【妖怪】語ればいいじゃない【雑談】 at MIN
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50:天之御名無主
10/10/07 23:33:07 .net
>>23
鬼(怨霊)を払う儀式を行う「方相氏」という役がコワモテのお面をかぶっていたので
混同されて腕力キャラになったらしい

ソースは「暴れん坊少納言」 

51:天之御名無主
10/10/08 10:15:22 .net
>>50
方相氏のオリジン(自殺した落第書生)って限り無く後付けっぽいよなぁ

52:天之御名無主
10/10/08 17:19:09 .net
東博模本の百鬼夜行絵巻は火の玉と黒雲が一緒に描かれてるって本当?
凄く見たいんだけどWEB上で見れないかな

53:天之御名無主
10/10/09 13:55:02 .net
>>39
高いのに中身がよくわからない
特に後の方

54:天之御名無主
10/10/16 10:47:49 .net
前スレだったかの、目の錯覚が目目連の亜種ってのは興味深い

55:天之御名無主
10/10/17 09:21:35 .net
>>53
ググれば出てる

URLリンク(lib.city.kurashiki.okayama.jp)
内容: 伝統/近世 造形化・図像 〈さまざまな怖ろしげなるものたち〉の図像化をめぐって / 小松和彦著
  石燕妖怪画の風趣 / 近藤瑞木著
  『婚怪草紙絵巻』、その綾なす妖かし / 徳田和夫著
  妖怪図像の変遷 / 今井秀和著
  「幽霊」の足 / 桑野あさひ著
  怪談・草紙 上田秋成の初期妖怪小説について / 高田衛著
  所帯道具の化物 / アダム・カバット著
  残虐から幻妖へ / 佐藤至子著
  上方落語の怪異空間 / 佐々木高弘著
  妖怪論/怨霊をめぐって 歴史的産物としての「妖怪」 / 木場貴俊著
  怨霊から妖怪へ / 大森亮尚著
  怨霊研究の諸問題 / 山田雄司著
  能に現われる怨霊 / 永原順子著
  蚊帳と幽霊 / 常光徹著
  妖怪論/日本と海外・天狗と鬼 西王母と赤松子 / 杉原たく哉著
  阿蘇・高千穂の鬼八伝説 / 永松敦著
  韓国のトケビと日本の「付喪神」 / 金容儀著
  創造/現代 妖怪近代化の明治 明治期の海外邦字新聞および海外関係記事にみる怪異情報序説 / 湯本豪一著
  怪しい獣から「怪獣」へ / 齊藤純著
  ツェツィーリエ・グラーフ・プファフの『日本妖怪書』をめぐって / 安松みゆき著
  恋愛劇と「大魔神」 / 清水潤著
  再創造される妖怪 黎明期の妖怪映画 / 志村三代子著
  猫目小僧と妖怪ブーム / 高橋明彦著
  学校の異界/妖怪の学校 / 一柳廣孝著
  鎌鼬存疑 / 飯倉義之著
  ほか4編


56:天之御名無主
10/10/17 16:19:55 .net
アダム・カバットさんの話はおもろい

57:天之御名無主
10/10/17 17:58:43 .net
>>51
自殺した落第書生は方相氏じゃなくて鍾馗だろ?

方相氏の起源は春秋戦国以前だろうな。


58:天之御名無主
10/10/17 18:09:05 .net
>>33
付喪神の語源は単純に「ツキモノガミ(=モノ(霊魂)が器物に取り憑いてカミとなること)」だと思うんだがなぁ。


59:天之御名無主
10/10/19 20:20:21 .net
九十九髪が白髪と同意なのは、「百」から「一」を引いたら「白」になるからじゃないの?
と、wikiも見ないで言ってみる

60:天之御名無主
10/10/30 21:32:22 .net
朝おきたら、窓に妙なしみがついてた。
油じみと言うか。
外からだれかが顔を押し当てたみたいな。
マンションの十二階なのに。
昨日窓拭きなんかしてたか?

61:天之御名無主
10/10/31 19:04:42 .net
妖怪油じみですね

62:天之御名無主
10/11/01 00:13:03 .net
アメリカの調査で
1900年代前半くらいから魔女の目撃報告がだんだん減り続けて
反比例して増えてるのがUFO
合計件数はほぼ横ばいって話を思い出した

日本版の魔女が妖怪なんだろうな

63:天之御名無主
10/11/01 03:54:41 .net
魔女の目撃報告なんかあったのかよ!

64:天之御名無主
10/11/01 22:09:46 .net
ヒント:魔女狩り

65:天之御名無主
10/11/02 01:44:22 .net
>>64
1900年代前半に?

66:天之御名無主
10/11/05 18:43:30 .net
>>65
いまだにエクソシストの需要があって専門教育もされてるんだ
目撃譚ぐらい普通にあるし、そもそも自称してる人だっておる

67:天之御名無主
10/11/05 20:05:16 .net
魔女がUFOの中にはいって飛ばしてるんじゃね?

68:天之御名無主
10/11/05 21:30:33 .net
>>66
魔女が空飛んでるって目撃談ってそんなにあるの?
資料とかよかったら紹介して欲しい.

それとも自称する人が目撃されてるってだけの話?
UFOとトレードだというんで、てっきり箒で空飛ぶ魔女、の目撃例だと思ってた。



69:天之御名無主
10/11/05 23:00:25 .net
いつの時代にも一定の割合で怪しい目撃譚はあるってことなんだろうけど
確かにUFOと並べられると箒で空飛んでそうだよね。

70:天之御名無主
10/11/06 02:23:10 .net
アイルランドあたりでの妖精の目撃譚も宇宙人、UFOに変わっていったんだろうな

71:天之御名無主
10/11/06 13:43:19 .net
>>70
稲生平太郎の「何かが空を飛んでいる」だったかには、妖精の目撃例とUFO・宇宙人の目撃例を比較考察がある.
妖精というと、人間ソックリを想像しやすいが、グレイみたいなのを含め色々ヴァリエーションあるしね。
目撃の具体的内容自体のレベルでは区別できないものも多かったりする。



稲生は、アメリカにアイルランド移民が多いことを上げて、現代の宇宙人イメージの系譜に妖精信仰があるのではないか、とか述べてる

光と共に現れる異界から客
人を攫う小人。その理由は往々にして「衰退する種族のために新しい血を入れるため」とか

72:天之御名無主
10/11/06 19:27:28 .net
>>71
面白そうな本だと思って尼みたらエライ値段付いてるのね

宇宙人に拉致られたと主張する人達と、神隠しにあってどこかで呆然としてる
ところを発見された子供の性格・精神状態には共通点ありそうだね

説明原理が時代や流行文芸、テクノロジーの進歩等によって変化していく様を
分析できれば面白いだろうなぁ

73:62
10/11/06 19:43:01 .net
>>68
昔読んだ本なので細部はあいまいですが,
大半は何かが空を飛んでいた,魔女に違いないという内容だったそうです
魔法を使ったり森でサバトしてたという目撃談も,少数ながらあったらしい

もしかしたら>>70の本なのかな?

