グクサナポエム at MOG2
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100:ホプミン
16/08/08 00:30:52.97 .net
おお?
世間的にはそうなんですね…
それは思いつかなかったな…

101:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/08 01:37:44.49 .net
>>96
自分はホプミンリクエストした人じゃないけど、同じくジミンもちゃんとホソクの事好きなのが好きだから萌えたよ
また他のカプでも思いついたら書きに来てね

102:ユンナム
16/08/08 11:03:16.15 .net
ナムジュン×ユンギで肉食系です。
ナムユン?ユンナム?
一応つきあってる設定です。
後半ほとんどエロなんで、苦手な方はスルーで。

103:ユンナム1
16/08/08 11:05:03.00 .net
カチカチ。
ユンギはディスプレイの画面


104:を見つめながら、素早くマウスを動かす。 そしてヘッドホンから流れてくる音に耳を傾けてはため息をつき、首を振る。 再び画面に向かう。カチカチ。 「ユンギヒョン」 カチカチ。 「ユンギヒョン」 カチカチ。 「ユン…」 「なんだよ、うるさいぞ」 カチカチ。 「呼んでおいてそれはないでしょ。俺もう一時間もここにいるんですが」 「ああ、そうか。すまん」 ナムジュンはうんざりして、椅子の背もたれに体重を預けた。 久しぶりの作業室への呼び出しにホイホイ応じるんじゃなかった。 「まだかかるんなら帰りますよ。寝たいんだ」 カチカチ。 「ユンギヒョン」 「おう」 マジむかつく。 ナムジュンは軽く頭にきてたが、そこはヒョンに対して文句も言わず立ち上がった。 ドアへ向かうとユンギの声がする。 「ナムジュン」 「なんですか」 ユンギは振り返りもせず、さっきまでナムジュンが座っていた椅子をちょいちょいと指差している。 まだ座っていろと言うとこらしい。 ナムジュンはため息をついて再び椅子に座った。車輪のついたオフィス用の椅子でクルッと一周回る。 しばらく作業するユンギの横顔を見てたが、椅子の車を走らせてユンギの隣まで来る。 自分のジーンズのボタンをナムジュンが外しているのを見て、ユンギは声をあげた。 「おい、なんだよ」 「なんでもないです」 「なんでもなくないだろ」 ユンギの抗議の声にも負けず、ナムジュンはヒョンのジーンズの前に手を出し突っ込んだ。 ユンギとナムジュンの目があう。 ユンギはモソモソと言った。 「朝だからな」 ナムジュンは答えた。 「手伝うよ、ヒョン」 「なにをだよ」 「だから…じゃまでしょ?」 ああ、もう、とユンギはうるさそうにナムジュンを押しのけた。 「だからいいんだってそういうの。おまえがやりたいだけだろうが」



105:ユンナム2
16/08/08 11:05:59.69 .net
ふと振り返るとナムジュンの姿はなかった。
またやっちまった。
ユンギは頭を抱える。
完成した曲がヘッドホンから流れていた。
それから何度もナムジュンと二人で話をしようとしたが、相当怒っているのかナムジュンは二人きりになろうとしない。
繊細な男だからな。
ユンギは時を待つことにした。
某国でのライブが跳ねた。
異国でのサプライズ、客席がブルーのペンラの光で満たされ、海で泳ぐ魚になった気分だった。
美しい。
これから先忘れないだろう、この美しい光景を。
ユンギはブルーライトに照らされながら思った。
ナムジュンに目をやると、彼も感動で打ち震えているようだった。
空港から迎えの車に分乗し、ナムジュンとユンギは二人で乗った。
彼らの乗った車は後から宿舎に着き、車から降りて宿舎へ入るほんの少しの闇の中で、どちらからともなく固く抱き締めあった。そのまま二人は宿舎に戻らず、そっと秘密の部屋へ向かった。
久しぶりの体だった。
シャワーも浴びていなかったが、そんなことは構わずに二人はすぐに素っ裸になった。
何カ月ぶりかのベッドに横たわると、以前にここで激しく抱き合った記憶が蘇ってくる。
ベッドの上のユンギは相変わらず痩せて白い。だが両脚の間につけているものは甚だしく男だ。
ナムジュンもまた昂りながら、己を落ち着かせようとゆっくりユンギの上にのしかかる。
ユンギが下から見上げて言った。
「よう。久しぶりだな」
ナムジュンは苦笑いした。
「そうですよ」
そして何カ月ぶりかの想いを込めて熱いキスをする。
ユンギの男に触れると、ユンギはつぶやいた。
「俺マジすぐいっちゃうかもしれない」
「何言ってんすか、だめですよ」
「だってさ〜久しぶりだから」
「誰のせいで久しぶりだと思ってるんだよ」
ナムジュンはヒョンに口づけながら、左手でヒョンを弄んだ。
ユンギはすぐに高まる自分に気づいて焦った。

106:ユンナム3
16/08/08 11:09:42.97 .net
「ちょ、マジでヤバい。マジでヤバいって」
「知るかよ」
口調がぞんざいになってるナムジュンだった。
ユンギは懇願する。
「おい、たのむよ。まだイキたくない」
あえぐユンギにナムジュンは手を止めると、するする下に降りていって、ユンギを口にくわえた。
「ばっ…!」
ユンギは身をよじったが、


107:iムジュンはがっちり体を抑えている。 「おい、やめろ、ストップ、たのむから、ナムジュン…」 必死の懇願も虚しくユンギはナムジュンの口の中で先に果てた。荒く息をしながら、恨めしそうな声を出す。 「おまえ、マジ最低…」 「お仕置き」 「はあ?なんでお仕置き…」 「まだこれからだ」 ナムジュンの細くて長い指が入ってくるとユンギはぶるっと身震いした。 背中にナムジュンの熱い息を感じながら呟く。 「それって慣れないな、いつまでたっても」 「慣れるまでやるよ。何度でも」 「勘弁…オレ壊れるから…あ、」 強気な発言をしながらも、ユンギは快感に喘いだ。 「おい…ナムジュン」 「なに?」 「なんか…」 「…うん」 「また…」 「知ってる」 再びユンギがそそり立っている。 ナムジュンはヒョンにキスをすると、自分もユンギの中に侵入した。 その途端、ユンギの体が波打ち、必死で伸ばした手がベッドの柵を掴んだ。 ユンギが喘ぎながら苦笑いをした。 「慣れないな」



108:ユンナム4
16/08/08 11:11:07.49 .net
ナムジュンはじっとしていたが、やがてそろそろと動き出した。
ユンギの柵を掴む手に力が入る。
「あっ…はぁ」
「大丈夫?」
「…いや、無理」
ヘッと笑うユンギが愛おしくてナムジュンはヒョンの背中を抱き締める。
「大好きだよ」
「ああ」
「ユンギヒョン」
「うん」
「ユンギ」
「おう」
「壊したい」
「マジやめて」
「ごめん」
「いやいややめろって俺が無理……って、おぉう!」
ナムジュンの激しい動きがユンギに痛みと快感を同時に送り出していた。
波状に襲ってくる快感に無駄口を叩くこともできないユンギだった。
ナムジュンの手が瘦せぎすのユンギを全身愛している。
頬から唇、耳、首、背中、前についているものまでくまなく所有しようとしてくる。
ユンギの中でナムジュンが動いている。背中でナムジュンの熱を感じながら、ユンギは微笑んだ。
可愛いやつ。
と、
「あ、ああああ、あっ」
悲鳴をあげるユンギ。背中の男に抗議する。
「おい、もうちょっと優しくしろよう」
「どの口が言うんだよ、いつも優しくないくせに」
ナムジュンは容赦ない。ここぞとばかりにヒョンに不満をぶつける。

