ネギまバトルロワイヤ ..
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583:マロン名無しさん
07/07/16 02:52:46
クソつまんねえ
さっさとうせろ
駄作野郎
後が控えてんだ

584:マロン名無しさん
07/07/16 03:03:02
      え
      ろ
  野郎


585:マロン名無しさん
07/07/16 03:05:37
>>583
コジキうぜぇ、死ね

586:マロン名無しさん
07/07/16 03:06:16
>>579
ボンドサコロコロをパロってくれてたら堪えきれず吹き出してた

587:マロン名無しさん
07/07/16 03:29:16
それにしてもこの作者15、ノリノリである。

588:マロン名無しさん
07/07/16 04:38:42
正直、早く終わってほしい

589:マロン名無しさん
07/07/16 05:32:52
まとめて投下して早く終わらせて欲しい

590:マロン名無しさん
07/07/16 06:22:18
書き終わってもいない屑だろうから無理だろ

591:マロン名無しさん
07/07/16 06:38:25
>>583>>587-590
深夜から早朝にかけてご苦労様です。厨房は学校休みでいいですね^^

592:587
07/07/16 07:06:15
待てwww俺は誉めたつもりだがwww

593:マロン名無しさん
07/07/16 09:11:24
ゴチャゴチャ言ってるやつらどうせ自演かただの厨だろ

594:マロン名無しさん
07/07/16 10:46:58
いい加減スルー能力のひとつでもつけろや

595:マロン名無しさん
07/07/16 13:05:45
乙!
そしてザジ記録更新・・・・・orz

ロシアンみかんの発想は正直すごいと思うぞ!

596:マロン名無しさん
07/07/16 14:50:49
ありゃ
ロシアンみかんと似たようなネタが俺の書いてるのにも出てくるわ
まあいいや

597:マロン名無しさん
07/07/16 15:42:44
誰が生き残るんだろうな、wktk

598:マロン名無しさん
07/07/16 20:09:17
生還率ゼロの桜子、ハカセ、ザジ、美砂が脱落した今、残った夏美に期待

599:↑俺が虐めますよ
07/07/16 20:59:24
今いるの夏美あやかちうせつなこのかたつみや楓まどか??

600:マロン名無しさん
07/07/16 21:07:20
くぎみーは死んだだろ

601:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/17 01:50:38
どうも、俺です。本日の投下も無理になりましたorz本体に、度々申し訳ありません

602:マロン名無しさん
07/07/17 16:06:54
本編はせいぜい2レスで投下に5分もかからないだろうに、
わざわざ断りにはこれて投下はできない理由って何だろうねえ
それもわりと頻繁に

603:マロン名無しさん
07/07/17 16:24:18
確か、ノートか何かに書いた完成原稿から携帯に書き写して投下してるんじゃなかったっけ?
まあ、投下宣言を早まったみたいだな。携帯に全てのデータを書き写してからが真の完成ということ。
過去に作者3氏が携帯投下をしてた筈。作者3氏の投下速度は標準的だった。

まあ、今さら辞められたら生殺しにほ程があるから、なんとか早めに投下して欲しいな。
頑張れ作者15氏!

604:マロン名無しさん
07/07/17 16:51:28
<作者志望の方へ>
このスレでは、原則オープニングからエンディングまで全て書き終えた者が連載を開始できます。
見切り発車厳禁。頑張って書き上げましょう。
完成したら宣言の上、皆の了承を得て投下を開始して下さい。
<作者志望の方へ>
このスレでは、原則オープニングからエンディングまで全て書き終えた者が連載を開始できます。
見切り発車厳禁。頑張って書き上げましょう。
完成したら宣言の上、皆の了承を得て投下を開始して下さい。
<作者志望の方へ>
このスレでは、原則オープニングからエンディングまで全て書き終えた者が連載を開始できます。
見切り発車厳禁。頑張って書き上げましょう。
完成したら宣言の上、皆の了承を得て投下を開始して下さい。

605:マロン名無しさん
07/07/17 17:29:44
>>604
そのテンプレも変えなきゃな。
作者15氏も一応書き終えてはいるんだよ。ただその書いた文がPC、携帯じゃなくてノートって所が問題なんだよな……。
ルールに「定期的に一定量の話を投下できる状態になってから」みたいなのも付け足したほうがいいかもな。

606:マロン名無しさん
07/07/17 17:52:55
>>605
定期的ってのは厳しいのでは?
たとえば急に出張が入るとこもあるだろう。携帯だったらまだしも、家から持ち出せないPCにデータ入れてるとしたら投下できなくなるし。
だから、「長い空白の時間を空けず、一定量の話を投下できる状態になってから」
という感じにした方が良いかと。

607:マロン名無しさん
07/07/17 18:59:37
>>606
そうなったら全投下でいいんじゃね?
頻繁に起こることでもないだろうし

608:マロン名無しさん
07/07/17 20:49:47
おそいなぁ

609:マロン名無しさん
07/07/18 00:25:29
>>606
その「急な用件」が1回2回なら誰も何も言わんさ。

610:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/18 01:10:31
どうも、俺です。本日の投下です。

611:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/18 01:13:15
第五十五話


刹那には気になる事があった。

一つは木乃香の安否。祈るしかない。
一つは左腕。二、三日は湿布を貼って安静にしておきたいがしかたない。

そしてもう一つは、自分が茶々丸を殺した瞬間、明らかに“気”の力を駆使していたことである。

「“しかし、エヴァンジェリンさんは魔力を封じられていた……気と魔力の違い? いや……”」

エヴァンジェリンは、普段から結界によって魔力を封じられていたのだ。それが原因であろう。

そして、最期に遺した“世界樹に行け”という言葉と、禁止エリアが世界樹を中心に縮小していくというルールから、刹那は一つ推測する。

「“おそらく、このゲームには世界樹がかなり深い部分で関係している―”」

強引な推測ではあったが、エヴァもその結論に至っていたからこそのあの遺言だったのではなかろうか。

「…………すぐ行きます、お嬢様……」

根拠は無いが、必ず大切な人に会えると刹那は確信している。それ故、歩調も力強く頼もしい。

612:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/18 01:15:06





瀬流彦は今、トイレにいる。

「……僕は、何をしているんだ…………」

彼は、迷っていた。

「教え子を殺し合わせて…………教師としても……魔法使いとしても…………僕は……」

手を洗い、ふと鏡を見る。そこにあったのは何の変哲もない、理想と良心と現実その他諸々が混ざり合った表情の自分の顔である。

「…………僕は……どうしたいんだ……どうしたらいいんだ…………」


そして彼は、揺らぎながら自分の役割に戻った。

613:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/18 01:17:55
宣言します。明日と明後日は連休なので、できる限りの投下をします。量も時間も未定ですが、このタイミングでこの指摘は奇遇だと思います。普段の数倍は投下してみせます。それでは

614:マロン名無しさん
07/07/18 01:22:54

まとめて投下か!!楽しみにまってるぜ!!
頑張れ!!作者15氏!!