1900年代初頭からの比較で,WW2〜冷戦期には魔女はUFOにとって代わられたようです

74:68=71
10/11/06 21:22:37 .net
>もしかしたら>>70の本なのかな?
俺も昔図書館で二回ほど借りて読んだだけなの、細かいところまで覚えてないが
記憶にある範囲では魔女の話はなかったと思う、が

記憶にないだけかも
また借りてみるかな

75:天之御名無主
10/11/06 21:26:38 .net
一応、アンカーミスって前提で答えたけど、違ったらごめん

ちなみに妖精の目撃談自体は、少ないが比較的最近もあるらしいという話は載っていた

76:62
10/11/06 22:48:26 .net
>>71あてでした すみません
私が読んだのはどっちかというと宇宙人よりの本でした

日本だとさしずめ天狗がその位置なのかな,と思います

77:天之御名無主
10/11/07 01:17:45 .net
>>76
何かが空を、も宇宙人、というかUFOよりの本

妖怪概念が近代化の中で変容する
雪男=イエティについてのこのブログの考察も面白いよ
URLリンク(x51.org)

話題になった本だから、みんな読んでるかもしれないけど日本の例ではこの本が面白い
URLリンク(www.seikyusha.co.jp)
近代化の中で「狐憑き」が否定されていく過程で、「憑き物が脳に潜り込む穴などないことが西洋解剖学でわかっているので、憑き物などありえない」なんて議論が出ている
現代の”憑き物”イメージは、非物質的な超自然の霊体だけど、江戸時代の人達の考える憑き物及び霊体イメージはもっと自然の肉体を持った生き物と連続的だったりしたのかも、と思わせる話。


今ググって見つけた批判記事もリンクしておく
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

78:天之御名無主
10/11/07 23:15:27 .net
狐憑きといえば、蠱毒を思い出す。蠱毒は道士が用いる法術の
一つな訳だから、やはり本来は術をかける相手に何らかの毒を
与えたんだろうと思う。つまり、中毒症状。

時代の変遷で「狐憑き」自体が意味する症状も変わっていったの
ではないかな。

79:天之御名無主
10/11/08 03:02:34 .net
>>77
批判記事を見るかぎりいろんな点でフーコーっぽい議論のようだな

80:天之御名無主
10/11/12 03:04:43 .net
この手の議論でフーコーぽくない議論をするのってすごい難しそう

81:天之御名無主
10/11/15 07:57:24 .net
>>77
まあ「自分だけが真実を解かっている」妄想がここまで強くなるともう駄目だろうね

82:の○ちゃん
10/11/17 16:20:14 .net
やまちちという妖怪をご存知でしょうか?

83:天之御名無主
10/11/17 20:50:00 .net
>>82
やまちちってちょっと調べたら結構いるみたい。
とりあえず、サックリ調べただけだけど、山爺と山地乳ってのならwikipedia にあったよ

山爺
Wikipedia項目リンク

山地乳
Wikipedia項目リンク

84:の○ちゃん
10/11/17 22:29:10 .net
そのやまちちが
う〜ん
なんていったらいいのか
ちょっと暴れだしたようなんです。
長野のあたりで
詳しいことはわかりませんが
やまちちみたいです。

85:天之御名無主
10/11/18 10:45:06 .net
そういう方向ならオカ板へどうぞ

86:天之御名無主
10/11/18 19:31:38 .net
夜中に散歩してて赤ん坊の泣き声みたいなのが聞こえることがたまにある
虫とか水の音だと思うけど、こういうの聞いて川赤子とかが生まれたのかなぁと想像してる

87:天之御名無主
10/11/18 22:37:07 .net
それはネコの発情期じゃないの
俺も最初は赤ん坊と間違えた

88:天之御名無主
10/11/18 23:01:04 .net
ぬこの唸り声はマジパネェ

89:天之御名無主
10/11/19 07:42:31 .net
沖縄の乳の親(ちーのうや)が好き過ぎて会ってみたい

90:天之御名無主
10/11/22 11:01:41 .net
赤ん坊が泣いていると思ったら弟のイビキだったでござる

91:天之御名無主
10/11/23 23:46:51 .net
怪鳥の鳴き声おそろしや

92:天之御名無主
10/12/02 22:44:00 .net
ぬーべーとかうしおととらとか東方とか,最近だとぬら孫とか
妖怪って最近愛される存在になってるよな

鬼太郎の妖怪はちょっとw

93:天之御名無主
10/12/03 10:11:04 .net
そんなかで一番愛されてるの明らかに鬼太郎の妖怪だろ
東方はともかく、他の妖怪は愛され要素ないし

94:天之御名無主
10/12/03 19:41:43 .net
>>93
待て待て…。
豆腐小僧を忘れちゃっちゃー駄目だ。

95:天之御名無主
10/12/04 14:53:05 .net
救われるほど良くも無いが地獄に落ちるほど悪くも無いっていうケルトの妖精に対する
評価、そのまま妖怪にもあてはまるね

96:天之御名無主
10/12/12 00:50:58 .net
今日の目がテンで目目連を紹介してたが、
錯覚が正体であるような説明をしていたのが気に入らない。

97:天之御名無主
10/12/12 19:24:42 .net
太センセイが出てたね。
妖怪の原因をどう解釈しようと別にいいとは思うんだけど、
そもそも目目連は石燕の創作じゃなかったかな。
URLリンク(www.psy.ritsumei.ac.jp)
URLリンク(www.michaelbach.de)

98:96
10/12/13 19:14:29 .net
妖怪の正体は錯覚でした、ではなく
この錯覚は目目連と呼ばれています、的な
妖怪を主体にした説明にして欲しかったという言いがかりです。

99:天之御名無主
10/12/13 19:32:05 .net
人間は無意識に顔っぽいものを探したがる性質があるとかそういう話だったん?

