【機械】エレベーター:新安全基準施行、中小メーカーは認定が取れず出荷できない状況に…共同開発を行う動きも [09/09/28] at BIZPLUS
[2ch|▼Menu]
1:明鏡止水φ ★
09/09/28 07:31:41

 3年前、東京・港区で扉が開いたままエレベーターが上昇し、高校生がはさまれて死亡した
事故を教訓に、エレベーターのブレーキを二重にすることなどを義務づけた国の新しい
安全基準が28日から始まりました。

 平成18年6月、東京・港区のマンションで扉が開いたままエレベーターが上昇し、
当時16歳の男子高校生が死亡した事故は、1か所しかないブレーキに不具合が起き
エレベータが停止しなかったことが原因で起きました。

 この事故を教訓に国土交通省は法令を改正し、エレベーターのブレーキを二重にすること
などを義務づけた新しい安全基準が28日から始まりました。

 安全基準には、地震などによる閉じこめ事故を防ぐため、揺れを検知した場合に
自動的にエレベーターを停止させ、乗客を降ろすための装置を設置することも
盛り込まれています。

 一方で、安全基準が適用されるのは28日以降、新たに設置されるエレベーターで、
すでに設置済みのものは対象外となっています。

 港区の事故で息子を亡くした市川正子さんは「早く法律ができていれば息子が助かった
かもしれないと思うとくやしい。今回の基準は新設のエレベーターに限定しているが、
乗る人は新設であろうとなかろうと信頼して乗っているので、本当の安全のため対策を
進めてほしい」と話しています。

 一方、この安全基準は全国に5万台以上あるとされる中小メーカーのエレベーターに
波紋を広げています。二重ブレーキの設置など新基準に沿ったエレベーターを出荷するには、
国土交通大臣の認定が必要になりますが、これに1機種あたり数百万円の費用がかかるのです。

 資金力に乏しい中小メーカーには新基準で認定をとれないところも多く、エレベーターを
出荷できない状況になっています。茨城県のエレベーターメーカーの社長は「大臣認定を
とれないため新しい注文も受けられず、非常に厳しい状況です」と話しています。

 こうした中、認定のコストを抑えようと、全国の中小メーカー35社が共同でエレベーターの
開発を行う動きも出ています。「二重化対応協議会」の篠田一喜会長は「安全を守るという
趣旨には賛成だが認定をとるのは大きな負担になっている。今後も中小メーカーが
協力し合って生き残りを図っていくしかない」と話しています。


▽News Source NHK ONLINE 2009年9月28日 5時6分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
▽国土交通省
URLリンク(www.mlit.go.jp)



次ページ
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

4231日前に更新/18 KB
担当:undef