オリジナル仮想戦記のプロットと見所を評価するスレ11 at ARMY
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533:名無し三等兵
10/07/09 20:26:20
スペイン継承戦争中の1711年、神聖ローマ皇帝ヨゼフ1世は死の淵からよみがえった。
そして、神聖ローマ皇帝ヨゼフ1世の主張により、英・神聖ローマ帝国連合軍はパリ、ヴェルサイユを目指して進軍の末、両者を占領。
ことここに至っては、ルイ14世も孫フィリップのスペイン王位の継承権放棄を認めるほかない。
スペインは国王としてカール大公を迎え、ハプスブルク帝国の一員に復帰した。

だが、ことはこれだけでは済まなかった。ヨゼフ1世は、結局、1715年に死亡。
カール大公は、神聖ローマ皇帝に即位。ハプスブルク帝国は完全復興したのだ。
こうした流れの末、1740年、カールは死去。
マリア・テレジアは、太陽の没することなき神聖ローマ皇帝に即位する。
フリードリヒ2世は、マリア・テレジアが女性であることを理由に神聖ローマ皇帝への即位を認めず、宣戦を布告する。
プロイセンは勝利を収められるだろうか。


534:名無し三等兵
10/07/10 19:43:54
>>533の続き
プロイセンを、ハプスブルク帝国を崩壊させる好機と見た英仏は支援する。
マリア・テレジアは、夫のフランツ1世を神聖ローマ皇帝に即位させるのと引き換えに、プロイセンをシレジアを割譲せざるを得なかった。
このことは、マリア・テレジアを復讐の鬼と化させ、対抗上、英仏はプロイセン支援という一点から同盟関係を結んだ。

このため、アメリカ大陸を初めとする英仏の植民地をめぐる抗争は起こらず、アメリカ合衆国は独立しなかった。
また、マリー・アントワネットがルイ16世と結婚することもなかったため、フランス革命も起こらなかった。
そして、マリア・テレジアはかつてのカール5世に習い、広大な領土を治めるため、長男を神聖ローマ皇帝にする一方、次男をスペイン国王にした。
また、その子女を積極的にプロイセンを孤立させるためのドイツ諸侯と縁戚関係に結ぶ駒として活用した。
長男と次男が始めたハプスブルク同盟は、最終的にドイツ諸国を締め上げることになった。
プロイセンを初めとする反皇帝ドイツ諸侯は英仏の支援を頼りに抵抗するものの、じわじわと軍事権等を剥奪されていく。
そして、1871年、時の神聖ローマ皇帝フランツ・ヨーゼフは領域内の諸国の外交・軍事権を完全に剥奪、帝国に一本化することに成功する。
これを後の歴史家達は、神聖ローマ帝国の完全復興が成功した時点としている。
そして、20世紀を迎えた現在、フランスは未だに王国であり、イタリアはドイツ帝国である神聖ローマ帝国の事実上の支配下にあった。

20世紀になり、神聖ローマ帝国の脅威に対処するため、英仏はロシア帝国とも共闘し、中東欧の民族主義を扇動した。
そして、ローマでの神聖ローマ皇太子の暗殺事件をきっかけに、神聖ローマ帝国対英仏露の世界大戦が勃発

というネタを考えたのですが、歴史の流れとして、どんなものでしょう。

535:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 21:50:25
英仏土露のハプスブルク包囲網にしかならんような。
米帝補正で史実よりも英仏が強大でしかもトルコ敵となると多民族国家のオーストリアでは……
分断されているスペインが真っ先に狙われかねん

536:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 21:54:46
ていうかナポレオン戦争なし、普仏戦争なしのフランスの物量やばくね?

537:名無し三等兵
10/07/12 18:09:34 hWVrDfAN
中南米のハプスブルク家植民地、更にポルトガルと植民地がハプスブルク家支配の
補正かけたとしてもな、多分その設定だと産業革命が無い
18世紀末期〜19世紀ナポレオン時代で文明が停滞と過程して
もだな、それにギリシャ正教のロシア帝国とイスラム教でキリスト教から
嫌われ者のオスマン帝国がそのまま仲間になるとは思えんが。
むしろハプスブルク家がイギリス、フランス、ロシアに働きかけて。
反イスラム、反オスマン帝国の十字軍をローマ法皇の命令と
称してやりかねんな。