100:天之御名無主
10/12/13 19:36:11 .net
たぶん、>>98が言わんとするところと全然違うと思うが
妖怪の正体はxだった、みたいな言い方には確かに抵抗を感じるな

ナショジオのチュパカブラの正体を探る番組で、猿とか犬とか宇宙人とか、色々と候補を上げて言ってたけど
その説明を見る限り、個々の目撃情報では、『犬だろう』とか『皮膚病のコヨーテだろう』とか特定出来てるんだよね。
妖怪に単一の正体があるとは限らないしね。



101:天之御名無主
10/12/15 20:34:14 .net
番組でヒョウタンぶら下げておどかしてたけど
人気の無い山道にヤカンとかぶら下がってたらビビるわな

車で山中を抜け道探しながら走ってた時、
ムシロがぶら下がってた時はマジびびった。
うちの方にはそういった風習無いもんで

102:天之御名無主
10/12/15 22:50:16 .net
ヤカンヅルって山伏とかが洗って干してたヤカンなんじゃ

103:天之御名無主
10/12/16 11:07:28 .net
つまり、ヤカンヅルの恐怖とは
異なる文化圏との境界に立ち、そこへ入ろうとする恐怖ということか

104:天之御名無主
10/12/25 22:11:33 .net
ちょっとおもしろいな。
暗いところにヤカン吊るして実験してみようかな。
「検証!ヤカンヅルは本当に怖いのか!?」みたいな。

105:天之御名無主
10/12/25 22:36:54 .net
結果が怖がられませんでした、ならいいけど
結果が怖がられた、だった場合、倫理的に反されそうだな

心理学実験での倫理規定とか本が出てるくらいだし、人類学でも研究倫理とかいろいろ厳しいらしいが
民俗学業界ではそういうのあるのかね?

106:天之御名無主
10/12/27 20:37:58 .net
>>99
シミュラクラ現象?

107:天之御名無主
11/01/03 22:34:08 .net
びんずると関係無いのかな

108:天之御名無主
11/01/16 01:06:05 .net
薬缶吊るも好きだが、お茶の袋が普通にぶら下がってるだけの茶袋はマジで大好き。これを妖怪と言った人はいい感性持ってると思う。
まぁ出会ったら病気になるとかいう説も有るから、ただぶら下がってるだけじゃないのかもしれないけど

109:天之御名無主
11/01/16 17:06:18 .net
上にもあったけど要は外部から来る人に対する警戒感と恐怖心が
強い時代だったんだろうなーと思う。

110:天之御名無主
11/01/25 13:03:37 .net
妖怪と酒について考えてみる

なまはげ(妖怪じゃないかも)は、お酒を差し出すと帰ってくれると聞いた事が有る。
FC版女神転生の敵(妖怪じゃない)は、お酒を出すと仲魔になることもある。
ヤマタノオロチ(妖怪?)は酒の飲み過ぎで退治された。
妖怪大戦争では、大人でも酒を飲むと妖怪を見ることができると説明していた。

酒は、妖怪と人間の共通の文化なのでは?

111:天之御名無主
11/01/25 20:52:55 .net
酒、というか脳機能に作用を起こす品は昔から霊的なものとして扱われたのでしょう。
酒以外ですと、特定の葉っぱやキノコ、或いは非常に香りの強い動物の部位。

祭と精神作用についてという話はおもしろそうですね

112:天之御名無主
11/01/25 23:07:56 .net
秋田だと、三吉鬼も居酒屋でタダ酒飲んで代金払わず帰るらしい。

そのお代を請求しないと、後日その酒代以上の米俵とかを店先に置いてくれるそうな。

逆に酒代請求するとブチキレるとか。ヒドス


113:天之御名無主
11/02/11 23:25:14 .net
アッガーレ

114:天之御名無主
11/02/12 00:36:04 .net
俺も酒飲んで酔っ払ってる時に妖怪見たことあるわ。


今は、妖怪が居るという発想がそもそも無い。
ヤカンが浮いていても「引っかかってるのかな?」と思う方が先だろう。
ただ、それはどんな状況でもそうというわけじゃないからな。

葬式の帰りに見れば、普段は怪しくないものも怪しく見える。

115:天之御名無主
11/02/12 15:45:48 .net
都会は夜中も明るいが田舎は今でも薄暗い所は薄暗いからな。妖怪出そう!って場所はまだある

116:天之御名無主
11/02/13 11:51:15 .net
鵺の碑って言ったら鵺塚の事なのかな?トラツグミの鳴き声って聴いたことないんだけどどんな風に鳴くのだろうか。

117:天之御名無主
11/02/13 16:42:16 .net
子供のころ農道を歩いていると,100mほど先から歩いてくるおっさんが一つ目に見えた
近づいてみると普通のおっさんだったんだけど,あれは何だったんだろう…
錯覚とか認知のゆがみだったんだろうなぁ

118:天之御名無主
11/02/13 18:31:29 .net
いや、慌てて二つ目に見えるように幻覚を見せた一つ目親父で間違いなかろう

119:黒猫
11/02/14 19:27:44 .net
【道祖神】路端の石像【地蔵様】スレに触発されて作ってみた。

大阪近郊の妖怪等の伝承の伝えられている場所で私の回った所
URLリンク(maps.google.com)

まだまだ結構あるもので今後も回っていくつもり


120:天之御名無主
11/02/20 02:22:09.21 .net
>>119
面白いね
俺もつくってみようかな

121:天之御名無主
11/02/22 08:13:01.19 .net
渡辺綱が好きなんですが酒呑童子の書籍でオススメありますか?

122:天之御名無主
11/02/23 01:31:28.32 .net
日本で妖怪の伝承が多い地域ってやっぱり近畿?

123:天之御名無主
11/02/23 06:20:46.90 .net
近畿というと京都や奈良を含むからな
全国で一番多いかどうかは分からないけれど、多いのは間違いないんじゃないか

124:201.78.168.203.megaegg.ne.jp
11/02/23 16:46:17.71 .net
やはり遠野だろうな

125:天之御名無主
11/02/24 00:05:46.40 .net
四国や佐渡島は狸天国ってのが好き。四国大好き


126:天之御名無主
11/02/24 12:37:49.60 .net
渡辺綱っていえば、
荒俣センセの本に、渡辺家の家紋は綱の故事を由来にするもので、
茨木童子との戦いで受けた傷跡が元ってあった気がするんだが、
この話他の人の本にも在りますか?

127:天之御名無主
11/03/18 21:58:08.62 .net
不謹慎かもしれんが、
今の日本国民全員に付きまとっている言い様のない不安を
綺麗さっぱり落としてくれる憑き物落としは居ないものか

128:天之御名無主
11/03/18 22:25:57.17 .net
居ない

129:天之御名無主
11/03/18 22:37:05.28 .net
中禅寺秋ry

130:天之御名無主
11/03/19 17:58:27.58 .net
その人は実在しませんw

131:天之御名無主
11/03/19 20:23:37.68 .net
むしろ京極堂的に言えば、長年の憑き物が落ちようとしているのかも……。

132:天之御名無主
11/04/15 13:01:51.79 .net
もしもしから失礼

俺昔から「天狗憑き」って言われてるんだけどググってもでてこない
なんでも天狗憑きは周りの風が強くなるのと波を高くする力(コントロールできない)があるというんだが確かにそのとおりなんだ

オカ板とここどっちに聞こうか迷ったけどとりあえずここで聞いてみる
誰か天狗憑きについて詳しく知らない?