615:マロン名無しさん
07/07/18 15:23:26
乙〜

楽しみにしてます!

616:マロン名無しさん
07/07/18 16:28:32

作者15氏がんがれ〜

617:マロン名無しさん
07/07/18 16:40:26
なんというか自演乙といって欲しいのかお前らは

618:マロン名無しさん
07/07/19 00:18:11
今日は来ないのか?wktkしながら待ってるのに・・・

619:マロン名無しさん
07/07/19 00:34:53
信じていいんだよな?

620:マロン名無しさん
07/07/19 00:36:41
約束は破るためにある

621:マロン名無しさん
07/07/19 00:38:23
待ってる間に質問
当然このスレって長編投下中は短編とか見づらくなるからアウトだよな?

622:マロン名無しさん
07/07/19 01:32:28
作者15氏ホントに来ないな

623:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:03:37
どうも、俺です。本日の投下です。

624:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:05:03
第五十六話


「…………遅いでござる……」
ふと、楓が漏らした。
「大河内か、本でも読んでんじゃねぇか?」
「…………見てくるでござる。」

そして楓はドアの前に立ち、そこを開けた―


「な―」


―瞬間、慌てて閉めて、ドアノブを両手でしっかりと掴んだ。

「おい、どうし―」
千雨がそう言い終わる前に、誰かがドアを激しく叩き始めた。

「二人とも、逃げるでござる!」

ここでようやく、夏美が立ち上がり、後ずさる。

「おい、どうした!?」
「いっいいんちょでござる!」
楓以外の二人が息を飲んだ。
「クソ、入り口は一つじゃなかったのかよ!」
そう悪態をつきながら、千雨は自分の荷物を持つ。その間にも、ドアが激しく揺れている。
「ここは拙者が食い止める、夏美殿も早く!」
「そんな……おいていけない!」
混乱する夏美を前に、楓はドアを押し破られないように背中を押し付け、あくまでこの場に留まる気である。

625:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:06:44

「何してんだ村上、早くしろ!」
千雨が夏美の荷物を持ち上げ、叩き付けるようにその持ち主に押し付ける。
「―よし、こっちだ!」
千雨が、楓が抑えているものと対極にあるドアを開け、向こうに裏口のような簡素なドアを確認する。

「おい、お前はどうするんだ!?」
「必ずあとで追い付くっ―!」

楓の言葉が、途中で詰まる。


「きゃああああああ!」


首を刃物が貫通していれば、詰まるのも当然か

「が―ぁぁ―」

楓の口と首の穴から、血が吹き出す。

「早゛ッ―く゛――」

楓の首から刃物が引き抜かれ、代わりに大量の血がびちびちと音を立てて床に滴る。

「うわああああああ!」
「いやああああああ!」

それと同時に、二人は逃げ出した


【長瀬楓、喉を小太刀で刺され死亡】

626:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:09:03
第五十七話


「クソッ!」
非常口と書かれたドアを、千雨が鍵を解除し、開ける。


「“クソッ、このままじゃすぐに追い付かれる―どうする!”」


 ここで、千雨の視界があるものを捕らえ、頭がとある事を思い付いた
それは―


「村上、先に出ろ。」
「ご―ごめんなさ―」

そして夏美が一歩出た瞬間

「えっ?」

千雨は内部から再びドアを閉じ、鍵をかけた。

「ちょっと、どうしたの!?」
『…………行けぇ!』

千雨の思い付きとは―

『私が囮になるから、逃げろ!』

千雨の横には、上に通じているであろう狭い階段がある。
そこに誘い込めば村上一人なら逃がせると思った瞬間には、千雨はそれを実行した。

627:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:11:26

「嫌だよっこんなの嫌だよ!」
『行けって!お前は生き残れ!』

その時、二人の首輪から電子音が鳴った。

「―!」
『……時間がねぇ、早く行け。』

ドア越しに聞こえてくるくぐもった声は、投げやりな口調でそう告げた。


「――ごめんなさい―」
『…………―……』

向こうの声は聞こえなかったが、夏美はそれに構わず、走り去った。



「へっ……二人っきりだなオイ……」

千雨の目の前には、不自然なほど全身が赤いクラス委員長がいた。

「そら、こっちだクソがぁ!」

叫ぶと同時に、あやかが走ってこちらに来る。

千雨が階段を昇る後を、あやかが猛スピードで追いかけてきた。

628:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:13:22
第五十八話


「はぁッハァッ……」
全速力で階段を駆け上がり、千雨の体力は限界であるが、それ以上は走らなくてもいい。
何故ならここは屋上、すなわちここから上は無い。

「は……はは……何やってんだ自分…………」

鉄柵まで行き、下に降りる手段が無い事を確認してからそこに座り、鉄柵を背もたれ代わりにする。
「はははは…………何でワザワザ……私が死ぬんだっつーの……」

首輪のカウントダウンは速まり、他人思いでお人よしで、それでいて恥ずかしがり屋な彼女の最期が近いことを告げる。

「ネギせんせい…………」
あやかも、屋上にやってきた。首輪の音など気にもとめていない。

「…………へ、誰が大人しく殺されるかよ…………」

千雨は、走りながらバッグからとり出していたルガーを両手でしっかりと構え、撃った。
弾丸はあやかの心臓を破壊して、そこに留まった。

それだけで、あやかは動かなくなった

629:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:15:59


「ざまぁ見ろ…………私は殺されるんじゃねぇ……一死ぬんだよ……」

もはや必要の無くなったルガーを、あやかの死体になげつける。


「あーあ……何であんなことしたんだ…………何で話しもロクにしたことのない奴のために…………」

あの時の千雨は、ただ必死で彼女を守ろうとした。それしか考えてなかった。

「……まあ、最期に善いコトしたんだ…………天国行きも期待できるな…………」

もはや千雨は、すぐに訪れる運命を受け入れていた。

「…………クソ……」


最期に彼女は、一筋だけ涙を流した

630:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:17:07












やっぱ死にたくねぇよ…………誰か助けてくれよぉ………………


【雪広あやか、心臓を撃たれ即死】
【長谷川千雨、禁止エリア侵入によるペナルティにより死亡】

631:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/19 02:18:26
本日は以上です。それでは

632:マロン名無しさん
07/07/19 02:20:15
待ってた甲斐あったぜ!!二日連続生投下見れた!!乙!!
二人が死んだか・・・あと誰が生きてる?

