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677:文責・名無しさん
20/06/05 09:44:25 q6wb3Spi0.net
産経抄 6月5日

 「2012年人類滅亡説」を覚えていらっしゃるだろうか。ハリウッド映画の「2012」では、地震や津波が世界各地を襲った。根拠とされたのは、中米で栄えた古代マヤ文明の暦である。マヤでは精密かつ複雑な暦がいくつもつくられた。

 ▼5126年の周期をもつ「長期暦」の終わるのが、2012年12月21日だった。もちろん、マヤ文明は世界の終末など予言していない。考古学者によれば、暦は一巡すればまたゼロから始まる。また長期暦よりさらに長い暦も見つかっている。

 ▼そのマヤ文明についての大発見が昨日伝えられた。日本や米国、メキシコなどの研究チームが、メキシコ南部の熱帯雨林で、紀元前1000年ごろに築かれたとみられる建造物を確認した。
マヤ文明最古、最大の遺跡である。長さ約1・4キロ、幅400メートルにも及び、祭事に使われたらしい。

 ▼古代文明の大規模な建造物といえば、王が権力を誇示するためのものだった。ところがマヤ文明初期の時代は、社会的な階層がはっきりしていない。人々が自発的に共同作業を行ったとすれば、古代文明への見方を変えなければいけなくなる。

 ▼研究チームの一員である茨城大の青山和夫教授には、専門の論文のほか、岩波新書など一般読者向けの著作も多い。
日本では、メソポタミア、エジプト、インダス、黄河の「四大文明」という考え方が広まってきた。高校世界史の教科書でもコロンブス到着以前のアメリカ大陸の記述はわずかである。同じ新大陸のアンデス文明とマヤ文明を混同している人が、なんと多いことか。

 ▼「謎と神秘の文明」とされてきたマヤ文明の実像をもっと知ってもらいたい、と青山さんはいう。今回の大発見はそのきっかけになるだろう。


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