133:天之御名無主
11/04/20 01:20:36.30 .net
うん、オカ板行け。

134:天之御名無主
11/04/21 13:10:11.37 .net
憑き物の話なら民俗学だけどなー。あんま関係なさそう。

135: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】
11/04/22 00:11:31.67 .net
憑き物筋がより民俗学っぽい。

136:天之御名無主
11/05/22 00:35:11.28 .net
現代において憑き物筋って認知されてんのかな

137: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】
11/05/22 08:10:50.89 .net
四国にまだ多いと信じてる。

138:天之御名無主
11/05/23 12:59:53.83 .net
新しく越してきた富裕層の家族があるとしよう。
実は、その家は憑き物筋でね、他の土地に居る事が出来なくなってきたからここへ越してきたらしい、という話を子供に流すと。

怖い物好きの子供社会のネットワークでその噂が流れたら、憑き物筋の出来上がりw

という呪詛は出来そうな。

139:天之御名無主
11/05/23 22:25:23.64 .net
なにか、変なものがついているって差別する事もできるが、
変なものでも大事に奉れば裕福になれるって道徳的な解釈も出来る。
出来損ないだからって無闇にいじめてちゃいけないよ、と
臍から金の粒を出すかもしれんし

140:天之御名無主
11/05/24 00:27:56.34 .net

被災地の文化財を失わないために ーー saveMLAK

博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・救援情報

URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)

URLリンク(savemlak.jp)
URLリンク(twitter.com)


141:天之御名無主
11/05/27 12:06:02.47 .net
空亡(そらなき)という妖怪について教えてください
・百鬼夜行の最後に出てきて全ての妖怪を押しつぶす妖怪
らしいのですが

ググってみたけど占い用語だったり、
妖怪がらみでは荒俣宏が言い出した(と言っても出典不明でイマイチ信頼できそうにない)〜とか
大神の設定資料集から〜とか
ゲームっぽい設定のページは出てくるんですが
古い情報はないっぽいので最近作られたもんでしょうかね?

142:天之御名無主
11/05/28 02:10:15.12 .net
荒俣宏の陰陽妖怪絵札トランプにあるっぽい。
百鬼夜行絵巻を元にした奴で、空亡は最後の火の玉につけられた名前。
荒俣宏が勝手につけた名前だけど(空亡はもとは陰陽道用語)、
大神の設定資料集でそれを古くからあるものとして紹介しちゃって有名になったんだと思う。
しかもググッて出てくる解説だと大神での設定も混じっててカオスなことに

143:天之御名無主
11/05/28 05:09:10.50 .net
ありがとうございます
百鬼夜行絵巻の最後に太陽っぽいものがあるのは確認したんですが
トランプは流石に選択肢になかったです
設定に関しても色々混じってたんですね…

144:天之御名無主
11/06/02 01:58:34.83 .net
作家の手で創作された妖怪が、いろんな媒体を飛び回ってるうちに伝統妖怪の中に紛れ込んでるのは石燕の時代から変わらんね

145:天之御名無主
11/06/02 16:41:00.85 .net
他の民俗事象でも、口承と書承の相互影響は、当てはまることが多い。

146:天之御名無主
11/06/05 23:00:29.15 .net
これはどうだ

190: 学生さんは名前がない [] 2011/06/05(日) 19:36:15.73 ID:dCUfa90F0
コピペ

小学生のとき、理科の先生が夜更けの帰り道でかっぱのような生き物に襲われたらしい。
用水路沿いを歩いてたら突然背後から襲われ、組伏せられたあと、片手をつかまれ、すごい力で引きずられたとか。
先生は無我夢中で、胸ポケットにあったボールペンを生物の腕に突き立て、怯んだところを近くの民家に逃げ込んだ。
その家の主人に事情を話し、武装して恐る恐る見に行くと、生物はすでに立ち去ったあとで、弁当箱を入れてあった巾着袋が持ち去られていたという。
生物の風貌は暗くてよくわからなかったが、背は小学高学年くらい、肌はヌメヌメしており、声などは発しなかった。とにかく力は半端じゃなく、大学時代柔道で鳴らした先生でもまったく太刀打ちできなかったらしい。
こんな話を朝のホームルームで、半ば半狂乱の先生から聞かされた。俺達は震え上がり、女子は泣きわめいた。それほど真に迫った語り口だった。
先生は職員会議にこの話題を出したらしく、児童の集団下校と、大人の引率、パトロールを徹底するよう訴えたらしい。
しかし、全く相手にされず、先生は半ばゲリラ的に保護者会でこの話を出し強く訴えたが、やはり一笑に付されてしまったとか。うちの母ちゃんもその場に居合わせたが、すごい剣幕だったらしい。
ほどなくして、先生は休職してしまい(させられた?)、お別れ会もしないまま学校を去った。一連の騒動について語ってくれる先生は誰もおらず、すぐに風化した。
その生物の目撃談は先生の一例だけだったが、俺は
「誰も信じてくれない!だが先生は見たんだ!何かあってからでは遅いんだ!みんな用水路には近づくな、一人で歩くんじゃない!」
と俺達に言い聞かせた先生の話が嘘や幻には思えないんだ。
昭和のある田舎での話だ。

147:天之御名無主
11/06/06 07:19:16.10 .net
近年のそういう話なら現代民話考が結構お勧め。
でもちくま文庫が絶版になっているからなかなか入手に苦労する…

148:天之御名無主
11/06/06 10:54:21.11 .net
>>146
ミステリー的に考えてみた。
A雄は、大学時代に柔道をやっていた縁で警察関係者との付き合いがあった。
ある日、北朝鮮工作員が日本人を拉致しているらしいという噂が耳に入る。
だが、警察ですら、工作員の暗躍など言うもはばかる時代。

夜更けの帰り道、用水路に怪しく動く影を見たA雄。
腕っ節に覚えのあるA雄はその影を追うが、背後から襲われ、用水路に落とされそうになった。
A雄はボールペンで相手の腕を突き、すんでのところで近くの民家に逃げ込んだ。

間違いなく北朝鮮の工作員だが、学校は在日系団体との関わりが深い日教組の天下。
そこで、河童の仕業にする事を思いつく。
自分が襲われたのは事実なのだ。狂人扱いされてもいい。
なんとか、子供たちを守りたいとA雄は考えたのだった。


