【リオ五輪】8月6日の開会式で1分間の黙とうを　現地被爆者ら呼びかけ　市民団体を中心に反響「世界中の人が１分を共有するって素敵」

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16/06/29 10:42:00.74 CAP_USER9.net
毎日新聞 6月29日(水)10時13分配信
　広島原爆の日の８月６日に営まれる平和記念式典と同時刻にブラジルで開催されるリオデジャネイロ五輪の開会式で、世界平和を願って黙とうする時間を設けようと、現地在住の被爆者らが世界に呼びかける運動を始めた。英語や日本語、ポルトガル語など５カ国語でフェイスブックやツイッターにアピール文を掲載し、賛同する個人や団体を増やしている。
　広島市では原爆投下時刻の午前８時１５分に参列者全員で１分間黙とうする。時差１２時間のリオは、６日午前６～１１時（日本時間）に予定する五輪開会式の真っ最中だ。
　これに着目し、国際ＮＧＯ「平和首長会議」会長の松井一実・広島市長が先月、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）に五輪開会式での黙とうを呼びかけた。同会議事務局の広島平和文化センターによると、ＩＯＣから今月９日付で返信がメールで届き、開会式には触れずに「閉会式で亡くなった人に思いをささげる時間を持つ」「選手村に追悼の場を設ける」などと記されていたという。
　ブラジル在住の被爆者でつくるブラジル被爆者平和協会や反原発団体がＩＯＣの姿勢を知り、「原爆投下時刻に合わせ１分間の黙とうを」との呼びかけを今月下旬から開始。アピール文に「スポーツを通じた世界平和を掲げる五輪の精神に共鳴する。核や戦争の被害者を追悼し、平和への祈りを世界へ発信したい」と記し、賛同の声をＩＯＣに届けようと訴えている。
　現在、米国や日本、ブラジルなどの市民団体を中心に、フェイスブックで「ものすごい偶然！」「世界中の人が１分を共有するって素敵」などと反響が広がりつつある。
　同協会の渡辺淳子理事（７３）は「広島への原爆投下時刻と五輪開会式が重なる偶然はもうないだろう。ブラジルにいる被爆者として、できる限りのことはやりたい」と語る。運動への賛同を表明した原水爆禁止日本協議会理事で映画監督の有原誠治さん（６８）＝東京都＝は「すばらしい企画。運動を通じて、平和への願いを持つ人たちが世界中にいるんだと知ってもらうことが大事だ」と話している。【竹内麻子】
URLﾘﾝｸ(headlines.yahoo.co.jp)

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