633:マロン名無しさん
07/07/19 02:39:04
>>632
楓姉のこと、死んだ時だけでいいから(ry

634:マロン名無しさん
07/07/19 06:07:12
>>632
もう5人くらいのはず。

635:マロン名無しさん
07/07/19 07:27:37
仮にも武道四天王の楓が……ずいぶんとあっさりとした死んだな

636:マロン名無しさん
07/07/19 08:36:19
なつみと刹那とこのかと……誰だろ

637:マロン名無しさん
07/07/19 09:58:16
>>635
古菲にはよくあること

638:マロン名無しさん
07/07/19 10:21:40
龍宮は?

639:マロン名無しさん
07/07/19 16:35:50
毎回でなくとも、要所要所で生存者リストみたいなのがあると連載追うのも楽かもね。
今後の作者さん、御一考のほどを。

640:マロン名無しさん
07/07/19 17:15:02
>>621
とりあえず、今は見難くなるからアウトだと思うが、この先作者15氏が投下できない日が出来たら投下しても良いんじゃないか?
それに作者15氏が完結したら次作者16氏がすぐあるし。

641:マロン名無しさん
07/07/19 17:18:00
そういえば、誰が生存してるのかわからんな

642:マロン名無しさん
07/07/19 17:46:27
>>621
俺も投下のない日ならアリだと思う。
混乱を避ける為にどこかのロダにあげればベターじゃね?

643:マロン名無しさん
07/07/19 17:49:23
生存リスト出すと伏兵が使えなくなるんだよなぁ……
「そいつが残ってたか!」
みたいに山場まで存在感を消したいなぁと思ったり……

644:マロン名無しさん
07/07/19 20:19:56
>>640
魔法先生ロワイアルとかキン肉マンネタも作者が名乗り出ないから、短期集中っぽい投下だったからね。
作者16氏が名乗り出てる以上、今は自重してもいいんじゃね?

645:マロン名無しさん
07/07/20 00:25:38
>>639
残り○人だけでいいんじゃね?

646:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/20 01:48:25
どうも、俺です。本日の投下です。

647:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/20 01:50:42
第五十九話


「くっ―」
脇腹から血を流しながら走っている彼女は、龍宮である。
「まさかあそこまでデキるとはな…………」
先の闘いで龍宮は重傷をおい、P90の弾も残り僅かである。
「はは……」
自嘲気味に笑いながら、シースルーの弾倉を見る。半分あるかどうかの上、予備弾倉は無い。


「まったく…………ん?」


そして龍宮は、音を聞いた。

「銃声――」

後方から聞こえた

「―獲物が減ったか…………ありがたいな……」

重い足取りで、彼女は行く。

648:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/20 01:52:23





「はぁっはぁっはあぁ――」

走る

「あ―」

勢い余って転倒しそうになる

「うっ……うぁああああああ!」

何とか立て直し、そのまま走りながら夏美は泣きはじめた。

自分のために死ぬ者から、目を背けるべく全力で走る。

自責、後悔、疲労、罪悪、そして少しの安堵が涙となり、夏美の目から雨のように流れる。


「み―みんな――し、死ん―」

やがて、彼女は走ることを一時停止し、泣くことに専念し始める。

「私――私ッ―!」


今の夏美と同じ状況に陥った経験が無いので、夏美の今の感情はわからない。

ただ、落ち着いた彼女はくしゃくしゃの顔を上げ、小走りで世界樹に向かったと記しておく。

649:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/20 01:54:16
第六十話


「もう、これだけしか残っていないんですね…………」
「そうですね。」

弐集院が担当しているディスプレイを見て、瀬流彦が感想を漏らす。

「…………これだけ……」
「責任を感じていますか?」

そんな瀬流彦に話しかける人物がいる
「あっお疲れ様です!」

高畑である。
「安心して下さい。全て終わればあなた達の記憶は消されます。後腐れは何もありませんよ。」
「そう……でした。」
「もう少しで、何事もなければ終わりますよ。」

そして高畑は去って行った。

「後腐れ無し―」
「正直、娘に負い目を感じなくて済みそうなので助かりますよ。」

そう言いながら、弐集院は立ち上がる。

「どちらへ?」
「ちょっとトイレに。」

彼は、少し急ぎ足で部屋を出た。

650:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/20 01:57:04

「――」
瀬流彦は、それまで弐集院が握っていたマウスを握る。生暖かい上に湿っぽいが気にしない。
彼は人並み程度のパソコンの知識は備えている。目的の機能もすぐに見つけることができた

“イチかバチか―”

ごく当たり前に、その機能―新規メール作成が起動された。
「―よし!」

小声で喜び、早くも遅くもないブラインドタッチで長くも短くもない文章を打つ。

「あとは―」

ポインターを[送信]の部分に合わせ―

“頼む!”

クリックした。

[送信中]
“いいぞ……そのまま……そのまま…………”
[送信完了]

“やったぞ!”

すぐさま機能を閉じ、元の画面に戻す。そして続いてあるウェブサイトにアクセスした直後―


「何をしてるんです?」

瀬流彦の傍らに、弐集院が立っていた。

651:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/20 01:58:12


「えっと―その――」
「どいて下さい!」

椅子ごと瀬流彦を押しのけ、ディスプレイの前に立った弐集院は

「――どういう事ですか?」
瀬流彦を睨む。

「えっと……その…………」
「どうして、こんなサイトを見てるんですか!?」



弐集院が指し示した先には、[天国ドットコム]と書かれた大きな文字と、若い女性が下半身裸でM字開脚をしているというとてもわかりやすいページだった。

「いや〜、最近ハマッてて……そうだ、凄くカワイイ子がいるんですよ。見てみます?」
「今は仕事中ですよ! この事は高畑先生に報告しておきます!」
「いやぁ〜〜、ホントにすみません。」
瀬流彦は、ニヤニヤと笑いながら部屋を出た

