/09/05 23:47:42.78 .net
ユンギ愛用のカメラが静かにベッドから滑り落ちた。
まるで魔法にでもかかったように、ユンギはベッドの上に乗る。
ジミンの腕は相変わらずユンギの首にかかっている。
ユンギは言った。
「オレ知らないぞ。どんなことになっても」
「うん。いいよ」
「やめとけって」
「いいんだ」
ジミンに息がかかるくらい、ユンギの顔は近づいている。
躊躇っていたユンギは、ついに、引きずりこまれるように、ジミンの唇に唇を重ねた。
「……あ」
甘いジミンの吐息が聞こえる。
ジミンとキスを交わしながら、ユンギは注文をつける。
「色っぽい声出すなよ」
ジミンは笑った。
「色っぽいって、わからないよ」
ユンギはジミンの頬に手を添えて、舌を吸う。
「あ…….」
「……今の声」
「……わかったよ」
ジミンは笑う。

381:「カメラ」ユンミン8
16/09/05 23:48:17.39 .net
「あ」
「色っぽい声出すなって」
「わかってる……うん…あ」
「こら」
「だってヒョンが」
「シー。静かに」
「……う、」
「おい、ジミン」
「……はい」
「平気か?」
ジミンは息をはずませていたが笑い出す。
「平気じゃないよ。見ればわかるくせに」
「そうか」
ユンギはキスをする。
キスを受けながらジミンは答える。
「キスだけでイキそうだよ、ヒョン……」

382:「カメラ」ユンミン
16/09/05 23:49:50.92 .net
続きます。いつもありがとうございます。
投稿がエラーになって6がかぶってしまいました。すみません。

383:「カメラ」ユンミン
16/09/10 12:30:54.87 .net
間があきましたが続きです。
エロです。いけない二人設定にしてみました。

384:「カメラ」ユンミン9
16/09/10 12:31:46.27 .net
ユンギの舌が胸の上を這う。
薄く目を開けたジミンはヒョンの舌の動きに小刻みに反応している。
透明な道筋をつけながら動き回るユンギの舌は、未知の土地を訪れた冒険者のようにジミンをくまなく探検する。
ジミンの喘ぐ声はこの冒険のBGMであるかのようだ。
ユンギがジミンの右腕を押し上げて、その脇に舌を這わせるとジミンは嫌がった。
「汗臭いからやめて」
かまわずユンギが舐め回すと、眉間に皺を寄せて顔を赤くして堪えている。
この嫌がる顔がくすぐるんだよなあ
ユンギは舌を這わせながらジミンの顔をチラ見する。
何をくすぐるか、それはユンギの持ち合わせている若干のサディスティックな部分だろうか。
「ジミン、俺のこと好きだって言えよ」
唐突なユンギの言葉にジミンは笑う。
「なんですか、いきなり」
「盛り上がるからさ、言ってよ」
ジミンはニコニコしているが、一向に言おうとしない。
「そういうの簡単には言いたくないんです」

385:「カメラ」ユンミン10
16/09/10 12:32:21.10 .net
ユンギはいきなりジミンのズボンを脱がせ、ジミン自身を口に含んだ。
舌使いはここでも健在で、張りのあるツヤツヤしたジミンが喜ぶ部分を探り当て往復する。
ジミンは腰をもぞもぞさせながら、じっとヒョンのすることを見つめていたが、散々高められたあとでまた唐突にユンギが口を離すと、何とも言えない切ない顔をする。
ユンギの視線に気づくとジミンは笑った。
「もう…そんな「言うか?」みたいな顔されても」
ヒョンの髪を優しくなでる。
「言いませんよ、だって」
言葉を切ると、ためらいを表現するようにユンギの髪に何度も指を通す。
「だって」
「ヒョンには決まった人いるよね?」

386:「カメラ」ユンミン11
16/09/10 12:33:25.61 .net
ジミンの視線を避けるようにユンギは立ち上がった。何か言葉にしようと努力していたができずに苦笑する。
「知ってたのか」
ジミンは少し沈黙していたが、呟いた。
「ううん、知らなかったよ」
顔をあげるとやや歪んだ笑顔を作ってみせる。
「今知った」

ユンギは息をつき口に手を当てる。
「おまえ悪いやつだな。カマかけやがって」
ジミンはベッドに突っ伏し、シーツを握りしめた。
「知りたくなかった」
沈黙が続いた。
とうとうユンギはベッドに突っ伏したままのジミンに近づくと、そっと頭を撫でる。
「すまん」
ジミンは顔をあげずに答えた。
「いいよ、別に。ただつまり僕は」
少し言葉を切る。
「僕に好きと言わせてヒョンがどうしたかったか、知りたいよ」

