【宇宙】巨星ベテルギ ..
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2: ◆EMP2/llDPmnz @透明な湖φ ★
12/01/05 22:40:07.56 BE:1476754278-PLT(14645)
 ベテルギウスが爆発したらどうなるのか。東京大数物連携宇宙研究機構の野本憲一特任教授
(星の進化論)らの解析では、最初に表面が100万度の高温になり、X線を放つ。肉眼で見える
可視光が出てくるのは1時間後で、1万度で青色に輝くという。

 ここから星は膨らみ始め、2時間後に全天で太陽の次に明るい恒星「シリウス」と並ぶ明るさとな
り、3時間後には半月の明るさに到達。面積当たりでは半月の1千倍、満月の100倍のギラギラ度
だ。この明るさが3カ月ほど続く。オリオン座は冬の星座なので夏に爆発すると日中しか見られない
が、昼間でも十分に分かる明るさという。

 色は次第に暖色系へと変わり、3カ月後はオレンジ色から黄色に。その後は温度が下がるにつれ
て暗くなっていき、450日後には金星と同じマイナス4等星。肉眼で見える限界の6等星になるのは
4年後だ。

★ ★ ★

 爆発が起きれば世界中で観測が始まる。国際宇宙ステーション(ISS)にある日本の監視装置
「MAXI」でX線をとらえるほか、可視光や赤外線などで詳細に観測すれば、星の表面ガスの熱運動
や衝撃波の伝わり方が分かる。

 東京工業大の河合誠之(のぶゆき)教授(宇宙物理学)は「現状では重力崩壊から爆発の過程を
理論で説明できていない。衝撃波は全方向に一律なのか、特定の方向に強く伝わるのかなどが分
かれば、高温・高密度での物理の理解が進む」と話す。

 ニュートリノの観測でも大きな成果が期待できる。ベテルギウスの爆発で検出されるニュートリノは
推定約2500万個。1987年に小柴昌俊氏が先代のカミオカンデで計測し、ノーベル賞を受賞した
11個とは、けた違いの多さだ。

 「ニュートリノ観測は星の中で起きていることを外からレントゲンで見るのと同じ」と鈴木教授。ニュ
ートリノ天文学の発祥の地となった「カミオカ」が、再び世界を驚かす日が来るかもしれない。



■爆発時期は予測困難

 ベテルギウスをめぐっては、「2012年に爆発か」といった科学的根拠の希薄な情報がインター
ネットなどで広がっている。だが野本教授によると、爆発時期は「100万年以内」としか分かっていな
い。表面を厚いガスに覆われ、内部の様子が分からないため時期の予測は困難だ。

 生態系への影響では、明るさは植物の光合成に悪影響を及ぼすほどではない。河合教授によると、
超新星爆発で生物に有害な強いガンマ線が放出されるのは、星が回転していたり、質量が非常に大
きい場合などに限られ、ベテルギウスではまず心配ないという。

引用終わり


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