【テレビ】松本サリン事件から15年…過熱報道に耐えた家族の絆描くフジ系ドラマ『妻よ！松本サリン事件』26日放送［06/24］

【テレビ】松本サリン事件から15年…過熱報道に耐えた家族の絆描くフジ系ドラマ『妻よ！松本サリン事件』26日放送［06/24］ at MNEWSPLUS

1: ◆KyakuTOYLimt ＠自由席の観客φ ★
09/06/24 18:36:41 0
松本サリン事件ドラマ化…過熱報道に耐えた家族の絆　26日、フジ系

　１９９４年６月に発生した松本サリン事件から１５年を迎え、容疑者扱いされた河野義行さん
一家を描くドラマ「妻よ！　松本サリン事件」が２６日午後９時からフジテレビ系で放送される。
一家が初めてテレビカメラの前で当時を回想する映像などをドラマに挟み込み、報道被害の
深刻さとそれに耐え抜いた家族の絆を描く。

　国宝・松本城に隣接し、河野家にもほど近い長野県・松本市役所の屋上。雪の残る北アル
プスを背景に、河野さん役の石黒賢が病院の屋上で妻澄子さん（松下由樹）の車いすを押す
シーンが撮影された。事件後ずっと意識が戻らない妻に優しく声をかける。

　石黒は撮影の合間、「奥さんと一日でも一緒に過ごしたい、どんな姿でもとにかく生きていて
ほしいという、河野さんの思いに心を打たれた」と強い口調で語った。

　ドラマでは、犯人視する長野県警の事情聴取でいらだつ河野さんと、それぞれに悩みを
抱える３人の子供が一連の出来事で成長していく様を描く。「河野さんには、サリン噴霧器を
作った人の謝罪を受け入れた博愛精神、そして人に対する優しさがある。それを演じることが
できれば」

　県警は発生の翌日、容疑者不詳のまま殺人容疑で河野家を家宅捜索し、薬品などを押収。
以後、河野さんを犯人視する報道合戦が始まった。

　１人で弁護にあたった永田恒治弁護士は「見舞い客も徐々に来なくなる社会的に孤立した
状態。高校１年だった長男の仁志君を中心に、家族が結束してよく耐え、乗り越えられた」と
当時を振り返る。

　容疑者扱いに反発し、県警の事情聴取を拒否するなどギリギリの攻防が続いた。説明しても、
周囲から何百倍にもなって厳しい言葉が返ってくる日々。マスコミ各社が誤りを認めたのは、
１年近くが経過してからだった。

　永田さんは事件後も、マスコミの姿勢に改善は見られないと指摘する。「（事態が動く）Ｘデー
がいつかだけに興味が向き、一貫して事実を追おうとする姿勢が特にテレビは少ない。言葉で
深く反省すると言ってはいるが、本質を突く言論人の姿が見えない」（>>2に続く）

読売新聞(辻本芳孝)
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)

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