387:「カメラ」ユンミン12
16/09/10 12:34:24.63 .net
ユンギの手が離れていくのを感じて、ジミンは堪らず跳ね起きた。
扉へ向かうユンギに向かって叫ぶ。
「好きだよ」
足が止まったユンギに訴える。
「辛くなるから言いたくなかったんだ、僕の一方通行だから」
ジミンはベッドから駆けおりるとユンギの背中に抱きついた。
「好きだよ、ヒョン。好き」
ユンギは黙っている。
ジミンはユンギの背中に額をつけていたが、苦しそうに呟いた。
「わかってる。わかってるんだ」
ジミンが回した腕を緩めると、ユンギはゆっくりジミンを振り返った。
両手てわジミンの頬を挟むとそっと唇に口づける。
外で雨が降り出していた。

388:「カメラ」ユンミン
16/09/10 12:35:01.50 .net
続きます。

389:「カメラ」ユンミン
16/09/10 16:25:20.47 .net
うーん、前半とジミンのキャラが変わってしまいましたね(笑)

390:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/10 21:08:52.95 .net
本当に色気ある文章書かれますよねー大好きです
ジミンはちょっと辛い恋が似合ってしまうのが切ないですが続き楽しみです

391:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/10 21:45:53.66 .net
作者様待ってました!
スイッチ入るとキャラ変わるのむしろ美味しいですw

392:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/10 23:00:05.37 .net
待ってました!
切ない恋のジミンちゃん最高です!

393:「カメラ」ユンミン
16/09/11 00:24:45.07 .net
感想ありがとうございます。感謝感激!
続きです。ラストです。エロありです。

394:「カメラ」ユンミン13
16/09/11 00:25:03.53 .net
ジミンは裸のまま、目を閉じてキスを受け入れていたが、やがてユンギの体に回した腕に力を入れ、ヒョンを思い切り抱きしめた。
かと思うとヒョンを自分から引き剥がし、燃えるように熱い瞳で睨みつける。
ユンギも負けずに睨み返す。
ジミンは呻いた。
「好きだ」
ユンギは答えない。
ジミンはいきなりユンギの手をとり、強引にベッドまで引っ張っていく。
ヒョンをベッドに突き飛ばすと、素早くその上に乗る。
押し倒された体になったユンギは何も言わない。ただじっとジミンを見つめている。
ジミンはヒョンを睨んでいたが、自分からユンギに押しつけるように口づけする。
「好きだよ」
泣きそうになりながら何度も口づける。
「好きだよ、シュガヒョン」
ユンギは目を閉じていたが、ジミンの唇が離れるとじっとジミンの瞳を見つめる。
片手を伸ばしてジミンの頬に触れると愛おしそうに撫で、そのまま手を滑らせてジミンの頭を引き寄せ、口づけた。
しばらく二人はお互いの舌を貪り合う。
ジミンが自分のシャツに手をかけたので、ユンギは「ジミン」と制止とも、愛着ともわからない声で呼びかける。
その声はあっさり無視され、ユンギの上半身が露わになった。
ユンギは黙って体を起こす。
ジミンは捕縛するようにユンギの細い肩を捕まえ、執拗に唇を吸った。
長い前髪の隙間から垣間見える瞳にはユンギしか映っていない。
ユンギがベッドから見上げるジミンは、いつもの愛らしくたよりないチムチムではない。ユンギと同じように色白ではあるが、筋肉のついたたくましい腕と彫刻のように鍛えられた腹筋、引き締まった尻を持つ見知らぬ男だった。

395:「カメラ」ユンミン14
16/09/11 00:25:54.10 .net
ユンギの目の前にジミンの首から下がる愛用のペンダントが揺れている。
金色に光るペンダントトップを見つめているとジミンの声がした。
「ヒョン。抱きたい」
逆じゃないか?と思いながらもユンギは素直に頷いた。
抱かれるのも悪くないとジミンを受け入れながらユンギは思う。
ジミンは可愛い雄となって、ユンギを責め立てる。
俺をいじめてるつもりなんだ、こいつは。
ユンギは背中で息を弾ませるジミンを愛おしく思う、
と同時に申し訳ない気持ちになる。
ジミンはユンギの耳に舌を這わせながら囁く。
「ね、いい?」
ユンギはニヤッとして答えない。
ジミンはますますムキになってヒョンを責め立てる。
時々それはユンギの底にヒットして、彼を沼に引きずり込みそうになる。
「ヒョン、僕のこと好きって言ってよ」
汗だくになりながらジミンが言った。
ユンギは首を傾けてジミンと唇を重ねる。
「うるさいぞ」
その途端、ジミンに頭をシーツに押しつけられる。
「たまには素直になってよ」
ユンギは頭を押さえつけられたまま、減らず口が止まらない。
「いい気になるなよ。黙れ」

