【ｺｰﾄﾞｷﾞｱｽ】第二皇子ｼｭﾅｲｾﾞﾙは焦らすのがお好き2m

【ｺｰﾄﾞｷﾞｱｽ】第二皇子 ..

257:名無しさん＠お腹いっぱい。
07/02/12 01:57:31 wvbdYPZ/
ブルタニア兄弟でケーキを作った話

シュナ「コーネリアとユフィはまずチョコレートを溶かしておくれ
　　　　クロヴィスとルルーシュは生地を作ろう。ナナリーはフルーツを切ってくれるかい？」
弟妹「「「「「はい、わかりましたシュナイゼルお兄様！」」」」」
ネリ「チョコレートを溶かすのか……ﾊﾟｷ…ﾓｸﾞﾓｸﾞ」
シュナ「コーネリア、摘み食いをしてはいけないよ」
ネリ「は……つ、つい……」
ユフィ「お兄様、お姉様、お鍋を持ってきましたわ」
ネリ「では……」
シュナ「あぁぁ！？ダメだよ、いいかい、チョコレートは直に火にかけてはいけないんだよ。お湯を使うんだ」
ユフィ「まぁ、そうなのですか」
ネリ「直に火にかけるとどうなるのだ？」
シュナ「焦げる」
ネリ「ぬ……それは不味そうだ」
シュナ（食べる気なのか？）
ルル「シュナイゼルお兄様～もう疲れましたぁ～」
クロ「何を言う！ルルーシュはさっきから全然生地をかき混ぜて無いじゃないか……ｾﾞｪﾊｧｾﾞｪﾊｧ」
ルル「私はこうやってボールを抑えてるという大事な役割をこなしているのです。それともクロヴィスお兄様は生地をかき混ぜるという
　　　　いわば主役の行為を私に譲ってくれるのですか？それならば私がかき混ぜたい」
クロ「む……この役は渡さないぞ！」
ルル「流石ですクロヴィスお兄様。カッコイイなぁ（ﾌﾟｯ」
シュナ「……はぁ。あ、ナナリー、食材を抑える手は猫の手だよ」
ナナ「猫の手？」
シュナ「そう“ニャ～ニャー”の手さ」
ナナ「“ニャ～ニャー”ですね」
ユフィ「シュナイゼルお兄様！チョコレートが溶けたのですが、お湯と混ざりませんわ」
シュナ「は？……ユフィ、お湯の中にチョコレートを放り込んだのかい」
ネリ「な、シュナイゼルお兄様はお湯を使うと言ったではないか！」
シュナ「ああ……私の言葉が足りなかった。お湯の上にこうして小さなお鍋を重ねるんだ。その中にチョコを入れて熱で溶かす」
ユフィ「まぁそうだったのですか……私、失敗してしまいましたわ……」
ネリ「大丈夫だ、ユフィは悪くないぞ！」
ユフィ「でも、チョコレートをダメにしてしまいました。カカオ農場の人に申し訳が立ちませんわ」
ネリ「大丈夫だ！私に一案がある！ホラ、こうしてザルを使えばチョコだけが残って……」
ｻﾞｰ（当然ながら液状のチョコも流れていく）
ネリ「しまったぁぁぁぁぁぁ！！」
シュナ「……はぁ」
ルル「クロヴィスお兄様が疲労で倒れましたーー！安心してください、クロヴィスお兄様、ケーキは必ず完成させ、お兄様の分も私が食べてあげますから！」
シュナ「……はぁぁぁ」
ナナ「シュナイゼルお兄様、ナナリー、フルーツを綺麗に切ることが出来ましたわ！」
シュナ「ナナリーはえらいね（ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」

シュナ「………」
秘書「殿下、どういたしました？」
シュナ「いや、そのエリア１１のバレンタインという風習を聞いて、少し昔の事を思い出しただけだ」
騎士「はぁ…」
シュナ「私はあれ以降、適材適所という言葉を学んだよ（力仕事はコーネリアにさせるべきだったな……）」

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