【新型コロナウイルス】デマの氾濫は感染拡大を悪化させてしまう at NEWSPLUS
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1:首都圏の虎 ★
20/02/19 17:33:51 DoIPpRsP9.net
●感染症とデマの広がり

シミュレーション結果を発表したのは英国立イーストアングリア大学教授で感染症を専門とするポール・ハンター氏ら。

研究によれば、感染症に関するデマの拡散によって適切な対策が取られず、感染そのものの拡大に悪影響を及ぼす、という事例はこれまでにも確認されているという。

その一例が、西アフリカで広がったエボラ出血熱(2013〜2016年)。この時には、その原因が空気感染、蚊による媒介感染である、とのデマを信じた人々によって、感染拡大につながる不適切な遺体の埋葬が行われていたという。

また、2018年に発生したコンゴのエボラ出血熱の流行では、公的機関への信頼度の低さによって、公式情報よりもデマが拡散。自己流の対処法が感染防止の妨げとなった、という。

さらに英国の調査では、40%の人々が何らかの陰謀論を信じたことがあるといい、14%の保護者が、子どもが感染症である水ぼうそうにかかっていても、学校に通わせたと回答しているという。

ハンター氏らのシミュレーションでは、ノロウイルス、インフルエンザ、サル痘(monkeypox)の流行に関する過去の調査データを基にしたモデル(エーゼント・ベース・モデル)を使い、コンピューター上で、デマの拡散と抑制が、感染拡大に与える影響を調べた。

マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの研究チームの2018年の研究によると、ツイッター上では「うそ」がリツイートされる確率は「事実」よりも70%高く、より深く広く早く拡散する、としている。

※参照:なぜフェイクニュースはリアルニュースよりも早く広まるのか(03/11/2018 新聞紙学的)

●デマとリテラシー

ハンター氏らは、まず対象としたそれぞれの感染症について、対処法に関する情報がまったく流通していない状態と、正しい情報とデマが半々(50:50)で流れる状態でのシミュレーションを行った。

すると三つの感染症とも、デマを含む情報流通によって、患者一人当たりの2次感染者数(基本再生産数、R0)や発病率などが上昇した。

例えばノロウイルスの場合は、2次感染者数が1.90から2.66に上昇。この数値は感染力を示しており、感染がより拡大傾向を強めることになっている。

ハンター氏らはさらに、デマへの対策を行った場合の、感染への影響もシミュレーションしている。

正しい情報を増やしてその割合を60:40にしたところ、感染の広がりは、情報がまったく流通していない状態と同じレベルに低下した。

さらに正しい情報の割合を増やして90:10にしたところ、患者一人当たりの2次感染者数や発病率が急激に減少。ノロウイルスでは2次感染者数が、感染が沈静化に向かう0.99にまで低下した。

また、情報の受け手がデマを拡散しない、つまりリテラシーの免疫をつけた状態を想定したシミュレーションも実施した。

20%の人がデマを拡散しないという設定では、発病率などは、やはり対処法の情報が流通していない状態と同じレベルに低下。

さらに90%の人がデマを拡散しない、という設定では、ノロウイルスの発病率を見ると、当初設定(情報なし)の78.6%から31.6%へと半分以下になった。

ハンター氏は、シミュレーションの結果について、研究発表のリリースの中でこう述べている。


COVID-19(新型コロナウイルス)についても、ウイルスが発生した場所、感染源、その拡散などをめぐって、多くの憶測、誤情報、フェイクニュースがインターネット上で拡散している。

誤情報とは、間違った対処法が急速に広まることであり、人々がより危険度の高い行動を取ることにつながってしまう。


全文はソース元で
URLリンク(news.yahoo.co.jp)


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