種・種死の世界にXキ ..
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1:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 17:46:42
GX1/144氏の降臨をマターリ待ちながら、語れ

前スレ 種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー二杯目-
スレリンク(shar板)
前スレ 種・種死の世界にXキャラがいたら
スレリンク(shar板)



2:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 17:48:04
遅れてすまんニダ。
ウリも規制されていたニダ

3:荒神404 ◆BNvrzUJgxo
06/04/20 17:48:04
2なら    してうpする

4:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 17:54:55
>>1

5:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 17:56:04
>>2-3

6:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 18:42:31


7:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 18:47:09
7ゲットだよ兄さん

8:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 18:48:09
僕らが求めた次スレだ!!

9:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 19:14:44
おめー。
とりあえず>>1-1000、過ちは繰り返すな…

10:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 20:47:17

>>1「まるで夢をみてるみたい」

11:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 21:31:01
小説はどこや?

12:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 21:35:07
しかしサムライトルーパーを出すあたり、
あれやっぱり腐女子だったんだな。

13:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 21:37:59
前スレで小説投下するって言ってた奴どこや?
9時過ぎたで?
来ないなら、僕がXのスカトロ小説投下するけんど?

14:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 21:41:23
1乙
でもXは糞

15:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 21:43:55
保守装置が動くの早いなw

16: ◆hfGQ1C/H02
06/04/20 21:47:40
>>15
捨て置きなさいな。
構うと付け上がる人工無能ですからね。
とりあえずは待つとしましょう。

17:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 22:04:32
リアルの都合>ネットの都合
これ常識。
リアルで頑張ってる人をまだかまだかと言わずマターリね。

18:GX-9900DV
06/04/20 22:12:39
まず>>1スレ立て乙
そして遅れてすいません・・・。(T T)書いてた分の後半を大幅修正していて遅れました。

第8話 『ディスティニー! 行きます!!』(前編)

 ガロードとカリスの決闘から8時間、自ら撃たれたカリスはフリーデンの医務室で目を覚ました。周囲を見回し、自分がいまだ死の世界に旅立っていないことを知ると小さく落胆のため息をついた。
「そんなに不満かね? 死に損なったことが。」
彼が声のほうを向くとテクスが机でカルテの整理をしている。直接的にカリスを助けたのは彼だった。
「・・・・・・どうして僕を助けたりなんかしたんですか・・・・・・?」
「私は医者だ。目の前にけがや病気の人間がいたら治してやるのは当然のことだ。」
「・・・・・・やっと開放されるとおもったのに・・・・・・・。」
「? 何からかね?」
意味深なカリスの発言にテクスはカリスのほうに顔を向けた。カリスは疲れ果てた様子で語り始める。
「人工ニュータイプになる前の僕はとてもつまらない人間でした・・・。だから市長に頼んで・・・人工ニュータイプとなった。でも彼女は・・・、ティファ・アディールは違った。生まれながらにして・・・能力を持っていた。
彼女が真のニュータイプだとしたら僕はただのまがい物に過ぎない・・・。」
カリスの瞳から涙が流れる。その涙のわけは苦やしさか、むなしさか・・・。
「市長の心を感じたとき、僕のすべてだった市長が嘘をついていると知ったとき、僕は何を信じるべきか・・・・・・、どうすればいいのかわからなかった。・・・・・・もう誰も僕を必要としていない、まがい物の僕のことは・・・。
シナップス・シンドロームという重い十字架を背負っても、僕はこの世に生きている価値が無い・・・。」
「そうか、だったら今すぐベッドを開けてくれ。」
テクスは机に向き直り、仕事を再開させた。
「自虐的になるだけなら誰にでもできる。病院というところはな、けがや病気をしても必死に生きようとする者が来るところだ。お前さんのように死にたがっている奴が来るところじゃない。」
テクスは冷たく言い放つ。カリスはその言葉を聴いて納得したらしく、傷の痛みに耐えながらベッドから出て医務室出口へと向かう。
「・・・ガロードには言わないで下さい・・・、僕が出て行ったことを・・・。」
「・・・私の患者ならば意見は聞くが、君はもう私の患者ではない。」
「・・・そうですか・・・。」
カリスは傷の激しい痛みに耐えながら医務室を後にした。残されたテクスは作業の手を止めないままつぶやいた。
「ガロードなら、たとえ私が言わなくてもお前さんを探しに行くよ、きっと・・・。」

 シンはディスティニーのコックピットの中で機器のチェック・調整をしていた。キッドたちフリーデンのメカニックの腕を疑うつもりは微塵も無いが、やはり最終チェックは自らがやらないと気がすまないようである。
「・・・VPS装甲の各部電圧問題なしっと、チェック項目全部OKだな。初めて見た機体のはずなのにここまで完璧に整備してしまうなんてな・・・。」
一通りチェックを終えたシンはメカニックの腕に驚かされっぱなしであった。機体を一度フレームまで分解されてしまったときはどうなるかとひやひやしたが、整備状況が完璧となればそんなことはあってなかったようなものである。
「機体各部の変更箇所はこのリストのとおりか、なんかいろいろパーツをはずされて重量が3t減ってんだよなぁ・・・。」
この3tのほとんどが背中の羽につけられたミラージュコロイド噴射装置の類であった。
本来羽のミラージュコロイド発生装置はジャミング用の装備であったが、肝心のミラージュコロイドはAWでは作ることはできないため取り外されていた。
チェックを終えてコックピットから出るとガロードがデッキ内の車を目指して走っていくのが見えた。
「? ガロード! 何かあったのか!?」
「カリスを連れ戻すんだ!!」
シンの質問にガロードは足を止めず返答する。だが、シンはカリスを助け出したことを知らない。
「カリスを連れ戻すって・・・・どういうことだよ!?」
シンは急いで床に下り、ガロードがエンジンをかけた車へと詰め寄った。
「あぁもう、事情は後で話す!」
「そういう問題じゃないだろ! 俺も一緒に行くから詳しく話してくれ!」
そういってシンは助手席に飛び乗った。それを確認するまもなくガロードはアクセルを踏むが、その進路上にティファが飛び出してくる。ガロードは当然急ブレーキを踏む。
「ティファ!?」
「私も、行きます。」
ティファの突然の申し出に1度は戸惑いの表情を浮かべたガロードだった意を決した表情でうなずき、彼女が後部座席に乗るのを確認すると車を急発進させ心身と雪の降る雪原へと飛び出していったのだった。


19:GX-9900DV
06/04/20 22:14:27
第8話 『ディスティニー! 行きます!!』(中編)