「まったく…………真面目な人だと思っていたのに……………………おっなかなか……………………会員登録しとこう、うん。」

652:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/20 02:03:52

「……やった!」

瀬流彦は再びトイレの中で、しかし今度は喜んでいた。

「僕にできる事はこれくらいだ……あとは……」

彼は自らの無力に虚無を感じながら、事態を好転できたかもしれないという満足を噛み締めていた。

「……あとは、神頼みか…………」

神が存在するなら、少なくとも子供同士で殺し合いなどさせないだろう。
それでも、瀬流彦は祈った。

653:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/20 02:05:57
本日は以上です。それでは

654:マロン名無しさん
07/07/20 02:34:08


655:マロン名無しさん
07/07/20 17:41:48
乙!

wktk

656:マロン名無しさん
07/07/20 18:18:01
ぶっちゃけ引いた

657:マロン名無しさん
07/07/20 18:47:01
弐集院の所はちょっと狙いすぎた感があったが期待はしてる。

658:マロン名無しさん
07/07/20 22:35:09
エロネタはまじありえないと思う
雰囲気壊れるし
あーあ


659:マロン名無しさん
07/07/20 22:43:17
最近夏だから厨がわきやすくなってるな

660:マロン名無しさん
07/07/20 23:19:37
裕奈が死んだあたりからウザイのが増えたな。信者乙としかいいようがない。

661:マロン名無しさん
07/07/20 23:30:47
キャラ厨はうざいな。自分の好きなキャラが残ってないから文句とか言う奴は消えてほしい

662:マロン名無しさん
07/07/20 23:38:58
もう夏なんだなぁ

663:マロン名無しさん
07/07/20 23:51:32
>>662
つハイロウズ

664:マロン名無しさん
07/07/21 00:24:38
スレリンク(eroparo板)

665:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/21 01:56:42
どうも、俺です。本日の投下です。

666:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/21 01:58:17
第六十一話


「もうすぐ……もうすぐ…………」
夏美の目には、あまりにも巨大な樹が見えていた。
今歩いている通りをまっすぐ行けば、すぐそこにたどり着く。夏美の足も自然と速くなる。

「やっと……帰れる…………」

千雨に代表される、自分が関わって犠牲になった人のためにも生き残るとかそのテのことを考える余裕は夏美には無く、ただ帰りたい一心で歩いている。

「帰るんだ……帰る――」

だが夏美は、よりによって今一番遭遇したくない存在=他人を発見してしまった。

しかも、一見して様子が変だ。体のどこかから流血し、片手に銃らしきモノを持って体を引きずるように移動しているのだから、なおさらだ。


さらに夏美にとって不幸なことに、どうやら相手も気付いたようである。

667:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/21 01:59:26


そして、突如

「きゃ―」

夏美の右膝が、激痛を伴って後方に弾けとんだ。





「ちッ……」

後ろに感じた気配に向けて、龍宮は撃った。
だが、胸を狙った弾はかろうじて膝に当たっただけだった。

「いよいよやばいな…………」

どのみちあの傷なら失血死だと判断した手負いの仕事人は、ゆっくりその場を去った。




「うっ―うあ―」

668:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/21 02:01:05
それまで経験したことのない痛みを膝から感じながら、夏美は色々なことを考えていた。
“あたし―死ぬのかなぁ―”

それでも、這い進む

“ごめんね―何もできなかった―”

腕と無事な足を不器用に使いながら、少しずつ前進していく

“長谷川さんのこと―誤解してたなぁ―”

彼女の後に、赤い道筋ができる。

“ごめんねゆーな―ゆーなもきっとこんなに痛かったんだね”

だが、進むにつれて次第に力が抜けていってしまう

“コタロー君―本当に弟みたいに―少し違うかなぁ―”

それでも懸命に力を込めるが

“ちづ姉――”

とうとう果ててしまい、視界さえも白くなっていく

“ああ―眠たい―”


「今日の晩御飯、何かな…………」


【村上夏美、失血死―残り※名】

669:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/21 02:02:59
本日は以上です。それでは

670:マロン名無しさん
07/07/21 07:03:40
なんて……なんて地…いや静かな死に方なんだ夏美イイイ!!

671:マロン名無しさん
07/07/21 07:55:11
生存フラグが立ったと思って下にスクロールしたら…なんてこったい
しかもなんという犬死に…

672:マロン名無しさん
07/07/21 08:54:36
龍宮は脇腹から出血しても生きてるのに夏美は膝を撃たれただけで失血死っておかしくね?

まあ俺が人体の構造をよく知らないだけなのかもしれんが……

673:マロン名無しさん
07/07/21 09:28:03
>>672
傷の浅い深いが関係してるんじゃないか?
止血しなければ遅かれ速かれ出血多量で死ぬが。
とここで空気を読まずマジレス

674:マロン名無しさん
07/07/21 10:32:28
ハカセって生きてる?

675:マロン名無しさん
07/07/21 12:09:58
>>672
マジレスすると、銃の種類、そして撃たれた場所と損傷の具合による。そういうことはありうる。
まあ、龍宮も早いとこちゃんとした専門家の手当てを受けなければ死ぬだろうが……。
この直後に倒れてもおかしくないし、あと数時間くらいなら持ちこたえてもおかしくない。
でもたぶん半日も持たんだろうね。失血のせいか、狙いも甘くなってるようだし

676:マロン名無しさん
07/07/21 12:56:07
腹撃たれて半日放置の人も助かったしな

677:マロン名無しさん
07/07/21 12:57:15
それにしても相変わらず隊長は強いなぁ…夏美に期待していたけど、こうなったら残りのせっちゃんに期待するとしよう。

678:マロン名無しさん
07/07/21 13:01:24
まずは乙
残り?名か・・・これはこのかの大活躍パターンで誰か復活だな

679:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/22 01:27:42
第六十二話


ここは京都にある“関西呪術協会”の本部、もしくは近衛本家である。
その両方の長、近衛詠春が、廊下を側近と並び歩いていた

「メールが来たのはいつだ?」
「5分ほど前です。」
「ええい、どうして早く知らせなかった!」
「もっ申し訳ありません……」
「差出人は?」
「はい、匿名です。」
「送信元は、本当に麻帆良なんだな。」
「間違いありません。」

そして詠春は広い庭に出る。そこには、和装の使用人が数人いた。
「用意、できております。」
そのうちの一人が、複雑な呪文が描かれた呪符を詠春に渡す。続いてもう一人が、日本刀を渡す。

「じゃあ、行ってくる。」

詠春が呪符を掲げると、突然大量の煙が立ち込め、巨大な鷲の姿をした式神が現れた。
「半日で戻る―」
式神の背中に飛び乗り、詠春は東へ飛んだ。

680:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/22 01:30:14
ぐは、また宣言忘れたorz短いですが、本日は以上です。ここから一気にラストです。それでは

681:マロン名無しさん
07/07/22 01:31:21


682:マロン名無しさん
07/07/22 01:42:05
投下乙
詠春じゃイマイチ頼りない

683:マロン名無しさん
07/07/22 08:28:46
投下乙!

