零戦神話を語るスレ 2
at MIN
550:天之御名無主
14/01/15 02:01:38.06 .net
>>536
だから「日本がモノ作りで世界で伍する為」ってだけじゃ、
使い勝手は良く、性能も良いが「気持ち悪い製品」しか生まれないのよ。
性能オバケになる。
本来物作りというのは性能を引き出す作業ではなく、共感を得る作業でなければならない。
「ウォークマン」は、音楽を携帯するという部分に「共感」を求めた。
それまでも大きく重いラジカセを持ち歩けば「携帯」はできたが
軽く、財布くらいの大きさでポケットに突っ込めるのが「携帯ではないか?」と訴えて
共感を得た。
ユーザーの負担を設計が身代わりしたのだ。
ゼロ戦には「剛性低下ワイヤー」があった。
それまでの飛行機はピッチングが高速時過大になり、微妙な力加減をしないと
失速やオーバーGを引き起こし、空戦なら即死となる。
ゼロ戦は弾性変形するワイヤーをセンサーとし、空気圧力の変化を検知、
高圧になる高速飛行では、自動で昇降舵が浅くなり
低圧になる離着陸飛行は、自動で深く切って充分な機首上げ力を授けた。
パイロットは全・速度域で同じように引いているだけ。
これは技量の良いパイロット、未熟なパイロット、英米のパイロット全てに快適だと共感された。
現代の復元機パイロットも、乗っていて楽しいとコメントしている。
ただ英米パイロットは「装置が付いてないので理由が分からない」と付け加えた。
剛性低下ワイヤーがあったのは、ゼロ戦、雷電、烈風だけである。
装置をつけることで、剛性低下ワイヤーと同じ効果を出すことは可能。
しかし、それは修理・点検箇所の増加、製造工数の増加、造重量の増加、動作確実性の保証、
など他人の負担を前提に成り立つことだった。
ゼロ戦はパイロットだけでなく、整備員・工員の負担まで設計で減らしている。
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