 ガロードたちがカリスを見つけた時、彼は雪原に横たわっていた。彼の上にはうっすらと雪も積もっている。
「バカ、こんなところにいると死んじまうぞ。」
ガロードは車から降りカリスを抱き起こす。その様子をシンとティファは静かに見守っていた。
「・・・・・・また君ですか・・・。」
カリスはガロードにうんざりとした目を向けた。ガロードの顔もこわばってしまう。
「・・・もう、僕のことはほっといてください・・・・・・。」
言い終わらないうちにカリスはガロードから目をそむけた。この行動と言動がガロードの逆なでした。
「・・・甘ったれんなっ!!!」
ガロードに一喝されカリスは再びガロードに目を向けた。
「自分で選んだのだろ!? 自分から進んでニュータイプになったのだろっ!? 死んだら全部チャラになるなんて思ったら大間違いだからなっ!! そんなの・・・俺は認めないぞッ!!」
ガロードの思いがけない発言にカリスは目を見開いた。味方など誰もいないと思っていた彼にとってこの発言は本当に意外な物だった。

ジャキッ

そんな言葉をかけられたカリスにシンは銃口を向けた。
「シン!!?」
シンの思いがけない行動にガロードは狼狽した。まさかこの状況でこんな行動に出るとは思っていなかったのである。
「死にたい、て言うなら今すぐ楽にしてやっても良いぜ?」
カリスに対して冷たく言い放つ。
「シン、何を言っているのだ!!?」
「俺は、こいつが楽になりたいと言っているから、俺が楽にさせてやるといっているのだ。選ばせてやるよ。生きるか、ここで死ぬか!?」
銃口はずっとカリスの額に向けられている。誰の目から見ても彼は本気のように見えた。
「やめろシン、こいつをここで殺しちゃだめだ!」
そういうとガロードはカリスを庇った。無言の嫌な空気が流れる。ただ1人、ティファだけはその様子をじっと見つめていた。
「・・・・・・カリス、だっけ? あんたは世の中に自分の味方なんていないと思っているかもしれないけど、こうやって傷ついたあんたのことを庇ってくれる人がいるのだ。」
そういいながら銃口を下げるシン。全体の様子を見ていたティファの表情も少し緩んだ。
「ガロードはあんたのことを大切に思っている。そんな奴がそばにいるなら生きなきゃいけない・・・。」
そういうと、彼は背を向けた。あまりにも柄にないことを言ったから恥ずかしかったのもあるが、
カリスの姿がデストロイガンダムを操縦して死んでしまったステラの姿が今のカリスと重なって目が涙で潤んでいたからである。
「・・・ハッ! いけない!!」
ティファのいきなりの言葉にその場の全員が固まった。
「どうした?」
ティファの目線の先にはスノーボードを掃いたフォートセバーンのMSシュラッグが迫っていたのである。
「やばい! 急げ!!」
ガロードとシンはカリスを抱え車に乗せるとフリーデンへと急いだ。


20:GX1/144
06/04/20 22:17:14
>>18-19は私です。別スレに書き込んだまんま書き換え忘れてました・・・。

第8話『ディスティニー! 行きます!!』(後編)

「一人邪魔な奴がいるけど、まとめて出てくるなんて好都合ね!!」
シュラッグの中でエニル・エルはほくそえんだ。ノモア市長から奪回の指示が出されているカリスとティファ、そしてエニル本人が目をつけているガロード。彼女たちにとってはそれ以上ない好都合な状況であった。
 シンたちの乗る車に対してシュラッグ隊のマシンガンが火を噴くが車はその弾を見事に避けていく。
「何している!? なぜ当てない!!?」
「しかし、万が一カリス様に当たったら!!」
「ッ!! 甘いわ!!」
シュラッグ隊の面々の弱気な発言に舌打ちしたエニルは、ガロードたちの車の前に回りこみ、車の進路上に攻撃を加える。車は自ら銃弾の前の中に突っ込み横転してしまった。
「いってぇ・・・! みんな大丈夫か!?」
横転の際に全員が車外に投出されていたが、受身を取って状態をすぐに立て直すことの出来たのはシンだけだった。
ガロードはティファを庇っていたがカリスはちょうどシュラッグの1機に捕まえられる途中であった。
「しまった!!」
ガロードがそういっている間にもガロード本人にエニル・エルの乗るシュラッグが迫ってきた。
「坊やは、私と一緒にいらっしゃい・・・。」
そういってガロードにMSの手を伸ばす。
ガロードはエニルと逆方向に逃げ出すがつかまることは時間の問題に思えた。

ドキュウンッ!!

だがそれを阻んだのは突如飛来した上空からの攻撃だった。異常を感知したフリーデンから発振したエアマスターとレオパルドが迎撃に出てきたのである。
「チィ!! でもカリスの回収さえできれば十分よ、引き上げる!」
シュラッグ隊が引き上げていく。その姿を追うようにガロードは雪原を走っていった。
「待てぇー! カリスを、カリスを返してくれぇ・・・。」
力なく走るガロードをシンは引き止めた。
「ガロード、身一つで乗り込んでも何もできない。いったん戻ろう。」
そういってシンはガロードを助け起こし、フリーデンへと戻っていった。

戻ったガロードたちはすぐに機体に乗り込み、フォートセバーンへと発進しようとする矢先だった。
ゴゴゴゴゴ・・・・・
突然の地響きにクルー全員が驚いた。
「・・・遅かったか・・・!」
ブリッジのジャミルは唇を噛み締めた。
「各機発進!! 急げ!!!」

 「シン。」
コックピットで最終チェックをするシンにガロードが通信を入れてきた。
「なんだよ?」
「さっきは、サンキュな。」
そういって通信はきられた。シンはきょとんとした表情をした後、少し笑った。
「・・・さて、シン・アスカ。ディスティニー! 行きます!!」
深紅の翼が、雪の舞う灰色の空に再び羽ばたいた。以前とは違う白い剣と新たな仲間とともに・・・。


21:GX1/144
06/04/20 22:18:11
ついでにage

22:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 22:22:23
>>21
GJ!!
やっぱいつ見ても面白いわこれ。
ただ一部シンのセリフの言い回しに違和感を感じたけど・・・

23:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 22:22:25
乙。
テクスという医者らしい態度、GJ!
ただ、中編のガロードとシンの口調がおかしいね(;^^)
誤字はあえてスルーするとして、タイトルは「生きるか、ここで死ぬか!?」のほうがインパクトがあったかも。
まぁ、とにかくリアルのほうもガンガレー。

24:GX1/144
06/04/20 22:33:48
誤字があった・・・。
最終チェックの気合が足りんかったかぁ・・・
誤字についてはすいませんでした。m(_ _)m


25:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 22:36:07
それと前スレの馬鹿がどうしても欲しがってるWとXの視聴率調べてきた。
前に見たサイトが潰れてて驚いたよ(笑)
とりあえず、「V→G→WときてX…またガンダムかよ!」っていう視聴者心理とエヴァが重なったことを頭に叩き込んでから読めー。

Wの平均視聴率→平均4.3%
26話までのXの最高視聴率→4.3% 残念ながら平均視聴率までは今見てるサイトでは掲載されていないが、4%といったくらい。
とりあえず、確かにXの視聴率はWの下。約0.3%の差だよ。
んで、視聴者のガンダムへのマンネリ、スタッフの開発期間じゃあ平均50話のガンダムでも、Xは企画立てる時間が絶望的だったから46話までの予定だった。
加えて社会現象化したエヴァが重なってメディア戦略も使えなかったらしいから、そりゃ人気が持っていかれても仕方がない。
だって、当時は真性ガノタかWで新天地になった腐女子くらいしか見ようとしなかったんだもんね。
でも、Xは決して視聴者に媚を売ろうとせず放送短縮化されても纏め上げた秀作だよ。

後、残念ながらプラモの販売利益表は見つからなかった。
これについては今のところ、「WプラモはXと同じ程度の売り上げを出した」っていう明確な証拠はないねぇ。
ま、中古プラモのサイトの取引表でも見ればXプラモの意外(?)な人気の裏づけにはなるんじゃない?

26:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 22:38:17
>>24
ここは○○プロダクションとかなんとかいう企業や□□□文学賞なんていうところじゃない。
誤字くらい出ても「あ痛ー」くらいで流しておKよ。

27:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 22:40:36
>でも、Xは決して視聴者に媚を売ろうとせず放送短縮化されても纏め上げた

媚びた作品は最近多いからうんざりしてるしな

28:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 22:45:44
>>27
禿げ同。
基本的には最近のアニメなんて可愛い女の子キャラでストーリーのへっぽこ(死語)ぶりを無理矢理カバーしてるのが多い。
映画もクオリティはいいけど、なんかイマイチなんだよね。
特に主要キャラ死なせて「感動」と「同情」を履き違いをさせる映像物は勘弁です><

29:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 22:49:31
>>28
可愛い女の子キャラ+きわどいコスチューム

まぁ原点はXの放映時期に大ブームになってたあれなんだがな

30:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:04:49
>>25
正直、当時リア消だった俺はXが放送期間短縮されてたことすら知らずに楽しんでたな。
逆にエヴァは好きになれなかった。

もちろん今でもXは好きな作品の一つだ。

31:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:18:38
Z>>種>>08=X>>>種死>>>髭

32:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:25:46
>>31
俺はこうかな。
Z≧0083>W>08>髭>X>>>>>>>>>>>>>>>>>種>>種デス

33:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:25:56
Xは好きだが、他を貶すのは違うと思う。
正直突き抜けた面白さはない。

34:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:29:02 fG7sFXSY
>29
きわどい格好の乱用は、むしろ萎える
はるか昔の魔法少女アニメで実証されていたはずなのだが・・・

35:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:30:29
>25
それっぽいサイトを見つけたんで貼ってみる

URLリンク(home-aki.cool.ne.jp)
機動武闘伝Gガンダム
放映期間:94.04.22〜95.03.31
放映時間:金曜日17:00〜17:30
最高視聴率:7.3%
最低視聴率:1.7%
平均視聴率:4.1%

URLリンク(home-aki.cool.ne.jp)
新機動戦記ガンダムW
放映期間:95.04.07〜96.03.29
放映時間:金曜日17:00〜17:30
最高視聴率:6.8%
最低視聴率:1.8%
平均視聴率:4.3%

URLリンク(home-aki.cool.ne.jp)
機動新世紀ガンダムX
放映期間:96.04.05〜96.12.28
放映時間:(1〜26話)金曜日17:00〜17:30
       (27〜39話)土曜日06:00〜06:30
最高視聴率:6.2% (1〜26話)6.2%(27〜39話)1.7%
最低視聴率:0.6% (1〜26話)1.8%(27〜39話)0.6%
平均視聴率:2.8% (1〜26話)3.5%(27〜39話)1.2%

順当に考えれば、そこまで問題のない視聴率だと思うんだが・・・
むしろエヴァブームの中でよく維持できたなと思うくらい
突然土曜朝6:00なんて辺鄙な時間に飛ばされれば視聴率なんてガクンと下がって当然

プラモに関しては当時ターゲット層だった俺の印象でしかないんだが・・・
店の売り方や売れ行きはG、Wの時とそう変わらなかったように思う
少なくとも在庫が余って困ってたりはしてなかったはず
俺と友人Tの二人だけでLM以外は全種類揃ってた
むしろラインナップが少ないのに不満だったのを覚えてる
「ベルディゴとかコルレルとか出ないかな」とか
「パトゥーリアは流石に無理か」とか「1/100アシュタロン何で出ないんだよ!」とか友人と話してたし

36: ◆AWGx990A9U
06/04/20 23:33:08
|∀・)

|・∀・)っURLリンク(aw0015.hp.infoseek.co.jp)

|) 彡 サッ

37:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:40:44
>>36

GJ!


38:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:44:38
>>18-20
作者乙!!

>>36
GX−Pの中の人乙!!
ってか、>>18-20入っているなんて、仕事早っ!!

両者ともGJ!!

39:通常の名無しさんの3倍
06/04/20 23:48:18
>>35
プラモの種類が少ないのは確かに不満だったな。
ガブルとかコルレルとかいい意味での珍MSが多い作品だっただけに。

チェストブレイクとハーミットクラブは今でも出てほしいと思ってる、当然Sランチャー付きで。

40:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 00:00:07
>>35
dクス。
うん、大体そんな感じだよね、視聴率。

プラモについてはハーミットクラブ(ヤドカリ)は元々プラモ化する予定はなかったらしい。
んで、確かデザイナーに「どうせプラモ化しないなら思い切りやっちゃおう!」ってことで、あんな馬鹿でかいバックパックを背負うヤドカリになったらしい。
それでもプラモ化して欲しかったな…絶対に買ってたぉ。

>>36
激しくGJ!
やるねぇ。

41:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 00:04:22
『デスティニー、行きます!』乙です!!カリスがパトゥーリアに乗せられて、
これでシンの成長フラグが一つ点灯?「過ちは繰り返せない!!」
ってこれはマダ先かw

>>35
同じく。当時LMのGファルコンのあまりの重さにキレて、主翼とかコンテナとか
削りまくった記憶が・・・再販されるのなら、ジャンクパーツ使って
今風のGファルコンDX組みたいな。

あ、コルレルのプラモはマジで欲しい。無理っぽいけどw
チェストブレイクとハーミットクラブにラスヴェートは出せなくもなさそうだけど?



42:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 01:51:37
前C3の第一回のときに60分の1位のヤドカリ売ってたな、サテラ付で。
結構高かったけど閉幕までに売り切れたのは覚えてる。

43:前スレの馬鹿
06/04/21 15:06:57
>>25
うん、だから、やっぱ、Xは糞ですやん
後、なんでXはOVAにならなかったのか、なんで腐女子に媚びてたWがOVAされたのか、詳しく教えて下さいよ
お前の言う通り、秀作ならOVA作るだろ?
まあ、Xはどっちかと言うと臭作やけどな(爆笑)

44:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 16:41:51
っ【トラウマ】
時間無いよー予算無いよー

ってか予算も時間もなかったのにんなこと出来るか

45:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 17:27:15
ガンダム支持性別は男が大多数。
その中でWと08は女性層をはじめて確立した。
「ガンダム」ってブランドが高級と勘違いしてるようだけど、視聴率は並アニメ程度。
だから女性層をがっちり掴みたかったからOVAと映画が出来た。
Wはカトキが雑魚機からメイン機にデザイナー交代され、羽が付いたりマント付けたりと「かっこよさ」を重視して「EWの」プラモは売れ行きが伸びた。
でも、アニメ版WのプラモはEWに比べるとそれほどでもない現実。
そして08の方は映画で大滑り。
人気だけで押し通そうとした結果。

08はともかく、Wには制作企画する時間も予算もあった。
Xは無理矢理企画進行させられた状態だから金もなければ時間もない。
そこら辺は過去ログ読めよ。同じ事何回言うかな…。

まぁ、とりあえず釣られてあげたからそのエセ関西弁ひっこめてくれない?
(爆笑)とか痛々しくてマジれすしちゃったよ。

46:前スレの馬鹿
06/04/21 18:47:57

>>Xは無理矢理企画進行させられた状態だから金もなければ時間もない。
ただの言い訳やな
要するに、時間も予算もあろうが、XがWを越えるのは不可能だった
高松は、漫画が原作のアニメなら力を発揮出切るが、一から企画して作るようなアニメには向いてなかったという事
川崎も同じく、萌えアニメ(サクラ大戦とか)ならともかく、ガンダムという重いブランドを背負うべき器ではなかったって事
つまり、この二人はガンダムを作るべき人間では無かった
そんな奴等が作ったガンダムなぞ、時間も予算もあろうが駄作&打ち切り
確実に言える事は、ガンダムXはガンダムシリーズでダントツに人気が無い
これは、企画した2匹のせいなのは事実
だから、人気も将来性もなんにも無いXより、エヴァショックの時代にもガンダムの名声を保てたWが、続編のOVAが作られたんですねー

やっぱ、Xは臭作やな!


47:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 18:50:41
>>46
志村ー、過去ログ過去ログ。
ガンダムをすでにブランド志向にしてる時点で過去ログ読んでない証拠。
それこそ言い訳。
理由は論議されつくしたからw
とりあえず保守乙。

48:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 18:51:53
>>43>>46が見えない

49:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 19:33:06
>>48
自動スレ保守機能が作動したみたいだから気にしないほうがいいよ。
あれときどき意味不明な長文で保守するから。

50:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 20:20:56
GファルコンユニットのDX、再販してくれんかな(´・ω・`)
いつも再販予約に間に合わない。
通販で1諭吉さんも払えないっす。

51:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 20:27:16
>>50
俺もだ。欲しいときに無いというのは辛いな。

52:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 20:43:41
>>50-51
他の1/100シリーズと違って、GファルコンDXはテレビ1/60シリーズのアソートに
入っているのが殆どだからな・・・生産が極端に少ないのは仕方が無いか。
アソートの他のは売れ残っているのにGファルコンDXだけ無いのは希少価値が
高いからやね

53:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 21:36:33
>>50-52
Xのうんこ臭いプラモなんかタダでもいらんな
作って、エアー塗装して、シール張って、マーキングして、完成したら線路に置き石ならぬ置きプラするね
そして、DXが木っ端微塵に踏み潰されるところを動画にして、ネットで流すねw

>>35
>>プラモに関しては当時ターゲット層だった俺の印象でしかないんだが・・・
>>店の売り方や売れ行きはG、Wの時とそう変わらなかったように思う
お前目がおかしいんじゃねーの?よーく思い出せ
Xが放送してたって言うのに、W・Gのプラモの方が数が少なかっただろ?
もっとも、この頃のガンプラ全部の売れ行き足しても、エヴァ初号機のプラモにも及ばなかったけどな
俺は、この頃はエヴァのプラモ3種類+零号機のイエローカラーもコンプしてたね

>>俺と友人Tの二人だけでLM以外は全種類揃ってた
>>むしろラインナップが少ないのに不満だったのを覚えてる
>>「ベルディゴとかコルレルとか出ないかな」とか
>>「パトゥーリアは流石に無理か」とか「1/100アシュタロン何で出ないんだよ!」とか友人と話してたし
きしょいな、お前と友人T
お前ら今でも童貞だろ?早くソープにでも逝けばwww

>>47
そうですか、やっぱりXはうんこ臭いアニメだって事ですね
過去ログがどーのこーの言ってますが、Xの事なんか元々どうでもいいので
読むことは無いですね

>>48
セブンセンシズに目覚めろ

>>49
うんこでも食ってろ

54:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 21:38:16
Xは、ガンダムのでっかいうんこです

55:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 21:39:39
うんこ臭いX禁止!!

56:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 22:04:29
GFU・DX欲しす。
確かにあれは希少だよ。
半年区切りくらいで再販されてるのにすぐ完売。
その上にプレミア付きだもんね。
対してデンドロとGFUを足して2で割ったどっかの種機なんかは在庫の関係で商品の置き場所に困ってるとよく行く店のじいちゃんが言ってた。
他の種プラは売れ筋らしいのにね。

57:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 22:11:22
NGワード:うんこ

これで色々な意味ですっきりだ

58:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 22:19:44
まぁ、とりあえずひろゆき氏の判断次第で人工無能の保守システムともそろそろおさらばで御座います。

59:通常の名無しさんの3倍
06/04/21 22:40:35
GファルDX売ってるの前見たな

60:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 00:20:31
保守システムの頑張りすぎだ!

61:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 00:46:22
ソープじゃ童貞捨てられへんでんがなやろ
中に出さないと童貞すてた事にはならないそうだしやがな

62:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 01:14:35
>>53
嫌いなくせにワザワザ出向いてなに必死になってんだか
高松監督は無能じゃないと思うけどな
ゴルドランやってた時は追加注文来るくらいちゃんと売り上げ伸ばしてたし
大体うんこうんこって自分で言ってて恥ずかしくない?
こう言うこと言ってる人間ほど下品極まりない

63:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 01:23:21
というかこいつはXを貶めて何がしたいのか・・・
自分が嫌いだからって仲間を増やしたいだけの寂しがり?

64:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 01:24:00
>>63
人口無能じゃね

65:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 01:34:05
Wばっか持ち上げてるけどW厨?
っつか対比が平成シリーズしかないし
宇宙世紀はちゃんと見たんか?
多分ZZだけはしっかり見てるみたいだけど
大体X放送時にG・Wのガンプラの数が減るのは新規に放送されてるXのガンプラを売り出すのを優先させるに決まってるだろ
企業ってそんなモン
ガンダム云々抜かす前にすこし社会勉強して来い

66:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 02:15:00
>>65
>>64

67:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 03:12:35
このスレを訪れる皆様へ。

このスレは人工無能による
自動スレ保守システムを使用しています。
訳の分からない長文や下品な言葉にてスレの保守を行なっていますので、
どうか皆様相手をすることのないようお願いいたします。

68:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 07:52:31
>>67
同意。
人工無能を相手にすると自分が人工無能になっちゃうよ?

とりあえずスレの初心に帰ってみよう。
デュランダル議長がザイデルの変わりだったら、宗教化したNT理論がさらに過激になりそうな悪寒。

69:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 08:19:31
パトリックの方が、もっと酷くなりそうだ、私怨入ってるし・・・

70:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 09:51:36
>>67
あえてメタ表現化してみると…
ザイデル>1st、UCしか認めないファン
パトリック>1st原理主義者、Z厨、センチMSスペック厨

って感じか?
嫌な世界になりそうだ。

71:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 11:36:08
>>70
ならもしその二人がその地位権力をそのままに同時に同じ世界に存在したら・・・
手を組むにしろ敵対するにしろどっちも悪夢な悪寒。

72:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 14:05:04
>>71
実際に両澤がそう仕組んだかは不明(と、いうか企業の犬なので偶然だろうけど)だけど、確かに悪夢だね。
そして漁夫の利を得たのが電波女(種スタッフでは負債しかそのキャラを理解できないって福田が言ってた)だからもう黒歴史だね。
ちなみに>>70のおっしゃる厨分け、確か富野自身がZでやったはず。
確か「ティターンズ=MSスペック厨」「アクシズ=ジオン厨」「シロッコ=NT厨」だったかな? うろ覚えでスマン。
で、逆シャアで「行け、アクシズ。忌まわしき記憶とともに!」ってのは訳すと「逝け、企業とガンダム厨。忌まわしき記憶とともに」だったはず。

Xは高松が富野のガンダム嫌いを見てたから「NTは幻想。革新を起こすのは人」と明確な答えを出したがNT厨を完全に敵にまわした。
現実を見ないからねー(苦笑)

種は福田が富野の功績をうらやましがってたから1stの流れを中心にパクって作ったにすぎない。
「ガンダムというブランドを使わない手はないでしょ」「戦争なんて知った事じゃない。ニュースで見て息子と「戦争ってやだねー」って言う程度」を発言する男だ。
大人というより腐った大人だねー(苦笑)

まぁ種アンチな僕だけど、ヤキンドゥーエー(うろ覚え)でのディアッカとイザークの共闘には燃えた。
これだけは譲れない。
でも、これって実は負債の計算外のシーンなんだよね。
計算どおりならディアッカ、死んでるし。

73:通常の名無しさんの3倍
06/04/22 22:19:11
>>21
亀だけどGJ!
久しぶりに来たら3スレ目になってるし>>1も乙っす

74:GX1/144
06/04/23 01:51:21
どうにか完成しました・・・ カリス編最終話でございます・・・。
ここまで読んでくれた方々、ホントありがとう。最終話なので今回は今までで一番長いです。

第9話 『こいつで叩き切ります!』(その1)

 雪の町に静かに佇む町”フォートセバーン”。今この町は戦争の亡霊の復活により火の海と化していた。市庁舎地下に隠されていた旧宇宙革命軍ニュータイプ専用超巨大MA『パトゥーリア』は町の建物を破壊し、逃げる市民に容赦ないビームの雨を降らせている。
そのビームの中を蒼き翼は舞っていた。
「市長!! あなたは自分が何をやっているかわかっているんですか!!?」
ストライクフリーダムのパイロット、キラ・ヤマトは逃げ惑う市民をビームの雨から守る盾となり何十という数の攻撃をビームシールドに受けていた。
「これは罰なのだよ! キラ君、地球人類が宇宙の民に与えた苦しみに対する!!」
パトゥーリアの攻撃は有線式のビーム砲が全方位から繰り出されるオールレンジ攻撃、自分が優位に立つ分野で優位性を失ったフリーダムはただ集中砲火を浴びるばかりであった。
 キラやシュラッグ隊の面々はパトゥーリアが起動するまでの時間稼ぎとして町の周辺を警備していたがパトゥーリアの機動、そして味方と思っていたパトゥーリアからの攻撃でその数は3分の1にまで減っている。フリーダムが完全な状態であればパトゥーリアに対抗するだけの
装備を持ち合わせていたが、先の戦闘でドラグーンは失われているため戦況は圧倒的に不利な状況であった。
「コノォ!!」
 腰のサイドアーマーに装備されているMMI-M15E "クスィフィアス3"レール砲を発射状態にし、有線式ビーム砲を数基撃ち抜くも、爆炎を割ってその倍以上のビーム砲が出てて来る。正面からMGX-2235 "カリドゥス" 複相ビーム砲やビームライフルによる攻撃を加えるが、
パトゥーリア中央部にはフィールドジェネレータが装備されているため効果は皆無。
接近して攻撃を加えようにも激しい攻撃の雨の中を単機で潜り抜けていくのはもはや神業であった。

「来たか、ガンダム!!」
激しい攻撃をフリーダムに加える中、ノモア市長は新手の接近に気づいた。GX、エアマスター、レオパルド、ディスティニーの4機である。
「来たわね、坊や・・・。」
ノモア市長の横でシートに据わるエニル・エルは獲物を狙うヒョウのような目をGXに向ける。
「残らず撃破してくれる!」
そういうとノモア市長は操作パネルを操作し攻撃目標にGXたちを追加した。