396:「カメラ」ユンミン15
16/09/11 00:26:40.82 .net
ヒョンはもう、という声がして、ジミンが前に手を伸ばし、繋がったままユンギ自身を手にした。
一斉に始まる快感のリズムにユンギは悔しがる。
喘ぐユンギの口をジミンの唇が追いかけていって塞ぐ。
また耳元で囁いた。まるでユンギがヒョンではないかのように。
「好きって言えよ」
ジミンの目は本気だった。
ユンギの髪をつかんで上を向かせる。
痛みに眉をひそめるユンギに更に囁く。
「言えよ」
すぐに髪を離し、唇を求める。
「言えよ、好きだって」
熱く唇を重ねる。
「俺を好きだって」
ヒョンの舌を求める。
「俺のことが好きで好きでしようがないって」
そっくりそのままユンギに対する告白のように聞こえていることに、ジミンは気づいているのかわからなかった。

397:「カメラ」ユンミン16
16/09/11 00:27:58.65 .net
ユンギはどうしても答えない。
答えを口にしないかわりに、ジミンに好きなようにさせている。
ジミンが多少手荒なことをしてユンギを痛めつけても、快感の海に落とされ続けて泳ぎ疲れても、自由にさせる。
それがユンギの答えだった。

そんなユンギがもどかしくて、ジミンはますます手荒になっている。
ユンギは堪えていたが、ふと気をやった拍子に急速に自分が高まるのを感じ、舌打ちした。
自分の腕の中でユンギが高まっているのに気付いてジミンは喜んだ。
今すぐにでも終わりたいところをジミンの責めにあって、さすがにユンギは辛そうに声を漏らす。
ジミンは意地悪く、ユンギの当ててほしい箇所を外してくる。
「おい…」
「好きって言ってよ」
「るせぇ」
「嘘でいいから言ってよ」
「…知らん」
「本気にしないから」
「…」
「言わないとイカせないよ、ヒョン」
ユンギはため息をついた。ジミンを振り返る。

398:「カメラ」ユンミン17
16/09/11 00:28:46.02 .net
「嘘でもいいのか?」
「うん」
いいよ、とジミンが答えるのでユンギは言った。
「嫌いだよ」
ジミンの動きが止まる。
「嫌いだよ、パクジミン」
ユンギはニヤッと笑う。
「嘘でいいんだろ?」
ジミンは頷いた。その目から一筋涙がこぼれている。
「嘘でいいよ」
感謝の気持ちでヒョンに口づけた。
「僕も嫌いだ。ミンユンギ」

ー終わりー

399:「カメラ」ユンミン
16/09/11 00:30:30.85 .net
以上で「カメラ」ユンミン終わりです。
はっ。
最後カメラ関係無くなった。
いつも感想ありがとうございます。
萌えの原動力です。感謝感謝です。

400:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/11 01:41:36.00 .net
うわあまさかの逆転劇!
いままでの中で一番興奮したかもです!
ユンギ受け目覚めちゃいましたw

401:「カメラ」ユンミン
16/09/12 08:48:14.57 .net
感想ありがとうございます。
またよろしくお願いします!
リクエストも是非

402:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/13 19:36:00.68 .net
嘘でもいいから好きって言ってほしいジミンちゃんって私の中でとっても理想的でした
次回作も楽しみにしてます!いつもありがとうございます!

403:「カメラ」ユンミン
16/09/14 08:36:05.10 .net
ありがとうございます!
エロばかりでひかれてないか心配ですが…w
またよろしくお願いします!

404:「コーラ」ナムテテ
16/09/18 23:58:15.20 .net
ナムテテです。爽やか系。
つきあっている設定です。

405:「コーラ」ナムテテ1
16/09/18 23:58:43.88 .net
喧嘩をした翌朝でも、おはようのメッセージをカカオトークに入れればおはようの返事が返ってくる。
夕べの反省をしつつも、そんなことはおくびにも出さず、他愛ないやり取りを続けて、そろそろかなという頃にやっと起き出してアイツと顔を合わせる。
アイツもモヤッとしてるだろうに、そんな素振りは見せずに語らい、笑い、「普通」に戻っていく。
いつもの喧嘩はたいていそうやっておさまった。
だから。
今朝もそのつもりだった。
カトクに既読がつかない。
10分待ってもつかないので気になって、アイツの部屋のドアを叩くと、眠そうな顔のホソクが出てきた。
アイツはジミンと朝早くからどこかに出かけたらしい。
作業室に赴いて作曲をしようと試みたが、気になって何度もカトクをチェックしてしまい、全く作業は進まなかった。
昼過ぎになっても既読マークはつかない。
イライラも頂点に達しそうな頃に作業室のドアが開いてアイツが顔を出した。
「ヒョン」
未読スルーには触れずに部屋に入ってくる。
「ヒョン聞きたいことあるんだけど、俺の」
「仕事中だ。邪魔するな」

