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79:名無しさん@お腹いっぱい。
20/02/07 21:08:40 azd4HHNV0.net
>>69
ランキング東大超え。世界から一流研究者が殺到する沖縄科学技術大学院大学が急成長を遂げた秘密
URLリンク(www.businessinsider.jp)
 OISTが設立からたった8年でここまでの成功を納めた理由は、なんといってもその豊富な資金力にある。予算の大部分
は、沖縄科学技術大学院大学学園法によって定められた補助金によるものだ。
 この潤沢な資金を武器に、OISTは創設時から世界トップレベルの研究機関を目指してきた。
 在籍する研究者は74人。うち、外国人は44名。出身国は15カ国以上にのぼる。

 2018年度は、大学の運営費や研究費など含めた約200億円が補助金で賄われた。

 研究費をいわゆる「科研費」だけに頼らない構造は、研究者にとって非常にやりやすい。
 科研費は、いわば「研究プロジェクト」に対してつく予算だ。そのため、申請時に具体的な実験方法や必要な実験装置、
細かい実験プランなどを説明する書類をつくらなければならない。こういった研究以外の作業量の多さは、多くの研究者
たちの悩みの種となっている。
 仮に科研費を獲得できても用途が限られる場合も多い。さらに、毎年研究の進捗状況を報告する必要があるため、
どうしても短期的に結果が出やすい研究が多くなってしまう。
 その結果、目的がわかりやすい応用的な研究は発展しやすい一方で、芽が出るまでに時間のかかる基礎研究や、
研究者の想像力を活かした挑戦的な研究に取り組みにくい環境が醸成されてしまった。
 OISTの研究費は、研究プロジェクトではなく研究者につく予算だといえる。
 国立大学からOISTに来たA教授は、次のように話す。

   「一番驚いたのは、最初に『自分の力を一番発揮するには、いくら必要ですか?』と聞かれたことです。結果的に
   私の研究室の研究費総額は、以前よりやや多くなった程度でしたが、大型の基礎研究をやりやすくなりました。

   すべてを科研費でまかなおうとすると、2?3年で成果を出さなければ次の申請が通りにくくなるなど、長期的な
   研究の展望を描きにくかった点が大きなストレスでした。OISTでももちろん成果を出さなければなりませんが、
   5〜6年単位で研究費が保証されているので、思い切って研究することができます。安心感がまったくちがいます」

 実際、OISTに着任後、A教授の研究内容は基礎的な内容が多くなった。

 予算の事情以外にも日本国内の大学とは異なる点がある。
 まず教員と学生の半分以上が外国人で、学内の公用語は英語だ。「学部」という概念も存在せず、違う分野の研究室が同じ
フロアにある。

 さらに、研究支援ディビジョンと呼ばれる研究をサポートする組織の存在も特徴的だ。研究者の事務作業をサポートする
職員だけでなく、次世代シーケンサーやクライオ電子顕微鏡、スーパーコンピューターなど、高額な最先端の実験装置の
取り扱いに特化した専門の技術員を雇用している。
 測定してほしい実験材料を技術員に渡せば、技術員が最適な実験を行い、最先端の装置を使った高精度のデータを得る
ことができる。もちろん研究者自身も実験できるように、装置の使用方法のサポートなども手厚い。
 こうした最先端の装置は国内の他の大きな大学にも導入されている。しかし通常は、異分野の研究者が同じ装置を使うのは
そう簡単ではない。OISTでは、研究支援ディビジョンの存在によって、最先端の装置を分野をまたいだ大学全体で有効活用
できているのだ。

 2019年6月末、OISTは財務省から外部資金の少なさや、教員1人あたりのコストが高いことを指摘された。財務省の調査に
よると、OISTの教員1人あたりにかかる国の運営補助金は約2億7000万円。例えば東京工業大学の教員1人あたりにかかる
運営補助金が約2200万円であることを考えると確かに高額だ。

 OISTは、今なお大学の規模を拡大している。教員を募集すれば、世界各国から第一線で活躍している研究者たちが殺到
するように、研究者の間での評価も高い。

 OISTの潤沢な資金を支える沖縄科学技術大学院大学学園法は、施行から10年にあたる2021年に一度見直される。


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