「フリーデンから見てもあれだけデカかったのに・・・、これじゃ戦艦と他差ないじゃないか・・・!」
CE世界では考えられないほどの大きさのMAを目の前にしてシンは目を見張った。
こちらの接近に対してパトゥーリアから有線式ビーム砲が数十本延びてくる。
「おいでなすったよ、歓迎のご挨拶が!」
「散開して迎撃だ! まとまってても蜂の巣にされちまう!」
ウイッツの指示で全機散開して攻撃を始める。ロアビィが乗るレオパルドは空を飛ぶことができないため地面を疾走し左側へ。ウイッツが操縦するエアマスターはレオパルドと反対の右側へ。ガロードとシンはそれぞれGXとディスティニーで正面の上と下に分かれた。


75:GX1/144
06/04/23 01:53:08
第9話『こいつで叩き切ります!』(その2)

パトゥーリアから延びる有線式ビーム砲の数はざっと見積もって200強、これだけの砲門が全方位から攻撃をしてくる。
「ッたくゥ!! 宇宙革命軍ってのはここまでやるのかよっ!!」
激しい攻撃の中をディスティニーは紙一重でかわしていく。キッドの整備のおかげで心なしか機体の反応も良くなっている。傍から見てベルティゴ戦のときに比べて動きは良くなっていた。
「コノォ!!」
エネルギーカートリッジ式になったライフルで有線式ビーム砲の先端部にある発射口を狙ってトリガーをひく。以前の緑色のビームではなく、黄色い閃光が走る。
だがそれをあざ笑うかのようにビーム砲は攻撃を避け、二重三重に攻撃を仕掛けてくる。
「ダメだ、やっぱり俺の射撃の腕じゃ当たらない・・・。だったらぁ!!」
シンはビームライフルを腰のリアアーマーに戻すと、両肩に装備されたフラッシュエッジをショートソードモードで逆手に握った。さらにさらに背面スラスターへのエネルギー供給量を増加、速度を増してビーム砲群へと突進する。

ビキュゥン!!  ビキュゥン!!  ビキュゥン!!  ビキュゥン!!

有線式ビーム砲は突進してくるディスティニーに対して激しいビームの雨を降らせるがディスティニーは両手のMX2351”ソリゥドス・ブルゴール”ビームシールドを展開、攻撃を問答無用で無効化しながら突っ込んでいく。
「うおおおおぉぉぉぉおぉぉぉっ!!!」

ザシュッ! ズバッ!!

逆手に持ったフラッシュエッジを振るい、4本のビーム砲の動きを止める。接近戦の能力はさすがの物があった。
「よし・・・!」
だが、息をつく間はなかった。ビーム砲は後から後から出てくるのである。
「クソッ!! うじゃうじゃできやがって!!」
シンはひたすらフラッシュエッジを振るい続ける。しかし、そのさなかに思わぬ邪魔が入ってきた。
「うわぁああぁあぁ!!」
ドゴォォォォン!!
「―――ツゥッ! なんなんだよぉ!?」
突然の衝撃に地面に叩きつけられた。衝撃で朦朧とする頭を振り自機にぶつかってきた物を見てシンは仰天する。
「!!? ふっ、フリーダム!!??」
ディスティニーにぶつかってきた物体、それはキラ・ヤマトが乗るストライクフリーダムだった。相手もディスティニーが目の前にいることに動揺していた。シンは思わずフリーダムを払いのける。
「何で・・・、何でお前がここにいるんだ!?」
「ぼ、僕はパトゥーリアの機動が完了するまで街の警備をしてて、そしたら起動したパトゥーリアが僕たち警備部隊に攻撃を仕掛けてきて・・・、それで・・・。」
「そうじゃない!! 何でお前がこの世界にいるかを聞いているんだ!!? わかるだろ!? 連邦もない、ザフトもない、オーブもプラントもないこの世界に何でお前がいるのかを聞いているんだ!!」
「僕にだってそれはわからないよ!! エターナルから出た途端に変なレーザー回線が来て、光に包まれたと持ったらこの町の近くに不時着してたんだから!!」
「チィッ!! あんたも・・・って!!?」
たとえ二人が敵同士で、言い合いをしていてもパトゥーリアは攻撃の手を休めようとはしなかった。攻撃を避けるために2機は一気に空に駆け上る。
「言い合いをしている場合じゃないか!!」
「でもパトゥーリアはこの町の人の・・・。」
「あんたは、この惨状を見てまだそんな惚けた事言ってんのか!!? あれはデストロイと同じだ!!  あれは破壊しか生まない!! 」
「そんな・・・じゃあ市長の言っていたことは・・・。」
「全部でたらめだよ!! あいつは宇宙革命軍の元科学者! あの兵器を使って15年前の復讐を果たそうとしてるんだ!! 少しは自分で物事を判断しろよ!!」
シンはフリーダムに一喝する。ここまで何にも考えずに人の考えを鵜呑みにする奴がパイロットだとは思っても見なかった。こいつはただラクス・クラインの意見に流されていただけなのかもしれない。
「とにかく! 今はそれ所じゃない、あれを倒さないと俺たちもおしまいだ!」
「だったら中央ブリッジを破壊しよう。あそこを破壊してしまえば・・・。」
「ダメだ!!」
「!? どうして!!?」
「あいつに・・・、ガロードに俺と同じ思いはさせられない!! もしそんなことをするようだったら・・・、俺はおまえを全力で倒す!!」
そういうとシンは機体を反転させGXといつの間にか発進したジャミルとティファが乗るベルティゴがいるビルの陰へと向かった。


76:GX1/144
06/04/23 01:56:38
第9話『こいつで叩き切ります!』(その3)

「カリスの心が消えていく・・・!!」
ティファがカリスの心を感じ危険を知らせるが、激しい攻撃のせいで全機まともに飛ぶことすらできない状況であった。
「・・・おいフリーダム、聞こえるか?」
シンは現状を打破すべく、フリーダムに通信を送る。
「? な、何?」
「このままじゃ埒が明かない。あれを沈めるために、お前も協力しろ。」
「・・・でも、どうする気?」
「ウイッツさん、ロアビィさん。あれの左側の砲門、黙らせてもらっていいですか?」
シンの申し出に二人は険しい表情で答えた。
「・・・あんまり長くは持たないかもしれねぇぞ?」
「ガロードが突入する時間さえ稼げれば十分です!」
「俺たちだけでどれだけ持つかわからないけど、ま、がんばってみるよ。で? 右側の方はどうすんの?」
険しい表情で軽口を飛ばすロアビィの質問に、シンはとんでもない回答をした。
「俺が・・・・・・、こいつで叩き切ります!」
そういって今まで背中にマウントしてあった改造型対艦刀「クラウ・ソラス」を引き抜いた。全長25m、そのうち刃の長さは20mの白い大太刀である。
「おいおい!? そんな物で本当にやれると思ってんの?」
「もともと対艦刀って言うのはあーいうのを相手に使う物ですよ?」
「シン、無理はするなよ。」
簡単に言うシンに対して、ジャミルは神妙な顔で言った。ジャミルもわかっているのだ。これだけの攻撃をかいくぐり一太刀入れることがどれだけ難しいかを。
「・・・ハイ。でも心配は無用です。後のこいつに援護させますから。」
そういって、後ろに待機しているフリーダムを指差した。先日ウイッツとロアビィはこのフリーダムをボコボコにしている。
「こいつが?だいじょうぶなのか?」
「ウイッツさん、もし俺に攻撃を仕掛けるような仕草があったら問答無用でこいつのコックピット撃ち抜いちゃってかまいませんよ。」
「ちょ、ちょっとまってよ!!」
異論を唱えようとしたキラにシンは静かに言った。
「・・・勘違いするなよ? 今回は敵が共通なだけだ。もし今度別の戦場で出会ったら・・・!」
「・・・わかったよ、今回は君に協力する。」
「話は終わったか? みんな・・・、死ぬなよ!!」
GX、エアマスター、レオパルド、ディスティニー、フリーダムは冬の空に浮かぶ巨大な悪魔を倒すためおのおのの目標へと向かった。