109:ユンナム5
16/08/08 11:11:34.81 .net

「おい。オレに冷たかっただろ」
「え?いや、ナムジュ…だから、っ、あっ、ああっ…すまん」
「聞こえないからな」
「わぁ、あっ、はぁっ、ちょ、待て待て」
「…」
「っあ、あっ、…あっ、ああ、ナムジュン!」
「なんだよ、ユンギ」
「なんだよお、ああっああっ」
「…」
「あああっ、やめろ、やめろって、もう、あっ、畜生、この野郎、やめ、、」
「ユンギ…いい?」
「よくない、もう!やめろ!とめろ!死ぬから!オレ死ぬよ!ああっ、ああっ、あっ、ナムジュ、ナムジュ、ナム…」
嵐が過ぎ去った。
ナムジュンは何度もユンギにキスをすると、ユンギの頬を濡らすものに気づいてあわてた。
「ヒョン?ごめん、乱暴にしすぎた。だ、大丈夫?」
ユンギは目から涙を流したままうそぶいている。
「なに言ってんだ。これ涙じゃないからな。目からヨダレが出てんだよ」
実際ユンギは泣いていたのだが、辛くて泣いていたのではなかった。
「ユンギヒョン」
ナムジュンはユンギの様子を心配そうに見ていたが、優しくキスをして、そして。
ユンギが体を起こしてナムジュンの頭を叩いた。
「さすがにすぐは無理だから」
ー終わりー

110:ユンナム
16/08/08 11:12:01.21 .net
明るいうちからすいません。

111:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/08 12:06:32.14 .net
ナムジュンとユンギってカプで考えた事無かったけど新しい扉開きそうになりました…2人ともかっこよくていい…
何となくだけど作者さんはナムペンなの?

112:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/08 12:33:03.02 .net
ナム好きですよ。推しじゃないです。

113:ユンナム
16/08/08 12:33:34.47 .net
あ、↑私です

114:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/08 12:51:35.92 .net
推しじゃないんですね
書かれてるナムジュンすごくかっこいいから推しなのかと思った

115:ユンナム
16/08/08 19:08:28.40 .net
ナムの抑制が外れる瞬間を想像するのが好きです。
恋したら可愛いだろうなー

116:ユンナム
16/08/09 15:04:37.92 .net
ジングクって需要ありますか?

117:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/09 18:40:09.59 .net
結構あるんじゃないかなー
2人でいること多いし雑談スレ


118:ナもわりと見かけるし



119:ユンナム
16/08/09 20:08:33.42 .net
わかりました。ありがとうございます。

120:ジングク
16/08/10 19:41:31.77 .net
ジングクです。ジミンも少し登場。
途中までで、今回はエロなしです。
かといって爽やかではありません。

121:ジングク1
16/08/10 19:42:27.48 .net
地獄のダンスレッスンをやっとこさ終えて、食堂へ向かっていた。
一刻も早く何か食べたくて、エレベーターを待てずに非常階段を駆け下りる。
と、3階から2階の踊り場に、2日前に入所したばかりの、
なんて言ったっけ、
パクさん、パク………
ああ、そうだ、ジミン!
と、年上だからジミヒョンか。
そのジミヒョンが先輩らしきヒョンと向かい合ってるところ出くわした。背の高いヒョンに壁ドンされてキョロキョロと居心地悪そうにしている。
足音を立てない僕は気づかれてないのを幸い階段の陰に体を隠し、様子を伺う。
どもり声でジミンさんが喋っている。
「掟っていうのは、その」
ジミンさんの声を遮るように、綺麗で冷ややかな声がする。
「すみません、知らないです。ジンさん」
その名前を聞いてピンときた。
また「あれ」をやってるのか、ジンヒョンは。
「あれ、君、ビッグヒットの掟、聞いてないの。信じられないね」
参ったなあ、と白々しく搔き上げる前髪はきっとサラサラで整った顔を引き立ててるんだろう。
ふぅ、とワザとらしくため息をついてみせる。
ビッグヒットでも指折りの美しい横顔がチラッと見える。
入所者には珍しく、歌もダンスも未経験、にもかかわらずその美貌で登校中にスカウトされたという噂の大学生キム・ソクジン。
実力派揃いの練習生の中で舐められてはいけないと思っているのだろう、新人にはことに冷たく、氷のプリンスと呼ばれていた。
ジミンは目の前の相手の男ばなれした美貌にいささか困惑しているようだ。
大きく見開いた一重の目がジンの顔に釘付けになっている。
「どうした?」
ジンは壁ドンしたままジミンに詰め寄っていた。
ジミンはおずおずと答える。
「いえ、あの、お、お綺麗な方だなぁと思って、あ、すみません」

122:ジングク2
16/08/10 19:43:21.64 .net
ヒョンなのに僕より年下みたいだなあ。そんなことを僕、チョン・ジョングクは考えていた。
「謝らなくていい。ほんとのことだから」
ジンさんは気取って答え、僕は噴き出しそうになった。
ジミンさん!顔が綺麗な男には気をつけなよ!
ジンヒョンは相変わらずジミヒョンに迫っている。
「で、どうする?」
ジミンは弱々しく答えた。
「は、あの、それで、えと、僕はどうすれば、いいんですか?」
どこの世界でもあるのかもしれないが、新しい世界に入るとたいがい先輩からの「かわいがり」に合う。
もちろんビッグヒットでも。
僕も「新人は先輩に奢ること」と言われ、素直になけなしのお小遣いをはたいてジュースだのアイスを先輩に奢らされた。
もちろん後から先輩たちはゲラゲラ笑って奢り返してくれたのだが。
そして、このジンヒョンにも僕はやられたのだ。

「だからぁ、ビッグヒットに来たからにはそれなりの気構え心構えがあるってことだよね」
「…はい」
「ちょっとやそっと練習がしんどいとか、ダイエットがキツいとかで逃げ出されたら困るんだよ」
ジミヒョンは幼い顔立ちをキリッとさせて答えた。
「大丈夫です。逃げ出さない自信があります!」
ジンヒョンの瞳が光った、と思う、たぶん。
僕からは見えないけど。
「へえ…そう。覚悟があるってこと?」
「はい!」
ジンヒョンの冷ややかな声に、びびりながらもはっきり答えるジミヒョンは真っ直ぐな気性のようだ。
だがジンヒョンはこう言い放った。
「じゃ、見せてよ」
意表を突かれたのか、ジミヒョンはポカンとする。
「は?」
過剰に冷酷な調子でジンヒョンは続けた。ちょっと演技臭さが鼻につくが、緊張しているジミヒョンは気づかない。
「その覚悟とやらを見せてよ」