>>682
それは修学旅行の時のイメージだな・・・
アスナの回想ではがんばってたんだ!期待できる かな?

684:マロン名無しさん
07/07/22 15:46:20
投下乙
詠春は薄幸そうなイメージがあるのは否めないがw
でもそんな詠春に期待

685:マロン名無しさん
07/07/22 23:17:55
桜子ってどうやって死んだっけ?
正直覚えてないんだよorz


686:マロン名無しさん
07/07/23 00:26:40
>>685死体役

687:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/23 01:22:00
どうも、俺です。本日の投下です。

688:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/23 01:23:55
第六十三話


「ついに……来た…………」

刹那は今、世界樹広場の下にいる。

「誰かいないのか―?」

広場を組まなく探す。一つ上の段に上がり、くまなく探してまた上がる。それを繰り返す。




そして、最上段でそれを見つけた

「誰だ―?」

誰かが、倒れている。周りが赤いのは、血だろう

「―――嘘だ―」

それが誰かわかった時、刹那はゆっくりと近寄る

「違う―違う―そんな―――」

すぐに、危うい足取りで走りだす

「そんな――そんなハズは―――」

689:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/23 01:27:17



そして、その誰かは胸のちょうど心臓のあたりに刀が刺さっていることがはっきりわかった

「だって――」

そして、刹那はその誰かの血溜まりに足を踏み入れ


「――!」


膝をつき、カトラスを落として、その誰かの肩を揺する

「起きて下さい――手当てをしないと―――」

何度も反応を求めるが、返ってこない


「お嬢様―胸に私の夕凪が刺さっているので―抜くので手を柄から話して下さい――」

呼びかけても、反応は無い

「お嬢さ―このちゃん――ねぇ、起きて―――」

刹那は何ども揺するが、反応は無い

「このちゃん―このちゃ―」
「もうやめろ、刹那。」

690:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/23 01:28:20


そんな刹那に、話し掛ける人物がいる

「――龍宮か。」
「もうやめろ刹那、近衛は死んでいる。」


【近衛木乃香、夕凪で心臓を刺し既に自殺―残り※名】

691:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/23 01:31:13
本日は以上です。それでは

692:マロン名無しさん
07/07/23 01:31:36
乙!
この展開は予想してなかった……

693:マロン名無しさん
07/07/23 01:32:38

こ、この展開はマジでいいな

694:マロン名無しさん
07/07/23 01:34:05
本当に救いの無い話だよなあ。読者をどん底に突き落とす事に特化した話

   だ   が   そ   れ   が   い   い

GJ!

695:マロン名無しさん
07/07/23 01:46:35
URLリンク(www.k3.dion.ne.jp)

696:マロン名無しさん
07/07/23 01:54:36
>>695
ちょwwwww
すっげ和んだけど誤爆だよな?

697:マロン名無しさん
07/07/23 04:04:51
めずらしい3人だな

698:マロン名無しさん
07/07/23 23:48:44
即保存したぜw

この話、脱出エンドがそうやっても見えてこないのは俺だけでしょうか…?

699:マロン名無しさん
07/07/23 23:58:02
>>698
はぁ?全ての人間が気付いてるとおもうが・・・?
そこが作者15氏のSSの面白さと俺は取ってるよ?

700:マロン名無しさん
07/07/24 00:18:43
俺も脱出endは想像できない
誰が優勝するのか楽しみだ

701:マロン名無しさん
07/07/24 02:10:19
まとめて読んだ。
このちゃん……。
つうか、最愛の幼馴染みで溺愛の対象でもある主君を守るために鍛えてきた刀でその主君本人が自殺しちゃってたとか、マジで鬱だよ……。

702:マロン名無しさん
07/07/24 02:18:39
>>701
そこが作者15氏の特徴だな
脱出は無いとして誰が血に濡れた世界樹で一人発狂するか・・・楽しみだww

703:マロン名無しさん
07/07/24 02:19:43
いや待て、これは絶対に自殺じゃない!っていきなり来たら馬ーだな。

704:マロン名無しさん
07/07/24 02:23:19
今日は投下無いのかっ!!?
wktkしながら待ってる奴がどれだけいると思ってるんだっ!!?

705:マロン名無しさん
07/07/24 02:27:17
>>704
おいおい、作者15氏を急かすなよ。作者15氏には作者15氏の用事ってのがなぁ)以下略

御免本当に作者15氏を急かす気は無いが、今日は後30分で家を出なければ成らないので投下あるかないか位は言って置いてほしい。

706:704
07/07/24 02:29:41
>>705
お、おぉ、すまなかったな。そうだった。作者15氏、済まない。
ただ期待をしているだけなんだ。
投下できるか出来ないか言ってないからな・・・まぁそういう日もあるか。

707:マロン名無しさん
07/07/24 02:34:20
>>706
まぁ「次は○○日ごろの予定です」とか
あると分かりやすいよな。
あと「最近は忙しい」とかあると
こっちとしても理解しやるいからよりいい。

708:704
07/07/24 02:37:04
>>707
全面的に同意だな、そのほうがいい。以後の作者氏、ご検討を。
さぁ・・・やる気も出たし俺も続き書くか・・・あれ?無い・・・orz

709:マロン名無しさん
07/07/24 03:51:26
自演、乙\(^O^)/

710:マロン名無しさん
07/07/24 07:32:55
ほんと 自演乙 としかいいようがない

711:マロン名無しさん
07/07/24 07:46:45
欝展開は悪くないがやはり単調でつまらんな。捻りもなければドラマ性もない。出会ったら即死。

もしまた別の作品を書くことがあるならその辺を意識してほしいな。

712:マロン名無しさん
07/07/24 11:14:29
この流れなら聞ける
ドラマ性をつくるために、原作の性格や設定を飛躍させるのってどのくらいまで許容されるのだろうか
どんどん原作で仲良しこよしになってきてて、「実は○○な性格だから普段は○○だったんだよ!」的なキバヤシ理論を用いないと発狂以外で乗らせにくいんだが

713:マロン名無しさん
07/07/24 11:48:38
発狂までいかなくても恐怖のあまり発砲、誤解が誤解を呼ぶパターンが主流じゃね?