149:天之御名無主
11/06/06 12:26:27.85 .net
おもろい

150:妖怪目撃例
11/06/06 12:34:08.60 .net
929 :本当にあった怖い名無し:2011/06/06(月) 00:15:38.73 ID:gY5AnhAX0
>>837
20年前、北関東の小さな町
オレらは小学校の裏山でよく遊んでたんだが、奥の森は広くて危ないから入るなと言われていた
土曜日の午後、友人四人で探検ごっことして森に入った リュックに荷物詰めて、ワクワクしながら散策してた
ある程度奥に進んだところで、岩に腰かけておやつを食べていると、友人の一人がシーッと会話を制し、指をさした
その方向をむくと、なにやら妙な生き物がノシノシと二本足で歩いている 大人ほどの背丈で腹がでており、足は短く、割に手は長い、身体は毛がなく、ツルッとした灰色だか緑色だかが混じったような全身粘膜に見えた、とにかく見たこともない生き物
こちらに気がついていないようだったが、オレらの仲間内でも小心者のはずのAくんがなぜかそいつに向かって空き缶をぶんなげた
空き缶は当たりはしなかったが、そいつはこちらに気付き、向かってきた 目玉がやたらでかくて魚みたいな感じで視線が読めない
しばらく金縛りにあったかのように動けなかったが、友人がワッと叫ぶと同時に全員慌てて逃げ出し、目印に置いておいたおはじきを頼りに森を出た
途中振り返ってみると、そいつは走っているようだったが、足が遅く、俺達は余裕で逃げ切れた


151:妖怪目撃例
11/06/06 12:35:06.69 .net
リュックを忘れたため、母ちゃんに怒られて、オレはその話をした
母ちゃんは全く信用してなかったが、俺達全員が揃って同じ証言をしたため、かえってなにか悪いことをしているんじゃないかと疑われ、最終的には保健の先生にカウンセリングのようなものを受けさせられるまで話が大きくなってしまった
俺達は困ってしまい、もうこの話はしないようにした
友人が描いた似顔絵から、ギガデーモン(似顔絵がドラクエのモンスターに似てただけ、本物は全然違う)と呼ばれたその生物は俺達の学年の間で流行り、大人に内緒で何度か捜索隊を結成したが、その後見ることなかった
森でよく仕事をしていた友人の祖父に聞いてみたこともあるが、もう何十年もこの森を見ているが、そんなものは見たことも聞いたこともないとのことだった
今考えると恐ろしいことをしていたな、と思うが、当時なぜか不思議と恐怖心は起こらなかった
俺はもう地元を出たが、今でも当時の友人と飲むとギガデーモンの話が出る
何なんだろうなギガデーモンは?
そういう妖怪でもいるのかな?

152:天之御名無主
11/06/06 18:11:45.31 .net
ここだったら聞いていいかな?

夜明け前急に目が覚めたら、ぬいぐるみみたいなおもちゃみたいな蜘蛛の妖怪?5匹が壁の隙間に消えていった。最後の1匹が笑った!!。動きはまっくろくろすけみたいな感じ。1匹30センチくらいのサイズで怖くなかったけど。。。

これ、何か意味ありますか?生まれて初めてこういう経験したんですけど。

153:天之御名無主
11/06/12 12:49:32.19 .net
まるきりルドンの絵みたいだな
URLリンク(abcdefg.jpn.org)

154:天之御名無主
11/06/12 20:23:09.20 .net
>>152
アルコール中毒ノ人が幻覚見るそうだよ。

155:天之御名無主
11/06/12 21:09:02.44 .net
一匹30センチの蜘蛛的物体見たら俺なら失神するわ

156:天之御名無主
11/06/12 22:35:18.34 .net
妖怪らしき体験談置いてくよ。

昔、明け方までテスト勉強してたんだ。
完徹するつもりだったけれど、限界で「朝7時に起きなきゃな」とか思いながら寝た。
すると朝なのに幼女が2人くらいで楽しそうに話してる声が聞こえてきた。
朦朧としながら、小学校の登校時間になって、外から聞こえてくるのかと考えた。
でもそれにしては早すぎる時間なんだ。もちろん幼女は家にはいない。
するとその声がだんだん近付いてきて会話も聞こえるようになってきた。
「あ、もうそろそろ7時になるね」
「起こしてあげようか」
「そうだねぇ」
え?って思った瞬間、腹にドスンと重みがきた。
2人の幼女が乗った感覚。
ぎゃっ!ってなって起きたら朝7時ジャスト。もちろん驚いた。
座敷わらしか、双子の星思い出した。

ちなみにテストも上手くいくかと思ったら散々だった。

157:天之御名無主
11/06/13 17:34:47.35 .net
俺、冬場に部屋でファンヒーター付けてうつらうつらしてた時に、男の子が部屋に入ってきて、
ニッコリ笑いながらファンヒーター消したから
「何すんだ!寒いだろうがつけといてよ!」って、怒ってからまた寝てたんだけど、
ファンヒーターが消えたままだから寒くて寝てられない。
ああ畜生!って、起きて自分でファンヒーター付けた時に気が付いたよ。
今日、家に俺しかいない事を……
それに男の子は、全然知らない子のはずなのに他人のような気がしない。どこかで会った気もする。
今思えば、あれは、記憶に残って無いだけで、幼い時に遊んだ事のある座敷わらしなのだろうか?

158:天之御名無主
11/06/13 17:42:20.04 .net
もう一つ書くと、ある時期、首を武者に切り落とされる悪夢ばかり見て
ちゃんと寝た気がしない日が2週間くらい続いたんだ。
でも、日曜日に部屋を掃除してたら、押し入れの中にしまっていた人形の首が折れてたんだ。
多分、地震で落ちたか猫が蹴飛ばしたとかでこうなったんだろうけど、ぞーっとしてさ。
アロンアルファでくっつけてから、すぐに近くの神社に事情説明して人形供養してもらった。
それで悪夢は止まったけど、こう言う事ってあるんだねぇ……

159:天之御名無主
11/06/14 22:56:39.81 .net
>>156幻聴です
>>157幻覚です
>>158偶然です

結論:あなたの求めるものはオカ板にあるでしょう

160:天之御名無主
11/06/16 08:34:02.75 .net
夢枕獏の「陰陽師」に出てくる、名づけることでその存在を縛る、とかの「呪」の概念ってどっから来たんだろう?