123:ジングク3
16/08/10 19:43:55.51 .net
ジミヒョンはどう答えていいのかわからず、もじもじしている。
「え、と、はい、あの、どのように見せたらいいでしょうか」
「そうだな、まずこの世界では当たり前のようにあることなんだけど、僕が音楽業界の偉い人だとして」
顔が接近する。ジミヒョンが赤くなった。
「こんなふうに、『君、歌番組出してあげよう、わかってるね?』と近づいてきたら?」
ジミヒョンはこれ以上退がれないほど壁にびったりくっついて言った。
「いや、それはちょっと…できないです」
相変わらず演技調でジンヒョンは言った。
もう気づいていいよ、ジミヒョン!
「甘いな。ソロならいいよ?でもグループに所属するとしたら、君が断ったためにそのグループが歌番組に出演できなくなるかもしれない。君がグループの運命を握ってるんだ。それでも、」
言葉を切る。
「それでも断るの?」
沈黙が続いた。
やがて悲壮な顔をしたジミヒョンが言った。
「やります」
ジミヒョンがそんな決死の顔をしてるのに、ジンヒョンがたいしたことでもないように言う。
「上出来。じゃあ、やってみて」
ジンヒョン、やりすぎ!
ジミヒョン泣きそうじゃないか。
「……わかりました」
ジミヒョンは覚悟して目を閉じた。
僕までドキドキして見守る。
胸のあたりで両拳を握って死刑宣告を待っているジミヒョンの顔に息がかかるくらいジンヒョンは顔を近づけた。
「合格!」
「へ?」
ジンヒョンはジミヒョンの背中をバンと叩いて言った。
「冗談!ごめんな!」
「え?え?」
「早くごはん食べてこい」
「あ、はい…お疲れ様でした!」
頭に大きな疑問符をつけたまま走り去るジミヒョン。

124:ジングク4
16/08/10 19:44:47.51 .net
ああ、心配して損した。
ホントにするかと思ったよ。
だんだん演技も真に迫ってきたしさ。
階段を駆け下り、振り向いたジンヒョンを軽く睨む。
「またやってるんですか、ジンヒョン。趣味悪いですね」
「ジョングクか。見てるんなら声かけてよ。誰も止めてくれないから困っちゃった」
「イタズラが過ぎます」
悪戯っ子ジンヒョンは美しい唇をニヤッとさせた。
「こういうの切り抜けられないとさ、やっていかれないだろ」
そう言ってサッサと階段を下りていく。
ジンヒョンめ。
一年前の記憶が甦る。
「こんなふうに、君歌番組出してあげよう、わかってるね?と近づいてきたら?」
入所して次の日だ。
まだ右も左も分からないときに、ジンヒョンにあれをやられた。
当時、中学三年生の僕は小さな脳みそで一生懸命考えた。
幼いながらも相手の要求はなんとなくわかる。
答えはもちろん否だ。
けれど僕が拒否したとして、グループ全員の努力が無になってしまったら…
僕はそのときまだ、どれだけ練習生が朝から晩までレッスンに励んでいるのか、知らなかった。
もしそれを全て知ってる今ならもっと早く答えてる。
どんなことでもやろう。

125:ジングク5
16/08/10 19:45:46.80 .net
しかし一年前の幼い僕はこうも考えた。
…でも僕まだ未成年だぜ?
そこで僕はこう言った。
「あの。僕まだ未成年なので」
「ん?」
僕の思いがけない返答に、演技を忘れたようだったジンヒョン。
一瞬、人の良さそうに瞳を丸くした。
僕は息を吸い込んでから力一杯言った。
「成人してからお願いします!」
ジンヒョンはしばらく目を丸くしていたが、ゲラゲラ笑い出して止まらなくなった。
そしてしばらく僕のあだ名は「大物」としてビッグヒット内に鳴り響いた。
出会った頃こそ、厳しくツンケンしているように見えたジンヒョンだが、やがて冗談好きで根は優しいヒョンだと言うことがわかって安心した。
ダンスは逆の意味でなかなかの腕前で、今は僕と立場が逆転してしまい、悔しそうだ。
同じグループでデビューすることになり、もっと親密になり、今は甘えて密着してくることも多い。
けど僕はあの日のことを忘れてない。

ジョングクはある機会をずっと待っていた。

***

126:ジングク6
16/08/10 19:46:23.31 .net
***
ジョングクが成人した。
ヒョンたちは盛大にお祝いしてくれ、マンネもうれしそうだった。
晴れて全員で酒を飲み、皆幸せに酔っ払っい、いい気持ちで床についた。
ジンがうとうとしかけた頃、暗闇の中で自分の上にのしかかってくる影に気づく。
身を起こす隙もなく、口を手で塞がれる。
ジンは緊張して身をすくめた。
「誰か…」
影は囁いた。
「ヒョン…」
「ジョングク?」
ジンは驚いたようだったが、ジッとしている。
ジョングクの影は更に囁きかける。
「ヒョン、お待たせしました」
「…なに…?」
「やだなあ、言ったでしょ、忘れたの?」
「え?」
ベッドサイドの灯りがついた。
オレンジ色の光に照らされるマンネは上半身裸である。
そこには入所した当時の細くて幼いマンネの姿はない。
事務所でも無敵の筋肉を持った成人した男だ。
沈黙するジンの上に被さりながらジョングクは言う。
「成人するまで待ってって約束したでしょ?」
布団からサラリと身を起こしたジンニムもまた上半身裸だった。
「ジョングク…ふざけてないで寝ろ」
落ち着いて答えるジンニムがジョングクは面白い。
「ふざけてないですよ。約束を果たしにきました」
ジンニムはチラッとジョングクを見る。冗談好きの口元は固く閉じられている。
ジョングクは降参しろとばかりに、ジンに近づいた。
「ヒョン、抱いてよ…」
ジンの瞳がキラリと光った。

127:ジングク
16/08/10 19:48:46.08 .net
とりあえずここまでです

128:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/10 19:51:03.65 .net
乙です
どうしよう今まで考えたこともなかったのに新たな扉が開いてしまいそうです

129:ジングク
16/08/10 21:36:11.12 .net
続きちょいエロか、がっつりエロかどっちがいいですか?
エロ無しでもいいですが。

130:ジングク
16/08/11 00:34:23.92 .net
続きです。ちょいエロ入ってきます。
嫌な方はスルーを。まだ続きます。

131:ジングク7
16/08/11 00:34:58.55 .net
長兄は無言だった。
ゆっくりとにじり寄るマンネをじっと見つめている。
ジョングクが期待したような焦りや、恐怖の色はジンの瞳には見当たらなかった。
唇に手を当て、何か考えているようだ。
ジョングクは言った。
「ねえ、どう?」
ジンはそんなマンネの顔をひたと見つめ言った。
「おふざけはやめとけよ」
「ふざけてないよ、ひどいなヒョン」
「やめろジョングク。飲みすぎたのか」
「全然シラフです」
ジンはベッドから立ち上がり、ペットボトルの水を持ってきて再びベッドに腰掛けた。
一口水を口にして、ふぅーっと息を吐く。
ジンは考えこんでいた。
***
ジョングクは笑い出しそうになるのを堪えていた。
練習生になってからジンを観察してきて出した結論。
ジンヒョンの男好きはフェイクである。
そりゃ普段は世話になってるけど、あのときの仇はとっとかないとなあ。
ジョングクはただあのときの自分と同じようにジンを驚かせたかった。
***
「ねえ、ジンヒョン」
ジンの裸の肩をマンネが触る。
「寂しいんだ、こっち来てよ」
長兄は黙ってその手を払いのける。
「よせよ」
再び水を口にする。
と、ジョングクがジンの脇腹をつついた。
「僕にも一口ちょうだい」
ジンはため息をつくと、ペットボトルを持って向き直った。
マンネはベッドに横になり、ニコッと笑った。
ジンはジョングクにペットボトルを差し出すと見せかけて、自分の口に運ぶ。
水を含むとやおらジョングクの上にかが