406:「コーラ」ナムテテ2
16/09/18 23:59:13.07 .net
テヒョンは口をつぐんだ。
唇を舐めると次の言葉を選んでいる。
「ナムジュニヒョン、なんか機嫌悪い?」
ナムジュンは煌々と光るパソコンのディスプレイを睨んできる。
「さあな」
腹立たしさもあり、ぞんざいに答えるが、しばらくして気になって振り返るとテヒョンの姿はなかった。
事務所の階段を駆け下りると、一階のロビー片隅にある自動販売機の前にテヒョンがいて、コインを入れようとしていた。
突然ナムジュンが現れたので、やや驚いているようだった。
「ヒョン…」
「何買うんだ」
テヒョンの答えを待たずにポケットのコインを自動販売機に放り込む。
テヒョンは黙ってディスプレイされた缶飲料を見つめている。
ナムジュンは重ねて言った。
「こっち向けよ」

407:「コーラ」ナムテテ3
16/09/18 23:59:43.45 .net
少しためらった後、テヒョンはナムジュンを振り返る。
大きな瞳でナムジュンを見つめる。
「なんですか」
「怒るなよ」
テヒョンははあ?という顔をする。
「怒ってないですよ」
「悪かったよ、ゆうべは」
ナムジュンの謝罪の言葉にテヒョンは片目をしかめる。
「なんで謝るんですか」
「俺が悪かったからだ」
「ヒョンは悪くない。いつもヒョンは悪くない」
まだ続けようとするテヒョナの顎を持って、ナムジュンは口づけた。
テヒョンは驚いたようで唇がすくんでいる。
興奮する動物をなだめるように頭をなでる。
唇を離すとまた喋り出す。
「あのさ、ナムジュニヒョン、う、む」
うるさいので又口を塞ぐ。
唇を吸い、舌を絡めると応えてくる。
テヒョナの甘い舌をたくさん味わってから、そっと唇を離すと、テヒョン はおとなしくなった。
おねだりするような瞳で見上げてくるので、ナムジュンは微笑んでテヒョンの頭を撫でた。
「ヒョン…」
三たび口を塞ぐと、テヒョンはもう待ち構えていて積極的に舌を絡めてくる。
ナムジュンがもっとよく味わおうと、テヒョンを自動販売機に押しつけると、彼の背中で押されてコーラが音を立てて出てきた。
テヒョンとナムジュンは顔を見合わせて笑った。
ニッコリしながらコーラを取り出したテヒョンはふと真顔になって言った。
「ヒョン、俺のスマホ知らない?ゆうべから見かけないんだ」

408:「コーラ」ナムテテ
16/09/19 00:00:22.56 .net
短いですが、ナムテテこれで終わりです。
ありがとうございました

409:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/19 00:18:42.55 .net
ナムはキス上手そうだしもっとって顔してるテテ想像つきすぎてたまんないです
書かれてるどのカプもほんと大好きです〜ありがとうございます

410:ナムテテ好き
16/09/19 01:13:29.68 .net
>>384
オチがすごくかわいかったです
しょうがないなぁってナムジュンが言ってそうで
実はテテのが上手なのかもと思えたり楽しいカップルですよねw

411:「コーラ」ナムテテ
16/09/19 10:20:48.73 .net
>>385
感想ありがとうございます。
おねだりテテ、私も大好物です。
ナムジュン、キス上手そうですよね〜

412:「コーラ」ナムテテ
16/09/19 10:21:58.63 .net
>>386
感想ありがとうございます。
テテが上手、間違いないですw
テテの掌の上で転がされるナムジュン可愛いですw

413:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/19 13:52:16.00 .net
作者さんいつも素敵なお話ありがとうございます
もし気が向いて思い付いたらでいいんですけど前回爽やかにチュー止まりだったホプミンがエロい事致すまでの話が読みたいです

414:「コーラ」ナムテテ
16/09/19 14:17:10.66 .net
>>389
リクエストありがとうございます!
すみません、見る前に別のを書いてしまいました。
また後日書いてアップしますね。

415:「洗濯機」ジングク
16/09/19 14:31:25.17 .net
ジングクです。が、ユングクが前提でジンが横取り?横恋慕的な話です。
若干エロ要素ありますが、直接描写なし。
病みユンギなので苦手な方はスルーで。

416:「洗濯機」ジングク1
16/09/19 14:32:11.43 .net
Tシャツと下着を他の服と一緒に洗濯機の中に放り込み、洗剤を適当に入れ、スイッチを押す。
静まり返った宿舎に洗濯機の蓋を操作する音が響いている。
洗濯機が動き出し、水が投入され出すとジョングクはホッとした。
洗剤と水で全てが洗い流されるわけではないが、少しは気が楽になった。
音を立てて回る洗濯物をジョングクはジッと見つめた。
肩に手が置かれ振り向くと、洗濯物を抱えたジンが立っている。
「おはようジョング」
回っている洗濯機をチラッと見る。
「洗濯機使ってるみたいだね?」
ジョングクは答えず俯いていた。
ジンは笑いながらマンネの肩を叩く。
「俺の匂い、洗い流してんの?」
顔を上げたジョングクと目があうとジンはニコッと笑い、自分の洗濯物を持って自室へ帰って行った。
ジョングクの後ろで洗濯機がマンネの後悔を洗っている。
しばらくしてジンが再び部屋を出ようとすると、ドアの外にマンネが立っている。
ジンは目を丸くしてマンネを見つめた。
「どうした?」
ジョングクは黙っていたが、ジンは頷いて「