昔からある呪術なのか、起源が知りたいところだ

161:天之御名無主
11/06/16 13:01:22.86 .net
呪術の基本じゃね?
ル・グウィンのゲド戦記でも出てきたね

162:天之御名無主
11/06/16 19:25:37.00 .net
日本でも屋号とか字(あざな)とか、本名を秘匿する文化はあったんだよ。
屋号は今でもあるけども。

163:天之御名無主
11/06/17 15:59:20.31 .net
>>161
けど、実際に学術書などで言及されてるのを見たことがないんだが……>名づけることで存在を縛る呪術

京極夏彦の「妖怪の理 妖怪の檻」以外では。
京極夏彦が最初か?

164:天之御名無主
11/06/17 16:37:30.39 .net
名づけるかどうかは分からないけど、名前がばれる=良くないことっていうのはあるよね。


165:天之御名無主
11/06/17 16:55:48.63 .net
「鬼の名前が当てられなければ、亀甲縛りにされる。どうすればいいんだ」

166:天之御名無主
11/06/17 20:06:42.75 .net
>>163
それは、言っちゃ悪いが読書に偏りがあるだけだと思う。
呪術論の基本たる『金枝篇』にも記述があるくらいだから。

167:天之御名無主
11/06/17 20:12:58.13 .net
名前呼ばれて返事したらヒョウタンに吸い込まれちゃったりな

168:天之御名無主
11/06/17 22:34:37.98 .net
>>166
すまん、見当たらないんだが……

169:天之御名無主
11/06/18 01:06:41.12 .net
怪で太先生復活か

170:天之御名無主
11/06/18 15:30:56.41 .net
ちょっと整理しよう。

>>160の言ってるのは「名付ける」ことでその存在を縛るって概念。
>>161のゲド戦記は「真の名」を知ることで存在を支配する話…だと思う。細かい設定を突っ込むと議論あると思うが。
>>167の西遊記のひょうたんは「返事をすれば吸い込まれる」んであって、実は本名かどうかは関係ない。
ただし、悟空が「偽名なら大丈夫だろう」と思って返事したら吸い込まれたので
「本名」の魔術的意味みたいな発想を前提あっただろうことを逆に証明していはいる

171:天之御名無主
11/06/18 17:06:28.20 .net
教師が生徒に先生と呼ばせているのは
生徒から呪われない為の方法か!

172:天之御名無主
11/06/18 18:24:18.38 .net
微妙に名前と呪術の話から逸れるけど
コーランだったかにアッラーが人間(アダム)を創造してそれが特別な存在であることを
天使たちに示す為に、物の名前を人間と天使に答えさせたって話があった
天使たちは答えられないんだが、アダムは万物の名を答えることができた
(アッラーを除けば)人間のみが名づけるという行為、言い換えれば記号を扱うことが
できる、みたいな話だと感じたけど

173:天之御名無主
11/06/18 18:44:25.61 .net
>>172
ただし、それを持って人の愚かしさとも言っているね。
世界についての知?は恐るべき責任を伴うことであり、故に天使たちは答えることができなかった。
イスラム法学の考え方では、そのことで、人間は「世界」「自然」に対して重篤な責任を追うことになったとされて来ているそうだ。
そのこともあってか、原発導入予定だったトルコで、イスラム法学者が原発反対の法勧告を出したとか。

まあ、これはイスラムに限った話じゃなくてユダヤ教やキリスト教でも
人間は自然を治めなければならないって思想があるけど。
これが儒教系の東アジアだと、天子の徳治が自然や妖怪も治めるんだよな。
日本だとまた少し違うんだろうが
何処も鬼の住むところなし、とはいうよね。
と強引に妖怪に話を戻す

174:天之御名無主
11/06/18 20:20:11.06 .net
一神教世界で科学が発展した背景にはそういう事があるのか。

175:天之御名無主
11/06/18 22:04:09.61 .net
>>174
考えすぎ

176:天之御名無主
11/06/18 23:35:04.08 .net
ちゃんとした名前をつけたら、悪魔に魂を抜きとられるから、子供にあえて悪い名前をつけるのは、世界共通。
え?そんなことないだろうって?
古来日本でもヨーロッパでもロシアでもアイヌでも、兄弟が立て続けに死んだ場合は、悪い名を敢えてつけるんだよ。
これは、一種の呪い回避だよ。

177:天之御名無主
11/06/19 05:45:29.67 .net
いまだに通念として「こういう人になってほしいから子供にこんな名前を付ける」
みたいな考え方がある以上、そうとう根深い概念な気がする。
言語、あるいは「名付け」という行為そのものと共通なんじゃなかろうか。

178:天之御名無主
11/06/20 02:31:20.19 .net
おっぱいのことをおっぱいと名付けた奴は天才だと思う

179:天之御名無主
11/06/22 14:21:19.72 .net
>>159見て思った。
妖怪の民俗をだめにしてるって民俗学だよな。
なんか切ない。

180:天之御名無主
11/06/22 15:07:35.87 .net
民俗学が駄目にしなくても精神医学とか心理学とか社会学とか人類学とかがダメにするからしょうがない。

あ、人類学は違うかな?
フィールドワーク=異文化に飛び込み、その中で生活することでその文化を身につけうちから理解する…という研究手法なわけだが
それをやってくうちに その文化で信じられている超自然的存在を見てしまうことは結構あるらしい。


181:天之御名無主
11/06/23 17:58:25.43 .net
>>159のいったいどこに民俗学を見たんだよ、

182:天之御名無主
11/06/23 20:14:05.43 .net
妖怪の非実在を全体とした妖怪研究の精神ってことじゃね?
民俗学に限らず、超心理学以外は皆そうだと思うが。

183:天之御名無主
11/06/23 20:52:20.75 .net
まったくどいつもこいつも妖怪を解釈しやがって
妖怪は「いる」とか「いない」とかじゃないだろ!
ゼロだって無いのにみんな使ってるじゃねーかよ

184:天之御名無主
11/06/23 21:18:59.03 .net
いるとかいないとか考えるのは民俗学の役目じゃないと思う

185:天之御名無主
11/06/24 00:27:52.65 .net
人々は、妖怪をどのようなものと考えているのか。
そして、それは人々のどのような情念(恐れ・不安・期待感・欲望など)を反映したものなのか。

それを解明するのが、民俗学の妖怪研究だと思う。

186:天之御名無主
11/06/24 21:48:03.93 .net
今更だが、今年起きた未曾有の災害に対して、妖怪作家達は何が出来るだろう。
現実がフィクションを越えてしまったと思われてる現在。
不幸や恐怖に対抗する為にいると思われる妖怪達には何が出来るか。

187:天之御名無主
11/06/25 04:05:00.82 .net
作家が扱えるのはキャラクターとしての妖怪であって、
そういう生きた妖怪は最初から作家の領分じゃないだろう。

