【進化】ヒトやウニなど新口動物群が共通祖先から進化してきたことを示す科学的証拠を発見/OIST at SCIENCEPLUS
[2ch|▼Menu]
1:一般人φ ★
12/11/04 22:58:09.84
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は10月29日、米国カリフォルニア大学バークレー校、米国ハーバード大学医学部
などの協力を得て、ウニ(棘皮動物)、ギボシムシ(半索動物:画像1)、ナメクジウオ(頭索動物)、ホヤ(尾索)動物)、
ヒト(脊椎動物)を含む「新口動物」群が、共通祖先から進化してきたことを示すゲノム科学的証拠を得たと発表した。

成果は、OISTの佐藤矩行教授らの研究グループであるマリンゲノミックス・ユニットによるもの。
研究の詳細な内容は、生物学術誌「Current Biology」の印刷版11月6日号に掲載される予定だ。


画像1。半索動物のギボシムシ
URLリンク(news.mynavi.jp)

ヒトを含む脊椎動物は、ナメクジウオの「頭索動物」、ホヤの「尾索動物」と共に「脊索動物」と呼ばれる
動物群に含まれている。これらの動物はすべて脊索や「背側神経管」を持つことから、共通祖先から
進化してきたものと考えられている(画像2・Aの最下段のマウス)。

脊索動物に近縁な動物群が、ウニやヒトデなどの「棘皮動物」、ギボシムシなどの「半索動物」だ。
この2種類は発生様式の類似性などから「歩帯動物」群と呼ばれている(画像2・Aの上段)。

画像2。これまで考えられてきた進化系統図がA。それに対し、今回の研究でBであることがわかった。
図中の数字は、Hoxの番号を表す
URLリンク(news.mynavi.jp)

また、この歩帯動物と脊索動物は発生の初期で消化管を作る時に、最初に陥入した部分(原口)が将来の肛門になり、
口は後に新しく開くという共通点を持つ。そのことから、新口動物(または後口動物)群と呼ばれている
(この逆に最初に陥入した部分が口になる動物は、旧口(前口)動物といわれる)。

したがって、脊索動物も、新口動物の共通祖先から進化してきたと考えられてきた。つまりヒトは、
新口動物の祖先、脊索動物の祖先、脊椎動物の祖先、ほ乳類の祖先を通して進化してきたことになる。

(本文>>2以降に続く)

▽記事引用元 マイナビニュース(2012/10/31)
URLリンク(news.mynavi.jp)

▽Current Biology
「Identical Genomic Organization of Two Hemichordate Hox Clusters」
URLリンク(www.cell.com)(12)01056-1



レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

4211日前に更新/20 KB
担当:undef