【経済】強まる「中銀バブル」の匂い、ギリシャ国債にもマネー流入し利回りが米国債を下回る at NEWSPLUS
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1:ごまカンパチ ★
19/06/23 11:42:33.06 W39bp6yM9.net
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 バブル相場の匂いが濃くなり始めている。発生源は中央銀行。欧米で金融緩和姿勢が鮮明化し、株高・金利低下が進んでいる。
景気減速懸念は、金融緩和期待へと転化し、リスクオンの制御材料にならない状況だ。
主要国の金利水準が急低下するなか、行き場を失ったマネーがギリシャ国債など高リスク資産にも流れ込み始めている。
<米国下回るギリシャの国債利回り>
ギリシアの10年国債利回り<GR10YT=RR>が2.5%を一時割り込んだ。
財政危機が起きた2012年に40%を突破したこともある同国債だが、この1カ月で約1%ポイントの急低下。
1カ月前に米国債が付けていた水準まで下げている。
2年ゾーンでは、約11年ぶりにギリシャ国債の利回りが米国債を下回っている。
過去にこのような逆転現象が起きたのは、1999─2000年初頭、05─07年、そして今回。いずれも世界的な株高局面の期間だ。
同国は昨年8月に国際支援プログラムを終了したが、債権団は財政目標の監視を続けている。
ギリシャ中央銀行のストゥルナラス総裁は11日、同国は今年、債権団と合意していた基礎的財政収支の黒字目標を
達成できない恐れがあるとの見方を示すなど、財政状況はいまだ不安定だ。
それにもかかわらず、同国の国債が買われるのは、投資家が利回りに「飢えて」いるためだ。
10年国債利回りはドイツ<DE10YT=RR>で過去最低、フランス<DE10YT=RR>も初めてマイナス圏に入った。
主要国の金利水準が軒並み低下し、十分な利回り確保が難しくなったことで、リスクのあるギリシャの国債にさえ
イールド・ハンティングの波が押し寄せている。
金利低下に拍車をかけているのは、世界的な金融緩和競争だ。
米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)の主要中銀だけでなく、オーストラリアなど新興国でも利下げの可能性が高まっている。
「2年債利回りの米国とギリシャの逆転が終われば、リスクオン相場も終わるのが過去の例だが、金融緩和相場はまだ始まったばかりの可能性もある。
クレジットサイクルでみれば終盤だが、その終盤が長くなりそうな情勢だ」と、マネックス証券チーフ・アナリストの大槻奈那氏は指摘する。
<金利低下は株のバリュエーションを上昇>
金利低下は、株式のバリュエーションを上昇させる効果がある。
歴史的にみたPER(株価収益率)の平均値である15倍は、益回りでは6.6%に相当する。
単純計算だが、債券の金利が1%低下すれば、益回り5.5%に相当するPER18倍が株式の「フェアバリュー」となる。
超低金利の債券よりもリスクはあっても、利回りが高い株式に魅力を感じる投資家が増えれば、株価は上昇。株高によってPERは上昇する。
これが、米中貿易戦争による景気減速懸念を横目に、株価が上昇する大きな要因になっている。
20日の米株市場では、S&P500<.SPX>が終値ベースで最高値を更新。米ダウ<.DJI>も、最高値まであと200ドルに迫った。
この株高の状況下で、金融緩和を示唆するFRB。
市場では「中央銀行発のバブルの匂いがしてきた」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ投資ストラテジスト、藤戸則弘氏)との声も出始めた。
この株高に懐疑的な見方も少なくない。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの6月のファンドマネジャー調査によると、
投資家はグローバル株式について2009年初め以降で最も弱気になっている。つまり、その反動が起きるだけで、相当の株高が促される可能性がある。
大和証券・金融市場調査部チーフ・ストラテジストの谷栄一郎氏は
「株価の絶対水準だけ見ていると、判断を誤る。低金利時代においては、株価のバリュエーション上昇は正当化される。
株式に今後、ますますマネーが流れ込む可能性は大きい」との見方を示す。
<業績悪化によるPER上昇に警戒>
しかし、PERが上昇するのは、バリュエーションが高まるからとは限らない。一株利益が減少することでPERが上昇することもある。
その際、株価は上がらない。
金融緩和の背景にあるのは、ディスインフレや景気減速・企業業績の悪化懸念だ。
金融緩和が経済や企業業績を回復させる起爆剤になればいいが、バブル崩壊のような、大きな転換点では過去の例を見る限り、
なかなか市場の期待通りになっていない。
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