【中国】中国の自動車メーカー吉利、EV技術狙う 約1兆円でドイツのダイムラーの筆頭株主に at NEWSPLUS
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18/02/25 00:50:19.08 CAP_USER9.net
【上海=小高航、フランクフルト=深尾幸生】中国の自動車メーカー、浙江吉利控股集団が独ダイムラーの株式10%弱を約1兆円で取得した。自動車用電池など最新技術分野での提携を視野に、出資を糸口に交渉を進める。自動運転も含め最新技術を巡っては、既存メーカーに加え米グーグルなど新興勢力も入り乱れての競争となっている。規模や技術力で劣る吉利は、ダイムラーとの提携で活路を模索する。
吉利はボルボ・カー買収などで技術力を高めている(吉利の新ブランド車)
URLリンク(www.nikkei.com)
ダイムラーの開示資料によると、吉利を創業した李書福董事長がダイムラー株の9.69%を取得し筆頭株主となった。取得額は73億ユーロ(約9600億円)規模とみられる。ダイムラーは「李氏は有能な起業家で、長期的な株主を得たことを歓迎する」との声明を出した。
欧米メディアによると、吉利がダイムラーに接触したのは2017年秋。ダイムラーに対し、新株を発行し吉利が買うことを提案したが拒否された。このため李氏が投資会社を通じて株式市場などからダイムラー株を取得した。李氏は週明けにもドイツを訪問しダイムラー首脳と交渉に臨むとの報道もある。
吉利側が狙うのは電気自動車(EV)の基幹技術となる自動車用電池を中心とする最新技術の取得だ。吉利は10年にスウェーデンのボルボ・カーを買収、17年にはマレーシアのプロトンに49%を出資した。買収攻勢により技術力やデザインは向上しているが、あくまで数ある既存メーカーの一員としてスタートラインに立ったにすぎない。
一方、世界の自動車産業の趨勢は、EVや自動運転など最新技術分野に移っている。欧州や中国はガソリン車の販売規制を強化するほか、自動運転分野では米グーグルやウーバーテクノロジーズなど新興勢力の参入も目立つ。10%弱の出資ではダイムラーの経営判断を動かす強制力はないが、出資を皮切りに交渉を進め、競争が激化する技術分野での協業を働きかける狙いとみられる。
ダイムラーが交渉にどう臨むかは流動的だ。同社は22年までに100億ユーロを投資し、10車種以上の新型EVを投入する計画を立てる。中国では合弁相手の北京汽車集団と50億元(約840億円)を投じEVを現地生産すると発表した。自社技術で最先端を行くダイムラーにとり、技術面で吉利から得るものはほとんどない。
一方、世界最大の自動車市場で、政府もEV化を強力に後押しする中国での足場拡大に寄与すると判断すれば、交渉を具体化させる可能性もある。ダイムラーには日産自動車と仏ルノーの企業連合も少額出資し、協業関係にある。日産の中国合弁は今月、中国でEV開発などに約1兆円を投資すると発表した。吉利によるダイムラーへの出資は、最新技術を巡る企業連合や技術戦略に影響を及ぼす可能性もある。
中国企業による海外企業との提携を巡っては、中国家電大手、美的集団による独産業用ロボット、クーカ買収など事前に経営首脳間の調整が済んでいることが多い。今回のように少額出資を糸口に交渉を始めるケースは珍しく、今後、豊富な資金を持つ中国企業による同様の事例が増える可能性もある。
中国の民間調査機関、胡潤研究院によると、吉利の李書福董事長は17年の中国富豪番付で10位で、資産額は約1兆8千億円。吉利の17年の新車販売台数は前年比63%増の125万台で、18年には158万台を販売する計画を掲げる。
2018/2/24 19:53
日本経済新聞
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