【雇用】放射能除染で 建設業者「これでしばらく食いっぱぐれない」(NEWSポストセブン)[12/03/09] at BIZPLUS
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1:やるっきゃ騎士φ ★
12/03/09 10:38:32.35
〈急募 除染作業員 誰でもできる簡単なお仕事〉
インターネットの求人情報には連日、福島などでの除染作業員の募集要項にこんな文字が躍る。
仕事の内容は、福島原発20キロ圏内での除染作業だ。待遇は1日2万円、4時間労働で、
無料宿泊施設に泊まれて労災も適用される。それにしても実に軽い文句の募集である。

そもそも「除染」とはどのような作業なのか、理解している人は少ない。
地元の建設業者が説明する。
「民家の場合は、屋根に上り、高圧洗浄機で瓦の上を洗い流す。土壌の洗浄は土の表面を剥がして
処分するのが基本。1時間も洗浄機を持てば手が震えるし、掘り返すのは当然ながら重労働ですが、
工事としては極めて単純作業です」

要は「水をかける」か「土を掘り返す」のが主な作業ということ。
しかし、その「単純作業」がカネの成る木に化ける。
野田佳彦首相は、年頭会見で「除染をしっかりすることが福島の再生に繋がる」と力説し、
費用は「1兆円規模」を方針に掲げた。
それを受けて、除染を担当する環境省は2011年度第三次補正予算に2459億円、
2012年度当初予算に4513億円を計上した。さらに2013年度負担分を合わせると、1兆円を超える。

福島第一原発から半径20キロ以内の警戒区域、放射線量が年間20ミリシーベルトを超える
計画的避難区域は、国が直轄で除染を行なう。それ以外の年間1ミリシーベルト以上の地域は
「汚染状況重点調査地域」として指定され、必要に応じて自治体が除染するが、費用は原則国が
負担する。

政府が1月末に示した「工程表」では2014年3月末まで2年間かけて、放射線量を半分にし、
長期的には年間1ミリシーベルト以下を目指すという。
この「長期的」というのが、業者にとっては旨味があるのだ。福島県内の中堅建設会社の幹部は
こう話す。
「除染をしても民家の屋根などの線量は3割程度しか下がらず、2年で終わるはずがない。
本気で1ミリシーベルト以下まで除染するなら20〜30年かかる。当分は食いっぱぐれのない仕事に
なる」

すでに、除染計画を策定している福島・飯舘村では、民家から森林まで除染する概算費用を、
20年間で約3200億円と見込んでいる。南相馬市は今後2年間で、住宅や市街地道路の除染に
約400億円をかけて、大手ゼネコン・竹中工務店を中心とするJV(※)を業者に選定した。

除染費用にいったいいくらかかるのか。あるゼネコン幹部は、こう算盤を弾く。
「国の除染単価は400平方メートルの住宅で70万円だが、これではまともな作業はできないので、
数倍の予算は必要です。これが20年、30年と続き、土壌の中間処理施設などの建設も必要になると
30兆円は下らない」

※JV/ジョイントベンチャーの略。複数の業者が共同で工事を受注する共同企業体のこと。
※週刊ポスト2012年3月16日号

ソースは
URLリンク(www.news-postseven.com)


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