武田薬品工業株式会社 ..
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730:名無しさん@お腹いっぱい。
17/09/01 17:35:19.58 .net
■ベンチャー企業とイノベーションについての「恐るべき実態」
@アメリカは、ベンチャー企業の天国ではない。
・アメリカの開業率は下落し続けており、この30年間で半減している。
・1990年代は、IT革命にもかかわらず、30歳以下の起業家の比率は低下ないしは停滞しており、特に2010年以降は激減している。
・一般的に、先進国よりも開発途上国の方が起業家の比率が高い傾向にある。例えば、生産年齢人口に占める起業家の比率は、ペルー、ウガンダ、エクアドル、ヴェネズエラはアメリカの2倍以上である。日本の開業率も、高度成長期には現在よりもはるかに高かった。
・アメリカの典型的なベンチャー企業は、イノベーティブなハイテク企業ではなく、パフォーマンスも良くない。起業家に多いのは若者よりも中年男性である。
・ベンチャー企業の平均寿命は5年以下である。うまく軌道にのるベンチャー企業は全体の3分の1程度である。
Aアメリカのハイテク・ベンチャー企業を育てたのは、もっぱら政府の強力な軍事産業育成政策である。
・シリコンバレーは軍事産業の集積地である。
・アメリカ政府は、軍事産業の育成の一環として、ハイテク・ベンチャー企業に対して公的な資金の供給を行ってきた。
・ITはハイテク・ベンチャー企業の隆盛をもたらしたが、そのITは、インターネットをはじめとして、軍事産業から生まれたものである。
・ベンチャー・キャピタルというビジネス・モデルは、軍に由来する。
Bイノベーションは、共同体的な組織や長期的に持続する人間関係から生まれる。
・イノベーションを起こすには、そのための資源動員を正当化する理由が必要になるが、そうした理由を共有できるのは、共同体的な組織や長期的に持続する人間関係である。
・個人を活かすのは、共同体的な組織や長期的に持続する人間関係である。
・イノベーションの推進力となるのは、営利目的を超えた組織固有の価値観である。
・イノベーションを推進する最大・最強の組織は、国家である。
Cアメリカは1980年代以降の新自由主義的な改革により金融化やグローバル化が進んだ結果、この40年間、生産性は鈍化し、画期的なイノベーションが起きなくなる「大停滞」に陥っている。
・金融化は、企業の短期主義を助長し、長期的な研究開発投資を忌避する傾向を強めた。
・金融化により、ベンチャー・キャピタルは投機により短期的な利益を狙うようになり、もはやリスク・マネーを供給する主体ではなくなった。
・グローバリゼーションは、人材や技術のアウトソーシング(オフショアリング)に拍車をかけ、アメリカのイノベーションを生み出す力は空洞化した。
・オープン・イノベーションは、企業の短期主義の結果であり、イノベーションを阻害するように働く。
・短期的な利益追求はイノベーションを阻害する。にもかかわらず、アメリカのビジネススクールは、短期的な利益率の向上ばかりを教えている。
D日本は1990年代以降、アメリカを模範とした「コーポレート・ガバナンス改革」を続けた結果、アメリカ経済と同様に、長期の停滞に陥っている。
・日本の「コーポレート・ガバナンス改革」は、アメリカのビジネススクールで洗脳された官僚たちが主導している。
・日本の「コーポレート・ガバナンス改革」は金融化やグローバル化を推進し、日本企業を短期主義的にする結果を招いている。
・「コーポレート・ガバナンス改革」によって、日本はイノベーションが起きない国へと転落する。
・一般に流布しているベンチャー企業論は、戦後復興期に丸山眞男、大塚久雄、川島武宣、桑原武夫といった知識人たちが広めた「近代化論」の焼き直しである。


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