なにより気になるのが、
ここの住人はどんな内容のバトロワを求めているか、という点だな
ネギまが題材なだけに、エグい内容だと少なからず反発があった気がする
かといって、キャラ重視でご都合的な展開でも不満が上がってたし・・・

過去ログ読んでも、おまいらどっちなんだよw としか言いようがない

714:マロン名無しさん
07/07/24 12:06:03
>>713
それはそれぞれのキャラの持つイメージと
かけ離れてるときじゃないか?
俺は基本的にエグかろうと
このキャラならありそうかもって思えれば納得できる
またそういう風にもっていければ神なんだろうな

715:マロン名無しさん
07/07/25 00:02:31
うーん……感情描写さえしっかり描けてたら、グロいのだって演出の一つだって納得できるな。
過去捏造とかだってそのキャラらしささえ出てたらこの話ではこうなんだ、って思える。
二次なんだから、細かいところにまで突っ込む気はない。
面白ければオールOKだ。

716:マロン名無しさん
07/07/25 00:20:02
「ザジは実は魔族だった」と「アキラは実は食人だった」
どっちがリアリティや説得力があるのか?読み手が納得できる範囲なら捏造設定もありだな。
発狂とかもそのキャラらしい理由を説明すればいい。
「目の前で○○が殺され夏美は狂った」
これなら気の弱い夏美ならありえるがもしもエヴァだったらどうだろうか?
「目の前で○○が殺されエヴァは狂った」
あの性格上絶対ありえないだろう。逆に「ふん、雑魚が」とか言いそうだ。
こうやって色々なシーンを色々なキャラに当てはめて考えればいいんじゃない?
こういうシチュならこいつとこいつが発狂するとかいくつか候補が出てくるはず。
そうすれば今度は逆にこいつをどう発狂させようとか別の考えが出てくるはず。

なにが言いたいかと言うと書き手の腕次第。頑張ってくれ

717:マロン名無しさん
07/07/25 00:56:51
とりあえず3-Aまとめ

ネギ…3-A担任。父を追うこと以外はどうでもいいと考えているため、唆されやすい。
明日菜…特有の生ゴミ臭と口先だけ性格で嫌われている。現在、薬物使用で服役中。脱獄と添い寝が得意。
木乃香…狡猾で残忍な3-Aのいじめの主犯。極東最強の腹黒さを持つ。好きな物はリストカット。
刹那…木乃香の下僕。鳥族に馴染みすぎて、あらゆる面で不自由している。背中には金属の羽。
亜子…度重なるいじめでやや鬱気味。首元の千手観音の刺青がチャームポイント。好きな物はヒロポン。嫌いな物はまき絵。
アキラ…3-A公認の食人鬼。基本は食人だが、実は虫でも何でも食べれる超雑食。
美空…改宗後、宗教詐欺の被害に遭っているが、自覚無し。
愛衣…いじめ目的で3-Aに編入されたが、アキラに養殖されているため、誰も手が出せない。
双子…3-Aのボロ雑巾担当。
超…カシオペアの故障で魔法先生に捕まり、ひどい拷問を受けている。

718:マロン名無しさん
07/07/25 01:17:32
バトロワスレ住人の俺が言うのもなんだが、
正直いじめスレの住人は屈折しすぎで反吐が出る

719:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/25 02:54:44
昨日は寝落ちしちまったorzしかも今日も危うくorz

720:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/25 02:55:59
第六十四話


刹那が振り返ると、そこには脇腹が赤い龍宮がいた。

「……死んだ?」
「そうだ、それは明らかに死んでいる―」

荒い呼吸で、淡々と告げる。


「何を言ってるんだ龍宮、このちゃんは―」
立ち上がる刹那に、
「もういい、お前もすぐに送ってやる。」
龍宮は銃を向けた。

「…………貴様ッ。」
「……別に、殺した奴の分も生きるとかじゃなく、私は――」

その台詞が途中で潰え、入れ代わりに、かつて龍宮が他人に見せたことなどない表情に代わった

721:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/25 02:57:20


「―なん」

じゃり

「―ッ!?」

何かが地面に擦れる音がして、刹那は瞬発力の全てを駆使して振り向く。
そこには――






「……このちゃん?」


――いびつな動きで立ち上がろうとする、木乃香がいた

722:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/25 02:58:34


ふらつきながら立ち、苦しそうな動きで、胸に刺さっている夕凪を少しずつ抜く。

「このちゃん!?」

今だかつて龍宮も刹那も見たことの無い瞬間


そして木乃香が、まるで操り人形のような動きで夕凪を全て引き抜く。
硬い音をたて、血みどろの刃が地面に落ちた。


そして木乃香が首を動かし、龍宮を見た

その目は―

【近衛木乃香、蘇生?―残り※名】

723:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/25 02:59:54
本日は以上です。それでは

724:マロン名無しさん
07/07/25 04:35:26
コチノヒオウギ&ハエノスエヒロ・レクイエムですか?
他のロワスレ全然読んでないんですが、生き返りとかあったらどう扱われてんだろ。

725:マロン名無しさん
07/07/25 12:59:35
遅い

726:マロン名無しさん
07/07/25 15:22:57
乞食うざっっ

727:マロン名無しさん
07/07/25 17:23:36
遅れたが乙

この展開はよみがえりかね〜?

728:マロン名無しさん
07/07/25 17:37:17
0:00…赤い海からサイレンが響き、一つの村が消えた

729:マロン名無しさん
07/07/25 17:55:12
>>724
最近完結したアニメロワでは蘇生したキャラか美味しいとこ持ってったけどわりと普通に受け入れられてた

730:マロン名無しさん
07/07/25 18:06:38
誰かが魔法のアイテムで死んだこのかを操ってるのかな?

731:マロン名無しさん
07/07/25 18:51:54
エヴァってくたばってたっけ。人形使いならいくらでも死体使ってエグいことできるんだが。
でもエヴァの死因が茶々丸の誤射で、刹那を世界樹に向かわせたのもエヴァという罠。
あの不死の魔法使いが、そんな。

いろいろできそうだが、そもそもそんな凝ったことする動機がないわなw

732:マロン名無しさん
07/07/25 22:58:02
残っているのが誰か考えれば……あの人の仕業?

