【新型コロナ】ワクチン開発いつ? 新技術と手順省略で急ピッチも安全性懸念の声 [さかい★] at NEWSPLUS
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1:さかい ★
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2020.5.17 19:40
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 新型コロナウイルスの封じ込めや東京五輪・パラリンピック開催の切り札としても注目されるワクチンの開発が、世界各国の製薬会社や研究機関で加速している。世界保健機関(WHO)によると、118の計画が進行中で、そのうち欧米や中国の8件は人に投与して有効性を確かめる臨床試験(治験)の段階に入った。ワクチンは健康な人に幅広く投与するため、安全性は厳密に評価しなければならず、専門家は拙速な実用化について警鐘を鳴らしている。

 「目標は12〜18カ月かかるとしていた開発をスピードアップすることだ」。WHOのテドロス事務局長は11日、国連経済社会理事会への説明会でこう語った。多くの人がワクチンで免疫を獲得すれば流行は収まる。しかし、ワクチンの当局承認には通常、数年はかかるとされ、緊急性の高かったエボラ出血熱のワクチンですら開発が加速されてから4年がかかった。

 ワクチンの候補開発に数年、それを数十人に少量接種して安全性を確かめる臨床試験の第1段階に数カ月、有効性も確認するため通常量を数百人に接種する第2段階に数カ月〜2年、同様に数千人に接種する第3段階に1〜4年かかるからだ。

 だが、専門家らによると、今回開発中のワクチンの多くは、ウイルスそのものやウイルスタンパク質を使う従来型ワクチンと異なり、ウイルスの遺伝子組み換え技術を使う新手法で、既存の遺伝子組み換え技術の成果を応用できるという。この結果、数年かかっていたワクチン候補の選定までの期間を省くことができ、承認までの時間の大幅短縮が可能だという。

 米国ではウイルスの遺伝情報を利用するRNAワクチンの開発が進行中だ。米バイオテクノロジー会社モデルナが国立アレルギー感染症研究所と共同で3月に第1段階の臨床試験を開始した。食品医薬品局(FDA)の優先審査の対象に指定され、トップランナーのひとつとなっている。

 中国の製薬会社、康希諾生物が開発中なのはエボラ出血熱ワクチンの技術を応用したワクチン。新型コロナウイルスではないウイルスに新型コロナウイルスの表面のトゲを形成するDNAを入れて接種するDNAワクチンで、第1段階を終えて第2段階にいち早く入った。

 日本勢は出遅れが目立つ。大阪大や東京大、国立感染症研究所、医薬基盤・健康・栄養研究所、タカラバイオなどが開発を進めるが、いずれも臨床試験の前段階。塩野義製薬も4月に参入を表明したが、臨床試験は年内開始の予定だ。

 米コロンビア大が3日に公表した査読前論文によれば、ウイルスのゲノム(全遺伝情報)が79%類似するとされる重症急性呼吸器症候群(SARS)は抗体が過去の感染者から2年後も検出されており、免疫の有効性もそれだけの期間、持続していると示唆する。

 一方で、同論文は旧型コロナウイルスの感染者は回復しても1年後には再感染したと報告。複数の専門家も「新型コロナウイルスで終生免疫ができるのか疑問だ」と指摘しており、インフルエンザのように毎年ワクチンが必要になる可能性もある。

 SARSワクチンを応用して作ったDNAワクチンで、既に臨床試験を始めている英オックスフォード大は、ワクチンの大量生産・流通させる準備を進めている。報道などによると、有効性検証が済んでいない臨床試験の第3段階で、9月にもワクチンを医療従事者ら希望者に投与するとしている。

 米国では本物の新型コロナウイルスを人体に接種してワクチンの有効性を確かめる接種試験の準備も進められている。重症化リスクの高いウイルスを治験者に投与するのは過去に類を見ず、新型コロナウイルスのワクチン開発の現状を物語る。

 こうした動きに「注意すべきだ」と警鐘を鳴らすのは、大阪大免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之招聘(しょうへい)教授(免疫学)だ。宮坂教授は「臨床試験段階でのワクチン接種により、医療従事者がかえって重症化しては本末転倒。また、ウイルスの接種試験をして万が一死亡したら、倫理的に許されるのか」と指摘。安全で予防効果の高いワクチンの開発、承認までには「2年かかる」とみる。(荒船清太)


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