417:入りなよ」と自室へ誘う。 ジョングクは首を振った。 ジンは顎に手を当ててジョングクの様子を見ていたが、やがてこう言った。 「ユンギならまだ帰ってないよ」 どんよりとした顔で見上げるマンネにジンは微笑みかける。 「だから入れって」



418:「洗濯機」ジングク2
16/09/19 14:33:01.60 .net
ジンとユンギの部屋は綺麗に整頓され、掃除も行き届いている。
ほのかにユンギの好きな香水の香りがした。
部屋に入るとジンが抱きしめてくる。
「ジンヒョン」
ジョングクは軽く抗ったが、案外あっさりとジンの腕の中に収まり、長兄の口づけにも応えた。
ジンは一度唇を離してマンネの顔を見つめた後、再び唇を重ねる。
が、途中でマンネが手で自分の胸を押し返しているのに気がついた。
ジョングクは真面目な顔をしている。
「ジンヒョン」
「うん?」
誘って二人でベットに腰掛けると、マンネの手をとり、自分の太腿の上に置いた。
ジョングクは言葉を選んでいる。
「あの、ゆうべのことだけど」
「素敵な夜だったよ」
ジンが囁くとジョングクの顔は真っ赤になった。
「驚いたよ。ジョングがあんなに」
マンネの耳にキスをする。
「あんなに乱れるなんて」
ジンは自分の手の下でジョングクの手が震えているのに気づく。
「可愛いかった、ジョング」
と、ジョングは決死の形相で顔を上げた。
「なかったことにして、ジンヒョン。お願い」
ジンは口をつぐむ。
マンネは必死に頼み込むり
「ごめんね、ジンヒョン。でも間違いだったんだ」
「間違い?」
ジンの声にはわずかに冷ややかな調子が混じっている。
「間違いってどこから?」

419:「洗濯機」ジングク3
16/09/19 14:33:50.51 .net
ジョングは夢中で喋っている。
「だから、ゆうべあったことは、」
「ゆうべダンスの補習をした」
ジンがジョングクの言葉を遮る。
「いつも通り、僕がうまくできなかったからね。ジョングと二人、練習室で遅くまで練習した。そこから間違い?」
ジョングクはボソボソ呟いた。
「いえ、そこは違います」
「じゃあ、その後だ。二人でシャワーを浴びて、脱衣所で服を着た。君はスマホをいじっていた。険しい顔でね」
ジョングクは黙っている。
「俺はマンネを気にした。スマホを手にしたまま、ずっとベンチに座って動かないから。だから横に座って言った。『ジョング?どうした?』って」
落ち着かない様子でマンネは口に手を当てる。ジンは続けた。
「君は涙を流していた。俺は知ってた。君がこのところ何かに非常に悩んでいることを。ゆうべもそうだったんだろ?だから」
ジンは言葉を切って、また続ける。
「君を慰めたかったんだ。ジョング。だから君にキスした」
ジョングクは俯いた。
「君を抱いた」
ジョングクはジンを見上げた。
「間違いでした」
「どうして?少しは気が晴れたろ?」
「また別の悩みができた」
「あんなに喜んでたじゃないか」
言葉に詰まるジョングクをジンはやり込める。
「キスだって情熱的で、身体中で感じてたじゃない?俺が入ると涙を浮かべてさ、『いい、いい、ジンヒョン』って」
「もうやめてよ!」
ジョングクは顔を真っ赤にして立ち上がったが、すぐにジンにベットに押し倒されもがいた。
キスしようとするジンの顔を必死でよける。
「やめて、ジンヒョン。この部屋ではやめて!」

