第48回衆議院総選挙総 ..
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700:、維新にとって痛恨の一撃だった。  「維新」がジリ貧な理由は明らかだ。 まず、維新の創立者でもあり、カリスマ的リーダーだった橋下徹元大阪市長・府知事が維新を去ったことが大きい。 大阪都構想が住民投票で否決された後,市長の任期を終え、日本維新の会の政策顧問も今年5月に辞任。テレ朝系のバラエティー「橋下×羽鳥の番組」も9月に終わる。  党の看板政策である「大阪都構想」の実現の見通しが厳しくなったことによって、もう一つの党の看板政策であった「身を切る改革」についてもトーンが弱まっている。 日本維新の会が主張していた月100万円の文書通信費の使途公開にしても、実際に党のホームページに公開された資料に目を通してみれば、 多額の金額が単に「政党支部への寄附」で処理されているケースが散見され、あまり意味があるようには見えないのが実態だ。 目的が失われてしまうと、何のために身を切っているのかもわからなくなってしまうということだろうか。  その結果、維新はアイデンティティを失って漂流し、「大学無償化」などという政策をいきなり打ち出し始めてしまった。 本来、小さな政府を志向し、徹底的な行財政改革と合理的な是々非々の政策判断が維新のウリだったにもかかわらず、人気とりのために財政的根拠や丁寧な検証もない積極財政路線に走った。  さらに、政局的な観点では、国政において日本維新の会が自民党に寄りすぎる印象を強めてしまい、「野党」感が薄れてしまった。 日本の政局は「保守と革新」などという思想的な軸は自称政治通の妄想に過ぎず、「自民党とそれ以外」という軸が最も正しい。 60年以上にも渡って存在し続けたブランド政党に、次々とベンチャー野党が挑む、というのが日本の政治の構図だ。 自民党以外の政党は、自民党との差別化ができなくなった瞬間に、存在意義が消滅してしまう。  一方で、立ち位置が自民党に近づいたにもかかわらず、候補者は「元民主党」が目立つ。 大阪では今なお自民党と拮抗する勢力を維持しているが、隣の兵庫県に目を移すと、衆議院議員は一人もおらず、 兵庫県1区の梅村聡氏(元大阪選出の民主党参議院議員)、兵庫6区の市村浩一郎氏(元民主党衆議院議員)のように、独自候補を擁立できていない。 これでは、看板をすげ替えただけで維新の看板で当選しようとする「議員であり続けられたらそれでよい」政治屋なのではないか、と疑惑の目で見られても仕方ないだろう。  今回の衆院選は、正直、全国的に見ればさほど見所はないが、維新の失墜により、大阪は最も混沌とする激戦エリアとなるだろう。




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