【書籍】 「持たざる国」という劣等感が日本軍の狂気作った〜片山杜秀著「未完のファシズム」韓国で出版[07/13] at NEWS4PLUS
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1:蚯蚓φ ★
13/07/13 12:49:02.57
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▲「未完のファシズム」片山杜秀著|キム・ソククン翻訳|カラム企画|400ページ|2万5000ウォン

第一次世界大戦が始まった1914年、聨合軍の一員だった日本はドイツが占領した中国、青島(チ
ンタオ)を攻撃して勝利した。日本はこの戦闘で歩兵間の白兵戦でなく砲弾を浴びせて敵陣を焦
土化する'物量攻勢'を行った。日本軍部はしかし勝利に陶酔するより絶望した。彼らが見るにドイ
ツは'持てる国'であり日本は'持たざる国'だった。たとえ小さな戦闘で勝っても、あらゆる分野で先
んじたドイツ、一歩進んで米国と全面的に正面対立すれば敗戦を避けられない事実を看破したのだ。

この本はチンタオ戦勝利から第二次世界大戦敗戦に至るまで日本陸軍の戦争哲学を暴いている。
第二次大戦当時、神風(新風)特攻隊は"天皇陛下万歳"と叫んで聨合国戦艦に戦闘機で突進し、
南洋群島の軍人らは降参するより最後のひとりまで戦って全員戦死する玉砕を敢行した。日本慶
応大学法学部教授の著者は集団的狂気に近い当時の日本軍の精神の深いところに'持たざる国'
という自意識、あるいは深い絶望がかくれていたと指摘する。

◇殲滅戦神話の誕生
小畑敏四郎(オバタ・トシロウ, 1885〜1947)は軍部内で日王を中心に帝国主義建設を主張した皇
道派を代表する人物で、日本陸軍の戦争指揮マニュアルの'統帥綱領'に殲滅戦概念を入れるよう
主導した。小畑は物量面でヨーロッパ列強に押される日本が勝利するには補給を遮断するなど相
手が長期戦に備える時間を与えないようすべきで、これを実現する方法として奇襲を通した'短期
間の殲滅戦'を主張した。

殲滅戦で勝利する上で最も重要なのは客観的戦力ではなく戦闘に臨む軍人の姿勢と彼は強調す
る。「軍隊と兵器と弾薬が不足しているのは当然だ。それで戦うのが日本陸軍の基本だ」というこ
とだ。彼は第一次大戦当時、13万人のドイツ軍が50万人のロシア軍を奇襲包囲し事実上全滅さ
せたタネンベルク戦闘を日本陸軍が指向しなければならない戦争モデルとする。著者はドイツが
おさめた例外的な一度の勝利を自身が行う全戦闘に適用しようとした日本軍は極端な精神主義
の道に陥ることになったと指摘する。

◇殲滅できないならば玉砕せよ
(中略)
◇侵略に対する反省はなく
著者は玉砕という単語を使って全滅を美化し、一般国民を玉砕という偽りの言葉に向けて味方の
全滅ニュースを英雄的悲劇と受け入れさせたと批判した。精神力という無形の戦力で勝てるという
偽りの確信を植えたということだ。また、集団的狂気が理性をマヒさせる過程には日本仏教分派
の一つ、日蓮宗の教えも一役買ったと批判する。

同書の大きな幹は帝国主義日本軍の極端な精神主義が敗戦を招き、日本軍戦没者を増やした
事実を証明することだ。しかし、それが周辺国家にどんな被害を与えたかについてはただ一言も
言及しなかった。日帝崩壊が与える教訓も「侵略に対する反省」でなくあきれたことに「背伸びは慎
重に。一か八か天に任せるのはもう充分だ…物資が後押しして数字が内部を支える」国を作るこ
とだ。平和憲法廃棄と軍隊保有を推進する安倍晋三総理ならこの本から「日本は今'持てる国'に
なった」と極右の道を選んだ口実を探せるようだ。

キム・テフン記者

ソース:朝鮮日報(韓国語) '持つことができなかった'という劣等感、日本軍の狂気を作る
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