【植物】コンニャク属の新種、マダガスカル沖の島で発見 花は「死んだ動物の腐敗臭と簡易トイレの悪臭が混ざった匂い」
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1:星降るφ ★
12/02/09 23:59:24.46
強烈な腐敗臭、コンニャク属の新種花
Rachel Kaufman
for National Geographic News
February 9, 2012
強烈な腐敗臭を放つ世界最大の花「ショクダイオオコンニャク(スマトラオオコンニャク)」。
この花と同じサトイモ科コンニャク属の新種が、マダガスカル沖の島で発見された。
高さ6メートルの記録もあるショクダイオオコンニャクよりは小型だが、1.5メートルまで
成長する。アメリカ、ユタ大学で植物学を専門とする博士研究員グレッグ・ウォーラート(Greg
Wahlert)氏によれば、「本当にひどい」においを放ちながら年に1度花を咲かせるという。
ウォーラート氏が所属する研究室の生物学教授リン・ボウズ(Lynn Bohs)氏は、「路上で
死んだ動物の腐敗臭」と「簡易トイレの悪臭」が混ざったようだと表現する。
約170種が存在するコンニャク属の学名は「Amorphophallus(アモルフォファルス)」。
ギリシャ語で「いびつなペニス」という意味で、花の形が由来だ。
◆思いがけない幸運
ウォーラート氏は2006年から2007年にかけて、マダガスカル北西沖の2つの離島でスミレを
採取していた。その際、満開の花を咲かせた「Amorphophallus perrieri(アモルフォファルス・
ペリエリ」を発見した。
未知の植物と考えたウォーラート氏は試料を持ち帰り、栽培を開始。オランダのコンニャク属
専門家に助言を仰ぎ、新種と確認した。
ペリエリは1年の大部分を休眠しているため、ウォーラート氏はタイミングに恵まれたと言える。
何カ月も雨がほとんど降らない乾期の間、ペリエリは地中で発育を止める。「植物の生育には最悪の
土壌だ」
とウォーラート氏は説明する。
同氏が大学の温室で育てている試料はわずか2週間で開花した。もし別の時期に島を訪れていたら、
「あっさり見逃しただろう」と振り返る。
◆くさいが“興味をそそられる”
コンニャク属の種は例外なく、ハエなどの昆虫をおびき寄せるためににおいを放つ。ウォーラート氏
によれば、チョコレートや香辛料のような良い香りの種もわずかにあるが、大部分は悪臭だという。
「アフリカの大型動物の死体が太陽の下で腐っていくような、と言えば分かってもらえるだろうか。
確かにひどいが、私にとっては貴重な研究対象だ」。
ウォーラート氏は現在、この新種についての論文を作成中である。
▽記事引用元 ナショナルジオグラフィック ニュース
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
英語元記事 New "Porta Potty" Flower Discovered
URLリンク(news.nationalgeographic.com)
▽画像 サトイモ科コンニャク属の新種Amorphophallus perrieriは高さ約1.5メートルまで成長する。
URLリンク(images.nationalgeographic.com)
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