【朝鮮日報コラム】「ワシントンの桜」を利用する日本[03/09] at NEWS4PLUS
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1:なつあかねφ ★
12/03/09 16:08:40.74
「米国が外国から受け取った大きな贈り物は二つあると思う。一つはフランスから贈られた自由
の女神、もう一つは日本から贈られたワシントンの桜だ」

日本の藤崎一郎駐米大使は最近、さまざまなセミナー、イベント、インタビューなど機会ある
ごとに必ずこのように発言している。日米関係改善のため、今年で100周年を迎えるワシントン
の「桜祭り」を最大限に活用しようという狙いが見て取れる。

毎年3月末から4月初めにかけ、ワシントンのポトマック川沿いを彩る桜並木は、1912年に日本
が「友情の印」としてプレゼントした3020本の桜がルーツだ。その桜は、今ではワシントンの
記念品に必ず登場する名物になった。毎年100万人以上の花見客が訪れ、ワシントンに1億5000万
ドル(約122億円)以上の経済効果をもたらしている。

日本がこの機会を逃すまいと必死になっているのは、ある意味当然だ。日本大使館の努力で既
に市内の博物館では「桜と日本」「日本の侍」をテーマにした特別展示会が開かれているほか、
桜祭り100周年の記念切手、写真集も発売され、雰囲気を盛り上げている。桜祭りは通常2週間
だが、今年は5週間にわたって行われる。その上、主催者は祭りの名誉議長にミシェル・オバマ
大統領夫人を迎えることに成功した。

こうした日本大使館の努力からは、ぎくしゃくした日米関係の回復を図ろうとする切迫した事情
が感じられる。ブッシュ前大統領と小泉純一郎元首相がテキサス州のクロフォード牧場で共に
休暇を過ごした当時を知る日本の外交官にとって、過去3年間はまさに悪夢だった。日本の不
安定な政局と米軍普天間基地の移設問題をめぐる対立で、米当局者は「日本は信用できない」
と公然と語るようになった。

日本の外交官は昨年、米国が李明博(イ・ミョンバク)大統領を国賓として招き、議会上下院
合同による演説の機会を与え、オバマ大統領が李大統領と韓国料理店でプルコギ(韓国風すき
焼き)を食べる姿をうらやんだ。野田佳彦首相の訪米は、何度も延期され、現時点では4−5月
に予定されているが、日本の外交官は韓国の外交官に対し「韓国の大統領と比較されはしない
かと心配だ」と漏らしているという。

日本の置かれている立場は、国際社会が時にはどれだけ冷酷かを知ることができる良い例だ。
そして、韓国ももちろん例外ではない。米国家安全保障会議(NSC)のジェフリー・ベーダー
元アジア上級部長の言葉を借りれば、韓国と米国は今「これ以上ない良好な」関係を築いてい
るが、こうした関係が永遠に続くと期待するのは純真な希望にすぎない。

急変する中国問題、北朝鮮の核問題をめぐり、韓米の利害関係が一致しない瞬間が訪れる可能
性がある。また、両国で今年行われる大統領選挙で選出される新指導者が互いに親しい関係を
築くには時間がかかるだろう。韓米関係がこれまで良好だっただけに、こうした時期に聞こえ
てくる摩擦音は余計に大きく感じるはずだ。韓国外交に戦略的な備えがなければ、韓米の「蜜月
時代」は桜のようにすぐに散ってしまうかもしれない。

イム・ミンヒョク・ワシントン特派員


朝鮮日報 2012/03/09
URLリンク(www.chosunonline.com)


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