733:マロン名無しさん
07/07/26 01:11:41
ってか誰が生き残ってるか覚えてない……。

734:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/26 01:27:28
どうも、俺です。本日の投下です。

735:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/26 01:29:17
第六十五話




相坂さよ(出席番号1番)は、全て見ていた。

首に何か―さよ自身は知るよしも無いが、一定範囲に入った霊体を強制的に地獄と呼ばれる世界へ落とす、最高の複雑さと高度さを要求する呪いである―を感じながら、さ迷っていた。

一応、スタート地点に自分のものと思われるショルダーバッグはあったが、さよの力では持ち運びは不可能であり、武器である小太刀を持つのも怖かった。

そのままさよは、最も信頼して依存している人

「朝倉さぁん……」

を探してさ迷った。


そして、見た。

朝倉とその他が、一斉に殺された瞬間を。

「きゃあああ!」

そう、朝倉たちを殺した射線に、さよは居たのだ。

だが、実体無き存在であるさよに弾が当たるわけもなく、彼女はそのままであった

736:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/26 01:30:59


「あっ朝倉さん!?」

気付いた時には、全て終わっていた。

「朝倉さん! 朝倉さんッ!」






やがてさよは、もしかしたら自分と同じようにどこかをさ迷っているのかもしれないと思い、辺りを探すが、どこにもいない。

そして

「よくも……よくも朝倉さんを……!」

この時点で、さよという霊体は強い負の感情により、悪霊の類に成り下がった。

737:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/26 01:32:26
そして全力で追い掛け、とうとう見つけた。

「間違いない―あの人が―!」


そして、憎き相手に攻撃するための“実体”を欲したさよは、すぐ近くに“空いている器”を見つけた。
かなり損傷しているが、欲は言えない。
そして、あとは欲するままに、器に入った。


【相坂さよ、近衛木乃香の死体に憑依】

738:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/26 01:33:37
本日は以上です。それでは

739:マロン名無しさん
07/07/26 01:36:10
投下乙
さよとはwwww考えてなかったwwww

740:マロン名無しさん
07/07/26 04:01:33
そうか?
予想してた人間は多いと思うが

741:マロン名無しさん
07/07/26 07:37:20
>>739-740
予想はしていなかった。
つーか生きてたのね・・・ってくらい。

742:マロン名無しさん
07/07/26 09:16:43
さよ参加してたのか・・・
今回は生存者なしと予想

743:マロン名無しさん
07/07/26 11:49:18
URLリンク(oshiete1.goo.ne.jp)

744:マロン名無しさん
07/07/26 12:53:17
乙。

さよタン…

745:マロン名無しさん
07/07/26 14:01:15
ってかさよって今度からゲームに出場する時どうなるんだろうね?
あのちびっちゃい人形に入っての出場とかだったら面白いけど(笑)
小刀とかを両手で持ってフラフラしながら「朝倉さんの仇ーっ!」とか言ってwww

746:マロン名無しさん
07/07/26 15:31:26
作者15氏

そしてあえて言う
まとめ管理人4さん更新乙

747:マロン名無しさん
07/07/26 16:29:06
あああああああああああ
今バトロワかいてるんですけど
終盤辺りで頭が爆発しそう

748:マロン名無しさん
07/07/26 17:37:31
なにこの見え透いた展開

749:マロン名無しさん
07/07/26 22:12:36
>>747
がんばれ、未来の投稿者!

750:マロン名無しさん
07/07/26 22:27:21
定期age

751:マロン名無しさん
07/07/26 22:39:12
>>747
>>749
こう流れるとつい言いたくなる。

GJ!と呼ばれるその日まで!

元ネタは堺さんがいつも深夜にやってる料理番組だ。

752:マロン名無しさん
07/07/26 23:59:20
自分で一作書き上げるのって異常に大変なんだよな…
終盤まで辿り着けるだけで俺からしたら尊敬に値する

勿論今まで書き上げてきた作者さんたち全員に言えることだけど

753:マロン名無しさん
07/07/27 00:34:20
おまけに、今さら修整なんてできない投下中に文句や指摘を散々受けるんだぜ
ほんと書き手に酷なシステムさ

754:マロン名無しさん
07/07/27 00:43:19
内容に対しての文句は嫌だが文章に対しての指摘は嬉しいな。
ストーリーは修正きかないが文章は多少修正できるからね。

755:マロン名無しさん
07/07/27 00:53:04
内容の指摘も次に何かを書く時の勉強になるから俺は歓迎だが

ただ、理由も無い一行叩きレスはキツいな・・・

756:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/27 01:40:24
どうも、俺です。本日の投下です。

757:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/27 01:41:37
第六十六話


「どうなって……いる……―ッ!」

我に返った龍宮が、木乃香に狙いをつけて撃った。



だが、木乃香は二十発近くの弾丸を受けても、よろけはしたが倒れたりはしなかった。

「なんだと…………」
「このちゃん…………」

“どうして、立っている!?”


木乃香は、頭の左半分を吹き飛ばされ、胴体のあらゆる急所を粉砕され、大腿骨がぐちゃぐちゃになって外に露出する程になってもまだ立っていた。

「く―くるな―」

そして、木乃香は歪んだ動きで龍宮に手を伸ばす。

「くるなぁぁ!」

龍宮は、奇跡的に残っていた二発を木乃香の残りの頭にぶち込んだ。

758:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/27 01:43:05


さすがに顎関節から上を失えば、倒れる。

「――しまっ」

だが、一瞬をついて龍宮に向かってくる影がある

そして影は、手に持つ物を振り上げて、一瞬で振り下ろした。


龍宮が、影が刹那であることと、物がカトラスであることを認識する前に、終わった





袈裟切りにされた龍宮の切断面から、血が音をたてて吹き出す。

「ッッ――!」

勢いで龍宮の背後に抜けた刹那は、返り血一滴さえかからなかった。

「が―ぁぁ――!」

胸を押さえ、龍宮は苦しみ悶える。
たかが一回切られたぐらいでは、人間は即死できないのだ。

759:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/27 01:44:38


そこに、刹那が近付き


悶える龍宮の側頭部に、無造作にカトラスを突き立てた。

760:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/27 01:46:04
本日は以上です。それでは