188:天之御名無主
11/06/25 18:32:37.12 .net
帝都物語も関東大震災の直後には書けないだろうな
怨霊が地震を引き起こした話なんて読みたくもなかっただろうし

今なら、某国の地震兵器が津波兵器がとか読みたくもないし

189:天之御名無主
11/06/25 21:21:27.54 .net
>>183
ゼロはあるよ。
集合論的には、何も無いのが空集合で、これと濃度(数を定義する元になる概念。集合の要素が一対一で対応できることを「濃度」が同じと定義する)

何も無いのが空集合で、これと濃度が同じなのはゼロ
何もないのと空集合という要素からなる集合と濃度一致が「1」
ゼロ集合と「1」集合の要素からなる集合と濃度一致が「2」

と言った具合にゼロは何もないけれど、ゼロ自身は存在する

190:天之御名無主
11/06/25 21:31:19.91 .net
>>184-185
科学者は魚類をどのようなものと考えているのか。
そして、それは科学者のどのような情念を反映したものなのか
という研究があるんだが

それを巡って「実際に魚はどうであるのか?」を度外視して、科学者の魚類観念を語れるのかって論争があってだね。

もし鬼が実在して、人を食らっている世界があったとして、
その世界の人間の「鬼」観念を分析するのに
その世界の人々の情念(恐れ・不安・期待感・欲望など)を実在の鬼の振る舞いをカッコに入れて語れるのかどうか、を考えると
やっぱり難しいんだよね。

あるいは、実在の動物についての超自然的信仰についても似たところはある。
鳥が天界と地上を結ぶ存在という信仰があったとして、その進行の分析に
「実在の鳥の空を飛ぶ性質」を考えないことができるかとか

191:天之御名無主
11/06/25 21:52:04.50 .net
ごめん何が言いたいんだかわかんないわ

192:天之御名無主
11/06/25 21:58:45.02 .net
「この村では天狗が明け方出歩く人を攫うと信じられている」というがあったとして
それを分析するために、その村の社会状態とかを元に考察するわけだが

もし単にその村では「天狗が明け方に出歩いている人をさらっている」という事実があって
その事実を村人たちは見たままに信じている、とするなら
社会構造などからの分析は意味を失うか、非常に制限されたものになるということ。

>>185みたいな態度自体が既に暗に「妖怪はいない」事を前提にしたもの

193:天之御名無主
11/06/25 22:15:37.04 .net
なんかズレてるよ君

194:天之御名無主
11/06/25 22:32:41.70 .net
>>192
ちょっと興味が湧いたんで参考文献とかあったら教えてもらえない?
あなたの言っていることが理解できるようになりたい

195:天之御名無主
11/06/25 22:39:20.48 .net
参考文献とか言われても…。
そんな難しいことは言ってない気がするんだが。

しいて言えば、こう言うの?
URLリンク(cse.niaes.affrc.go.jp)

196:天之御名無主
11/06/26 00:45:59.74 .net
>>190>>192
要は、妖怪の実在性を想定してはどうかってこと?

しかし妖怪の存在を客観的に確認できたら、
それはもう「妖怪」というカテゴリーに括られないんじゃないかという気がするけれど。
現実としてこれまで試みは数知れずなされてきたはずだが、妖怪の実在が確認されたことはない。
この場合、むしろ人々の観念のほうがよほど客観的で目に見えて触れられる形を持ってるもんだから、
どうしてもそっちを基礎に置くことになってしまう。

興味深い問題提起なので、それについて何かいいアイデアがあるなら教えてほしい。

197:天之御名無主
11/06/26 02:58:21.43 .net
>>196
え、全然違うよ。
そんなラディカルな話はしてないよ。

単に民俗学は妖怪の実在/非実在に中立って意見があったから
いや、中立じゃなくて明らかに「非実在」よりだろ。もし「実在」するのなら話は全然違ってくるし、と言ってるだけだよ。
たとえば、実在する動物についての民俗信仰を分析する事は普通に行われているが
それは妖怪信仰のように人間の側の営みだけでは説明しきれない部分がある、と言った方が分かりやすかったかもしれない。


ちなみに、そういうラディカルな問題意識なら、近いのは歴史学で評判の高い「ラディカル・オーラル・ヒストリー」って本を読んでみるといいかもしれない。
文章自体は平易だが、個人的には相当に難解な本だった。
実際にあった洪水を精霊の仕業といういう人々の語る歴史を歴史家としてどう見下さずに付き合っていうか、みたいな話と一応理解したけど、多分なにかズレてる。

ちなみに著者(故人)のサイトを見ると、かなりスピリチュアルよりな発言もある(本の方はもっと中立的)
URLリンク(www.hokariminoru.org)

あと未読だが、「精霊たちのフロンティア」って本も参考になるかもしれない。
URLリンク(d.hatena.ne.jp)

198:天之御名無主
11/06/26 04:25:01.16 .net
実在非実在に中立とは誰も言ってないと思うんだけど。
実在非実在を解明するのは民俗学の目的ではないと言っているだけで。

199:天之御名無主
11/06/26 09:14:20.42 .net
>>198
元々の発端は民俗学が妖怪の民俗を破壊するという話
妖怪の非実在を前提として人間の情念などの反映であるものとして語る言説が流通することで
妖怪信仰への破壊として十分

ある意味では実在非実在を解明するみたいな枠組みで議論されている社会の方が妖怪信仰が真剣なものと受け止めているとさえいえる

200:天之御名無主
11/06/26 13:13:32.19 .net
妖怪の実在非実在を解明する方策が立てられない以上、
それに拘泥していたらいつまでたっても進歩がないだろう。
今できることとして、把握の容易な観念の方から攻めていっているだけ。

信仰は別に実在非実在が解明されるされない如何に関わらず成立するものなのだから、
その点をスルーする民俗学が信仰を破壊してるとかいうのは変だろう。

201:185
11/06/26 13:27:28.52 .net
妖怪が物理的に実在しているなら、>190の鳥の例のように、まず妖怪の生態が解明されなければならない。
当然、妖怪は生き物だろうから、その解明は広義の生物学の役割になる。
そして、その研究がある程度明からになる前に、民俗学が妖怪信仰について語ることは一切無意味ということになる。

>190の立場は、妖怪の民俗学ではなく、妖怪の生態学の提案のように思えるのだが。


202:185
11/06/26 13:42:15.26 .net
>>190
>「鬼が実在して、人を食らっている世界があったとして」
「天狗が明け方に出歩いている人をさらっているという事実」
   ↓
そんな世界や事実は実在しないと思うが、
それでも民俗学は、人々が抱いている鬼や天狗に関する観念をかなり明らかにしてきた。