132:だ。



133:ジングク8
16/08/11 00:35:42.57 .net
「うわっ」
唇が触れそうになる刹那、ジョングクは飛びのいて、やっとのことで避けた。
「な、なに?」
ジョングクの言葉にジンは変な顔をした。
「なにって水」
「いや、ペットボトルでくださいよ」
「抱いてほしいんだろ?」
ジンは久しぶりに冷ややかな態度でマンネに接する。
「なら、好きにさせてもらう」
***
おやおや、予想と違う展開だぞ。
ジョングクは心の中でつぶやいた。
ジンヒョンも負けてないな。
よし、とことんまで付き合うか。
***
ジンは今度はペットボトルをマンネに突き出した。
「飲めよ」
ジョングクが受け取ろうとする、と、ひょいっとペットボトルが逃げた。
「口で受けるんだよ」
心の中で苦笑しながらマンネは口を開いた。
再び差し出されるペットボトルの口が唇に触れる。
ペットボトルが傾き、柔らかな水がジョングクの口中に注ぎ込まれる。
ゴクリ。
口の端から滴らせつつ、なんとか一口水を飲み込んだ。

134:ジングク9
16/08/11 00:36:55.25 .net
ジンは言う。
「もっと飲め」
そう言ってジョングクの頭上にペットボトルを掲げ、ベッドに溢れるのも構わず水をこぼす。
あわててジョングクは自らの口で受けた。
ゴクリゴクリ。
精一杯飲むもののスピードは零れ落ちるそれには間に合わず、大部分が口の端から溢れ、ジョングク自身を濡らす。
「ん、、…ん、ごふっ」
気管に入ったのか、むせて咳き込む。
ようやく咳が鎮まった。
じっと様子を見ていたジンがまた立ち上がる。
「腹減ってないか」
そう言って取ってきたのはクリームチーズとクラッカーだ。
クラッカーにクリームチーズをつけたものがジョングクの前に差し出される。
これ、手でとったらいけない展開なんだろうな。
そう思ったジョングクは口を開く。
クラッカーは口の近くまでやってきた。
ジンが言う。
「舌。出せよ」
暑い。ジョングクは汗が吹き出るのを感じながら、白い歯の隙間から瑞々しい舌を差し出した。
その果物のように艶々した舌の上にクラッカーが乗せられた。
舌を口中に格納しながらクラッカーも取り込む。音を立てて食べるマンネをじっと見ていたジンは指先でマンネの頬からクラッカーのクズをとった。
「もっと?」
つい頷くと、ジンはクリームチーズに人差し指を突っ込み、指でチーズをすくいとった。

135:ジングク10
16/08/11 00:37:07.11 .net
「舐めて」
ジョングクの前に突き出す。
ジョングクはうっとなったが、素直に頷いた。
ヒョンの細くて長い指にゆっくりと舌を這わす。
根元から何度も舐め上げ、指先から咥え込み吸う。もちろん吸っている間も舌の動きは休まない。
心無しかジンの顔が赤い。
ジョングクは自分の指にもクリームチーズをつけ、ジンに差し出した。
ジンは表情を変えない。
「ヒョンにも。食べて」
躊躇なくジンはジョングクの指を咥え込んだ。彼の舌が素早く動いてチーズを舐めとるのを感じて、ジョングクは体の一部が反応し焦る。
ジンは三たびクリームチーズをとるとジョングクの左肩になすりつけた。
驚いて見上げたジョングクの首を右に傾けさせ、ジンはジョングクの左肩に歯を立てた。
「あっ、ジンヒョン…」
「黙って」
ジンは肩のチーズを舐めとると、そのまま舌を這わせてジョングクの首筋も舐めた。
そして耳元でこう囁いた。
「待ってたよジョングク」

136:ジングク
16/08/11 00:37:47.52 .net
今回はここまでです。続きます。
変態ワールドになる予感がします。

137:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/11 13:18:08.13 .net
ジングク途中までグクジンっぽく進んでいくのドキドキした
何でもいけるからどっちでもいいんだけど面白いです
続きも待ってます

138:ジングク11
16/08/11 18:06:04.50 .net
深夜2時。
半裸の若い男が二人、ベッドの上で見つめ合っていた。
一人は顔こそあどけなさが残るものの、見事な筋肉のついた体をしている。はっとするほど可愛らしい男だ。
もう一人は先ほどの男よりやや年かさだが、美しく整った顔立ちは思わず見惚れてしまうほどの輝きを放っていた。男らしく広い肩幅の背中は滑らかだ。
そんな二人が


139:同じ部屋の中で半裸で向き合っている、なにか面倒な事情があるように見えた。 よく見ると若い方の男の肩には白いものが少しついており、その脇には歯型がクッキリとついている。 ついさっきつけられたのだろうか、その歯型のせいか、若い男は歯型に手をやり、何か戸惑っていた。 年かさの男の方はやや勝ち誇った顔をしているが、よく見ると口元がひくついていた。どうやら、彼は無理してこの表情を作っているらしかった。 *** もう無理。 ジンはジョングクを前に虚勢を張っていた。 夜中に降ってわいた出来事に、長兄は軽くパニック状態だ。 あまりにも無防備に眠っていたため、迫ってくるジョングクになす術もなかったが、自分の身を守ると同時に、マンネの心も傷つけない撃退法を考えていた。 考えに考えぬいた上の作戦はこうだ。 迫ろう。 押し倒す勢いで。 むしろ積極的にジョングクに迫り、変態のようなことをして見せたらびびって諦めるのではないか。 やれる、この僕の演技力をもってすれば。 作戦はよく錬る暇もなく決行され順調に遂行されたが、ここにきて困ったことになった。 ストックがない。 自分のエロい部分と演技力のストックが。 こんなことならナムジュンのお宝エロ映像を真面目に見ておくんだった。 激しく後悔の念にさいなまれるジン。 ええ、ままよ。 もう押し倒してしまえ。 ジョングク、早く逃げ出してね。 ***



140:ジングク
16/08/11 18:07:51.92 .net
先に送信してしまいました。
続きです。
ジングクとグクジンがくるくる入れ替わります。
最後濃厚エロですが直接表現はありません。

141:ジングク12
16/08/11 18:08:46.16 .net
***
困ったことになったぞ。
事前情報ではジンヒョンは異性愛者だったはず。やたらと弟たちにベタベタするのは、アイドルとして割り切ってやっていると理解してたのだが。
方向性が変わった?
早くも冗談です、とネタバレしたい衝動にかられるジョングクだが、万が一でもジンヒョンが真剣だったらシャレにならない。
ジンの気持ちを弟の分際でもてあそんでしまったことになる。
ジンヒョンを傷つけずにうまいこと逃げる方法を考えなきゃ。
ジョングクは考えを巡らせた。
***
「待ってたよジョングク」
そう言ってジンはニヤリと笑ってみせた。
マンネは顔を赤くして黙っている。
その顎に手をやり上を向かせる。
キスするかのように顔を接近させていく。
マンネの唇まであと20センチ、15センチ、10センチ、10センチ、10センチ…
10センチ手前でジンの顔はピタリと止まる。マンネの様子を伺うと、逃げもせず真面目な顔をしてジンをじっと見ている。
参ったな〜
ジンは弱りながらもジョングクの頬に手を伸ばし、ニコッと笑った。
「可愛いね、ジョングク。震えてるの?」
震えてるのは俺じゃないのかと心中で一人ツッコミするジン。
と、マンネが口を開く。
「ジンヒョン、ぼく…うれしいよ」
言葉を選びながら話すマンネの伏せた瞼が色っぽい。
「ずっとジンヒョンに憧れていて、あの入所したときから、だからこの時を待ってたんだ」