538:名無し三等兵
10/07/12 20:09:09 MIOLQ9qS
>>535
20世紀のオスマントルコが神聖ローマ帝国の敵国に回るというのは考えにくい気が。
バルカン半島の民族主義が鎮静化することは神聖ローマ帝国、オスマントルコ双方にとってメリットのある話。
史実の第一次世界大戦で、オスマントルコがドイツ帝国と手を組んだように、オスマントルコと神聖ローマ帝国は手を組むのでは。



539:名無し三等兵
10/07/12 20:11:36 MIOLQ9qS
>>534
それよりも気になるのは、この設定だと、日本の幕末、明治維新はどうなるのだろうかということ。
米国が無いということは、ペリー来航も無いわけで。
まさか、21世紀になっても、江戸幕府健在とか。

540:名無し三等兵
10/07/12 20:25:27 hWVrDfAN
その設定だと宗教が民族問題と絡んで戦争の原因になりそうな。
オスマン帝国、神聖ローマハプスブルク家
ロマノフロシア帝国、は宗教の違いや。
ローマ帝国の跡継ぎ者は3者自称しているからたち悪そうな。
多民族列強ばかりだから宗教に訴えそうな悪寒。

541:名無し三等兵
10/07/12 20:39:23
>>539
ペリーが来なくても英仏露が史実と時間差なしにやってくる可能性が

ないか
琉球にフランスなりが手を出そうとして薩仏戦争→国内動乱へ の可能性はあるな。
いずれにせよ、アヘン戦争が発生した時点で開国カウントダウンは開始されてるであろう。
ロシアが極東に介入する余力をどう設定するかによるが、近代化はかなりソフトに行われる
とした方が歴史的整合性は高そう。
第一次大戦の頃に工業化開始とかすると、人材や資材を導入する際に世界恐慌で
おもくそ安く買いたたけるかもなw

542:名無し三等兵
10/07/12 21:09:51
>>541
この世界だと、マリア・テレジア主導の神聖ローマ帝国によって、ポーランド分割の様相がかなり変わるかも。
ポーランドが存続し続けたら、ロシアと神聖ローマ帝国の緩衝国になるだろうし。
そうなると、ロシアは史実よりも極東への侵略を強化し、朝鮮を開国させるのは、日本では無くロシアになるのでは。
日露戦争の主な舞台は、満州ではなく朝鮮になりそうな気が。

543:名無し三等兵
10/07/13 00:21:04
英仏はとりあえず史実より強いだろうが、スペインの海外植民地が米西戦争起きないから残る。
でもドイツ統一に傾いて発展が遅れているだろうハプスブルクがどこまで戦えるものか疑問。
イタリア兵やスペイン兵が総力戦に耐えてくれる保証はない。
オスマンはロシアが東に進むならオーストリアと協調して南下政策を防ぐ形。


バルカンの火薬庫っぷりがハンパない世界になりそうだな。
イェニチェリ軍団VSドレッドノートは是非とも見たいが

544:名無し三等兵
10/07/13 00:24:52
ペリーの代わりにラックスマンなどのロシアからのアプローチが続いて
穏やかな開国という流れはありそうな気がする。
ペリーの砲艦外交の圧力に屈した拙速な開国のかわりに、
十分な事前検討と対策ができた上での開国ならば、
江戸幕府が存続してる可能性はあると思うな。
(例えば貿易通貨やそのレートの意味合いについて調査ができていれば、
史実の金銀の大量流出と、それに伴う経済的な破綻は避けれらたかも)

545:名無し三等兵
10/07/13 14:05:42
15世紀末・・・

シベリア極東地域およびカムチャツカで起きた大規模な火山噴火群は
ベーリング海峡を塞ぎ、カムチャツカを島にしていた。
これにより千島海流は完全に流れを止め、太平洋北部沿岸地域の大部分は
黒潮の流れる比較的温暖な地となったのである。