「俺があいつに取り付くまで、援護してくれ!」
「わかってる、できる限りのことをやるよ!!」
そういってフリーダムは二丁のビームライフルを連結し、ロングライフルのスコープを覗き込んだ。
「ビーム砲そのものに当たらなくたってぇ!!」
キラの中で何かがはじける。SEEDにより戦闘において必要な技能である空間把握、冷静な判断能力、正確な操縦を上昇させパトゥーリアの有線式ビーム砲の根元にあるスリットめがけて発砲した。攻撃をしてくる敵の元をつぶすつもりである。
だが、フィールド・ジェネレータによって威力がそがれてしまう。それでもスリットから生える2基のビーム砲を黙らせることができた。
「ビームが効かないなら!!」
そういうと今度は腰にあるMMI-M15E "クスィフィアス3"レール砲をスリットめがけて発砲する。あの手この手でキラは相手の攻撃力を少しずつではあるが弱めていく。
「ウオォォォオォォォォオッ!!!」
シンも同じようにSEEDを発動させ、パトゥーリアの巨体へと向かっていった。敵の攻撃はフリーダムの援護により多少は減っているがせいぜい4割減ったといったところであろうか。
 そこでシンはクラウ・ソラスのつばの部分を刀身側に押し上げ、クラウ・ソラスの本当の姿をあらわにした。白い実剣の刀身は刃から峰にかけて二つに割れ、白い鞘に隠れていた中のビームソード発生装置の部分があらわになる。
アロンダイトの本来あるビームの刃にさらにGXのサテライトキャノンのビーム発射口を切っ先に備え、刃すべてがビームによってできた光の剣。
「エネルギー残量73%! クラウ・ソラスの使用可能時間は10分!! 十分いける!!」
シンは長大なクラウ・ソラスを縦横無尽に振り回し、飛んでくるビームやビーム砲をばっさばっさとなぎ払ってゆく。その姿はクラウ・ソラスの銘の元となったケルト神話の赤いマントをなびかせ敵軍へと突撃していくヌァザそのものであった。


77:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 01:57:27
おー燃えた!GJっす
キラもなんか熱くてええやん

78:GX1/144
06/04/23 01:58:20
第9話『こいつで叩き切ります!』(その4)

「よおぉぉしっ! 下をとったぁぁぁあッ!!」
シンはパトゥーリアの真下にたどり着くと一気に後ろに回りこみ、そして急上昇し頭頂部へと駆け上る。
 さすがのノモア市長もMSがパトゥーリア頭頂部の真上に来ることを予想していなかったらしく、衝撃を受けた。
「な、何だあのガンダムは!!?」
驚きの声を上げるノモア市長にシンは大声で叫んだ。
「15年前にやっと戦争が終わったんだろ!? やっとまともに生活ができるようになったんだろ!!? なんでこんなことをするんだあんたは!!?? 」
「うるさい!! 貴様のような子供にわかるものか!!」
「わかりたくもないね! もう、終わらせてやる!!」
そういうとシンは機体を急降下させる。クラウ・ソラスがパトゥーリアの右側ユニットとの根元に突き刺さった。

ズどおぉぉぉおぉん!!!

パトゥーリアの操作室に危険を知らせるレッドランプが点灯する。
「バカな・・・、MSの攻撃でこのパトゥーリアが致命傷を受けたというのか!!?」

どどぉおん!!

時を同じくして、パトゥーリアの真下から潜入したガロードは操縦室にたどり着いていた。
「カリス、今助ける!!」
そういってカリスの入ったカプセルを引きちぎると、GXは一気にパトゥーリア上部へと上がり脱出する。
「もはやこれまで・・・! だが、私は捕虜として生き恥はさらさん!!」
ノモア市長はその場で自分のこめかみに銃を当て引き金を引いた。

 散っていく亡霊を町の郊外から見守る二つの影があった。
「コロニーの亡霊は自滅したか・・・。面倒なことにならなくて良かったといったところか・・・。」
「あのカリスとかいうニュータイプはどうするの?」
「あんな者は必要ない。それよりも気になるのが赤い羽と蒼い羽の2機だ・・・。」
「新連邦でもあんな機体は作ってないはずだしね・・・。」
赤と紫のガンダムタイプMS、ヴァサーゴとアシュタロンのパイロットシャギア・フロストとその弟のオルバの上を町から飛んできたフリーダムが通過する。二人は黙って見舞っていく。
「・・・少し調べてみるか・・・。」
「追うのかい? 兄さん。」
「・・・そうだ、それでもしわれらの目的を邪魔するようであったならば、消す。」
そういって二人は自機に乗り込んでいった。

79:GX1/144
06/04/23 01:59:45
第9話 『こいつで叩き切ります!』(エピローグ)

パトゥーリアとの戦闘から一夜明け、カリスは町の復興に全力を注ぐと言って町へと帰り、フリーデンもフォートセバーンを後にした。
未だ雪の残る雪原を進むフリーデンの甲板でシンは1人、寝そべって空を見ていた。
「・・・・・・。」
戦闘が終わっていなくなったフリーダム。そもそも自分以外にもあのレーザー回線の照射を受けていたことにシンは驚いていた。
「・・・もしかしたらほかにもこの世界に来ている人間がいるかもしれないな・・・・・・。」
そう思うとここ半月顔を併せていない者達の顔が浮かんでくる。ヴィーノ、ヨウラン、タリア艦長、レイ、ルナマリア・・・。
「この艦はジャンクパーツなんかの売買でいろんなところに行くって言ってたっけ・・・。」
シンは体を起こし、先に広がる雪のその下からむき出しになって見える荒廃した大地に目を移した。
「・・・・・・もうしばらく、この艦に乗ってみんなを探してみるか・・・。」


80:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 02:02:10
途中で感想入れてしまった・・・すまない
起きててよかったよ!

