ガロード達が種・種死 ..
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920:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
07/02/09 01:43:30
「聞こえますか、私はラクス・クラインです。ダブルエックスのパイロット、ガロード・ラン、あなたに話があります」
「何か用かよ!」

ガロードにとってはラクス・クラインはキラ・ヤマトとともに世界を荒らして回り、
デュランダルを殺害して戦争を再び始めただけでなく、身勝手な要求をオーブに突きつけて侵略しようとしたテロリストでしかない。
そのため、ガロードとしてはラクス・クラインに話などはなかったのだがつい売り言葉に買い言葉で言ってしまったのであった。

「私達はカガリさんを救い出さねばなりません。道を開けなさい」
「何言ってやがる!オーブでカガリさんを連れ去ったのはてめえらだろうが!」
「そうやってセイランやデュランダルの言葉を再生産するあなたは本当に正しいのですか?
 あなたが信じて戦うものは何なのですか?」
「俺は俺が正しいと思ったからユウナさんと一緒に戦ってんだ!てめえにガタガタ言われる筋合はねえ!
 俺が信じるのは仲間たちと俺自身だ!だからてめえらのせいで世界が滅ぶのを防ぐために戦ってんだよ!」
「私は世界のもの、世界は私のもの…私は世界のために戦っているのです。もうこれ以上の邪魔はおやめなさい」
「ガロード…あの人から自分以外を滅ぼしても足りないほどの決意を感じます…」
「ティファ…」
「世界にはデュランダルやセイラン、ロゴス…この世界を滅ぼそうとする者ばかりいます。
 もはや他の人間に世界を任せていて争いはなくならない、世界は滅んでしまうのです。
 ですから世界のものである私が世界を平和なものに作り上げていかなければならないのです」
「じゃあてめえと違う意見の奴はみんな平和の敵、世界の敵だとでも言うのかよ!?」
「その通りです。世界のものである私が平和な世界を作らなければならないのですから、私だけが平和な世界を作れるのです」

この時、ガロードの中で何かが音を立ててキレた。

「ふざけるなぁ!」

ダブルエックスがストライクフリーダムに凄まじい速度で突っ込んでいく。
ストライクフリーダムはビームライフルを放つがそれをすべて紙一重でダブルエックスは回避し、ストライクフリーダムの懐に入り込み、
ディフェンスプレートで再びその顔面を殴りつけて吹き飛ばした。

「くだらねえ御託並べてんじゃねえ!てめえは世界を支配したかっただけだろうが!
 てめえらの訳わかんねえ理屈で世界を滅ぼされてたまるかぁ!!!」

体勢を整え終えないストライクフリーダムになおもダブルエックスは追い討ちをかけるべくハイパービームソードを振り下ろす。
ストライクフリーダムはそれをなんとか受け止めるが、ダブルエックスは勢いに任せてコックピットを蹴りつけた。



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