142:ジングク13
16/08/11 18:09:36.59 .net
そう言われて悪い気はしない。
頭を撫でようとする、と、マンネはスッと逃げる。
「でもごめん、突然こんなこと言い出して。僕間違ってたよ。こんな夜這いみたいなこと。もっとちゃんと明るいときに話したらよかった」
ジョングクは想いを断ち切るように立ち上がる。
「今日は帰るね」
「ジョングク!」
***
よし、うまいこと切り抜けた。
してやったりの顔を表に出さないようにマンネは立ち去ろうとする。
と、その腕をジンヒョンが掴んだ。
え!?
***
ジョングクの腕を掴みながら、ジンは甚だしく焦っていた。
ああ、もうなにやってんのぼく。
せっかくジョングクが一人で退場するって言ってるのに、うっかり引き止めちゃったよ。
もう持ちネタ無いのに。
でも。
ジョングクの気持ちに感動したのも事実。
この純粋な弟をこのまま帰すのは忍びない。
心ばかりのプレゼントを。
ジンは決心した。
***
ジンはジョングクの腕を掴んで引き寄せる。そしてその広く逞しい胸に力一杯抱きしめた。
兄と弟の肌が密着する。
やはり男の体はゴツゴツしていて固い。柔らかそうに見えるマンネの体でさえそうである。

143:ジングク14
16/08/11 18:10:15.81 .net
にも関わらず、ジンは胸の中に何かが発芽するのを感じた。
あ、まずいかな。
***
うああああ
ジョングクは心の中で悲鳴を上げた。
男同士、抱き合ってる!
ジンヒョンの肌と密着!
ヤバくない?ヤバい!
もう正直に「冗談でした」と告白しよう。殴られるかもしれないけどしかたない。
思い切ってジンの顔を見上げたジョングクはあることに気がついた。
ジンヒョン、震えてる…?
おかしくなった。
なんだやっぱり、無理してたんだな。
そうとわかれば…
***
ジンの腕の中でジョングクがもぞもぞした。
「どうした?」
「ヒョン、ぼく、やっぱり…」
マンネはガバッと体を起こし、ヒョンをベッドに押し倒した。
ジンは大きく目を見開く。
マンネは囁く。
「ジンヒョン、キスしたい」
ジンの中で限界メーターが振り切れる音がした。
ジンは後ずさりする。
「いや、ちょっと待て」
マンネはジンの腕を掴んで離さない。
「やだ。キスしたい」
近づいてくるマンネの顔を手でガードするジン。
「うん、ありがとう。気持ちはうれしいよ」
「ジンヒョン…」
ここはマンネの力がものを言う。
ジンはあっけなく手の自由がきかなくなって暴れる。
「ちょっと待って、ちょっと待って、俺にも心の準備が」
「だめだよ、逃げないでよ」
「だめだってば!!!」

144:ジングク15
16/08/11 18:10:54.48 .net
大あわてのジンをベッドに押さえつけながら「ヒョン可愛い」とジョングクは思った。
色白の頬に赤みがさして、力一杯押し返してくる。
ヒョンなのに僕の腕の中。
可愛い。なんか変な気持ちだ。
からかってるはずなのに。
からかってるだけ、のはずなのに。
なんで唇が引き寄せられるんだろ…
「じょ、じょんぐぅ!まて、ま…」
「…」
「…」
あ。
しちゃった、キス。
***
ジンは口を押さえて憮然とした表情をしている。
ジョングクも我に返り、バツの悪い顔をした。
恐る恐る切り出す。
「あのヒョン、キスしといて何なんですが」
「…なに」
「冗談です」
「…」
「すみません」
「…はあ!?」
「違うんですよ、もうちょっと前にやめるつもりだったんだけど、ヒョンが可愛いから、つい」
「…」
「すみません」
「許さないよ」
「ヒョン〜」
「許してほしい?」
ジョングクが返事をする間もなく、今度は反対にジンに押し倒される。
「もう一度するから」

145:ジングク16
16/08/11 18:11:57.59 .net
今度あわてるのはマンネの方だ。
「え、いやいや、だから冗談だってば、ジンヒョン、ほんとにじょ、」
「…」
「…じょうだ…ん」
ジンニムの唇がさっきとは比べものにならないくらい、深く重なる。
ジンは落ち着いてマンネとのキスを楽しんでいた。
「ん…」
腕の中でマンネが身じろぎする。
可愛いやつ。
舌を絡めれば、嫌がらず応えてくる。
今マンネの頭の中は真っ白のはず。
ただただぼくのキスを受け止めることに夢中。
冗談?
いやいや、それこそご冗談を。
君、才能あるでしょ。
初めてなのにこんなに合うなんて。
そのまま首筋に舌を這わせれば、マンネは目を閉じたまま甘いため息をついた。
「あ…ジン…ヒョン…」
だからダメだって言ったのに。
ぼくを本気にさせるから。
悪い子だね、ジョングゥ。
「まだ朝まで時間があるよ。さあ、どうやって遊ぶ?」
感じる部分に手を伸ばすと、あ、といって、身じろぎするジョングゥ。
可愛いマンネ。ぼくのオモチャ。
悪い子だね、ジョングゥ。
ヒョンが遊んであげるよ。
夜はまだ長い。

ー終わりー

146:ジングク
16/08/11 18:14:07.00 .net
以上でジングク終わりです。
自分の読みたいものだけ書いてる気がします。

147:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/11 18:36:44.06 .net
お互い冗談だったのにやってるうちに本気になるのいい〜
話や相手が変わってもキャ


148:ラがブレなくて好きです すごく楽しんでますのでご自身が書きたいものがまたあったら書きに来てください



149:ジングク
16/08/11 18:55:06.74 .net
ありがとうございます。
恐縮です。
ほんとに占有してしまってすみません。
私もこの場所お借りしてるだけなので、
どなたか投稿してください〜

150:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/11 20:00:08.54 .net
2のコピペされた物語書いた者ですが、続きここに書いていいですか?

151:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/11 23:07:32.23 .net
>>140
スレ乱立してるし、BLとヨジャドル妄想話は分かれた方がいいかも
元々の妄想スレに書いたらどうかな?
それかBLがそっちに移動するか
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152:ホプミン
16/08/13 00:31:09.45 .net
>>91
の続きです。
どちらのスレに投下しようか迷ったのですが、続きなので、とりあえずこちらに置かせてください。

153:ホプミン続き1
16/08/13 00:32:09.42 .net
ソフトクリームを食べてる間はニコニコしてたのに、食べ終わって歩き出すとだんだんジミンの元気がなくなってきた。
ふざけた話を振っても、どことなくおざなりな笑いが返ってくるだけ。
まだ、さっきのこと引きずってんのか?
一計を案じスタンドでビールを一杯奢った。いい気持ちで歩いていても、いつの間にかジミンは萎れている。
ホソクは立ち止まった。
「ジミナ〜。いいかげん機嫌なおせよ」
ジミンはえ?というように顔をあげ、あわててホソクの側に行った。
「僕、機嫌悪かった?そんなつもりなかったんだけど」
「悪かっただろ。ソフトクリームもビールも奢ったのに、ムッツリ黙って」
「あ、それは…」
目を伏せる。
「少し考え事を…」
ホソクはジミンのお尻を足で軽く蹴る。
「なんだよ考え事って」
「あ〜ヒョンには関係のないことですよ。僕の未来について」
「ジミンの未来?聞かせろよ」
ホソクに促されて、ジミンは困った顔をしたが、ボソボソ喋りだした。