420:「洗濯機」ジングク4
16/09/19 14:34:54.08 .net
ジンが体を起こすと、マンネは顔を覆って泣いている。
ジンはため息をつき、マンネの頭を撫でた。
「ユンギには言わないよ」
涙を流していたジョングクは驚いた顔をした。ジンは目を合わせずピースを出す。
「ジンヒョン、知って…」
ジンは答えずマンネの髪をなでてグシャグシャにする。
ジョングクは涙に濡れた顔で呟いた。
「僕がいけなかったんだ」
ジンは首を振る。
「寂しかったんだろ、わかるよ」
ジョングクはベットに突っ伏して泣いている。
その頭をジンは撫でた。
「ユンギ、時々、心がどこかに行っちゃうんだ。昔から。一回離れるとしばらく帰ってこない」
ジョングクはしゃくり上げながら黙っている。
ジンは優しく言った。
「ジョングのせいじゃないよ。きっと、ユンギは月から来たんだ。里帰り中なんだよ、今」
「僕ではシュガヒョンを救ってあげられないんだ」
マンネの目にまた涙が滲む。
愛おしくなってジンはマンネの頬にキスをした。
「そんなことない、ジョング。ユンギはもがいてるんだ、今一生懸命。いつか道を見つけるだろうけど、それは自分でしか見つけられない。でも」
優しくマンネの涙を拭う。
「ユンギが助けてほしいと願う時、側にいてやって」
ジョングクは体を起こした。
グシャグシャの顔で何度も頷く。
「うん。側にいる。絶対」
泣きながら抱きつくマンネをジンは力一杯抱きしめる。
ユンギを心の底からうらやましく思ったが、ゆうべの一件を思い出し、それでチャラだな、と一人呟いた。
マンネが回した手が服の上から、ジンの背中のキズに触れていることをマンネは知らない。
ゆうべ、ジンに抱かれながら、マンネは無意識にユンギの名前を呼んでいた。ユンギの名前を呼びながら、ジンの背中に爪で痕をつけた。
痛むのは背中か、それとも密かにジョングクを想っていた胸か。
ジンは回っている洗濯機を思い浮かべた。
ー終わりー

421:「洗濯機」ジングク
16/09/19 14:36:31.13 .net
終わりです。

422:「洗濯機」ジングク
16/09/19 14:39:52.32 .net
すみません、今気づきました。
洗濯機の蓋を操作する→洗濯機の蓋を開け閉めする

423:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/19 22:12:55.45 .net
相変わらず最高でした…
ぜひ今度は、月から来たユンギメインのをお願いしたいです!
でも作者様が書かれると正直どの組み合わせも最高なんですよねw

424:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/19 22:33:51.50 .net
なるほどグクが洗濯好きなのはすなわちそういう理由なのですね(←違う)
雄全開のジンニムえろくていいですね〜!
よく考えると結構酷いことしてるけど惚れますw

425:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/19 23:05:41.08 .net
弱っているところにつけ込むジンニム悪い男だけど結局優しいところ惚れそうです
月から来たユンギは誰のこと好きなのかな
本当に作者様のおかげでどの組み合わせも好きになって毎日が楽しいですw

426:「洗濯機」ジングク
16/09/20 00:13:55.71 .net
>>398
感想ありがとうございます。
「月から来たユンギ」…,。
うっ、自分の首を絞めてしまったw
多分にヘビーな物語になってしまいそうなので、うまい落とし所を思いついたら書いてみますね
どのカプも読んでくださって感謝です!

427:「洗濯機」ジングク
16/09/20 00:16:42.16 .net
>>399
感想ありがとうございます。
そうそう、だからグクは洗濯が好き…←違う
ジンは美貌と相まって悪い男似合いますね
本物が「アニンデ〜」言ってますけどねw

428:「洗濯機」ジングク
16/09/20 00:21:16.72 .net
>>400
感想ありがとうございます。
全部知ってるのに一回やっちゃう男ジンニムですw
>月から来たユンギは誰のこと好きなのかな
このシリーズではグクです。
私も皆様からのヒントで思いがけないカプを思いついてうれしいです。
これからもよろしくお願いします。

429:「朝焼け」ホプミン
16/09/20 18:07:19.03 .net
ホプミンです。今回途中まででキス止まりです。

430:「朝焼け」ホプミン1
16/09/20 18:07:59.69 .net
音楽番組の収録を終えて、メンバーたちはドヤドヤと大型バンに乗り込んだ。
大きい車内も7人のメンバーと運転手であるマネージャーが乗り込むと、たちまち手狭になった。
早朝からの収録に夜の生放送、合間に行われるインタビューやちょっとした撮影。
今日もハードな一日だった。
車内にはやっと終わったとの安堵感と疲労感が充満している。
明日のスケジュールについて口にするものは誰もいなかった。
明日も朝から晩まで仕事だ。
宿舎に戻ってシャワーを浴びて、早いところ体を休めなければならない。
年功序列のシャワーの順番からいくと、ジミンが床につけるのはどう考えても深夜だった。
それでも隣のマンネと軽くふざけたり、そのまた隣のテヒョンをからかったりして、車内を活気づけようとするが、ジンが付き合い程度に乗ってくれた程度で、ヒョンラインは各々イヤフォンをつけ思い思いの音楽に聞き入り、自分の世界に入ってしまっていた。
ジミンはそっと後ろの座席を見る。
ホソクはイヤフォンを耳に


