【古生物学】複合生物の有性生殖、5億6500万年前に始まった可能性 at SCIENCEPLUS
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15/08/15 18:34:57.54 .net
複合生物の有性生殖、5億6500万年前に始まった可能性 研究 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
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【8月6日 AFP】(写真追加)原始スープからの単細胞生物の発生から、出会い系アプリの登場に至るまでのどこかで、生殖は無性から有性へと飛躍を遂げた─。
 約5億6500万年前に出現し、その後に絶滅した謎の海洋生物「フラクトフズス(Fractofusus)」は、この境界を最初に越えたかもしれないとの研究論文が今週、英科学誌ネイチャー(Nature)に
掲載された。
 論文主執筆者の英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の研究者、エミリー・ミッチェル(Emily Mitchell)氏は、この深海底に生息していたとされるフラクトフズスについて「現存する生物の
どれにも似ていなかった」と説明する。
 AFPの取材にミッチェル氏は、「有光層のはるか下、水深2000メートルの深海に生息していたため、植物ではなかった」と指摘。その一方で「口などの動物の特徴を示すものも持たず、菌類でも
なかった」と述べている。
 フラクトフズスは、生物学で「複合生物」に分類されるものだった。
 頭蓋骨上部のふたのような長円形の形状をしたフラクトフズスは、群集で生息していたと考えられる。群集は、新しい世代が外側へ同心円状に拡がる構造になっており、各個体は細長い枝のような
連結部でつながっていた。成体は直径40センチに達するものもあり、幼体はその10分の1ほどの大きさだったとみられるという。
 少なくとも地質年代尺度では「短期間」で絶滅したと思われる一方、その間に、この謎の生物は海底の広範囲に群集を形成できていた。
 このことは、多数の化石が残されていることで明らかになっている。ミッチェル氏と研究チームは、カナダ東部ニューファンドランド(Newfoundland)島の3か所で発掘された1000個以上の化石標本を
調べるため、空間・統計分析法を使用した。
 ミッチェル氏によると、「フラクトフズスの分布様式がランダムではないことは、すでに判明していた」という。しかし、岩盤表面の詳細な地図を作製して、初めてこの分布様式が海流などの
環境的影響力ではなく、生殖プロセスに起因するものであることを研究チームは突き止めた。
■大部分はクローンによって繁殖
 それまで、生物個体の大部分は、現在のイチゴやオリヅルランと同様に、走茎と呼ばれるほふく性の茎から形成されるクローンだった。
 地球史のこの時点─5億8000万年前〜5億4100万年前のエディアカラ紀─まで、生物はこのような方法で増えていった。明確な性分化がみられる動植物は、その後の「カンブリア爆発
(Cambrian Explosion)」期に初めて登場した。
 だが、フラクトフズスが海底のある地域から別の地域までどのようにして到達したのかについては、クローン生殖では説明できなかった。ここから事態は興味深い方向へと進む。
 新たな生息地への最初の移住者らは、珠芽(しゅが)と呼ばれる生物組織の形で到達した。
 これら1ミリに満たない極小の芽は、クローンと異なり、独立した個体で、遠距離移動が可能だった。さらには、おそらく火山灰の降下などで生息環境が乱された結果として、ごくまれにしか
生成されなかったとミッチェル氏は説明。そして「この幼体は、親と分かれて生きる能力を持つ、独立した新個体だ」と指摘している。
 珠芽は、無性的に生じた可能性がある。「だが、珠芽が有性生殖で発生したとすると、フラクトフズスは、大型生物による有性生殖の最古の例になるだろう」とミッチェル氏は述べている。(c)AFP


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