朝鮮語は学べば学ぶほ ..
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45:名無し象は鼻がウナギだ!
17/06/11 06:49:34.18 0.net
で、思ったのは「否定辞だからって必ずしも特別視する必要ないんじゃないの?」ってことだったんだよ
まずこれらの言語における否定のあり方だが、否定と融合した語、否定を含む用言がけっこうある
日本語には「ある/あり」と対をなす「ない/なし」があるが、古代より特殊活用をする肯定動詞に対して
否定形容詞という不思議な品詞上のペアを形成している(いったん置いとく)
朝鮮語は存在動詞iss-da(ある)に対して否定存在動詞eobs-da(ない)が対を成し、ここでも「否定」成分が
用言に取り込まれている また朝鮮語には否定・可能(不可能)の副詞mosがあり、2つの文法要素の
融合が一つの副詞の中にある 「可能」もまた助動詞化を経ないもう一つの可能性を見せたのだ
アイヌ語は存在動詞anに対して否定+存在のisamがあり、可能の動詞/助動詞eaykapに対しその否定を
含む不可能の動詞/助動詞easkayがあり、個別の動詞eramuan/eramuoka「知っている」に対して
その専用の否定用言erampewtek「知らない」がある
>>42と併せてこれらの現象を結ぶキーワードは「文法的/語彙的」ということ
どうも極東の諸言語においては「否定」は文法性が相対的に見てあまり高くなく、語彙的性格が強い項目だったのではないかということ
日本語も山ほどあった方言や記録されなかった過去の姿の中には、前置的な否定や内包的な否定がもっとあったのかもしれず、
否定辞の語順そのものについて近隣の言語との違いを際立たせる独立した要素たり得るかということ自体が疑わしいようにも思われる


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