【電力】数字が語るメガソーラーの"不都合な現実"--現時点では「太陽光が非常に競争力のある電源」とはとても言えない [04/23] at BIZPLUS
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1:ライトスタッフ◎φ ★
12/04/23 15:17:40.09
再生可能エネルギーの全量固定価格買い取り制度(FIT)が7月から
始まるのを前に、改めて自然エネルギーへの期待が高まっている。日本の
電力の未来像を議論する経済産業省の総合資源エネルギー調査会・基本
問題委員会でも2030年には日本の電力の25〜30%を再生エネでまかなう
とする意見が有力。だが、現実にそれが可能なのか。数字を駆使して、
再生エネのリアリティーチェック(実力診断)をしてみよう。

再生エネにもいろいろあるが、今回は最も一般的で普通の家庭でも導入できる
太陽光発電に議論を限定する。ちなみに、2010年度実績では太陽光による
発電電力量は全体の0.3%、約38億キロワット時にすぎない。といっても、
ピンとこない人が多いだろうから、いわゆるメガソーラー発電所と原子力
発電所の実力を比較してみたい。

東京電力が川崎市と共同で同市の埋め立て地につくった浮島太陽光発電所は
昨年8月に運転を開始した。同社の芝和彦再生可能エネルギーグループ
マネージャーによると「カラスが上から石を落として何枚か太陽光パネルが
破損するアクシデントはあったが、それ以外はほぼ計画通り順調に動いて
いる」という。

同発電所の出力は7000キロワットで、現時点で日本有数の規模のメガソーラーだ。
敷地面積は11ヘクタール(東京ドームの2.3個分)で、そこから生み出される
電力量は1年間で740万キロワット時の見込み。一般家庭2100軒分の需要を
満たすだけの電力量だ。

こう聞くとかなり大きいと感じるかもしれないが、同じ電力量を生み出すために、
出力100万キロワットの原子力発電所なら7時間24分稼働すれば事足りる。
原発は一度動き出せば、安定してピーク出力を持続するが、太陽光発電は夜は
休止し、昼間も天気次第で発電量が揺れ、平均して最大出力の12%程度しか
発電できない。

では逆に100万キロワット級原発と同じ電力量を太陽光発電でまかなうには、
どれくらい設備が必要か。原発の稼働率を点検による休止などを勘案して
7割とすると、1年間の発電電力量は365日×24時間×100万キロワット×0.7
=約61億キロワット時になる。これは浮島の発電量の約830倍。つまり浮島級の
メガソーラーを830個つくって、ようやく原子力発電所1基と同じ電力量を
生み出せる計算になる。そのために必要な敷地面積は11ヘクタール×830
=9130ヘクタールで、山手線の内側の面積の1.3倍だ。

投資額はどうか。太陽光パネルの価格が大きく値下がりした現状では、出力
1キロワット当たりの初期投資額は30万円程度とされる。この中にはパネルの
ほか架台や直流を交流に変換するパワーコンディショナーの設備コスト、
そして工事費を含めているが、用地の費用は除外した。その前提で電卓を
たたくと、浮島級メガソーラーに必要な初期投資は21億円。それを830個
つくるには約1兆7000億円が必要になる。(※続く)

URLリンク(www.nikkei.com)


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