154:ホプミン続き2
16/08/13 00:33:59.77 .net
「僕ら、今思った以上に成功して、仕事もいっぱい入って毎日忙しいじゃないですか。でもね、やっぱり人気ってそんなに長くは続かない…」
「そうかもな」
ホソクがジミンの肩を叩き、二人は再び歩き出す。
「僕は誰かがやめようって言うまで、ばんたんを続けたいと思ってるけど、皆がやめたいって言ったら、そうか、と思って、納得しちゃうかもしれない」
「うん」
「それはすごい悲しいことなんだけど、皆にとって意味のあることなら、僕も受け入れなきゃいけないし」
「おう」
「でもそういうこと考えてたらすごく悲しくなって」
「ジミナ」
ホソクはジミンの両肩に手を置いた。
ジミナはまばたきをする。
「はい」
「他の誰かがやめようって言ったら、お前はホイホイやめるの?」
「ホイホイやめるって言い方はやだな」
ジミンが抗議する。
ホソクは重ねて言った。
「皆じゃなくてお前はどうしたいんだ
「僕、僕は皆といたいけど…」
「ジミナ、俺もだよ」

155:ホプミン続き3
16/08/13 00:36:14.28 .net
ホソクはジミンと肩を組んで、頬を寄せた。ん?と言い聞かすように肩を揺らす。
ジミンはゆっくりとホソクの手を振りほどいた。
真面目な顔でヒョンの顔を見つめる。
「ホソギヒョンと一緒にいたいんだ」
ホソクは返事をしない。
ジミナはもう一度声を張る。
「ホソギヒョンのいない世界なんて、僕には意味がないんだよ」
「ジミナ〜、俺も愛してるわ」
おどけるホソクだったが真面目なジミナの顔を見て、ふざけるのをやめた。
「いいんだ。僕の気持ちは僕だけのものだから」
そのままズンズン歩いていく。
ホソクは後ろから呼び掛けた。
「ジミナ〜」
立ち止まったジミンに追いつき、手を差し出す。
「ジミナ、握手」
手を差し出す。

156:ホプミン続き4
16/08/13 00:57:13.23 .net
「ずっと一緒にいたらいいじゃん」
ジミンは差し出された手をじっと見つめた。
ホソクは続ける。
「ずっと一緒にいたらいいじゃん、俺ら。今までもそうだったし、これからも」
ジミンは寂しそうに首を振った。
「気休めなんていいんだ」
「気休めじゃないぞ?」
白い歯を見せてニッと笑う。
手を更に前へつき出した。
「お前が望む限り、一緒にいてやるから」
ジミンはホソクの手を見つめた。
自分の手を差し出し、ゆっくりヒョンの手を握る。
顔を上げるとホソクが微笑んでいる。
と、
「ジミナ」
「なんですか、ヒョン」
「何で引っ張るの。力比べ?」
「そうですね」
「すごい力だな、お前」
「ヒョン、力無いですね」

157:ホプミン続き5
16/08/13 00:57:59.09 .net
そのままジミンはグイッとホソクを引き寄せ、小さな腕の中に抱きしめた。
「僕ね、腕の力はジョングクにも負けないんですよ」
ホソクは顔を赤くして、体を離そうとしたが、
ガッチリ。
「ジミナ〜?」
「ヒョン。奢りついでにもう一つ奢ってください」
「…なに?」
「甘いもの」
「甘いものぉ?さっきソフトクリーム食べただろうが…ふぐ」
ジミナの柔らかい唇が有無を言わさず、ホソクの唇に重なっていた。
あわてて体を離し、口をパクパクさせるホソク。
ジミナはニヤニヤしながら知らんぷりをしている。

158:ホプミン続き6
16/08/13 01:00:45.46 .net
「ジミナ〜」
「はい、なんですかヒョン」
「甘いもの…」
「甘かったです。ごちそうさま!」
パタパタと逃げるジミナ。
ホソクは唖然として見送っていたが、やがて走って行ってチビ助を捕まえた。
そして今度はホソクが主体的にジミンに甘いものを奢ったという話。
「う…ヒョン。捕まえるなんてひどいですよ」
「うるさい」
「ヒョン」
「だまれ」

「…ヒョン」
「静かに」

「黙るから…もう一度…」

「お前…食べ過ぎだからな…」
「ヒョンだって………」

「ね、もう一度………」

ー終わりー

159:ホプミン続き
16/08/13 01:01:22.26 .net
間が空いてしまってすみません。
ホプミン続き、終わりです。

160:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/13 01:04:36.87 .net
>>149
とてもかわいいカップルですね
ここ他に使い道ないし埋めないといけないのでここで続けてください!

161:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/13 01:07:49.14 .net
鬼更新しながらリアルタイムで読んでましたw
こんな理想的なホプミン読んだの初めてで本当に嬉しい
ありがとうございます

162:ホプミン続き
16/08/13 01:23:38.92 .net
ありがとうございます…感想うれしいです
お言葉に甘えてもう少しここにいさせてください。またできたら投稿します。

163:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/13 20:35:19.14 .net
乱立スレを埋めるため下記のスレは
エロ腐ネタその他なんでもオッケーのスレになりました!
もちろんど下ネタもオッケー
好きに書き込んでください
BTSカプスレ11 [無断転載禁止]©2ch.net
スレリンク(nanmin板)

164:名無し戦隊ナノレンジャー!
16/08/14 00:55:52.82 .net
いつもありがとうございます
楽しみにしてます

165:ジミテテ
16/08/14 13:54:29.96 .net
ジミテテ途中まで書いて見ました。
長いですがキス止まりです。
続きます。

166:ジミテテ1
16/08/14 13:54:58.73 .net
喉が渇いた。
Vアプリの中継を終えて、セルカ棒からスマホを外す。
食べかけの食事を見下ろした。
とっくに腹は膨れている。
誰もいないホテルの部屋は妙に広い。
さっきまで画面の奥で多くの、世界中のファンが僕の一挙手一投足を見守っていたのに、僕がなにか喋るたびに「ジミン可愛い」「ジミンもっと喋って」とメッセージが画面に表示しきれないほど映し出されていたのに、
今は誰もいない。
シンとしている。
僕は部屋を見回した。
早く寝よう。
シャワー浴びて、歯も磨いて、ベッドへ潜り込もう。
明日もライブだ、今は感じてないけど、きっと体は疲れてる。
早く眠りに入って、明日万全の体制でステージに立とう。
…酒でも飲むかな。
神経


167:がたかぶって、このままでは眠れそうにない。 何か、ビール…あ、ウイスキー。 父から送ってきた荷物にあった小瓶。 ウイスキーあんまり飲まないけど、寝酒にはちょうどいいかもしれないな。 密封された小瓶の蓋を少し力を入れて捻ったところで、部屋のドアをノックする小さい音が聞こえた。 ドアを開けると四次元の風が入り込んできた。 「放送終わった?」 座っていいとも聞かず、ベッドに寝転がる。 僕たちには一人でツインの部屋が一つ割り当てられていた。