431:はめたまま眠り込んでいた。 くっきりとした目元の隈が疲れを表している。 おつかれ、ホソギヒョン ジミンは心の中でそっと呟く。 二人がキスを交わしてから何カ月経っただろう。それ以上進展も発展もないまま、初めてのキスはそのまま最後のキスになりそうにも思えた。 ジミン自身も、ホソクに気持ちを伝えてしまった今は妙に落ち着いてしまって、ホソクにとってそれ以上の存在になりたいのかどうか自分でもよくわからなかった。 気がつくと隣でジョングクが、その向こうでテヒョンが、そしてヒョンたちも皆、爆睡していて車内に寝息の音があちこちで聞こえる。皆、一様に疲れ果てた顔をしている。 お疲れ様、みんな。 ジミンは胸の内で呟くと自分も一時の眠りに着こうと腕を組み直した。 ***



432:「朝焼け」ホプミン2
16/09/20 18:08:26.29 .net
部屋で着替えていると、一足先にシャワーを浴びたテヒョンが黙々と再び出かける用意をしていた。
ホソクはベットの上でタオルをかぶったまま横になっている。すでに寝入っているのかもしれなかった。
部屋の入り口でテヒョンを送迎するためにマネージャーが待っている。
テヒョンは疲労の色を顔に浮かべていた。
ジミンは思わず声をかけた。
「まさかこれから仕事?」
「うん」
説明する気力もないようなテヒョンを思わずジミンは抱きしめる。
「がんばれ。おまえならきっといい仕事ができるよ。辛いだろうけど、がんばれ」
テヒョンはジミンの腕の中でニコッと笑った。
「うん。ありがとうな、ジミナ」
テヒョンもジミンを抱きしめる。
「また後で会おう」
テヒョンとマネージャーを玄関まで見送ったあと、ジミンはふっと肩の力を抜いた。
皆がんばっている。
自分ももっとがんばれるんじゃないか。

一瞬意気込んだものの、ドッと疲れが押し寄せてきて、この床でもすぐに眠れそうだった。

どこからかヒョンたちのイビキが聞こえてくる。

僕も寝よう。

433:「朝焼け」ホプミン3
16/09/20 18:09:00.01 .net
そう思って振り返った瞬間、ジミンは息を飲んだ。
目の前にランニング姿のホソクが立っている。
ジミンは驚きのあまり胸の動悸が止まらず、どもりながら言った。
「ホソギヒョン、寝てたんじゃないの?」
ホソクは玄関ドアに目をやりながら、呟く。
「起きてきちゃまずかったか?」
そう言うとあっと言う間に踵を返して部屋に戻っていった。
少々棘のある言い方にジミンは疑問を感じながらも、後について部屋に戻る。

ホソクとテヒョン、そしてジミンの三人部屋のドアを開けると、先に帰ったはずのホソクの姿がない。
不思議に思って振り向くと、部屋のドアの横にホソクが腕組みして立っている。
ホソクに笑顔はなく、どことなく怒っているようにも見える。
ムッツリとしたまま片手を伸ばし、無言で部屋のドアを閉めた。

ジミンはただならぬ空気を感じて言葉を発する。
「ホソギヒョン?どうかした?」

ホソクがつかつかとジミンの前にやってきて、無言で立ちはだかった。
そして戸惑うジミンの肩を片手でポンと突く。その拍子にジミンは自分のベッドの上に尻餅をつくことになった。

「ホソギヒョン?」

ホソクは無言でジミンを押し倒すと、彼の足を抱えてベッドの上に持ち上げ、彼の上にまたがった。
両手でジミンを抑え込む。
意味がわからずジミンは抵抗する。
「ホソギヒョン、どうしたの?なんだよ」
ジミンが抵抗すると、ホソクは抑え込む手に益々力を入れ、ジミンは悲鳴をあげる。
「痛い、痛いよ、ホソギヒョン!ヒョン!ヒョンってば!」

暴れるジミンにホソクは言う。
「嫌か?」
ジミンが答えるより先にホソクが遮る。
「テヒョナがいいか?」

ジミンはホソクの言葉にキョトンとした。
「え?」

ホソクの顔がジミンの顔のすぐ上まで近づいてきた。
「テヒョンじゃなきゃ嫌か?」

434:「朝焼け」ホプミン4
16/09/20 18:09:13.33 .net
あまりのことにジミンは開いた口が塞がらない。
「ヒョン、何言ってるの…」

突然戒めが解かれ、腕が自由になった。と、ホソクはジミンの両頬を手で包みこむようにしてジミンに口づけた。

数ヶ月の隙間を埋めるような、長いキスだった。
夢にまで見た懐かしい唇の感触をジミンは天に昇るような気持ちで味わっていた。
ホソクはジミンの両頬を手で挟んだまま、何度も何度も口づける。
「ジミン……」
ジミンは名前を呼ばれても答えることもできない。

