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928:文責・名無しさん
23/01/11 07:56:39.04 plE3JD0q0.net
1月11日 コラム 産経抄
8日、ブラジルの首都ブラジリアで、治安当局者と衝突するボルソナロ前大統領の支持者ら(ゲッティ=共同) 誰もが2年前に米国で起きた騒乱を思い出したはずだ。大統領選でのトランプ前大統領の敗北を認めない人たちが暴徒となり、連邦議会に乱入して死者が出た。ブラジルの首都ブラジリアで大統領府などに侵入したのは、ボルソナロ前大統領の支持者である。いわゆる「南米のトランプ」が敗れた昨年の大統領選には、「不正」があったというのだ。
▼ともに民主主義を危うくする大事件だが、大きな違いがある。米国の暴徒の服装はバラバラだったのに対し、今回は申し合わせたようにサッカー代表チームのユニホームと同じ、黄色のシャツを着ている。サッカー王国という言葉だけでは説明できない事情がある。
▼ボルソナロ氏は2018年の前回大統領選から、セレソンの愛称を持つ代表のユニホームをトレードマークとしてきた。一方、労組出身の現大統領、ルラ氏のイメージカラーは赤である。昨年のワールドカップ(W杯)で優勝候補のブラジルは、準々決勝で敗退した。黄色いシャツを着て応援したくてもできないファンもいた。ボルソナロ氏の支持者とみられるのを避けるためだ。
▼サッカーファンには釈迦(しゃか)に説法だが、ブラジル代表のユニホームはもともと白色だった。1950年の自国開催のW杯決勝リーグで、ブラジルはウルグアイに逆転負けを喫する。衝撃の敗戦を機に、現在のユニホームに変わった。
▼号泣する父親の前で、当時9歳のペレ氏が「僕がセレソンを優勝させる」と誓ったのは有名なエピソードだ。ペレ氏が牽引(けんいん)する代表は8年後、W杯初優勝を果たす。
▼本来は国民統合の象徴であるユニホームが、分断の道具として使われる。誰よりも嘆いているのは、先月29日に82歳で亡くなったサッカーの王様だろう。
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