168:ジミテテ2
16/08/14 13:55:41.71 .net
座っていいとも聞かず、ベッドに寝転がる。
僕たちには一人でツインの部屋が一つ割り当てられていた。
テヒョンはベッドでゴロゴロしている。
何をしにきたんだ。
そのまま寝に入りそうになったので、尻をスリッパで踏んだ。
「おい、寝るなよ」
四次元はうーんと言ってそのままゴロリと上を向く。
特に用はないのか?
「特に用が無いんだったら帰れよ」
と言ってみたがもちろん本心じゃない。
むしろ寂しかったので来てくれてうれしかった。
こういう言葉は二人の間ではお約束みたいなもんだ。
テヒョンは口を尖らせた。
「用はあるよ」
「へえ、なに?」
再び腹ばいになると、両手をクロールのように搔くまねをしながら、足をバタバタさせる。
「泳ぎにきた」
面白いのでそのまま泳がせておくと、すぐに飽きて寝ている。
同い年だけど、テヒョナは本当に子どもみたいだ。精神年齢が小学生で止まっている。しかし完全に子どもじゃない。当たり前だけど、たまにはまともなことを言う。が、普段が普段なので、どうがんばってもませたクソガキにしか見えない。
テヒョンのやることは時々ハラハラさせられて、保護者のような気分にさせられるけど、反対に僕が凹んでいてテヒョナに気を使われてるなと気づくこともある。
ギブアンドテイク?
テヒョンはベッドの上に腹ばいで、ポフッと寝ている。
このままここで眠るつもりか。
ふざけて、同じような格好でテヒョンの上に重なってみる。
テヒョンがうーと言った。
僕のアゴの下にテヒョンの頭がある。

169:ジミテテ3
16/08/14 13:56:26.81 .net
テヒョンの体の温かみは僕の気持ちを落ち着かせるようだ。温かいというよりは暑いけど。
「重い」
テヒョンが抗議したが、僕は気持ちいいのでそのまま乗っている。
「やー!暑い!」
「黙っとけ。おまえはしばらく俺のマットじゃ」
釜山訛りで喋ると、テヒョンがクックッと笑った。
ジッとしている。
それから5分くらいテヒョンの上に乗り続けてやっと気が済んだ。
僕が降りると、テヒョンも体を起こす。
何がうれしいのかニコニコしている。
ウイスキーの小瓶を見かけて
「ちょうだい」
と手を伸ばすので、取り上げる。
「テヒョナ飲めないくせに」
「飲めるよ。舐めるくらいだけど」
「そんなんやったら飲まんでええやん」
テヒョンはあきらめたようだった。
立ち上がる。
「帰るわ」
なんとなくその手を掴む。
「もうちょっといろよ」
「何もくれないじゃん」
「さっきカップ麺あげたろ?」
Vアプリ放送中にテヒョンが入ってきて、カップ麺が欲しいと愛嬌をしたのを思い出す。
「愛嬌する?」
そう言うとテヒョナはすぐに、ぱっちり目を開いて体をくねらせ、「ぷいんぷいん」と言った。
可愛い顔を見せたのは一瞬だけで、すぐにいつものテヒョンに戻る。
「ウイスキーくれよ〜」
「まだだめ。秘蔵のなんだから」
そうでもなかったが出し惜しみした。
テヒョンはまたベッドに寝転がった。
僕もその脇に腰かける。
「ねえ、テヒョン…」
テヒョンは一瞬で寝ていた。
嘘だろと思ったが、嘘じゃない証拠に薄目が開いている。

170:ジミテテ4
16/08/14 13:56:59.06 .net
無防備だな。
見てると無意識なのか体をかいている。
そのうち寝ながら上衣を脱ぎ出した。
暑いのかな。
上衣を脱ぐと下も脱ぎ出し、さっさと一糸まとわぬ姿になると、安心した


171:ようにぐっすり眠ってる。 どうしたものか、これ。 彼のミルクティー色の肌に手を伸ばした。背中に触れても感じないのかピクリとしない。 そのまま手を滑らせて、それでも起きないので、両手でテヒョンの背面を首から尻までサワサワしてみる。 スベスベだな。 背中に顔を近づけるとボディシャンプーの甘い香りがした。 右を下にして寝ているテヒョンの横に寝転がり、背後から抱きついた。 落ち着く。 そのとき「ん…」と言ってテヒョナがこっちを向いた。 可愛い寝息を立てて眠っている。 ほんの悪戯心で唇を指で触ってみた。 反応はない。 それをいいことに、ぷにぷに押してみる。 テヒョナはぐっすり寝ている。 そうか。起きないのか。 …そうか。 ほんの出来心。 僕はちょっとドキドキしながらテヒョナに口づけてみた。 … おう。 や、柔らかい。 …思った以上にいい感じだ。 くせになりそう〜。 ヤバイヤバイ。 「ん」と言ってテヒョナが上を向く。 ドキッとしたがまだ目は覚まさない。 それに気を良くして、もう一度キスを試みる。 彼の唇と僕の唇が接触する。



172:ジミテテ5
16/08/14 13:58:17.43 .net

き、気持ちいい〜
なんだこの感触。
ごめん、テヒョニ。僕って変態。
でもやめられない。
もう一度…もう一度…
僕は夢中になって熟睡のテヒョンに口づけを繰り返した。

なんか唇合わせてるだけじゃ物足りなくなってきた….
僕は一度テヒョンを起こすことにした。
「テヒョナ、テヒョナ」
「……………あ?」
「起きて」
「……………お?あれ、なんで僕はだか?」
「自分で脱いだんだよ。なあ、」
僕の中で悪魔が囁く。
「テヒョナ、ウイスキー飲む?」
琥珀色の液体をテヒョナが飲み干すのを僕は見守っていた。
ご機嫌のテヒョナはニコニコしている。
「大丈夫か?」
横に座ってテヒョナの手をとる。
酒に弱いテヒョナの目は早くもトロンとしていた。
「だいじょうび」
「無理すんな」
片手でテヒョナの頭を抱き寄せる。
テヒョナはニマーッと笑ってピースサインを作った。
可愛い。
僕はテヒョナの唇に何かついているフリをして、彼の顎をクイっと持ち上げた。
「ちょっと待ってテヒョナ」
そのまま口づけてみた。
…おう。いい。
唇を離すとテヒョナはキョトンとしている。
ウイスキーで頭がよく回らないみたい。
「あれ?ジミナ?」
唇を触ってキョトンとしている。
自分に何が起きたのか把握してないな。
その仕草が可愛くて、その手をとってもう一度唇に口づけた。
あ、おお。いい〜

173:ジミテテ6
16/08/14 13:58:57.78 .net
再び唇を離すと、テヒョナは今度は顔中にいっぱいハテナマークを並べている。
なぜ僕はこんなことされてるのかという顔だ。
「ジミナ?」
ああ、もう我慢できない。
両手でテヒョンの頬を挟むと、何度目かのキスをした。
「あ、」
テヒョンが口を開けた隙に舌を滑り込ませ、絡ませる。
「…ん、…ん、んぁ」
唇を二度吸い、彼の舌と舌を絡ませ、もう一度唇を吸った。
テヒョナ〜
そこでテヒョンに突き飛ばされ、ベッドから転がり落ちた。
(続きます)

174:ジミテテ
16/08/14 13:59:23.06 .net
ジミナがちょっと変態入っててすいません。

175:ジミテテ、Vミン
16/08/15 19:13:43.15 .net
呼び名がよくわかりません。
続きです。長〜〜いクオズエロなので苦手な方はスルーで。直接表現あります。注意。