気がつくとホソクがジミンの顔を覗き込んでいる。
ジミンはぼんやりとしたままヒョンの名前を呼んだ。

「ホソギヒョン……?」

ホソクは悲しそうに言った。

「テヒョンが好きか?」

ジミンはブンブンと首を振る。

「そりゃ好きは好きだけど、あくまでも友達としての好きで、本当に好きなのはホソギヒョンだよ」

というセリフの「そ」を言ったあたりで、再びホソクに唇を奪われて、全く言うことができない。

「ジミン、渡したくないよ」

とびきりうれしいホソクの言葉にジミンは歓喜した。

「僕もだよ。僕もホソギヒョンのこと、誰にも渡したくないよ」

という言葉を言いたかったが、例によって口を塞がれて「ぼ」位しか言えてない。

「ジミン、もう俺のこと忘れたか?」
「……」

忘れてはいないのだが、なにしろキスに注ぐキスでほとんど喋らせてもらえない。

好きな人からのキスはどうしてこんなに甘いのだろう。

435:「朝焼け」ホプミン
16/09/20 18:09:39.20 .net
とりあえずここまでです。
続きます。

436:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/09/20 19:40:27.62 .net
>>409
既に萌えすぎて気絶しそうなんですけどまだ続きがあるなんてこれは夢かもしれない…
嫉妬するホソクも好きって言わせてもらえないジミンちゃんも可愛すぎます
ありがとうございます!

437:「朝焼け」ホプミン5
16/09/20 23:38:08.93 .net
ホソクのキスの合間をかいくぐり、ジミンは体を起こした。
ニヤけてしまう顔をなんとか整え、ホソクと向かい合う。
ホソクは口をへの字に曲げている。
「俺、そんなにおかしいか?」

またニヤけてしまいそうだ。
ジミンは慌てて深刻な顔を作ったものの、ホソクの顔を見るとまた口の端からニヤけてくるのを止められなかった。

叫びたい。僕は今、幸せだと心の底から叫びたい。

ジミンは胸にフツフツと沸き起こる喜びを抑え込むのに必死だった。
そんなジミンの苦悶などわかるはずもなく、ホソクは相手の沈黙を否定的にとらえたようだった。
大きなため息をつく。

「あ〜…俺ってホント自分のことばかりだな。ごめんな、ジミン。おまえの気持ちも考えないで」

ジミンは俯いたまま答えた。

「いいんだよ、ヒョン」

ホソクは暗い目をして続ける。

「俺、正直言うと、毎日おまえが気になってしかたない」

ジミンは俯いたまま黙っている。

438:「朝焼け」ホプミン6
16/09/20 23:39:12.71 .net
髪を神経質に何度もかきあげながら、ホソクは呻いた。

「毎日毎日ジミンのことばっかり考えてさ、で、そのおまえは平気な顔して同じ部屋にいるわけだろ?平気な顔でここで寝るわけだろ?無防備な寝顔さらして俺の近くで寝てるわけだろ?勘弁してくれよ」

ホソクはジミンの手をとった。

「勘弁してくれよ、ジミン」

今だったら空も飛べる

と、ジミンは思った。
が、できたのはホソクに固い笑みを浮かべてみせることだけだった。
少しでも気を緩めると顔がヘラヘラしてしまいそうだったからだ。

気づくとホソクが怒った顔でジミンをのぞき込んでいる。

「なんだよ、その顔は」

ジミンはあわてた。

「なんでもないよ」

ホソクは続ける。
「俺じゃ不満か」

ジミンは驚いて目を丸くした。
「まさか!」

と、勢いよく押し倒され、唇にホソクのそれが強く押し付けられた。

「生意気なんだよ、ジミン」

439:「朝焼け」ホプミン7
16/09/20 23:39:27.75 .net
言葉を失っているジミンにホソクは怒りの言葉をぶつける。

「おまえが俺にこんなことしなかったら」

再び唇が重なり、離れ、また重なる。

「こんなふうに俺にしなかったら」
「ヒョン……ごめ、あう」

ホソクはジミンの唇を噛んだ。

「生意気なんだよ、この口も」

「ヒョン」

「この指も」

ジミンのぽちゃっとした手をとり、指先をかじる。ジミンの息が弾んだ。

「あ……」

「この耳も」

ホソクの舌先がジミンの耳を舐め、ピアスを鳴らした。

「全部生意気なんだよ、おまえ」

「……ごめんなさい」

弾む息を抑えながら、ジミンは謝った。

なんだか怖い。
いつも優しいホソクが怖い。
怖くて、知らない人のように見える。
急にジミンはシュンとした。

「ヒョン、ごめん。ごめんよ、ホソギヒョン」

怯えているジミンの髪の毛を撫でながら、ホソクは囁く。

「許さない」

目を見開くジミンに更に言った。

「だから……わかるだろ?」

改めてジミンの上にまたがる。

「わかるよな?」

440:「朝焼け」ホプミン
16/09/20 23:39:52.18 .net
今日はここまでです。続きます。

441:「朝焼け」ホプミン
16/09/20 23:41:21.13 .net
>>410
感想ありがとうございます。
ドキドキしながら書いてます(笑)


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