81:GX1/144
06/04/23 02:13:12
ちなみに計算したら今回のカリス編だけで400字詰め原稿用紙77枚分・・・

( ゚○゚)・・・

自分でもよくかけたと思う・・・

82:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 02:24:49
すげーーーーまじで凄いな
学校のレポート5000字とかで苦戦してる俺はだめぽ・・・
本当に大作乙!

83:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 02:44:45
すげぇ
めっちゃ面白い
ナンジャこりゃあ!
でもどうせならガロードもシンも同じくらい活躍させて欲しいな〜って思ったが…
ま、ココは本来活躍しなければならなかった場で活躍出来なかったシンにも花を持たせてやりたいね〜ホントに
でもガロードとシンならいい友達になれそうな気がする
コンビ攻撃とかさ
そうすれば偏ったキャラの描写だけじゃなくてそれなりに平等に扱えるかもって思ったり
でも面白かったよ!
キラを叩きのめせ!!

84:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 02:48:51
でも流石に他のサブキャラが結構目立ってるのに主役のガロードが影薄すぎるな〜って感じがするなぁ
上手いことバランス取らないと嫁みたいになっちゃうぞ

85:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 02:49:20
>>81
30分アニメの脚本は、1話でそれぐらいやな
まあ、よく頑張ったと思うよ
次も頑張れい!

>>61
中田氏させてくれるソープ嬢もいます
高級な所は、たいがい中田氏OKが多いです

>>65
ガンダムと名のつく物は、全部見ました
Xが放送されてたのにG・Wのプラモの方が数が少なかったって言うのは、Xより売れてたって言いたかったんです
まさか、そんな事にも気づかない奴とは
国語の勉強でもしてて下さい

>>67
君がうんこを食べたら、止めてあげるよ
どんな味だったか、ちゃんと感想を書いてよね
口触りとか、食感とか書くんだよ

86:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 03:23:23 c/Uyw5WH
>少しは自分で物事を判断しろよ!

この台詞が印象に残りました
今回のAW世界ではキラも更正されるのではないかとwktkです!

87:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 03:26:40
>>81
いいね、共闘。
自分とキラとの違いをしっかり把握した上で自分の戦力にするなんて、シン大人になったなぁ…
ガロの影は確かにちょっと薄いけど、奴は本編で超頑張ったしそれで脳内補完できてるからいいやw
マジで乙ノシ

>>80
不覚にもワロスw

88:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 04:08:39 3rm8wprO
>>1

> GX1/144氏の降臨をマターリ待ちながら、語れ

> 前スレ 種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー二杯目-
スレリンク(shar板)
> 前スレ 種・種死の世界にXキャラがいたら
スレリンク(shar板)







89:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 05:20:02
シンとキラが生身で殴りあうシーンが見たいです。できれば夕日の河原で。
SEEDは松本零二の戦場ロマンやエースコンバットみたいな、
「敵と出会うのは戦場だけ」みたいな話のつくりじゃないので、
監督側としてはスペシャルエディションみたいな、
ラストではじめて顔合わせる演出を狙ってたのかもしれないけど、
見てる側としては物足りなかった。

GXのエッセンスは、スレてはいるが何事にもまっすぐ、自分をさらけ出してぶつかるガロードと、
世界への侮蔑で自分を覆い隠して、全てを嘲笑する変態兄弟との対比が絶対あると思うので、
シンとキラも自分の信じるところ、思うところをまっすぐぶつけ合って、
かつての自分とは異なる結論を見つけ出してほしいと思う。

90:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 08:15:22
GX1/144氏GJ!
キラのヘタレぶりとシンの良い意味での増長ぶりにワロス。
でも、キラのヘタレ表現が過剰すぎるのが鼻に付く。
それと、フリーデンクルーのおかげで丸くなってきたとはいえシンのキラに対する口調が弱いのも難点。
とりあえず、突っ込みはこんなとこでおK?

後、>>83氏の
>でもガロードとシンならいい友達になれそうな気がする
は激しく同意。
シンには出来なかった事を本編では議長に付け込まれて道具に成り下がったけど、ガロードと一緒なら乗り越える力を見つけれると思う。
そこらへんの表現、美味く出来るといいねぇ。

>ちなみに計算したら今回のカリス編だけで400字詰め原稿用紙77枚分・・・
ごめん、文章書いてるとそれくらいは常識だからここだけはGJとは言えないよ(;^^A

ま、ともかくリアルのほうも頑張りつつネットも応援してるさ。
ガンガレー(^^ノシ

91:GX1/144
06/04/23 08:47:03
>>82-90感想どもです ^ ^)ノ
まぁ、字数に関してX全話をクロスオーバーさせるならこの20〜30倍にはなるかと思います。
夜中に書いたから全体的にやっつけ仕事になった感が文章から自分でもひしひしと感じられます。
いまさらですが、これ2話に分けたほうが良かったかも・・・
いまさらいっても仕方がないのですがねェ・・・。 
 さて、次回は来週金曜に更新予定です。
話は当然、『天国なんて、あるのかな・・・』です。 種キャラも出ます。 誰が出るかはお楽しみということで・・・

ではでは〜(- -)つ

92:通常の名無しさんの3倍
06/04/23 10:43:11
GX1/144さん、乙!!『コイツで叩っ斬ります!!』見ました!77枚・・・
大学の論文でもそこまでした記憶が無い・・・orz
薀蓄はどうにか垂れても小説って相手がいてはじめて成立するのは苦手です

>>90 さんの仰るとおり、ちょっとキラがヘタレすぎるのが難ですね?
シンみたいに戦闘に次ぐ戦闘で疲弊しているならともかく、フォートセバーン
で療養していたみたいなんで、もう少し強気でもよかったような(無印34話ぐらい)・・・

ガロードの影が薄いのはここの面子には本編の脳内補完できるので無問題!!w
(欲言えば再現してほしいけど、文章量増えてクドクなるので痛し痒しですが)
途中にシンとガロードの通信シーンとかあると良いかな?
そして、兄弟登場!ゲテモノガンダムVSデスティニーのバトルにも超期待!!
・・・・・・あの、この時点でクラウ・ソラス追加+バッテリー化ということは、
もしかして運命って『スパイラル・ブースト』(意訳:二段パワーアップ)します?www

『天国なんて、あるのかな・・・』楽しみにしてますね


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