176:ジミテテ、Vミン6
16/08/15 19:14:32.56 .net
「わ、悪かった」
「テヒョン〜悪かったってば」
「て、テヒョナ〜もう無理…」
ジミンは酒を飲ませて親友によこしまなことをした罰として、ベッドのマットレスの下敷きにされていた。
ジミンの上のダブルベッドのマットレスのそのまた上にはテヒョナが寝転がって不機嫌にスマホのゲームをしている。テヒョナは下のジミンに向かって怒鳴った。
「変なことするからだ、バカ」
ジミンは弱々しく応答する。
「ごめんよ〜、反省してるって」
「変態!」
「ほんの出来心だって〜」
「おまえエロ動画見すぎなんじゃねえの」
ジミンの声が小さくなってきた。
「出して…」
「…なあ、反省ついでにコーラ買ってきてよ。なあ、ジミナ?ジミナ?…ジミナ?」
マットレスの下で力尽きたジミンをテヒョナはあわてて引きずりだした。
「ジミナ〜!ジミナ〜!ああ、良かった、死んだかと思った」
ジミンが目を開けるとテヒョナはほっとした顔をする。
ジミンは走馬灯が回ったような顔をしている。綺麗なアーミーボムの走馬灯が見えたらしい。
安心して笑顔のテヒョンだったが先ほどの件を思い出したのか、急にムスッとした顔を作る。
しかしさすがに悪いと思ったのだろう、ジミナにコップの水を差し出した。
ジミナはありがとう、といって受け取ろうとしたが、急に肩を抑えて唸った。
「痛え〜」
テヒョナが乗っていたあたりの右肩が痛むらしい。
そうジミンが言うと、テヒョンは自分の部屋からコーラを取ってくるついでに、痛み止めだという薬を持ってきた。
見たことのない薬らしくジミナは首を捻っている。
「これ、何の薬?」
「痛み止めだろ?」
「どこで買ったの?」
「ソンムルに入ってた。これ説明書」
中国語だ。読めない。韓国語の説明書きがないかジミンが説明書をひっくり返していると、隣でテヒョナが件の薬をコーラで飲みくだしてる。
ジミナは驚愕した。
「おい!」
「ん?」
「テヒョナ〜!なぜ得体の知れない薬を簡単に飲むんだよ!?いま説明書読んでるのに!」

177:ジミテテ、Vミン7
16/08/15 19:15:04.88 .net
説明書きには「媚」とか「精」とかの漢字が並んでいる。
あった、韓国語!
ジミンは急いで目を通す。


「テヒョナ?」
「ん?」
「体なんともない?」
「…別に?痛み止めだったろ?」
「いや…」

媚薬だった。
ジミンはあわててテヒョナを彼の部屋まで送り届ける。
「いいか、すぐ寝ろよ。フラフラ外に出て歩き回るなよ!」
「…ジミナ」
テヒョンが弱々しい声を出した。
気がつくと赤く熱っぽい顔になっている。
「だ、大丈夫か、テヒョナ」
「変…気持ち悪い…」
胸をさするようにしてベッドに転がると、肩でハッハッと息をしている。
額に玉のような汗が浮かんできた。
テヒョンが呻く。
「暑い…」
「テヒョナ、誰か呼ぼうか?」
あわてるジミンにテヒョンは手を伸ばした。
「辛い…ジミナ、来て…」
ジミンはベッドのテヒョンの傍らに乗る。
テヒョナは身悶えている。
「ぅぅ、っ、、」
「テヒョナ、大丈夫か…」
ジミンが心配で覗き込むと、喘ぎながらテヒョナがいった。
「…して」
「ん?」
「…して」
「なに?」
「キスして、ジミナ」

178:ジミテテ、Vミン8
16/08/15 19:15:36.68 .net
テヒョナは汗を流しながら起き上がったがハッと口を押さえると、あわてたようにベッドの上を這いずる。
「ウソ。ウソだ今の」
ジミンはテヒョナの後を這って追いかけ、彼を捕まえると優しく言った。
「テヒョナ、なに?もう一度言ってみて」
「…うるさいな〜、なんでもないよ」
悔しそうに目をそらすテヒョナ。
ジミンは更に言う。
「言ってごらん?僕、なんでもしてあげるよ?」
テヒョナはハアハア息をしながら、チラッとジミンを見る。
じいっとジミンの唇を見てたが、あわてて視線をそらす。
「いやいや」と首を振りながらブツブツ独り言を言ってる。そう言いながらもますます息は荒く、腕で体をこすっていた。
「ねえ?なんかしてほしいんだろ?」
ジミンがテヒョナの耳元で囁いた。
感じたのか、寒気がしたのか、テヒョナはぶるっと震える。
「言ってみたら?今だけの秘密にするから」
テヒョナはハアハアしながら黙っている。
ジミンがもう一声かけようと身を乗り出したそのとき、クルッとテヒョナが振り返った。
あっという間にジミンをベッドに押し倒す。
テヒョンは意を決したようにジミンの耳元に囁いた。
「秘密だからな」

179:ジミテテ、Vミン9
16/08/15 19:16:28.99 .net
そして熱っぽくジミンの顔を見つめると、右手でジミンの前髪を掻き上げて言った。
「おまえ、可愛いな」
その言葉が終わるか終わらないかのうちに、ジミンの唇に唇を重ねた。
一度、二度、三度…
情熱的なキスだった。
どちらからともなく舌をからませる。
「ジミナ…」
テヒョナの色気のある低い声がジミナの耳元で囁く。
「ねえ、もっとしていい?」
「もっと?」
「ん…この先のことしていい?」
「…でも、僕、男同士のやり方知らないし…」
「僕も知らない…」
「やめようよ」
「でもしたいよ…」
テヒョンが全て脱いだので、ジミンもそれに従った。
ベッドの上にお互い膝立ちしてキスしながら抱きしめ合う。
お互いのものがお互いを押し返している。
ジミンが手を伸ばしてテヒョンのものに触れると、テヒョンは一瞬目を閉じてからジミンの首筋にキスをしていく。
ジミンが手を動かすと「はぁ」と汗をかきながらため息をもらす。
テヒョンもジミンに手を伸ばすが、ジミンが制した。
「まだいいよ」
そしてテヒョンをベッドに押し倒す。
テヒョンにキスしながら優しく動かす。
「僕が先?」
テヒョンが汗をかきながらニヤッと笑う。と、感じたのか「おぉう」と言った。
「そうだよ、僕テヒョンのイクとこ見てるから」
「僕、自分でだって見たことないのに」
「…それもそうか、僕も」
「ジミナのは僕が見るよ」
「やめてよ〜恥ずかしい」
「なんでだよ」
いつものように笑う二人だが、ふとまじめになってキスをする。
と、テヒョナが起き上がった。
「テヒョナ、どうしたの?」
「やっぱりジミナ、先にイかす」
「なんでだよ〜」
「だって見たい」

180:ジミテテ、Vミン10
16/08/15 19:17:14.19 .net
今度はジミナが押し倒された。
ジミナはテヒョンの手つきにうめいた。
「ちょ、っと、痛いよ」
「あ?ごめん」
「んん〜」
「だめ?」
「ああ、もう!こうして!」
ジミンは起き上がるとテヒョンの手に自分の手を添える。テヒョンが囁いた。
「いい?」
「ん…うん」
「ジミナ、色っぽい」
「ふ?やめてよ〜、あっ」
と、テヒョナがジミナの下腹部へ降りていった。ジミンをくわえ込む。
ジミンが呻く。
「あっ…テヒョナ…それ…」
片手で体重を支え、片手でテヒョナの髪の毛をつかむ。
テヒョンの頭が動くにつれて、ジミナの密やかな吐息が部屋に響いた。
「ぁっ、っ、…」
と、テヒョナの動きが止まる。
ジミンは荒く息をしている。
「あ…テヒョナ…」
「続ける?」
ジミンが激しく頷くと、テヒョナは笑って今度は手を動かす。
喘ぐジミンに優しくキスをしながら。
「見るよ」
「テヒョナ…っぁ、ぁ」
ジミナの白い綺麗な喉がしなり、テヒョナの手を熱いものが濡らした。
テヒョンはジミンにキスをして言った。
「色っぽい。好きだよジミナ」


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