【不動産/千葉】液状化被害地盤で差 千葉大院教授らが美浜区で噴砂調査[12/01/24]
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1:やるっきゃ騎士φ ★
12/01/24 14:09:08.45
東日本大震災における千葉市美浜区の液状化被害を調べたところ、砂が噴き出す「噴砂」現象で
地区ごとのばらつきが大きく、地盤の違いが影響していることが、千葉大学大学院の中井正一教授
(建築・都市科学)の研究チームの調査でわかった。
中井教授は、1960年代以降の埋め立て造成の仕方に遠因があるとの見方を示し、
「浦安に比べて美浜区は地盤が複雑。対策は一筋縄ではいかない」と指摘している。
この調査結果は23日、千葉市の液状化対策推進委員会で報告された。
中井教授ら千葉大の研究チームは、震災翌日の昨年3月12日から20日にかけ、
美浜区で噴砂の状況を調査。併せて区内約600か所のボーリングデータなどをもとに
地質断面図を作成し、液状化被害と地盤の関係について解析を進めている。
同日の委員会で示された液状化被害の分布図によると、沿岸部の磯辺地区や高浜地区、
JR海浜幕張駅周辺などで大規模な噴砂が確認された。
一方、磯辺と高浜の間に挟まれた「草野水路」周辺や、幕張ベイタウンのある打瀬地区では
噴砂がみられなかった。
中井教授は
「分布が一様でないのは、場所が少し違うと地盤も大きく変わるため。噴砂被害のなかった地区は
地盤が固かったり、シルト(細かい粒の泥)が分厚く堆積するなどしていた」と分析。
原因として埋め立て造成の仕組みを挙げた。
美浜区は全域が埋め立て地で、60年代から80年頃にかけて東側から西の幕張側へと、
沖合の海底から土砂を陸側に運んで造成が進められた。
当時、排水路の機能を果たしていた草野水路の両脇には、比較的細かなシルトが地盤の
表層付近に堆積したとみられ、噴砂が起きにくかったなど、被害との因果関係が推測できるという。
同委は有識者や地元住民代表、国・県の担当者ら8人で構成し、この日が初会合。
道路や下水道と住宅地(3000平方メートル以上)の一体的な地盤改良など、再液状化防止を
推進する狙いで、いくつかの具体的な工法も示された。
ただ、住民の合意形成をどう図るかなど課題も多く、今後の議論の行方が注目される。
ソースは
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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