203:185
11/06/26 14:04:36.92 .net
>>199
民俗学が妖怪信仰を破壊しても、そのことは「学問的には」なんの落ち度もないと思うが。

キリスト教神学が、キリスト信仰を破壊したら、それこそ学問的に問題だと思うが、
民俗学は、別に妖怪信仰を宣教したり推奨するための神学ではないので、
結果として破壊することになったとしても何の問題もないと思う。

204:天之御名無主
11/06/26 16:10:13.61 .net
>>203
俺は200だが、研究対象を破壊しちゃまずいだろう。

205:天之御名無主
11/06/26 16:29:03.48 .net
>>204
学問の究極目標は、真実を明らかにすること。
その結果、研究対象がなくなっても、しかたないこと。
それは学問の進展と捉えられるべき。

研究対象を無理やり存続させることは、一生その研究だけで食いつないでいきたいと考える怠惰な学者のエゴに過ぎない。
対象がなくなれば、新たな研究対象を見つければいいだけのこと。


206:天之御名無主
11/06/26 21:58:10.75 .net
>>205
対象を破壊してしまっては、後進に研究の道を断つことになる。
君はシュリーマンがトロイア発掘時に行った破壊行為をどう捉える?
彼は「真実のトロイアを見つけるため」と信じてたろうが、
他人からすれば独断以外の何物でもない。

「もうこれで真理に到達した」なんて境地に人類が到達したためしはないし、
現状そんな目途もまったくない以上、今の学問にとって破壊は損失であり大問題だよ。
可能性はできるだけ多く残していくべき。

207:天之御名無主
11/06/26 22:15:38.45 .net
物質的な破壊と同等に語るのはどうだろう
民俗学の研究が進むことが妖怪信仰の衰退を煽ることになると言いたいのかな
可能性を多く残すと言うけど、具体的に民俗学がどうあるべきと考えているの?

208:185
11/06/26 23:07:47.78 .net
破壊という言葉は語弊があったね。
ボクはただ、学問は客観的・価値中立的であるべきという原則を述べたつもりなんだけど。

妖怪を民俗学で扱う場合、妖怪信仰を擁護していこうとする立場でもなく、また批判してやろうという立場でもなく、
ただ客観的に対象に接するのが、正しい学問的態度ではないかと思っているだけ。

>199の発言には、信仰を衰退させてはいけない、守って行くべきだというようなニュアンスが感じられたので、
最初から、そうした前提に立って学問するのはいかがなものかと思った次第。






209:天之御名無主
11/06/27 00:57:53.26 .net
>>207
俺(200、204、206)は元々、民俗学が信仰を破壊してるとかいう言説には同意してないよ。
ただ究明のためなら破壊してもいいという考えにも異論があっただけ。

>>208
そういうことなら概ね同意。

210:天之御名無主
11/06/27 01:10:27.88 .net
しょうもないことしか言ってないのに、なんでそんなラディカルな意見と解釈されるん?

>>201
なんで妖怪の生態学を「提案」してるなんて思うんだよ。
単に実在を前提とした場合は、>>201の表現を借りるなら「妖怪の生態学」のようなものが要請される。
現実には民俗学その正反対で、社会構築主義的なアプローチをとっている。
よって、民俗学は非実在よりの立場である。
という現実の民俗学についての事実命題の論証してるだけだよ。
妖怪の生態学はそのステップなだけ。
提案でもなんでもないってば。

>>203 >>208
>>199では落ち度があるなんて言ってないだろ。
>>179からの文脈を確認しただけじゃん。

深い意味なんてないのに、なんでそう深い意味を読み込んでこられるのかわからない。

あと、「文化の記述」において、簡単に中立的とか客観的とか言っちゃうのはさすがにどうかと思うよ。


211:天之御名無主
11/06/27 01:34:14.99 .net
>>179がしょうもないアホってことでもういいじゃん

212:天之御名無主
11/06/27 01:36:11.77 .net
ぶっちゃけ民俗学にしろ他の学問にしろ妖怪人気を左右するような影響力はないし

213:185
11/06/27 02:11:44.09 .net
>>210
よく理解できない所もあるが、
1点目「現実の民俗学は、社会構築主義的なアプローチ」との分析には賛成するし、
そうあるべきだとも思う。で、念のため君の賛否はどうなの?

2点目「簡単に中立的とか客観的とか云々」は、確かにそうだと思う。
中立性の保証は、かなり困難な時代だが、
自分がどういう立場で、記述(発言)しているのか、その前提は自覚し、明言しておくべきだと思う。
それが現代において客観性へ漸近する唯一の道だと思うのだが。



214:天之御名無主
11/06/27 14:00:49.54 .net
>>213
妖怪の生態学の提案と受け取られるのに驚愕するくらいには
社会構築主義的なアプローチを当然と思ってるよ。

215:天之御名無主
11/06/27 21:44:38.28 .net
妖怪の生態学本とか普通に売れるんじゃね?


216:天之御名無主
11/06/27 23:05:03.67 .net
流れよまずに質問
百鬼夜行とか安倍晴明って同じような時期に紙の上に登場しているような気がするんだけど、
これより前にキャラクターとしての妖怪は登場してるのかな

安倍晴明を活躍させるために妖怪が生まれたような気がして

217:天之御名無主
11/06/28 01:59:20.08 .net
晴明に意識が行き過ぎてるからそう思えるんじゃない?

調伏系の話なら晴明の他に高僧等も多いでしょ。仏教説話なら特に。
陰陽系の知識と同時に入ってきた雑多なオカルト知識やそれ以前に入ってきてた山海経、
捜神記等の志怪ものの影響が大きいと思う。

218:天之御名無主
11/06/28 08:33:14.80 .net
どうも、179ですけど…

民俗学が妖怪の実在を証明する学問じゃないのは当然だろうし、
妖怪がいないことを前提に進めていくのも
この学問の性質として仕方ないとは思う。
ただ、民俗学を離れて考えてみれば
「妖怪はいるか?」という問いに出せる答えは、「いる」でも「いない」でもなく、
「そんなのわかんないよ」が正しいよね。
いる根拠もいない根拠もないんだから。

だから民俗学の妖怪研究は「妖怪なんていないに決まってる」「幻覚だ」じゃなくて、せめて「いるかもしれないけど、仮に妖怪がいないとしたら…」という謙虚な態度でやっていくべきじゃないかな。
今後実在が確認され、これまでの研究が大きく覆される可能性もあるということは覚悟・想定しないといけないと思うよ。

219:天之御名無主
11/06/28 09:15:59.80 .net
妖怪が存在する世界なんてつまらないし味気ないような気がする
妖怪、お化けが実在するなら人は一体どこに夢を見、なにで心の隙間を埋めたらいいのか


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