761:マロン名無しさん
07/07/27 05:52:01
投下乙

762:マロン名無しさん
07/07/27 08:00:15
お…乙…

せっちゃん怖い…((((゜д゜;))))ガタブル

763:マロン名無しさん
07/07/27 12:23:31
従来のさよならこれで静まるかもだが、悪霊らしき代物になってる今だと
ヨクモアダウチヲヨコドリシタナウラミハラサデオクベキカとばかりに刹那にも襲い掛かりそう。
よりによってそんなとこへ婿殿が到着したりした日にゃ

764:マロン名無しさん
07/07/27 19:54:36
>>760
まずはお疲れさん。

>>763
まさしく最悪なパターンと言えるだろうなwまぁa春vsせっちゃんというのも見てみたいな。

765:マロン名無しさん
07/07/28 00:20:46
某サイトの影響で詠春さんは優しいパパのイメージが脳内に定着してるから、それはちょっときついな……。
まあ、きつくてこそバトロワかもしれないけど。

766:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/28 01:06:00
どうも、俺です。本日の投下です。

767:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/28 01:09:24
第六十七話


「ッぁ――!」
すぐにカトラスは引き抜かれ、穿かれた穴から様々な液体が流れる。
それでも龍宮は生きようと、地面に倒れてもまだあがいている。
「―!」
だが、それは無駄な抵抗であり

「――ッ」

龍宮は、死んだ






 刹那は、刹那が最も愛した人の形をした何かと対峙していた。

「あなただったんですね――」

本来なら、恐ろしく隠密性の高い霊体である“彼女”も今なら、その禍々しい“気”によって痛いほど判別できた。

頭を失った肉体でなお這いずって、もう動かない龍宮にむかう。

刹那は“彼女”に近寄り、片手に握るカトラス―ではなく、愛刀である夕凪を逆手に持ち

「…………――……」

ぼそりと何かを呟いて、夕凪を木乃香もろとも“彼女”に突き立てた。

768:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/28 01:11:48


刹那の“気”が込められた夕凪は、霊を退ける力を持つ。


そして“彼女”も、その存在を滅された。

ただ、悪霊となって人の肉体に乗り移るような魂の行き着く先は、地獄以外に無い。

“彼女”は、半永久的に苦しみ続けるだろう。もっとも、“彼女”にはそれを判断できる理性は残っていなかったが。





 さっき龍宮を切った時、エヴァンジェリンに痛めつけられた関節がとうとう限界を越えた。
剣を振り抜いた瞬間、そこから腱がちぎれる音と感触がして、今は感じたことが無いタイプの痛みがそこを支配している。

それを気にせず、刹那はずっとうなだれていた。
ちなみに、刹那がいる場所は偶然にも木乃香が自殺するまでいた場所なのだが、刹那は知らない。


そして、刹那が何も思考できなくなった頃

「おめでとう、君が優勝だ。ちょっとついてきてくれ。」

刹那の視界が白く光り、次には―


【龍宮真名、側頭部を刺され死亡】
【相坂さよ、夕凪によって消滅】
【桜咲刹那、優勝】

769:作者15 ◆srMCyCxCQM
07/07/28 01:13:22
本日は以上です。もうちょっと続きます。それでは

770:マロン名無しさん
07/07/28 01:14:53
うおおおおおお!!せっちゃ〜〜ん!!
乙乙乙!!

771:マロン名無しさん
07/07/28 01:21:17
せっちゃん生き残り杉
だがGJ!

772:マロン名無しさん
07/07/28 02:13:53
乙。
まあ単純に戦闘能力と生命力の高さからいってせっちゃんは生き残りの確率高くて当然。
人気も高いしね。
あと、せっちゃんと言えば木乃香お嬢様で、行動理由がハッキリしてるぶん話を作りやすいだろうし。

773:マロン名無しさん
07/07/28 06:38:00
乙。
せっちゃんは他の武道四天王と比べても
話を作りやすいよな。
龍宮なんかは悪役にしやすいから
死にやすいみたいだね。

774:マロン名無しさん
07/07/28 09:26:28

言いたい事があるが、まあそれは完結してからだな

775:マロン名無しさん
07/07/28 10:12:16
乙乙おつotu


776:マロン名無しさん
07/07/28 11:50:46
>>773
悪役にするのが難しいのに死にやすい古菲っていったい……

777:マロン名無しさん
07/07/28 12:37:17
>>776
「ここは俺に任せて先に行け!」は専売特許アル

778:マロン名無しさん
07/07/28 14:10:34
>>776
古菲は武器がないから
生存させにくいんだよね。
楓もこういう戦い向きの武器
が欠けてると思う。
龍宮か刹那あたりはこれっていう武器が
あるのが強みだな。あと好戦的だし。

779:マロン名無しさん
07/07/28 14:10:56
>>777
フラグwwww

780:マロン名無しさん
07/07/28 14:30:18
武器ねえ・・・
学祭のせいで裕奈に銃持たせるとかなりヤバイという、
今までのネギロワにはない要素が出てきたが、まだ誰も反映させてないね

まあ、古菲と同じで死亡フラグ立てまくりそうだがw

781:マロン名無しさん
07/07/28 14:46:44
>>780
多分大まかな流れはあの設定出る前に決めてたって人が多いんだろw
そっからがまた面倒な作業になるのがロワだし

>>778
“拳”という武器でさえ超と丸被りだからな……
初期ネギロワで毎度古菲がマーダー超にあっさり殺されてて吹いた
キャラ被りには厳しい世界だぜ……

782:マロン名無しさん
07/07/28 14:55:50
数日くらいは、短編小話とかが読んでみたい気がするが。

783:マロン名無しさん
07/07/28 15:17:54
そんなの用意できてる奴はいないんじゃねぇか

784:マロン名無しさん
07/07/28 15:49:18
>>781
チャオはカシオペアとか
あるからまだ使いやすいキャラだよね。
古菲は(ry
>>782
ロワで短編は難しい希ガス

785:マロン名無しさん
07/07/28 16:32:55
昼間から伸びが速いなw

>>782
そんなに準備がいい奴なんて居るのか?

786:マロン名無しさん
07/07/28 16:42:23
>>785
武道四天王はこのスレでは、
他のネギまスレと比べても
殊更重要だからね。

787:マロン名無しさん
07/07/28 17:19:48
忍者はサバイバルや隠密要素が多いロワではかなり強そうなはずなのに楓はすぐ死ぬよな。


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