【実業家】Appleのティム・クックCEOが「ハイテク企業は混乱の責任を取るべきだ」と卒業式のスピーチで主張 at BIZPLUS
[2ch|▼Menu]
1:田杉山脈 ★
19/06/18 15:58:01.88 CAP_USER.net
2019年6月16日、スタンフォード大学の卒業式で開会スピーチを行ったAppleのティム・クックCEOが、「シリコンバレーのハイテク企業は、世界に混乱をもたらした責任を取るべきだ」と言及して話題となっています。
クックCEOは「スタンフォードとシリコンバレーのルーツは一緒に折り込まれています」と述べ、スタンフォード大学の卒業生や中退生らが現在のシリコンバレーを形作るハイテク企業の成長に、大きな役割を果たしてきたと指摘。カフェインやソースコード、楽観主義と理想主義、信念とクリエイティビティに支えられて、シリコンバレーは社会をよりよくするために技術を使用してきたと語りました。
その一方で、必ずしもシリコンバレーのハイテク企業が社会にもたらした結果は、素晴らしいものだけではなかったと認めています。テクノロジーの発達は社会の様相を激変させ、テクノロジーが引き起こしたさまざまな危険が楽観主義を揺さぶっているとのこと。
データの侵害やプライバシーの流出、ヘイトスピーチの拡散やフェイクニュースなど、時にテクノロジーの発達は人々に害を与える結果をもたらします。そんな中でハイテク企業の多くは、「自分たちは有害な結果を引き起こそうとしていたのではない」として、テクノロジーが結果として害を引き起こしたとしても、当初の善意がそれを免除すると考えがちだとクックCEOは述べています。
しかし、クックCEOは制作者が意図したかどうかに関わらず、テクノロジーを生み出した責任は制作者が負うべきだと指摘。「もしあなたがカオスを創造したのなら、あなたはカオスに対する責任から逃れることはできません」と述べ、責任を取ることは物事をより深く考える勇気をもたらすとしました。
クックCEOはテクノロジー企業が生み出した問題として、何よりもプライバシーが重要だと主張しています。生活の多くがネットサービスやスマートフォンなどのデバイスに集約され、マーケティングなどに利用されています。もしもそのデータがハッキングされて流出すれば、人々は多くのものを失う危険性があるとのこと。そうしたリスクにさらされると、人々はよりリスクの少ない選択を人生において採用しがちとなり、新たなアイデアの発想や創造を阻害するといった弊害が考えられるとクックCEOは指摘しています。
以前からクックCEOはデジタルプライバシーの保護を強く訴えており、過去には「iPhoneのロックを解除するツールを開発してくれ」というFBIからの要求を、「Appleのセキュリティ面での信頼性を壊す行為だ」として拒否するといった行動も取っています。Appleは他のハイテク企業とは一線を画した強いプライバシー保護を強みの一つとしており、スピーチの中でもその主張がにじみ出た形です。
URLリンク(gigazine.net)


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

1767日前に更新/11 KB
担当:undef