【軍事技術】ステルス機でも簡単に捕捉できる「量子レーダー」の開発が世界各国で進む[04/25] at SCIENCEPLUS
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1:しじみ ★
18/04/25 14:59:57.00 CAP_USER.net
特殊な形状と表面塗装によってレーダー波の反射を防ぐことで敵に存在を捕捉されにくくする「ステルス技術」は、
近年の国防において非常に重要な位置を占めています。
しかし、各国で研究が進められている新しいレーダー技術「量子レーダー」は
そんなステルス機でさえいとも簡単に見つけてしまうことが可能になると考えられています。
Quantum radar will expose stealth aircraft
URLリンク(phys.org)
対象物に電波を発射して、その反射波を測定することで対象物までの距離や方位を知ることができるレーダーは、
1941年にイギリス軍によって実用化されました。
その後、敵の状況を知る索敵(さくてき)のための重要な方法としてだけでなく、
航空機や船舶の安全を守るためにレーダーは使われ続けています。
一方、研究が進められている量子レーダーは、
距離の離れた2つの光子の間にテレパシーのような力が働いて同じ状態になる
「量子エンタングルメント」と呼ばれる光の現象を利用することで、離れた場所にある物体の存在を知るというもの。
対象物に向けて照射した光子が対象物によって影響を受けると、その変化が手元に残しておいた光子にも現れます。
つまり、量子レーダーは信号波の反射を観測する必要がなくなるために、
どんな高性能なステルス機であっても確実にその存在を知ることができるというわけです。
この研究は世界中で行われており、
日本の玉川大学量子情報科学研究所では「スクイーズド光」と呼ばれる光を使うことで、
霧や雨などの悪天候にも強い量子レーダーの研究が進められています。
中国でも研究は進められており、ステルス戦闘機「F35」でさえも捕捉できる量子レーダーの研究に余念がない模様。
中国に限らず、全く新しい概念による超高性能レーダーが実戦配備されることになると、
軍備の在り方そのものが大きく変化することになるのは間違いありません。
カナダのウォータールー大学でも量子レーダーの研究が進められています。
同校のInstitute for Quantum Computing(量子コンピューティング研究所)に在籍するジョナサン・バー教授は
「北極海においては、磁気嵐や太陽フレアのような宇宙の気候がレーダーの観測に大きな影響を及ぼすために
対象物の認識が難しくなることがあります」「従来のレーダーから量子レーダーに移行することで、
このようなノイズの問題を解消するだけでなく、
捕捉されることを防ぐよう設計された対象物を認識できるようにすることが望まれています」と述べています。
しかし、量子レーダーはまだまだ研究室で再現が可能なレベルにとどまっているとのこと。
バー氏は「ボタンを押すだけで、
対象物を捕捉するに十分な量の『もつれ状態』にある量子を精製できるようにすることが目標です」と語っています。
カナダ政府は国防省に属するAll Domain Situational Awareness (ADSA) Science & Technologyプログラムに
270万カナダドル(約2億3000万円)の予算を充て、この分野の研究を進めています。
北極海を隔ててロシアと面しているアメリカとカナダは、
アラスカからニューファンドランド島の地域をカバーする54基のレーダーからなる防衛システム
「North Warning System」を運用しています。
しかしこのレーダーは2025年に運用期限を迎える予定となっているとのこと。
バー氏は「このプロジェクトは、
量子レーダーを研究室レベルから実践へと進めるための技術開発を可能にするものです。
私たちの国防に関する考え方が変わることになるでしょう」と述べています。
URLリンク(i.gzn.jp)
■関連リンク
世界に一歩先んじて開発が進む、量子情報科学研究所の「量子レーダー」研究|玉川の教育|玉川大学・玉川学園
URLリンク(www.tamagawa.jp)
URLリンク(i.gzn.jp)
日本がF35を配備しても「量子レーダー」で容易に発見・追跡可能だ=中国(2016年9月26日) - エキサイトニュース
URLリンク(www.excite.co.jp)
GIGAZINE
URLリンク(gigazine.net)


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