【新型コロナ】「ヒドロキシクロロキン」は「患者の死亡および心疾患リスクを高める」と危険性を主張した論文が撤回される [しじみ★] at SCIENCEPLUS
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1:しじみ ★
20/06/05 13:23:49 CAP_USER.net
新型コロナウイルス感染症の治療において、「ヒドロキシクロロキンの服用は患者の死亡および心疾患リスクを高める」と主張した医学誌「ランセット」の査読済み論文が著者らによって撤回されました。研究に使用したデータの信頼性に問題があったことが論文撤回の原因となっています。

Retraction: "Hydroxychloroquine or chloroquine with or without a macrolide for treatment of COVID-19: a multinational registry analysis"
URLリンク(www.thelancet.com)
URLリンク(i.gzn.jp)


Covid-19 and hydroxychloroquine: a major Lancet study has been retracted - Vox
URLリンク(www.vox.com)

Authors retract influential Lancet article that found hydroxychloroquine risks - Reuters
URLリンク(www.reuters.com)

2020年5月22日にランセットに掲載された論文では、新型コロナウイルス感染症による入院患者9万6000人を対象にヒドロキシクロロキンとリン酸クロロキンを投与したところ、入院患者の死亡率や心疾患リスクが上昇すると報告されていました。この報告により、世界保健機関(WHO)主導のヒドロキシクロロキンの研究は一時停止に追い込まれました。

WHOが新型コロナ治療薬として期待されていた「ヒドロキシクロロキン」の研究を一時停止へ - GIGAZINE

しかし、論文の共著者であるサパン・デサイ氏が運営する、病院に関するデータベースを保有する団体・Surgisphereによって提供されたデータの出所と有効性が疑わしいと判断されたことから、論文の共著者であるハーバード大学医学部教授のマンディープ・メーラ氏を含む3名が論文を撤回しました。また、ヒドロキシクロロキンの投与量と患者の死亡率との関係を発見できていないという点も複数の医師によって指摘されています。記事作成時点では、論文撤回に関してデサイ氏はコメントを発表していません。

Surgisphereは新型コロナウイルスに感染した約9万6000人の患者から収集したというデータを研究チームに提供していますが、データを裏付ける証拠や具体的なデータの取得方法が適切に示されていない点に疑惑の目が向けられています。さらに、CEOであるデサイ氏が過去に医療過誤で訴訟になったことがある点や、Surgisphereにscience editor(科学編集者)として登録されている従業員の経歴がSF作家、ホステス、アダルトモデルであるという点も信頼性に欠けるとみられています。

同じくSurgisphereによって提供されたデータに基づく、新型コロナウイルスとアンジオテンシンに関する論文も信頼性に欠けるとして、The New England Journal of Medicineから撤回されています。論文の筆頭著者であるメーラ氏は、「データソースが研究に適切であることを十分に保証できていませんでした。直接的にも間接的にも、混乱を招いたことを心からお詫びします」とコメントしました。

ヒドロキシクロロキンを新型コロナウイルス感染症の治療薬とする研究は、WHOのデータ安全性モニタリング委員会による「試験を変更する理由はない」という判断により再開されています。

WHOが新型コロナ治療薬としてヒドロキシクロロキンの研究を再開 - GIGAZINE

一方で、ヒドロキシクロロキンと有効成分を含まないプラセボを比較した研究では、ヒドロキシクロロキンとプラセボの効果に大きな差がないことが報告されており、研究チームの1人であるマニトバ大学の内科准教授、ライアン・ザリチャンスキー氏は「新型コロナウイルス感染症予防を実践する指針となる不偏の証拠を提供し、ウイルスと闘うために国内外における無作為な臨床試験が強く望まれています」と主張しています。

URLリンク(gigazine.net)


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