新たな楽園の出現とともに、その地を巡る戦いが何度も起きたのだが
最終的にアイヌ民族を含む日本が確保する事となったのである。

そして時代は流れ1941年12月、日本は突然の宣戦布告と同時に
アラスカへと侵攻し太平洋戦争の幕が開いたのであった。

546:名無し三等兵
10/07/13 21:48:49
>>537
産業革命が無くなるかな。そのあたりに詳しくないので、ボケた発言になるかも知れんが。
歴史の流れから、農業革命により農村に余剰人口が生まれ、水車等の技術改善により産業革命の基盤となる技術革命の基盤もできたわけで。
仮にハプスブルクが中欧の巨大勢力として健在で、アメリカ合衆国の独立が無かったとしても、イギリスで産業革命は起こったと思うな。
なぜ、537は産業革命が無いと考えたのだろう。

それにしても、アメリカ合衆国の独立が無ければ、中南米諸国の独立もかなり状況が変わりそう。
史実では、アメリカ独立戦争等によって、フランス革命勃発。その後、ナポレオンの第一帝政樹立。
イベリア半島を舞台としたナポレオン戦争により、スペイン、ポルトガル本国が疲弊。
中南米諸国の独立へとつながるわけで。
それがないこの世界では、20世紀になっても中南米はハプスブルク家の植民地のままかも。
サッカーの一大強国に神聖ローマ帝国がなりそうな気がするな。

547:名無し三等兵
10/07/14 02:16:30
ドイツ統一で忙しいハプスブルクが海外植民地を維持できるかは疑問。
イタリアやスペインも抱えとるのに

548:名無し三等兵
10/07/14 07:44:13
スペインは経済衰退、人口減ですから条件は悪いですね
(スペイン王位をあえてブルボン家に継がせようとしたのもそのあたりに…)

そういうところを無視して考えると

スペイン継承戦争がないと
ジブラルタルおよびミノルカ(メノルカ)島を獲得できず
地中海進出が阻止、または遅延されることになりますね
北米植民地の拡大もまた同様

もちろん、口実を代えて史実どおりの覇権獲得を図ることになるのでしょうが
その場合、同盟関係がまた微妙なことに

549:名無し三等兵
10/07/14 20:42:33 txq8a5Jp
戦争経済サイトを見たから巨大なハプスブルク家勢力とカトリックと
ローマ法皇庁、オスマン帝国が近代化のブレーキになって。
18世紀〜19世紀初頭でヨーロッパ大陸が停滞、連鎖反応で世界経済と
文明が停滞すると思ったんだ。


550:名無し三等兵
10/07/14 22:00:25
フランス革命に変わって神聖ローマ革命が起きるわけか。
コルシカ出身の若者が欧州大戦の混迷の中浸透戦術を発明し台頭する……

551:名無し三等兵
10/07/15 20:02:14
>>548
私としては、スペイン継承戦争の最大の原因は、ハプスブルク家オーストリアが本家としていろいろ言ってくるのに、
カルロス2世を初めとするスペイン首脳部が反感を抱いたのが大きい気がするな。
だから、カルロス2世は、フィリップを王位継承者として指名したように思う。

スペイン継承戦争により、マリア・テレジアがスペイン国王も兼ねる時代が到来したら、欧州の勢力均衡の原理から
英仏は協調せざるを得ない。そうなると、インドや北アメリカを舞台とした18世紀の英仏の第二次百年戦争もないわけで。
歴史が大きく変わるな。

でも、英国の産業革命の基盤は、私は18世紀には英国国教会の確立等により萌芽ができていて、後は時間の問題だったように思う。
そして、英国で産業革命が起これば、対抗上ハプスブルク家も富国強兵のために産業革命を推進せざるを得ない。
ちょうど、日米和親条約締結後、日本が植民地化を避けるために欧米からの技術導入を図ったように。
確かに、巨大なハプスブルク家のために多少産業革命が起こるのが遅れるかもしれないが、10年か、多く見積もっても20年程度で済むのでは。

552:名無し三等兵
10/07/15 21:43:11
30年戦争によるドイツ地域の人口の崩壊とその後の過剰な人口増が、いわゆる産業革命とよばれるイベントの
シーケンスを決定づけた流れだから、政治状況がどうあれ、人口オーナスによる経済拡大が頓挫しない限り
工業化は必ず起こるよ。

553:名無し三等兵
10/07/16 11:08:03 JYsB8RZJ
>>552
それ、戦争経済サイトの作者に伝えてくれよ、見事にハプスブルク家
がヨーロッパ大陸の発展を停止させて停滞した欧州の
イメージが頭から離れないから、ハプスブルク家勢力巨大では
あの悪夢が再現されそうだと。


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