【歴史学】 初代天皇なのに、教科書に登場するのは「神武景気」だけ。この程度の知識で、ホントに良いのだろうか? [朝一から閉店までφ★] at SCIENCEPLUS
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24/01/15 19:14:02.32 wuhjScjh.net
2024.01.15
学術文庫&選書メチエ編集部
現在126代を数える歴代天皇の「初代」といえば、神武天皇である。日本人にとって「常識」と言っていいだろう。しかし、その実像は伝説に包まれている。
生没年はもちろん実在したか否かも定かでない、この日本史上の「重要人物」を、歴史学の対象としてどう扱えばいいのだろうか。この「意外な難問」に取り組んだのが、新刊『神武天皇の歴史学』(外池昇著、講談社選書メチエ)だ。


没年不明、実在も未確認の〈重要人物〉
『日本書紀』によれば、日向に生まれ、大和に東征して天皇として自ら即位した神武天皇。なんといっても、これが「日本の始まり」ということになっているわけだが、こうした事績を社会科の授業で学んだのは、戦前の教育を受けた人だけだろう。
では、現在の歴史教科書に神武天皇はどのように書かれているのだろうか。『神武天皇の歴史学』の著者・外池昇氏が、現在の高校で使用されている教科書『詳説日本史』(山川出版社、2023年3月発行)を調べている。
外池氏によれば、この教科書で「神武天皇」の記述があるのは4ヵ所。
1つ目は、『古事記』についての記述の「注」に出てくる。そこには「神話・伝承は、神々の出現や国生みをはじめとして、天孫降臨、神武天皇の「東征」、日本武尊(やまとたけるのみこと)の地方制圧などの物語からなる」と説明している。
2つ目は、これも本文ではなく、幕末・維新期の史料として掲載されている「王政復古の大号令」。その文中に「諸事神武創業ノ始メニ原(もと)ツキ」とある。
3つ目は、明治時代の祝祭日の制定についてだが、これも「注」だ。「『日本書紀』が伝える神武天皇即位の日(正月朔日)を太陽暦に換算して紀元節(2月11日)とし」とある。
そして4つ目は昭和戦後で、ようやく本文で1955〜57年(昭和30〜32)の「神武景気」と呼ばれる大型景気を取り上げ、その「注」に「神武天皇の治世以来の好景気ということで、名づけられた」とある。
〈つまり、神武天皇が高等学校の日本史の教科書に取り上げられる機会は時代も場面もばらばらで、しかも取り上げているとはいっても、4ヵ所のうち2ヵ所は「注」、1ヵ所は史料の中の文言であり、本文として取り上げられているのはただ1ヵ所、昭和戦後期の「神武景気」しかない。〉 (『神武天皇の歴史学』p.18)
〈少なくとも神武天皇についての記述に関する限り、日本史の学習に熱心な高校生が心をこめてこの教科書を読んだとしても、その高校生が神武天皇のことがよくわかるようになるとは全く思われない。それとも、神武天皇についての系統立った知識はなくても、あるいはない方が良いということなのであろうか。〉(同書p.18)
たしかに神武天皇は、生没年どころか実在したかどうかも確認できない「伝説上の人物」にすぎない。しかし、その存在は現代の日本社会にも大きな影響を与えている。
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歴史研究の対象外だった
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